JPH077944Y2 - 個別包装生理用ナプキン - Google Patents

個別包装生理用ナプキン

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JPH077944Y2
JPH077944Y2 JP1990080821U JP8082190U JPH077944Y2 JP H077944 Y2 JPH077944 Y2 JP H077944Y2 JP 1990080821 U JP1990080821 U JP 1990080821U JP 8082190 U JP8082190 U JP 8082190U JP H077944 Y2 JPH077944 Y2 JP H077944Y2
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JP
Japan
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sanitary napkin
sheet
portions
packaging sheet
individually packaged
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JP1990080821U
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彦太郎 川口
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Kao Corp
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Kao Corp
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は個別包装生理用ナプキンに係り、詳しくは、個
別包装生理用ナプキンの包装シートを、生理用ナプキン
の下着への固定部材として利用し得るようにした個別包
装生理用ナプキンに関する。
〔従来の技術及び考案が解決しようとする課題〕
一般に、生理用ナプキンは、包装シート等によって個別
に包装されている。
従来、上記包装シートに、包装材としての機能以外に、
生理用ナプキンの非使用面に塗布した固定用粘着剤の剥
離紙としての機能を併有させた、個別包装生理用ナプキ
ンが提案されている(実開平2−14016号公報参照)。
しかし、上記個別包装生理用ナプキンは、包装シート
に、単なる剥離紙としての機能を併有させたものに過ぎ
ず、包装シートを、生理用ナプキンの下着への固定部材
として利用し得るようにしたものではない。
従って、本考案の目的は、包装シートを、生理用ナプキ
ンの下着への固定部材として利用し得るようにした、個
別包装生理用ナプキンを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、生理用ナプキン1と、該生理用ナプキン1を
個別に完全に包装した包装シート2とからなる個別包装
生理用ナプキンにおいて、上記包装シート2は、上記生
理用ナプキン1の非使用面1aに接する第1のシート部分
4と、該第1のシート部分4に連続し且つ上記生理用ナ
プキン1と交差する2つの第2のシート部分5,6とを有
し、上記第1のシート部分4で上記生理用ナプキン1の
非使用面1aに固定されており、上記第2のシート部分5,
6には、剥離可能な接着剤層7,8が設けられており、上記
生理用ナプキン1は、3つ折り又は4つ折りに折り重ね
られており、折り重ねられた上記生理用ナプキン1は、
2つの上記第2のシート部分5,6の端部同士を重ね合わ
せて上記包装シート2により包み込まれており、上記生
理用ナプキン1を包み込んだ上記包装シート2は、上記
第2のシート部分5,6の端部同士が連接され且つ上記第
2のシート部分5,6の幅方向両側縁部と上記第1のシー
ト部分4の幅方向両側縁部とが連接されて、上記生理用
ナプキン1を完全に包装している、ことを特徴とする個
別包装生理用ナプキンを提供することにより、上記目的
を達成したものである。
〔作用〕
本考案の個別包装生理用ナプキンによれば、包装シート
を開いて生理用ナプキンを使用する際、上記包装シート
を、生理用ナプキンの下着への固定部材として利用する
ことができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら本考案の実施例を説明する。
第1図乃至第4図は本考案の個別包装生理用ナプキンの
一実施例を示し、第1図は包装状態を示す斜視図、第2
図は第1図のII−II線矢視断面図、第3図は包装シート
を開封して生理用ナプキンを展開した状態を示す斜視
図、第4図は包装シートで生理用ナプキンを下着に固定
した使用状態を示す説明断面図である。
本実施例の個別包装生理用ナプキンは、生理用ナプキン
1と、該生理用ナプキン1を個別に完全に包装した包装
シート2とからなるものである。
上記生理用ナプキン1は、詳細に図示しないが、例え
ば、肌に接する液透過性の表面シートと、下着に接する
液不透過性の防漏シートと、これらのシート間に介在す
る液保持性の吸収体とを有して構成されており、従来の
ものと変わらないものである。
また、上記包装シート2は、上記生理用ナプキン1の非
使用面(防漏シート側の面)1aの長手方向中央部分にホ
ットメルトタイプの接着剤3を介して固定される第1の
シート部分4と、該第1のシート部分4に連続し且つ上
記生理用ナプキン1と交差する2つの第2のシート部分
5、6とを有して構成されている。
上記第2のシート部分5、6は、第3図に示すように、
包装シート2を開封したとき、上記生理用ナプキン1の
長手方向中央部分からその幅方向の両側に延びて、生理
用ナプキン1の下着への固定部材を形成するものであ
る。また、第2のシート5、6部分の表面の所定箇所に
は剥離可能な接着材からなる接着剤層7、8がそれぞれ
設けられ、一方の接着剤層8には剥離紙9(第2図参
照)が貼り付けられている。
ここで、剥離可能な接着剤とは、接着後にも粘着性を有
し、繰り返し使用可能なものを意味する。
上記包装シート2は、固定部材として上記生理用ナプキ
ン1をショーツのクロッチ部12(第4図参照)に固定す
ることができるものであれば、特に材質を問うものでは
なく、通常の包装材に用いられるものを使用可能である
が、実用性等からみてポリエチレン(PE)フィルム等が
特に好ましい。
上記包装シート2で上記生理用ナプキン1を包装するに
は、第1図に示すように、生理用ナプキン1を、三つ折
り又は四つ折り状態にした後、該生理用ナプキン1を包
み込めばよい。
この場合、まず上記第1のシート部分4を、上記接着剤
3を介して生理用ナプキン1の非使用面1aに固定し、ま
た上記第2のシート部分5が下側で、上記第2のシート
部分6が上側に位置するように、第2のシート部分5、
6の端部同士を重ね合わせて、第2のシート部分5、6
により生理用ナプキン1を包み込み、この後第2のシー
ト部分5の端部と第2のシート部分6の端部とを連接
し、また第2のシート部分5、6の幅方向両側縁と第1
のシート部分4の幅方向両側縁とを連接する。
ここで、第2のシート部分5の端部と第2のシート部分
6の端部との連接部分10や、第2のシート部分5、6の
幅方向両側縁と第1のシート部分4の幅方向両側縁との
連接部分11は、容易に引き裂くことができる程度の脆弱
部(ミシン目)となしてある。
上記生理用ナプキン1を使用する場合には、第2のシー
ト部分6を摘んで、第2図に示す矢印方向に引っ張っ
て、脆弱部である連接部分10、連接部分11を引き裂き、
第3図に示すように包装シート2を開封し、また生理用
ナプキン1を展開状態にする。この後、第2のシート部
分5、6を、第4図に示すように、ショーツの股間部
(クロッチ部)12に巻き付け、接着剤7により一方の第
2のシート部分5を上記クロッチ部12に固定し、また剥
離紙9を剥がして接着剤8により他方の第2のシート部
分6を一方の第2のシート部分5に固定する。また、場
合によっては接着剤8により他方の第2のシート部分6
も上記クロッチ部12に固定してもよい。
これにより、生理用ナプキン1がクロッチ部12に固定さ
れた状態となり、使用者が運動等しても生理用ナプキン
1が移動したり、装着不安定な状態になったりせず、経
血の漏れを防ぐことができる。
以上のように構成された本実施例の個別包装生理用ナプ
キンによれば、包装シート2に、包装機能の他に、生理
用ナプキン1の下着への固定部材としての機能を併有さ
せているので、これまで廃棄されていた包装材の有効利
用が図れる。
第5図及び第6図は本考案の個別包装生理用ナプキンの
他の実施例を示すもので、第5図は包装状態の斜視図、
第6図は第5図のVI−VI線矢視断面図である。なお、第
5図及び第6図中第1図及び第2図に示す部分と同一部
分には、同一符号を付して、その説明を省略する。
この他の実施例では、接着剤層7、8をそれぞ2個設
け、また該接着剤層8が設けられた第2のシート部分6
の端部を内側に折り込み、接着剤8を介して第2のシー
ト部分5、6の端部同士を接着するように構成してあ
る。
このようにすると、上記接着部分10と上記剥離紙9を省
略することができる。
なお、接着剤層7、8のうち、いずれか一方のみを設け
て、第2のシート部分5、6の端部同士を連接すること
により、生理用ナプキン1をクロッチ部12に固定するよ
うにしてもよい。
〔考案の効果〕
本考案の個別包装生理用ナプキンは、包装シートを、生
理用ナプキンの下着への固定部材として利用し得る。
また、必要に応じて包装シート廃棄して通常の生理用ナ
プキンとして使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の個別包装生理用ナプキンの
一実施例を示し、第1図は包装状態を示す斜視図、第2
図は第1図のII−II線矢視断面図、第3図は包装シート
を開封して生理用ナプキンを展開した状態を示す斜視
図、第4図は包装シートで生理用ナプキンを下着に固定
した使用状態を示す説明断面図、第5図及び第6図は本
考案の個別包装生理用ナプキンの他の実施例を示すもの
で、第5図は包装状態の斜視図、第6図は第5図のVI−
VI線矢視断面図である。 1;生理用ナプキン、1a;非使用面 2;包装シート、3;接着剤 4;第1のシート部分 5、6;第2のシート部分 7、8;剥離可能な接着剤層

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】生理用ナプキン1と、該生理用ナプキン1
    を個別に完全に包装した包装シート2とからなる個別包
    装生理用ナプキンにおいて、 上記包装シート2は、上記生理用ナプキン1の非使用面
    1aに接する第1のシート部分4と、該第1のシート部分
    4に連続し且つ上記生理用ナプキン1と交差する2つの
    第2のシート部分5,6とを有し、上記第1のシート部分
    4で上記生理用ナプキン1の非使用面1aに固定されてお
    り、 上記第2のシート部分5,6には、剥離可能な接着剤層7,8
    が設けられており、 上記生理用ナプキン1は、3つ折り又は4つ折りに折り
    重ねられており、 折り重ねられた上記生理用ナプキン1は、2つの上記第
    2のシート部分5,6の端部同士を重ね合わせて上記包装
    シート2により包み込まれており、 上記生理用ナプキン1を包み込んだ上記包装シート2
    は、上記第2のシート部分5,6の端部同士が連接され且
    つ上記第2のシート部分5,6の幅方向両側縁部と上記第
    1のシート部分4の幅方向両側縁部とが連接されて、上
    記生理用ナプキン1を完全に包装している、 ことを特徴とする個別包装生理用ナプキン。
  2. 【請求項2】上記第2のシート部分が、上記接着剤層が
    上記包装シートの外面に露出しないように折り込まれて
    いることを特徴とする請求項(1)記載の個別包装生理
    用ナプキン。
JP1990080821U 1990-07-30 1990-07-30 個別包装生理用ナプキン Expired - Lifetime JPH077944Y2 (ja)

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