JPH077775B2 - リードフレーム搬送方法およびその装置 - Google Patents

リードフレーム搬送方法およびその装置

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JPH077775B2
JPH077775B2 JP2170803A JP17080390A JPH077775B2 JP H077775 B2 JPH077775 B2 JP H077775B2 JP 2170803 A JP2170803 A JP 2170803A JP 17080390 A JP17080390 A JP 17080390A JP H077775 B2 JPH077775 B2 JP H077775B2
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孝宏 田島
秀二 青木
克拓 大江
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体装置用のリードフレームを搬送するリー
ドフレーム搬送方法およびその装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
第14図は従来におけるリードフレーム搬送装置の斜視
図、第15図はその一部分の分解斜視図であってこれを同
図に基づいて説明すると、搬送軸1に形成された複数個
の各切欠き1aには搬送アーム2の基端部が嵌合状として
夫々ネジ3止め固定されていて、各搬送アーム2の先端
部には、尖鋭端を有する一対ずつの搬送ピン4が夫々固
定されている。この搬送ピン4は、リードフレーム5の
搬送孔5aに挿脱自在に挿入される。
搬送軸1はその一端部が、カップリング6を介してエア
シリンダ7のピストンロッド7aに連結されており、ピス
トンロッド7aを進退させることにより、搬送軸1が第14
図に矢印で示す方向に進退するように構成されている。
8は搬送軸1の他端が接離自在に当接して搬送軸1の移
動量を規制するストッパ、9は搬送軸1の両端部を軸心
方向に移動自在に支持する軸受で、装置本体(図示省
略)側に固定されている。
そして、搬送アーム2の先端の搬送ピン4がリードフレ
ーム5の搬送孔5aに挿入された状態でエアシリンダ7の
作動によりリードフレーム5が所定量移動され、その
後、リードフレーム5側が下降して搬送孔5aより搬送ピ
ン4が離脱される。この離脱状態で、エアシリンダ7が
作動され、搬送軸1が初期位置に戻され、その後、リー
ドフレーム5側が上昇して搬送ピン4が別の搬送孔5aに
挿入される。この繰返しによってリードフレーム5が所
定量ずつピッチ送りされる。
なお、リードフレーム5の搬送ピッチはストッパ8の位
置によって調整可能とされている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来のリードフレーム搬送装
置においては、搬送されるリードフレームの機種変換に
際し、搬送軸1と搬送アーム2のみならず、軸受9ごと
に全体的に交換しなければならず、交換作業が面倒で、
手間がかかり、多くの時間を要し、生産性に劣るという
問題があった。
そこで、本発明は上記のような問題点を解消するために
なされたもので、リードフレームの機種交換時における
交換作業の容易化及び作業時間の短縮化を図り、生産性
に優れたリードフレーム搬送方法およびその装置を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
このような目的を達成するために本発明では、第1のリ
ードフレーム搬送方法として、案内レールに支持された
リードフレームを所定量ずつピッチ送りするリードフレ
ーム搬送方法において、搬送方向に移動自在で、かつ搬
送方向に平行な軸回りに回動自在となるように配設され
た支持体に着脱自在で一体的に支持されると共に、連結
部材で搬送方向に、かつ着脱自在に連結された複数のア
ーム取付板を支持体と共に回動させて、各アーム取付板
各々に予め複数固定された搬送アームが有する搬送ピン
をリードフレームの搬送孔に挿入する挿入工程と、前記
搬送ピンの搬送孔挿入状態で、アーム取付板を支持体と
共に搬送方向に所定量前進移動させる送り工程と、前記
前進移動後、アーム取付板を支持体と共に回動させて搬
送ピンをリードフレームの搬送孔から離脱させる離脱工
程と、前記搬送ピンの搬送孔からの離脱状態で、アーム
取付板を支持体と共に搬送方向に対し所定量後退移動さ
せ、初期位置に戻す戻し工程と、を順次繰返すことによ
ってリードフレームを搬送する方法を提供する。
また、その方法を実施するための装置として、案内レー
ルに支持されたリードフレームを所定量ずつピッチ送り
するリードフレーム搬送装置において、リードフレーム
の搬送孔に挿脱自在な搬送ピンを備えた複数の搬送アー
ムが予めそれぞれに固定されたアーム取付板と、このア
ーム取付板を搬送方向に、かつ着脱自在に連結する連結
部材と、この連結部材で連結されたアーム取付板を着脱
自在で一体的に支持するとともに前記搬送方向に前進後
退移動自在で、かつ搬送方向に平行な軸回りに回動自在
となるように配設された支持体と、前記搬送ピンを搬送
孔に挿脱させるべく、前記支持体を回動操作する回動操
作機構と、前記搬送ピンの搬送孔挿入状態でアーム取付
板を前記支持体と共に搬送方向に前進移動させ、搬送ピ
ンの搬送孔離脱状態でアーム取付板を前記支持体と共に
搬送方向に対し後退移動させる往復駆動機構が設けられ
てなる装置を提供する。
さらに、本発明の第2のリードフレーム搬送方法として
案内レールに支持されたリードフレームを所定量ずつピ
ッチ送りするリードフレーム搬送方法において、連結部
材で搬送方向に、かつ着脱自在に複数連結されると共に
搬送方向に前進後退移動自在となるように配設された支
持体に着脱自在で一体的に支持されたアーム取付板、こ
のアーム取付板に夫々固定された搬送アームが有する搬
送ピンを、昇降操作機構による前記案内レールの上下方
向移動により、リードフレームの搬送孔に挿入させる挿
入工程と、前記搬送ピンの搬送孔挿入状態で、前記アー
ム取付板を前記支持体と共に搬送方向に所定量前進移動
させる送り工程と、前記前進移動後、前記案内レールの
上下方向移動により、前記搬送ピンをリードフレームの
搬送孔から離脱させる離脱工程と、前記搬送ピンの搬送
孔からの離脱状態で、前記アーム取付板を前記支持体と
共に搬送方向に対し所定量後退移動させ、初期位置に戻
す戻し工程と、を順次繰返すことによってリードフレー
ムを搬送する方法を提供する。
また、その方法を実現するための装置として、案内レー
ルに支持されたリードフレームを所定量ずつピッチ送り
するリードフレーム搬送装置において、前記案内レール
を上下方向に移動操作する昇降操作機構と、この昇降操
作機構による前記案内レールの上下方向移動に対応して
リードフレームの搬送孔に挿脱される搬送ピンを備えた
搬送アームと、この搬送アームを各々固定する複数のア
ーム取付板と、このアーム取付板を搬送方向に、かつ着
脱自在に連結する連結部材と、この連結部材で連結され
たアーム取付板が着脱自在に一体的に支持されるととも
に搬送方向に前進後退移動が自在となるように配設され
た支持体と、前記搬送ピンの搬送孔挿入状態で前記アー
ム取付板を前記支持体と共に搬送方向に前進移動させ、
前記搬送ピンの搬送孔離脱状態で前記アーム取付板を前
記支持体と共に搬送方向に対し後退移動させる往復駆動
機構が設けられてなる装置を提供する。
〔作用〕
本発明の第1のリードフレーム搬送方法およびその装置
によれば、回動操作機構で支持体を搬送方向回りに回動
させ、搬送アームの搬送ピンをリードフレームの搬送孔
に挿脱させ、その挿入状態および離脱状態で、夫々同期
して往復駆動機構によりアーム取付板を搬送方向に前進
および後退させれば、リードフレームが所定量ずつピッ
チ搬送される。
そして、機種交換に際しては、予め複数の搬送アームが
固定されたアーム取付板を支持体より取外すと共に、各
アーム取付板を連結する連結部材を取外し、アーム取付
板を交換したり増減した後、再度、連結部材で連結し、
支持体に取付ければよい。
また、第2のリードフレーム搬送方法およびその装置に
よれば、昇降操作機構で案内レールを上下方向に移動さ
せ、搬送アームの搬送ピンをリードフレームの搬送孔に
挿脱させ、その挿入状態および離脱状態で、夫々同期し
て往復駆動機構によりアーム取付板を搬送方向に前進お
よび後退させれば、リードフレームが所定量ずつピッチ
搬送される。
そして、機種交換に際しては、アーム取付板を支持体よ
り取外すと共に、各アーム取付板を連結する連結部材を
取付し、アーム取付板を交換したり増減した後、再度、
連結部材で連結し、支持体に取付ければよい。
〔実施例〕
以下、本発明の第1のリードフレーム搬送方法およびそ
の装置を図面について説明する。
第1図はリードフレーム搬送装置の駆動部の斜視図、第
2図は同搬送部の斜視図であり、図において、11は往復
駆動機構で、装置本体(図示省略)側に固定の基板12上
に設けられた支持ブラケット13に支持されたサーボモー
タ14を備え、サーボモータ14のモータ軸14aに装着され
たプーリ15と、基板12上に設けられた軸受台16に軸支さ
れた駆動軸17に装着されたプーリ18間にわたってタイミ
ングベルト19が張架されている。
駆動軸17は軸心方向に分割状とされた第1駆動軸17aと
第2駆動軸17bとからなり、第1駆動軸17aと第2駆動軸
17bとはクラッチ機構20で断接自在に接続されている。
このクラッチ機構20は通常、接続状態で動力伝達自在と
され、過負荷が作用した際に切断状態となり、動力伝達
が遮断されるよう構成されている。
第2駆動軸17bの外周部には雄ネジ部が形成され、一
方、第2駆動軸17bの外嵌状に装着されたシャトル22側
には対応する雌ネジ部が形成され、ボールネジ機構によ
り、第2駆動軸17bの回転に応じてシャトル22が第2駆
動軸17bの軸心方向に進退移動するよう構成されてい
る。
24は駆動機構11の側方からリードフレーム5の搬送方向
に延設されたスプライン軸で、装置本体(図示省略)側
に固定の複数の軸受台25によって軸心方向への移動が規
制された状態で回動自在に軸支されている。
スプライン軸24には第2図,第3図に示される如く、複
数の支持体26がスプライン嵌合され、スプライン軸24の
軸心方向に相対移動自在で、かつ軸心回りに相対回動不
能に装着されている。従って、支持体26は搬送方向に平
行な軸であるスプライン軸24と一体となってその軸心回
りに回動自在であるとともに搬送方向にはスプライン軸
24に沿って相互に移動自在となるように設けられてい
る。
28はアーム取付板で、搬送方向、即ちスプライン軸24の
軸心方向と平行に複数配置され、連結部材29で着脱自在
に連結されている。即ち、第3図に示される如く、各ア
ーム取付板28の端部上面には搬送方向に直交する凹溝30
が形成されており、正面視コ字状の連結部材29の両端部
が各凹溝30に嵌合状として連結部材29とアーム取付板28
とがネジ31締結されている。
また連結部材29で連結された各ブロックごとのアーム取
付板28には複数組の搬送アーム32が着脱自在に固定され
ている。即ち、第4図に示される如く、アーム取付板28
の下面側には位置決めピン33が突設され、搬送アーム32
の基端部に形成された位置決め孔34に前記ピン33を貫通
状として、アーム取付板28と搬送アーム32とがネジ35締
結されている。そして搬送アーム32の先端部は前方突出
状とされ、その先端部において互いに対向するコ字状部
下面側には、第2図に示される如く、下向き突出状に所
望の間隔を有して搬送ピン36が夫々設されている。
前記各支持体26の上面側には第3図及び第4図に示され
る如く、凹溝部37及び位置決め孔26aが形成され、各搬
送アーム32の基端部が嵌合状、さらに前記各搬送アーム
32を貫通した前記ピン33を嵌入状として、支持体26と搬
送アーム32及びアーム取付板28が一体的にネジ38締結さ
れ、ここに各アーム取付板28は支持体26に着脱自在に取
付けられる。
前記シャトル22の上面側には、第1図,第5図及び第6
図に示される如く、搬送方向と直交する、即ち前後方向
のガイド溝40が形成されており、該ガイド溝40に上方よ
り連結体41後部が着脱自在に嵌入されている。連結体41
は上部の連結板41aと、連結板41aの後部下面に下向き突
出状にネジ42締結された前後一対の支持板41bと、各支
持板41b下部の左右両端部に転動自在に取付けられたロ
ーラやベアリング等よりなる転動体41cとを備えてな
り、各転動体41cがガイド溝40の側面40aに沿って転動す
ることにより上下方向に移動自在に嵌入されている。な
お、転動体41cは左右いずれか一方のみに備える構造と
してもよい。
また連結板41aの前部は二又状とされ、第1図〜第3図
に示される如く、アーム取付板28の上面側に凹溝部28a
が形成され、これに嵌合状としてアーム取付板28に着脱
自在にネジ43締結され、ここに、シャトル22とアーム取
付板28とが連結体41で連動連結される。
第1図および第6図に示される如く、シャトル22の後面
側には遮光板45が後方突出状に固着されており、シャト
ル22後方に位置した基板12上には送り位置検出用の発光
体および光センサからなる送り検出部46および戻り位置
検出用の発光体および光センサからなる戻り検出部47が
備えられている。そしてシャトル22の進退移動によって
遮光板45が各検出部46,47対応位置に移動した際、発光
体から光センサへの光が遮断され、シャトル22の位置が
検出される。
第7図は各検出部46,47の位置調整機構を例示したもの
であり、各検出部46,47が夫々取付けられた支持台49,50
の後端部がガイド杆51に沿って左右方向にのみ移動自在
に嵌通支持され、両支持台49,50間には、基板12側に上
下方向の軸心回りに回動操作自在にコマ体52が設けられ
ている。コマ体52の外周面には径方向に対向して互いに
平行な対の位置調整面52a,52b,52c,52dが周方向複数形
成されており、対の位置調整面52a,52b,52c,52dのそれ
ぞれにおいては回動中心からの距離が互いに等しく、対
の位置調整面52a,52b,52c,52d相互間の回動中心からの
距離は互いに異なるように構成されている。また各支持
台49,50は押圧バネ53,54によってコマ体52の位置調整面
52a,52b,52c,52d側に弾発付勢状とされている。そして
コマ体52の回動操作により仮想線で示される如く、位置
調整面52a,52b,52c,52dが変更されて支持台49,50の間隔
が遠近調整され、ここに各検出部46,47の位置が簡単に
調整可能となる。
前記スプライン軸24の長手方向中途部には、第1図およ
び第8図に示される如く、連動体56が装着されており、
連動体56はスプライン軸24にスプライン嵌合もしくは二
又部56aをネジ57締結することによってスプライン軸24
と一体に回動すべく構成されている。連動体56は下方延
設状の脚部56bを備え、脚部56bの二又部には転動輪56c
が転動自在に支持されている。また脚部56bの下部後方
にはエアシリンダ58が備えられ、エアシリンダ58のピス
トンロッド58aを突出させることによって転動輪56cが押
動され、ここにスプライン軸24が軸心回りに正回動され
る。このスプライン軸24の正回動により、各支持体26お
よび各アーム取付板28が一体に正回動され、各搬送アー
ム32の先端部が上昇回動される。この搬送アーム32の先
端部の上昇回動によって、第2図に示される如く、搬送
方向に沿って敷設された前後一対の案内レール60の対向
する溝間に支持されたリードフレーム5の搬送孔5aから
搬送ピン36が離脱される。
またエアシリンダ58のピストンロッド58aを後退させれ
ば、脚部56bと装置本体(図示省略)側に固定の支持部6
1とにわたって張設された戻しバネ62によって連動体56
が戻され、ここにスプライン24が逆回動される。このス
プライン軸24の逆回動により、前述と逆作動され、搬送
ピン36がリードフレーム5の搬送孔5aに挿入される。63
は位置検出センサーで、エアシリンダ58のピストンロッ
ド58aの出退位置を検出する。そして、上記連動体56,エ
アシリンダ58等によって支持体26,アーム取付板28,搬送
アーム32を回動操作する回動操作機構64が構成される。
なお、このアーム取付板28の正逆回動時において、連結
体41の転動体41cはガイト溝40の側面40aを上下に転動す
る。
第9図は装置の制御ブロック図を示し、送り検出部46,
戻り検出部47,位置検出センサー63からの検出信号を制
御装置66で判断し、パルス発生回路67に信号を送ってサ
ーボモータ14を正逆回転させると共に、電磁弁68に信号
を送って切換操作し、エアシリンダ58に対してエアコン
プレッサー69からの圧縮エアを供給解除操作する。
第10図はエアシリンダ58に対する圧縮エアの供給状態と
シャトル22位置との関係を示し、シャトル22の初期位置
で、エアシリンダ58に対する圧縮エアの供給が停止状態
とされている。この際、戻り検出部47にシャトル22の遮
光板45が位置され、エアシリンダ58のピストンロッド58
aは後退位置にあり、従って搬送ピン36はリードフレー
ム5の搬送孔5aに挿入状とされている(挿入工程)。
そしてピストンロッド58aの後退位置を検出する位置検
出センサー63の検出信号によってサーボモータ14が送り
方向に回転駆動され、駆動軸17の回転によってシャトル
22が駆動軸17の軸心方向に沿って搬送方向に移動する。
このシャトル22の搬送方向移動によって、シャトル22と
連結体41で連動連結されたアーム取付板28、搬送アーム
32及び支持体26が搬送方向に移動操作され、ここに搬送
アーム32の搬送ピン36が挿入状とされたリードフレーム
5が搬送方向に前進移動される(送り工程)。
所定時間(T1)経過後、シャトル22は所定距離A前進
し、遮光板45が送り検出部46に位置され、この送り検出
部46の検出信号によって、サーボモータ14が停止すると
共にエアシリンダ58に圧縮エアが供給され、ピストンロ
ッド58aが突出して連動体56が回動操作され、ここに搬
送ピン36がリードフレーム5の搬送孔5aから離脱される
(離脱工程)。
このエアシリンダ58のピストンロッド58aの突出位置を
位置検出センサー63で検出し、この検出信号によってサ
ーボモータ14が戻り方向に逆回転駆動され、シャトル2
2、アーム取付板、搬送アーム32および支持体26が搬送
方向後方に戻される(戻し工程)。
そして、所定時間(T2−T1)経過後、シャトル22は所定
距離A後退し、遮光板45が戻り検出部47に位置され、こ
の戻り検出部47の検出信号によって、サーボモータ14が
停止すると共にエアシリンダ58に対する圧縮エアの供給
が解除され、ピストンロッド58aが後退して連動体56が
逆回動操作され、ここにリードフレーム5の搬送孔5aに
搬送ピン36が挿入される(挿入工程)。
このエアシリンダ58のピストンロッド58aの後退位置を
位置検出センサー63で検出し、この検出信号によってサ
ーボモータ14が再度送り方向に回転駆動され、ここに以
上の各工程を順次繰返すことによって、リードフレーム
5が搬送方向に所定量ずつピッチ搬送される。
また第2図において、仮想線で示される如く、各アーム
取付板28のブロック毎に、搬送方向に沿って第1金型装
置71,第2金型装置72,第3金型装置73が配設されてお
り、案内レール60に沿ってピッチ搬送されるリードフレ
ーム5は、第11A図に示される如く、モールド済ICのリ
ードフレーム5で、搬送孔5aが形成されたフレーム枠5b
と、モールド部5cとフレーム枠5bとを連結する第1連結
リード5dと、モールド部5c間に配置された外部リード5e
と、フレーム枠5bとを連結する第2連結リード5f等を備
えてなり、第1金型装置71で、第11B図に示される如
く、第2連結リード5fが切断されると共に、外部リード
5eを各モールド部5c間の中間部で切り離す。その後、第
2金型装置72で、第11C図に示される如く、各外部リー
ド5eが押し曲げ成形され、第3金型装置73で第1連結リ
ード5dが切断され、ここにフレーム枠5bから第11D図に
示されるICが得られる。
なお、リードフレーム5の搬送中に、搬送トラブル等に
よってリードフレーム5の詰まり等が発生し、搬送アー
ム32に過負荷が作用した場合には、クラッチ機構20の連
結が切断され、シャトル22や連結体41の移動が停止する
ため、搬送ピン36の折損が有効に防止できる。そして別
の操作系によってエアシリンダ58に圧縮エアを供給し、
搬送ピン36をリードフレーム5の搬送孔5aから離脱さ
せ、リードフレーム5を案内レール60から取出して詰ま
りを解消させればよい。そしてリードフレーム5の機種
交換に際しては、支持体26からアーム取付板28及び搬送
アーム32を取外すと共に、連結体41を取外し、各アーム
取付板28を連結する連結部材29を取外して各ブロックの
アーム取付板28や搬送アーム32を所望のものに交換した
り、増減した後、再度、連結部材29で連結し、支持体26
側に取付ければよく、交換作業が簡単、容易に行え、交
換作業の作業時間も短縮化でき、生産性の向上が図れ
る。
また搬送ピッチの変更も、各検出部46,47の位置変更に
よって簡単に対応できる。さらにマイコン制御等によっ
て搬送ピッチを制御する方式としてもよい。
次に、本発明の第2のリードフレーム搬送方法およびそ
の装置を説明する。なお、第1のリードフレーム搬送装
置と同様部分の説明は省略する。第12図および第13図は
金型装置76を示し、この金型装置76はベース77上に取付
けられた下金型78と、プレスラム79に支持された上金型
80とを備え、上金型80と下金型78間に案内レール60が配
置され、両側の案内レール60は長手方向に離隔して配置
された複数の連結板81で互いに連結されている。案内レ
ール60の下面側に下向き突出状に突設されたガイドピン
82が下金型78側に上下動自在に支持されると共に、ガイ
ドピン82に外嵌された第1コイルバネ83で上方付勢状に
弾支されている。なお、ガイドピン82は各案内レール60
に1対ずつ設けられ、合計4個所で支持されている。
一方、プレスラム79にはホルダ84を介して下向き突出状
とされた押下げピン85が上下動自在に支持され、案内レ
ール60の上面側に当接されている。また押下げピン85に
は第1コイルバネ83よりバネ係数が大なる第2コイルバ
ネ86が外嵌され、押下げピン85の下端押下げ部85aを下
向きに弾発付勢している。押下げピン85の上端雄ネジ部
にはナット87が螺合されており、ナット87の螺進螺退に
よって押下げピン85のホルダ84からの下側突出量を調整
可能としている。そして案内レール60は第1コイルバネ
83の押上げ力によって押下げ部85aに当接する位置に保
持され、プレスラム79の下降に伴って、案内レール60は
押下げピン85により、第1コイルバネ83の付勢力に抵抗
して押下げられる。
案内レール60が所定量下降した後、押下げピン85は第2
コイルバネ86の付勢力に抵抗してホルダ84に対して相対
的に上方移動され、この際、上金型80と下金型78とによ
ってリードフレーム5に所定の加工が施される。また案
内レール60の前記所定量の下降は、搬送ピン36がリード
フレーム5の搬送孔5aから離脱するのに十分な範囲とさ
れている。ここに金型装置76は案内レール60を上下方向
に移送操作させる昇降操作機構を構成する。
そして、この実施例によれば、前述の第1金型装置71,
第2金型装置72,第3金型装置73が前記金型装置76と同
様に構成されて第1のリードフレーム搬送装置と同様に
配設される。
次にその搬送方法を説明すると、前述同様、シャトル22
の初期位置で搬送ピン36がリードフレーム5の搬送孔5a
に挿入された状態とされ、サーボモータ14の送り方向の
回転駆動によってシャトル22と共に、連結体41,アーム
取付板28,搬送アーム32,支持体26が搬送方向に移動操作
され、リードフレーム5が搬送方向に所定量前進移動さ
れる(送り工程)。
この所定量前進によって遮光板45が送り検出部46に位置
され、この送り検出部46の検出信号によってサーボモー
タ14が停止すると共に、金型装置76のプレスラム79が下
降され、プレスラム79が所定量下降した際に、搬送ピン
36がリードフレーム5の搬送孔5aから離脱される(離脱
工程)。
なお、この際、エアシリンダ58は何等作動されないよう
に構成されている。
そしてプレスラム79の前記所定量下降を検出してサーボ
モータ14が戻り方向に逆回転駆動され、シャトル22等が
搬送方向後方に所定量戻され、初期位置に復帰する(戻
し工程)。この際、遮光板45が戻り検出部47に位置さ
れ、この戻り検出部47の検出信号によって、サーボモー
タ14が停止すると共に、金型装置76のプレスラム79が上
昇され、初期高さに復帰する。この復帰によって案内レ
ール60と共にリードフレーム5が上昇され、搬送孔5aに
搬送ピン36が挿入される(挿入工程)。
このプレスラム79の初期高さ復帰を検出してサーボモー
タ14が再度送り方向に回転駆動され、ここに以上の各工
程を順次繰返すことによってリードフレーム5が搬送方
向に所定量ずつピッチ搬送される。
なお、エアシリンダ58はリードフレーム5の搬送中にお
ける搬送トラブル時等に作動させて、リードフレーム5
の取出し等に供される。また案内レール60は連続状のも
のを開示しているが、各搬送アーム32のブロック毎に分
割した構成であってもよい。また金型装置76を案内レー
ル60の昇降操作機構に兼用した構造を示しているが、金
型装置76と別に案内レール60の昇降操作機構を設ける構
造としてもよい。
〔発明の効果〕
以上のように、特許請求の範囲第1項及び第2項記載の
発明のリードフレーム搬送方法およびその装置によれ
ば、リードフレームの機種交換に際しては、アーム取付
板を支持体側より取外し、各アーム取付板を連結する連
結部材を取外し、予め所定の搬送アームが複数固定され
たアーム取付板に交換したり、予め複数の搬送アームが
固定されたアーム取付板を増減させ、再度連結部材で連
結して支持体側に取付ければよく、機種交換時における
交換作業が容易化され、ここに作業時間の短縮化が図
れ、生産性の向上が図れる。
また、特許請求の範囲第3項及び第4項記載の発明のリ
ードフレーム搬送方法およびその装置によれば、リード
フレームの機種交換に際しては、アーム取付板を支持体
側より取外し、各アーム取付板を連結する連結部材を取
外し、所定の搬送アームが固定されたアーム取付板に交
換したり、アーム取付板を増減させ、再度連結部材で連
結して支持体側に取付ければよく、機種交換時における
交換作業が容易化され、ここに作業時間の短縮化が図
れ、生産性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第10図は本発明の第1の実施例であるリードフ
レーム搬送装置を示し、第1図はその駆動部の斜視図、
第2図はリードフレーム搬送部の斜視図、第3図は第2
図III−III線断面矢視図、第4図は第3図IV−IV線断面
矢視図、第5図はシャトル部の正面図、第6図は第5図
VI−VI線断面矢視図、第7図は検出部の調整構造を示す
平面図、第8図は回動操作機構部の側面図、第9図は制
御ブロック図、第10図は動作説明図、第11A図〜第11D図
は夫々金型装置によって加工される手順を示す説明図、
第12図は第2実施例のリードフレーム搬送装置の要部斜
視図、第13図は同一部断面図、第14図は従来例を示すリ
ードフレーム搬送装置の一部斜視図、第15図は同一部分
解斜視図である。 図において、5はリードフレーム、5aは搬送孔、11は往
復駆動機構、26は支持体、28はアーム取付板、29は連結
部材、32は搬送アーム、36は搬送ピン、60は案内レー
ル、64は回動操作機構、76は金型装置である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】案内レールに支持されたリードフレームを
    所定量ずつピッチ送りするリードフレーム搬送方法にお
    いて、 搬送方向に移動自在で、かつ搬送方向に平行な軸回りに
    回動自在となるように配設された支持体に着脱自在で一
    体的に支持されると共に、連結部材で搬送方向に、かつ
    着脱自在に連結された複数のアーム取付板を支持体と共
    に回動させて、各アーム取付板各々に予め複数固定され
    た搬送アームが有する搬送ピンをリードフレームの搬送
    孔に挿入する挿入工程と、 前記搬送ピンの搬送孔挿入状態で、アーム取付板を支持
    体と共に搬送方向に所定量前進移動させる送り工程と、 前記前進移動後、アーム取付板を支持体と共に回動させ
    て搬送ピンをリードフレームの搬送孔から離脱させる離
    脱工程と、 前記搬送ピンの搬送孔からの離脱状態で、アーム取付板
    を支持体と共に搬送方向に対し所定量後退移動させ、初
    期位置に戻す戻し工程と、 を順次繰返すことによってリードフレームを搬送するこ
    とを特徴とするリードフレーム搬送方法。
  2. 【請求項2】案内レールに支持されたリードフレームを
    所定量ずつピッチ送りするリードフレーム搬送装置にお
    いて、 リードフレームの搬送孔に挿脱自在な搬送ピンを備えた
    複数の搬送アームが予めそれぞれに固定されたアーム取
    付板と、 このアーム取付板を搬送方向に、かつ着脱自在に連結す
    る連結部材と、 この連結部材で連結されたアーム取付板を着脱自在で一
    体的に支持するとともに前記搬送方向に前進後退移動自
    在で、かつ搬送方向に平行な軸回りに回動自在となるよ
    うに配設された支持体と、 前記搬送ピンを搬送孔に挿脱させるべく、前記支持体を
    回動操作する回動操作機構と、 前記搬送ピンの搬送孔挿入状態でアーム取付板を前記支
    持体と共に搬送方向に前進移動させ、搬送ピンの搬送孔
    離脱状態でアーム取付板を前記支持体と共に搬送方向に
    対し後退移動させる往復駆動機構と、 を備えたことを特徴とするリードフレーム搬送装置。
  3. 【請求項3】案内レールに支持されたリードフレームを
    所定量ずつピッチ送りするリードフレーム搬送方法にお
    いて、 連結部材で搬送方向に、かつ着脱自在に複数連結される
    と共に搬送方向に前進後退移動自在となるように配設さ
    れた支持体に着脱自在で一体的に支持されたアーム取付
    板、このアーム取付板に夫々固定された搬送アームが有
    する搬送ピンを、昇降操作機構による前記案内レールの
    上下方向移動により、リードフレームの搬送孔に挿入さ
    せる挿入工程と、 前記搬送ピンの搬送孔挿入状態で、前記アーム取付板を
    前記支持体と共に搬送方向に所定量前進移動させる送り
    工程と、 前記前進移動後、前記案内レールの上下方向移動によ
    り、前記搬送ピンをリードフレームの搬送孔から離脱さ
    せる離脱工程と、 前記搬送ピンの搬送孔からの離脱状態で、前記アーム取
    付板を前記支持体と共に搬送方向に対し所定量後退移動
    させ、初期位置に戻す戻し工程と、 を順次繰返すことによってリードフレームを搬送するこ
    とを特徴とするリードフレーム搬送方法。
  4. 【請求項4】案内レールに支持されたリードフレームを
    所定量ずつピッチ送りするリードフレーム搬送装置にお
    いて、 前記案内レールを上下方向に移動操作する昇降操作機構
    と、 この昇降操作機構による前記案内レールの上下方向移動
    に対応してリードフレームの搬送孔に挿脱される搬送ピ
    ンを備えた搬送アームと、 この搬送アームを各々固定する複数のアーム取付板と、 このアーム取付板を搬送方向に、かつ着脱自在に連結す
    る連結部材と、 この連結部材で連結されたアーム取付板が着脱自在に一
    体的に支持されるとともに搬送方向に前進後退移動が自
    在となるように配設された支持体と、 前記搬送ピンの搬送孔挿入状態で前記アーム取付板を前
    記支持体と共に搬送方向に前進移動させ、前記搬送ピン
    の搬送孔離脱状態で前記アーム取付板を前記支持体と共
    に搬送方向に対し後退移動させる往復駆動機構と、 を備えたことを特徴とするリードフレーム搬送装置。
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