JPH0780374A - シーリング材軟質包装用ケース - Google Patents

シーリング材軟質包装用ケース

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JPH0780374A
JPH0780374A JP22606693A JP22606693A JPH0780374A JP H0780374 A JPH0780374 A JP H0780374A JP 22606693 A JP22606693 A JP 22606693A JP 22606693 A JP22606693 A JP 22606693A JP H0780374 A JPH0780374 A JP H0780374A
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JP
Japan
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cylinder
sealing material
view
cartridge
film pack
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Application number
JP22606693A
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English (en)
Inventor
Itaru Hamano
臻 濱野
Akihiro Saito
昭博 斎藤
Masatomo Suzuki
昌智 鈴木
Yasuhiro Haga
康宏 芳賀
Yasuo Katsuta
康夫 勝田
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0780374A publication Critical patent/JPH0780374A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C17/00Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces
    • B05C17/005Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces for discharging material from a reservoir or container located in or on the hand tool through an outlet orifice by pressure without using surface contacting members like pads or brushes
    • B05C17/01Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces for discharging material from a reservoir or container located in or on the hand tool through an outlet orifice by pressure without using surface contacting members like pads or brushes with manually mechanically or electrically actuated piston or the like

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  • Coating Apparatus (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルムパックの噛み込みを防止し、包装容
量の制約が少なく、バックフローを防止し、かつ精度公
差の弊害が無く、繰返し使用保管が出来る安価なシーリ
ング材軟質包装用ケースを提供することを目的とするも
のである。 【構成】 シーリング材軟質包装用ケース20は、主と
して透明樹脂材料より成形された円筒状のシリンダー2
1と、このシリンダー21内に摺動可能に嵌挿された略
円盤状のカーソル部材22と、前記シリンダー21の頭
部21aに着脱可能に嵌合する筒状の吐出用アダプター
23とにより構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シーリング材軟質包
装用ケースに係わり、更に詳しくはフィルムパック等の
可撓性袋に収納されたシーリング材を施工コーキングガ
ンに装填する場合に使用するシーリング材軟質包装用ケ
ースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、土木,建築等の分野で使用されて
いるシーリング材の施工は、コーキングガンに吸い込ん
で押出施工するか、カートリッジに充填されているもの
をカートリッジガンに装填して抽出施工するのが一般的
である。また近来増産傾向にある一液湿気硬化型シーリ
ング材は、日本のような多湿気候下では有効に利用さ
れ、また一液湿気硬化型シーリング材の化学的な特性か
らその包装技術がとみに重要視されている。
【0003】ところで、従来のシーリング材Wを充填し
たカートリッジ1としては、例えば図27及び図28に
示すように、ボール紙等により円筒状のスパイラル管カ
ラム2を形成し、このスパイラル管カラム2の内壁面3
及び頭部4,底部5にアルミ箔等の保護フィルムを貼付
けて形成し、スパイラル管カラム2の内部には、スパイ
ラル管カラム2の内壁面3に沿って摺動可能なプランジ
ャー6が内装してある。また、7はスパイラル管カラム
2の頭部4に着脱可能に螺嵌したノズルを示している。
【0004】このようなシーリング材Wを充填したカー
トリッジ1は、図29に示すようにカートリッジ1内の
シーリング材を押し出すカートリッジガン8に装填して
使用するもので、遮蔽板9を備えた支持フレーム10に
図に示すようにカートリッジ1を装填し、レバー11を
操作してロッド12を前記プランジャー6の裏面側に突
き当ててスパイラル管カラム2の頭部4側に移動させる
ことにより、カートリッジ1内に充填されたシーリング
材Wを、先端を所定位置でカットしたノズル7から押し
出すように構成している。なお、13はロッド12の戻
しスプリング,14はロッド12のストッパを示してい
る。
【0005】一方、シーリング材を充填したカートリッ
ジ1の材料、即ち、包装材料は、外殻材料が作業現場の
多量の廃材となる上、焼却時に燃焼弊害の恐れのある材
料により構成してあるため、産業廃棄物処理の対象とし
てその廃棄対策が重要視されている。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】従来、この種のカー
トリッジ1としては、以下に詳述するように種々の発明
が提案されている。例えば、特開平3−80959号公
報 (発明の名称:押出しガン用粘性材装填装置)は、ソ
ーセージ状のアルミ箔複合フィルムを製造し、これをシ
リンダーの中にセットして円盤状鍔とスリット翼体を組
み合わせたカーソルをシリンダー底部から押し出し移動
することによりカートリッジ残材より遙かに廃棄物マス
の少ない収縮フィルム残渣だけにしてしまう発明であ
る。
【0007】この発明は、スリット翼体のサイズをシリ
ンダー内径より大きくして、フィルムパックの挟み込み
を防御するもので、この時、ソーセージ状のアルミ箔複
合フィルムが高度な耐湿保管性能を発揮する包装技術と
なっている。然しながら、このような装置の場合、ケー
スが独立で安定した収納保管容器としての役目を果たせ
ない上に、カートリッジガンに装填して押出作動させる
とシール材が逆流してシリンダ内壁につくので使用頻度
が限定される上に、作業能率自体を阻害すると言う問題
がある。
【0008】また、特開平4−243573号公報(発
明の名称:押出しガン)は、シリンダー底部から押し圧
作動するパッキングが前方からの反作用で折曲部分が拡
開してシリンダー内壁に強く密接するようにしたもの
で、上記の発明と同様に、フィルムパックの挟み込みを
防御している。然しながら、この発明では、シール材が
逆流してシリンダー内壁に付着すると言う問題がある上
に、押し出しパッキングの構造が大きいために中に入れ
る包装容器の容量の制約を伴うと言う問題があった。
【0009】また、特開平4−271864号公報(発
明の名称:押出しガン)は、プランジャーそのものに穴
を空けて、格子状にガンを構成するロッドを通し、ロッ
ドの内部にフィルムパックをセットして押し出す方式と
したもので、この場合には、確かにフィルムの噛み込み
はなくなるが、一般に用いられているカートリッジガン
との互換性はなくなり、実用性が乏しいと言う問題があ
った。
【0010】また、特開平4−271865号公報(発
明の名称:押出しガン)は、上記特開平4−27186
4号公報に開示された発明をより実用化したもので、ガ
ンを構成するシリンダー内壁に凸状溝をバーをシミュレ
ートした形で形成させ、周囲に切り欠き型の凹みを持つ
プランジャー板を摺動させるようにしたものであるが、
シリンダー内壁に凸状溝を配置したプラスチック成型品
を精度公差を保ちつつ作るのが難しい上に、包装容器の
容量の制約を伴うと言う問題があった。
【0011】更に、特開平4−327142号公報(発
明の名称:チューブ及びフィルムパック用ノズルの構
造)は、ノズル裏側に粘着材を接着し、フィルムパック
に直接アタッチメントする方式であるが、然しながら、
この方式の場合、バックフローは無いが、従来工法との
互換性が無くなる上に、作業能率上のメリットは無くな
ると言う問題があった。
【0012】この発明は、かかる従来の課題に着目して
案出されたもので、フィルムパックの噛み込みを防止
し、包装容量の制約が少なく、バックフローを防止し、
かつ精度公差の造形上の弊害が無く、繰返し使用保管が
出来る安価なシーリング材軟質包装用ケースを提供する
ことを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、円筒内壁面に、周方向に所定の間隔を隔て
て、かつ長手方向に複数本の線条のガイド部を形成した
シリンダーと、前記シリンダーの内部に、前記線条のガ
イド部に係合してシリンダーの長手方向に沿って摺動可
能な円盤状のカーソル部材と、前記シリンダーの頭部に
着脱可能に嵌合する筒状の吐出用アダプターとから成
り、前記吐出用アダプターの中心部にシーリング材の吐
出用穴を設けると共に、前記吐出用穴の外面周囲にシー
リング材ノズルと着脱可能に係合するノズル装着部を設
けたことを要旨とするものである。
【0014】この発明の軟質包装用ケースは、それ自身
安定した収納容器の役目をするので、軟質包装のパッケ
ージの役目を兼ね、かつ繰り返し使用保管に耐えるよう
に設計されている。更に言及すれば、フィルムパックの
形状との適応性をも考慮に入れた、従来のカートリッジ
ガンとの互換性も考慮に入れた透明または半透明の樹脂
材料により製作した軟質包装用ケースを提供するもので
ある。
【0015】
【発明の作用】この発明は上記のように構成され、シー
リング材軟質包装用ケースは、内壁に特殊な溝を有する
シリンダーと、そのシリンダーの溝に嵌め込まれた爪を
有するカーソル部材と、シリンダーを従来のカートリッ
ジガンへの装填及びカートリッジノズルへの連結の仲介
をする吐出用アダプターと、携帯時または保管時ケース
内の軟質包装(フィルムパック)を保護するテールプレ
ートと、吐出用アダプターのノズル用ネジ溝を用いて嵌
着する保護用キャップとからなり、それ自身安定した収
納容器の役目をするので、軟質包装のパッケージの役目
を兼ね、かつ繰り返し使用保管に耐えるものである。
【0016】更に言及すれば、フィルムパックの形状と
の適応性をも考慮に入れ、かつ従来のカートリッジガン
との互換性も考慮に入れたケースを提供するものであ
る。そして、このようなシーリング材軟質包装用ケース
は、まずフィルムパックに封入したシーリング材をシリ
ンダーに挿入すると共に、吐出口を開切し、シリンダー
の頭部に吐出用アダプターを装着した後、シーリング材
ノズルを装着した状態で、カートリッジガンへ装填す
る。
【0017】この後は、従来と同様にカートリッジガン
のレバーを操作してロッドを前記カーソルの裏面側に突
き当ててシリンダーカラムの頭部側に移動させることに
より、カートリッジ内に挿入されているフィルムパック
内のシーリング材を、ノズルから順次押し出して使用す
るものである。また、全てのシーリング材を使用した後
には、カートリッジガンからシーリング材軟質包装用ケ
ースを取外し、更に吐出用アダプターを取外して、圧縮
されたフィルムパックを取り除いた後、再びシーリング
材を封入したフィルムパックをシリンダーに挿入すると
共に先端を開切し、更に吐出用アダプターを嵌着させた
後、カートリッジガンに装填して使用するものである。
【0018】
【発明の実施例】以下、添付図面に基づき、この発明の
実施例を説明する。なお、従来例と同一構成要素は、同
一符号を付して説明は省略する。図1は、この発明にか
かるシーリング材軟質包装用ケース20を、カートリッ
ジガン8に装填した使用状態を示す斜視図、図2はシー
リング材軟質包装用ケース20の分解斜視図を示し、前
記シーリング材軟質包装用ケース20は、主として透明
樹脂材料より成形された円筒状のシリンダー21と、こ
のシリンダー21内に摺動可能に嵌挿された略円盤状の
カーソル部材22と、前記シリンダー21の頭部21a
に着脱可能に嵌合する筒状の吐出用アダプター23とに
より構成されている。
【0019】そして、施工使用時には、前記吐出用アダ
プター23のノズル装着部24にシーリング材ノズル7
を装着し、またシーリング材軟質包装用ケース20内に
シーリング材Wを封入したフィルムパック26を装填し
て持ち運んだり、搬送及び保管状態にする場合には、前
記吐出用アダプター23のノズル装着部24に、保護用
キャップ27を装着すると共に、シリンダー21の底部
21bに軟質包装(フィルムパック26)を保護するテ
ールプレート28を装着して使用するものである。
【0020】なお、図1に示すカートリッジガン8は従
来と同様な構成のものであって、遮蔽板9を備えた支持
フレーム10に、レバー11により操作するロッド12
と、戻しスプリング13とロッド12のストッパ14が
設けてあり、その操作方法は従来と同様なので、詳細な
説明は省略する。次に、シーリング材軟質包装用ケース
20と、その付属部品の構成を具体的に説明する。
【0021】まず、図3〜図6は、シリンダー21の構
成図を示し、図3はシリンダー21の正面図、図4は左
側面図、図5は図4のBーB矢視断面図、図6は図3の
AーA矢視断面図を示し、このシリンダー21は、透明
な樹脂材料により射出成形して中空円筒状に成形されて
いる。このシリンダー21の内壁面には、、周方向に所
定の間隔(例えば、10mm〜15mmの間隔) を隔てて、かつ
長手方向に複数本の線条溝の二種類のガイド部29a,
29bが交互に形成されており、その一つのガイド部2
9aは、シリンダー21の頭部21aに貫通したV字状
の溝となっており、また他の一つのガイド部29bは、
3本一組のV字状の溝で、その中央の溝29xがシリン
ダー21の頭部21a側端末部で閉鎖し、カーソル部材
22のストッパとなっている。
【0022】また、これらの複数本のガイド部29a,
29bは、シリンダー21の底部21bで閉鎖され、シ
リンダー21内にカーソル部材22を挿入した後には、
抜け出ないように構成されている。なお、ガイド部29
a,29bは、カーソル部材22のガイドとなるもの
で、カーソル部材22との相対的な関係により、上記の
ように線条溝にするか、突状の線条にするものである。
【0023】前記シリンダー21は、ポリスチレン、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ABS、ポリアミド各
種、ポリカーボネート、ポリアセタール、変性ポリフェ
ニレンオキシド、ポリアリレート、ポリフェニレンサル
ファイド、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、
ポリエーテルエーテルケトン、ポリアミドイミド、ポリ
エーテルイミド等常用の熱可塑性樹脂を用いて、射出成
形により一体的に成形するもので、透明または一部を透
明にして、内部に装填するシーリング材Wの容量を外部
から観察出来るようにしてある。
【0024】また、このシリンダー21は、頭部21a
に嵌合装着する吐出用アダプター23及びテールプレー
ト28と、その内部に摺動可能に嵌合させるカーソル部
材22との関係から公差精度を高度にする必要があり、
吐出用アダプター23の嵌合部は、締まりばめにて高精
度に形成するものである。また、シリンダー21はカー
トリッジガン8に装填してシーリング材Wを押し出す
際、2〜3Kgf/mのトルクが発生し、内圧が管内壁を押
し開く方向に作用するので、強度を維持させるために肉
厚を2.0 mm以上に設計する必要がある。
【0025】次に、図7〜図10は、上記カーソル部材
22の第1実施例を示し、このカーソル部材22は、シ
リンダー21内に嵌合させて、シーリング材Wを押し出
す際にフィルムパック26の底面側をカートリッジガン
8のレバー11の操作によりロッド12を介して押圧す
るものである。図7はカーソル部材22の平面図、図8
は正面図、図9は底面図、図10は図9のCーC矢視断
面図を示し、このカーソル部材22は、樹脂材料を用い
て射出成形により断面凹状に成形され、円弧状に形成さ
れた上面部22aに、平衡運動を確保するためにスカー
ト部分22bを筒状に一体的に形成し、その外側面の長
手方向には前記シリンダー21のガイド部29a,29
bに対応し、かつ係合可能な複数の突起22cが形成し
てある。
【0026】また、上面部22aの中央周囲には、エア
抜き穴30を設けると共に、シーリング材Wを封入した
フィルムパック26に湾曲性を与え、かつ滑り防止用の
帯状の突起部31(リブ)が前記突起22cに連続して
放射状に形成してある。また、上面部22aの中央に
は、フィルムパック26がソーセージ状のパッケージの
場合、結紮部を逃がすための大きな貫通穴30Aが形成
してある。なお上面部22aはフラットにしておいても
本質的な差はない。
【0027】更に、この実施例のカーソル部材22は、
0.1 〜0.5 mmの公差でシリンダー21の内筒に密着して
いるもので、スカート22bの部分を含めて、安定した
スライド挙動を示す。なお、カーソル部材22の円弧状
凹面に形成された上面部22aは、フィルムパック26
の受け面となるもので、曲率半径150mm の湾曲にした曲
面となっており、この曲率を凸面にするとフィルムパッ
ク26のシリンダー壁間への噛み込みの度合いが高くな
るため、上記のような円弧状の凹面にするのが好ましい
ものである。
【0028】上記のカーソル部材22に用いることが出
来る材料としては、例えばポリスチレン、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ABS、ポリアミド各種、ポリカ
ーボネート、ポリアセタール、変性ポリフェニレンオキ
シド、ポリアリレート、ポリフェニレンサルファイド、
ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテ
ルエーテルケトン、ポリアミドイミド、ポリエーテルイ
ミド等常用の熱可塑性樹脂である。
【0029】また、図11〜図14は、上記カーソル部
材22の第2実施例を示し、図11はカーソル部材22
Xの平面図、図12は正面図、図13は底面図、図14
は図13のDーD矢視断面図を示し、このカーソル部材
22Xは、上記第1実施例のように、上面部22aに、
フィルムパック26の滑り防止用の帯状の突起部31を
設けることなく、円弧状のフラット面に形成したもの
で、その他の構成は、上記第1実施例と同様なので、同
一符号を付して説明は省略する。
【0030】次に、図15〜図18に示す筒状の吐出用
アダプター23は、シリンダー21の頭部21aに締ま
りばめにより装着するもので、図15は吐出用アダプタ
ー23の平面図、図16はその正面図、図17は底面
図、図18は図15のEーE矢視断面図を示し、この吐
出用アダプター23は、フィルムパック26を仕込むケ
ースのため、ケース中に一袋入れて作業現場に移動した
り、DIYリペア商品として陳列したりする場合のサポ
ートケースとしての機能を与えると共に、中央部に形成
したシーリング材Wの吐出ホール32が形成されて、施
工具としての機能をもつ。
【0031】この吐出用アダプター23は、軽量化を考
慮して、シリンダー21のシルエットラインに合わせて
一体形として、中央のおねじシャフト33と外周との間
に空間34を設けて階段状のプレート35で補強してい
る。これらの処置は、ガンの遮蔽板9への順応性を上
げ、かつこのケースアッセンブリーが繰り返し使用に耐
えるためである。
【0032】なお、おねじの寸法は、20°台形ねじに
形成し、これは、慣用化されている現状のカートリッジ
とノズル7のねじ形状との互換性を求めたためである。
また、この吐出用アダプター23に適用する材料として
は、例えば、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ABS、ポリアミド各種、ポリカーボネート、ポ
リアセタール、変性ポリフェニレンオキシド、ポリアリ
レート、ポリフェニレンサルファイド、ポリサルフォ
ン、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルエーテルケ
トン、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド等常用の
熱可塑性樹脂である。
【0033】また、この吐出用アダプター23は、作業
の連続性と簡易性を目的とした安定性を与える深い締ま
りばめと、押し込まれたフィルムパック26を保持する
ようにした階段状のプレート35のフィルム当たり面に
特徴があり、圧縮されたフィルム残渣が、吐出用アダプ
ター23の取り外しと共に吐出用アダプター23側に付
着移動して排除され、新しいフィルムパック26を仕込
んでパックカットし、吐出用アダプター23を嵌め直す
作業サイクルを簡易に繰り返すようにしたものである。
この事は、連続作業をやる際に作業自体にリズムをもた
らし、また段差型の内壁は圧縮されたフィルムパック2
6から吐出したシーリング材Wがバックフローしてシリ
ンダー内に汚染が広がるのを防止し、連続作業をやり易
くするものである。
【0034】図19〜図22は、シーリング材軟質包装
用ケース20内にシーリング材Wを封入したフィルムパ
ック26を装填して持ち運んだり、搬送及び保管状態に
する場合に使用する保護用キャップ27の実施例であっ
て、図19は保護用キャップ27の平面図、図20は保
護用キャップ27の正面図、図21はその底面図、図2
2は図21のFーF矢視断面図を示し、この保護用キャ
ップ27の内側中央には、吐出用アダプター23の中央
のおねじシャフト33と螺嵌するめねじ部36が形成さ
れ、その周囲には補強用のフランジ37が内壁面に向か
って放射状に複数枚形成されている。
【0035】なお、この保護用キャップ27は、軽量化
を考慮して、シリンダー21のシルエットラインに合わ
せて一体成形し、ケース中にシーリング材Wを封入した
フィルムパック26を一袋入れて作業現場を移動した
り、DIYリペア商品として陳列したりする場合のサポ
ートケースとしての機能を与えるように、樹脂材料を使
用して射出成形により一体的に成形されている。
【0036】また、図23〜図26は、上記保護用キャ
ップ27と同様に、シーリング材軟質包装用ケース20
内にシーリング材Wを封入したフィルムパック26を装
填して持ち運んだり、搬送及び保管状態にする場合に使
用する保護用テールプレート28の実施例を示し、図2
3はテールプレート28の平面図、図24はテールプレ
ート28の正面図、図25はその底面図、図26は図2
3のGーG矢視断面図である。
【0037】このテールプレート28は、シリンダー2
1の底部21bに締まりばめ等により着脱可能に装着で
きるように形成され、シール材の施工作業の時は取り外
すものである。ただし、これも不用意に外れることが無
いように、突起を3ケ所程度付け、底面には、1mm〜4
mmの凹みしろを取り、セットを垂直立てした時に安定に
寄与するように、精度の良い加工が必要である。
【0038】上記、保護用キャップ27及びテールプレ
ート28に適用する材料としては、例えば、ポリスチレ
ン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS、ポリアミ
ド各種、ポリカーボネート、ポリアセタール、変性ポリ
フェニレンオキシド、ポリアリレート、ポリフェニレン
サルファイド、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォ
ン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアミドイミド、
ポリエーテルイミド等常用の熱可塑性樹脂を用い、射出
成形により一体的に成形するものである。
【0039】ただし、この部材は機能部材ではないの
で、他の安価な材料で置き換える事ができる。以上のよ
うに、この発明のシーリング材軟質包装用ケース20
は、内壁に特殊な溝を有するシリンダー21と、そのシ
リンダー21のガイド部29a,29b(ガイド溝)に
嵌め込まれた突起22c(爪)を有するカーソル部材2
2と、シリンダー21を従来のカートリッジガン8への
装填及びカートリッジノズルへの連結の仲介をする吐出
用アダプター23と、携帯時または保管時ケース内の軟
質包装(フィルムパック)を保護するテールプレート2
8と、吐出用アダプター23のノズル用ネジ溝を用いて
嵌着する保護用キャップ27とからなり、それ自身安定
した収納容器の役目をするので、軟質包装のパッケージ
の役目を兼ねかつ繰り返し使用保管に耐えるものであ
る。
【0040】更に言及すれば、フィルムパック26の形
状との適応性をも考慮に入れ、かつ、従来のカートリッ
ジガンとの互換性も考慮に入れたシーリング材軟質包装
用ケース20としたものである。そして、このようなシ
ーリング材軟質包装用ケース20は、まずフィルムパッ
ク26に封入したシーリング材をシリンダーに挿入する
と共に、吐出口を開切し、シリンダー21の頭部21a
に吐出用アダプター23を装着した後、シーリング材ノ
ズル7を装着した状態で、カートリッジガン8へ装填す
る。
【0041】この後は、従来と同様にカートリッジガン
8のレバー11を操作してロッド12を前記フィルムパ
ック26の裏面側に突き当ててスシリンダー21の頭部
側に移動させることにより、カートリッジ内に挿入され
ているフィルムパック26内のシーリング材Wを、先端
を所定位置でカットしたノズル7から順次押し出して使
用するものである。
【0042】また、全てのシーリング材Wを使用した後
には、カートリッジガン8からシーリング材軟質包装用
ケース20を取外し、更に吐出用アダプター23を取外
して、圧縮されたフィルムパック26を取り除いた後、
再びシーリング材Wを封入したフィルムパック26をシ
リンダー21に挿入し、更に吐出用アダプター23を嵌
着させた後、カートリッジガン8に装填して使用するも
のである。
【0043】以上のような装置を用いて実験したとこ
ろ、この発明は、基本的に二つの対策を提言しており、
一つはカーソル部材22がシリンダー内壁を圧密するの
でフィルムパック26が食い込まれないと言う事であ
り、もう一つは、カーソル部材22の最終停止点をシリ
ンダー21の端部の外に構成上設定しておけば、万一フ
ィルムパック26が食い込まれても最後には、引き抜か
れて遊離する効果があるという事である。
【0044】以上の発明を通して、従来の現実的には未
達であっだシーリング材カートリッジの産業廃棄物対策
を現状の作業能率活動に支障を与えること無く、実現す
ることができた。また、この発明では、シーリング材軟
質包装用ケースを用いれば、従来のカートリッジガンで
簡易かつ連続的にシーリング材軟質パックをカートリッ
ジに置き換えて使用できるので、作業現場で発生するカ
ートリッジ廃棄物の不燃ごみを縮小化する事ができる。
また、この発明のケースはそれ自体、耐久性のある保護
ケースとして活用できるので、シーリング材軟質パック
の収納入れとしても使用できるものである。
【0045】
【発明の効果】この発明は、上記のように円筒内壁面
に、周方向に所定の間隔を隔てて、かつ長手方向に複数
本の線条のガイド部を形成したシリンダーと、前記シリ
ンダーの内部に、前記線条のガイド部に係合してシリン
ダーの長手方向に沿って摺動可能な円盤状のカーソル部
材と、前記シリンダーの頭部に着脱可能に嵌合する筒状
の吐出用アダプターとから成り、前記吐出用アダプター
の中心部にシーリング材の吐出用穴を設けると共に、前
記吐出用穴の外面周囲にシーリング材ノズルと着脱可能
に係合するノズル装着部を設けたので、以下のような優
れた効果を奏するものである。 (a).軟質フィルムパックの噛み込みによるトラブル
が生じない。 (b).シール材がシリンダー内にバックフローしな
い。 (c).ヘッド取り外しが簡単にできる。 (d).安定して連続作業ができ、作業性を向上出来
る。 (e).ケースが堅牢であり、耐久性を伸ばすことが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるシーリング材軟質包装用ケー
スを、カートリッジガンに装填して使用状態を示す斜視
図である。
【図2】シーリング材軟質包装用ケースの分解斜視図で
ある。
【図3】シリンダーの正面図である。
【図4】シリンダーの左側面図である。
【図5】図4のBーB矢視断面図である。
【図6】図3のAーA矢視断面図である。
【図7】カーソル部材の平面図である。
【図8】カーソル部材の正面図である。
【図9】カーソル部材の底面図である。
【図10】図9のCーC矢視断面図である。
【図11】カーソル部材の第2実施例を示す平面図であ
る。
【図12】カーソル部材の正面図である。
【図13】カーソル部材の底面図である。
【図14】図13のDーD矢視断面図である。
【図15】吐出用アダプターの平面図である。
【図16】吐出用アダプターの正面図である。
【図17】吐出用アダプターの底面図である。
【図18】図15のEーE矢視断面図である。
【図19】保護用キャップの平面図である。
【図20】保護用キャップの正面図である。
【図21】保護用キャップの底面図である。
【図22】図21のFーF矢視断面図である。
【図23】テールプレートの平面図である。
【図24】テールプレートの正面図である。
【図25】テールプレートの底面図である。
【図26】図23のGーG矢視断面図である。
【図27】従来のシーリング材を充填したカートリッジ
の断面図である。
【図28】スパイラル管カラムの内壁面に沿って摺動可
能なプランジャーの断面図である。
【図29】カートリッジをカートリッジガンに装填して
使用する状態を示す断面図である。
【符号の説明】
8 カートリッジガン 20 シーリング材軟質包装用ケース 21 シリンダー 21a シリン
ダーの頭部 21b シリンダーの底部 22 カーソル
部材 23 吐出用アダプター 24 ノズル装
着部 25 シーリング材ノズル 26 フィルム
パック 27 保護用キャップ 28 テールプ
レート 29a,29b ガイド部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芳賀 康宏 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内 (72)発明者 勝田 康夫 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒内壁面に、周方向に所定の間隔を隔
    てて、かつ長手方向に複数本の線条のガイド部を形成し
    たシリンダーと、前記シリンダーの内部に、前記線条の
    ガイド部に係合してシリンダーの長手方向に沿って摺動
    可能な円盤状のカーソル部材と、前記シリンダーの頭部
    に着脱可能に嵌合する筒状の吐出用アダプターとから成
    り、前記吐出用アダプターの中心部にシーリング材の吐
    出用穴を設けると共に、前記吐出用穴の外面周囲にシー
    リング材ノズルと着脱可能に係合するノズル装着部を設
    けたことを特徴とするシーリング材軟質包装用ケース。
JP22606693A 1993-09-10 1993-09-10 シーリング材軟質包装用ケース Pending JPH0780374A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004532723A (ja) * 2001-03-19 2004-10-28 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 熱軟化性湿気硬化性材料用のパッケージおよびディスペンサ
JP2006225511A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Auto Kagaku Kogyo Kk 使用後残存一液型硬化性組成物の保存方法及びシーリング方法

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