JPH0780268B2 - 段ボールの折り癖付与方法 - Google Patents

段ボールの折り癖付与方法

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JPH0780268B2
JPH0780268B2 JP5126739A JP12673993A JPH0780268B2 JP H0780268 B2 JPH0780268 B2 JP H0780268B2 JP 5126739 A JP5126739 A JP 5126739A JP 12673993 A JP12673993 A JP 12673993A JP H0780268 B2 JPH0780268 B2 JP H0780268B2
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corrugated board
jig
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fold
guide
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仁宏 石塚
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株式会社大一実業
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート状物、例えば、
印画紙等を包装する際に用いる段ボールの折り癖付与方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】図25は従来の段ボール500の斜視図
である。段ボール500には図示しない搬送工程で平行
な折り目501を付与し、段ボールを基片502と折片
503とに区分している。
【0003】そして、作業者が基片502の上面であっ
て折り目501沿いに長尺状の治具(図示せず)を手で
押し当てて基片502の厚さ方向の移動を防止した後、
折片503を手で掴んで矢印のように上方に折り、折り
目501に折り癖を付ける。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の折り癖付与
作業は段ボールの搬送終了後に手作業で別途行っている
ため、作業工数,作業時間が増加する。その結果、作業
効率が低下して段ボール9の製造コストが上昇するとい
う問題があった。
【0005】本発明は、上記問題を除去するようにした
段ボールの折り癖付与方法を提供することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明の段ボールの折り癖付与方法は、近接して設
けた複数の折り目を介して接続した基片と折片とを有す
る段ボールを搬送手段により挟持し、かつ、前記複数の
折り目の内の外側の折り目を前記搬送手段の搬送方向に
沿って設けた第一治具の直線状に形成した第一案内縁に
合わせて搬送するとともに、前記搬送手段の側方に設け
た第一案内部材に前記折片を当接させて前記折片を前記
複数の折り目の内の外側の折り目を支点として立ち上が
らせて第一折り癖を付与し、その後、前記段ボールを立
ち上がらせた状態で、前記複数の折り目の内の内側の折
り目を前記搬送手段の搬送方向に沿って設けた前記第一
治具より内方に位置する第二治具の直線状に形成した第
二案内縁に合わせて搬送するとともに、前記搬送手段の
側方に設けた第二案内部材に前記内側の折り目と前記外
側の折り目との間に位置する前記段ボールを当接させて
前記内側の折り目と前記外側の折り目との間に位置する
前記段ボールを前記複数の折り目の内の内側の折り目を
支点として立ち上がらせて第二折り癖を付与したもので
ある。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面により説明す
る。図1は装置1の全体構成の略示的正面図である。装
置1は、上流搬送部2と下流搬送部3とを有し、上流搬
送部2と下流搬送部3との間には、上流側から下流側に
沿って折り目付与部4、中間搬送部5、折り癖付与部6
を順次設けてある。
【0011】上流搬送部2は搬送ローラ7,搬送ベルト
8等を有し、積層された段ボール9を下部のものから一
枚ずつ分離して下流側に搬送する。
【0012】折り目付与部4は上下に配置した一対の上
搬送ロール10,下搬送ロール11とを有し、図2のよ
うに上搬送ロール10,下搬送ロール11の軸心(図示
せず)が平行となっており、その回転により水平面内で
軸心と略直交する矢印D方向に段ボール9を挟持搬送す
る。また、上搬送ロール10,下搬送ロール11との間
には、所定の隙間を形成してある。
【0013】上搬送ロール10の軸心方向の異なる位置
には、円弧状の基板12を二枚固定してある。二枚の基
板12の構成は搬送方向Dの左右が対称であるため、右
側について説明する。
【0014】基板12であって上搬送ロール10の中央
寄りの位置には、図3のように上搬送ロール10の回転
方向Bの上流側に平面形状がコ字形のカッタ13を設け
てあり、上搬送ロール10の回転方向Bの下流側には、
図4のように平面形状がコ字形のカッタ15を設けてあ
る。
【0015】カッタ13は円周方向の平行部13A,B
と、平行部13A,Bの下流側を接続した接続部13C
とを有する。カッタ15は円周方向の平行部15A,B
と、平行部15A,Bの上流側を接続した接続部15C
とを有する。
【0016】そして、カッタ13,15の間には、円周
方向に沿って二本の平行な加圧リブ14を設けてある。
平行部13A,Bと平行部15A,Bの間隔と、加圧リ
ブ14との間隔は略同一に設定してある。
【0017】図5(A)は上搬送ロール10をカッタ1
3の位置で横方向に切断した図である。カッタ13,1
5の高さは、加圧リブ14の高さよりも若干高く設定し
てある。なお、カッタ13,15の内側には、マット状
のクッション16を設けてある。
【0018】基板12であって上搬送ロール10の外側
寄りの位置には、図3,4のように円周方向に沿って帯
状のクッション17を固定してある。
【0019】また、クッション17の幅方向の略中央に
は、円周方向に沿って複数本の針18を一列に設けてあ
る。図5(B)は上搬送ロール10をクッション17の
部分で横に切断した図である。針18の下端は基板12
に固定してあり、針18の上端、即ち、先端はクッショ
ン17の表面側に位置している。
【0020】基板12からの針18の長さは全て略同一
に設定してあり、その長さはクッション17の厚さと略
同じであるとともに、段ボール9の厚さより小さい値に
設定してある。
【0021】なお、基板12であってクッション17と
加圧リブ14との間には、円周方向に沿って帯状のクッ
ション19を固定してあり、基盤12であってクッショ
ン17よりも外側には、円周方向に沿って複数個のクッ
ション20を所定間隔で固定してある。
【0022】図6,7は図1の装置1を折り癖付与部6
の略中央付近で分割して拡大した正面断面図である。中
間搬送部5は、一対の搬送ローラ21,搬送ベルト22
等を有する。
【0023】折り癖付与部6はフレーム23を有する。
フレーム23の搬送方向Dの上流端と下流端の同じ高さ
には、矢印方向に回転する一対の搬送ローラ24,25
を設けてある。この搬送ローラ24,25にはエンドレ
スの搬送ベルト(搬送手段)26を掛け回してあり、搬
送ベルト26の上面は略水平になっている。なお、搬送
ローラ24の上方には大搬送ローラ46を設けてある。
【0024】搬送ベルト26の内側には、上流側から下
流側に沿って複数個の押上げローラ27を略同じ高さに
所定間隔で設けてある。
【0025】図8は押上げローラ27近傍の斜視図であ
る。フレーム23には略水平に突出した軸28を設けて
あり、軸28には押上げローラ27を保持した揺動レバ
ー29を取り付けてある。揺動レバー29は図示しない
バネ等の弾性力によって図中上方へ案内され、搬送ベル
ト26の内周面に押し付けられている。
【0026】フレーム23であって搬送ベルト26の上
方には、搬送方向Dの上流側と下流側で二分割した板状
の第一治具30,第二治具31を略水平に設けてある。
【0027】図9は第一治具30、第二治具31付近の
平面図である。第一治具30、第二治具31は搬送方向
Dと平行な、つまり、直線状に形成した第一案内縁3
2、第二案内縁33を有する。
【0028】第一案内縁32、第二案内縁33は、フレ
ーム23の中心線(図示せず)から搬送方向Dと略直交
する方向Eの長さは、第一案内縁32の方が第二案内縁
33よりも寸法Lだけ長く設定してある。つまり、第二
治具31は、第一治具30より内方に位置している。ま
た、寸法Lは、加圧リブ14同士の間隔と略同一に設定
してある。
【0029】フレーム23であって第一治具30,第二
治具31の上方には、図6,7のように複数の小ローラ
(搬送手段)34を搬送方向Dに沿って設けてある。複
数の小ローラ34の配置位置は、押上げローラ27の配
置位置に対応している。
【0030】そして、第一治具30,第二治具31には
厚さ方向に孔35,36を貫通形成してあり、この孔3
5,26内に小ローラ34の下部を進入させて、小ロー
ラ34を搬送ベルト26の上面に接触してある。
【0031】搬送ベルト26の側方には、図6、7に示
すように、搬送方向Dに沿って二本の案内棒(第一案内
部材)37、38を設けてある。案内棒37は第一治具
30に対応した長さを有し、案内棒37は搬送方向Dの
下流側に向かうにつれて高くなるような傾斜を備えてい
る。
【0032】従って、案内棒37の上流端は搬送ローラ
24よりも下方に位置し、案内棒37の下流端は搬送ベ
ルト26の上面よりも上方に位置している。
【0033】また、他方の案内棒38は第一治具30,
第二治具31に対応する長さを有し、案内棒38は上流
側の上流半部39と下流側の下流半部40とを有する。
上流半部39は搬送方向Dの下流側に向かうにつれて高
くなるような傾斜を有し、下流半部40は略水平になっ
ている。
【0034】上流半部39の上流端は搬送ローラ24の
近傍に位置し、上流半部39の下流端側は案内棒27の
下流端と略同じ高さに位置している。
【0035】なお、案内棒38は、案内棒37と搬送ベ
ルト26との間に設けてあり。案内棒37,38はいず
れも支柱41によりフレーム23に対して保持されてい
る。
【0036】搬送ベルト26の側方であって案内棒38
の下方には、搬送方向Dに沿って複数の案内ローラ(第
二案内部材)42を所定間隔おきに設けてある。案内ロ
ーラ42は、フレーム23側の張り出し部43に設けた
垂直な軸44に対して回転自在に取り付けてある。
【0037】案内ローラ42の外周には案内面45を設
けてある。そして、各案内ローラ42の案内面45は、
その傾斜角度が異なる。即ち、上流側の案内ローラ42
の案内面45は傾斜がなだらかで、下流側に向かうに従
って案内面45の傾斜が徐々に急となっている。
【0038】下流側搬送部3は、搬送ローラ46,搬送
ベルト47などを有する。
【0039】なお、図6〜9はフレーム23における搬
送方向Dの右側の構成について説明したが、搬送方向D
の左側には上記と同様の構成が対称的に設けてある。
【0040】次に、上記実施例の作用を説明する。
【0041】上流搬送部2に積層される段ボール9は、
図10に示すように搬送方向Dに対して略直交する方向
に予め折り目50,51を形成してある。
【0042】段ボール9は図11に示すように、波形の
中芯52を二枚のライナ53で挟んで構成したものであ
り、折り目50,51に沿った方向の曲げ剛性は、搬送
方向Dの曲げ剛性よりも高い。
【0043】そして、段ボール9は上搬送ロール10と
下搬送ロール11の隙間に対して、その両辺が搬送方向
Dと一致した状態で直線状に進入する。すると、図3の
ようにカッタ13が段ボール9の搬送方向Dの一辺58
側を切断し、段ボール9に図12のような幅の切り込み
54,55を形成する。
【0044】その後、上搬送ロール10,下搬送ロール
11の回転に伴って加圧リブ14が段ボール9に押し付
けられて段ボール9を部分的に窪ませ、切り込み54,
55に対応して段ボール9の左右に二本の折り目56,
57をそれぞれ形成していく。
【0045】また、段ボール9の下流側の辺59には、
カッタ15により切り込み54、55が形成される。こ
うして段ボール9には、基片9Aと、基片9Aに対して
折り目56、57を介して接続した折片9Bとが形成さ
れる。そして、折り目56と折り目57とは近接して設
けられ、56が外側の折り目で、57が内側の折り目で
ある。
【0046】上記、段ボール9が上搬送ロール10,下
搬送ロール11の隙間に進入した場合、クッション17
が段ボール9に押し当てられ、図13のようにクッショ
ン17が搬送ロール10の回転方向の上流側から円周方
向に沿って徐々に弾性変形(つぶれ)する。
【0047】すると、針18がクッション17の表面か
ら順次露出し、段ボール9に順次突き刺さっていく。こ
のため、突き刺さる際に針18に対して加わる曲げ荷重
をクッション17で吸収でき、針18の折れを防止でき
る。
【0048】また、仮に上搬送ロール10,下搬送ロー
ル11同士の平行精度が悪かったり、折り目56,57
部分の剛性が搬送方向Dの左右で相違したりして、段ボ
ール9に対する加圧リブ14の左右の搬送力が異なった
とする。
【0049】特に、図11のように段ボール9の中芯5
2が下面側のライナ53に接触している湾曲部位は、上
方からの加圧力に対する曲げ剛性が弱いため、段ボール
9がライナ53の縦方向には不規則的に変形し易く、上
記搬送力の相違が発生し易い。
【0050】しかし、本実施例では突き刺した二列の針
18の係止力によって、段ボール9が搬送方向Dから逸
脱する方向に移動するのを防止するから搬送精度が向上
する。
【0051】従って、段ボール9が正確に搬送され、直
線状の折り目56,57を形成できる。
【0052】なお、本実施例では折り目を段ボール9の
左右に二本ずつ設けているが、加圧リブの数を変動する
ことにより、折り目を一本、または三本以上形成するこ
ともできる。
【0053】また、基板12,針18を上搬送ロール1
0側に設けたが、下搬送ロール11側に設けてもよい。
【0054】その後、段ボール9は中間搬送部5により
搬送ベルト26と大搬送ローラ46との間を通過して、
搬送ベルト26と第一治具30との間に進入する。
【0055】段ボール9は搬送ベルト26と搬送ローラ
34とにより、面方向に沿って下流側に搬送される。
【0056】この搬送中、第一治具30の第一案内縁3
2は、図14のように段ボール9の基片9Aの上面の折
り目56の内側に接触している。つまり、複数の折り目
56、57の内の外側の折り目56を搬送手段の搬送方
向に沿って設けた第一治具30の直線状に形成した第一
案内縁32に合わせて搬送する。そして、押上げローラ
27の押上力は、搬送ベルト26を介して基片9Aの下
面に加わっており、基片9Aは小ローラ34と搬送ベル
ト26とにより挟持され、厚さ方向の移動が防止され
る。
【0057】そして、段ボール9の搬送方向Dの先端が
図15のように正面から見て搬送ベルト26の上面と案
内棒39とが交差している箇所付近に到達すると、折片
9Bが案内棒39によって上方へと案内される。
【0058】その結果、搬送中の段ボール9の折片9B
は、搬送ベルト26と搬送ローラ34との搬送力によっ
て自動的に折り目56を支点として矢印のように内側に
谷折りされる。
【0059】更に、案内棒39から加わる案内力は、図
16〜図19のように搬送方向Dの下流側に行くに従っ
て強化されるから、折片9Bの折り量が大きくなり、折
り目56に第一折り癖が付与される。
【0060】更に、段ボール9が下流側に至ると、図2
0のように第二治具31の第二案内縁33が基片9Aの
上面であって折り目57の内側に接触する。つまり、複
数の折り目56、57の内の内側の折り目57を搬送手
段の搬送方向に沿って設けた第一治具30より内方に位
置する第二治具31の直線状に形成した第二案内縁33
に合わせて搬送する。基片9Aの下面には押上げローラ
27の押上力が加わったままである。
【0061】そして、搬送中、段ボール9の折片9Bは
案内棒40によって中央側に立ち上げられるとともに、
折片9Bはその下部が図20〜22のように案内ローラ
42の案内面45によって基片9A側へと案内される。
【0062】つまり、搬送手段の側方に設けた案内ロー
ラ42に内側の折り目57と外側の折り目56との間に
位置する段ボール9を当接させて内側の折り目57と外
側の折り目56との間に位置する段ボール9を複数の折
り目56、57の内の内側の折り目57を支点として立
ち上がらせて第二折り癖が付与される。
【0063】この折り曲げ動作は図23の状態まで続け
られた後、段ボール9が下流搬送部3に到達した時点
で、折片9Bは折り目56,57を支点として外側へ自
重で倒れる。
【0064】このようにして折り癖の付けられた段ボー
ル9は、図24のように折り目50,51に沿って折り
曲げた部分60を基片9A,折片9Bへと接着するとと
もに、基片9Aに印画紙などのシート状物を収納してか
ら折片9Bを折り目56,57で折り、折り曲げ部分6
0に接着することとなる。
【0065】このように、本実施例では段ボール9の搬
送中に、段ボール9を折り目56,57に沿って自動的
に折り癖を付けることができる。 従って、作業工数,
作業時間を削減でき、作業効率が向上し、段ボールの製
造コストを低減し得る。
【0066】なお、上記案内部材は折り目56,57の
本数が増減した場合、その本数に合わせて増減すること
は勿論である。
【0067】
【発明の効果】本願発明の段ボールの折り癖付与方法
は、近接して設けた複数の折り目を介して接続した基片
と折片とを有する段ボールを搬送手段により挟持し、か
つ、前記複数の折り目の内の外側の折り目を前記搬送手
段の搬送方向に沿って設けた第一治具の直線状に形成し
た第一案内縁に合わせて搬送するとともに、前記搬送手
段の側方に設けた第一案内部材に前記折片を当接させて
前記折片を前記複数の折り目の内の外側の折り目を支点
として立ち上がらせて第一折り癖を付与し、その後、前
記段ボールを立ち上がらせた状態で、前記複数の折り目
の内の内側の折り目を前記搬送手段の搬送方向に沿って
設けた前記第一治具より内方に位置する第二治具の直線
状に形成した第二案内縁に合わせて搬送するとともに、
前記搬送手段の側方に設けた第二案内部材に前記内側の
折り目ど前記外側の折り目との間に位置する前記段ボー
ルを当接させて前記内側の折り目と前記外側の折り目と
の間に位置する前記段ボールを前記複数の折り目の内の
内側の折り目を支点として立ち上がらせて第二折り癖を
付与したものであり、外側の折り目に第一折り癖を付
け、その後、内側の折り目に第二折り癖と、順次外側か
ら内側へと折り癖を付けるため、搬送手段により挟持し
ながら折り癖を円滑に付与することができ、しかも、第
一折り癖を付ける際、外側の折り目を第一案内縁に合わ
せているため、確実に、第一折り癖を付けることがで
き、更に、第二折り癖を付ける際、折片を立ち上がらせ
た状態で、内側の折り目を第二案内縁に合わせると共に
第二案内部材に内側の折り目と外側の折り目との間に位
置する段ボールを第二案内部材に当接させているため、
確実に、第二折り癖を付けることができる等の効果を奏
する。
【0068】従って、作業工数,作業時間を削減でき、
作業効率が向上し、段ボールの製造コストを低減し得
る。
【0069】また第二発明は、搬送手段が段ボールを挟
持して搬送し、そして、搬送される段ボールの折片に案
内部材を当接させると、折片が折り目を支点として立ち
上がり、自動的に折り目に折り癖を付与する。
【0070】従って、作業工数,作業時間を削減でき、
作業効率が向上し、段ボールの製造コストを低減し得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の段ボールの折り癖付与方法を実施する
ための段ボールの折り癖付与装置の全体構成を示す正面
図である。
【図2】図1の折り目付与部の斜視図である。
【図3】図2の折り目付与部で段ボールを搬送している
状態の部分的斜視図である。
【図4】図2の折り目付与部で段ボールを搬送している
状態の部分的斜視図である。
【図5】(A)は図2の上搬送ローラのカッタ部分の横
断面図、(B)は図2の上搬送ローラのクッション部分
の横断面図である。
【図6】図1の装置全体の上流側半分の拡大正面図であ
る。
【図7】図1の装置全体の下流側半分の拡大正面図であ
る。
【図8】本実施例の折り癖付与部に用いた押上げローラ
付近の斜視図である。
【図9】本実施例で用いた第一治具、第二治具付近の平
面図である。
【図10】本実施例において、折り目付与部で折り目を
付与する前の段ボールの斜視図である。
【図11】図10の段ボールの部分的斜視図である。
【図12】本実施例において、折り目付与部で折り目を
付与した後の段ボールの斜視図である。
【図13】本実施例において、折り目付与部で段ボール
の移動を防止している状態の拡大正面断面図である。
【図14】本実施例において、段ボールを折っている過
程の側面断面図である。
【図15】本実施例において、段ボールを折っている過
程の正面図である。
【図16】本実施例において、段ボールを折っている過
程の側面断面図である。
【図17】本実施例において、段ボールを折っている過
程の正面図である。
【図18】本実施例において、段ボールを折っている過
程の側面断面図である。
【図19】本実施例において、段ボールを折っている過
程の斜視図である。
【図20】本実施例において、段ボールを折っている過
程の側面断面図である。
【図21】本実施例において、段ボールを折っている過
程の側面断面図である。
【図22】本実施例において、段ボールを折っている過
程の側面断面図である。
【図23】本実施例において、段ボールを折っている過
程の正面図である。
【図24】本実施例で製造した段ボールを折って接着し
ている状態の斜視図である。
【図25】従来の段ボールの折り動作を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
9 段ボール 9A 基片 9B 折片 26 搬送ベルト(搬送手段) 27 押上げローラ(挟持部材) 30 第一治具 31 第二治具 34 小ローラ 37、38 案内棒(第一案内部材) 56、57 折り目

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】近接して設けた複数の折り目を介して接続
    した基片と折片とを有する段ボールを搬送手段により挟
    持し、 かつ、 前記複数の折り目の内の外側の折り目を前記搬送手段の
    搬送方向に沿って設けた第一治具の直線状に形成した第
    一案内縁に合わせて搬送するとともに、 前記搬送手段の側方に設けた第一案内部材に前記折片を
    当接させて前記折片を前記複数の折り目の内の外側の折
    り目を支点として立ち上がらせて第一折り癖を付与し、 その後、 前記段ボールを立ち上がらせた状態で、前記複数の折り
    目の内の内側の折り目を前記搬送手段の搬送方向に沿っ
    て設けた前記第一治具より内方に位置する第二治具の直
    線状に形成した第二案内縁に合わせて搬送するととも
    に、 前記搬送手段の側方に設けた第二案内部材に前記内側の
    折り目と前記外側の折り目との間に位置する前記段ボー
    ルを当接させて前記内側の折り目と前記外側の折り目と
    の間に位置する前記段ボールを前記複数の折り目の内の
    内側の折り目を支点として立ち上がらせて第二折り癖を
    付与したことを特徴とする段ボールの折り癖付与方法。
JP5126739A 1993-05-28 1993-05-28 段ボールの折り癖付与方法 Expired - Lifetime JPH0780268B2 (ja)

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