JPH0780627B2 - 糸巻取装置 - Google Patents
糸巻取装置Info
- Publication number
- JPH0780627B2 JPH0780627B2 JP6131207A JP13120794A JPH0780627B2 JP H0780627 B2 JPH0780627 B2 JP H0780627B2 JP 6131207 A JP6131207 A JP 6131207A JP 13120794 A JP13120794 A JP 13120794A JP H0780627 B2 JPH0780627 B2 JP H0780627B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- flyer
- rotor
- traverse
- rotors
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H54/00—Winding, coiling, or depositing filamentary material
- B65H54/02—Winding and traversing material on to reels, bobbins, tubes, or like package cores or formers
- B65H54/28—Traversing devices; Package-shaping arrangements
- B65H54/2836—Traversing devices; Package-shaping arrangements with a rotating guide for traversing the yarn
- B65H54/2839—Traversing devices; Package-shaping arrangements with a rotating guide for traversing the yarn counter rotating guides, e.g. wings
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2701/00—Handled material; Storage means
- B65H2701/30—Handled filamentary material
- B65H2701/31—Textiles threads or artificial strands of filaments
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Winding Filamentary Materials (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、小間隔を有して設けら
れた軸心を持つ２つの回転子のフライヤが小さな間隔で
平行に並置され、前記回転子の回転平面が平行でかつ糸
に鋭角で接するトラバース装置を有する糸巻取装置に関
するものである。
れた軸心を持つ２つの回転子のフライヤが小さな間隔で
平行に並置され、前記回転子の回転平面が平行でかつ糸
に鋭角で接するトラバース装置を有する糸巻取装置に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】フライヤ式トラバース装置は、特に、ト
ラバース周波数が高い場合に使用するのに適している。
従来のトラバース装置の場合とは異なり、糸のトラバー
ス運動は、往復動可能な単一の糸ガイドによってではな
く、逆方向に回転するフライヤが交互に糸を担持し且つ
案内することによって行われる。フライヤがトラバース
範囲の端点で加速されることも減速されることもないの
で、糸の反転時糸案内部材の慣性質量の影響はまったく
排除される。
ラバース周波数が高い場合に使用するのに適している。
従来のトラバース装置の場合とは異なり、糸のトラバー
ス運動は、往復動可能な単一の糸ガイドによってではな
く、逆方向に回転するフライヤが交互に糸を担持し且つ
案内することによって行われる。フライヤがトラバース
範囲の端点で加速されることも減速されることもないの
で、糸の反転時糸案内部材の慣性質量の影響はまったく
排除される。
【０００３】両回転子の逆方向に移動するフライヤは、
特定の確定された遭遇点で遭遇する。この遭遇点は、均
一な角度間隔で回転円上に分布している。角度間隔は、
回転子のフライヤの数に依存する。回転子が例えば２つ
のフライヤを有するとき、角度間隔は９０度である。２
つの隣接した遭遇点間でトラバースが行われる。それぞ
れこの垂直円弧の範囲内にあるフライヤが糸を案内す
る。フライヤは、遭遇点に達したなら、他方の回転子の
接近してくるフライヤに糸を引き渡す。フライヤが正確
に９０度の角度を進んだなら、糸は第１回転子の第２フ
ライヤによって引き取られる。特に正面での、支障のな
い巻付け及び申し分のないボビン構成にとって、トラバ
ース範囲の端点での厳密な糸引渡しがきわめて重要であ
る。
特定の確定された遭遇点で遭遇する。この遭遇点は、均
一な角度間隔で回転円上に分布している。角度間隔は、
回転子のフライヤの数に依存する。回転子が例えば２つ
のフライヤを有するとき、角度間隔は９０度である。２
つの隣接した遭遇点間でトラバースが行われる。それぞ
れこの垂直円弧の範囲内にあるフライヤが糸を案内す
る。フライヤは、遭遇点に達したなら、他方の回転子の
接近してくるフライヤに糸を引き渡す。フライヤが正確
に９０度の角度を進んだなら、糸は第１回転子の第２フ
ライヤによって引き取られる。特に正面での、支障のな
い巻付け及び申し分のないボビン構成にとって、トラバ
ース範囲の端点での厳密な糸引渡しがきわめて重要であ
る。
【０００４】公知の糸巻取装置では、フライヤ式トラバ
ース装置の両回転子は、一方の回転子の軸線がトラバー
ス行程の方向に、即ちボビン軸線に対して平行に摺動し
ているように、互いにずらして配置されている。これに
より、一方の回転子のフライヤから他方の回転子の近接
してくるフライヤへの糸の引渡しが容易となる。つま
り、トラバース範囲の端点を示す２つの遭遇点で、その
都度、引取り側のフライヤが放出側のフライヤの回転円
から張り出す。突出したフライヤ端は、放出側フライヤ
のフライヤ先端から導き出される糸を引き取る（ドイツ
公開特許公報第３３ ０７ ９１５号）。
ース装置の両回転子は、一方の回転子の軸線がトラバー
ス行程の方向に、即ちボビン軸線に対して平行に摺動し
ているように、互いにずらして配置されている。これに
より、一方の回転子のフライヤから他方の回転子の近接
してくるフライヤへの糸の引渡しが容易となる。つま
り、トラバース範囲の端点を示す２つの遭遇点で、その
都度、引取り側のフライヤが放出側のフライヤの回転円
から張り出す。突出したフライヤ端は、放出側フライヤ
のフライヤ先端から導き出される糸を引き取る（ドイツ
公開特許公報第３３ ０７ ９１５号）。
【０００５】２つの回転子が同軸に配置された糸巻機も
既に欧州特許明細書第０ ３２２７５２号により知られ
ている。そこでは、トラバース範囲の末端で厳密な糸引
渡しを促進する付加的案内要素が設けられている。
既に欧州特許明細書第０ ３２２７５２号により知られ
ている。そこでは、トラバース範囲の末端で厳密な糸引
渡しを促進する付加的案内要素が設けられている。
【０００６】公知の糸巻取装置では、トラバース装置が
さまざまに傾斜しており、フライヤの回転平面と到来す
る糸との間に鋭角が存在する。この傾斜によって、トラ
バースフライヤとその背後に配置された案内ロールとの
間の糸の長さを極めて小さく抑えることが可能となる。
この措置は、正確な糸ガイドにとって本質的なことであ
る。傾斜している結果、案内ロールから遠く離れた方の
回転平面を回転するフライヤの回転円は、他方の回転子
のフライヤの回転円から僅かに張り出す。トラバース範
囲の端点で、最初に指摘したフライヤの１つが糸を引き
取り、この端点でこのフライヤは僅かに早く接触する。
他端では、このフライヤは僅かに遅く糸を放出する。
さまざまに傾斜しており、フライヤの回転平面と到来す
る糸との間に鋭角が存在する。この傾斜によって、トラ
バースフライヤとその背後に配置された案内ロールとの
間の糸の長さを極めて小さく抑えることが可能となる。
この措置は、正確な糸ガイドにとって本質的なことであ
る。傾斜している結果、案内ロールから遠く離れた方の
回転平面を回転するフライヤの回転円は、他方の回転子
のフライヤの回転円から僅かに張り出す。トラバース範
囲の端点で、最初に指摘したフライヤの１つが糸を引き
取り、この端点でこのフライヤは僅かに早く接触する。
他端では、このフライヤは僅かに遅く糸を放出する。
【０００７】２つの転向点で案内板を異なるように構成
し又は調整することによって、前記障害効果に対処する
ことができよう。しかしこれは費用がかかり、再現する
のが困難である。最適に調整した場合でも、フライヤの
異なる位置関係と糸引渡し時の異なる運動経過とに起因
して、ボビンの正端面で異なる構造が観察される。
し又は調整することによって、前記障害効果に対処する
ことができよう。しかしこれは費用がかかり、再現する
のが困難である。最適に調整した場合でも、フライヤの
異なる位置関係と糸引渡し時の異なる運動経過とに起因
して、ボビンの正端面で異なる構造が観察される。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】フライヤ式トラバース
装置を装備した公知の糸巻機では、両回転子の軸線が傾
斜しており、糸道は回転平面に対して鋭角αを成してい
る。両フライヤ間の回転平面間に狭い間隔ｄがある。そ
れ故、傾斜している結果、トラバース範囲において、一
方の回転子のフライヤの回転円は他方の回転子のフライ
ヤの回転円から多少張り出す。このことに起因して、フ
ライヤの位置関係及び運動経過は行程の両端で厳密には
同じでない。これにより、両端面でボビン構成が異なる
ことになる。本発明は、フライヤの位置関係と、トラバ
ース範囲の両端点での運動経過とが互いに補償されるよ
うにした装置を得ることを目的とする。
装置を装備した公知の糸巻機では、両回転子の軸線が傾
斜しており、糸道は回転平面に対して鋭角αを成してい
る。両フライヤ間の回転平面間に狭い間隔ｄがある。そ
れ故、傾斜している結果、トラバース範囲において、一
方の回転子のフライヤの回転円は他方の回転子のフライ
ヤの回転円から多少張り出す。このことに起因して、フ
ライヤの位置関係及び運動経過は行程の両端で厳密には
同じでない。これにより、両端面でボビン構成が異なる
ことになる。本発明は、フライヤの位置関係と、トラバ
ース範囲の両端点での運動経過とが互いに補償されるよ
うにした装置を得ることを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】糸をボビンに巻取る装置
であって、糸巻スピンドルと、案内ロールと、トラバー
ス装置を備えており、トラバース装置が、少なくとも各
２個のプロペラ状に配置されたフライヤを備えて逆方向
に駆動される２つの回転子を有しており、両回転子の軸
線が小さな間隔で平行に並置されており、両回転子のフ
ライヤが回転する回転平面間に狭い間隔ｄがあり、トラ
バース範囲の端点で糸走行面が両回転平面に対して鋭角
αを成しているものにおいて、回転子（１４）のフライ
ヤ（１５，１６）が、案内ロール（２）から遠く離れた
方の回転平面を回転し、この回転子の軸線が、案内ロー
ル（２）の軸線（２´）に対して直角な方向で、他方の
回転子（８）の軸線に対して、 ａ＝ｄ・ｃｏｔ α だけ後方にずらされている。
であって、糸巻スピンドルと、案内ロールと、トラバー
ス装置を備えており、トラバース装置が、少なくとも各
２個のプロペラ状に配置されたフライヤを備えて逆方向
に駆動される２つの回転子を有しており、両回転子の軸
線が小さな間隔で平行に並置されており、両回転子のフ
ライヤが回転する回転平面間に狭い間隔ｄがあり、トラ
バース範囲の端点で糸走行面が両回転平面に対して鋭角
αを成しているものにおいて、回転子（１４）のフライ
ヤ（１５，１６）が、案内ロール（２）から遠く離れた
方の回転平面を回転し、この回転子の軸線が、案内ロー
ル（２）の軸線（２´）に対して直角な方向で、他方の
回転子（８）の軸線に対して、 ａ＝ｄ・ｃｏｔ α だけ後方にずらされている。
【００１０】
【作用】本発明によれば、両回転子の回転軸線が上述し
た関係で配置されている。これにより丁度、トラバース
行程の末端に対応した角度位置にフライヤが達する時点
に、放出側フライヤが糸走行面の背後で沈み込み、且
つ、受容側フライヤがこの面から浮かび上がり、ボビン
の両正面で等しく良好なボビン構造が達成される。
た関係で配置されている。これにより丁度、トラバース
行程の末端に対応した角度位置にフライヤが達する時点
に、放出側フライヤが糸走行面の背後で沈み込み、且
つ、受容側フライヤがこの面から浮かび上がり、ボビン
の両正面で等しく良好なボビン構造が達成される。
【００１１】
【実施例】本発明の実施の一例を図面と共に次に説明す
る。
る。
【００１２】糸巻スピンドル１と案内ロール２が周知の
如くに図示しない機枠に支持されている。トラバース装
置３は、保持板４によって、やはり、図示省略した機枠
に固定されている。上から垂直に到来する糸６のための
案内板５がトラバース装置３に付属して設けられてい
る。
如くに図示しない機枠に支持されている。トラバース装
置３は、保持板４によって、やはり、図示省略した機枠
に固定されている。上から垂直に到来する糸６のための
案内板５がトラバース装置３に付属して設けられてい
る。
【００１３】保持板４は偏心ブシュ７を担持している。
該偏心ブシュ７の外被面で支承された回転子８は、実質
的に、１個の環状基体９と該環状基体９に嵌着された１
個の輪歯車１０と２個のプロペラ状に配置されたフライ
ヤ１１，１２とからなる。偏心ブシュ７の有する穴はそ
の軸線が外被面の軸線に対して平行にずらされている。
両軸線の間隔は偏心率ｅである（図２）。偏心ブシュ７
の内部に他方の回転子１４の軸１３が支承されている。
軸１３の一端は、フライヤ１１，１２が配置されている
平面から張り出している。この末端に、２個のプロペラ
状に配置されたフライヤ１５，１６が固定されており、
該フライヤ１５，１６はフライヤ１１，１２に対して実
質的に鏡映反転して構成されている。軸１３の他端に歯
付円板１７が嵌着されている。歯車１０及び歯付円板１
７は図示省略した歯付ベルトを介して駆動可能である。
それらは、伝動装置によって、同じ回転数で逆方向に回
転するように連結されている。
該偏心ブシュ７の外被面で支承された回転子８は、実質
的に、１個の環状基体９と該環状基体９に嵌着された１
個の輪歯車１０と２個のプロペラ状に配置されたフライ
ヤ１１，１２とからなる。偏心ブシュ７の有する穴はそ
の軸線が外被面の軸線に対して平行にずらされている。
両軸線の間隔は偏心率ｅである（図２）。偏心ブシュ７
の内部に他方の回転子１４の軸１３が支承されている。
軸１３の一端は、フライヤ１１，１２が配置されている
平面から張り出している。この末端に、２個のプロペラ
状に配置されたフライヤ１５，１６が固定されており、
該フライヤ１５，１６はフライヤ１１，１２に対して実
質的に鏡映反転して構成されている。軸１３の他端に歯
付円板１７が嵌着されている。歯車１０及び歯付円板１
７は図示省略した歯付ベルトを介して駆動可能である。
それらは、伝動装置によって、同じ回転数で逆方向に回
転するように連結されている。
【００１４】両回転子８，１４のフライヤ対１１，１
２；１５，１６の回転円は、糸走行面（即ち、トラバー
ス運動中に糸が通過する面）を、図１乃至図３に示した
実施例の場合、案内板５と案内ロール２との間で通過す
る。フライヤ１１，１２；１５，１６が回転する回転平
面間には、図３に示すように中心間で測定して狭い間隔
ｄが生じる。トラバース装置３が傾斜しており、図２に
見られる案内板５の曲面の結果僅かに湾曲した糸走行面
はトラバース範囲の端点で両回転平面に対して鋭角αを
成し、この角度は一般に４０乃至７５°、図示実施例の
場合５０乃至６０°である。
２；１５，１６の回転円は、糸走行面（即ち、トラバー
ス運動中に糸が通過する面）を、図１乃至図３に示した
実施例の場合、案内板５と案内ロール２との間で通過す
る。フライヤ１１，１２；１５，１６が回転する回転平
面間には、図３に示すように中心間で測定して狭い間隔
ｄが生じる。トラバース装置３が傾斜しており、図２に
見られる案内板５の曲面の結果僅かに湾曲した糸走行面
はトラバース範囲の端点で両回転平面に対して鋭角αを
成し、この角度は一般に４０乃至７５°、図示実施例の
場合５０乃至６０°である。
【００１５】図２に示すように、回転子１４の軸線は回
転子８の軸線に対して案内板５の方向に、即ち案内ロー
ル２の軸線２´に対して平行な方向にｂだけ、及びこれ
に対し直角にａだけずれている。そのことから偏心率ｅ
が生じる。
転子８の軸線に対して案内板５の方向に、即ち案内ロー
ル２の軸線２´に対して平行な方向にｂだけ、及びこれ
に対し直角にａだけずれている。そのことから偏心率ｅ
が生じる。
【００１６】この食違いａによって、糸引渡しの瞬間に
おける装置を示す図３において、両フライヤ１２，１６
の先端が丁度糸走行面に接触するようになり、この面は
図３において糸６と同じ線で示される。一方のフライ
ヤ、例えば１６は、この瞬間に丁度糸走行面の背後で沈
み込んでいる。他方のフライヤ、この場合１２は、同時
に糸走行面から浮かび上がり、糸案内を引受ける。フラ
イヤ１２は、それが糸を引き取る時点から出発して、フ
ライヤ１６に対して１８０°角度のずれたフライヤ１５
が糸を引き取る時点に至るまでに、正確に９０°進む。
それに続く逆行程のときには、逆のことが適宜妥当す
る。つまり食違いａは、冒頭に述べた傾斜に起因した障
害効果を正確に補償する。このことは、正確には、以下
の関係式が成り立つときに達成される。 ａ＝ｄ・ｃｏｔ α
おける装置を示す図３において、両フライヤ１２，１６
の先端が丁度糸走行面に接触するようになり、この面は
図３において糸６と同じ線で示される。一方のフライ
ヤ、例えば１６は、この瞬間に丁度糸走行面の背後で沈
み込んでいる。他方のフライヤ、この場合１２は、同時
に糸走行面から浮かび上がり、糸案内を引受ける。フラ
イヤ１２は、それが糸を引き取る時点から出発して、フ
ライヤ１６に対して１８０°角度のずれたフライヤ１５
が糸を引き取る時点に至るまでに、正確に９０°進む。
それに続く逆行程のときには、逆のことが適宜妥当す
る。つまり食違いａは、冒頭に述べた傾斜に起因した障
害効果を正確に補償する。このことは、正確には、以下
の関係式が成り立つときに達成される。 ａ＝ｄ・ｃｏｔ α
【００１７】食違いｂは傾斜に依存しておらず、通常、
糸引渡しを容易とするのに役立つだけである。
糸引渡しを容易とするのに役立つだけである。
【００１８】図４に示した実施例は、実質的に、案内板
５が両回転子フライヤ対の回転平面と案内ロール２との
間に配置されている点で、前記実施例と相違している。
それ故、フライヤ対１１，１２；１５，１６の回転円
は、固定された糸案内部材２０と案内板５との間にある
糸走行面部分を通過する。
５が両回転子フライヤ対の回転平面と案内ロール２との
間に配置されている点で、前記実施例と相違している。
それ故、フライヤ対１１，１２；１５，１６の回転円
は、固定された糸案内部材２０と案内板５との間にある
糸走行面部分を通過する。
【００１９】
【発明の効果】本発明装置は、糸をボビンに巻取る装置
であって、糸巻スピンドルと、案内ロールと、トラバー
ス装置を備えており、トラバース装置が、少なくとも各
２個のプロペラ状に配置されたフライヤを備えて逆方向
に駆動される２つの回転子を有しており、両回転子の軸
線が小さな間隔で平行に並置されており、両回転子のフ
ライヤが回転する回転平面間に狭い間隔ｄがあり、トラ
バース範囲の端点で糸走行面が両回転平面に対して鋭角
αを成しているものにおいて、回転子（１４）のフライ
ヤ（１５，１６）が、案内ロール（２）から遠く離れた
方の回転平面を回転し、この回転子の軸線が、案内ロー
ル（２）の軸線（２´）に対して直角な方向で、他方の
回転子（８）の軸線に対して、 ａ＝ｄ・ｃｏｔ α だけ後方にずらされているために、トラバース行程の末
端に対応した角度位置にフライヤが達する時点に、放出
側フライヤが糸走行面の背後で沈み込み、且つ、受容側
フライヤがこの面から浮かび上がり、ボビンの両正面で
等しく良好なボビン構造を達成することが出来る。
であって、糸巻スピンドルと、案内ロールと、トラバー
ス装置を備えており、トラバース装置が、少なくとも各
２個のプロペラ状に配置されたフライヤを備えて逆方向
に駆動される２つの回転子を有しており、両回転子の軸
線が小さな間隔で平行に並置されており、両回転子のフ
ライヤが回転する回転平面間に狭い間隔ｄがあり、トラ
バース範囲の端点で糸走行面が両回転平面に対して鋭角
αを成しているものにおいて、回転子（１４）のフライ
ヤ（１５，１６）が、案内ロール（２）から遠く離れた
方の回転平面を回転し、この回転子の軸線が、案内ロー
ル（２）の軸線（２´）に対して直角な方向で、他方の
回転子（８）の軸線に対して、 ａ＝ｄ・ｃｏｔ α だけ後方にずらされているために、トラバース行程の末
端に対応した角度位置にフライヤが達する時点に、放出
側フライヤが糸走行面の背後で沈み込み、且つ、受容側
フライヤがこの面から浮かび上がり、ボビンの両正面で
等しく良好なボビン構造を達成することが出来る。
【図１】本発明の実施例の断面図である。
【図２】両回転子を回転子の軸線の方から見た図であ
る。
る。
【図３】図１の細部拡大図である。
【図４】別の実施例の細部を図３と同様に示す図であ
る。
る。
１ 糸巻スピンドル ２ 案内ロール ２´ 案内ロールの軸線 ３ トラバース装置 ６ 糸 ８，１４ 回転子 １３ 回転子１４の軸線 １５，１６ フライヤ
Claims (2)
- 【請求項１】 糸をボビンに巻取る糸巻取装置であっ
て、糸巻スピンドルと、案内ロールと、トラバース装置
を備えており、トラバース装置が、少なくとも各２個の
プロペラ状に配置されたフライヤを備えて逆方向に駆動
される２つの回転子を有しており、両回転子の軸線が小
さな間隔で平行に並置されており、両回転子のフライヤ
が回転する回転平面間に狭い間隔ｄがあり、トラバース
範囲の端点で糸走行面が両回転平面に対して鋭角αを成
しているものにおいて、回転子（１４）のフライヤ（１
５，１６）が、案内ロール（２）から遠く離れた方の回
転平面を回転し、この回転子の軸線が、案内ロール
（２）の軸線（２´）に対して直角な方向で、他方の回
転子（８）の軸線に対して、 ａ＝ｄ・ｃｏｔ α だけ後方にずらされていることを特徴とする装置。 - 【請求項２】 両回転子（８，１４）の軸線が、付加的
に、案内ロール（２）の軸線（２´）に対して平行な方
向でもずらされていることを特徴とする請求項１に記載
の装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4317087.0 | 1993-05-21 | ||
| DE4317087A DE4317087A1 (de) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | Vorrichtung zum Aufwickeln von Fäden |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06345325A JPH06345325A (ja) | 1994-12-20 |
| JPH0780627B2 true JPH0780627B2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=6488689
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6131207A Expired - Fee Related JPH0780627B2 (ja) | 1993-05-21 | 1994-05-20 | 糸巻取装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5505394A (ja) |
| EP (1) | EP0625477B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0780627B2 (ja) |
| DE (2) | DE4317087A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2867972B2 (ja) * | 1996-08-05 | 1999-03-10 | 村田機械株式会社 | 羽根トラバース装置 |
| CN109466970B (zh) * | 2018-11-29 | 2021-04-06 | 象山邱工联信息技术有限公司 | 线缆收卷装置 |
Family Cites Families (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB1099963A (en) * | 1964-01-27 | 1968-01-17 | Toshiba Machine Co Ltd | Traverse mechanism |
| US4505436A (en) * | 1983-01-19 | 1985-03-19 | Barmag Barmer Maschinenfabrik Ag | Yarn winding apparatus |
| DE3307915A1 (de) * | 1983-03-05 | 1984-09-06 | Barmag Barmer Maschinenfabrik Ag, 5630 Remscheid | Aufspulmaschine |
| EP0120216B1 (de) * | 1983-01-28 | 1986-10-29 | b a r m a g Barmer Maschinenfabrik Aktiengesellschaft | Flügelchangierung für eine Aufspulmaschine |
| DE8507650U1 (de) * | 1985-03-15 | 1986-07-10 | Barmag Barmer Maschinenfabrik Ag, 5630 Remscheid | Aufspulmaschine |
| DE3614831A1 (de) * | 1985-05-10 | 1986-11-13 | Barmag Barmer Maschinenfabrik Ag, 5630 Remscheid | Aufspulmaschine |
| DE3703731A1 (de) * | 1986-02-25 | 1987-08-27 | Barmag Barmer Maschf | Aufspulmaschine mit fluegelchangierung |
| DE3826130A1 (de) * | 1987-08-05 | 1989-02-23 | Barmag Barmer Maschf | Verfahren zur stabilisierung der wickelendbereiche |
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