JPH077673Y2 - 導管の穿孔部閉止プラグ - Google Patents

導管の穿孔部閉止プラグ

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JPH077673Y2
JPH077673Y2 JP1613890U JP1613890U JPH077673Y2 JP H077673 Y2 JPH077673 Y2 JP H077673Y2 JP 1613890 U JP1613890 U JP 1613890U JP 1613890 U JP1613890 U JP 1613890U JP H077673 Y2 JPH077673 Y2 JP H077673Y2
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秀樹 扇
明 神出
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Toho Gas Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ライニングを施した導管に穿設した穿孔部の
閉止プラグに関し、さらに詳しくは、導管の一部を補修
する場合に、その上流側および下流側の導管に穿孔した
孔を補修終了後に密閉する閉止プラグに関する。
〔従来の技術〕
導管の一部を補修する場合に、その上流側および下流側
の導管に管壁に穿孔し、この穿孔から管内にバッグを挿
入し、このバッグを膨らませて流体の流れを遮断してそ
の遮断区間内の導管の補修を行う。また場合により、こ
の上流側と下流側をバイパス管で接続して下流側の流体
利用を制限することなく補修工事を行う。このような技
術は例えば特開昭63−297894に開示されている。
以上の補修工事が完了した後、上記管壁に穿設した孔は
閉止しなければならない。
この穿孔の閉止は従来、管壁の穿孔に雌ねじを設け、プ
ラグをねじ込んでおくものであった。このような従来の
穿孔部はプラグ周囲の管内のライニングが穿孔加工によ
り剥離しており、この部分がシールされていないので、
その部分及びその隣接部に剥離が進行する問題がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は導管の補修工事の際に導管の壁に穿設した穿孔
部を密閉するプラグにおいて、上記欠点を解消し、 プラグの周囲の導管の内径ライニング部のシールを行
うこと。
このシールが確実であり、ライニングの剥離の進行を
防ぐこと。
作業が容易であること。
腐食性、耐久性などに問題がないこと。
を主眼として開発されたもので、すぐれた性能を有する
導管の穿孔部閉止プラグを提供すること目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案は、次の技術手段を組
み合わせて構成した。
(a)導管の管壁に穿設した穿孔部を密閉するプラグで
あって、このプラグは、スリーブと、管内側シールパッ
キングと、芯体と、台座と、キャップとから構成されて
いる。
(b)前記スリーブは、外径に導管の穿孔部の雌ねじと
螺合する雄ねじを有し、内径に雌ねじを有し、管内側先
端に前記管内側シールパッキングが当接するテーパ頭部
を有する中空円筒状である。
(c)前記管内側シールパッキングは、導管内の穿孔部
周縁のライニング部をシールするリング状のパッキング
であって、弾性材料である。その形状は、内径に導管内
側のライニング面に圧着する面取部を有するリングであ
る。このリングの断面は、管内側に後述の芯体のフラン
ジ面と当接する面を有し、管外側は管内のライニング面
と当接する面を有し、その内径部に上記面取部を有す
る。
(d)芯体は、前記スリーブの雌ねじに螺合する主ねじ
とキャップねじを有し、一方管内側端部に外径が前記導
管の穿孔部の雌ねじ内径より小さく、前記管内側シール
パッキングの管内側端面と当接するフランジを有する。
(e)台座はリング状をなし、内径がスリーブの外径よ
り大きく、下面は導管の外径上にシール材を介して着座
し、上面はシール材を介してキャップのシール面と当接
する。
(f)キャップは前記キャップねじと螺合する雌ねじを
備え、前記スリーブ尾端及び台座とそれぞれとシール材
を介装して当接する2つのシール面を備えた袋ナットで
ある。この袋ナットを取付けることにより本考案の閉止
プラグの各部が最終的に完全にシールされる。
〔作用〕
第1図は本考案のプラグを最終的に導管100の孔に組み
込んで取りつけた状態を示したプラグの縦断面図であ
る。
導管100に開けられている孔に雌ねじ102が設けられてい
る。また導管100は内面にライニング101を備えている。
雌ねじ102にスリーブ10の雄ねじがねじ込まれている。
このスリーブ10の管内側の頭部13はテーパになってお
り、そのテーパの部分に管内側シールパッキング20が外
嵌している。この管内側シールパッキング20は芯体30の
フランジ31によって導管100の内面のライニング101に押
し付けられている。
芯体30はスリーブ10の内径の雌ねじに螺合する主ねじ33
を備えており、この主ねじ33をねじ上げることによって
芯体30の先頭部にあるフランジ31は管内側シールパッキ
ング20を導管の内面に押し付ける。すなわち管内側シー
ルパッキング20は管の内面のライニング101とスリーブ1
0の頭部13のテーパの部分を芯体30のフランジ31の3箇
所に当接してその各々の部分をシールするようになって
いる。
芯体30の尾端にはキャップ40がキャップねじ34にねじ込
まれる。キャップ40自身とスリーブ10との当接端面には
Oリングからなるシール材60を入れてこの面をシールし
ている。
また、キャップ40と、台座50との間及び台座50と導管10
0の外径との間にも、それぞれOリングからなるシール
材61,62を介装してシールする。
導管100の内面は管内側シールパッキング20によってシ
ールされており、スリーブ10の内径の部分は袋ナットか
らなるキャップ40、台座50、シール材60、61、62によっ
て外界とシールされている。
以上のような構造にすることによって、本考案の導管の
穿孔部閉止プラグは、簡単な操作により、導管100の内
壁に設けられたライニング101のプラグの周囲のシール
を完全にするので、ライニング背面に流体が侵入するこ
とが防止され、ライニング101の剥離が進行するおそれ
がない。
なお、芯体30の主ねじ33とキャップねじ34とを逆ねじに
しておけば、キャップ40をキャップねじ34にねじ込むこ
とによって、台座50が反力支持装置となってキャップ40
が芯体30を引上げる作用を生ずるので好ましい。
〔実施例〕 第1図〜第2図に本考案の導管の穿孔部閉止プラグの実
施例を示す。第1図は本考案の穿孔部閉止プラグを導管
に取付けた後の状態を示す縦断面図、第2図は本考案の
実施例の穿孔部閉止プラグの分解図を示している。
実施例のプラグは、スリーブ10、管内側シールパッキン
グ20、芯体30、キャップ40、台座50から構成されてい
る。
スリーブ10は、導管100の穿孔部の雌ねじ102と螺合する
ねじ11を外径に形成している。このねじ11の長さは導管
100の肉厚によって定められる。このねじ11の基部に
は、ねじ込み位置を規制する切欠12が設けられ、ねじ11
のねじ込み位置を規定する。スリーブ10は雄ねじ11を導
管100に設けた雌ねじ102にねじ込むためにその本体の部
分15には外径にスパナがかかるような部分を設けてあ
る。
スリーブ10の管内側頭部には切頭円錐形のテーパ頭部13
が設けてある。このテーパ頭部13は管内側シールパッキ
ング20が外嵌して拡径されシール部を形成するものであ
る。
スリーブ10は内径にねじ16を設けてある。このねじ16は
後述の芯体30の主ねじ33と螺合する。スリーブ10の尾端
部分は後で述べるキャップ40がかぶさって、そのキャッ
プ40の面とシールするようなシール面14を形成してい
る。
次に管内側シールパッキング20はゴムあるいはエラスト
マー等からなる弾性の材料であってガスに侵食されない
材質を有し、その形状はほぼリング状をなしている。そ
の内径には導管の内径のライニング101に押付けられて
シール部を形成するテーパ部22が設けられている。管内
側シールパッキング20はその外径21が導管100に設けら
れた孔を通って導管100の内部に装入することができる
程度の外径にしておく。ただし孔より小さいことは必ず
しも必要でなく、弾性材料であるので、変形させて導管
100内に押し込むことができるものであればよい。
管内側シールパッキング20の両側の端面23と内径面取22
とはそれぞれ芯体30のフランジの内側の面32及び導管10
0の内面のライニング101の部分と当接しシール部を形成
するものである。
芯体30は導管の内側に位置する部分にフランジ31を取り
つけ、中間部に上記スリーブ10の内径に螺合する主ねじ
33を設け、尾端部分にはキャップねじ34を備えている。
この実施例では芯体30の主ねじ33とキャップねじ34とは
逆ねじになっておりキャップねじ34の方が主ねじ33より
も細かいピッチになっている。これはこのキャップねじ
34にキャップ40をかぶせて締めあげたときに主ねじ33が
自動的に芯体を引上げる方向に作動し、管内側シールパ
ッキング20を一層緊密に締める方向に作用するようにな
っているものである。
台座50は第2図に示すようにリング状をなし、スリーブ
10の外径より大きい内径53を有する。下面54は導管100
の外径と一致する形状となっており、シール材62のシー
ル溝52を形成している。また上面55はキャップ40のシー
ル面43とシール材61を介してシール部を形成するように
なっており、シール材61の入る円周溝51を備えている。
キャップ40はその内径に芯体30のキャップねじ34と螺合
する雌ねじ41を備えた袋ナットとなっており、このキャ
ップ40は前述のスリーブ10の尾端に位置するものであ
る。このキャップ40はその外径部44にねじ込みのための
スパナがかかる形状を有しており、また、スリーブ10の
シール面14とシール材60を介して当接する面42、及び台
座50の上面55とシール材61を介して当接する面43を形成
している。
次に本考案の実施例の使用方法を説明する。上記の部品
はまず芯体30に管内側シールパッキング20を外嵌させ、
その芯体30の主ねじ33をスリーブ10の雌ねじ16に螺合さ
せる。この状態にしたものを導管100の孔にスリーブ10
のねじ11をねじ込む。
このねじ込み位置は、管内径側に管内側シールパッキン
グ20が嵌った時、テーパ頭部13が管内側シールパッキン
グ20の内径の面取り部に当り、かつ管内側シールパッキ
ング20が管内面のライニング101にも圧着するような位
置に位置決めされている。
次に芯体30を引上げる。この場合、キャップ40を芯体30
のキャップねじ34に螺合してキャップ40を回転すれば、
主ねじ33はスリーブ10の内径雌ねじ16に螺合しているの
で芯体30がスリーブ10内を主ねじ33によって上昇する。
したがって、芯体30の先端部のフランジ31は管内側シー
ルパッキング20をスリーブ10の頭部13及び管100のライ
ニング101に圧着し、管内側シールパッキング20は第1
図に示すような状態につぶれ変形して管内面をシールす
る。さらにキャップ40を締めあげればこのシールが完全
になる。
このようにした場合に、管内側シールパッキング20が適
正な硬度と形状を有していることによって、導管100の
内径のライニング101とスリーブ10のテーパ頭部13と芯
体30のフランジ31との3つに確実に接触して管内の流体
をシールする。従って管内の流体はライニングの背面あ
るいは導管にあけた穴の周囲等に浸透することはなくこ
の部分が完全に保護される。
またキャップ40はスリーブ10とシール材60と台座50とそ
のシール材61、62を介してスリーブ内を密封するので、
結局このプラグは管内を外界と完全に遮断することがで
きるものである。
このような本考案の穿孔部閉止プラグは、部品の数が少
なくその組立作業等が極めて容易であり、かつシール作
用が確実である。
〔考案の効果〕
従来、導管に設けた孔を塞ぐ際に、管内ライニングの保
護が十分でなく、従って、ライニングの剥離の進行を生
じるおそれがあったが、本考案によればこれを完全に防
止することができる。また導管内と外界とのシールが完
全である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例のプラグを導管に取りつけ完了
した状態を示す縦断面図、第2図は本考案の導管の穿孔
部閉止プラグの分解図である。 10……スリーブ、20……管内側シールパッキング 30……芯体、40……キャップ 50……台座、100……導管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 扇 秀樹 愛知県名古屋市中川区笈瀬町1―35 アサ ヒ精機株式会社内 (72)考案者 神出 明 大阪府大阪市天王寺区餌差町7番6号 株 式会社大阪防水建設社内 (56)参考文献 実公 昭49−42898(JP,Y1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】導管の管壁に穿設した穿孔部を密閉するプ
    ラグにおいて、 該プラグは、スリーブと、管内側シールパッキングと、
    芯体と、台座と、キャップとからなり、 前記スリーブは、外径に導管の穿孔部の雌ねじと螺合す
    る雄ねじを有し、内径に雌ねじを有し、管内側先端に前
    記管内側シールパッキングが当接するテーパ頭部を有
    し、 前記管内側シールパッキングは、弾性材料からなり内径
    に前記導管内面のライニングに圧着する面取部を有する
    リングとし、 前記芯体は、前記スリーブの雌ねじに螺合する主ねじと
    キャップねじを有し、管内側端部に外径が前記導管の穿
    孔部の雌ねじ内径より小さく、前記管内側シールパッキ
    ングの管内側端面と当接するフランジを有し、 前記台座は、内径が前記スリーブの外径より大きく、下
    面が導管の外径上にシール材を介して着座し、上面はシ
    ール材を介してキャップのシール面と当接するリングと
    し、 前記キャップは前記キャップねじと螺合する雌ねじを備
    え、前記スリーブ尾端及び前記台座上面とシール材を介
    装して当接する2つのシール面をそれぞれ備えた袋ナッ
    トであることを特徴とする導管の穿孔部閉止プラグ。
JP1613890U 1990-02-22 1990-02-22 導管の穿孔部閉止プラグ Expired - Fee Related JPH077673Y2 (ja)

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