JPH077627Y2 - プルタイプクラッチ - Google Patents
プルタイプクラッチInfo
- Publication number
- JPH077627Y2 JPH077627Y2 JP1990049289U JP4928990U JPH077627Y2 JP H077627 Y2 JPH077627 Y2 JP H077627Y2 JP 1990049289 U JP1990049289 U JP 1990049289U JP 4928990 U JP4928990 U JP 4928990U JP H077627 Y2 JPH077627 Y2 JP H077627Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm spring
- retainer plate
- plate
- clutch
- release bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D23/00—Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
- F16D23/12—Mechanical clutch-actuating mechanisms arranged outside the clutch as such
- F16D23/14—Clutch-actuating sleeves or bearings; Actuating members directly connected to clutch-actuating sleeves or bearings
- F16D23/143—Arrangements or details for the connection between the release bearing and the diaphragm
- F16D23/144—With a disengaging thrust-ring distinct from the release bearing, and secured to the diaphragm
- F16D23/145—Arrangements for the connection between the thrust-ring and the diaphragm
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、プルタイプクラッチに関し、特にダイヤフラ
ムスプリングの内周部とレリーズベアリングとの連結部
の構造に関するものである。
ムスプリングの内周部とレリーズベアリングとの連結部
の構造に関するものである。
（従来の技術） 周知の如く、ダイヤフラムスプリングはプレッシャプレ
ートをクラッチディスクの摩擦フェーシングに向けて押
すための部品である。そして、プルタイプクラッチで
は、ダイヤフラムスプリングの内周部がレリーズベアリ
ングに連結されており、レリーズベアリングをフライホ
イールとは反対側（軸方向後方）に移動させるとダイヤ
フラムスプリングの内周部が同じく軸方向後方に移動
し、クラッチが遮断されるようになっている。
ートをクラッチディスクの摩擦フェーシングに向けて押
すための部品である。そして、プルタイプクラッチで
は、ダイヤフラムスプリングの内周部がレリーズベアリ
ングに連結されており、レリーズベアリングをフライホ
イールとは反対側（軸方向後方）に移動させるとダイヤ
フラムスプリングの内周部が同じく軸方向後方に移動
し、クラッチが遮断されるようになっている。
このようなプルタイプクラッチの従来例を第５図に示
す。このクラッチでは、クラッチ出力軸11に連結するク
ラッチディスク12の外周の摩擦フェーシング13をプレッ
シャプレート14によりフライホイール15に押付けること
により、クラッチが接続するようになっている。プレッ
シャプレート14の軸方向後方には環状のダイヤフラムス
プリング９が設けてあり、ダイヤフラムスプリング９が
プレッシャプレート14を摩擦フェーシング13に押圧す
る。ダイヤフラムスプリング９は、半径方向外側寄りの
部分がプレッシャプレート14に当接され、外側端がフラ
イホイール15に固定されたクラッチカバー16の支点部17
により支持されている。ダイヤフラムスプリング９は半
径方向中間部から内周部9aにかけて放射状のスリット10
を備え、内周部9aがレリーズベアリング１に連結されて
いる。レリーズベアリング１はスリーブ20を介してクラ
ッチ出力軸11の外周に嵌合している。18はレバーであ
り、クラッチペダル（図示せず）に連結されており、ク
ラッチペダルが踏まれるとレリーズベアリング１を軸方
向後方に移動させる構造となっている。
す。このクラッチでは、クラッチ出力軸11に連結するク
ラッチディスク12の外周の摩擦フェーシング13をプレッ
シャプレート14によりフライホイール15に押付けること
により、クラッチが接続するようになっている。プレッ
シャプレート14の軸方向後方には環状のダイヤフラムス
プリング９が設けてあり、ダイヤフラムスプリング９が
プレッシャプレート14を摩擦フェーシング13に押圧す
る。ダイヤフラムスプリング９は、半径方向外側寄りの
部分がプレッシャプレート14に当接され、外側端がフラ
イホイール15に固定されたクラッチカバー16の支点部17
により支持されている。ダイヤフラムスプリング９は半
径方向中間部から内周部9aにかけて放射状のスリット10
を備え、内周部9aがレリーズベアリング１に連結されて
いる。レリーズベアリング１はスリーブ20を介してクラ
ッチ出力軸11の外周に嵌合している。18はレバーであ
り、クラッチペダル（図示せず）に連結されており、ク
ラッチペダルが踏まれるとレリーズベアリング１を軸方
向後方に移動させる構造となっている。
上記のプルタイプクラッチにおけるダイヤフラムスプリ
ング９の内周部9aとレリーズベアリング１との連結部の
構造を第６図に拡大して示す。レリーズベアリング１
（インナーレース部分）の外周にはウェッジカラー２が
嵌合して設けられている。ウェッジカラー２は軸方向後
方端部に半径方向外向きのフランジ2aを一体に備え、軸
方向前方先端部に形成された概ねＶ型断面の折曲げ部分
2bがレリーズベアリング１の軸方向前方先端部に形成さ
れた概ねＶ型断面の溝部1aに嵌合している。折曲げ部分
2bの外周面は環状溝2cを形成しており、溝2cにはスナッ
プリング３が装着されている。ウェッジカラー２の軸方
向前方先端2dはスナップリング３に対して軸方向前方に
突出しテーパ状に拡開しており、これによりスナップリ
ング３がウェッジカラー２から軸方向前方に脱落するこ
とが防止されている。
ング９の内周部9aとレリーズベアリング１との連結部の
構造を第６図に拡大して示す。レリーズベアリング１
（インナーレース部分）の外周にはウェッジカラー２が
嵌合して設けられている。ウェッジカラー２は軸方向後
方端部に半径方向外向きのフランジ2aを一体に備え、軸
方向前方先端部に形成された概ねＶ型断面の折曲げ部分
2bがレリーズベアリング１の軸方向前方先端部に形成さ
れた概ねＶ型断面の溝部1aに嵌合している。折曲げ部分
2bの外周面は環状溝2cを形成しており、溝2cにはスナッ
プリング３が装着されている。ウェッジカラー２の軸方
向前方先端2dはスナップリング３に対して軸方向前方に
突出しテーパ状に拡開しており、これによりスナップリ
ング３がウェッジカラー２から軸方向前方に脱落するこ
とが防止されている。
ウェッジカラー２の外周にはレバープレート４がスナッ
プリング３を挟んで嵌合して設けられている。レバープ
レート４は筒状本体40の軸方向前方端部に半径方向外向
きのフランジ５を一体に備えている。第７図は第６図の
VII方向から見たレバープレート４の全体を示す図、第
８図は第７図のVIII−VIII断面図である。フランジ５は
その中間部に軸方向後方に向けて断面円弧状に張出した
張出し部50を有している。またレバープレート４には、
ウェッジカラー２の外周に面する面に、スナップリング
３に軸方向後方から係合する環状段部4aが形成され、先
端2dに隣接する端部内周にテーパ状案内面4bが形成され
ている。このように、ウェッジカラー２がレリーズベア
リング１の外周に嵌合され、レバープレート４が環状段
部4aでスナップリング３に係合した状態でウェッジカラ
ー２の外周に嵌合されているので、レリーズベアリング
１が軸方向後方に移動するとウェッジカラー２とレバー
プレート４は同方向に移動することとなる。
プリング３を挟んで嵌合して設けられている。レバープ
レート４は筒状本体40の軸方向前方端部に半径方向外向
きのフランジ５を一体に備えている。第７図は第６図の
VII方向から見たレバープレート４の全体を示す図、第
８図は第７図のVIII−VIII断面図である。フランジ５は
その中間部に軸方向後方に向けて断面円弧状に張出した
張出し部50を有している。またレバープレート４には、
ウェッジカラー２の外周に面する面に、スナップリング
３に軸方向後方から係合する環状段部4aが形成され、先
端2dに隣接する端部内周にテーパ状案内面4bが形成され
ている。このように、ウェッジカラー２がレリーズベア
リング１の外周に嵌合され、レバープレート４が環状段
部4aでスナップリング３に係合した状態でウェッジカラ
ー２の外周に嵌合されているので、レリーズベアリング
１が軸方向後方に移動するとウェッジカラー２とレバー
プレート４は同方向に移動することとなる。
フランジ５はリティーナプレート６によりダイヤフラム
スプリング９に対して軸方向前方及び後方に移動不能に
連結されている。リティーナプレート６は、円板環状の
本体７の半径方向外周の複数箇所に軸方向前向きの折曲
げ突起８が一体に設けて構成されている。第９図は第６
図のIX方向から見たリティーナプレート６の全体を示す
図、第10図は第９図のＸ−Ｘ断面図である。折曲げ突起
８はダイヤフラムスプリング９の複数のスリット10を通
りフランジ５の半径方向外周の溝5cを通って延びてお
り、半径方向内向きに折曲げられた先端部8aがフランジ
５の軸方向前側の面5aの半径方向外部に係合されてい
る。本体７はその中間部に軸方向前方に向けて断面円弧
状に張出した張出し部70を有している。
スプリング９に対して軸方向前方及び後方に移動不能に
連結されている。リティーナプレート６は、円板環状の
本体７の半径方向外周の複数箇所に軸方向前向きの折曲
げ突起８が一体に設けて構成されている。第９図は第６
図のIX方向から見たリティーナプレート６の全体を示す
図、第10図は第９図のＸ−Ｘ断面図である。折曲げ突起
８はダイヤフラムスプリング９の複数のスリット10を通
りフランジ５の半径方向外周の溝5cを通って延びてお
り、半径方向内向きに折曲げられた先端部8aがフランジ
５の軸方向前側の面5aの半径方向外部に係合されてい
る。本体７はその中間部に軸方向前方に向けて断面円弧
状に張出した張出し部70を有している。
そして第６図及び第11図に示すように、ダイヤフラムス
プリング９の内周部9aはリティーナプレート６の本体７
とレバープレート４のフランジ５との間に挟まれてい
る。なお第11図において、リティーナプレート６の円周
方向に折曲げ突起８と交互に形成された折曲げ突起80
（第９図、第10図）はダイヤフラムスプリング９のスリ
ット10を通るだけでレバープレート４には係合されてい
ない。
プリング９の内周部9aはリティーナプレート６の本体７
とレバープレート４のフランジ５との間に挟まれてい
る。なお第11図において、リティーナプレート６の円周
方向に折曲げ突起８と交互に形成された折曲げ突起80
（第９図、第10図）はダイヤフラムスプリング９のスリ
ット10を通るだけでレバープレート４には係合されてい
ない。
（考案が解決しようとする問題点） しかしながら上記構造のプルタイプクラッチでは、リテ
ィーナプレート６の折曲げ突起８をダイヤフラムスプリ
ング９のスリット10を通してレバープレート４に係合さ
せているので、レバープレート４とダイヤフラムスプリ
ング９とが相対移動し難くなっている。このため製作時
においてレバープレート４とフライホイール15との中心
位置にずれが生じた場合には、その修正が困難であるた
めミスアライメントが生じていた。このようなミスアラ
イメントがあると、クラッチとトランスミッションとが
その中心位置がずれた状態で配設されることとなり、ク
ラッチペダルが振動したり、スリーブ20（第５図）が破
損したりするという問題が生じる。なおダイヤフラムス
プリング９のスリット10の幅を拡げることにより、レバ
ープレート４とダイヤフラムスプリング９とが相対移動
できるようにすると、リティーナプレート６の折曲げ突
起８が摩耗してしまう。これを防ぐため、折曲げ突起８
の一部を防炭して浸炭することが考えられるが、面倒で
あり、コスト高となる。
ィーナプレート６の折曲げ突起８をダイヤフラムスプリ
ング９のスリット10を通してレバープレート４に係合さ
せているので、レバープレート４とダイヤフラムスプリ
ング９とが相対移動し難くなっている。このため製作時
においてレバープレート４とフライホイール15との中心
位置にずれが生じた場合には、その修正が困難であるた
めミスアライメントが生じていた。このようなミスアラ
イメントがあると、クラッチとトランスミッションとが
その中心位置がずれた状態で配設されることとなり、ク
ラッチペダルが振動したり、スリーブ20（第５図）が破
損したりするという問題が生じる。なおダイヤフラムス
プリング９のスリット10の幅を拡げることにより、レバ
ープレート４とダイヤフラムスプリング９とが相対移動
できるようにすると、リティーナプレート６の折曲げ突
起８が摩耗してしまう。これを防ぐため、折曲げ突起８
の一部を防炭して浸炭することが考えられるが、面倒で
あり、コスト高となる。
本考案は、レバープレートとダイヤフラムスプリングと
の相対移動を容易にしてミスアライメントを容易に吸収
でき、クラッチペダルが振動したりスリーブが破損した
りするのを防止できるプルタイプクラッチを提供するこ
とを目的とする。
の相対移動を容易にしてミスアライメントを容易に吸収
でき、クラッチペダルが振動したりスリーブが破損した
りするのを防止できるプルタイプクラッチを提供するこ
とを目的とする。
（考案の構成） 本考案のプルタイプクラッチは、クラッチ出力軸の外周
にスリーブを介してレリーズベアリングが嵌合してお
り、ダイヤフラムスプリングの内周部が、レリーズベア
リングの外周にそれぞれ設けたレバープレートとリティ
ーナプレートとに挾まれており、レリーズベアリングを
フライホイールとは反対側の軸方向後方に移動させるこ
とによりダイヤフラムスプリングの内周部を同方向に移
動させクラッチを遮断するようにしたプルタイプクラッ
チにおいて、レバープレートは筒状本体の軸方向前側に
半径方向外向きのフランジを有し、リティーナプレート
は円板環状本体の内周に半径方向内向きに延びた爪片及
び半径方向内向きに延び更に軸方向前方に延びた突出片
を適当間隔おきに複数個有し、レバープレートの筒状本
体外周に溝を形成し、リティーナプレートを爪片先端を
上記溝に嵌込んで筒状本体外周に固定し、リティーナプ
レートの突出片より半径方向外側にてダイヤフラムスプ
リング内周部をレバープレートのフランジとリティーナ
プレートの円板環状本体とで挾んだことを特徴とするも
のである。
にスリーブを介してレリーズベアリングが嵌合してお
り、ダイヤフラムスプリングの内周部が、レリーズベア
リングの外周にそれぞれ設けたレバープレートとリティ
ーナプレートとに挾まれており、レリーズベアリングを
フライホイールとは反対側の軸方向後方に移動させるこ
とによりダイヤフラムスプリングの内周部を同方向に移
動させクラッチを遮断するようにしたプルタイプクラッ
チにおいて、レバープレートは筒状本体の軸方向前側に
半径方向外向きのフランジを有し、リティーナプレート
は円板環状本体の内周に半径方向内向きに延びた爪片及
び半径方向内向きに延び更に軸方向前方に延びた突出片
を適当間隔おきに複数個有し、レバープレートの筒状本
体外周に溝を形成し、リティーナプレートを爪片先端を
上記溝に嵌込んで筒状本体外周に固定し、リティーナプ
レートの突出片より半径方向外側にてダイヤフラムスプ
リング内周部をレバープレートのフランジとリティーナ
プレートの円板環状本体とで挾んだことを特徴とするも
のである。
（作用） リティーナプレートのどの部分もダイヤフラムスプリン
グのスリットを通ってはいないので、ダイヤフラムスプ
リングとレバープレートとは相対移動し易くなってい
る。またダイヤフラムスプリング内周部の内方への移動
はリティーナプレートの突出片により規制されるので、
ダイヤフラムスプリング内周部による爪片や筒状本体の
破損は防止される。
グのスリットを通ってはいないので、ダイヤフラムスプ
リングとレバープレートとは相対移動し易くなってい
る。またダイヤフラムスプリング内周部の内方への移動
はリティーナプレートの突出片により規制されるので、
ダイヤフラムスプリング内周部による爪片や筒状本体の
破損は防止される。
（実施例） 以下、本考案の実施例を図に基づいて説明する。第１図
は本考案のプルタイプクラッチにおけるダイヤフラムス
プリング内周部とレリーズベアリングとの連結部を示す
縦断面図、第２図はレバープレートを示す縦断面図、第
３図はリティーナプレートを示す縦断面図、第４図は第
３図のIV矢視図である。なお第３図は第４図のIII−III
断面を示す。これらの図において、第５図、第６図と同
一符号は同じ又は相当するものを示す。レバープレート
４の筒状本体40の外周には溝41が全周に延びて形成され
ている。溝41より軸方向後方の本体40の外周面42は軸方
向後方へ行くに従って内方へ傾いたテーパ面となってい
る。張出し部50、環状段部4a、テーパ状案内面4bは、第
６図に示す従来のレバープレート４と同じである。なお
フランジ５の外周には従来例のような溝5c（第６図）は
形成されていない。
は本考案のプルタイプクラッチにおけるダイヤフラムス
プリング内周部とレリーズベアリングとの連結部を示す
縦断面図、第２図はレバープレートを示す縦断面図、第
３図はリティーナプレートを示す縦断面図、第４図は第
３図のIV矢視図である。なお第３図は第４図のIII−III
断面を示す。これらの図において、第５図、第６図と同
一符号は同じ又は相当するものを示す。レバープレート
４の筒状本体40の外周には溝41が全周に延びて形成され
ている。溝41より軸方向後方の本体40の外周面42は軸方
向後方へ行くに従って内方へ傾いたテーパ面となってい
る。張出し部50、環状段部4a、テーパ状案内面4bは、第
６図に示す従来のレバープレート４と同じである。なお
フランジ５の外周には従来例のような溝5c（第６図）は
形成されていない。
リティーナプレート６は例えばばね材で形成されてお
り、円板環状の本体７の内周に６個ずつの爪片81及び突
出片82を一体に備えて構成されている。爪片81及び突出
片82は均等な間隔で交互に設けられている。爪片81は軸
方向前方に張出すようにして半径方向内向きに延びてお
り、突出片82は半径方向内向きに延び更に軸方向前方に
延びている。本体７は張出し部70を有している。なお本
体７には従来例のような折曲げ突起８、80（第９図、第
10図）は形成されていない。
り、円板環状の本体７の内周に６個ずつの爪片81及び突
出片82を一体に備えて構成されている。爪片81及び突出
片82は均等な間隔で交互に設けられている。爪片81は軸
方向前方に張出すようにして半径方向内向きに延びてお
り、突出片82は半径方向内向きに延び更に軸方向前方に
延びている。本体７は張出し部70を有している。なお本
体７には従来例のような折曲げ突起８、80（第９図、第
10図）は形成されていない。
リティーナプレート６は、爪片81の先端を軸方向後方か
ら前方に向けてテーパ面42を滑らせて溝41に嵌込ませる
ことにより、筒状本体40の外周に固定されている。そし
てダイヤフラムスプリング９の内周部9aは、突出片82よ
り半径方向外側にて、レバープレート４のフランジ５と
リティーナプレート６の本体７との間に挾まれている。
なお突出片82の軸方向長さは第１図の状態においてフラ
ンジ５に当たらないよう設定されている。
ら前方に向けてテーパ面42を滑らせて溝41に嵌込ませる
ことにより、筒状本体40の外周に固定されている。そし
てダイヤフラムスプリング９の内周部9aは、突出片82よ
り半径方向外側にて、レバープレート４のフランジ５と
リティーナプレート６の本体７との間に挾まれている。
なお突出片82の軸方向長さは第１図の状態においてフラ
ンジ５に当たらないよう設定されている。
このようなダイヤフラムスプリング９の内周部9aとレリ
ーズベアリングとの連結構造では、リティーナプレート
６のどの部分もダイヤフラムスプリング９のスリット10
を通ってはいないので、従来例に比してダイヤフラムス
プリング９とレバープレート４との相対移動が容易とな
る。従って製作時においてレバープレート４とフライホ
イール15との中心位置にずれが生じても、その修正が容
易であり、ミスアライメントが吸収させる。
ーズベアリングとの連結構造では、リティーナプレート
６のどの部分もダイヤフラムスプリング９のスリット10
を通ってはいないので、従来例に比してダイヤフラムス
プリング９とレバープレート４との相対移動が容易とな
る。従って製作時においてレバープレート４とフライホ
イール15との中心位置にずれが生じても、その修正が容
易であり、ミスアライメントが吸収させる。
しかもダイヤフラムスプリング９の内周部9aは、突出片
82より半径方向外側にてレバープレート４のフランジ５
とリティーナプレート６の本体７との間に挾まれている
ので、突出片82により半径方向内方への移動が規制され
ることとなる。従って内周部9aにより爪片81や筒状本体
40が破損されるのが防止される。
82より半径方向外側にてレバープレート４のフランジ５
とリティーナプレート６の本体７との間に挾まれている
ので、突出片82により半径方向内方への移動が規制され
ることとなる。従って内周部9aにより爪片81や筒状本体
40が破損されるのが防止される。
（考案の効果） 以上のように本考案のプルタイプクラッチによれば、レ
バープレート４が筒状本体40の軸方向前側に半径方向外
向きのフランジ５を有し、リティーナプレート６が円板
環状本体７の内周に半径方向内向きに延びた爪片81及び
半径方向内向きに延び更に軸方向前方に延びた突出片82
を適当間隔おきに複数個有しており、レバープレート４
の筒状本体40外周に溝41を形成し、リティーナプレート
６を、爪片81先端を溝41に嵌込んで筒状本体40外周に固
定し、リティーナプレート６の突出片82より半径方向外
側にてダイヤフラムスプリング９の内周部9aをレバープ
レート４のフランジ５とリティーナプレート６の円板環
状本体７とで挾むようにしたので、レバープレート４と
ダイヤフラムスプリング９との相対移動を容易にしてミ
スアライメントを容易に吸収でき、クラッチペダルが振
動したりスリーブ20が破損したりするのを防止できると
ともに、ダイヤフラムスプリング９の内周部9aによって
爪片81や筒状本体40が破損されるのを防止できる。
バープレート４が筒状本体40の軸方向前側に半径方向外
向きのフランジ５を有し、リティーナプレート６が円板
環状本体７の内周に半径方向内向きに延びた爪片81及び
半径方向内向きに延び更に軸方向前方に延びた突出片82
を適当間隔おきに複数個有しており、レバープレート４
の筒状本体40外周に溝41を形成し、リティーナプレート
６を、爪片81先端を溝41に嵌込んで筒状本体40外周に固
定し、リティーナプレート６の突出片82より半径方向外
側にてダイヤフラムスプリング９の内周部9aをレバープ
レート４のフランジ５とリティーナプレート６の円板環
状本体７とで挾むようにしたので、レバープレート４と
ダイヤフラムスプリング９との相対移動を容易にしてミ
スアライメントを容易に吸収でき、クラッチペダルが振
動したりスリーブ20が破損したりするのを防止できると
ともに、ダイヤフラムスプリング９の内周部9aによって
爪片81や筒状本体40が破損されるのを防止できる。
第１図は本考案のプルタイプクラッチにおけるダイヤフ
ラムスプリング内周部とレリーズベアリングとの連結部
を示す縦断面図、第２図は第１図の例で用いるレバープ
レートを示す縦断面図、第３図は同じくリティーナプレ
ートを示す縦断面図、第４図は第３図のIV矢視図、第５
図は従来のプルタイプクラッチを示す縦断面部分図、第
６図は第５図の例におけるダイヤフラムスプリング内周
部とレリーズベアリングとの連結部を示す拡大縦断面
図、第７図は第６図のVII方向から見たレバープレート
を示す全体図、第８図は第７図のVIII−VIII断面図、第
９図は第６図のIX方向から見たリティーナプレートを示
す全体図、第10図は第９図のＸ−Ｘ断面図、第11図は第
５図の例におけるダイヤフラムスプリング内周部とレリ
ーズベアリングとの連結部を簡略に示す縦断面図であ
る。１……レリーズベアリング、４……レバープレー
ト、５……フランジ、６……リティーナプレート、７…
…円板環状本体、９……ダイヤフラムスプリング、9a…
…内周部、10……スリット、15……フライホイール、20
……スリーブ、40……筒状本体、41……溝、42……テー
パ面、50、70……張出し部、81……爪片、82……突出片
ラムスプリング内周部とレリーズベアリングとの連結部
を示す縦断面図、第２図は第１図の例で用いるレバープ
レートを示す縦断面図、第３図は同じくリティーナプレ
ートを示す縦断面図、第４図は第３図のIV矢視図、第５
図は従来のプルタイプクラッチを示す縦断面部分図、第
６図は第５図の例におけるダイヤフラムスプリング内周
部とレリーズベアリングとの連結部を示す拡大縦断面
図、第７図は第６図のVII方向から見たレバープレート
を示す全体図、第８図は第７図のVIII−VIII断面図、第
９図は第６図のIX方向から見たリティーナプレートを示
す全体図、第10図は第９図のＸ−Ｘ断面図、第11図は第
５図の例におけるダイヤフラムスプリング内周部とレリ
ーズベアリングとの連結部を簡略に示す縦断面図であ
る。１……レリーズベアリング、４……レバープレー
ト、５……フランジ、６……リティーナプレート、７…
…円板環状本体、９……ダイヤフラムスプリング、9a…
…内周部、10……スリット、15……フライホイール、20
……スリーブ、40……筒状本体、41……溝、42……テー
パ面、50、70……張出し部、81……爪片、82……突出片
Claims (1)
- 【請求項１】クラッチ出力軸の外周にスリーブを介して
レリーズベアリングが嵌合しており、ダイヤフラムスプ
リングの内周部が、レリーズベアリングの外周にそれぞ
れ設けたレバープレートとリティーナプレートとに挾ま
れており、レリーズベアリングをフライホイールとは反
対側の軸方向後方に移動させることによりダイヤフラム
スプリングの内周部を同方向に移動させクラッチを遮断
するようにしたプルタイプクラッチにおいて、レバープ
レートは筒状本体の軸方向前側に半径方向外向きのフラ
ンジを有し、リティーナプレートは円板環状本体の内周
に半径方向内向きに延びた爪片及び半径方向内向きに延
び更に軸方向前方に延びた突出片を適当間隔おきに複数
個有し、レバープレートの筒状本体外周に溝を形成し、
リティーナプレートを爪片先端を上記溝に嵌込んで筒状
本体外周に固定し、リティーナプレートの突出片より半
径方向外側にてダイヤフラムスプリング内周部をレバー
プレートのフランジとリティーナプレートの円板環状本
体とで挾んだことを特徴とするプルタイプクラッチ。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990049289U JPH077627Y2 (ja) | 1990-05-10 | 1990-05-10 | プルタイプクラッチ |
| PCT/JP1991/000616 WO1991017370A1 (en) | 1990-05-10 | 1991-05-09 | Pull-type clutch |
| DE4190938A DE4190938C2 (de) | 1990-05-10 | 1991-05-09 | Zugkupplung |
| US07/778,857 US5240097A (en) | 1990-05-10 | 1991-05-09 | Pull-type clutch |
| DE19914190938 DE4190938T (ja) | 1990-05-10 | 1991-05-09 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990049289U JPH077627Y2 (ja) | 1990-05-10 | 1990-05-10 | プルタイプクラッチ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH047734U JPH047734U (ja) | 1992-01-23 |
| JPH077627Y2 true JPH077627Y2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=12826738
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990049289U Expired - Lifetime JPH077627Y2 (ja) | 1990-05-10 | 1990-05-10 | プルタイプクラッチ |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5240097A (ja) |
| JP (1) | JPH077627Y2 (ja) |
| DE (2) | DE4190938T (ja) |
| WO (1) | WO1991017370A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
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|---|---|---|---|---|
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| US8607955B2 (en) * | 2011-12-05 | 2013-12-17 | Advanced Clutch Technology, Inc. | Release for pull type clutch mechanism |
Family Cites Families (7)
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|---|---|---|---|---|
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| FR2544037B1 (fr) * | 1983-04-11 | 1985-08-02 | Valeo | Butee de debrayage, notamment pour vehicule automobile |
| FR2544039B1 (ja) * | 1983-04-11 | 1986-06-27 | Valeo | |
| FR2559861B1 (fr) * | 1984-02-21 | 1989-04-07 | Valeo | Butee de debrayage, notamment pour vehicule automobile, dont le montage est ameliore |
| FR2576649B1 (fr) * | 1985-01-28 | 1987-04-30 | Skf Cie Applic Mecanique | Dispositif de butee d'embrayage tiree et procede de mise en place associe |
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1990
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-
1991
- 1991-05-09 DE DE19914190938 patent/DE4190938T/de active Pending
- 1991-05-09 WO PCT/JP1991/000616 patent/WO1991017370A1/ja active Application Filing
- 1991-05-09 DE DE4190938A patent/DE4190938C2/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-05-09 US US07/778,857 patent/US5240097A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE4190938T (ja) | 1992-04-23 |
| JPH047734U (ja) | 1992-01-23 |
| WO1991017370A1 (en) | 1991-11-14 |
| DE4190938C2 (de) | 1995-01-19 |
| US5240097A (en) | 1993-08-31 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |