JPH0777251A - オートテンショナ - Google Patents

オートテンショナ

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JPH0777251A
JPH0777251A JP22473493A JP22473493A JPH0777251A JP H0777251 A JPH0777251 A JP H0777251A JP 22473493 A JP22473493 A JP 22473493A JP 22473493 A JP22473493 A JP 22473493A JP H0777251 A JPH0777251 A JP H0777251A
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JP
Japan
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fixed case
swing arm
hub
friction member
arm
Prior art date
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Application number
JP22473493A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuto Tanaka
康人 田仲
Yasushi Kadota
康 門田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H2007/0802Actuators for final output members
    • F16H2007/081Torsion springs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H7/0829Means for varying tension of belts, ropes, or chains with vibration damping means

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  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】揺動アーム100のハブ110を固定ケース2
00のボス212に回動可能に貫通させた。ハブ110
に、回転を規制した状態で摩擦板500を嵌め込んだ。
揺動側のハブ110と固定側のボス212との対向面の
間に、摩擦板500を介在させた。摩擦板500と対向
面とを相対的に押圧する皿ばね400を設けた。固定ケ
ース200,揺動アーム100のそれぞれの外筒部21
1,120によって略密閉空間ERを区画し、摩擦板5
00を収容した。 【効果】揺動アーム100の揺動と同時に揺動抵抗が発
生する。揺動アーム100に安定した揺動抵抗を与え、
安定した減衰性能を得ることができる。摩擦部材が泥水
等にさらされることを防ぎ、偏摩耗を防止できる。長期
に亘って安定した減衰性能を得ることができ、耐久性に
優れたオートテンショナを提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プーリに巻き掛けら
れたベルト等のテンションを一定に保つためのオートテ
ンショナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、オートテンショナにおいては、
固定ケースに対して回動自在に支持された揺動アーム
に、ねじりコイルばねによって一定方向への回動付勢力
が与えられているとともに、揺動アームと固定ケースと
の間に介在した摩擦部材によって揺動抵抗が与えられて
いる。
【0003】ところで、図4に示す従来のオートテンシ
ョナにおいては、揺動アーム10と固定側部材11との
間に、ブッシュ部材12、皿ばね13、ブッシュ部材1
4および摩擦部材15を挟み込んでいる。ブッシュ部材
12は、揺動アーム10に対してボス12aによって回
り止めされている。ブッシュ部材14は、ブッシュ部材
12のボス12a内に、ピン14aを挿通させることに
より、両ブッシュ間12,14間に介在した皿ばね13
の伸縮を許容した状態で、互いに回り止めされている。
摩擦部材15は、ブッシュ部材14に対してダボ結合に
より固定されており、皿ばね13による付勢力によって
固定側部材11側に押圧されている。これにより、摩擦
部材15は、一対のブッシュ部材12,14を介して揺
動アーム10側に回動不能に固定され、皿ばね13によ
って押圧された状態で固定側部材11側に摺接されるこ
とになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
摩擦部材15が一対のブッシュ部材12,14を介して
間接的に揺動アーム10側に固定されたオートテンショ
ナにおいては、両ブッシュ部材12,14間のピン14
aとボス12aとの嵌め合い精度によるバックラッシ
(遊び部分)等の影響で、揺動時にガタを生じやすく、
このガタの影響で、揺動時に打音が発生したりするとい
う問題があった。また、微振動の場合には、当該微振動
がガタによって吸収されてしまって、揺動抵抗を発生す
ることができなくなり、したがって、微振動を減衰させ
ることができないという問題もあった。
【0005】これらの問題点に鑑みて、 先端にプーリが取り付けられ、基端側に、有底筒状の
固定ケースの環状のボスに先端側から嵌め合わされる環
状のハブを有し、固定ケースに対して上記ハブの軸線を
中心として回動自在な揺動アームと、 固定ケースに内装された状態で、揺動アームの回動中
心とほぼ同心に設けられ、揺動アームを所定方向へ回動
付勢するねじりコイルばねと、 上記揺動アームのハブの基端側端面に対向した状態
で、固定ケースに固定されたプレートと、 上記プレートと揺動アームのハブの基端側端面との間
に直接介在させた摩擦部材と、 揺動アームのハブの先端側端面とこれに対向する固定
ケースの面との間に介在し、上記ハブをプレート側へ付
勢する付勢手段とを備えたオートテンショナが提供され
ている。
【0006】このオートテンショナにおいては、固定側
となるプレートと、回動側となる揺動アームとの間に、
直接、摩擦部材を介在させたので、ガタを生じさせるこ
とがなく、従来のオートテンショナの欠点を克服でき
た。これは、付勢手段を、摩擦部材が配置された揺動ア
ームのハブ基端側ではなく、ハブ先端側に配置すること
により可能となった。
【0007】しかし、このオートテンショナにおいて
は、上述のように、摩擦部材が、プレートと揺動アーム
のハブの基端側端面との間に介在しており、外部からの
水等の侵入を受けやすい部分に配置されている。従っ
て、このオートテンショナを、たとえば、自動車用エン
ジンのVベルトの張力を調整するために用いると、侵入
した泥水等が摩擦部材に達し、摩擦部材が大きく偏摩耗
してしまうおそれがある。その結果、摩擦部材の摩擦係
数が変化してオートテンショナとしての性能が低下して
しまうという新たな問題が予想される。
【0008】そこで、この発明の目的は、摩擦板が泥水
等にさらされることを防いで、長期に亘って安定した減
衰性能を得ることができ、耐久性に優れたオートテンシ
ョナを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るオートテン
ショナは、先端にプーリが取付けられ、基端側に、固定
ケースのボスに先端側から嵌め合わされるハブを有し、
当該固定ケースに対して上記ハブの軸線を中心として回
動自在な揺動アームと、固定ケースに内装され、揺動ア
ームの回動中心とほぼ同心に設けられたねじりコイルば
ねとを備え、ねじりコイルばねによって揺動アームを所
定方向へ回動付勢しているオートテンショナにおいて、
上記揺動アームに形成され、ハブの周囲を取り囲む外筒
部と、上記固定ケースに形成され、ボスの周囲を取り囲
む外筒部と、上記揺動アームと上記固定ケースとの対向
面の間に直接介在した摩擦部材と、上記対向面と上記摩
擦部材とを相対的に押圧する付勢手段とを備え、上記摩
擦部材は、上記揺動アームおよび固定ケースの外筒部に
より区画され略密閉された空間内に配置されていること
を特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明に係るオートテンショナによれば、先端
のプーリをベルトに摺接させた揺動アームを、ねじりコ
イルばねによって回動付勢力しているので、揺動アーム
をベルトの動きに合わせて追従させることができ、ベル
トに一定の張力を与えることができる。
【0011】一方、揺動アームと固定ケースとの対向面
の間には、摩擦部材が介在しており、付勢手段により、
上記対向面と摩擦部材とは相対的に押圧される。上記の
ように介在させた摩擦部材は、揺動アームが揺動すると
直ちに揺動抵抗となる摩擦力を発生させることができ、
上記揺動アームに安定した揺動抵抗を与えることができ
る。
【0012】さらに、摩擦部材は、固定ケースの外筒部
と揺動アームの外筒部とにより略密閉された空間内に収
容されているので、摩擦部材が泥水等にさらされること
を防止することができる。
【0013】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図1はこの発明の一実施例のオートテンショナ
の部分断面側面図である。図1を参照して、この実施例
のオートテンショナは、自動車用Vベルト等の張力を一
定に保つものである。このオートテンショナは、先端に
ベルト巻き掛け用のプーリTPが取付けられて、基端1
02側に回動中心となる円柱状のハブ110を有する揺
動アーム100と、この揺動アーム100のハブ110
をボス212に貫通させた状態で、揺動アーム100を
回動自在に支持する筒状の固定ケース200と、この固
定ケース200に内装され、揺動アーム100を所定方
向へ回動付勢するねじりコイルばね300と、上記固定
ケース200のボス212の上端面212cに固定され
た環状のプレート230と、上記揺動アーム100のハ
ブ110に形成された座面114と上記プレート230
との間に介在し、座面114に固定された状態で、プレ
ート230に摺接される環状の摩擦部材500と、上記
座面114をプレート230側(下方)へ弾性付勢して
プレート230と座面114とによって摩擦部材500
に対する挟持力を働かせる付勢手段としての皿ばね40
0とを備えている。
【0014】この実施例の特徴とするところは、 揺動抵抗を与えるための上記摩擦部材500を、固定
側であるプレート230と揺動アーム100との間に直
接介在させることにより、固定側と回動側との間での回
動方向のガタをなくし、揺動アーム100が揺動すると
直ちに揺動抵抗となる摩擦力を発生させるようにした
点、および 上記ハブ110を取り囲んだ状態で形成した円筒状の
外筒部120と、上記ボス212を取り囲んだ状態で形
成した円筒状の外筒部211とによって、略密閉された
空間ERを区画し、この空間ER内に上記摩擦部材50
0を配して、摩擦部材500が泥水等にさらされるのを
抑えた点にある。
【0015】図2は、オートテンショナの要部断面拡大
図である。図1および図2を参照して、揺動アーム10
0は、たとえば、アルミダイキャストにより製作されて
いる。揺動アーム100の基端102側には、上記ハブ
110が形成されており、さらに、このハブ110の周
囲を取り囲んで上記外筒部120が一体に形成されてい
る。この外筒部120は、ハブ110と同心状に形成さ
れている。外筒部120の所定位置には、切欠部121
が設けられており、上記ねじりコイルばね300の一端
301が嵌め込まれている。このハブ110の軸線は、
揺動アーム100の揺動中心線と一致している。
【0016】上記ハブ110の部分について詳しく説明
すると、ハブ110は、段付円柱状をしており、根元側
から大径部111,中径部112および小径部113を
有している。大径部111と中径部112とにより形成
される段部の下面は、上記摩擦部材500が配置される
座面114を形成している。中径部112は摩擦部材5
00の内周部を嵌め合わすための六角柱状に形成されて
いる。そして、摩擦部材500は、上記中径部112に
嵌め合わされることによりハブ110に対して回り止め
されており、揺動アーム100が揺動すれば、上記ハブ
110と共に一体回転する。なお、上記小径部113の
先端はさらに縮径されており、円形突部113aが形成
されている。
【0017】固定ケース200は、たとえば、アルミダ
イキャストで製作されており、固定ケース本体210
と、この固定ケース本体210に固定された、ライナ2
20および上記プレート230とを有している。固定ケ
ース本体210は、上記ボス212および外筒部211
を有している。この外筒部211は、上記ボス212を
同心状に取り囲んで一体に形成されている。そして、上
記両外筒部120,211が協働して、外部と区画され
略密閉された上記空間ERが形成されている。また、固
定ケース本体210は、取付部201を有しており、こ
の取付部201が図示しないボルトにより、図示しない
エンジンのシリンダブロックに締結固定されている。
【0018】上記ボス212は、円筒形状をしており、
その先端212cには、上記プレート230がかしめ止
めにより固定されている。そして、このプレート230
と対向する上記座面114との間に上記摩擦部材500
が介在している。また、上記外筒部211の底部211
bには、断面略円形状の凹部214が設けられており、
この凹部214の底面は、上記皿ばね400が配置され
る座面214aとなっている。なお、この凹部214と
上記ボス212の内径側とは連通されている。さらに、
外筒部211の所定位置には切欠凹部215が設けられ
ており、上記ねじりコイルばね300の他端302が嵌
め込まれている。
【0019】上記ライナ220は、薄肉円管形状をして
おり、上記ボス212の内周面212bに沿わせてボス
212の内部に挿入されている。このライナ220は、
たとえば、低摩擦の樹脂製のものを使用することがで
き、上記ハブ110とボス220とが直接摺動すること
を避け、両者の摩耗を防止する。摩擦部材500は、中
央部に六角穴が設けられた円盤形形状をしている。この
六角穴は、上記ハブ110の中径部112の形状に対応
させて形成されており、上述したように、上記中警部1
12に嵌め込まれて回り止めされている。なお、上記摩
擦部材500の中径部112に対する回り止めを行なう
方法として、中径部112および摩擦部材500の上記
穴の内面をいわゆるDカット加工して嵌め合わせても良
い。また、Dカット加工の他に、六角形以外の多角形形
状にカットすることも考えられる。
【0020】ねじりコイルばね300は、固定ケース2
00内に、上記揺動アーム100の回動中心と略同心の
状態で収容されている。上記ねじりコイルばね300の
両端301,302は、当該ねじりコイルばね300の
径方向外方へ突出しており、上述したように、一端30
1が、上記揺動アーム100の切欠部121に嵌め込ま
れ、他端302が、上記固定ケース本体210の切欠凹
部215に嵌め込まれている。そして、このばねの弾性
により、揺動アーム100を所定方向に回動付勢してい
る。
【0021】皿ばね400は、揺動アーム100を固定
ケース200に対して押し下げることにより、上記摩擦
部材500を上記プレート230に押圧する方向に付勢
し、プレート230と上記座面114とによって摩擦部
材500に対する挟持力を働かせている。この皿ばね4
00は、中抜き円盤形形状をしており、ブッシュ600
を介して抜け止めワッシャ700によりその内周縁部を
保持されている。ブッシュ600は、金属製の丸パイプ
状であって、その端部に鍔が一体に形成されており、且
つ表面にテフロンコーティングが施された低摩擦部材で
ある。これにより、揺動アーム100の揺動時には、皿
ばね400とブッシュ600との間、または、ブッシュ
600と抜け止めワッシャ700との間で摺動し、皿ば
ね400が揺動アーム100と共回りするのを避けてい
る。従って、皿ばね400と固定ケース200とが直接
摺動しないようにし、固定ケース200が摩耗すること
を防ぐことができる。
【0022】なお、皿ばね400の組付け要領として
は、皿ばね400を上記ハブ110の小径部113に通
し、さらに、鍔で皿ばね400の内周縁部を押さえ付け
るようにブッシュ600を上記小径部113に嵌め込
む。そして、抜け止めワッシャ700を上記円形突部1
13aに嵌め込み、この円形突部113aの端面の数カ
所をかしめて抜け止めを行なう。また、抜け止めワッシ
ャ700の取付けは、かしめ止めの他に、抜け止めワッ
シャ700と円形突部113aとにねじを形成して、ね
じによる締結を行なっても良い。
【0023】この実施例によれば、ねじりコイルばね3
00により、揺動アーム100のプーリTPがVベルト
側へ回動付勢されているので、Vベルトに張力を与えつ
つ、プーリTPをVベルトの動きに追従させることがで
きる。しかも、揺動側である、揺動アーム100の座面
114と、固定側である、プレート230との間に、摩
擦部材500が直接介在しているので、揺動アーム10
0が揺動すれば、直ちに揺動アーム100に摩擦による
揺動抵抗が負荷される。これにより、Vベルトの動的変
動を減衰させて安定した張力を与えることができる。
【0024】また、上記摩擦部材500は、揺動アーム
100に対して回り止めされているので、揺動アーム1
00と一体回転する。従って、揺動アーム100の揺動
時には、上記摩擦部材500は、プレート230との間
のみで摺動するので、揺動アーム100に一層安定した
揺動抵抗を与えることができる結果、オートテンショナ
として安定した減衰性能を得ることができ、Vベルトの
動的変動を速やかに減衰することができる。
【0025】さらに、摩擦部材500は、外部と区画さ
れ略密閉された空間ER内に収容されているので、摩擦
部材500が泥水等にさらされるのを防止することがで
きる。従って、摩擦部材500の摺動面に泥水等が侵入
することによる摩擦部材500の大きな偏摩耗を防止す
ることができる。これにより、長期に亘って安定した減
衰性能を得ることができ、耐久性に優れたオートテンシ
ョナを提供することができる。
【0026】また、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、図3に示すようにしても良い。この変更
例の、上記一実施例と異なるところは、固定ケース2
00のボス212を揺動アーム100のハブ110に貫
通させた点、上記ハブ110の下端面112cに上記
プレート230を固定し、上記ボス212の、プレート
230と対向する面に形成された座面216上に上記摩
擦部材500を配置した点、上記プレート230を上
記座面216側(下方)へ弾性付勢する皿ばね400
を、揺動アーム100の基端102側端面に形成した座
面115上に配置した点である。
【0027】他の構成は、上記一実施例と同様であるの
で、図1および図2と同一符号を付し、その説明を省略
した。本変更例においても、上記一実施例と同様の作用
効果を奏する。なお、上記変更例では、皿ばね400は
外部に露出した状態であるので、皿ばね400に亜鉛メ
ッキ等の防錆処理を施すのが好ましい。また、円形凹部
105にカバーを設けても良い。
【0028】その他、この発明の要旨を変更しない範囲
で種々の設計変更を施すことができる。
【0029】
【発明の効果】この発明によれば、摩擦部材は、揺動ア
ームと上記固定ケースとの対向面の何れか一方に固定さ
れたプレートと、他方の対向面との間に直接介在するの
で、揺動アームが揺動すれば、直ちに揺動抵抗となる摩
擦力が発生する。従って、揺動アームに安定した揺動抵
抗を与えることができ、オートテンショナとして安定し
た減衰性能を得ることができる。
【0030】また、固定ケースの外筒部と揺動アームの
外筒部とにより区画され略密閉された空間内に摩擦部材
が収容されているので、摩擦部材が泥水等にさらされる
ことを防止することができる。従って、泥水等の影響に
よる摩擦部材の偏摩耗を防ぐことができ、長期に亘って
安定した減衰性能を得ることができる結果、耐久性に優
れたオートテンショナを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るオートテンショナの部
分断面側面図である。
【図2】オートテンショナの要部の拡大断面図である。
【図3】本発明の他の実施例に係るオートテンショナの
部分断面側面図である。
【図4】従来のオートテンショナの要部の分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
100 揺動アーム 110 ハブ 120 外筒部 200 固定ケース 211 外筒部 212 ボス 230 プレート 300 ねじりコイルばね 400 皿ばね(付勢手段) 500 摩擦部材 ER 空間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端にプーリが取付けられ、基端側に、固
    定ケースのボスに先端側から嵌め合わされるハブを有
    し、当該固定ケースに対して上記ハブの軸線を中心とし
    て回動自在な揺動アームと、固定ケースに内装され、揺
    動アームの回動中心とほぼ同心に設けられたねじりコイ
    ルばねとを備え、ねじりコイルばねによって揺動アーム
    を所定方向へ回動付勢しているオートテンショナにおい
    て、 上記揺動アームに形成され、ハブの周囲を取り囲む外筒
    部と、 上記固定ケースに形成され、ボスの周囲を取り囲む外筒
    部と、 上記揺動アームと上記固定ケースとの対向面の間に直接
    介在した摩擦部材と、 上記対向面と上記摩擦部材とを相対的に押圧する付勢手
    段とを備え、 上記摩擦部材は、上記揺動アームおよび固定ケースの外
    筒部により区画され略密閉された空間内に配置されてい
    ることを特徴とするオートテンショナ。
JP22473493A 1993-09-09 1993-09-09 オートテンショナ Pending JPH0777251A (ja)

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