JPH0774616A - 信号電圧レベル変換回路及び出力バッファ回路 - Google Patents

信号電圧レベル変換回路及び出力バッファ回路

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JPH0774616A
JPH0774616A JP6095297A JP9529794A JPH0774616A JP H0774616 A JPH0774616 A JP H0774616A JP 6095297 A JP6095297 A JP 6095297A JP 9529794 A JP9529794 A JP 9529794A JP H0774616 A JPH0774616 A JP H0774616A
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Japan
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voltage
transistor
conductivity type
type mis
mis transistor
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JP6095297A
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Toshio Orii
俊雄 折井
Masahiro Kanai
正博 金井
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/10Modifications for increasing the maximum permissible switched voltage
    • H03K17/102Modifications for increasing the maximum permissible switched voltage in field-effect transistor switches
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/353Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of field-effect transistors with internal or external positive feedback
    • H03K3/356Bistable circuits
    • H03K3/356104Bistable circuits using complementary field-effect transistors
    • H03K3/356113Bistable circuits using complementary field-effect transistors using additional transistors in the input circuit

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 0〜3vの狭論理振幅の入力信号を0〜5v
の広論理振幅の出力信号に変換する信号電圧レベル変換
回路において、半導体製造プロセス上、すべてのトラン
ジスタをゲート−ソース,ゲート−ドレイン,ゲート−
サブスレート間3v耐圧に作り込み可能な回路構成を提
供すること。 【構成】 仲介信号生成回路2におけるトランジスタQ
11, 21の介在で開成時のトランジスタQ1,2 への電
圧印加を緩和させ、トランジスタQ31, 41の介在で開
成時のトランジスタQ4,3 への電圧印加を緩和させ
て、0〜3vの入力信号Vinを約3〜5vの仲介信号V
m に一旦変換する。出力バッファ回路3におけるトラン
ジスタQ71はトランジスタQ7 への電圧印加を緩和さ
せ、トランジスタQ81はトランジスタQ8 への電圧印加
を緩和させて、仲介信号Vm を0〜5vの出力信号V
out に変換する。全てのトランジスタは3v耐圧内に収
まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば0〜3v範囲の
狭論理振幅を持つ源信号波形の入力信号を例えば0〜5
v範囲の広論理振幅を持つ出力信号に変換する信号電圧
レベル変換回路(レベルシフタ)及び出力バッファ回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】サブミクロン・サイズ等の半導体微細化
プロセスを用いた論理LSIにおいては、信頼性と低消
費電力の観点から内部回路の電源電圧としては3vや
3.3v等の3v前後の値に下げる傾向にある。現在主
流の5v系から将来主流となる3v系への移行期におい
ては、システム設計時に周辺LSIなどに残ってしまう
5v系チップとの信号の入出力レベルをいかに合わせる
かが問題となる。例えば、3v系回路で得られた0〜3
v範囲の狭論理振幅を持つ信号を5v系回路で処理する
場合には、3v系の狭論理振幅の入力信号を5v系の広
論理振幅(0〜5vの範囲)の出力信号へ変換する信号
電圧レベル変換回路(レベルシフタ)を必要とする。
【0003】この信号電圧レベル変換回路としては、図
14に示すような低消費電力型のCMOSトランジスタ
を2段つなぎフィードバックをかけたフリップフロップ
形回路構成が考えられる。即ち、図14に示す信号電圧
レベル変換回路は、0〜3vの狭論理振幅の入力信号V
inにより0〜3vの狭論理振幅の反転信号Vin(バー)
を生成するCMOSインバータ(反転信号生成回路)1
と、入力信号Vinによりスイッチング制御される第1の
MOSトランジスタ(N形トランジスタ)Q1と、反転
信号Vin(バー)によりスイッチング制御され、第1の
MOSトランジスタQ1 とは排他的に開閉する第2のM
OSトランジスタ(N形トランジスタ)Q2 と、第2の
MOSトランジスタQ2 に対し直列しており第1のMO
SトランジスタQ1 の閉成により閉成制御される第3の
MOSトランジスタ(P形トランジスタ)Q3 と、第1
のMOSトランジスタQ1 に対し直列しており第2のM
OSトランジスタQ2 の閉成により閉成制御される第4
のMOSトランジスタ(P形トランジスタ)Q4 とを有
している。第3及び第4のMOSトランジスタQ3,Q
4 はフィードバックループによって排他的論理入力点
(ノード)N1 ,N2を持つフリップフロップ(双安定
回路)FFを構成しており、第1のMOSトランジスタ
1 は入力信号VinによりノードN1 に低レベル(0
v)の論理値を送り込む一方側の電位伝達ゲートである
と共に、第2のMOSトランジスタQ2 は反転信号Vin
(バー)によりノードN2 に低レベル(0v)の論理値
を送り込む他方側の電位伝達ゲートとして機能してい
る。第1及び第4のMOSトランジスタQ1 ,Q4 はC
MOSトランジスタで、その共通ドレインがノードN1
として第3のMOSトランジスタQ3 のゲート電極Gに
接続している。また、第2及び第3のMOSトランジス
タQ2 ,Q3 もCMOSトランジスタ形で、その共通ド
レインがノードN2 として第4のMOSトランジスタQ
4 のゲート電極Gに接続している。入力信号Vinは第1
のMOSトランジスタQ1 のゲート電極Gに印加される
と共に、反転信号Vin(バー)は第2のMOSトランジ
スタQ2 のゲート電極Gに印加される。そして出力信号
out は一方のノードN2 から取り出される。
【0004】入力信号Vinが3vの高レベルになると、
第1のMOSトランジスタQ1 は閉成(オン)し、その
際反転信号Vin(バー)は0vの低レベルであることか
ら第2のMOSトランジスタQ2 は開成(オフ)状態に
ある。第1のMOSトランジスタQ1 の閉成によってフ
リップフロップFFのノードN1 には0vの電位(接地
電位)が伝達されるため、第3のMOSトランジスタQ
3 のゲート電極Gには0vの電位が印加するので、第3
のMOSトランジスタQ3 は閉成し、そのドレイン電極
であるノードN2 の出力信号Vout は5vの高レベルに
維持される。この出力信号Vout が高レベルのときに
は、第4のMOSトランジスタQ4 が開成状態にある。
このように、3v系の入力信号Vinの高レベル(3v)
のときには、5v系の出力信号Vout は高レベル(5
v)となる。他方、入力信号Vinが0vの低レベルにな
ると、第1のMOSトランジスタQ1 は開成し、その際
反転信号Vin(バー)が高レベルになることから第2の
MOSトランジスタQ2 は閉成する。この第2のMOS
トランジスタQ2 の閉成によってフリップフロップFF
のノードN2 には0vの電位が伝達されるため、第4の
MOSトランジスタQ4のゲート電極Gには0vの電位
が印加するので、第4のMOSトランジスタQ4は閉成
し、ノードN1 は高レベルとなり、第3のMOSトラン
ジスタQ3 は開成状態になる。この結果、出力信号V
out は0vの低レベルに維持される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図14
に示すような信号電圧レベル変換回路の構成にあって
は、入力信号Vinが高レベルのときはMOSトランジス
タQ2 ,Q3 ,Q4 の端子間には5v電圧が印加し、ま
た入力信号Vinが低レベルのときはMOSトランジスタ
1 ,Q3 ,Q4 の端子間には5v電圧が印加するの
で、MOSトランジスタQ1 〜Q4 はゲート−ソース
間,ゲート−ドレイン間,ゲート−サブスレート間が5
v耐圧のものを必要とする。即ち、CMOSインバータ
1のMOSトランジスタQ5 ,Q6 は3v耐圧のMOS
トランジスタで充分であるものの、MOSトランジスタ
1 〜Q4 は3v耐圧のMOSトランジスタでは耐圧
(ゲート絶縁膜)破壊を起こすため、製造プロセスを追
加して従前のような5v耐圧のMOSトランジスタに作
り込む必要があり、これは却って微細化プロセスの進展
に相反している。従って、信号電圧レベル変換回路の半
導体製造においては耐圧の異なるMOSトランジスタが
混在することから、製造プロセスの工程数の増加や複雑
化を招き、低コスト化の障害となっていた。
【0006】そこで、本発明は上記問題点を解決するも
のであり、その課題は、すべてのMOS(MIS)トラ
ンジスタを低耐圧とすることが可能な信号電圧レベル変
換回路を提供し、半導体プロセスの削減を実現すること
にある。また本発明の課題は、その信号電圧レベル変換
回路と併せて使用するに適した出力バッファ回路を実現
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のような2つの基本的手段を採用するも
のである。即ち、まず第1の基本的手段としては、第1
の低レベルと第1の高レベルとで規定される狭論理振幅
の入力信号により開閉制御される第1の第1導電形MI
Sトランジスタ(Q1 )と、その入力信号の反転信号に
より第1の第1導電形MISトランジスタとは排他的に
開閉制御される第2の第1導電形MISトランジスタ
(Q2 )と、第2の第1導電形MISトランジスタ(Q
2 )に対し直列して高圧電源で付勢され、第1の第1導
電形MISトランジスタ(Q1 )の閉成を基に閉成制御
されると共に第2の第1導電形MISトランジスタ(Q
2 )の閉成を基に開成制御される第1の第2導電形MI
Sトランジスタ(Q3 )と、第1の第1導電形MISト
ランジスタ(Q1 )に対し直列して前記高圧電源で付勢
され、第2の第1導電形MISトランジスタ(Q2 )の
閉成を基に閉成制御されると共に第1の第1導電形MI
Sトランジスタ(Q1 )の閉成を基に開成制御される第
2の第2導電形MISトランジスタ(Q4 )とを有し、
第1及び第2の第2導電形MISトランジスタがフィー
ドバックループによるフリップフロップ(FF)を形成
して成る信号電圧レベル変換回路において、第1の第1
導電形MISトランジスタ(Q1 )と第2の第2導電形
MISトランジスタ(Q4 )との間で直列的に介在して
低圧電源で付勢され、第1の第1導電形MISトランジ
スタ(Q1 )と第2の第2導電形MISトランジスタ
(Q4 )のうち開成状態のMISトランジスタに対する
電圧の印加を緩和する第1の電圧印加緩和手段(Q11 ,
31)と、第2の第1導電形MISトランジスタ
(Q2 )と第1の第2導電形MISトランジスタ
(Q3 )との間で直列的に介在して上記低圧電源で付勢
され、第2の第1導電形MISトランジスタ(Q2 )と
第1の第2導電形MISトランジスタ(Q3 )のうち開
成状態のMISトランジスタに対する電圧の印加を緩和
する第2の電圧印加緩和手段(Q21, 41)を設けたこ
とを特徴とする。
【0008】かかる場合、上記第1の電圧印加緩和手段
(Q11, 31)は、上記低圧電源の電圧を共にゲート電
圧として受ける第3の第1導電形MISトランジスタ
(Q11)と第3の第2導電形MISトランジスタ
(Q31)とから成る相補形MISインバータであって、
第3の第1導電形MISトランジスタ(Q11)が上記第
1の第1導電形MISトランジスタ(Q1 )に隣接して
直列していると共に第3の第2導電形MISトランジス
タ(Q31)が前記第2の第2導電形MISトランジスタ
(Q4 )に隣接して直列しており、上記第2の電圧印加
緩和手段(Q21, 41)は、上記低圧電源の電圧を共に
ゲート電圧として受ける第4の第1導電形MISトラン
ジスタ(Q21)と第4の第2導電形MISトランジスタ
(Q41)とから成る相補形MISインバータであって、
第4の第1導電形MISトランジスタ(Q21)が上記第
2の第1導電形MISトランジスタ(Q2 )に隣接して
直列していると共に第4の第2導電形MISトランジス
タ(Q41)が上記第1の第2導電形MISトランジスタ
(Q3 )に隣接して直列しているものである。
【0009】次に、第2の基本的手段としては非フリッ
プフロップ形で、第1の低レベルと第1の高レベルとで
規定される狭論理振幅の入力信号により開閉制御される
第1の第1導電形MISトランジスタ(Q1 )と、その
入力信号の反転信号により第1の第1導電形MISトラ
ンジスタ(Q1 )とは排他的に開閉制御される第2の第
1導電形MISトランジスタ(Q2 )と、第2の第1導
電形MISトランジスタ(Q2 )に対し直列して高圧電
源で付勢され、第1の第1導電形MISトランジスタ
(Q1 )の閉成を基に閉成制御されると共に第2の第1
導電形MISトランジスタ(Q2 )の閉成を基に開成制
御される第1の第2導電形MISトランジスタ(Q3
と、第1の第1導電形MISトランジスタ(Q1 )に対
し直列して前記高圧電源で付勢され、第2の第1導電形
MISトランジスタ(Q2 )の閉成を基に閉成制御され
ると共に第1の第1導電形MISトランジスタ(Q1
の閉成を基に開成制御される第2の第2導電形MISト
ランジスタ(Q4 )とを有する信号電圧レベル変換回路
において、第1の第1導電形MISトランジスタ
(Q1 )と第2の第2導電形MISトランジスタ
(Q4 )との間で直列的に介在して低圧電源で付勢され
ており、第1の第1導電形MISトランジスタ(Q1
と第2の第2導電形MISトランジスタ(Q4 )のうち
開成状態のMISトランジスタに対する電圧の印加を緩
和する第1の電圧印加緩和手段(Q11, 31)と、第2
の第1導電形MISトランジスタ(Q2 )と第1の第2
導電形MISトランジスタ(Q3 )との間で直列的に介
在して上記低圧電源で付勢されており、第2の第1導電
形MISトランジスタ(Q2 )と第1の第2導電形MI
Sトランジスタ(Q3 )のうち開成状態のMISトラン
ジスタに対する電圧の印加を緩和する第2の電圧印加緩
和手段(Q21, 41)と、上記低圧電源で付勢されてお
り、第1の第1導電形MISトランジスタ(Q1 )の閉
成状態時に第1の第2導電形MISトランジスタ
(Q3 )のゲート電極に対する電圧の印加を緩和する第
3の電圧印加緩和手段(Q51,8a)と、上記低圧電源
で付勢されており、第2の第1導電形MISトランジス
タ(Q2 )の閉成状態時に第2の第2導電形MISトラ
ンジスタ(Q4 )のゲート電極に対する電圧の印加を緩
和する第4の電圧印加緩和手段(Q61,8b)を設けた
ことを特徴とする。
【0010】かかる場合、第1の電圧印加緩和手段(Q
11, 31)は、上記低圧電源の電圧を共にゲート電圧と
して受ける第3の第1導電形MISトランジスタ
(Q11)と第3の第2導電形MISトランジスタ
(Q31)とから成る相補形MISインバータであって、
第3の第1導電形MISトランジスタ(Q11)が上記第
1の第1導電形MISトランジスタ(Q1 )に隣接して
直列していると共に第3の第2導電形MISトランジス
タ(Q31)が上記第2の第2導電形MISトランジスタ
(Q4 )に隣接して直列しており、第2の電圧印加緩和
手段(Q21, 41)は、上記低圧電源の電圧を共にゲー
ト電圧として受ける第4の第1導電形MISトランジス
タ(Q21)と第4の第2導電形MISトランジスタ(Q
41)とから成る相補形MISインバータであって、第4
の第1導電形MISトランジスタ(Q21)が上記第2の
第1導電形MISトランジスタ(Q2 )に隣接して直列
していると共に第4の第2導電形MISトランジスタ
(Q41)が上記第1の第2導電形MISトランジスタ
(Q3 )に隣接して直列しており、第3の電圧印加緩和
手段(Q51,8a)は、上記低圧電源の電圧をゲート電
圧として受け、第3の第1導電形MISトランジスタ
(Q11)と第1の第2導電形MISトランジスタ
(Q3 )のゲート電極との間に介在する第5の第2導電
形MISトランジスタ(Q51)と、これに微少電流を流
す第1の定電流源(8a)とから成り、第4の電圧印加
緩和手段は、上記低圧電源の電圧をゲート電圧として受
け、第4の第1導電形MISトランジスタ(Q21)と第
2の第2導電形MISトランジスタ(Q4 )のゲート電
極との間に介在する第6の第2導電形MISトランジス
タ(Q61)と、これに微少電流を流す第2の定電流源
(8b)とから成るものである。
【0011】上記第1及び第2の定電流源としては、共
に、サブスレッショルド状態時の接合ダイオードの直列
接続からなるダイオード回路としても良いし、また負荷
MISトランジスタの直列接続からなるMISトランジ
スタ回路としても良い。
【0012】上記第1及び第2の基本的手段において
は、上記第2の第2導電形MISトランジスタ(Q4
と第3の第2導電形MISトランジスタ(Q31)との接
続点電位の下降を抑制する第1の下限リミッタ手段(5
a)と、第1の第2導電形MISトランジスタ(Q3
と第4の第2導電形MISトランジスタ(Q41)との接
続点電位の下降を抑制する第2の下限リミッタ手段(5
b)とを設けることが望ましい。更に、第1の第1導電
形MISトランジスタ(Q1 )と第3の第1導電形MI
Sトランジスタ(Q11)との接続点電位の上昇を抑制す
る第1の上限リミッタ手段(5c)と、第2の第1導電
形MISトランジスタ(Q2 )と第4の第1導電形MI
Sトランジスタ(Q21)との接続点電位の上昇を抑制す
る第2の上限リミッタ手段(5d)とを設けることが望
ましい。上記第3の第2導電形MISトランジスタ(Q
31)及び上記第4の第2導電形MISトランジスタ(Q
41)や上記第3の第1導電形MISトランジスタ
(Q11)及び上記第4の第1導電形MISトランジスタ
(Q21)は基板バイアスの印加状態に設定されていても
良い。また、上記高圧電源のラインと上記低圧電源のラ
インとの間には高圧電源から低電圧を作成する低圧電源
バックアップ手段(4)を設けることが望ましい。その
低圧電源バックアップ手段としては、例えば、複数の接
合ダイオード(4a,4b,4c)を直列接続して成る
電圧降下回路とすることができる。
【0013】本発明はまた、上記構成の信号電圧レベル
変換回路に次のような出力バッファ回路(2)を付加し
た構成を採用できる。即ち、出力バッファ回路(2)、
上記入力信号又は上記反転信号を第1の入力信号として
受けこれにより開閉制御される上記高圧電源の低レベル
電位伝達用第1導電形MISトランジスタ(Q7 )と、
上記第1の第2導電形MISトランジスタ(Q3 )又は
上記第2の第2導電形MISトランジスタ(Q4 )のゲ
ート電圧を第2の入力信号として受けこれにより開閉制
御される上記高圧電源の高レベル電位伝達用第2導電形
MISトランジスタ(Q8 )と、上記低レベル電位伝達
用第1導電形MISトランジスタ(Q7)と上記高レベ
ル電位伝達第2導電形MISトランジスタ(Q8 )との
間で直列的に介在して低圧電源で付勢され、上記低レベ
ル電位伝達用第1導電形MISトランジスタ(Q7 )と
上記高レベル電位伝達用第2導電形MISトランジスタ
(Q8 )のうち開成状態のMISトランジスタに対する
電圧の印加を緩和する第5の電圧印加緩和手段(Q71,
81)を有するものである。ここで、第5の電圧印加緩
和手段(Q71, 81)としては、上記低圧電源の電圧を
共にゲート電圧として受ける第5の第1導電形MISト
ランジスタ(Q71)と第7の第2導電形MISトランジ
スタ(Q81)とから成る相補形MISインバータであっ
て、第5の第1導電形MISトランジスタ(Q71)が上
記低レベル電位伝達用第1導電形MISトランジスタ
(Q7 )に隣接して直列していると共に、第7の第2導
電形MISトランジスタ(Q81)が上記高レベル電位伝
達用第2導電形MISトランジスタ(Q8 )に隣接して
直列して成るものである。
【0014】このような出力バッファ回路を具備する信
号電圧レベル変換回路においては、第2の入力信号に対
して上記入力信号又は上記反転信号の位相を遅らせて上
記第1の入力信号を出力するタイミング回路(5)を設
けることが望ましい。また、上記第1の第2導電形MI
Sトランジスタ(Q3 )又は上記第2の第2導電形MI
Sトランジスタ(Q4 )のゲート電圧の代わりに、上記
第2の入力信号を生成し、上記高レベル電位伝達用第2
導電形MISトランジスタ(Q8 )のゲート電極に対す
る電圧の印加を緩和する第6の電圧印加緩和手段
(Q91,8c)を設けても良い。この第6の電圧印加緩
和手段としては、例えば、上記低圧電源の電圧をゲート
電圧として受け、上記第3の第1導電形MISトランジ
スタ(Q11)又は上記第4の第1導電形MISトランジ
スタ(Q21)に直列に接続された第8の第2導電形MI
Sトランジスタ(Q91)と、これに微少電流を流す第3
の定電流源(8c)とから成る。この第3の定電流源
(8c)としては、サブスレッショルド状態時の接合ダ
イオードの直列接続からなるダイオード回路とすること
ができる。
【0015】そして、第7の第2導電形MISトランジ
スタ(Q81)と高レベル電位伝達用第2導電形MISト
ランジスタ(Q8 )との接続点電位の下降を抑制する下
限リミッタ手段(6b)を設けても良いし、また、第5
の第1導電形MISトランジスタ(Q71)と低レベル電
位伝達用第1導電形MISトランジスタ(Q7 )との接
続点電位の上昇を抑制する上限リミッタ手段(6a)を
設けても良い。
【0016】上述した出力バッファ回路単独でも信号電
圧レベル変換機能を有している。即ち、出力バッファ回
路(2)は、第1の低レベルと第1の高レベルとで規定
される第1の狭論理振幅の入力信号を第1の入力信号と
して受けこれにより開閉制御される高圧電源の低レベル
電位伝達用第1導電形MISトランジスタ(Q7 )と、
第1の低レベルよりも高い第2の低レベルと第1の高レ
ベルよりも高い第2の高レベルとで規定される第2の狭
論理振幅の入力信号を第2の入力信号として受けこれに
より開閉制御される前記高圧電源の高レベル電位伝達用
第2導電形MISトランジスタ(Q7 )と、上記低レベ
ル電位伝達用第1導電形MISトランジスタ(Q8 )と
上記高レベル電位伝達用第2導電形MISトランジスタ
(Q8 )との間で直列的に介在して低圧電源で付勢さ
れ、上記低レベル電位伝達用第1導電形MISトランジ
スタ(Q8 )と上記高レベル電位伝達用第2導電形MI
Sトランジスタ(Q7 )のうち開成状態のMISトラン
ジスタに対する電圧の印加を緩和する第1の電圧印加緩
和手段(Q71, 81)とを有することを特徴とする。
【0017】この第1の電圧印加緩和手段は、上記低圧
電源の電圧を共にゲート電圧として受ける第1の第1導
電形MISトランジスタ(Q71)と第1の第2導電形M
ISトランジスタ(Q81)とから成る相補形MISイン
バータであって、第1の第1導電形MISトランジスタ
(Q71)が上記低レベル電位伝達用第1導電形MISト
ランジスタ(Q7 )に隣接して直列していると共に、第
1の第2導電形MISトランジスタ(Q81)が上記高レ
ベル電位伝達用第2導電形MISトランジスタ(Q8
に隣接して直列して成るものである。そして、高レベル
電位伝達用第2導電形MISトランジスタ(Q8 )のゲ
ート電極に対する電圧の印加を緩和する第2の電圧印加
緩和手段(Q91,8c)を設けることが望ましい。この
第2の電圧印加緩和手段(Q91,8c)は、上記低圧電
源の電圧をゲート電圧として受け、上記第2の入力信号
の入力とする第2の第2導電形MISトランジスタ(Q
91)と、これに微少電流を流す定電流源(8c)とから
成るものである。この定電流源としては、サブスレッシ
ョルド状態時の接合ダイオードの直列接続からなるダイ
オード回路で構成することができる。また、第1の第2
導電形MISトランジスタ(Q81)と上記高レベル電位
伝達用第2導電形MISトランジスタ(Q8 )との接続
点電位の下降を抑制する下限リミッタ手段(6b)を設
けても良く、更に、第1の第1導電形MISトランジス
タ(Q71)と上記低レベル電位伝達用第1導電形MIS
トランジスタ(Q7 )との接続点電位の上昇を抑制する
上限リミッタ手段(6a)を設けても良い。第1の第2
導電形MISトランジスタ(Q71)及び/又は第1の第
1導電形MISトランジスタ(Q81)は基板バイアスの
印加状態であっても良い。
【0018】
【作用】まず第1のフリップフロップ形の基本的手段に
おいては、第1の第1導電形MISトランジスタ
(Q1 )が閉成すると、第2の第1導電形MISトラン
ジスタ(Q2 )が開成し、第1の第2導電形MISトラ
ンジスタ(Q3 )が閉成して、第2の第2導電形MIS
トランジスタ(Q4 )が開成するが、第1の電圧印加緩
和手段が第2の第2導電形MISトランジスタへの電圧
印加を緩和させつつその緩和電圧を同時に第1の第2導
電形MISトランジスタのゲートにも加えており、また
第2の電圧印加緩和手段が第2の第1導電形MISトラ
ンジスタへの電圧印加を緩和している。他方、第2の第
1導電形MISトランジスタが閉成すると、第1の第1
導電形MISトランジスタが開成し、第2の第2導電形
MISトランジスタが閉成して、第1の第2導電形MI
Sトランジスタが開成するが、今度は第2の電圧印加緩
和手段が第1の第2導電形MISトランジスタへの電圧
印加を緩和させつつその緩和電圧を第2の第2導電形M
ISトランジスタのゲートに加えており、また第1の電
圧印加緩和手段が第1の第1導電形MISトランジスタ
への電圧印加を緩和している。このように、第1及び第
2の電圧印加緩和手段によってトランジスタに加わる電
圧が抑制されているので、信号電圧レベル変換回路に用
いるすべてのトランジスタは低耐圧内に収まる。このた
め半導体製造プロセスを簡略化でき、低コストの信号電
圧レベル変換回路を提供できる。
【0019】第2の基本的手段は、第1の基本的手段と
は異なる非フリップフロップ構成である。第1の第1導
電形MISトランジスタ(Q1 )が閉成すると、第2の
第1導電形MISトランジスタ(Q2 )が開成する。第
1の第1導電形MISトランジスタの閉成により第1の
第2導電形MISトランジスタ(Q3 )が閉成し、第2
の第1導電形MISトランジスタの開成により第2の第
2導電形MISトランジスタ(Q4 )が開成するもので
あるが、第1の基本的手段のように、第1及び第2の第
2導電形MISトランジスタに対して共に電圧緩和を行
う電圧印加緩和手段があるのではなく、第3の電圧印加
緩和手段が第1の第2導電形MISトランジスタに対し
て、第4の電圧印加緩和手段が第2の第2導電形MIS
トランジスタに対して、それぞれ独立に作用するように
なっている。このような個別的な電圧緩和方式によれ
ば、各トランジスタにかかる電圧を最適値に設定でき
る。かかる場合、第3の電圧印加緩和手段としては、上
記低圧電源の電圧をゲート電圧として受け、第3の第1
導電形MISトランジスタ(Q11)と上記第1の第2導
電形MISトランジスタ(Q3 )のゲート電極との間に
介在する第5の第2導電形MISトランジスタ(Q51
と、これに微少電流を流す第1の定電流源(8a)とか
ら構成できる。また第4の電圧印加緩和手段としては、
同じく、上記低圧電源の電圧をゲート電圧として受け、
第4の第1導電形MISトランジスタ(Q21)と上記第
2の第2導電形MISトランジスタ(Q4 )のゲート電
極との間に介在する第6の第2導電形MISトランジス
タ(Q61)と、これに微少電流を流す第2の定電流源
(8b)とから構成することができる。これら第1及び
第2の定電流源として、サブスレッショルド状態時の接
合ダイオードの直列接続からなるダイオード回路とした
場合には、そのサブスレッショルド電流とトランジスタ
のリーク電流によって電圧緩和の制御を行うものである
が、このサブスレッショルド電流値は接合ダイオードの
個数で決めることができるので、制御性が良い。
【0020】同一論理値の時間が長い場合、リーク電流
によってレベルの上昇又は下降が徐々に起こるが、下限
リミッタ手段や上限リミッタ手段を設けると、このよう
なレベル変動を一定値でクランプできるので、各トラン
ジスタを低耐圧内に常に収めることがきる。
【0021】低圧電源バックアップ手段を設けた場合に
は、低電圧電源がかからないときでも、自動的に高圧電
源ラインから低圧電源を生成できるので、その間もトラ
ンシジスタを低耐圧内に収めることができる。
【0022】更に、タイミング回路を設けた場合には、
出力バッファ回路の低レベル及び高レベル電位伝達用の
トランジスタの双方閉成状態を回避でき、貫通電流をな
くすることができるので、低消費電力化に寄与する。
【0023】また、出力バッファ回路単独でも、狭論理
振幅の第1の入力信号と狭論理振幅の第2の入力信号と
基に広論理振幅の出力信号を得ることができる。ここ
で、第1の電圧印加緩和手段が存在しているため、低レ
ベル電位伝達用第1導電形トランジスタが開成で高レベ
ル電位伝達用第2導電形トランジスタが閉成のときは、
低レベル電位伝達用第1導電形トランジスタへの電圧の
印加を緩和しており、逆に、低レベル電位伝達用第1導
電形トランジスタが閉成で高レベル電位伝達用第2導電
形トランジスタが開成のときは、高レベル電位伝達用第
2導電形トランジスタへの電圧の印加を緩和する。この
ため、両トランシジスタは常に低耐圧内に保たれる。従
って、すべての低耐圧のトランジスタで出力バッファ回
路を作り込むことができる。
【0024】
【実施例】次に、本発明に係る信号電圧レベル変換回路
の各実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0025】(第1実施例)図1は本発明の第1実施例
に係る回路図である。
【0026】図1に示す信号電圧レベル変換回路は、0
〜3vの狭論理振幅の入力信号Vinにより0〜3vの狭
論理振幅の反転信号Vin(バー)を生成するCMOSイ
ンバータ(反転信号生成回路)1と、その0〜3vの狭
論理振幅の入力信号Vin及び反転信号Vin(バー)を基
に、その狭論理振幅の低レベル(第1の低レベル,0
v)よりも高いレベルにある低レベル(第2の低レベ
ル,約3v)と0〜5vの広論理振幅の高レベル(第2
の高レベル,5v)とで規定される第2の狭論理振幅
(約3〜5v)を持つ仲介信号Vm を生成する仲介信号
生成回路2と、0〜3vの入力信号Vinと約3〜5vの
仲介信号Vm を基に入力信号Vinの論理に対応してお
り、0〜5vの広論理振幅の出力信号Vout (バー)を
生成する出力バッファ回路3と、5v(高圧)電源ライ
ンと3v(低圧)電源ラインとの間に介在する低圧電源
バックアップ回路4と、入力信号Vinの立ち上げを遅延
させた信号を出力バッファ回路3へ供給するタイミング
回路5を有している。
【0027】CMOSインバータ1は、入力信号Vin
印加される相互接続のゲートGを有するP形MOSトラ
ンジスタQ6 及びN形MOSトランジスタQ5 からな
り、P形MOSトランジスタQ6 のソースSは3v電源
ラインに接続されていると共に、N形MOSトランジス
タQ5 のソースSは接地ラインに接続されており、両ト
ランジスタQ6 ,Q5 のドレインDは相互接続されてい
る。トランジスタQ6 ,Q5 のドレインDからは入力信
号Vinに対応して0〜3vの狭論理振幅の反転信号Vin
(バー)が出力される。
【0028】仲介信号生成回路2は、入力信号Vinによ
りスイッチング制御される第1のMOSトランジスタQ
1 (N形トランジスタ)と、反転信号Vin(バー)によ
りスイッチング制御され、第1のMOSトランジスタQ
1 とは排他的に開閉する第2のMOSトランジスタQ2
(N形トランジスタ)と、第2のMOSトランジスタQ
2 に対し直列しており、第1のMOSトランジスタQ1
の閉成により閉成制御される第3のMOSトランジスタ
3 (P形トランジスタ)と、第1のMOSトランジス
タQ1 に対し直列しており、第2のMOSトランジスタ
2 の閉成により閉成制御される第4のMOSトランジ
スタQ4 (P形トランジスタ)と、第1のMOSトラン
ジスタQ1 の開成状態時にそれへの過電圧の印加を緩和
する電圧印加緩和用MOSトランジスタQ11(N形トラ
ンジスタ)と、第2のMOSトランジスタQ2 の開成状
態時にそれらへの過電圧の印加を緩和する電圧印加緩和
用MOSトランジスタQ21(N形トランジスタ)と、第
1のMOSトランジスタQ1 の開閉により0〜3vの狭
論理振幅の第1の低レベル(0v)よりも高い第2の低
レベル(約3v)と0〜5vの広論理振幅の第2の高レ
ベル(5v)との間で規定される第2の狭論理振幅(約
3〜5v)を持つ仲介信号V7 を生成しこれを第3のM
OSトランジスタQ3 のゲートGに印加する低レベルシ
フト用MOSトランジスタQ31(P形トランジスタ)
と、第2のMOSトランジスタQ2 の開閉により0〜3
vの狭論理振幅の第1の低レベル(0v)よりも高い第
2の低レベル(約3v)と0〜5vの広論理振幅の第2
の高レベル(5v)との間で規定される第2の狭論理振
幅(約3〜5v)を持つ仲介信号Vm (仲介信号V7
反転信号)を生成しこれを第4のMOSトランジスタQ
4 のゲートGに印加する低レベルシフト用MOSトラン
ジスタQ41(P形トランジスタ)とを有している。
【0029】上記の仲介信号生成回路2における第3及
び第4のMOSトランジスタQ3 ,Q4 はフィードバッ
クループによって排他的論理入力点(ノード)N1 ,N
2 を持つフリップフロップ(双安定回路)FFを構成し
ており、このフリップフロップは5v(高圧電源)で付
勢されている。これらノードN1 ,N2 に対しては入力
信号Vinの論理に応じて排他的に第2の低レベル(約3
v)が外部から加えられるようになっている。即ち、N
形MOSトランジスタQ11及びP形MOSトランジスタ
31のゲート電位は共に3vで、ドレイン共通であるた
め、両トランジスタQ11,Q31は入力信号Vinの論理に
応じて排他的に電位伝達と電位緩和を行う。第1のMO
SトランジスタQ1 が閉成されて電位0vがトランジス
タQ11のソースSに伝達されると、その際はトランジス
タQ11が閉成してトランジスタQ31のドレインDへ電位
0vを伝達するため、トランジスタQ31がソースフォロ
アとなるので、ノードN1 へは電位0vよりも高い電位
約3v(第2の低レベル)を加える。このためフリップ
フロップFFのトランジスタQ3,4 への過電圧の印加
が緩和されるようになっている。逆に、第1のMOSト
ランジスタQ1 が開成され、後述するように、トランジ
スタQ4 が閉成されるときには、その際トランジスタQ
31が閉成してトランジスタQ11のドレインDに電位5v
を伝達するため、今度はトランジスタQ11がソースフォ
ロアとなるので、第1のMOSトランジスタQ1 のドレ
インDへは電位5vよりも低い電位(約3v)を加え
る。このため開成時のMOSトランジスタQ1 への過電
圧の印加が緩和されるようになっている。また、同様
に、MOSトランジスタQ21及びMOSトランジスタQ
41のゲート電位は共に3vで、ドレイン共通であるた
め、両トランジスタQ21,Q41は反転信号Vin(バー)
の論理に応じて排他的に電位伝達と電位緩和を行う。第
2のMOSトランジスタQ2 が閉成されて電位0vがト
ランジスタQ21のソースSに伝達されると、その際トラ
ンジスタQ21が閉成してトランジスタQ41のドレインD
へ電位0vを伝達するため、トランジスタQ41がソース
フォロアとなるので、ノードN2 へ電位0vよりも高い
電位約3v(第2の低レベル)を加える。
【0030】このためフリップフロップFFのトランジ
スタQ3,4 への過電圧の印加が緩和されるようになっ
ている。逆に、第2のMOSトランジスタQ2 が開成さ
れ、後述するように、MOSトランジスタQ3 が閉成さ
れるときには、その際トランジスタQ41が閉成してトラ
ンジスタQ21のドレインDに電位5vを伝達するため、
今度はトランジスタQ21がソースフォロアとなるので、
第2のMOSトランジスタQ2 のドレインDへ電位5v
よりも低い電位を加える。このため開成時のMOSトラ
ンジスタQ2 への過電圧の印加を緩和するようになって
いる。
【0031】出力バッファ回路3は、入力信号Vinによ
り開閉制御される第1の低レベル(0v)伝達用MOS
トランジスタ(N形トランジスタ)Q7 と、この低レベ
ル伝達用MOSトランジスタQ7 の開成状態時において
それへの過電圧の印加を緩和する電圧印加緩和用MOS
トランジスタ(N形トランジスタ)Q71と、仲介信号V
m により開閉制御される第2の高レベル(5v)伝達用
MOSトランジスタ(P形トランジスタ)Q8 と、この
高レベル伝達用MOSトランジスタQ8 の開成状態時に
おいてそれへの過電圧の印加を緩和する電圧印加緩和用
MOSトランジスタ(P形トランジスタ)Q81とを有し
ており、MOSトランジスタQ7 ,Q71,Q81,Q8
直列回路を形成している。
【0032】低圧電源バックアップ回路4は3個の接合
ダイオード4a ,4b ,4c を直列接続してカットイン
電圧の和を利用した電圧降下回路で、ダイオード4a の
アノードは高圧電源5vラインに接続され、ダイオード
4c のカソードは低圧電源3vに接続されている。タイ
ミング回路5は、CMOSインバータ回路を4段直列接
続した立ち上がり遅延回路である。
【0033】次に本実施例の動作を説明する。まず、仲
介信号生成回路2による約3〜5vの仲介信号Vm が生
成される迄の過程を説明する。
【0034】図2に示すように、0〜3vの狭論理振幅
の入力信号Vinが高レベル(第1の高レベル)の3vに
なると、電位伝達用のトランジスタQ1 は閉成し、その
ドレインD側に電位0vが伝達される。このトランジス
タQ1 の閉成状態では、トランジスタQ1 自身のゲート
G−ソースS間電圧,ゲートG−ドレインD間電圧及び
ゲートS−サブスレート(基板)間電圧はそれぞれ3v
−0vであるので、トランジスタQ1 は3v耐圧内にあ
る。このトランジスタQ1 の閉成によって、トランジス
タQ11のソース電位(トランジスタQ1 のドレイン電
位)V3 は、図2に示すように、0vになり、トランジ
スタQ11が閉成する。トランジスタQ11の電位伝達機能
によって電位V3 (0v)はそのままトランジスタQ11
のドレインDに伝達され、図2に示す如く、トランジス
タQ31のドレイン電圧V5 は0vとなる。なお、トラン
ジスタQ11のゲートG−ソースS間電圧,ゲートG−ド
レインS間電圧及びゲートG−サブスレート間電圧はそ
れぞれ3v−0vであるので、トランジスタQ11も3v
耐圧内にある。トランジスタQ31のサブスレートは5v
電源ラインに接続されており(基板バイアス効果)、ト
ランジスタQ31のドレインDに電位0Vの入力が加わる
ため、出力はソースSとなるから、トランジスタQ31
ソースフォロア回路を構成している。ここで、トランジ
スタQ31のゲート電位が3vで、ドレイン電圧V5 に0
vが与えられると、トランジスタQ31のソースフォロア
により、ソース電圧V7 はそのゲート電位とトランジス
タの閾値電圧VTHP ′の和、すなわち(3v+
THP ′)となる(図2参照)。なお、閾値電圧
THP ′はP形MOSトランジスタにおいてバックゲー
ト・バイアス(5v)のかかったときの閾値電圧であ
り、絶対値で表す。ここで、トランジスタQ31のゲート
G−ソースS間電圧は、3v+VTHP ′−3v=
THP ′であり、またゲートG−ドレインD間電圧は3
v−0v=3vであり、ゲートG−サブスレート間電圧
は5v−3v=2vである。なお、このサブスレートは
そのソースSに接続しても良く、基板バイアス効果は消
えるが、ソースフォロアは保たれている。かかる場合の
ゲート−サブスレート間電圧はVTHP ′=VTHP であ
る。なお、N形MOSトランジスタの基板バイアス効果
がない場合のゲート−サブスレート間電圧はVTHN ′=
THN である。従って、トランジスタQ31は3v耐圧内
にある。このように、入力信号Vinが3vの第1の高レ
ベルになると、ノードN1には0vの第1の低レベルが
加わるのではなく、ソースフォロアの電位緩衝作用によ
って昇圧されて中間的電位である電位(3v+
THP ′)の第2の低レベル(約3v)が加えられるよ
うになっている。
【0035】一方、入力信号Vinが3vのときは、その
反転信号Vin(バー)は図2に示すように0vであるの
で、電位伝達用トランジスタQ2 は開成状態にある。ト
ランジスタQ2 からトランジスタQ21のソースSへは電
位が伝達されず、後述するように、フリップフロップF
Fを経由してトランジスタQ21のドレインDに電位5v
が印加されるようになっているので、トランジスタQ21
はソースフォロア回路を形成する。このため、トランジ
スタQ21のソース電圧V4 は(3v−VTHN ′)とな
る。なお、VTHN ′はN形MOSトランジスタにおいて
バックゲート・バイアス(0v)のかかったときの閾値
電圧であり、絶対値で表す。よって、トランジスタQ2
のゲートG−ドレインD間電圧は3v−VTHN ′であ
り、またそのゲートG−サブスレート間電圧は0vであ
るので、開成時のトランジスタQ2 は3v耐圧内にあ
る。
【0036】ところで、入力信号Vinが3vのときは、
上述したようにトランジスタQ3 のゲート電圧V7 (ノ
ードN1 の電位)は、トランジスタQ1,31によって第
2の低レベルとして電位(3v+VTHP ′)に書込み規
定されるので、そのフリップフロップFFの片方のトラ
ンジスタQ3 は閉成し、そのドレイン電圧すなわち仲介
電圧Vm が5v(第2の高レベル)となる。ここで、ト
ランジスタQ3 のゲートG−ソースS間,ゲートG−ド
レインD間及びゲートG−サブスレート間のそれぞれの
電圧は5v−(3v+VTHP ′)=2v−VTHP ′であ
るので、トランジスタQ3 は3v耐圧内にある。またこ
のとき、トランジスタQ41が電位伝達作用を果たし、そ
のドレイン電圧V6 は5vとなる。トランジスタQ41
ゲートG−ソースS間,ゲートG−ドレインD間,ゲー
トG−サブスレート間電圧は5v−3v=2vであるの
で、トランジスタQ41は3v耐圧内にある。またトラン
ジスタQ21のドレインDへ電圧5vが入力として伝達さ
れるので、トランジスタQ21がソースフォロアとなり、
ソース電位V4 は(3v−VTHN ′)である。トランジ
スタQ21のゲートG−ドレインD間電圧は5v−3v=
2vであり、ゲートG−ソースS間電圧は3v−(3v
−VTHN ′)=VTHN ′であり、またゲートG−サブス
レート間電圧は3vであるので、トランジスタQ21は3
v耐圧内にある。また、トランジスタQ3 のドレイン電
圧Vm が5vとなると、トランジスタQ4 は開成してい
る。従って、トランジスタQ4 のゲートG−ソースS
間,ゲートG−サブスレート間の電圧は0vであり、ゲ
ートG−ドレインD間電圧は5v−(3v+VTHP ′)
=2v−VTHP ′であるので、トランジスタQ4 も3v
耐圧内にある。
【0037】このように、入力信号Vinが3v(第1の
高レベル)のとき仲介信号Vm は5v(第2の高レベ
ル)となるが、かかる状態での仲介信号生成回路2を構
成するすべてのトランジスタQ1,2,3,4,11,
21, 31, 41は3v耐圧内にある。ここで、トランジ
スタQ21は、トランジスタQ3 ,Q41が閉成してトラン
ジスタQ2 のドレインDに印加する電圧を降圧する電圧
印加緩和機能を有している。このトランジスタQ21がな
いときには、トランジスタQ2 のドレインDに5v電圧
がダイレクトに印加してしまうので、トランジスタQ2
のゲート絶縁膜が耐圧破壊を招くおそれがある。しかし
ながら、本例においてはトランジスタQ2の開成時には
ソースフォロアとなるトランジスタQ21の緩衝的介在に
よって、トランジスタQ2 のドレインDに対して、5v
−(3v−VTHN ′)=2v+VTH N ′の電圧緩和作用
を果たしており、その耐圧破壊の危険性を払拭してい
る。他方、トランジスタQ31は、0〜3vの狭論理振幅
の第1の低レベル(0v)よりも高い第2の低レベル
(約3v)をフリップフロックFFのノードN1 に加え
て、狭論理振幅(約3〜5v)の仲介信号V7 を生成す
ると同時に、トランジスタQ3 ,Q4 の耐圧破壊の危険
性を無くしている。なぜなら、トランジスタQ31がない
ときには、トランジスタQ1 ,Q11の閉成によってトラ
ンジスタQ4 のドレインD及びトランジスタQ3 のゲー
トGにはダイレクトに電圧0vが印加されるので、トラ
ンジスタQ4 のゲート−ドレイン間には5vが加わり、
またトランジスタQ3 のゲート−ソース間にも5vが加
わり、3v耐圧のトランジスタQ4 ,Q3 では耐圧破壊
のおそれがある。しかしながら、本例においては電圧緩
和のトランジスタQ31の緩衝的介在によって、トランジ
スタQ4 のドレイン電圧及びトランジスタQ3 のゲート
電圧を0vから3v+VTHP ′まで昇圧しており、3v
+VTHP ′の電圧緩和作用を発揮し、トランジスタ
3 ,Q4 の耐圧破壊を防止している。
【0038】次に、入力信号Vinが0vのときは、その
反転信号Vin(バー)は3vとなるが、仲介信号生成回
路2の対称性により、トランジスタQ1 ,Q11, 31 ,
4の動作は入力信号Vinが3vのときのトランジスタ
2 ,Q21, 41 ,3 のそれと同様であり、またトラ
ンジスタQ2 ,Q21, 41 ,3 の動作は入力信号Vin
が3vのときのトランジスタQ1 ,Q11, 31 ,4
それと同様である。従って、仲介信号Vm は3v+V
THP ′となる。ここで、トランジスタQ11はソースフォ
ロアとなり、トランジスタQ1 のドレインに対して、5
v−(3v−VTH N ′)=2v+VTHN ′の電圧緩和作
用を果たしており、その耐圧破壊を防止している。ま
た、トランジスタQ41もソースフォロアとなり、トラン
ジスタQ3 のドレイン電圧及びトランジスタQ4 のゲー
ト電圧を0vから3v+VTHP ′まで昇圧しており、ト
ランジスタQ3 ,Q4 に印加する電圧を緩和し、それら
の耐圧破壊を防止している。
【0039】次に、出力バッファ回路3の動作を説明す
る。上述のように、仲介信号生成回路2によって、狭論
理振幅0〜3vの入力信号Vinが第2の狭論理振幅(3
v+VTHP ′〜5v)の仲介信号Vm に変換される。こ
の仲介信号Vm を用いると、充分な電流容量の広論理振
幅(0〜5v)の出力信号Vout (バー)を出力バッフ
ァ回路3から得ることができる。まず、仲介信号Vm
5vの高レベルのときは(入力信号Vinが3vであると
き)、トランジスタQ7 は閉成し、トランジスタQ8
開成する。MOSトランジスタQ71及びMOSトランジ
スタQ81のゲート電位は共に3vであるため、トランジ
スタQ7 が閉成すると、このときには電位伝達用として
機能するトランジスタQ71が電位0vをトランジスタQ
81のドレインDへ伝達するため、出力電圧VOUT (バ
ー)は第1の低レベルの電位0vとなる。ここでトラン
ジスタQ81のドレインDが電位0vであるため、トラン
ジスタQ81がソースフォロアとなる。トランジスタQ81
がない場合には、そのままトランジスタQ8 のドレイン
Dに電位0vが印加するため、トランジスタQ8 のゲー
トG−ドレインD間電圧は5vとなり、3v耐圧のトラ
ンジスタQ8 では耐圧破壊を起こすおそれがある。しか
しながら、トランジスタQ7 が閉成のときソースフォロ
アとなるトランジスタQ81の緩衝的介在によって、トラ
ンジスタQ8 のドレイン電位V9 は(3v+VTHP ′)
であり、トランジスタQ8 のゲートG−ドレインD間電
圧は5v−(3v+VTHP ′)=2v−VTHP ′になっ
ている。
【0040】この結果、トランジスタQ8 のゲートG−
ソースS間,ゲートG−ドレインD間,ゲートG−サブ
スレート間の電圧はそれぞれ3v以内にあるので、トラ
ンジスタQ8 は3v耐圧内に保たれる。また、トランジ
スタQ81,Q71,Q7 も耐圧内にある。なお、トランジ
スタQ81のサブスレートをそのソースに接続しても良
い。
【0041】一方、仲介信号Vm が(3v+VTHP ′)
の低レベルのときは(入力信号Vinが0vであると
き)、トランジスタQ8 は閉成し、出力電圧Vout (バ
ー)は第2の高レベルの電位5vとなる。トランジスタ
71がない場合には、トランジスタQ7 のドレインDに
は5vが印加するため、そのゲートG−ドレインD間電
圧は5vとなり、3v耐圧のトランジスタQ7 では耐圧
破壊を起こすおそれがある。しかしながら、トランジス
タQ8 の閉成のときソースフォロアとなるトランジスタ
71の緩衝的介在によって、トランジスタQ71のソース
電圧V10は(3v−VTHN ′)であり、トランジスタQ
7 のゲートG−ドレインD間電圧は(3v−VTHN ′)
になっている。この結果、トランジスタQ7 のゲートG
−ソースS間,ゲートG−ドレインD間,ゲートG−サ
ブスレート間の電圧はそれぞれ3v以内にあるので、ト
ランジスタQ7 は3v耐圧内に保たれる。また、トラン
ジスタQ71,Q8 ,Q81も3v耐圧内にある。なお、ト
ランジスタQ71のサブスレートをそのソースに接続して
も良い。このような排他的に電圧印加緩和作用を果たす
トランジスタQ71,Q81の介在によって出力バッファ回
路3のすべてのトランジスタは3v耐圧にしても構わな
い。なお、本実施例ではトランジスタQ11,Q21
31,Q41,Q71,Q81に3v電源ラインを直結して説
明しているが、トランジスタの耐圧範囲内であれば3v
でなくとも良く、2.5 v前後としても良い。
【0042】本例の信号電圧レベル変換回路2及び出力
バッファ回路3は5v電源と3v電源を必要とするが、
回路起動時等において何らかの原因により5v電源のみ
が印加されて3v電源がかからない場合は、低圧電源バ
ックアップ回路4が存在しないと、トランジスタQ11,
21,Q71, 31, 41,Q51の耐圧破壊を招くことも
ある。例えば、トランジスタQ4 が閉成状態で、トラン
ジスタQ3 が開成状態とすると、トランジスタQ31,
11 のゲート電圧は0vであるので、トランジスタQ31
は閉成状態で、トランジスタQ11は開成状態となってし
まい、トランジスタQ11のドレインには5vが印加し、
トランジスタQ11の耐圧破壊を招くおそれがある。そこ
で、低圧電源バックアップ回路4によって5v電源から
3vの低圧電源を自動的に生成し、これを3v電源ライ
ンに加えておくことにより、3v電源が外部からかから
ない場合でも、トランジスタQ11を閉成させ、その耐圧
破壊を防止するようにしている。なお、本例においては
3個の接合ダイオード4a,4b,4cで電圧降下回路
4が構成されているので、接合ダイオード(シリコン・
ダイオード)の順方向電圧(カットイン電圧)を0.8
vとすれば、3個のダイオードで2.4vの電圧降下を
得ることができ、3v電源がかからない場合は3v電源
ラインに2.6vが印加するようになっている。また、
その後3v電源がかかるようになった場合は、5v電源
ラインからダイオード4a,4b,4cを経て3v電源
ラインへリーク電流が流れるので、正常使用時では何ら
支障がない。また3v電源ラインがフローティングのと
きでも、トランジスタ等に残っている電荷やトランジス
タの非対称性によりトランジスタQ3 又はトランジスタ
4 のいずれか一方が閉成するので、すべてのトランジ
スタは3v耐圧内にある。他方、3v電源のみが印加さ
れた場合は、すべてのトランジスタは3v(3.3v)
耐圧であるので、耐圧破壊の心配はない。なお、ダイオ
ードの順方向電圧による電圧降下と同様に、MOSトラ
ンジスタの閾値電圧を利用しても良い。
【0043】ここで、入力信号Vinをそのまま出力バッ
ファ回路3へ印加したのでは仲介信号生成回路2の多数
の回路素子を経て生成された仲介信号Vm の位相とは同
期しないため、本例ではタイミング回路5を入れて所定
時間だけ入力信号Vinの立ち上げを遅らせるようにして
いる。仲介信号Vm とタイミング回路5から出力する入
力信号Vinとが同期すると、MOSトランジスタQ7
8 は正確に排他的開閉動作を行い、同時閉成状態を無
くすることができるため、電源5vから出力バッファ回
路3のトランジスタの直列回路を介して接地へ流れる貫
通電流を無くことができる。なお、本例のタイミング回
路5では入力信号Vinの立ち下げは遅延していないが、
MOSトランジスタQ7 とQ8 が共に開成する期間があ
っても構わない。勿論、立ち上げ時と立ち下げ時の両者
を遅延させるようにしても良い。
【0044】なお、上記実施例においては0〜5vの広
論理振幅の出力信号を出力バッファ回路3より得るもの
である。これはMOSトランジスタQ7,8 のチャネル
幅等のサイズを大きくし、必要な電流容量を確保するた
めである。しかしながら、電流容量の問題を別にすれ
ば、0〜5Vの広論理振幅の論理信号は仲介信号生成回
路3の電位V5,6 で既に得られている。従って、仲介
信号生成回路3も一種の信号電圧レベル変換回路として
も機能している。
【0045】なお、5v電源を−5v電源に、3v電源
を−3v電源にする共に、上記の各MOSトランジスタ
の導電形を逆導電形にしても結果的には同様の作用効果
を奏することは、極性,導電形の対称性から明白であ
る。
【0046】(第2実施例)図3は本発明の第2実施例
の回路図である。
【0047】この第2実施例においては第1実施例と同
一部分には同一参照符号を付し、その説明は省略する。
この実施例においては、第1実施例の回路構成に対し
て、電位下降を抑制する下限リミッタとしてのレベル保
持回路5a,5b,6bと、電位上昇を抑制する上限リ
ミッタとしてのレベル保持回路6a,5c,5dが追加
されている。ノードN1 と5v電源ラインとの間にレベ
ル保持回路5aが存在しないと、トランジスタQ4 の開
成状態のときトランジスタQ3 のゲート電圧V7は(3
v+VTHP ′)であるが、ソースフォロアのトランジス
タQ31の微弱なリーク電流によってゲート電圧(仲介信
号電圧)V7 は徐々に降下し、トランジスタQ4 ,Q3
のゲート−ドレイン間の電圧はやがて3v以上になって
しまい、トランジスタQ4 の耐圧破壊を招くおそれも出
てくる。本例の接合ダイオード3個の直列回路からなる
レベル保持回路5aが付加されているため、その順方向
電圧(カットイン電圧=0.8 ×3=2.4 v)によってゲ
ート電圧V7 の低レベルの低下は所定値(約3.6 v)で
留まり、その値に維持される。これによってトランジス
タQ4 ,Q3 等の耐圧破壊を防止することができる。レ
ベル保持回路5aは下限リミッタとしてノードN1 に加
えて書き込んだ電位の低下を抑制している。同様な理由
により、レベル保持回路5bは仲介信号電圧Vm の低レ
ベルの時間的な低下を阻止しており、トランジスタ
3 ,Q4 等の耐圧破壊を防止している。なお、レベル
保持回路5a,5bは、トランジスタQ3 , 4 のゲー
トと5v電源ラインとの間に介在しているが、これに限
らず、トランジスタQ3 , 4 のゲートと3v電源ライ
ンとの間に接合ダイオードを1個介在させても良い。そ
の保持電圧は2.2 v程度で、トランジスタQ3 ,Q4
3v耐圧内に抑えることが可能で、また接合ダイオード
が1個で済むから、半導体装置のウェル数の消費を抑制
できる。
【0048】他方、レベル保持回路5cは、上限リミッ
タとしてトランジスタQ1 の開成時の電位V3 の上昇を
抑制している。トランジスタQ1 の開成時はトランジス
タQ11がソースフォロアとなるため、当初の電位V3
(3v−VTHN ′)であるが、微弱なリーク電流によっ
て徐々に上昇するが、接合ダイオード3個の直列のレベ
ル保持回路5cによってその電位上昇が所定値(カット
イン電圧=0.8 ×3=2.4 v)で阻止される。このた
め、トランジスタQ1 を3v耐圧内に保つことができ
る。同様に、レベル保持回路5dは電位V4 の上昇を抑
制しており、トランジスタQ2 の耐圧破壊を防止してい
る。なお、トランジスタQ1 ,Q2 のドレインDと接地
ラインとの間に3個の接合ダイオードを直列接続する代
わりに、トランジスタQ1 ,Q2 のドレインDと3v電
源ラインとの間に1個の接合ダイオードを接続しても良
い。かかる場合には、電位V3 ,V4 の上昇は約3.8 v
で阻止される。厳格には3vの電圧内にトランジスタQ
1 ,Q2 は収まらないが、通常の安全率では充分耐圧
(4v程度)が取れている。低圧電源としては3v電源
を用いているが、これは狭論理振幅の高レベルに合わせ
たためであるが、前述したように2.5 v程度でも構わな
い訳であるから、かかる場合には、上記のリミット電圧
は約3.2 程度となる。ダイオード1個の場合は、半導体
素子領域のスペースを節約でき、また電流を無駄に接地
側に消費するのではなく、低圧電源側に再利用可能にし
ているので、低消費電力化にも寄与している。
【0049】出力バッファ回路3においても、下限リミ
ッタとしてのレベル保持回路6aが存在しないと、トラ
ンジスタQ7 の開成状態時においてトランジスタQ71
ソース電圧V10は(3v−VTHN ′)であるが、トラン
ジスタQ71の微弱なリーク電流によってソース電圧V10
は徐々に上昇し、ゲート−ソース間電圧は閾値電圧V
THN ′以下になり、トランジスタQ71が開成してしま
い、トランジスタQ71のドレイン電位が上昇するのでト
ランジスタQ7 の耐圧破壊のおそれが出てくる。しかし
ながら、本例では接合ダイオード3個の直列のレベル保
持回路6aが付加されているため、その順方向電圧(カ
ットイン電圧)によってソース電圧V10の上昇は所定値
(約2.4 v)で留まり、その値に維持される。これによ
ってトランジスタQ71の開成が阻止されると共に、トラ
ンジスタQ7 の耐圧破壊が防止されることになる。ま
た、レベル保持回路6bは上限リミッタとして電圧V9
の下降を阻止し、トランジスタQ8 の耐圧破壊を防止し
ている。レベル保持回路6aも、前述したように、トラ
ンジスタQ7 のドレインDと接地との間に3個の接合ダ
イオードを直列接続したものとする代わりに、トランジ
スタQ7 のドレインDと3v電源との間に1個の接合ダ
イオードを接続したものでも良い。半導体素子領域のス
ペースの節約と低消費電力化を図ることができる。そし
て、レベル保持回路6bもトランジスタQ8 のドレイン
Dと3v電源との間に1個の接合ダイオードを接続した
ものでも良い。上記と同様の利益が得られる。
【0050】レベル保持回路5a,5b,6b,6a,
5c,5dはダイオードを用いるのではなく、MOSト
ランジスタの直列回路等を用い、その閾値電圧を利用し
ても良く、電圧上限又は下限のリミッタ手段を構成する
ことができる。
【0051】(第3実施例)図4は本発明の第3実施例
の回路図である。
【0052】この第3実施例においては第2実施例と同
一部分には同一参照符号を付し、その説明は省略する。
この実施例においては、第2実施例の回路構成に対し
て、ソースフォロアになるMOSトランジスタQ11,
31, 21, 41, 71, 81の基板バイアス効果を無く
したものである。トランジスタQ11, 31, 21,
41, 71, 81のサブスレートはソースSに接続されて
いるため、ソースフォロア状態となった場合、電位V3,
4 ,V10は(3v−VTHN )、電位V7,m ,9
(3v+VTHP )となる。VTHN はN形MOSトランジ
スタにおいてバックゲート・バイアスの無いときの閾値
電圧であり、絶対値で表し、VTHP はP形MOSトラン
ジスタにおいてバックゲート・バイアスの無いときの閾
値電圧であり、絶対値で表す。このようにバックゲート
電圧をどのような値にするかによって、緩衝的電位値を
可変調節できる。
【0053】ここで、トランジスタQ31のゲートG−ソ
ースS間電圧は、3v+VTHP −3v=VTHP であり、
またゲートG−ドレインD間電圧は3v−0v=3vで
あり、ゲートG−サブスレート間電圧は5v−3v=2
vである。なお、このサブスレートはそのソースに接続
しても良く、ソースフォロアは保たれている。かかる場
合のゲート−サブスレート間電圧はVTHP である。従っ
て、トランジスタQ3は3v耐圧内にある。このよう
に、入力信号Vinが3vの第1の高レベルになると、ノ
ードN1 には0vの第1の低レベルが加わるのではな
く、中間的電位である電位(3v+VTHP )の第2の低
レベル(約3v)が加えられるようになっている。この
ように基板バイアス効果がない場合には、トランジスタ
3,4,の駆動能力を高めることができる。
【0054】(第4実施例)図5は本発明の第4実施例
の回路図である。
【0055】この実施例は、第1実施例の仲介信号生成
回路2において、トランジスタQ31,Q41に並列のP
形MOSトランジスタQ51, 61と、これに直列の接合
ダイオードから成るダイオード回路8a,8bを加えた
回路構成となっており、非フリップフロップ構成であ
る。トランジスタQ1 が閉成状態のとき互いに並列のト
ランジスタQ31, 51はソースフォロアになるが、トラ
ンジスタQ31はトランジスタQ4 のドレインDに緩和さ
れた電位V7 を与えてトランジスタQ4 の耐圧破壊を保
護する機能を有しており、他方、トランジスタQ51はト
ランジスタQ3 のゲートGに電位V7 とは別個の電位V
11を与えてトランジスタQ3 を駆動制御する。本例にお
けるダイオード回路8aはそれに流れるサブスレッショ
ルド状態時の順方向リーク電流によってゲート電圧V11
の下限値を調整する。またトランジスタQ2 が閉成状態
のとき互いに並列のトランジスタQ41, 61はソースフ
ォロアになるが、トランジスタQ41はトランジスタQ3
のドレインDに緩和された電位V8 を与えてトランジス
タQ3 の耐圧破壊を保護すると共に、トランジスタQ61
はトランジスタQ4 のゲートGに電位V8 とは別個の電
位Vm を与えてトランジスタQ4 を閉成させる。ダイオ
ード回路8bはそれに流れるサブスレッショルド状態の
リーク電流によってトランジスタQ4 のゲート電圧V11
の下限値を調整する。
【0056】次に、本発明の第4実施例における仲介信
号生成回路2の動作を説明する。図6に示すように、0
〜3vの入力信号Vinが高レベルの3vであるとき、N
形MOSトランジスタQ1 は閉成し、これによってトラ
ンジスタQ11の電位伝達作用でトランジスタQ31, 51
のドレイン電圧が共に0vとなるので、トランジスタQ
31, 51は共にソースフォロアとなる。従って、トラン
ジスタQ31のソース電圧V7 及びトランジスタQ51のソ
ース電位V11は、ゲート電圧と閾値電圧VTHPの和
(3v+VTHP )となって、トランジスタQ31,Q
51は開成状態となる。ソース電位V11は(3v+
THP )であるため、トランジスタQ3 が閉成し、その
ドレイン電圧V8 が5vとなるので、トランジスタQ4
が開成する。なお、ここでVTHP はP形トランジスタの
基板バイアス効果がないときの閾値電圧で、絶対値で表
す。
【0057】しかしながら、実際のMOSトランジスタ
にはリーク電流が存在するため、トランジスタQ31のソ
ース電圧V7 及びトランジスタQ51のソース電位V
11は、ゲート電圧と閾値電圧VTHP の和、即ち、(3v
+VTHP )と等しい値になるとは限らない。つまりリー
ク電流によってソース電圧は3v前後の値になる。
【0058】この関係を図11,図12を用いて説明す
る。P形MOSトランジスタQ4 とP形MOSトランジ
スタQ31のように、図13(b)に示す如く、2つのP
形MOSトランジスタが直列に接続されて互いに開成状
態にある場合(Q31はソースフォロア状態)、P形MO
SトランジスタQ31のソース電圧V7 (VP )は、オフ
状態のP形MOSトランジスタQ4 のオフ電流IA とソ
ースフォロア状態のP形MOSトランジスタQ31のリー
ク電流IB で決定される。図11(a)はP形MOSト
ランジスタの電圧−電流特性を示したものであり、ゲー
ト・ソース間に閾値電圧Vth以上のゲート・ソース間電
圧VGSが印加されてP形MOSトランジスタの閉成(オ
ン)状態となる領域ONと、ゲート・ソース間電圧VGS
が閾値電圧Vth以下でトランジスタの開成(オフ)状態
となる領域OFFとに分けられる。このP形MOSトラ
ンジスタが開成状態となる領域OFFを片対数表示した
ものが図11(b)であり、X軸にP形MOSトランジ
スタのゲート・ドレイン間電圧VGS、Y軸(対数表示)
にP形MOSトランジスタのドレイン・ソース間電流I
DSがとられている。今、図11(b)のT3をオフ状態
のP形MOSトランジスタQ4 の電圧−電流特性と仮定
する。一般に、このオフ領域での電圧−電流特性は、M
OSトランジスタのチャネル長、チャネル幅、閾値電圧
等により異なるものである。
【0059】(1) P形MOSトランジスタQ4 のオフ
電流とP形MOSトランジスタQ31のリーク電流が同じ
場合 この条件はMOSトランジスタが同等のときである。即
ち、トランジスタサイズ(チャネル長,チャネル幅)が
同一で、閾値電圧Vthが等しく、ポリシリコンゲートの
サイズが同じときである。
【0060】ソース・ドレイン間電圧が略等しいときは
P形MOSトランジスタQ31の電圧−電流特性もT3と
同じになる。図13(b)に示す如く、トランジスタQ
4 のゲートには5vが印加され、ゲート・ソース間電圧
GS=0vであり、VGS=0vの点E1のオフ電流IA
がドレイン・ソース間に流れる。トランジスタQ31もト
ランジスタ特性が等しいので、そのオフ電流(リーク電
流)IB =IA である。但し、P形MOSトランジスタ
4 のソース・ドレイン間電圧は約2vで、P形MOS
トランジスタQ31のソース・ドレイン間電圧は約3vで
あるから、実質的に等しいと仮定した。従って、トラン
ジスタQ31のゲート・ソース間電圧は0vであるから、
図13(b)から判るように、P形MOSトランジスタ
31のソース電圧V7 (VP )は3vである。つまり、
図13(b)に示すように、トランジスタQ4 とトラン
ジスタQ31が同一条件のトランジスタで、基板バイアス
をかけない状態では、ソースフォロアでソース電圧V7
(VP )が(3v+VTHP)になるのではなく、リーク
電流によってソース電圧V7 (VP )が3vになる。
【0061】(2) P形MOSトランジスタQ4 のオフ
電流よりもP形MOSトランジスタQ31のリーク電流が
少ない場合 第1及び第2実施例にような基板バイアス効果を持たせ
た回路、即ち、図13(a)に示す如く、P形MOSト
ランジスタQ31のサブスレートを5v電源ラインに接続
したものにおいては、トランジスタQ4 とトランジスタ
31が同一条件のトランジスタでも、トランジスタQ31
の基板バイアス効果で、その電圧−電流特性は図11
(b)のT2になり、VGS=0vの点C1のオフ電流I
B はP形MOSトランジスタQ4 の点E1のオフ電流I
A より少ない。しかし、直列回路に流れる電流はオフ電
流IA の値に等しいので、トランジスタQ31はT2の点
C2にある。従って、トランジスタQ31のゲート・ソー
ス間電圧VGSは−αとなるので、ソース電圧V
7 (VP )が3v−(−α)=3v+αとなる。このよ
うに、トランジスタQ4 とトランジスタQ31が同一条件
のトランジスタでも、トランジスタQ31に基板バイアス
効果をかけることで、ソース電圧V7 (VP )を3v以
上の値に調整でき、トランジスタQ4 を低耐圧化でき
る。ソース電圧V7 (VP)の値を3v以上の値に調整
できる要因としては、上記の基板バイアス効果の外に、
以下の方策を施しても良い。
【0062】トランジスタQ4 の閾値電圧をトランジ
スタQ31のそれよりも低くすること。
【0063】トランジスタQ4 のポリシリコンゲート
のサイズをトランジスタQ31のそれよりも小さくするこ
と。
【0064】トランジスタQ4 のバックゲートにその
ソースよりも高い電圧を印加すること。
【0065】トランジスタQ4 のサイズをトランジス
タQ31のそれよりも大きく形成すること。
【0066】なお、プロセス上の追加工程を排除し、低
コスト化を図る意図では、上記〜が好適である。
【0067】(3) P形MOSトランジスタQ4 のオフ
電流よりもP形MOSトランジスタQ31のリーク電流が
大きい場合 例えば図13(c)に模式的に示す如く、P形MOSト
ランジスタQ31に基板バイアス効果をかけないで、その
P形MOSトランジスタQ31の閾値電圧VthをP形MO
SトランジスタQ4 のそれに対して低くしたとき、トラ
ンジスタQ31の電圧−電流特性は図11(b)のT4に
なり、VGS=0vの点F1のリーク電流IB はP形MO
SトランジスタQ4 の点E1のオフ電流IA より大き
い。しかし、直列回路に流れる電流はオフ電流IA の値
に等しいので、トランジスタQ31はT4の点F2にあ
る。従って、トランジスタQ31のゲート・ソース間電圧
GSは+αとなるので、ソース電圧V7 (VP )が3v
−(+α)=3v−αとなる。
【0068】このように、トランジスタQ4 の閾値電圧
に対してトランジスタQ31の閾値電圧を低くすること
で、ソース電圧V7 (VP )を3v以下の値に設定し得
る。ソース電圧V7 (VP )の値を3v以下の値に調整
できる要因としては、上記の閾値電圧を低くする外、以
下の方策を施しても良い。
【0069】トランジスタQ4 のサイズをトランジス
タQ31のそれよりも小さくすること。
【0070】トランジスタQ4 のポリシリコンゲート
のサイズをトランジスタQ31のそれよりも大きくするこ
と。 トランジスタQ31のバックゲートにそのソース電位よ
りも小さい電位を印加すること。 ここで、トランジスタQ4 の耐圧保護の点を考慮すれ
ば、ソース電圧V7 (VP )が低くならないようにする
ため、上記(1) ,(2) の場合が好適である。
【0071】一方、P形MOSトランジスタQ51のソー
ス電位V11は、複数の接合ダイオードの直列接続である
ダイオード回路(定電流源)8aのサブスレッショルド
順方向電流とP形MOSトランジスタQ51のリーク電流
によって決定される。図12(a)は、1個の接合ダイ
オードの電圧−電流特性を示したものであり、カソード
・アノード間に閾値(カットイン)電圧以上の電圧が印
加されるとダイオードが閉成状態となる領域ONと、カ
ソード・アノード間に閾値(カットイン)電圧以下の電
圧が印加されるとダイオードが開成状態となる領域OF
Fとに分けられる。ダイオード回路8aの両端にかかる
電圧は2v程度であるが、3個以上の接合ダイオードで
構成されていれば、各ダイオードの両端にかかる電圧が
分圧されるのでサブスレッショルド状態(0v〜閾値電
圧)になる。従って、ダイオードの段数を増やせば、図
12(a)から判るように、1ダイオード当りのカソー
ド・アノード間電圧VCAは分圧されて小さい値となるた
め、ダイオード回路8aに流れるサブスレッショルド電
流ICAは小さい値となる。今、P形MOSトランジスタ
51の電圧−電流特性を図12(b)のT5と仮定す
る。ゲート・ソース間電圧VGS=0vの点J1がP形M
OSトランジスタQ51のオフ電流である。ここで、ダイ
オード回路8aに流れるサブスレッショルド電流ICA
トランジスタQ51のリーク電流J1よりも大きなD1で
あれば、トランジスタQ51にも電流D1が流れ、トラン
ジスタQ51の動作点は点J2になるため、ゲート・ソー
ス間電圧VGSは−βとなり、ソース電位V11は(3v−
(−β))=3v+βとなる。逆に、ダイオード回路8
aに流れるサブスレッショルド電流ICAがトランジスタ
51のオフ電流J1よりも小さいD2であれば、トラン
ジスタQ51にも電流D2が流れ、トランジスタQ51の動
作点は点J3になるため、ゲート・ソース間電圧VGS
+βとなり、ソース電位V11は(3v−(+β))=3
v−βとなる。ダイオード回路8aの接合ダイオードの
個数を多くすると、ダイオード回路8aに流れるサブス
レッショルド電流ICAの値が非常に少なくなるため、ソ
ース電位V11を3v以下の値に容易に調節することがで
きる。
【0072】第1実施例〜第3実施例においては、トラ
ンジスタQ31(Q41)のソース電位V7 (Vm )がトラ
ンジスタQ4 (Q3 )のドレイン電圧とトランジスタQ
3 (Q4 )のゲート電圧の両者を決定している。これは
フリップフロップ構成だからである。そしてその決定の
仕方がソースフォロアによるものとしていた。しかしな
がら、先に説明したように、実際にはトランジスタQ4
(Q3 )のオフ電流(リーク電流)の影響を加味する必
要がある。ところで、閉成状態のトランジスタQ4 (Q
3 )のドレインに対しては比較的高い電圧を加えて低耐
圧内に持たせた方が有利であり、他方、トランジスタQ
4 (Q3 )のゲートに対してはゲート電圧振幅を大きく
(ゲート電圧を低く)してトランジスタ駆動能力を引き
出した方が有利である。従って、本実施例では、非フリ
ップフロップ構成とし、トランジスタQ31はトランジス
タQ4 のドレインDに高い電位V7 を与えてトランジス
タQ4 の耐圧破壊を保護する機能を有しており、他方、
トランジスタQ51はトランジスタQ3 のゲートGに高い
電位V7 (=3v)とは別個の低い電位V11(=3v−
β)を与えてトランジスタQ3 の駆動能力を高めてい
る。電位V7 (=3v)の値は、ダイオード回路8aに
流れるサブスレッショルド電流の値を抑えることで小さ
くすることができ、そのサブスレッショルド電流はダイ
オードの個数を増やすだけで簡単に設定できる。このよ
うに、0〜3vの狭論理振幅の低レベル(約3v=3v
−β)が小さくなるほど、トランジスタQ3 ,Q4 及び
出力バッファ回路3のトランジスタQ8 のゲート・ソー
ス間の電位差を大きくなり、閉成状態における各トラン
ジスタの駆動能力が向上することになる。充分な電流容
量の出力信号が確保でき、高速化にも寄与する。なお、
3v−β≧2v、即ちβ≦1vに設定することで、トラ
ンジスタQ3 ,Q4 ,Q8 のゲート・ソース間、ゲート
・サブスレート間は3v耐圧内にある。ダイオード回路
8aの外に、微弱な電流源となるものとしては、トラン
ジスタQ51のソースと5v電源ラインとの間に、又はト
ランジスタQ61のソースと5v電源ラインとの間に、チ
ャネル幅の小さいP形MOSトランジスタを直列に接続
し、それらのゲートにトランジスタQ51のソース電位V
11又はトランジスタQ61のソースVm を印加するように
しても構わない。MOSトランジスタのオフ電流を利用
するものである。また負荷MOSトランジスタの直列回
路でも構わない。
【0073】一方、入力信号Vinが3vのときは、その
反転信号Vin(バー)は図6に示すように0vであるの
で、電位伝達用トランジスタQ2 は開成状態にある。ト
ランジスタQ2 からトランジスタQ21のソースSへは電
位が伝達されず、後述するように、フリップフロップF
Fを経由してトランジスタQ21のドレインDに電位5v
が印加されるようになっているので、トランジスタQ21
はソースフォロア回路を形成する。このため、トランジ
スタQ21のソース電圧V4 は(3v−VTHN )となる。
なお、VTHN はN形MOSトランジスタにおいてバック
ゲート・バイアスのかかっていないときの閾値電圧であ
り、絶対値で表す。よって、トランジスタQ2 のゲート
G−ドレインD間電圧は3v−VTHN であり、またその
ゲートG−サブスレート間電圧は0vであるので、開成
時のトランジスタQ2 は3v耐圧内にある。
【0074】ところで、入力信号Vinが3vのときは、
上述したようにトランジスタQ3 のゲート電圧V11は3
v−βであるので、そのトランジスタQ3 は閉成し、そ
のドレイン電圧すなわち仲介電圧Vm が5v(第2の高
レベル)となる。ここで、トランジスタQ3 のゲートG
−ソースS間,ゲートG−ドレインD間及びゲートG−
サブスレート間のそれぞれの電圧は5v−(3v−β)
=2v+βであるので、トランジスタQ3 は3v耐圧内
にある。またこのとき、トランジスタQ41及びQ61のゲ
ート電圧は3vであるので、トランジスタQ41及びQ61
は閉成し、そのドレイン電圧V6 は5vとなる。トラン
ジスタQ41及びQ61はゲートG−ソースS間,ゲートG
−ドレインD間,ゲートG−サブスレート間電圧は5v
−3v=2vであるので、トランジスタQ41及びQ61
3v耐圧内にある。またトランジスタQ21のドレインD
へ電圧5vが入力として伝達されるので、トランジスタ
21がソースフォロアとなり、ソース電位V4 は(3v
−VTHN )である。トランジスタQ21のゲートG−ドレ
インD間電圧は5v−3v=2vであり、ゲートG−ソ
ースS間電圧は3v−(3v−VTHN )=VTHN であ
り、またゲートG−サブスレート間電圧は3vであるの
で、トランジスタQ21は3v耐圧内にある。また、トラ
ンジスタQ61のソース電圧が5vになると、P形MOS
トランジスタQ4 及び出力バッファ回路3のP形MOS
トランジスタQ8 は開成する。従って、トランジスタQ
4 及びQ4 のゲートG−ソースS間,ゲートG−サブス
レート間の電圧は0vであり、ゲートG−ドレインD間
電圧は5v−(3v−β)=2v+βであるので、トラ
ンジスタQ4 及びQ4 も3v耐圧内にある。
【0075】このように、入力信号Vinが3v(第1の
高レベル)のとき仲介信号はVm は5v(第2の高レベ
ル)となるが、かかる状態での仲介信号生成回路2を構
成するすべてのトランジスタは3v耐圧内にある。ここ
で、トランジスタQ21は、トランジスタQ3 ,Q41及び
61が閉成してトランジスタQ2 のドレインDに印加す
る電圧を降圧する電圧印加緩和機能を有している。この
トランジスタQ21がないときには、トランジスタQ2
ドレインDに5v電圧がダイレクトに印加してしまうの
で、トランジスタQ2 のゲート絶縁膜が耐圧破壊を招く
おそれがある。
【0076】しかしながら、本例においてはトランジス
タQ2 の開成時にはソースフォロアとなるトランジスタ
21の緩衝的介在によって、トランジスタQ2 のドレイ
ンDに対して、5v−(3v−VTHN )=2v+VTHN
の電圧緩和作用を果たしており、その耐圧破壊の危険性
を払拭している。他方、トランジスタQ31及びQ51は、
0〜3vの狭論理振幅の第1の低レベル(0v)よりも
高い第2の低レベル(約3v)の信号V7 及びV11を生
成する機能を有しており、これによってトランジスタQ
3 ,Q4 の耐圧破壊の危険性を無くしている。なぜな
ら、トランジスタQ31及びQ51がないときには、トラン
ジスタQ1 ,Q11の閉成によってトランジスタQ4 のド
レインD及びトランジスタQ3 のゲートGにはダイレク
トに電圧0vが印加されるので、トランジスタQ4 のゲ
ート−ドレイン間には5vが加わり、またトランジスタ
3 のゲート−ソース間にも5vが加わり、3v耐圧の
トランジスタQ4 ,Q3 では耐圧破壊のおそれがある。
しかしながら、本例においては電圧緩和のトランジスタ
31及びQ51の緩衝的介在によって、トランジスタQ4
のドレイン電圧及びトランジスタQ3 のゲート電圧を0
vから約3vまで昇圧しており、トランジスタQ3 ,Q
4 に印加する電圧を緩和し、それらの耐圧破壊を防止し
ている。
【0077】次に、入力信号Vinが0vのときは、その
反転信号Vin(バー)は3vとなるが、仲介信号生成回
路2の対称性により、トランジスタQ1 ,Q11, 31 ,
51 , 4 の動作は入力信号Vinが3vのときのトラン
ジスタQ2 ,Q21, 41 ,61, 3 のそれと同様であ
り、またトランジスタQ2 ,Q21, 41, 61, 3
動作は入力信号Vinが3vのときのトランジスタQ1
11, 31 ,51, 4 のそれと同様である。従って、
仲介信号Vm は、トランジスタQ61に印加されるゲート
電圧(3v)よりも低い値(3v−β)に設定すること
ができるため、閉成状態におけるトランジスタQ4 及び
出力バッファ回路3におけるトランジスタQ8 の駆動能
力を向上させることができる。なお、トランジスタQ61
と5v電源ラインとの間にチャネル幅の小さいP形MO
Sトランジスタを直列に接続し、これらのゲート端子に
トランジスタQ51のソース電圧V11を印加するようにし
ても構わない。そして、この狭論理振幅の低レベル(3
v−β)は、3v−β≧2v、即ちβ≦1vに設定する
ことで、トランジスタQ4 及び出力バッファ回路3にお
けるトランジスタQ8 のゲート・ソース間、ゲート・ド
レイン間、及びゲート・サブスレート間は、それぞれ3
V耐圧内にある。またトランジスタQ11は、トランジス
タQ1 のドレインに対して、5v−(3v−VTHN )=
2v+VTHNの電圧緩和作用を果たしており、その耐圧
破壊を防止している。更に、トランジスタQ41及びQ61
は、トランジスタQ3 のドレイン電圧及びトランジスタ
4 のゲート電圧を0vから3v−βまで昇圧してお
り、トランジスタQ3 ,Q4 に印加する電圧を緩和し、
それらの耐圧破壊を防止している。以下、出力バッファ
回路3、低圧電源バックアップ回路4及びタイミング回
路5の回路構成及び回路動作は、本発明の第1実施例の
場合と同様である。
【0078】(第5実施例)図7は本発明の第5実施例
の回路図である。
【0079】この第5実施例においては、第4実施例に
おける部分と同一部分には同一参照符号を付し、その説
明は省略する。この実施例は、第4実施例(図5参照)
の回路構成に対して、第2実施例(図4参照)における
電位下降を抑制する下限リミッタとしてのレベル保持回
路5a,5b,6bと、電位上昇を抑制する上限リミッ
タとしてのレベル保持回路6a,5c,5dが追加され
ている。5v電源ラインとトランジスタQ31のソースの
間にレベル保持回路5aが存在しないと、トランジスタ
4 の開成状態のときソースフォロアのトランジスタQ
31の微弱なリーク電流によってソース電圧V7 は徐々に
降下し、トランジスタQ4 のゲート−ドレイン間の電圧
はやがて3v以上になってしまい、トランジスタQ4
耐圧破壊を招くおそれも出てくる。そこで、本例では接
合ダイオード2個の直列回路からなるレベル保持回路5
aが付加されているため、その順方向電圧(カットイン
電圧=0.8 ×2=1.6 v)によってソース電圧V7 の低
レベルの低下は所定値(約3.4 v)で留まり、その値に
維持される。これによってトランジスタQ4 の耐圧破壊
を防止することができる。同様な理由により、レベル保
持回路5bは仲介信号電圧Vm の低レベルの時間的な低
下を阻止しており、トランジスタQ3 の耐圧破壊を防止
している。なお、レベル保持回路5a,5bは、トラン
ジスタQ3 ,4 のゲートと5v電源ラインとの間に介
在しているが、これに限らず、トランジスタQ3 , 4
のゲートと3v電源ラインとの間に接合ダイオードを1
個介在させも良い。その保持電圧は2.2 v程度で、トラ
ンジスタQ3 ,Q4 を3v耐圧内に抑えることが可能
で、また接合ダイオードが1個で済むから、半導体装置
のウェル数の消費を抑制できる。
【0080】他方、レベル保持回路5cは、トランジス
タQ1 の開成時の電位V3 の上昇を抑制している。トラ
ンジスタQ1 の開成時はトランジスタQ11がソースフォ
ロアとなるため、当初の電位V3 は(3v−VTHN )で
あるが、微弱なリーク電流によって徐々に上昇するが、
接合ダイオード3個の直列のレベル保持回路5cによっ
てその電位上昇が所定値(カットイン電圧=0.8 ×3=
2.4 v)で阻止される。このため、トランジスタQ1
3v耐圧内に保つことができる。同様に、レベル保持回
路5dは電位V4 の上昇を抑制しており、トランジスタ
2 の耐圧破壊を防止している。なお、トランジスタQ
1 ,Q2 のドレインDと接地ラインとの間に3個の接合
ダイオードを直列接続する代わりに、トランジスタ
1 ,Q2 のドレインDと3v電源ラインとの間に1個
の接合ダイオードを接続しても良い。
【0081】かかる場合には、電位V3 ,V4 の上昇は
約3.8 vで阻止される。厳格には3vの電圧内にトラン
ジスタQ1 ,Q2 は収まらないが、通常の安全率では充
分耐圧(4v程度)が取れている。低圧電源としては3
v電源を用いているが、これは狭論理振幅の高レベルに
合わせたためであるが、前述したように2.5 v程度でも
構わない訳であるから、かかる場合には、上記のリミッ
ト電圧は約3.2 程度となる。ダイオード1個の場合は、
半導体素子領域のスペースを節約でき、また電流を無駄
に接地側に消費するのではなく、低圧電源側に再利用可
能にしているので、低消費電力化にも寄与している。
【0082】出力バッファ回路3においても、レベル保
持回路6aが存在しないと、トランジスタQ7 の開成状
態時においてトランジスタQ71のソース電圧V10はトラ
ンジスタQ71の微弱なリーク電流によってソース電圧V
10は徐々に上昇し、ゲート−ソース間電圧は閾値電圧V
THN 以下になり、トランジスタQ71が開成してしまい、
トランジスタQ71のドレイン電位が上昇するのでトラン
ジスタQ7 の耐圧破壊のおそれが出てくる。しかしなが
ら、本例では接合ダイオード3個の直列のレベル保持回
路6aが付加されているため、その順方向電圧(カット
イン電圧)によってソース電圧V10の上昇は所定値(約
2.4 v)で留まり、その値に維持される。これによって
トランジスタQ71の開成が阻止されると共に、トランジ
スタQ7の耐圧破壊が防止されることになる。また、レ
ベル保持回路6bは電圧V9 の下降を阻止し、トランジ
スタQ8 の耐圧破壊を防止している。レベル保持回路6
aも、前述したように、トランジスタQ7 のドレインD
と接地との間に3個の接合ダイオードを直列接続したも
のとする代わりに、トランジスタQ7 のドレインDと3
v電源との間に1個の接合ダイオードを接続したもので
も良い。半導体素子領域のスペースの節約と低消費電力
化を図ることができる。そして、レベル保持回路6bも
トランジスタQ8 のドレインDと3v電源との間に1個
の接合ダイオードを接続したものでも良い。上記と同様
の利益が得られる。
【0083】レベル保持回路5a,5b,6b,6a,
5c,5dはダイオードを用いるのではなく、MOSト
ランジスタの直列回路等を用い、その閾値電圧を利用し
ても良く、電圧上限又は下限のリミッタ手段を構成する
ことができる。
【0084】(第6実施例)図8は本発明の第6実施例
の回路図である。
【0085】本例は、第4実施例の図5に示す回路にお
いて、第2のMOSトランジスタQ2 の開閉による0〜
3vの狭論理振幅の低レベルよりも高い低レベル(約3
v)と0〜5vの広論理振幅の高レベルに実質的に等し
いレベル(5v)との間で規定される論理振幅を持つ仲
介信号Vm を生成するバッファ回路を高速の信号電圧レ
ベル変換回路2と大電流容量の出力バッファ回路3との
間に介在させた回路構成となっている。本例の各部の信
号波形を図9に示す。
【0086】第4実施例の図5に示す回路構成は、出力
バッファ回路3のトランジスタQ8のトランジスタサイ
ズに比較的小さく、適度な電流容量の場合に好適である
が、出力バッファ回路3の電流容量を大きく確保する意
図でトランジスタQ8 のサイズを大きくした場合、この
大きなトランジスタQ8 では大きな静電容量を持つた
め、これを駆動する仲介信号生成回路2の小サイズのト
ランジスタQ61ではその充放電に時間を要し、高速化が
不可能となる。このため、トランジスタQ61のサイズを
大きくすると、今度はトランジスタQ4 の動作速度が遅
くなり、仲介信号生成回路2側の高速化が困難となる。
従って、高速化と大電流容量化とは二律背反している。
【0087】ところが、本例では出力バッファ回路3の
前段にバッファ回路9が設けられている。このバッファ
回路9は、トランジスタQ61と並列のP形MOSトラン
ジスタQ91と、そのソースと5v電源ラインとの間に接
続されたダイオード回路8cとから成る。P形MOSト
ランジスタQ91はトランジスタQ61と同等な作用を果た
しており、P形MOSトランジスタQ91のソース電圧V
m は、トランジスタQ91のリーク電流とダイオード回路
8cのサブスレッショルド電流によって決定される。従
って、第4実施例と同様に、P形MOSトランジスタQ
91に印加されるゲート電圧(3v)よりも低い値(3v
−β)に電圧Vm を設定することができる。ダイオード
回路8cのサブスレッショルド電流値は、直列接続され
る接合ダイオードの個数を変えることによって簡単に制
御することができる。また、第2のN形トランジスタQ
2 の開閉による0〜3vの狭論理振幅のレベル(3v−
β)は、(3v−β≧2v)に設定することで、出力バ
ッファ回路3におけるトランジスタQ8 のゲート・ソー
ス間、ゲート・ドレイン間及びゲート・サブスレート間
はそれぞれ3v耐圧内にある。
【0088】本例の第4実施例との相違は、出力バッフ
ァ回路3におけるトランジスタQ8のゲート信号を仲介
信号生成回路2から直接取り出さず、バッファ回路9を
介して取り出す点にある。出力バッファ回路3から非常
に大きな出力電流を取り出す場合、チャネル幅の非常に
大きなトランジスタQ8 が必要となるが、バッファ回路
9が介在しているので、大きなトランジスタQ8 の充放
電時間を短縮できる。
【0089】このため、仲介信号生成回路2の構成する
トランジスタのサイズが小さいままで良く、その高速化
を図ることができる。なお、トランジスタQ91と5v電
源ラインとの間にチャネル幅の小さいP形MOSトラン
ジスタを直列に接続し、これらP形MOSトランジスタ
のゲート端子にP形MOSトランジスタQ51を接続した
負荷MOS構成でも構わない。またMOSトランジスタ
のオフ電流を利用するものでも良い。
【0090】(第7実施例)図10は本発明の第7実施
例の回路図である。
【0091】この第7実施例においては、第6実施例に
おける部分と同一部分には同一参照符号を付し、その説
明は省略する。この実施例は、第6実施例(図8参照)
の回路構成に対して、第2実施例(図4参照)における
電位下降を抑制する下限リミッタとしてのレベル保持回
路5a,5b,6bと、電位上昇を抑制する上限リミッ
タとしてのレベル保持回路6a,5c,5dが追加され
ている。5v電源ラインとトランジスタQ31のソースの
間にレベル保持回路5aが存在しないと、トランジスタ
4 の開成状態のときソースフォロアのトランジスタQ
31の微弱なリーク電流によってソース電圧V7 は徐々に
降下し、トランジスタQ4 のゲート−ドレイン間の電圧
はやがて3v以上になってしまい、トランジスタQ4
耐圧破壊を招くおそれも出てくる。そこで、本例では接
合ダイオード2個の直列回路からなるレベル保持回路5
aが付加されているため、その順方向電圧(カットイン
電圧=0.8 ×2=1.6 v)によってソース電圧V7 の低
レベルの低下は所定値(約3.4 v)で留まり、その値に
維持される。これによってトランジスタQ4 の耐圧破壊
を防止することができる。。同様な理由により、レベル
保持回路5bはトランジスタQ41のソース電圧V8 の低
レベルの時間的な低下を阻止しており、トランジスタQ
3 の耐圧破壊を防止している。なお、レベル保持回路5
a,5bは、トランジスタQ3 , 4 のゲートと5v電
源ラインとの間に介在しているが、これに限らず、トラ
ンジスタQ3 , 4 のゲートと3v電源ラインとの間に
接合ダイオードを1個介在させも良い。その保持電圧は
2.2 v程度で、トランジスタQ3 ,Q4 を3v耐圧内に
抑えることが可能で、また接合ダイオードが1個で済む
から、半導体装置のウェル数の消費を抑制できる。
【0092】他方、レベル保持回路5cは、トランジス
タQ1 の開成時の電位V3 の上昇を抑制している。トラ
ンジスタQ1 の開成時はトランジスタQ11がソースフォ
ロアとなるため、当初の電位V3 は(3v−VTHN )で
あるが、微弱なリーク電流によって徐々に上昇するが、
接合ダイオード3個の直列のレベル保持回路5cによっ
てその電位上昇が所定値(カットイン電圧=0.8 ×3=
2.4 v)で阻止される。このため、トランジスタQ1
3v耐圧内に保つことができる。同様に、レベル保持回
路5dは電位V4 の上昇を抑制しており、トランジスタ
2 の耐圧破壊を防止している。なお、トランジスタQ
1 ,Q2 のドレインDと接地ラインとの間に3個の接合
ダイオードを直列接続する代わりに、トランジスタ
1 ,Q2 のドレインDと3v電源ラインとの間に1個
の接合ダイオードを接続しても良い。
【0093】かかる場合には、電位V3 ,V4 の上昇は
約3.8 vで阻止される。厳格には3vの電圧内にトラン
ジスタQ1 ,Q2 は収まらないが、通常の安全率では充
分耐圧(4v程度)が取れている。低圧電源としては3
v電源を用いているが、これは狭論理振幅の高レベルに
合わせたためであるが、前述したように2.5 v程度でも
構わない訳であるから、かかる場合には、上記のリミッ
ト電圧は約3.2 程度となる。ダイオード1個の場合は、
半導体素子領域のスペースを節約でき、また電流を無駄
に接地側に消費するのではなく、低圧電源側に再利用可
能にしているので、低消費電力化にも寄与している。
【0094】出力バッファ回路3においても、レベル保
持回路6aが存在しないと、トランジスタQ7 の開成状
態時においてトランジスタQ71のソース電圧V10はトラ
ンジスタQ71の微弱なリーク電流によってソース電圧V
10は徐々に上昇し、ゲート−ソース間電圧は閾値電圧V
THN 以下になり、トランジスタQ71が開成してしまい、
トランジスタQ71のドレイン電位が上昇するのでトラン
ジスタQ7 の耐圧破壊のおそれが出てくる。しかしなが
ら、本例では接合ダイオード3個の直列のレベル保持回
路6aが付加されているため、その順方向電圧(カット
イン電圧)によってソース電圧V10の上昇は所定値(約
2.4 v)で留まり、その値に維持される。これによって
トランジスタQ71の開成が阻止されると共に、トランジ
スタQ7の耐圧破壊が防止されることになる。また、レ
ベル保持回路6bは電圧V9 の下降を阻止し、トランジ
スタQ8 の耐圧破壊を防止している。レベル保持回路6
aも、前述したように、トランジスタQ7 のドレインD
と接地との間に3個の接合ダイオードを直列接続したも
のとする代わりに、トランジスタQ7 のドレインDと3
v電源との間に1個の接合ダイオードを接続したもので
も良い。半導体素子領域のスペースの節約と低消費電力
化を図ることができる。そして、レベル保持回路6bも
トランジスタQ8 のドレインDと3v電源との間に1個
の接合ダイオードを接続したものでも良い。上記と同様
の利益が得られる。
【0095】レベル保持回路5a,5b,6b,6a,
5c,5dはダイオードを用いるのではなく、MOSト
ランジスタの直列回路等を用い、その閾値電圧を利用し
ても良く、電圧上限又は下限のリミッタ手段を構成する
ことができる。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、信号電
圧レベル変換回路に所要箇所に電圧印加緩和のための手
段を講じた点に特徴を有し、次のような特有の効果を奏
する。
【0097】 第1のフリップフロップ形の基本的手
段においては、第1の電圧印加緩和手段が第2の第2導
電形MISトランジスタへの電圧印加を緩和させつつそ
の緩和電圧を同時に第1の第2導電形MISトランジス
タのゲートにも加えており、また第2の電圧印加緩和手
段が第2の第1導電形MISトランジスタへの電圧印加
を緩和している。他方、第2の第1導電形MISトラン
ジスタが閉成すると、今度は第2の電圧印加緩和手段が
第1の第2導電形MISトランジスタへの電圧印加を緩
和させつつその緩和電圧を第2の第2導電形MISトラ
ンジスタのゲートに加えており、また第1の電圧印加緩
和手段が第1の第1導電形MISトランジスタへの電圧
印加を緩和している。このように、第1及び第2の電圧
印加緩和手段によってトランジスタに加わる電圧が抑制
されているので、信号電圧レベル変換回路に用いるすべ
てのトランジスタは低耐圧内に収まる。このため半導体
製造プロセスを簡略化でき、低コストの信号電圧レベル
変換回路を提供できる。
【0098】 第2の基本的手段は第1の基本的手段
とは異なる非フリップフロップ構成であるが、第1の第
1導電形MISトランジスタの閉成により第1の第2導
電形MISトランジスタ(Q3 )が閉成し、第2の第1
導電形MISトランジスタの開成により第2の第2導電
形MISトランジスタ(Q4 )が開成するものである
が、第3の電圧印加緩和手段が第1の第2導電形MIS
トランジスタに対して、第4の電圧印加緩和手段が第2
の第2導電形MISトランジスタに対して、それぞれ独
立に作用するようになっている。このような個別的な電
圧緩和方式によれば、各トランジスタにかかる電圧を最
適値に設定できる。
【0099】 電圧印加緩和手段の定電流源としてサ
ブスレッショルド状態時の接合ダイオードの直列接続か
らなるダイオード回路とした場合には、そのサブスレッ
ショルド電流とトランジスタのリーク電流によって電圧
緩和の制御を行うものであるが、このサブスレッショル
ド電流値は接合ダイオードの個数で決めることができる
ので、制御性が良い。
【0100】 下限リミッタ手段や上限リミッタ手段
を設けた場合には、レベル変動を一定値でクランプでき
るので、各MISトランジスタを低耐圧内に常に収める
ことがきる。
【0101】 低圧電源バックアップ手段を設けた場
合には、低電圧電源がかからないときでも、自動的に高
圧電源ラインから低圧電源を生成できるので、その間も
トランシジスタを低耐圧内に収めることができる。
【0102】 更に、タイミング回路を設けた場合に
は、出力バッファ回路の低レベル及び高レベル電位伝達
用のトランジスタの双方閉成状態を回避でき、貫通電流
をなくすることができるので、低消費電力化に寄与す
る。
【0103】 また更に、出力バッファ回路単独で
も、狭論理振幅の第1の入力信号と狭論理振幅の第2の
入力信号を基に広論理振幅の出力信号を得ることができ
るが、第1の電圧印加緩和手段が存在しているため、低
レベル電位伝達用第1導電形トランジスタが開成で高レ
ベル電位伝達用第2導電形トランジスタが閉成のとき
は、低レベル電位伝達用第1導電形トランジスタへの電
圧の印加を緩和しており、逆に、低レベル電位伝達用第
1導電形トランジスタが閉成で高レベル電位伝達用第2
導電形トランジスタが開成のときは、高レベル電位伝達
用第2導電形トランジスタへの電圧の印加を緩和する。
従って、両トランシジスタを常に低耐圧内に保つことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る信号電圧レベル変換
回路を示す回路図である。
【図2】第1実施例における各部の信号波形を示すタイ
ミングチャート図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る信号電圧レベル変換
回路を示す回路図である。
【図4】本発明の第3実施例に係る信号電圧レベル変換
回路を示す回路図である。
【図5】本発明の第4実施例に係る信号電圧レベル変換
回路を示す回路図である。
【図6】第4実施例における各部の信号波形を示すタイ
ミングチャート図である。
【図7】本発明の第5実施例に係る信号電圧レベル変換
回路を示す回路図である。
【図8】本発明の第6実施例に係る信号電圧レベル変換
回路を示す回路図である。
【図9】第6実施例における各部の信号波形を示すタイ
ミングチャート図である。
【図10】本発明の第7実施例に係る信号電圧レベル変
換回路を示す回路図である。
【図11】(a)はP形MOSトランジスタの電圧−電
流特性を示すグラフで、(b)はそのP形MOSトラン
ジスタの開成状態時の電圧−電流特性を示すグラフであ
る。
【図12】(a)は接合ダイオードの電圧−電流特性を
示すグラフで、(b)はP形MOSトランジスタの開成
時の電圧−電流特性とダイオード回路のサブスレッショ
ルド電流との関係を示すグラフである。
【図13】(a),(b),(c)は本発明の第1〜第
7実施例におけるトランジスタQ4 とQ31のトランジス
タ関係を示す回路図である。
【図14】従来の信号電圧レベル変換回路を示す回路図
である。
【符号の説明】
1…CMOSインバータ(反転信号生成回路) 2…仲介信号生成回路(バイアス回路) 3…出力バッファ回路 4…低圧電源バックアップ回路 4a〜4c…接合ダイオード 5…タイミング回路 5a,5b,6b…レベル保持回路(下限リミッタ) 5c,5d,6a…レベル保持回路(上限リミッタ) FF…フィリップフロップ(双安定回路) Q1 …第1のMOSトランジスタ(N形トランジスタ) Q2 …第2のMOSトランジスタ(N形トランジスタ) Q3 …第3のMOSトランジスタ(P形トランジスタ) Q4 …第4のMOSトランジスタ(P形トランジスタ) Q5 …N形MOSトランジスタ Q6 …P形MOSトランジスタ Q7 …第1の低レベル伝達用MOSトランジスタ(N形
トランジスタ) Q8 …第2の低レベル伝達用MOSトランジスタ(P形
トランジスタ) Q11, 21, 31, 41, Q51, Q61, Q71, 81 ,
91…電圧印加緩和用MOSトランジスタ 8a,8b,8c…ダイオード回路。 9…バッファ回路。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 19/003 E

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の低レベルと第1の高レベルとで規
    定される狭論理振幅の入力信号により開閉制御される第
    1の第1導電形MISトランジスタ(Q1 )と、前記入
    力信号の反転信号により第1の第1導電形MISトラン
    ジスタとは排他的に開閉制御される第2の第1導電形M
    ISトランジスタ(Q2 )と、第2の第1導電形MIS
    トランジスタに対し直列して高圧電源で付勢され、第1
    の第1導電形MISトランジスタの閉成を基に閉成制御
    されると共に第2の第1導電形MISトランジスタの閉
    成を基に開成制御される第1の第2導電形MISトラン
    ジスタ(Q3 )と、第1の第1導電形MISトランジス
    タに対し直列して前記高圧電源で付勢され、第2の第1
    導電形MISトランジスタの閉成を基に閉成制御される
    と共に第1の第1導電形MISトランジスタの閉成を基
    に開成制御される第2の第2導電形MISトランジスタ
    (Q4 )とを有し、第1及び第2の第2導電形MISト
    ランジスタがフィードバックループによるフリップフロ
    ップ(FF)を形成して成る信号電圧レベル変換回路で
    あって、 第1の第1導電形MISトランジスタと第2の第2導電
    形MISトランジスタとの間で直列的に介在して低圧電
    源で付勢され、第1の第1導電形MISトランジスタと
    第2の第2導電形MISトランジスタのうち開成状態の
    MISトランジスタに対する電圧の印加を緩和する第1
    の電圧印加緩和手段(Q11, 31)と、第2の第1導電
    形MISトランジスタと第1の第2導電形MISトラン
    ジスタとの間で直列的に介在して前記低圧電源で付勢さ
    れ、第2の第1導電形MISトランジスタと第1の第2
    導電形MISトランジスタのうち開成状態のMISトラ
    ンジスタに対する電圧の印加を緩和する第2の電圧印加
    緩和手段(Q21, 41)とを有することを特徴とする信
    号電圧レベル変換回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の信号電圧レベル変換回
    路において、前記第1の電圧印加緩和手段は、前記低圧
    電源の電圧を共にゲート電圧として受ける第3の第1導
    電形MISトランジスタ(Q11)と第3の第2導電形M
    ISトランジスタ(Q31)とから成る相補形MISイン
    バータであって、第3の第1導電形MISトランジスタ
    が前記第1の第1導電形MISトランジスタに隣接して
    直列していると共に第3の第2導電形MISトランジス
    タが前記第2の第2導電形MISトランジスタに隣接し
    て直列しており、前記第2の電圧印加緩和手段は、前記
    低圧電源の電圧を共にゲート電圧として受ける第4の第
    1導電形MISトランジスタ(Q21)と第4の第2導電
    形MISトランジスタ(Q41)とから成る相補形MIS
    インバータであって、第4の第1導電形MISトランジ
    スタが前記第2の第1導電形MISトランジスタに隣接
    して直列していると共に第4の第2導電形MISトラン
    ジスタが前記第1の第2導電形MISトランジスタに隣
    接して直列していることを特徴とする信号電圧レベル変
    換回路。
  3. 【請求項3】 第1の低レベルと第1の高レベルとで規
    定される狭論理振幅の入力信号により開閉制御される第
    1の第1導電形MISトランジスタ(Q1 )と、前記入
    力信号の反転信号により第1の第1導電形MISトラン
    ジスタとは排他的に開閉制御される第2の第1導電形M
    ISトランジスタ(Q2 )と、第2の第1導電形MIS
    トランジスタに対し直列して高圧電源で付勢され、第1
    の第1導電形MISトランジスタの閉成を基に閉成制御
    されると共に第2の第1導電形MISトランジスタの閉
    成を基に開成制御される第1の第2導電形MISトラン
    ジスタ(Q3 )と、第1の第1導電形MISトランジス
    タに対し直列して前記高圧電源で付勢され、第2の第1
    導電形MISトランジスタの閉成を基に閉成制御される
    と共に第1の第1導電形MISトランジスタの閉成を基
    に開成制御される第2の第2導電形MISトランジスタ
    (Q4 )とを有する信号電圧レベル変換回路であって、 第1の第1導電形MISトランジスタと第2の第2導電
    形MISトランジスタとの間で直列的に介在して低圧電
    源で付勢されており、第1の第1導電形MISトランジ
    スタと第2の第2導電形MISトランジスタのうち開成
    状態のMISトランジスタに対する電圧の印加を緩和す
    る第1の電圧印加緩和手段(Q11, 31)と、第2の第
    1導電形MISトランジスタと第1の第2導電形MIS
    トランジスタとの間で直列的に介在して前記低圧電源で
    付勢されており、第2の第1導電形MISトランジスタ
    と第1の第2導電形MISトランジスタのうち開成状態
    のMISトランジスタに対する電圧の印加を緩和する第
    2の電圧印加緩和手段(Q21, 41)と、前記低圧電源
    で付勢されており、第1の第1導電形MISトランジス
    タの閉成状態時に第1の第2導電形MISトランジスタ
    のゲート電極に対する電圧の印加を緩和する第3の電圧
    印加緩和手段(Q51,8a)と、前記低圧電源で付勢さ
    れており、第2の第1導電形MISトランジスタの閉成
    状態時に第2の第2導電形MISトランジスタのゲート
    電極に対する電圧の印加を緩和する第4の電圧印加緩和
    手段(Q61,8b)とを有することを特徴とする信号電
    圧レベル変換回路。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の信号電圧レベル変換回
    路において、前記第1の電圧印加緩和手段は、前記低圧
    電源の電圧を共にゲート電圧として受ける第3の第1導
    電形MISトランジスタ(Q11)と第3の第2導電形M
    ISトランジスタ(Q31)とから成る相補形MISイン
    バータであって、第3の第1導電形MISトランジスタ
    が前記第1の第1導電形MISトランジスタに隣接して
    直列していると共に第3の第2導電形MISトランジス
    タが前記第2の第2導電形MISトランジスタに隣接し
    て直列しており、前記第2の電圧印加緩和手段は、前記
    低圧電源の電圧を共にゲート電圧として受ける第4の第
    1導電形MISトランジスタ(Q21)と第4の第2導電
    形MISトランジスタ(Q41)とから成る相補形MIS
    インバータであって、第4の第1導電形MISトランジ
    スタが前記第2の第1導電形MISトランジスタに隣接
    して直列していると共に第4の第2導電形MISトラン
    ジスタが前記第1の第2導電形MISトランジスタに隣
    接して直列しており、前記第3の電圧印加緩和手段は、
    前記低圧電源の電圧をゲート電圧として受け、第3の第
    1導電形MISトランジスタと前記第1の第2導電形M
    ISトランジスタのゲート電極との間に介在する第5の
    第2導電形MISトランジスタ(Q51)と、これに微少
    電流を流す第1の定電流源(8a)とから成り、前記第
    4の電圧印加緩和手段は、前記低圧電源の電圧をゲート
    電圧として受け、第4の第1導電形MISトランジスタ
    と前記第2の第2導電形MISトランジスタのゲート電
    極との間に介在する第6の第2導電形MISトランジス
    タ(Q61)と、これに微少電流を流す第2の定電流源
    (8b)とから成ることを特徴とする信号電圧レベル変
    換回路。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の信号電圧レベル変換回
    路において、前記第1及び第2の定電流源は、共に、サ
    ブスレッショルド状態時の接合ダイオードの直列接続か
    らなるダイオード回路であることを特徴とする信号電圧
    レベル変換回路。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の信号電圧レベル変換回
    路において、前記第1及び第2の定電流源は、共に、負
    荷MISトランジスタの直列接続からなるMISトラン
    ジスタ回路であることを特徴とする信号電圧レベル変換
    回路。
  7. 【請求項7】 請求項2又は請求項4乃至請求項6のい
    ずれか一項に記載の信号電圧レベル変換回路において、
    前記第2の第2導電形MISトランジスタと第3の第2
    導電形MISトランジスタとの接続点電位の下降を抑制
    する第1の下限リミッタ手段(5a)と、第1の第2導
    電形MISトランジスタと第4の第2導電形MISトラ
    ンジスタとの接続点電位の下降を抑制する第2の下限リ
    ミッタ手段(5b)とを有することを特徴とする信号電
    圧レベル変換回路。
  8. 【請求項8】 請求項2又は請求項4乃至請求項7のい
    ずれか一項に記載の信号電圧レベル変換回路において、
    第1の第1導電形MISトランジスタと第3の第1導電
    形MISトランジスタとの接続点電位の上昇を抑制する
    第1の上限リミッタ手段(5c)と、第2の第1導電形
    MISトランジスタと第4の第1導電形MISトランジ
    スタとの接続点電位の上昇を抑制する第2の上限リミッ
    タ手段(5d)とを有することを特徴とする信号電圧レ
    ベル変換回路。
  9. 【請求項9】 請求項2又は請求項4乃至請求項8のい
    ずれか一項に記載の信号電圧レベル変換回路において、
    前記第3の第2導電形MISトランジスタ及び前記第4
    の第2導電形MISトランジスタは基板バイアスの印加
    状態にあることを特徴とする信号電圧レベル変換回路。
  10. 【請求項10】 請求項2又は請求項4乃至請求項9の
    いずれか一項に記載の信号電圧レベル変換回路におい
    て、前記第3の第1導電形MISトランジスタ及び前記
    第4の第1導電形MISトランジスタは基板バイアスの
    印加状態にあることを特徴とする信号電圧レベル変換回
    路。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至請求項10のいずれか一
    項に記載の信号電圧レベル変換回路おいて、前記高圧電
    源のラインと前記低圧電源のラインとの間には高圧電源
    から低電圧を作成する低圧電源バックアップ手段(4)
    を有して成ることを特徴とする信号電圧レベル変換回
    路。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の信号電圧レベル変
    換回路において、前記低圧電源バックアップ手段は、複
    数の接合ダイオード(4a,4b,4c)を直列接続し
    て成る電圧降下回路であることを特徴とする信号電圧レ
    ベル変換回路。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至請求項12のいずれか一
    項に記載の信号電圧レベル変換回路において、前記入力
    信号又は前記反転信号を第1の入力信号として受けこれ
    により開閉制御される前記高圧電源の低レベル電位伝達
    用第1導電形MISトランジスタ(Q7 )と、前記第1
    の第2導電形MISトランジスタ又は前記第2の第2導
    電形MISトランジスタのゲート電圧を第2の入力信号
    として受けこれにより開閉制御される前記高圧電源の高
    レベル電位伝達用第2導電形MISトランジスタ
    (Q8 )と、前記低レベル電位伝達用第1導電形MIS
    トランジスタと前記高レベル電位伝達第2導電形MIS
    トランジスタとの間で直列的に介在して前記低圧電源で
    付勢され、前記低レベル電位伝達用第1導電形MISト
    ランジスタと前記高レベル電位伝達用第2導電形MIS
    トランジスタのうち開成状態のMISトランジスタに対
    する電圧の印加を緩和する第5の電圧印加緩和手段(Q
    71, 81)を有する出力バッファ回路(2)を備えたこ
    とを特徴とする信号電圧レベル変換回路。
  14. 【請求項14】 請求項13項に記載の信号電圧レベル
    変換回路において、前記第5の電圧印加緩和手段は、前
    記低圧電源の電圧を共にゲート電圧として受ける第5の
    第1導電形MISトランジスタ(Q71)と第7の第2導
    電形MISトランジスタ(Q81)とから成る相補形MI
    Sインバータであって、前記第5の第1導電形MISト
    ランジスタが前記低レベル電位伝達用第1導電形MIS
    トランジスタに隣接して直列していると共に、前記第7
    の第2導電形MISトランジスタが前記高レベル電位伝
    達用第2導電形MISトランジスタに隣接して直列して
    成ることを特徴とする信号電圧レベル変換回路。
  15. 【請求項15】 請求項13又は請求項14に記載の信
    号電圧レベル変換回路において、前記第2の入力信号に
    対して前記入力信号又は前記反転信号の位相を遅らせて
    前記第1の入力信号を出力するタイミング回路(5)を
    有して成ることを特徴とする信号電圧レベル変換回路。
  16. 【請求項16】 請求項13に記載の信号電圧レベル変
    換回路において、前記第1の第2導電形MISトランジ
    スタ又は前記第2の第2導電形MISトランジスタのゲ
    ート電圧の代わりに、前記第2の入力信号を生成し、前
    記高レベル電位伝達用第2導電形MISトランジスタの
    ゲート電極に対する電圧の印加を緩和する第6の電圧印
    加緩和手段(Q91,8c)を有することを特徴とする信
    号電圧レベル変換回路。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の信号電圧レベル変
    換回路において、前記第6の電圧印加緩和手段は、前記
    低圧電源の電圧をゲート電圧として受け、前記第3の第
    1導電形MISトランジスタ又は前記第4の第1導電形
    MISトランジスタに直列に接続された第8の第2導電
    形MISトランジスタ(Q91)と、これに微少電流を流
    す第3の定電流源(8c)から成ることを特徴とする信
    号電圧レベル変換回路。
  18. 【請求項18】 請求項4に記載の信号電圧レベル変換
    回路において、前記第3の定電流源は、サブスレッショ
    ルド状態時の接合ダイオードの直列接続からなるダイオ
    ード回路であることを特徴とする信号電圧レベル変換回
    路。
  19. 【請求項19】 請求項14乃至請求項18のいずれか
    一項に記載の信号電圧レベル変換回路において、前記第
    7の第2導電形MISトランジスタと前記高レベル電位
    伝達用第2導電形MISトランジスタとの接続点電位の
    下降を抑制する下限リミッタ手段(6b)を有して成る
    ことを特徴とする信号電圧レベル変換回路。
  20. 【請求項20】 請求項14乃至請求項19のいずれか
    一項に記載の信号電圧レベル変換回路において、前記第
    5の第1導電形MISトランジスタと前記低レベル電位
    伝達用第1導電形MISトランジスタとの接続点電位の
    上昇を抑制する上限リミッタ手段(6a)を有して成る
    ことを特徴とする信号電圧レベル変換回路。
  21. 【請求項21】 第1の低レベルと第1の高レベルとで
    規定される第1の狭論理振幅の入力信号を第1の入力信
    号として受けこれにより開閉制御される高圧電源の低レ
    ベル電位伝達用第1導電形MISトランジスタ(Q7
    と、第1の低レベルよりも高い第2の低レベルと第1の
    高レベルよりも高い第2の高レベルとで規定される第2
    の狭論理振幅の入力信号を第2の入力信号として受けこ
    れにより開閉制御される前記高圧電源の高レベル電位伝
    達用第2導電形MISトランジスタ(Q8 )と、前記低
    レベル電位伝達用第1導電形MISトランジスタと前記
    高レベル電位伝達用第2導電形MISトランジスタとの
    間で直列的に介在して低圧電源で付勢され、前記低レベ
    ル電位伝達用第1導電形MISトランジスタと前記高レ
    ベル電位伝達用第2導電形MISトランジスタのうち開
    成状態のMISトランジスタに対する電圧の印加を緩和
    する第1の電圧印加緩和手段(Q71, 81)とを有する
    ことを特徴とする出力バッファ回路。
  22. 【請求項22】 請求項21項に記載の出力バッファ回
    路において、前記第1の電圧印加緩和手段は、前記低圧
    電源の電圧を共にゲート電圧として受ける第1の第1導
    電形MISトランジスタ(Q71)と第1の第2導電形M
    ISトランジスタ(Q81)とから成る相補形MISイン
    バータであって、前記第1の第1導電形MISトランジ
    スタが前記低レベル電位伝達用第1導電形MISトラン
    ジスタに隣接して直列していると共に、前記第1の第2
    導電形MISトランジスタが前記高レベル電位伝達用第
    2導電形MISトランジスタに隣接して直列して成るこ
    とを特徴とする出力バッファ回路。
  23. 【請求項23】 請求項21又は請求項22に記載の出
    力バッファ回路において、前記高レベル電位伝達用第2
    導電形MISトランジスタのゲート電極に対する電圧の
    印加を緩和する第2の電圧印加緩和手段(Q91,8c)
    を有することを特徴とする出力バッファ回路。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の出力バッファ回路
    において、前記第2の電圧印加緩和手段は、前記低圧電
    源の電圧をゲート電圧として受け、前記第2の入力信号
    の入力とする第2の第2導電形MISトランジスタ(Q
    91)と、これに微少電流を流す定電流源(8c)とから
    成ることを特徴とする出力バッファ回路。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載の出力バッファ回路
    において、前記定電流源は、サブスレッショルド状態時
    の接合ダイオードの直列接続からなるダイオード回路で
    あることを特徴とする出力バッファ回路。
  26. 【請求項26】 請求項22乃至請求項25のいずれか
    一項に記載の出力バッファ回路において、前記第1の第
    2導電形MISトランジスタと前記高レベル電位伝達用
    第2導電形MISトランジスタとの接続点電位の下降を
    抑制する下限リミッタ手段(6b)を有して成ることを
    特徴とする出力バッファ回路。
  27. 【請求項27】 請求項22乃至請求項26のいずれか
    一項に記載の出力バッファ回路において、前記第1の第
    1導電形MISトランジスタと前記低レベル電位伝達用
    第1導電形MISトランジスタとの接続点電位の上昇を
    抑制する上限リミッタ手段(6a)を有して成ることを
    特徴とする出力バッファ回路。
  28. 【請求項28】 請求項22乃至請求項27のいずれか
    一項に記載の出力バッファ回路において、前記第1の第
    2導電形MISトランジスタは基板バイアスの印加状態
    にあることを特徴とする出力バッファ回路。
  29. 【請求項29】 請求項22乃至請求項28のいずれか
    一項に記載の出力バッファ回路において、前記第1の第
    1導電形MISトランジスタは基板バイアスの印加状態
    にあることを特徴とする出力バッファ回路。
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