JPH0776222A - スライドドア装置 - Google Patents

スライドドア装置

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Publication number
JPH0776222A
JPH0776222A JP5243596A JP24359693A JPH0776222A JP H0776222 A JPH0776222 A JP H0776222A JP 5243596 A JP5243596 A JP 5243596A JP 24359693 A JP24359693 A JP 24359693A JP H0776222 A JPH0776222 A JP H0776222A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
door
holder
fixed
worm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5243596A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Sumiya
和宏 角谷
Ryoichi Fukumoto
良一 福元
Yasuaki Suzuki
康明 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP5243596A priority Critical patent/JPH0776222A/ja
Publication of JPH0776222A publication Critical patent/JPH0776222A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 車両用スライドドアを、電動モータを用いた
自動ドア開閉操作に加えて、手動によるドア開閉操作を
可能にする。 【構成】 対のアーム2、2の一端を車体側に固定され
たベース1に且つ他端をドア側に固定されたスライドレ
ール3に摺動自在なホルダ6に枢着する。アーム2を、
レバー15、スクリューナット機構9、14、ウオーム
ホイール10とウオーム11を介してモータ12に連結
し、レール3を往復動させる接触部材22をウオームホ
イール20、ウオーム19およびモータ18により回転
させる。ホルダ6側の静止部材16に、モータとレール
への摩擦部材22を保持するプレート17を回動自在に
支持し且つ摩擦部材22をレール3方向へ付勢する弾性
体24を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動および手動で開閉
可能なスライドドア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の車体側壁に沿って前後進してドア
の開閉をなすスライドドアは、回動ドアに比し、限られ
た空間でドアの開閉を行い得る利点を有す。
【0003】このスライドドアとしては、実公平4−2
1703号公報に示されるものが知られている。これ
は、ドアの車体に対して回動動作及びスライド動作させ
ることによって、ドアの開閉を行うものであり、このド
アの車体に対する回動動作及びスライド動作は共通の駆
動装置によって行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ドアをスライド動作さ
せる時には、ドアの開閉時間を短縮するためにある程度
のスピードが必要とされ、回動動作させる時には、大き
なトルクが必要とされるので、共通の駆動装置でドアの
回動動作及びスライド動作を制御することは困難であ
る。すなわち、駆動装置をドアのスライド動作に適する
ように設定すると回動動作させる時にトルク不足とな
り、逆に、駆動装置をドアの回動動作に適するように設
定するとスライド動作させる時にスピードが遅くなって
しまう。それ故に、本発明は、前述した従来装置の不具
合を解消させることを解決すべき課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
を解決するために、基本的にドアを回動動作させるアー
ム駆動装置とドアをスライド動作させるレール駆動装置
とを有して構成する。
【0006】具体的には、本発明は、車体側に固定され
たベースと、該ベースに一端が枢着された対のアーム
と、ドア側に固定されたスライドレールと、該スライド
レールに摺動自在に支持され且つ前記アームの他端に枢
着されたホルダと、前記アームに連結され且つ該アーム
を前記ベースを中心に回動させるアーム駆動装置と、お
よび前記ホルダに支持され且つ該ホルダに対し前記スラ
イドレールを往復動させるレール駆動装置とを有し、前
記レール駆動装置が、前記ホルダに固定されたブラケッ
トと、該ブラケットに対し回動自在に支持されたプレー
トと、該プレート上に保持された動力源と、該動力源に
より回転させられ且つ前記レールに密接する接触部材
と、前記ブラケットに支持され且つ該接触部材を前記レ
ール方向に付勢する弾性体とを有するスライドドア装置
を提供する。
【0007】
【作用】ドアのスライド動作及びドアの回動動作が別々
の駆動装置で行われる。よって、スライド動作及び回動
動作を夫々の動作に適するように制御できる。
【0008】
【実施例】図1と図2を参照する。車体の乗降口後方に
固定されるベース1に、対のアーム2、2を枢着する。
スライドドア側に固定されたスライドレール3の上側の
溝4に係合する対の上側ローラ5を支持するホルダ6を
対のアーム2、2に枢着させる。ホルダ6は、さらに、
レール3の下面に摺接する対の下側ローラ7を支持す
る。ベース1、対のアーム2、2とホルダ6とが平行リ
ンク機構をつくる。
【0009】図1と図3を参照する。車体に固定したブ
ラケット8の一端にスクリューロッド9の一端を回転自
在に支持し、ブラケット8の他端にスクリューロッドの
他端に結合させたウオームホイール10を支持させる。
ウオームホイール10と噛合うウオーム11に連結さた
減速機付電動モータ(アクチュエータ)12を、ブラケ
ット8に対して直交する形の支持板13に固定させる。
スクリューロッド9にナット14を噛合させ、このナッ
ト14を対のレバー15を介してアーム2の一方に結合
する。レバー15はナット14とアーム2に対して回動
自在とさせる。この結果、可逆電動モータ12を作動さ
せ、その回転トルクをウオーム11とウオームホイール
10を介して、スクリューロッド9に伝達させ、スクリ
ューロッド9を回転させると、スクリューロッド9の回
転方向に応じナット14が前後進し、ドアを全閉状態か
ら、ドア出し状態(図1参照)へ或いはその逆の状態に
させる。即ち、ナット14の動きはレバー15によりア
ーム2を押し引きさせ、アーム2とホルダ6とを、ベー
ス1とアーム2との枢着点を中心に、図1のドア出し状
態と時計方向に回動させた全閉状態とにさせる。
【0010】スクリューロッド9とナット14との摩擦
角およびウオーム11とウオームホイール10との摩擦
角を大とするため、スクリューロッド9の歯及びウオー
ム11の歯のリード角を、たとえば大とし、噛合う相対
のナット14及びウオームホイール10に対しリード角
大の噛合いを作る。これは、ドア側即ちアーム2の回動
によるスクリュー9に沿うナット14の滑りを作り、ウ
オームホイール10からウオーム11への回転トルクの
伝達及びウオームホイール10の回転がウオーム11に
対し空転状態とさせる。このようなリード角の選択は、
ドアの手動操作を可能にする。
【0011】図1、図4及び図5を参照する。アーム2
に枢着され且つレール3の溝4に係合するホルダ6の側
面にL形ブラケット16を固定し、L形ブラケット16
の水平部に回動プレート17を回動自在に取付ける。L
形ブラケット16の垂直部に板バネ24の一端を固定さ
せる。回動プレート17に電動モータ18、電動モータ
18の出力軸に連結したウオーム19、ウオーム19と
噛合うウオームホイール20、ウオームホイール20に
固定されたシャフト21、シャフト21に固定されたゴ
ムローラ22、シャフト21の両端を支持するハウジン
グ23を回動プレート17上に保持する。L形ブラケッ
ト16へのプレート17の回動自在な支持は、ピン25
により行なう。
【0012】静止部材であるL形ブラケット16に固定
された板バネ24が、回動プレート17に支持され且つ
シャフト21とゴムローラ22を支持するハウジング2
3に当接し、ゴムローラ22をレール3の側面に密接さ
せる。L形ブラケット16に対しプレート17が回動自
在なので、板バネ24がプレート17をL形ブラケット
16に対し回動し、ゴムローラ22とレール3との密接
の度合いを一定に保つ。
【0013】電動モータ18を作動させると、ウオーム
19が回転し、ウオーム19の中心とは直交する軸心の
ウオームホイール20を回転させる。ウオームホイール
20の回転はシャフト21とゴムローラ22を回転させ
るが、ゴムローラ22がレール3に板バネ24により圧
接しているので、レール3がゴムローラ22の回転方向
に応じ前後進する。かくして、ドアが車体の側壁に沿っ
て動くことになる。
【0014】ウオーム19とウオームホイール20との
摩擦角を大とするため、たとえば、ウオーム19のリー
ド角を大とし、ウオームホイール20に対するリード角
大の噛合いとする。これは、ドアの手動による開閉によ
り、レール3からゴムローラ22とシャフト21に回転
力が与えられても、ウオームホイール20がウオーム1
9に対して空転又はウォーム19を回転させる。よっ
て、このリード角大のウオーム19の使用は、手動によ
るドアの開閉を可能にする。
【0015】電動モータ12による手動ドア開閉操作に
代え、手動によるドア開閉操作を暫く多用する際は、電
動モータ12へのトルク入力によりドアの動きを重くす
ることもあるので、電動モータ12とウオーム11を結
ぶ駆動ケーブル25を電動モータ12の出力軸より切離
しておくのがよい。そのための構成を図6と図7に示
す。支持板13は、その上端に半円形の溝26と、上下
に配列され且つビス27を通す隙間で連通する対のビス
穴28、28と、下のビス穴28の下端に設けた半円形
の溝29を有する。
【0016】図6と図7に示す電動モータ12からの回
転トルクを駆動ケーブル25を介してウオーム11に伝
達可能な状態では、下方の穴28の下部溝29にビス2
7を、カラー30、クッション31とワッシャーを介し
て、電動モータ12の取付板32のネジ溝に螺合させ、
他方のビス27を対の穴28の間の隙間より取付板32
のネジ溝に螺合させる。手動によるドア開閉操作を多用
するときは、上下のビス27を外し、上のビス27を上
方の溝26を介して取付板32へ、下のビス27を上方
の穴28を介して取付板32へ螺合させ、電動モータ1
2を支持板13の上方に固定させる。このため、駆動ケ
ーブル25が電動モータ12の出力軸から離れ、動力伝
達経路が切離され、ドアの手動開閉操作を軽くさせる。
【0017】ドアの電動又は手動による開閉操作中、ド
アの動きをより円滑にさせるため、図9に示す如く、ス
ライドレール3に平行に補助レール33をドアに固定さ
せる。補助レール33は、図10に示すように、上下に
V溝35を有し、ホルダ6に固定された補助ホルダ34
が上下の溝35を摺動自在につかむ。かくして、ホルダ
6がスライドレール3に対し且つ補助ホルダ34が補助
レール33に対して摺動関係となり、ドアを二点で支持
摺動させるので、ドアの動きは円滑である。カム板36
をレール3に固定し、ドアが車体乗降口をほゞ閉じる位
置にくると、カム板36がベルクランク38を起し、マ
イクロスイッチ37をオンとさせ、アーム2を回動させ
る電動モータ12をオンとさせ、ドアを閉へ移行させ
る。ドア開操作のときは、電動モータ12によりアーム
2が回動し、図9の状態を作る。この状態からマイクロ
スイッチ37がオフとなるようドアが動くと、電動モー
タ12がオフ、他の電動モータ18がオンとなり、ドア
が後退し、乗降口を大きく拡げる。
【0018】スライドレール3や補助レール33はアル
ミ合金の押出型材により成形されるが、アルミ合金材の
表面上をローラ5、7や補助ホルダ34が摺動すると、
スライドレール3やアルミ合金材からなる補助レール3
3の摺動面の摩耗が早い。そこで、摺動面に、図11に
示す如きスチール製のV型のライニング39をそのビス
穴40よりビスをスライドレール3や補助レール33に
ねじ込み、摺動面を補強する。ライニング39が長い時
は、二本のライニングを用い途中で継ぎ目41を入れる
がこの継ぎ目41は、斜めの線とし、継ぎ目41上をロ
ーラ5、7や補助ホルダ34が乗り越る時の音を小さく
抑える。
【0019】
【効果】静止部材に対しプレートを回動自在に且つ弾性
体を固定させているので、プレートに支持された接触部
材は弾性体により一定圧でレールに接する。又、人の手
等がはさまっても、過負荷に応じプレートが回動して、
直ちに過負荷を一定接触圧に下げるので、安全である。
ゴムローラの使用は、プレートの回動に加え、ゴムロー
ラの弾性変形があるので、人に対しより安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例のスライドドア装置の斜視図であ
る。
【図2】車体側のホルダとドア側のレールとの関係を示
す斜視図である。
【図3】アームを回動させるスクリューロッド・ナット
機構の平面図である。
【図4】レールを往復動させる機構の正面図である。
【図5】レールとゴムローラとの関係を示す断面図であ
る。
【図6】ドア電動開閉のための電動モータ位置を示す側
面図である。
【図7】図6に示す状態の正面図である。
【図8】電動モータと駆動ケーブルを切離したときの電
動モータの位置を示す側面図である。
【図9】補助レールを用いた例の斜視図である。
【図10】補助レールの断面図である。
【図11】レールの摺動面のライニングを示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 車体側のベース 2 アーム 3 ドア側のスライドレール 5、7 ローラ 6 ホルダ 8 ブラケット 9 スクリューロッド 10、20 ウオームホイール 11、19 ウオーム 12、18 電動モータ 13 支持板 14 ナット 15 レバー 16 L型ブラケット 17 回動プレート 22 ゴムローラ 24 板バネ 26、29 半円形の溝 33 補助レール 34 補助ホルダ 39 ライニング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側に固定されたベースと、該ベース
    に一端が枢着された対のアームと、ドア側に固定された
    スライドレールと、該スライドレールに摺動自在に支持
    され且つ前記アームの他端に枢着されたホルダと、前記
    アームに連結され且つ該アームを前記ベースを中心に回
    動させるアーム駆動装置と、および前記ホルダに支持さ
    れ且つ該ホルダに対し前記スライドレールを往復動させ
    るレール駆動装置とを有し、 前記レール駆動装置が、前記ホルダに固定されたブラケ
    ットと、該ブラケットに対し回動自在に支持されたプレ
    ートと、該プレート上に保持された動力源と、該動力源
    により回転させられ且つ前記レールに密接する接触部材
    と、前記ブラケットに支持され且つ該接触部材を前記レ
    ール方向に付勢する弾性体とを有するスライドドア装
    置。
  2. 【請求項2】 前記接触部材がゴムローラからなり、該
    ゴムローラがウオームホイール付シャフトに固定され、
    該ウオームホイールがウオームを介して動力源としての
    電動モータに結合される請求項1記載のスライドドア装
    置。
JP5243596A 1993-09-06 1993-09-06 スライドドア装置 Pending JPH0776222A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5243596A JPH0776222A (ja) 1993-09-06 1993-09-06 スライドドア装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP5243596A JPH0776222A (ja) 1993-09-06 1993-09-06 スライドドア装置

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Publication Number Publication Date
JPH0776222A true JPH0776222A (ja) 1995-03-20

Family

ID=17106173

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5243596A Pending JPH0776222A (ja) 1993-09-06 1993-09-06 スライドドア装置

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JP (1) JPH0776222A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021130317A (ja) * 2020-02-18 2021-09-09 トヨタ車体株式会社 車両のスライドドア装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021130317A (ja) * 2020-02-18 2021-09-09 トヨタ車体株式会社 車両のスライドドア装置

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