JPH0776352A - 耐圧ボトル容器 - Google Patents
耐圧ボトル容器Info
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- JPH0776352A JPH0776352A JP22624493A JP22624493A JPH0776352A JP H0776352 A JPH0776352 A JP H0776352A JP 22624493 A JP22624493 A JP 22624493A JP 22624493 A JP22624493 A JP 22624493A JP H0776352 A JPH0776352 A JP H0776352A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D1/00—Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
- B65D1/02—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
- B65D1/0223—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by shape
- B65D1/0261—Bottom construction
- B65D1/0276—Bottom construction having a continuous contact surface, e.g. Champagne-type bottom
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D23/00—Details of bottles or jars not otherwise provided for
- B65D23/001—Supporting means fixed to the container
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/80—Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐圧ボトル容器のリサイクル化を容易にす
る。 【構成】 ボトル本体１０と脚体２０をポリエチレンテ
レフタレートで形成する。ボトル本体１０の半球殻状の
底部１１と胴部１２の間に、環状の係合溝１３と、係合
溝１３よりも深い縦溝１４を設ける。底部１１には縦溝
１４から離間した位置に係合凸部１５を設ける。脚体２
０は上下対称形の略円筒状にする。脚体２０の上端のア
ール部２１をボトル本体１０の係合溝１３に嵌合し、脚
体２０の突出部２３をボトル本体１０の係合凸部１５の
上縁に係合する。脚体２０の突出部２３には外側に突出
する縦溝２５を設ける。
る。 【構成】 ボトル本体１０と脚体２０をポリエチレンテ
レフタレートで形成する。ボトル本体１０の半球殻状の
底部１１と胴部１２の間に、環状の係合溝１３と、係合
溝１３よりも深い縦溝１４を設ける。底部１１には縦溝
１４から離間した位置に係合凸部１５を設ける。脚体２
０は上下対称形の略円筒状にする。脚体２０の上端のア
ール部２１をボトル本体１０の係合溝１３に嵌合し、脚
体２０の突出部２３をボトル本体１０の係合凸部１５の
上縁に係合する。脚体２０の突出部２３には外側に突出
する縦溝２５を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリエチレンテレフタ
レート製の耐圧ボトル容器（以下、耐圧ＰＥＴボトルと
略称する）に関するものであり、特に、半球殻状をなす
ボトル本体の底部に脚体が取り付けられた耐圧ＰＥＴボ
トルに係るものである。
レート製の耐圧ボトル容器（以下、耐圧ＰＥＴボトルと
略称する）に関するものであり、特に、半球殻状をなす
ボトル本体の底部に脚体が取り付けられた耐圧ＰＥＴボ
トルに係るものである。
【０００２】
【従来の技術】特公平５−３６３１０号公報にはこの種
の耐圧ＰＥＴボトルが開示されている。図８は従来の耐
圧ＰＥＴボトル５０を示しており、従来の耐圧ＰＥＴボ
トル５０においては、ポリエチレン製のカップ状をなす
脚体５１を、ポリエチレンテレフタレート製のボトル本
体５２の半球殻状の底部５３に被せ、脚体５１に設けた
支持部５４をボトル本体５２の底部５３表面にホットメ
ルトにより接合していた。
の耐圧ＰＥＴボトルが開示されている。図８は従来の耐
圧ＰＥＴボトル５０を示しており、従来の耐圧ＰＥＴボ
トル５０においては、ポリエチレン製のカップ状をなす
脚体５１を、ポリエチレンテレフタレート製のボトル本
体５２の半球殻状の底部５３に被せ、脚体５１に設けた
支持部５４をボトル本体５２の底部５３表面にホットメ
ルトにより接合していた。
【０００３】尚、この耐圧ＰＥＴボトルでは、ボトル本
体５２に果汁分や乳成分、その他の成分を混合した炭酸
飲料（以下、混合炭酸飲料という）を充填する場合に、
ボトル本体５２内に内容物を充填した後、ボトル本体５
２の外表面に熱湯をシャワー状に供給し、その熱で内容
物を加熱滅菌することが行われる。
体５２に果汁分や乳成分、その他の成分を混合した炭酸
飲料（以下、混合炭酸飲料という）を充填する場合に、
ボトル本体５２内に内容物を充填した後、ボトル本体５
２の外表面に熱湯をシャワー状に供給し、その熱で内容
物を加熱滅菌することが行われる。
【０００４】又、ボトル本体５２に炭酸水を低温充填し
た後で、ボトル本体５２の外表面に結露が生じないよう
に、炭酸水充填後にボトル本体５２の外表面に温水をシ
ャワー状に供給して暖めることが行われる。
た後で、ボトル本体５２の外表面に結露が生じないよう
に、炭酸水充填後にボトル本体５２の外表面に温水をシ
ャワー状に供給して暖めることが行われる。
【０００５】これらの処理を行う際に、脚体５１に覆わ
れているボトル本体５２の底部５３表面にも熱湯や温水
が流れるように、この脚体５１では、熱湯等を脚体５１
内に侵入可能にするための開口５５と、脚体５１内に流
入した熱湯等を排出するための開口５６が設けられてい
る。
れているボトル本体５２の底部５３表面にも熱湯や温水
が流れるように、この脚体５１では、熱湯等を脚体５１
内に侵入可能にするための開口５５と、脚体５１内に流
入した熱湯等を排出するための開口５６が設けられてい
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
耐圧ＰＥＴボトルにおいては、ボトル本体５２と脚体５
１に異種の樹脂を用いており、更に、これらを接合する
ためにホットメルト用の接着剤も異種の樹脂であること
から、リサイクル化が難しかった。
耐圧ＰＥＴボトルにおいては、ボトル本体５２と脚体５
１に異種の樹脂を用いており、更に、これらを接合する
ためにホットメルト用の接着剤も異種の樹脂であること
から、リサイクル化が難しかった。
【０００７】又、ホットメルト用の接着剤の軟化によ
り、ボトル本体５２が脚体５１に対して傾く虞もあっ
た。更に、脚体５１がカップ状をなしていて底板部を有
するため、樹脂材料の使用量が多く、重量が大きくなる
という欠点があった。又、水はけが悪く水が溜り易かっ
た。
り、ボトル本体５２が脚体５１に対して傾く虞もあっ
た。更に、脚体５１がカップ状をなしていて底板部を有
するため、樹脂材料の使用量が多く、重量が大きくなる
という欠点があった。又、水はけが悪く水が溜り易かっ
た。
【０００８】又、内容物充填後のボトル本体５２の底部
５３がクリープ膨張した場合に、底板部を有する脚体５
１は、ボトル本体５２の膨張変形に対応した変形がしに
くく、破損する虞もあった。
５３がクリープ膨張した場合に、底板部を有する脚体５
１は、ボトル本体５２の膨張変形に対応した変形がしに
くく、破損する虞もあった。
【０００９】更に、従来の脚体は図８からも明らかなよ
うに、脚体の接地面径ｄがボトル本体５２の外径よりも
小さくなっており、安定性が悪かった。本発明はこのよ
うな従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであり、
リサイクル化が容易にでき、安定性、安全性に優れ、し
かも、内容物充填後の滅菌処理等が効率的に行える耐圧
ボトル容器を提供することを目的とする。
うに、脚体の接地面径ｄがボトル本体５２の外径よりも
小さくなっており、安定性が悪かった。本発明はこのよ
うな従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであり、
リサイクル化が容易にでき、安定性、安全性に優れ、し
かも、内容物充填後の滅菌処理等が効率的に行える耐圧
ボトル容器を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、以下の構成を採用した。即ち、本発明の耐
圧ボトル容器は、底部が半球殻状に突出したボトル本体
と、半球殻状の底部を包囲するように前記ボトル本体に
取り付けられた上下開口の中空筒状の脚体を有する。こ
のボトル本体と脚体はいずれもポリエチレンテレフタレ
ートで形成する。ボトル本体と脚体はヒートセットして
おくのが好ましい。
するために、以下の構成を採用した。即ち、本発明の耐
圧ボトル容器は、底部が半球殻状に突出したボトル本体
と、半球殻状の底部を包囲するように前記ボトル本体に
取り付けられた上下開口の中空筒状の脚体を有する。こ
のボトル本体と脚体はいずれもポリエチレンテレフタレ
ートで形成する。ボトル本体と脚体はヒートセットして
おくのが好ましい。
【００１１】前記ボトル本体の底部には、その上縁に環
状の係合溝を設け、この係合溝から下方に離間した部位
に係合凸部を設ける。この係合凸部は三次元的な凸曲面
状にすると耐圧性の点で好ましい。
状の係合溝を設け、この係合溝から下方に離間した部位
に係合凸部を設ける。この係合凸部は三次元的な凸曲面
状にすると耐圧性の点で好ましい。
【００１２】一方、前記脚体には、その上端に内向きの
突起を設け、脚体の内面の上下方向の途中に内向きの突
出部を設ける。前記突起及び突出部は脚体を一周するよ
うに環状に設けてもよいし、所定間隔おきに不連続に設
けてもよい。そして、脚体の前記突起をボトル本体の係
合溝に係合し、脚体の前記突出部を前記ボトル本体の係
合凸部に係合させることにより、脚体をボトル本体に嵌
合固定する。
突起を設け、脚体の内面の上下方向の途中に内向きの突
出部を設ける。前記突起及び突出部は脚体を一周するよ
うに環状に設けてもよいし、所定間隔おきに不連続に設
けてもよい。そして、脚体の前記突起をボトル本体の係
合溝に係合し、脚体の前記突出部を前記ボトル本体の係
合凸部に係合させることにより、脚体をボトル本体に嵌
合固定する。
【００１３】前記脚体の前記ボトル本体に対する組み付
け部分である上端開口部領域に流通口を設け、ボトル本
体の表面に沿って流れる流体を脚体の内側へ侵入可能に
することも可能である。これについては、前記係合溝を
上下に横断する縦溝をボトル本体に形成して、この縦溝
を流通口としてもよいし、あるいは、脚体に設ける突起
を周方向所定間隔おきに不連続的に設けて、これら突起
と突起の間に形成される空間部分を流通口としてもよい
し、あるいは、脚体の上部に窓を開口して、この窓を流
通口としてもよい。
け部分である上端開口部領域に流通口を設け、ボトル本
体の表面に沿って流れる流体を脚体の内側へ侵入可能に
することも可能である。これについては、前記係合溝を
上下に横断する縦溝をボトル本体に形成して、この縦溝
を流通口としてもよいし、あるいは、脚体に設ける突起
を周方向所定間隔おきに不連続的に設けて、これら突起
と突起の間に形成される空間部分を流通口としてもよい
し、あるいは、脚体の上部に窓を開口して、この窓を流
通口としてもよい。
【００１４】前記突出部を脚体の内面に環状に形成し、
この突出部を前記ボトル本体の係合凸部の上部に係合さ
せるようにしてもよい。この時に、突出部とボトル本体
の底部とが当接あるいは殆ど隙間なく接近して位置する
場合には、突出部とボトル本体の底部とが対向する部位
に流通路を設けて、ボトル本体の底部の表面に沿って流
れる流体が所定の流量でボトル本体の底部の最下点まで
確実に流れるようにする。この流通路については、脚体
に溝を設けこの溝を流通路としてもよいし、ボトル本体
に溝を設けこの溝を流通路としてもよい。
この突出部を前記ボトル本体の係合凸部の上部に係合さ
せるようにしてもよい。この時に、突出部とボトル本体
の底部とが当接あるいは殆ど隙間なく接近して位置する
場合には、突出部とボトル本体の底部とが対向する部位
に流通路を設けて、ボトル本体の底部の表面に沿って流
れる流体が所定の流量でボトル本体の底部の最下点まで
確実に流れるようにする。この流通路については、脚体
に溝を設けこの溝を流通路としてもよいし、ボトル本体
に溝を設けこの溝を流通路としてもよい。
【００１５】前記脚体の形状を上下対称形にすると、脚
体の下端外径をボトル本体の外径とほぼ同径にすること
ができるので、安定性が向上するとともに、脚体をボト
ル本体に組み付ける際に脚体の上下方向を考慮せずに組
み付けることができる。
体の下端外径をボトル本体の外径とほぼ同径にすること
ができるので、安定性が向上するとともに、脚体をボト
ル本体に組み付ける際に脚体の上下方向を考慮せずに組
み付けることができる。
【００１６】
【作用】ボトル本体と脚体が同材質の樹脂で形成されて
おり、この両部材の固定構造も嵌合手段を用いていて、
接着剤を使用しないので、リサイクル処理が容易にでき
る。
おり、この両部材の固定構造も嵌合手段を用いていて、
接着剤を使用しないので、リサイクル処理が容易にでき
る。
【００１７】脚体が中空筒状をなし、底部を有していな
いので、少ない樹脂材料で脚体を製造でき、軽量で、安
価な脚体が得られる。又、水はけがよく、脚体内に液体
が溜りにくく、乾燥し易く、衛生的である。
いので、少ない樹脂材料で脚体を製造でき、軽量で、安
価な脚体が得られる。又、水はけがよく、脚体内に液体
が溜りにくく、乾燥し易く、衛生的である。
【００１８】内容物を熱湯滅菌等する場合には、ボトル
本体の外表面を伝わって流れる熱湯等が流通口から脚体
内に侵入し、ボトル本体の底部外表面を伝わり、途中に
おいて流通路を通って底部の最下点まで流れるようにな
る。
本体の外表面を伝わって流れる熱湯等が流通口から脚体
内に侵入し、ボトル本体の底部外表面を伝わり、途中に
おいて流通路を通って底部の最下点まで流れるようにな
る。
【００１９】
【実施例】以下、本発明の実施例を図１から図７の図面
に基いて説明する。図１から図５は本発明に係る耐圧ボ
トル容器の第１実施例を示すものである。図４の全体正
面図に示すように、耐圧ＰＥＴボトル（耐圧ボトル容
器）１は、ヒートセットされたポリエチレンテレフタレ
ート製のボトル本体１０と、ヒートセットされたポリエ
チレンテレフタレート製の脚体２０とから構成されてい
る。
に基いて説明する。図１から図５は本発明に係る耐圧ボ
トル容器の第１実施例を示すものである。図４の全体正
面図に示すように、耐圧ＰＥＴボトル（耐圧ボトル容
器）１は、ヒートセットされたポリエチレンテレフタレ
ート製のボトル本体１０と、ヒートセットされたポリエ
チレンテレフタレート製の脚体２０とから構成されてい
る。
【００２０】図１は耐圧ＰＥＴボトル１の下部を拡大し
て示す一部破断正面図であり、この図に示すように、ボ
トル本体１０の底部１１は半球殻状に突出していて、こ
の底部１１の上方にストレートな胴部１２が連なってい
る。底部１１と胴部１２の間には、係合溝１３が環状に
形成されるとともに、係合溝１３を横断し係合溝１３よ
りも深さの深い縦溝１４が周方向等間隔に４つ設けられ
ている。又、底部１１には、各縦溝１４から下方に離間
した位置に、外方に三次元的な凸曲面状に突出する４つ
の係合凸部１５が設けられている。
て示す一部破断正面図であり、この図に示すように、ボ
トル本体１０の底部１１は半球殻状に突出していて、こ
の底部１１の上方にストレートな胴部１２が連なってい
る。底部１１と胴部１２の間には、係合溝１３が環状に
形成されるとともに、係合溝１３を横断し係合溝１３よ
りも深さの深い縦溝１４が周方向等間隔に４つ設けられ
ている。又、底部１１には、各縦溝１４から下方に離間
した位置に、外方に三次元的な凸曲面状に突出する４つ
の係合凸部１５が設けられている。
【００２１】一方、脚体２０は中空の略円筒状で、上下
対称形をなしており、その外径は前記ボトル本体１０の
胴部１２の外径にほぼ同寸法にされている。脚体２０の
上端と下端には内側に湾曲するアール部（突起）２１，
２２が環状に形成されいる。脚体２０は各アール部２
１，２２から所定寸法離間した部位が環状にくびれてい
て、これが脚体２０の内面側から見て内向きに突出する
環状の突出部２３，２４になっている。
対称形をなしており、その外径は前記ボトル本体１０の
胴部１２の外径にほぼ同寸法にされている。脚体２０の
上端と下端には内側に湾曲するアール部（突起）２１，
２２が環状に形成されいる。脚体２０は各アール部２
１，２２から所定寸法離間した部位が環状にくびれてい
て、これが脚体２０の内面側から見て内向きに突出する
環状の突出部２３，２４になっている。
【００２２】この脚体２０は、上側アール部２１をボト
ル本体１０の係合溝１３に嵌合し、上側突出部２３をボ
トル本体１０の係合凸部１５の上縁に係合することによ
って、ボトル本体１０に固定されている。この状態にお
いて、ボトル本体１０の底部１１の全体が脚体２０内に
収納され、又、脚体２０の上側の突出部２３がボトル本
体１０の底部１１の外周面に環状に当接するか、あるい
は、若干の隙間を有し接近して位置するようになる。そ
して、ボトル本体１０の縦溝１４と脚体２０のアール部
２１との間に流通口１６が形成される（図２参照）。
ル本体１０の係合溝１３に嵌合し、上側突出部２３をボ
トル本体１０の係合凸部１５の上縁に係合することによ
って、ボトル本体１０に固定されている。この状態にお
いて、ボトル本体１０の底部１１の全体が脚体２０内に
収納され、又、脚体２０の上側の突出部２３がボトル本
体１０の底部１１の外周面に環状に当接するか、あるい
は、若干の隙間を有し接近して位置するようになる。そ
して、ボトル本体１０の縦溝１４と脚体２０のアール部
２１との間に流通口１６が形成される（図２参照）。
【００２３】尚、脚体２０の取り付けは、ボトル本体１
０の底部１１側から脚体２０を押し込み、脚体２０の上
側アール部２１及び上側突出部２３を弾性的に拡径させ
ることによって達成される。この際、脚体２０は上下対
称形であるので、上下を逆にしても支障なく取り付ける
ことができる。
０の底部１１側から脚体２０を押し込み、脚体２０の上
側アール部２１及び上側突出部２３を弾性的に拡径させ
ることによって達成される。この際、脚体２０は上下対
称形であるので、上下を逆にしても支障なく取り付ける
ことができる。
【００２４】図３は脚体２０の突出部２３（２４）の横
断面図であり、環状の突出部２３（２４）には、脚体２
０の内側から見て外側に突出する縦溝２５（２６）が周
方向等間隔おきに多数設けられている。この縦溝２５，
２６は後述するように流通路として機能する。
断面図であり、環状の突出部２３（２４）には、脚体２
０の内側から見て外側に突出する縦溝２５（２６）が周
方向等間隔おきに多数設けられている。この縦溝２５，
２６は後述するように流通路として機能する。
【００２５】このように構成された耐圧ＰＥＴボトル１
においては、ボトル本体１０と脚体２０が同じポリエチ
レンテレフタレートで形成されており、しかも、これら
は接着剤を使わず嵌合手段で固定しているので、リサイ
クル処理が容易にできる。
においては、ボトル本体１０と脚体２０が同じポリエチ
レンテレフタレートで形成されており、しかも、これら
は接着剤を使わず嵌合手段で固定しているので、リサイ
クル処理が容易にできる。
【００２６】又、脚体２０が略円筒状をなし、底部を有
していないので、素材としてのポリエチレンテレフタレ
ートの使用量が少なくて済み、脚体２０が軽量で、安価
にできる。しかも、この底部のない略円筒状の脚体２０
は、水はけがよく、脚体２０内に液体が溜りにくく、乾
燥し易く、衛生的である。
していないので、素材としてのポリエチレンテレフタレ
ートの使用量が少なくて済み、脚体２０が軽量で、安価
にできる。しかも、この底部のない略円筒状の脚体２０
は、水はけがよく、脚体２０内に液体が溜りにくく、乾
燥し易く、衛生的である。
【００２７】又、脚体２０が上下対称形をなしているの
で、接地面径Ｄ1を殆どボトル本体１０の胴部１２の外
径Ｄ2と同寸法にでき、耐圧ＰＥＴボトル１を立てた時
に極めて安定する。
で、接地面径Ｄ1を殆どボトル本体１０の胴部１２の外
径Ｄ2と同寸法にでき、耐圧ＰＥＴボトル１を立てた時
に極めて安定する。
【００２８】又、生産ラインにおいて、多数の起立状態
の耐圧ＰＥＴボトル１同士を互いに接触させて押し合い
状態で搬送する場合があるが、この時にも、耐圧ＰＥＴ
ボトル１の下部が同時に押されるようになるので、転倒
が防止される。
の耐圧ＰＥＴボトル１同士を互いに接触させて押し合い
状態で搬送する場合があるが、この時にも、耐圧ＰＥＴ
ボトル１の下部が同時に押されるようになるので、転倒
が防止される。
【００２９】脚体２０の前記２本のくびれ２７，２８
は、脚体２０の表面にシュリンクラベルやストレッチラ
ベルを固定するのに便利である。又、内容物充填後のボ
トル本体１０の底部１１がクリープ膨張した場合にも、
底部を有しない略円筒状の脚体２０は、底部１１の膨張
変形に対応して変形し易いので、破損の虞がなく安全性
が高い。
は、脚体２０の表面にシュリンクラベルやストレッチラ
ベルを固定するのに便利である。又、内容物充填後のボ
トル本体１０の底部１１がクリープ膨張した場合にも、
底部を有しない略円筒状の脚体２０は、底部１１の膨張
変形に対応して変形し易いので、破損の虞がなく安全性
が高い。
【００３０】次に、ボトル本体１０に混合炭酸飲料を充
填した後に行う熱湯滅菌処理時における作用を説明す
る。混合炭酸飲料が充填されたボトル本体１０を適宜の
キャップで密閉し、熱湯を耐圧ＰＥＴボトル１の上方か
らシャワー状に供給して、ボトル本体１０の外表面に熱
湯を接触させる。この熱湯はボトル本体１０の外表面を
伝わって下方に流れていく。ボトル本体１０の係合溝１
３に達した熱湯は、流通口１６からボトル本体１０の縦
溝１４を通って脚体２０の内側に侵入し、ボトル本体１
０の底部１１の外表面を伝わって流れ、更に脚体２０の
上側の各縦溝２５を通って底部１１の最下点まで流れて
いく。
填した後に行う熱湯滅菌処理時における作用を説明す
る。混合炭酸飲料が充填されたボトル本体１０を適宜の
キャップで密閉し、熱湯を耐圧ＰＥＴボトル１の上方か
らシャワー状に供給して、ボトル本体１０の外表面に熱
湯を接触させる。この熱湯はボトル本体１０の外表面を
伝わって下方に流れていく。ボトル本体１０の係合溝１
３に達した熱湯は、流通口１６からボトル本体１０の縦
溝１４を通って脚体２０の内側に侵入し、ボトル本体１
０の底部１１の外表面を伝わって流れ、更に脚体２０の
上側の各縦溝２５を通って底部１１の最下点まで流れて
いく。
【００３１】このように、ボトル本体１０の底部１１の
外表面にも熱湯が接触して流れるので、底部１１も加熱
され、その結果、底部１１内に位置している内容物も加
熱滅菌することができ、内容物の加熱滅菌を確実に達成
することができる。
外表面にも熱湯が接触して流れるので、底部１１も加熱
され、その結果、底部１１内に位置している内容物も加
熱滅菌することができ、内容物の加熱滅菌を確実に達成
することができる。
【００３２】図５は前記脚体２０の製造方法の一例を示
したものである。この方法では、脚体２０が多段に連設
した形状をなすボトル状の集合体３０をブロー成形す
る。この集合体３０をレーザーカットやホットカット等
の適宜手段により図中Ｘ−Ｘ部位で切断して、脚体２０
を得る。尚、この集合体３０は、脚体２０を切断加工す
る際にセンタリングし易いように、上部中央と底部中央
にそれぞれ口部３１と凹部３２を有している。
したものである。この方法では、脚体２０が多段に連設
した形状をなすボトル状の集合体３０をブロー成形す
る。この集合体３０をレーザーカットやホットカット等
の適宜手段により図中Ｘ−Ｘ部位で切断して、脚体２０
を得る。尚、この集合体３０は、脚体２０を切断加工す
る際にセンタリングし易いように、上部中央と底部中央
にそれぞれ口部３１と凹部３２を有している。
【００３３】このような脚体２０の集合体は、パイプを
引き抜き成形することによって製造することも可能であ
る。ただし、脚体２０の製造方法はこれらに限定される
ものではない。
引き抜き成形することによって製造することも可能であ
る。ただし、脚体２０の製造方法はこれらに限定される
ものではない。
【００３４】次に、図６及び図７を参照して本発明に係
る第２実施例の耐圧ＰＥＴボトル１を説明する。この第
２実施例の脚体２０には、第１実施例における縦溝２
５，２６に相当するものがない。第２実施例において
は、脚体２０に縦溝２５，２６を設ける代わりに、ボト
ル本体１０の底部１１において脚体２０の突出部２３に
対向する部位に、周方向に適宜間隔をおいて多数の縦溝
１７が形成されていて、この縦溝１７が熱湯等の流通路
となる。その他の構成については前記第１実施例のもの
と同じであるので、同一態様部分に同一符号を付して説
明を省略する。
る第２実施例の耐圧ＰＥＴボトル１を説明する。この第
２実施例の脚体２０には、第１実施例における縦溝２
５，２６に相当するものがない。第２実施例において
は、脚体２０に縦溝２５，２６を設ける代わりに、ボト
ル本体１０の底部１１において脚体２０の突出部２３に
対向する部位に、周方向に適宜間隔をおいて多数の縦溝
１７が形成されていて、この縦溝１７が熱湯等の流通路
となる。その他の構成については前記第１実施例のもの
と同じであるので、同一態様部分に同一符号を付して説
明を省略する。
【００３５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ボトル本体と脚体の両方をポリエチレンテレフタレート
で形成し、この両部材の固定に嵌合手段を用いているの
で、リサイクル化が容易になるという優れた効果が奏さ
れる。
ボトル本体と脚体の両方をポリエチレンテレフタレート
で形成し、この両部材の固定に嵌合手段を用いているの
で、リサイクル化が容易になるという優れた効果が奏さ
れる。
【００３６】又、脚体を中空筒状としたので、軽量で、
安価な耐圧ボトル容器を得ることができ、更に、脚体内
に液体が溜りにくく、乾燥し易いので、衛生的であると
いう効果もある。
安価な耐圧ボトル容器を得ることができ、更に、脚体内
に液体が溜りにくく、乾燥し易いので、衛生的であると
いう効果もある。
【００３７】又、脚体を上下対称形にした場合には、脚
体を上下逆にしてもボトル本体に取り付けることができ
るので、組立て作業性が向上する。更に、このようにす
ると、接地面径をボトル本体の外径とほぼ同寸法にでき
るので、耐圧ボトル容器を安定して起立させることがで
き、起立状態での搬送も安定して行うことができる。
体を上下逆にしてもボトル本体に取り付けることができ
るので、組立て作業性が向上する。更に、このようにす
ると、接地面径をボトル本体の外径とほぼ同寸法にでき
るので、耐圧ボトル容器を安定して起立させることがで
き、起立状態での搬送も安定して行うことができる。
【００３８】又、脚体のボトル本体に対する組み付け部
分である上端開口部領域に流通口を設けた場合には、ボ
トル本体の表面に沿って流れる流体を脚体の内側へ侵入
可能にすることができる。
分である上端開口部領域に流通口を設けた場合には、ボ
トル本体の表面に沿って流れる流体を脚体の内側へ侵入
可能にすることができる。
【図１】本発明の第１実施例における耐圧ボトル容器の
下部を拡大して示す一部破断正面図である。
下部を拡大して示す一部破断正面図である。
【図２】第１実施例のボトル本体の係合溝における横断
面図である。
面図である。
【図３】第１実施例の脚体の突出部における横断面図で
ある。
ある。
【図４】第１実施例における耐圧ボトル容器の全体正面
図である。
図である。
【図５】脚体の製造方法の一例を示すものであり、脚体
の集合体の正面図である。
の集合体の正面図である。
【図６】本発明の第２実施例における耐圧ボトル容器の
下部を拡大して示す一部破断正面図である。
下部を拡大して示す一部破断正面図である。
【図７】第２実施例のボトル本体の係合溝における横断
面図である。
面図である。
【図８】従来の耐圧ボトル容器の下部の一部破断正面図
である。
である。
【符号の説明】 １ 耐圧ＰＥＴボトル（耐圧ボトル容器） １０ ボトル本体 １１ 底部 １３ 係合溝 １５ 係合凸部 １６ 流通口 ２０ 脚体 ２１ アール部（突起） ２３ 突出部 ２５ 縦溝（流通路）
Claims (6)
- 【請求項１】 ポリエチレンテレフタレート製のボトル
本体の半球殻状に突出した底部に、この底部を包囲する
脚体が取り付けられた耐圧ボトル容器において、 前記ボトル本体の底部には、その上縁に環状の係合溝が
設けられるとともに、この係合溝から下方に離間した部
位に係合凸部が設けられており、一方、前記脚体はポリ
エチレンテレフタレート製で上下開口の中空筒状をな
し、この脚体の上端に設けられた内向きの突起が前記ボ
トル本体の係合溝に係合し、この脚体の内面の上下方向
の途中に設けられた内向きの突出部が前記ボトル本体の
係合凸部に係合していることを特徴とする耐圧ボトル容
器。 - 【請求項２】 前記ボトル本体の係合凸部が凸曲面状を
なすことを特徴とする請求項１に記載の耐圧ボトル容
器。 - 【請求項３】 前記脚体の前記ボトル本体に対する組み
付け部分である上端開口部領域に、ボトル本体の表面に
沿って流れる流体を脚体の内側へ侵入可能にする流通口
が設けられていることを特徴とする請求項１または２に
記載の耐圧ボトル容器。 - 【請求項４】 前記突出部が脚体の内面に環状に形成さ
れていて、この突出部が前記ボトル本体の係合凸部の上
部に係合しており、突出部とボトル本体の底部とが対向
する部位に流通路が設けられていることを特徴とする請
求項１から３のいずれかに記載の耐圧ボトル容器。 - 【請求項５】 前記脚体が上下対称形にされていること
を特徴とする請求項１から４のいずれかに記載の耐圧ボ
トル容器。 - 【請求項６】 前記脚体がヒートセットされていること
を特徴とする請求項１から５のいずれかに記載の耐圧ボ
トル容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22624493A JPH0776352A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 耐圧ボトル容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22624493A JPH0776352A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 耐圧ボトル容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0776352A true JPH0776352A (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=16842157
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22624493A Pending JPH0776352A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 耐圧ボトル容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0776352A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| NL1034717C2 (nl) * | 2007-11-19 | 2009-05-20 | Green Invest Bvba | Geblazen kunststof fles met stavoet en werkwijze voor de vervaardiging daarvan. |
-
1993
- 1993-09-10 JP JP22624493A patent/JPH0776352A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| NL1034717C2 (nl) * | 2007-11-19 | 2009-05-20 | Green Invest Bvba | Geblazen kunststof fles met stavoet en werkwijze voor de vervaardiging daarvan. |
| WO2009066249A2 (en) * | 2007-11-19 | 2009-05-28 | Green Investments Bvba | Blown plastic bottle with standing foot and method for the manufacture thereof |
| WO2009066249A3 (en) * | 2007-11-19 | 2009-07-23 | Green Invest Bvba | Blown plastic bottle with standing foot and method for the manufacture thereof |
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