JPH0775766B2 - 連続鋳造における鋳片縦割れ検出方法 - Google Patents

連続鋳造における鋳片縦割れ検出方法

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JPH0775766B2 JP1277665A JP27766589A JPH0775766B2 JP H0775766 B2 JPH0775766 B2 JP H0775766B2 JP 1277665 A JP1277665 A JP 1277665A JP 27766589 A JP27766589 A JP 27766589A JP H0775766 B2 JPH0775766 B2 JP H0775766B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は連続鋳造において鋳片表面に発生しうる傷のう
ち縦割れの検出に関する。
[従来の技術] 連続鋳造の過程においては、鋳片の表面に、それの進行
方向、つまり縦方向に向かう細長い傷、即ち縦割れが生
じる場合がある。この種の欠陥は、従来は鋳造が完了し
た鋳片を冷却した後で、検査者による目視検査や検出機
器による検査を行なったり、或いは圧延完了後に疵検査
を行なうことにより、検出されていた。しかしこのよう
な検出方法では、縦割れ発生による歩留りの低下は避け
られないし、完全な疵の検出も難しい。
そこで、鋳造を行なっている際中に鋳片の疵を検出する
方法が、特公昭63-53904号公報で提案されている。この
方法においては、抜熱量の分布に着目して検出を行なっ
ており、鋳造の途中でも疵を検出することができる。鋳
造の途中で疵を発見できれば、それを操業条件にフィー
ドバックして疵を防止したりその大きさを最小限にとど
め、歩留りの低下を抑えることができる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら従来の縦割れ検出方法では、あまり高い検
出精度は得られなかった。特公昭63-53904号公報の技術
では、縦割れの可能性を示す所定の条件を検出した時
に、鋳込み速度を低下させるように制御しているので、
縦割れの誤検出が頻繁に生じる場合には、鋳造の所定時
間が必要以上に長くなってしまう。
そこで本発明は、連続鋳造における鋳片縦割れ検出方法
の検出精度を高めることを課題とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、本発明においては、連続鋳
造設備の鋳型壁の縦方向及び横方向の互いに異なる位置
の各々の温度を検出する温度検出手段から出力される各
位置の温度情報を監視し、 各々の位置の検出温度について、時系列変化に所定の下
降パターンが現われたか否かを示す第1の条件、及び 横方向の複数位置での検出温度の位置分布パターンに関
し、検出対象位置の温度にその周辺位置の温度に対し所
定の異常温度下降が現われたか否かを示す第2の条件、 を識別し、更に上記第1の条件及び第2の条件の両者が
実質上同時に満足された検出位置が、横方向位置が実質
上同一で縦方向に互いに異なる複数の位置に存在するか
否かを識別することによって、縦割れ検出の有無を認識
する。
[作用] 本発明においては、鋳造中に鋳型面の各位置で検出され
る温度の時系列変化及び位置分布パターンに着目し縦割
れを検出している。
即ち、本発明者らの実験によれば、縦割れが発生する場
合、その部分においては、鋳造中の検出温度の時系列変
化に異常な温度下降が認められ、しかも、検出温度の横
方向の位置分布パターンには、縦割れの発生する位置で
その周辺に比べて異常に温度が下がる異常パターンが認
められることが分かった。更に、縦割れは縦方向、即ち
鋳片の進行方向に細長い形状になるので、これらの異常
温度変化は、横方向位置が同一で縦方向位置が互いに異
なる複数の位置で実質上同時期に検出されることが分か
った。
従って、上記の各条件を識別することによって、縦割れ
の有無を鋳造の途中で検出、もしくは予知することがで
きる。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の、図面を参照した
実施例説明により明らかになろう。
[実施例] 第5a図に、連続鋳造で使用される鋳型の外観を示す。こ
の鋳型の壁内部には冷却水の通路が形成されており、冷
却水によって鋳型内の溶鋼を冷却するようになってい
る。この鋳型に注入される溶鋼は、冷却の進行に伴なっ
て鋳型内で徐々に凝固しながら、鋳型の下方からゆっく
りと一定の速度で引き抜かれる。鋳造幅は成品の仕様に
よつて異なるが、この例では最大の鋳造幅は222cmであ
る。
この実施例では、鋳造システムは第1図のように構成さ
れている。鋳片の引抜きを行なう駆動ロールの速度の制
御は、プロセスコントローラ100によって実施される。
なお通常は、鋳片の引抜き速度、即ち鋳造速度は一定に
維持される。診断装置200は、プロセスコントローラ100
を介して鋳型上の温度情報を入手し、それに基づいて縦
割れに関する診断を行ない、その結果をプロセスコント
ローラに出力する。
次に、鋳片に縦割れが生じるプロセスについて簡単に説
明する。
パウダーの流入及び潤滑の不均一が生じると、鋳型内の
溶鋼の凝固速度が部分的に遅くなり、凝固シェルの発達
が不均一になる。この結果、凝固遅れが生じた部分に応
力が集中し、その部分に縦方向の細長い割れが生じる。
なお、縦割れはそれの規模が小さい場合には、鋳片の表
面に欠陥を生じるだけで済むが、規模が大きい場合に
は、それがブレークアウトにつながることもある。
本発明者らの実験によれば、縦割れが生じる場合には、
その兆候が鋳型壁の温度変化として現われる。即ち、縦
割れが生じる点の温度の経時変化をみると、例えば第2
図に示すように、定常温度に比べて一時的に温度が低下
する現象が認められる。また、鋳型温度の横方向位置分
布をみると、例えば第3図に示すように、局所的に通常
に比べて異常に温度の低い部分が認められる。またその
温度の低い部分は、横方向が同じ位置で縦方向が互いに
異なる複数の位置で、ほぼ同時に(第2図のT3iとT4i)
現象が認められる。
そこでこの発明においては、鋳型の各位置で温度を測定
し、経時的に異常な温度下降が発生するか否か,温度の
横方向位置分布に異常な温度パターンが生じるか否か,
及び複数の位置で略同時にそれらの現象が検出されたか
否か、を識別することによって、縦割れの検出もしくは
予知を行なっている。
この実施例においては、第5b図及び第5c図に示すよう
に、鋳型の4面の各々に多数の熱電対TCを埋設してあ
る。具体的には、コンスタンタンで構成されるロッドを
先端以外を絶縁材で被覆し、それを鋳型を構成する銅板
上の各位置に形成した穴に挿入し固着してある。各々の
熱電対から得られる電気信号を処理することによって、
各部の温度を測定できる。
この実施例においては、第5b図及び第5c図に示す多数の
熱電対のうち、3段目と4段目の全ての熱電対を縦割れ
の検出に利用し、それ以外は使用していない。
縦割れの検出を行なう診断装置200の処理の内容を、第4
a図,第4b図,第4c図及び第4d図に示す。まず、第4a図
に示す処理の内容について説明する。
ステップ2では、温度データの入力を行なう。即ち、各
々の熱電対から得られる温度データをプロセスコントロ
ーラ100を介して入力する。各々の熱電対の温度データ
は、一定の周期(この例では2秒間)で繰り返しサンプ
リングされるが、これらのデータのうち、最新のものと
直前にサンプリングされたものとがメモリ上に同時に保
持される。R2(i,j)が直前のデータ、R1(i,j)が最新
のデータを保持するレジスタである。なお、i及びj
は、それぞれ熱電対の横方向位置及び縦方向位置に対応
する識別記号である。
3段目及び4段目の全ての熱電対のデータ入力が完了す
ると、ステップ3を通ってステップ4以降の処理に進
む。
ステップ4では各種の計算処理を行なう。幅方向平均温
度TM(j)の計算では、各段の熱電対について、横方向
の検出温度の総和を各段の熱電対の個数で割った値、即
ち平均検出温度を求める(j=3,4)。標準偏差σ
(j)は、次式により求められる。
σ(j)=((Σ(T(i,j)−TM(j))2)/n)の平
方根 T(i,j):各熱電対の検出温度 n:熱電対の個数 時系列温度勾配δT(i,j)は、各位置の検出温度の変
化速度(℃/sec)に対応しており、次式により求められ
る。
δT(i,j)=(T(i,j)−T′(i,j))/ts ts:サンプリング周期(2秒) T(i,j):R1(i,j)の内容 T′(i,j):R2(i,j)の内容 幅方向温度偏差かTh(i,j)は、幅方向平均温度TM
(j)と各位置の熱電対検出温度T(i,j)との差分で
ある。
ステップ5以降の処理は、各位置の熱電対の検出温度に
ついて、それの異常の有無を検出するためのものであ
り、全ての熱電対のデータに対して順次に実行され、全
てのデータの処理が終了するとステップ2に戻って処理
を繰り返す。なおこの処理全体は、温度データのサンプ
リング周期と同一の2秒に一回の割合いで実行される。
異常を検出していない時には、ステップ5を通って、ス
テップ6,7,8のチェックを行なう。ステップ6では、δ
T(i,j)の値をしきい値C1と比較し、温度が経時的に
異常下降をしているか否かを識別する(この例ではC1
−1)。
異常下降を検出すると、ステップ12に進み、最初はレジ
スタt1(i,j)の内容(下降検出時間)が0なのでステ
ップ13を実行し、t1(i,j)及びt2(i,j)に初期値C3
ストアする。C3は計算の周期(2秒)である。
検出温度の異常下降が継続している時には、ステップ5,
6,12を通って14に進む。ステップ14では、レジスタt
2(i,j)の内容(下降継続時間)を更新し、次のステッ
プ15ではレジスタt1(i,j)の内容を更新する。
検出温度の異常下降を検出した後で、ステップ6の条件
を満たさなくなった場合には、ステップ7を実行する。
温度勾配δT(i,j)が、下降しているとも上昇してい
るともみせない時(勾配がC1とC2の間:この例ではC2
0.5)には、ステップ7から10を通って15に進む。つま
りこの場合には、下降検出時間(t1(i,j))は更新
(計数)するが下降継続時間(t2(i,j))はそれまで
の値を保持する。
計数中の下降検出時間t1(i,j)と下降継続時間t2(i,
j)の値が共に比較的小さい時には、ステップ15から16,
11を通ってステップ9に進み、他の位置の検出温度につ
いて同様の処理を実行する。
実際の温度下降量が小さい場合には、下降検出時間t
1(i,j)に比べて下降継続時間t2(i,j)の変化が遅い
ので、t1(i,j)が所定値C4に達してもt2(i,j)が所定
値C5に達しない。この場合には、ステップ15,16,17を通
って22に進み、各時間の値を保持するレジスタt1(i,
j),t2(i,j),t3(i,j)の内容をクリアする。
また、検出温度の異常下降を検出した後で温度勾配δT
(i,j)が上昇に変わった時にも、ステップ8から22に
進み、t1(i,j),t2(i,j)及びt3(i,j)の内容をク
リアする。
実際の温度下降量が大きい場合には、下降検出時間t
1(i,j)と下降継続時間t2(i,j)とが同等の値になる
ので、ステップ15から16,11を通って18、又はステップ1
5から16,17を通って18に進む。
ステップ18では、幅方向温度偏差Th(i,j)の値をしき
い値C6と比較する。例えば第3図に示すような異常パタ
ーンにおいては、縦割れの位置において、位置平均温度
(TM(j))に対する温度偏差Th(i,j)が非常に大き
くなる。その場合、ステップ18から19に進む。ステップ
19では、レジスタt3(i,j)の内容(異常成立時間)を
更新する。
下降継続時間t2(i,j)が所定(C5)以上になったにも
関わらず、位置平均温度(TM(j))に対する温度偏差
Th(i,j)が小さい場合には、ステップ18から20に進
む。縦割れ以外の原因によって温度偏差Th(i,j)が一
時的に大きくなった時には、ステップ19を実行した後で
ステップ20を実行するので、t3(i,j)が0より大き
い。その場合、処理中データの熱電対位置と横方向
(i)が同一で縦方向(j)が異なる別の位置の時間デ
ータについて、各時間t1(i),t2(i),t3(i)を
全てクリアする(ステップ21)。次のステップ22では、
処理中位置の各時間データt1(i,j),t2(i,j),t
3(i,j)をクリアする。
また、t3(i,j)が0の場合でも、t1(i,j)が所定
(C4)以上の場合には、ステップ20及び23を通って22に
進み、処理中位置の各時間をクリアする。
第4c図に示す処理は、第4a図及び第4b図に示すメインル
ーチンの処理に対して定期的に割込み実行され、メイン
ルーチンの処理結果に基づいて縦割れの判定を行なう。
第4c図を参照して説明する。ステップ30では、横方向
(幅方向と同じ)位置を示すカウンタiに初期値(1)
をストアする。以降の処理は、各々の横方向位置につい
て、iが最大値(i max)になるまで繰り返し実行され
る。
ステップ32では、3段目の熱電対について、所定の異常
検出条件が満たされたか否かを識別し、次のステップ33
では4段目の熱電対について異常検出条件が満たされた
か否かを識別する。両方の条件が満たされた時には、ス
テップ32,33,34を通って35に進む。ステップ34では、4
段目の熱電対で異常が検出された時刻と3段目の熱電対
で異常が検出された時刻と差分Δt3を計算する。ステッ
プ35では、ステップ34の計算結果が所定の範囲内か否か
をチェックする。即ち、縦割れが生じる場合には、横方
向が同一位置で縦方向が互いに隣り合う位置の3段目及
び4段目の熱電対位置の検出温度T3i及びT4iには、第2
図に示すように多少ずれてはいるが、略同時に温度の異
常下降が現われるので、これらの時間差が所定の範囲
(実施例では±40秒)内にある場合には、縦割れの条件
が全て成立したものとみなし、ステップ44に進む。
ステップ44では、ステータスStAをチェックする。最初
はStAがセットされていないので、次にステップ45に進
み、ステータスStBをチェックする。最初はStBもセット
されていないので、ステップ50に進み、ステータスStB
をセットし、縦割れB発生時間tBに初期値f3(処理の一
周期に対応)をセットする。
ステータスStBがセットされた後でこの処理を実行する
時には、ステップ45から46に進む。ステップ46では縦割
れB発生時間tBの値を更新する。次のステップ47では、
縦割れB発生時間tBの値をしきい値f4(この例では60
秒)と比較する。時間tBがf4以上になった場合には、更
にステップ48に進む。
ステップ48では3段目の熱電対位置の幅方向温度偏差Th
(i,3)をしきい値f5(40℃)と比較し、ステップ49で
は4段目の熱電対位置の幅方向温度偏差Th(i,4)をし
きい値f5と比較する。
ステップ47,48,49の全ての条件を満たす場合には、ステ
ップ36に進み、検出した縦割れのランクをBランクから
Aランクに切換える。なお、縦割れのAランクは、その
まま放置するとブレークアウトに至る重大な縦割れであ
り、Bランクはブレークアウトには至らない縦割れを意
味している。ステータスStA及びStBが、それぞれAラン
ク及びBランクの縦割れ発生を示している。
ステップ36でステータスStBがセットされている時には
次のステップ37でStB及び時間tBをクリアする。ステッ
プ38では、ステータスStAをチェックし、それがセット
されていない時には、次のステップ39でステータスStA
をセットする。ステップ40では、縦割れA発生時間tAの
値を更新する。
第4d図に示す処理は、第4a図及び第4b図に示すメインル
ーチンの処理に対して定期的に割込みで実行され、上述
の第4c図の処理で得られた結果を利用して鋳造速度の制
御を行なう。
第4d図を参照して説明する。
ステップ61ではステータスStAをチェックし、ステップ6
2ではステータスStBをチェックする。StAが1、即ち縦
割れA発生中なら、ステップ68に進み、異常Aの表示を
オンし、異常Bの表示をクリアする。StBが1、即ち縦
割れB発生中なら、ステップ63に進み、異常Bの表示を
オンし、異常Aの表示をクリアする。
ステップ63又は68から64に進む。異常が発生した直後で
あれば、ステップ64から65に進む。ステップ65では、定
常時の鋳造速度VZOを予め定めたしきい値V1(この例で
は1m/分)と比較し、その結果に応じてステップ66又は6
9を実行する。
鋳造速度が低速の時には、更に速度を下げればそれ以上
の縦割れの発生を抑えることができる場合が多いが、拘
束の時には、鋳片の引抜きを停止しないと被害が増大し
てしまう。そこでこの実施例では、ステップ65でその時
の鋳造速度(定常時の値)VZOの大小を識別し、速度が
遅い時にはステップ66で減速モードをオンし、速度が速
い時にはステップ69で鋳片の引抜きを停止する。つま
り、プロセスコントローラ100に指示を与え、ロールの
駆動を減速もしくは停止するように制御する。次のステ
ップ67では、減速フラグをセットする。
StA及びStBの両方のステータスがクリアされた場合、即
ち縦割れの条件が満たされなくなった時には、ステップ
70に進み、減速フラグをクリアし、減速を解除する。つ
まり、プロセスコントローラ100に指示を与え、ロール
の駆動速度を定常速度に戻すように制御する。
なお上記実施例においては、縦割れのランクAとBを縦
割れB発生時間tB及び各段の幅方向温度偏差の大小によ
って決定しているが、その他の条件で識別してもよい。
例えば、前記実施例の各定数C4,C5,C6として、それぞ
れAランク及びBランクに対応付けた互いに異なる2組
のものを用意し、第4a図及び第4b図の処理でAランクの
条件が満たされた時には、第4c図のステップ44の後で直
ちにステータスStAをセットすればよい。
[効果] 以上のとおり本発明によれば、連続鋳造における縦割れ
の検出を、鋳造をしながら高い精度で行なうことができ
る。
実際の操業においては、約60%の縦割れ検知率が得られ
ている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施する鋳造システムの構成を示すブ
ロック図である。 第2図及び第3図は、それぞれ、検出温度の経時変化及
び検出温度の横方向位置分布を示すグラフである。 第4a図,第4b図,第4c図及び第4d図は、第1図の診断装
置の処理の内容を示すフローチャートである。 第5a図,第5b図及び第5c図は、それぞれ、実施例の鋳型
の外観及び熱電対の配列を示す斜視図,正面図及び側面
図である。 100:プロセスコントローラ 200:診断装置 300:駆動制御装置 TC:熱電対
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 楠元 和弘 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株式 會社君津製鐵所内 (56)参考文献 特開 平1−210160(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続鋳造設備の鋳型壁の縦方向及び横方向
    の互いに異なる位置の各々の温度を検出する温度検出手
    段から出力される各位置の温度情報を監視し、 各々の位置の検出温度について、時系列変化に所定の下
    降パターンが現われたか否かを示す第1の条件、及び 横方向の複数位置での検出温度の位置分布パターンに関
    し、検出対象位置の温度にその周辺位置の温度に対し所
    定の異常温度下降が現われたか否かを示す第2の条件、 を識別し、更に上記第1の条件及び第2の条件の両者が
    実質上同時に満足された検出位置が、横方向位置が実質
    上同一で縦方向に互いに異なる複数の位置に存在するか
    否かを識別することによって、縦割れ検出の有無を認識
    する、連続鋳造における鋳片縦割れ検出方法。
JP1277665A 1989-10-25 1989-10-25 連続鋳造における鋳片縦割れ検出方法 Expired - Fee Related JPH0775766B2 (ja)

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