JPH0773800A - 電界放出カソード素子 - Google Patents

電界放出カソード素子

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JPH0773800A
JPH0773800A JP29910693A JP29910693A JPH0773800A JP H0773800 A JPH0773800 A JP H0773800A JP 29910693 A JP29910693 A JP 29910693A JP 29910693 A JP29910693 A JP 29910693A JP H0773800 A JPH0773800 A JP H0773800A
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cathode
field emission
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gate
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茂生 伊藤
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和佳 大津
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はFEC素子の表面の段差を大きくす
ることなくエミッタとカソードとの間に局部的な抵抗を
備えるFEC素子を提供すること。 【構成】 本発明のFEC素子は、基板1上に不純物を
ドープした高抵抗値を有するアモルファスシリコンの第
1の絶縁層3を形成し、この第1の絶縁層3のうちエミ
ッタ7の形成される部分のみを、レーザによりアニール
することにより第1絶縁層3の低抵抗化を局部的に行う
ようにする。これにより、抵抗領域4を形成する第1絶
縁層3をパターニングすることなく抵抗領域4をエミッ
タ7の形成される部分のみに形成することが出来るた
め、FEC素子の表面の段差をカソードライン2の厚さ
の僅かな段差だけにすることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷陰極として知られてい
る電界放出カソード素子に関するものであり、特に表示
装置のカソードに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】金属または半導体表面の印加電界を10
9 [V/m]程度にするとトンネル効果により、電子が
障壁を通過して常温でも真空中に電子放出が行われる。
これを電界放出(Field Emission)と云い、このような
原理で電子を放出するカソードを電界放出カソード(Fi
eld Emission Cathode)と呼んでいる。近年、半導体微
細加工技術を駆使して、ミクロンサイズの電界放出カソ
ードからなる面放出型の電界放出カソード素子を作成す
ることが可能となっており、電界放出カソード素子は蛍
光表示装置、CRT、電子顕微鏡や電子ビーム装置に用
いられようとしている。
【0003】図11に、その一例であるエミッタとカソ
ード間に抵抗層を有するスピント(Spindt)型と
呼ばれる電界放出カソード(以下、FECと記す)素子
の斜視図を示す。この図において、基板71上にカソー
ド72が形成されており、カソード72の上には抵抗層
73が形成されている。そして、この抵抗層73上にコ
ーン状のエミッタ76が形成されている。さらに、カソ
ード72上に絶縁層74を介してゲ−ト75が設けられ
ており、ゲート75の丸い開口部の中に設けられたコー
ン状のエミッタ76の先端部分がゲートに開けられた開
口部から臨んでいる。
【0004】このエミッタ76間のピッチは10ミクロ
ン以下とすることが出来、このようなエミッタを数万な
いし数10万個を1枚の基板71上に設けることが出来
る。このFEC素子においては、ゲート・カソード間の
距離をサブミクロンとすることが出来るため、ゲート・
カソード間に僅か数10ボルトの電圧VGEを印加するこ
とによりエミッタ76から電子を放出することが出来
る。このようにして、エミッタ76から放出された電子
は、ゲート75上に離隔して正電圧VA の印加されたア
ノード77により捕集することが出来る。また、アノー
ド77に蛍光体を設けておくとFEC素子を用いた表示
装置を構成することが出来る。
【0005】ところで、エミッタ76の下に抵抗層73
を設ける理由は次の通りである。一般的なFECにおい
てはコーン状のエミッタの先端とゲートとの距離がサブ
ミクロンという極めて短い距離とされていると共に、数
万個のエミッタが一枚の基板上に設けられるため、製造
の過程において塵埃等によりエミッタとゲートとが短絡
してしまうことがある。このように、ゲートとエミッタ
とのひとつでも短絡していると、カソードとゲートとが
短絡したことになるため、すべてのエミッタに電圧が印
加されなくなり動作不能のFEC素子となってしまって
いた。
【0006】また、FECの初期の動作時に局部的な脱
ガスが生じ、このガスによりエミッタとゲートあるいは
アノード間が放電を起こすことがあり、このため大電流
がカソードに流れてカソードが破壊されることがあっ
た。さらに、多数のエミッタのうち電子の放出しやすい
エミッタから集中して電子が放出されやすいため、その
エミッタに電流が集中することになり、画面上に異常に
明るいスポットが発生することもあった。これらの動作
上の欠点を防止するために、従来は、上記ゲートとエミ
ッタとの間に抵抗層73を設けるようにしているのであ
る。
【0007】すなわち、図11に示すように、抵抗層7
3によりカソード72の電流が抑制されるため、カソー
ド72が破壊されることがない。また、あるエミッタに
電流が集中した場合はそのエミッタに設けられた抵抗層
73の電圧降下が大きくなるため、そのエミッタ電位が
上昇し、そのゲート・カソード間の電圧が下降するよう
になる。そのため、エミッタ電流が低下しエミッタ電流
の集中を防止することができるようになる。したがっ
て、抵抗層73を設けることにより、FEC素子の製造
上の歩留りが向上したり、安定な動作を行わせたりする
ことができるようになる。
【0008】しかしながら、図11に示すFEC素子で
は抵抗層を基板全面に設けているため、エミッタ間を分
離独立して動作させることが困難となり、クロストーク
を発生しやすくなる。このクロストークはFEC素子を
用いた表示装置においては、漏れ発光又はリーク電流と
して現れるようになる。このようなクロストークを防止
するためには、画素毎にエミッタを分離独立して動作で
きるようにすることが必要となる。
【0009】そこで、カソードをストライプ状として複
数に分離し、その上にエミッタを設けるFEC素子が提
案されており、このようなFEC素子を図12に示す。
この図において、ガラス等の基板81の上にストライプ
状のカソードライン82が複数本形成されている。この
カソードライン82が形成された基板81の上には抵抗
層83が蒸着され、この抵抗層83をエッチングするこ
とによりカソードライン82上にのみ抵抗層83を形成
している。
【0010】さらに、抵抗層83の上から基板81上に
絶縁層84を蒸着し、その上にゲートライン85を蒸着
している。そして、ゲートライン85と絶縁層84に設
けた開口部内にエミッタ86を形成することにより、こ
のエミッタ86を抵抗層83上に形成するようにしてい
る。上記ゲートライン85もストライプ状に形成されて
おり、カソードライン82とゲートライン85とで各画
素に対応する複数のエミッタ86によるアレイを走査す
ることが出来るようにされている。
【0011】なお、絶縁層84は二酸化シリコン(Si
2 )が一般に用いられており、抵抗層83の材料とし
てはSnO2 ,In23 ,Fe23 ,ZnO,アモ
ルファスシリコン等が用いられている。さらに、カソー
ドとゲートの導体材料としてはTi,Cr,Nb,M
o,W等が、エミッタの材料としてはMoを用いるのが
一般的である。
【0012】図12に示すFEC素子を用いた表示装置
の例を図13に示す。この図において、ガラス等の基板
81の上にカソードライン82及びその上に抵抗層83
が形成され、このカソードライン82に直交するように
ゲートライン85が形成されている。また、ゲートライ
ン85とカソードライン82とが交差する部分に複数の
エミッタ86からなるアレイが形成されている。このエ
ミッタ86のアレイは画素に対応している。なお、この
図においては絶縁層84は図示されていないが、抵抗層
83の上にゲートライン85と絶縁するよう形成されて
いる。また、91は複数のカソードライン82を順次駆
動するカソード駆動回路、92は複数のゲートラインを
駆動するゲート駆動回路、93は蛍光体の設けられたア
ノード87を駆動する駆動回路である。
【0013】図13に示す表示装置において、例えばカ
ソードライン82の1本がカソード駆動回路91により
駆動されており、この時ゲートライン85に画像データ
が印加されていると、この画像データにより制御された
1本のカソードライン上の画像がアノード87に表示さ
れる。従って、カソードライン82を順次駆動すると共
にゲートライン85に順次画像データを印加するように
すると、アノード87に画像を表示することが出来る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図11に示
すFEC素子においてはカソードを分離して複数本設け
ても、抵抗層によりカソード間が接続されてしまうた
め、カソード間のクロストークが生じる。このクロスト
ークを防止するには抵抗層のパターニングを行う必要が
あるが、抵抗層のパターニングを行って図12に示すよ
うなFEC素子とすると、カソードライン82と抵抗層
83とを足した厚さの段差がその表面に生じるため、F
EC素子の表面の段差が大きなものとなってしまう。す
ると、FEC素子を高電圧で動作させた場合、この段差
のエッジ部で絶縁破壊が起こりFEC素子が破壊される
恐れが生じると云う問題点があった。そこで、本発明は
FEC素子の表面の段差を大きくすることなく抵抗層の
パターニングを行ったのと同じ作用のFEC素子を提供
することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のFEC素子は不純物をドープした高抵抗値
を有するアモルファスシリコンの絶縁層を抵抗層に替え
て形成し、この絶縁層のうちエミッタの形成される部分
のみを、例えばレーザによりアニールすることにより絶
縁層の低抵抗化を局部的に行うようにしたものである。
【0016】
【作用】本発明によれば、抵抗層を形成する絶縁層をパ
ターニングすることなく抵抗層をエミッタの形成される
部分のみに形成することが出来るため、FECの表面の
段差をカソードラインの厚さの僅かな段差だけにするこ
とが出来る。さらに、アニールの程度により抵抗層の抵
抗値を任意の抵抗値に正確に制御することが出来る。
【0017】
【実施例】本発明の第1実施例の電界放出カソード素子
の断面図を図1に示す。この図において、ガラス等の基
板1の上にストライプ状のカソードライン2を蒸着によ
り形成し、このカソードライン2が形成された基板1の
上に第1絶縁層3が形成されている。この第1絶縁層3
は不純物がドープされたアモルファスシリコンあるいは
ポリシリコンの膜からなり、カソードライン2の上に形
成した第1絶縁層3の部分は、後述するようにアニール
により低抵抗化されて抵抗領域4を形成している。
【0018】さらに、この第1の絶縁層3の上に第2絶
縁層5及びゲートライン6を形成し、第2絶縁層5及び
ゲートライン6に作成された多数の開口部の中にはそれ
ぞれコーン状のエミッタ7が形成されている。なお、上
記開口部は抵抗領域4の上にのみ設けられるため、エミ
ッタ7も抵抗領域4上にのみ形成される。この電界放出
カソード素子によれば、第1絶縁層3のカソードライン
2の上の部分だけが局部的な抵抗領域4とされているた
め、後述するように第1絶縁層3をパターニングするこ
となく抵抗領域4を形成することができる。このため、
図示するように電界放出カソード素子の表面の段差をほ
ぼカソードライン2の厚さだけとすることができる。
【0019】図1に示す電界放出カソード素子の上面図
を図2に示す。この図において、点線で示すカソードラ
イン2と実線で示すゲートライン6とはマトリクス状に
形成されており、マトリクスの交差部には複数のエミッ
タ7からなるアレイが形成されている。このカソードラ
イン2とゲートライン6は上記図13で説明したような
カソード駆動回路及びゲート駆動回路によりそれぞれ駆
動される。
【0020】次に、第1絶縁層3のカソードライン2の
上の部分のみをアニールして低抵抗化する手段を図3に
示す。この図において、基板1の上にストライプ状のカ
ソードライン2を形成し、さらにその上から不純物をド
ープした第1絶縁層3を形成する。この状態において、
第1絶縁層3の上に図示するフォトマスク8を被せ、フ
ォトマスク8の上から例えばレーザを照射する。する
と、フォトマスク8を通過したレーザは第1絶縁層3の
カソードライン2上の第1絶縁層3にのみ照射され、こ
の部分の温度が瞬時に上昇する。このため、レーザの照
射された第1絶縁層3の部分がアニールされ、アニール
された部分の抵抗値が低下する。
【0021】したがって、第1絶縁層3のカソードライ
ン2の上の部分のみを図1に示すように抵抗領域4とす
ることができる。なお、レーザとしては、XeClエキ
シマレーザ(波長λ=308nm)を用いるのが好適で
ある。このときのレーザの照射時間は約0.1秒であ
る。また、レーザに変えてランプを用いてアニールして
も良い。さらに、第1絶縁層3は、減圧CVD法、プラ
ズマCVD法、スパッタ蒸着法、電子ビーム蒸着法、抵
抗加熱蒸着法により形成されたアモルファスシリコンあ
るいはポリシリコンの膜により構成すればよい。この場
合、一般に使用されているスパッタ蒸着法またはプラズ
マCVD法で形成されたアモルファスシリコン膜の抵抗
値は約107 〜1012Ωcmであるため、この抵抗値の
高いアモルファスシリコン膜を絶縁層として用いること
ができるのである。
【0022】そして、このような絶縁層にドープする不
純物の材料としては、P,Bi,Ga,In,Tl等を
用いることが出来、このような不純物のドープされた絶
縁層をレーザによりアニールすると、低抵抗化されたア
モルファスシリコンあるいはポリシリコンの膜とするこ
とが出来る。この場合、レーザ照射条件により絶縁層の
抵抗値を101 〜106 Ωcmの任意の抵抗値に調節す
ることができる。このため、アニールされた絶縁層の部
分を所望の抵抗値を有する抵抗として使用することがで
きるのである。
【0023】また、カソードライン2の材料としては、
レーザが照射されて高温となっても材質の変化しないN
b,Ta,W等の高融点材料を使用するようにする。な
お、第2絶縁層5としては、一般にSiO2 をスパッタ
する等により形成されるが、SiO,SiN等の透光性
の材料により第2絶縁層5を形成すれば、第2絶縁層5
の形成後にレーザを照射することも出来る。
【0024】次に、本発明の第2の電界放出カソード素
子の実施例を図4に示す。この図において、ガラス等の
透光性の基板1の上にストライプ状のカソードライン2
を蒸着により形成し、このカソードライン2が形成され
た基板1の上に第1絶縁層3が形成されている。この第
1絶縁層3は不純物がドープされたアモルファスシリコ
ンあるいはポリシリコンの膜からなり、カソードライン
2の上以外に形成された第1絶縁層の部分は後述するよ
うにアニールにより低抵抗化されて抵抗領域4を形成し
ている。
【0025】さらに、この第1の絶縁層3の上に第2絶
縁層5及びゲートライン6を形成し、第2絶縁層5及び
ゲートライン6に作成された多数の開口部の中にはそれ
ぞれコーン状のエミッタ7が形成されている。なお、上
記開口部は抵抗領域4にのみ設けられるため、エミッタ
7も抵抗領域4上にのみ形成される。この電界放出カソ
ード素子によれば、第1絶縁層3のカソードライン2の
間の部分だけが抵抗領域4とされているため、後述する
ように第1絶縁層3をパターニングすることなく局部的
な抵抗領域4を形成することができる。このため、図示
するように電界放出カソード素子の表面の段差をほぼカ
ソードライン2の厚さだけとすることができる。
【0026】図4に示す電界放出カソード素子の上面図
を図5に示す。この図において、点線で示すカソードラ
イン2と実線で示すゲートライン6とはマトリクス状に
形成されており、マトリクスの交差部には複数のエミッ
タ7からなるアレイが形成されている。このカソードラ
イン2とゲートライン6は上記図13で説明したような
カソード駆動回路及びゲート駆動回路によりそれぞれ駆
動される。
【0027】次に、第1絶縁層3のカソードライン2の
間の部分のみをアニールして低抵抗化する手段を図6に
示す。この図において、基板1の上にストライプ状のカ
ソードライン2を形成し、さらにその上から不純物をド
ープした第1絶縁層3を形成する。この状態において、
カソードライン2をフォトマスクとして基板1の下から
第1絶縁層3に、例えばレーザを照射する。すると、カ
ソードライン2の間の部分を通過したレーザが第1絶縁
層3に照射され、照射された部分の温度が瞬時に上昇す
る。ここで、カソードライン2間の分離が必要な部分に
は、あらかじめストライプ状のマスク層を形成するよう
にしてカソードライン間の絶縁をとるようにする。
【0028】このため、レーザの照射された第1絶縁層
3の部分がアニールされ、アニールされた絶縁層3の部
分の抵抗値が低下する。したがって、カソードライン2
の上以外の第1絶縁層3の部分のみを図4に示すように
抵抗領域4とすることができる。なお、レーザはXeC
lエキシマレーザ(波長λ=308nm)を用いるのが
好適である。このときのレーザの照射時間は約0.1秒
である。また、レーザにに変えてランプを用いてアニー
ルしても良い。さらに、第1絶縁層3は、減圧CVD
法、プラズマCVD法、スパッタ蒸着法、電子ビーム蒸
着法、抵抗加熱蒸着法により形成されたアモルファスシ
リコンあるいはポリシリコンの膜により構成されてい
る。
【0029】ところで、一般に使用されるスパッタ蒸着
法またはプラズマCVD法の手段で形成されたアモルフ
ァスシリコンの膜の抵抗値は約107 〜1012Ωcmで
あり、この膜は抵抗値が高いために絶縁層として用いる
ことができる。そして、このような絶縁層にドープする
不純物の材料としては、P,Bi,Ga,In,Tl等
を用いることが出来、不純物のドープされた絶縁層をレ
ーザによりアニールすると、レーザ照射条件によるが絶
縁層の抵抗値を101 〜106Ωcmの抵抗値に調節す
ることができる。このため、アニールされた絶縁層の部
分を所望の抵抗値を有する抵抗として使用することがで
きるのである。
【0030】また、カソードライン2の材料としては、
レーザが照射されて高温となっても材質の変化しないN
b,Ta,W等の高融点材料を使用するようにする。と
ころで、図6に示す電界放出カソード素子においては、
カソードライン2の間を抵抗として用いるようにしたの
で、カソードライン2からエミッタ7までの抵抗領域4
の距離を長くすることができる。このため、容易に大き
な抵抗値を得ることができると共に、抵抗値の調整も容
易に行うことができるようになる。
【0031】本発明の第3実施例の電界放出カソード素
子の断面図を図7に示す。この図において、ガラス等の
透光性の基板1の上にコーン状のエミッタ7が形成され
る部分を取り囲む形で、例えば矩形の孔9を設けたスト
ライプ状のカソードライン2を蒸着およびパターニング
により形成し、このカソードライン2の上部にカソード
ライン2間の分離を行った第1絶縁層3が形成されてい
る。この第1絶縁層3は不純物がドープされたアモルフ
ァスシリコンあるいはポリシリコンの膜からなり、カソ
ードライン2の孔9内に形成された第1絶縁層3の部分
は、後述するようにアニールにより低抵抗化されて抵抗
領域4を形成している。
【0032】さらに、この第1の絶縁層3の上に第2絶
縁層5及びゲートライン6を形成し、第2絶縁層5及び
ゲートライン6に作成された多数の開口部の中にはそれ
ぞれコーン状のエミッタ7が形成されている。なお、上
記開口部は抵抗領域4の上にのみ設けられるため、エミ
ッタ7も抵抗領域4上にのみ形成される。この電界放出
カソード素子によれば、第1絶縁層3のカソードライン
2に隣接する孔9内に位置する部分だけが局部的な抵抗
領域4とされているため、後述するように第1絶縁層3
を高精細にパターニングすることなく局部的な抵抗領域
4を形成することができる。また、図示するように電界
放出カソード素子の表面の段差をほぼカソードライン2
の厚さだけとすることができる。
【0033】図7に示す電界放出カソード素子のストラ
イプ状のカソードライン2の構成を図8に示す。この図
に示すように、カソードライン2と一点鎖線で示すゲー
トライン6とがマトリクス状に形成されるが、カソード
ライン2とゲートライン6とが交差する部分において、
カソードライン2には複数の孔9がパターニングにより
形成される。この孔9は、例えば図示するように矩形状
の形状とされており、このカソードライン2が透光性の
基板1に直接蒸着等により形成されていることから、基
板1の下から光を照射すると、この光はカソードライン
2に形成された孔9を通って上方へ照射されるようにな
る。すなわち、孔9は透光部として作用する。
【0034】次に、図9に図7に示す電界放出カソード
素子の上面図を示す。この図において、点線で示すカソ
ードライン2と実線で示すゲートライン6とは、前記の
通りマトリクス状に形成されており、マトリクスの交差
部の抵抗領域4上には複数のエミッタ7からなるアレイ
が形成されている。このカソードライン2とゲートライ
ン6は前記図13で説明したようなカソード駆動回路及
びゲート駆動回路によりそれぞれ駆動される。
【0035】次に、カソードライン2に形成した孔9内
に位置する第1絶縁層3の部分のみをアニールして低抵
抗化する手段を図10に示す。この図において、基板1
の上にストライプ状のカソードライン2を形成し、パタ
ーニングを行うことによりカソードライン2に複数の孔
9を形成する。さらに、その上から不純物をドープした
第1絶縁層3を形成する。この状態において、カソード
ライン2をフォトマスクとして基板1の下から第1絶縁
層3に、例えばレーザを照射する。すると、カソードラ
イン2に形成された孔9を通過したレーザが、前記孔9
に位置する第1絶縁層3に照射され、照射された部分の
温度が瞬時に上昇する。このため、レーザの照射された
前記第1絶縁層3の部分がアニールされ、アニールされ
た部分の抵抗値が低下する。なお、この場合カソードラ
イン2間の分離が必要な部分には、図示するように予め
第1絶縁層3をストライプ状に形成して、カソードライ
ン2間の絶縁をとるようにすればよい。
【0036】したがって、第1絶縁層3のカソードライ
ン2に形成した孔9内に位置する部分のみを、図7に示
すように抵抗領域4とすることができる。なお、レーザ
としては、XeClエキシマレーザ(波長λ=308n
m)を用いるのが好適である。このときのレーザの照射
時間は約0.1秒である。また、レーザに変えてランプ
を用いてアニールしても良い。さらに、第1絶縁層3
は、減圧CVD法、プラズマCVD法、スパッタ蒸着
法、電子ビーム蒸着法、抵抗加熱蒸着法により形成され
たアモルファスシリコンあるいはポリシリコンの膜によ
り構成されている。ところで、一般に使用されるスパッ
タ蒸着法またはプラズマCVD法で形成されたアモルフ
ァスシリコン膜の抵抗値は約107 〜1012Ωcmであ
り、この膜は抵抗値が高いために絶縁層として用いるこ
とができる。
【0037】そして、このような絶縁層にドープする不
純物の材料としては、P,Bi,Ga,In,Tl等を
用いることが出来、不純物のドープされた絶縁層をレー
ザによりアニールすると、レーザ照射条件によるが絶縁
層の抵抗値を101 〜106Ωcmの任意の抵抗値に調
節することができる。このため、アニールされた絶縁層
の部分を所望の抵抗値を有する抵抗として使用すること
ができるのである。また、カソードライン2の材料とし
ては、レーザが照射されて高温となっても材質の変化し
ないNb,Ta,W等の高融点材料を使用するようにす
る。
【0038】ところで、図7に示す電界放出カソード素
子においては、カソードライン2に形成した孔9内の第
1絶縁層3を抵抗領域4としたため、孔9の枠部からエ
ミッタ7までの抵抗領域4の距離を長くすることができ
る。このため、容易に大きな抵抗値を得ることができる
と共に、抵抗値の調整も容易に行うことができるように
なる。また、カソードライン2とゲートライン6とを精
密に位置合わせすることにより、各エミッタ7の底部毎
に抵抗領域4を形成することもできる。
【0039】なお、前記第3実施例の電界放出カソード
素子において、次のようにしてカソードライン2に形成
した孔9内に位置する第1絶縁層3の部分のみをアニー
ルして低抵抗化してもよい。まず、ストライプ状のカソ
ードライン2に複数の孔9を形成した後、基板1の上全
面に第1絶縁層3を形成する。この状態において、第1
絶縁層3の上に図3に示すようにフォトマスクを被せ、
フォトマスクの上から例えばレーザを照射する。する
と、フォトマスクを通過したレーザは第1絶縁層3のカ
ソードライン2に形成した孔9に位置する部分にのみ照
射され、この部分の温度が瞬時に上昇する。このため、
レーザの照射された第1絶縁層3が局部的にアニールさ
れ、アニールされた部分の抵抗値が低下する。
【0040】このようにして、第1絶縁層3のカソード
ライン2に形成した孔9に位置する部分のみを図7に示
すように抵抗領域4とすることができる。この場合、フ
ォトマスクとしては、カソードライン2に形成した孔9
に対応する部分にだけ透孔部を設けるようにする。これ
により、カソードライン2間に形成されている第1絶縁
層3の部分はアニールされることがないため、前記のよ
うにカソードライン2間の第1絶縁層3を分離しなくて
もよいようになる。従って、この方法によれば、電界放
出カソード素子の表面の段差をカソードラインの厚さだ
けのわずかな段差とすることができる。
【0041】以上、本発明の電界放出カソード素子を説
明したが、図1、図4および図7に示す電界放出カソー
ド素子において、基板毎に行われるアニールによっても
抵抗領域の抵抗値を均一化することが出来るように、基
板の周辺部に第1の絶縁層の形成過程と同時にモニタ用
の絶縁層を形成し、このモニタ用の絶縁層の抵抗値を検
出しながらアニールを行い、所望の抵抗値がモニタ用の
絶縁層から得られたときにアニールを終了するようにす
れば、均一化された抵抗値の抵抗領域を有する電界放出
カソード素子を製造することが出来る。
【0042】また、図1、図4及び図7に示した電界放
出カソード素子を真空容器等に封止して用いるのが一般
的であり、さらに、ゲートの上に離隔して放出された電
子を捕集する蛍光体の塗布されたアノードを設けておけ
ば、電界放出カソード素子を用いた表示装置とすること
が出来る。
【0043】
【発明の効果】本発明のFEC素子は以上のように構成
したので、例えばレーザにより絶縁層の所望の部分をア
ニールして抵抗化することが出来るため、抵抗領域を形
成する絶縁層を高精度にパターニングすることなくカソ
ードとエミッタとの間に局部的な抵抗領域を形成するこ
とが出来る。また、絶縁層の高精度のパターニングを行
わないためFEC素子の表面の段差をカソードラインの
厚さの僅かな段差だけにすることが出来る。さらに、ア
ニールの程度より抵抗層の抵抗値を任意の抵抗値に正確
に制御することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電界放出カソード素子の第1実施例の
断面図である。
【図2】本発明の電界放出カソード素子の第1実施例の
上面図である。
【図3】第1実施例において、部分的にアニールする手
段を示す図である。
【図4】本発明の電界放出カソード素子の第2実施例の
断面図である。
【図5】本発明の電界放出カソード素子の第2実施例の
上面図である。
【図6】第2実施例において、部分的にアニールする手
段を示す図である。
【図7】本発明の電界放出カソード素子の第3実施例の
断面図である。
【図8】本発明の電界放出カソード素子の第3実施例の
カソードラインの構成を示す図である。
【図9】本発明の電界放出カソード素子の第3実施例の
上面図である。
【図10】第3実施例において、部分的にアニールする
手段を示す図である。
【図11】従来の電界放出カソード素子の斜視図であ
る。
【図12】他の従来の電界放出カソードの断面図であ
る。
【図13】従来の電界放出カソードを用いた表示装置の
斜視図である。
【符号の説明】
1,71,81 基板 2,82 カソードライン 3 第1絶縁層 4 抵抗領域 5 第2絶縁層 6,85 ゲートライン 7,76,86 エミッタ 8 フォトマスク 9 孔 72 カソード 73,83 抵抗層 74,84 絶縁層 75 ゲート 77,87 アノード 91 カソード駆動回路 92 ゲート駆動回路 93 アノード駆動回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に形成された複数本のストライプ状
    のカソードと、 該カソードが形成された上記基板表面の全面に形成され
    た第1の絶縁層と、 該第1の絶縁層の上に第2の絶縁層を介して形成された
    ゲートと、 該ゲートと上記第2の絶縁層に設けられた多数の開口部
    内であって、かつ、上記カソードの上の第1の絶縁層上
    にそれぞれ形成された複数のコーン状のエミッタからな
    るエミッタアレイとを備える電界放出カソード素子にお
    いて、 上記第1の絶縁層の、上記エミッタアレイが形成されて
    いる上記カソード上の部分のみ抵抗化されていることを
    特徴とする電界放出カソード素子。
  2. 【請求項2】基板上に形成された複数本のストライプ状
    のカソードと、 該カソードが形成された上記基板表面の全面に形成され
    た第1の絶縁層と、 該第1の絶縁層の上に第2の絶縁層を介して形成された
    ゲートと、 該ゲートと上記第2の絶縁層に設けられた多数の開口部
    内であって、かつ、上記カソード間の第1の絶縁層上に
    それぞれ形成された複数のコーン状のエミッタからなる
    エミッタアレイとを備える電界放出カソード素子におい
    て、 上記第1の絶縁層の、上記エミッタアレイが形成されて
    いる部分のみ抵抗化されていることを特徴とする電界放
    出カソード素子。
  3. 【請求項3】透光性の基板上に形成され、ゲートと交差
    する部分に複数の孔が設けられている複数本のストライ
    プ状のカソードと、 上記基板表面の少なくともカソード上に形成された第1
    の絶縁層と、 該第1の絶縁層の上に第2の絶縁層を介して形成された
    上記ゲートと、 該ゲートと上記第2の絶縁層に設けられた多数の開口部
    内であって、かつ、上記カソードに形成された上記孔内
    の第1の絶縁層上にそれぞれ形成された複数のコーン状
    のエミッタからなるエミッタアレイとを備える電界放出
    カソード素子において、 上記第1の絶縁層の、上記エミッタアレイが形成されて
    いる上記カソードに形成された上記孔内の部分のみが抵
    抗化されていることを特徴とする電界放出カソード素
    子。
  4. 【請求項4】上記第1の絶縁層を形成した後に、上記第
    1の絶縁層の上からフォトマスクを介してレーザまたは
    ランプ等の光線を照射することにより、上記第1の絶縁
    層を抵抗化することを特徴とする請求項1あるいは3に
    記載の電界放出カソード素子。
  5. 【請求項5】上記カソードの導体をフォトマスクとして
    基板の裏側からレーザまたはランプ等の光線を照射する
    ことにより、上記第1の絶縁層を抵抗化することを特徴
    とする請求項2あるいは3記載の電界放出カソード素
    子。
  6. 【請求項6】上記第1の絶縁層が不純物のドープされた
    アモルファスシリコンあるいはポリシリコンの膜からな
    ることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載
    の電界放出カソード素子。
  7. 【請求項7】上記抵抗化された抵抗領域の抵抗率を1×
    101 〜1×106 Ωcmとすることを特徴とする請求
    項1ないし6のいずれかに記載の電界放出カソード素
    子。
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