JP3239285B2 - 電界放出カソードの製造方法 - Google Patents

電界放出カソードの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコールドカソードとして
知られている電界放出カソードに関するものであり、特
に製造歩留を向上させることができる電界放出カソード
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属または半導体表面の印加電界を10
9 [V/m]程度にすると、トンネル効果により電子が
障壁を通過して常温でも真空中に電子放出が行われるよ
うになる。これを電界放出(Field Emission)といい、
このような原理で電子を放出するカソードを電界放出カ
ソード(Field Emission Cathode)と呼んでいる。近
年、半導体加工技術を駆使して、ミクロンサイズの電界
放出カソードからなる面放出型の電界放出カソードを作
成することが可能となっており、電界放出カソードは蛍
光表示装置、電子デバイス、電子顕微鏡や電子ビーム装
置を構成する素子として開発されている。
【0003】図5に、その一例であるエミッタとカソー
ド間に抵抗を有するスピント(Spindt)型と呼ば
れる電界放出カソード(以下、FECと記す)を利用し
た装置の斜視図を示す。この図において、基板100上
にカソード電極層(ライン)101が形成されており、
このカソード電極層101上に、後で述べる製造方法で
形成されるコーン状のエミッタ115が抵抗層102を
介して形成されている。さらに、抵抗層102上に絶縁
層103を介してゲ−ト電極層(ライン)104が設け
られており、ゲート電極層104に設けられた丸い開口
部の中に前記したコーン状のエミッタ115が配置さ
れ、このエミッタ115の先端部分がゲート電極層10
4に開けられた開口部から臨んでいる。
【0004】このエミッタ115間のピッチは10ミク
ロン以下とすることができ、このようなエミッタを数万
ないし数10万個を1枚の基板100上に設け、図示さ
れているようにx、y方向に伸びているカソード電極層
101とゲート電極層104にカソード駆動回路、及び
ゲート駆動回路から走査電圧を印加することによって、
その交点の領域に位置する電界放出素子ブロックから電
子が放出され、対向して配置されているアノード電極1
20に塗布されている蛍光物質を発光するようにしてい
る。
【0005】なお、エミッタ115とカソード電極層1
01間に抵抗層を設けると、製造の過程又は動作時に塵
埃又は衝撃等によって極めて近接して配置されている一
部のエミッタとゲート間が短絡したときでも、エミッタ
に大電流が流れ、溶断したエミッタが周辺に飛散してこ
のエミッタの近傍にある全ての電界放出カソードの機能
を失うという事故を防止することができる。
【0006】さらに、多数のエミッタのうち電子の放出
しやすいエミッタから集中して電子が放出されやすいた
め、そのエミッタに電流が集中することになり、画面上
に異状に明るいスポットが発生することもあったが、こ
れらの動作上の欠点を防止するためにカソードとエミッ
タとの間に抵抗領域を設けることは極めて有効である。
【0007】次に、図6によって上記したようなスピン
ト型のFECの製造過程の一例を説明する。まず、図6
(a)に示すように、ガラス等の基板100の上にカソ
ード電極層101が蒸着により形成されており、さらに
その上に金属材料をスパッタ蒸着して抵抗層102を成
膜する、そしてさらに酸化シリコンによって絶縁層10
3が形成されている。さらに、その上にゲート電極層1
04となるニオブ(Nb)が蒸着され、ゲート電極層1
04上にフォトレジストを塗布した後、図6(b)に示
すようにパターニング及びエッチングを行いゲート電極
層104に開口113が作られる。
【0008】このような積層基板はバッファードフッ酸
(BHF)等でウェットエッチングするか、またはCF
4 反応性イオンエッチング(RIE)することにより絶
縁層103をエッチングし絶縁層103の部分にエミッ
タ115を形成するための穴114を形成する(図6の
C)。次に、図6(C)に示すように、基板100を回
転させながら、斜め方向から剥離層105となるアルミ
ニウムの蒸着を行う。このように斜め蒸着を行うと、剥
離層105は開けた穴の中には蒸着されずにゲート電極
層104の表面にのみ選択的に蒸着されるようになる。
【0009】さらに、図6(d)に示すように剥離層1
05の上からモリブデンの混合物等からなる材料層10
6を電子ビーム蒸着法(EB)によって垂直方向から堆
積させる。すると、この材料層106は絶縁層103に
開けた穴114の中にも堆積し、抵抗層102上に円錐
状のコーンとして堆積され、これがエミッタ115とし
て形成される。この後、ゲート電極層104上の剥離層
105及び材料層106をエッチングにより共に除去す
ると、図6(e)に示すような形状の単体のFECが得
られるようになる。
【0010】図6(e)に示すFECはコーン状のエミ
ッタ115とゲート電極層104との距離をサブミクロ
ンとすることができるため、エミッタ115とゲート電
極層104間にわずか数10ボルトの電圧を印加するこ
とによりエミッタ115から電子を放出させることがで
きるようになる。
【0011】なお、図6(f)に示されているようにゲ
ート電極層104の上面に第2の絶縁層107及び、第
2のゲート電極層108を積層して、上記したようなF
EC製造工程を施行すると、第2ゲート108を収束電
極とするような3極管構造のFECを構成することもで
きる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うな電界放出カソードを多数個基板上に形成し、例えば
表示装置に適応する場合は、図5に示したように上記電
界放出素子と対向する真空中にほぼ200μmの距離を
おいて電子の衝突によって発光するアノード電極120
を設け、電子を放出するエミッタを適当な数を単位とし
てブロックに分割し、この分割されたブロック毎に走査
電圧を印加して画像表示装置とすることが知られてい
る。
【0013】このような表示装置の場合は、画像信号に
対応してブロック化された各電界放出素子を走査するた
めに、上記カソード電極を画素に対応するようにブロッ
クに分割しているが、カソード電極層はほぼ0.2μm
程度の厚みがあり、この厚みによってブロックに分割し
たときに各ブロックとブロックの間に積層される絶縁層
やゲート電極層の部分に凹凸の段差が生じ、この段差部
の膜質は段差のない部分に比べてあるため、条件によっ
てこの部分に亀裂が入るという問題がある。
【0014】すなわち、図7に拡大して示されているよ
うに、基板100上に所定の領域でブロック化されてい
るカソード電極層101を蒸着し、その上に抵抗層とな
るアモルファスシリコン層102と絶縁層103を成膜
すると共に、さらにその上面にゲート電極層104とな
るニオブが蒸着され積層基板が構成される。そして、前
記したスピントの製造方法によって、エミッタが形成さ
れカソード電極の上に所定の数の電界放出カソードが構
築されるが、カソ−ド電極層の領域LC と、隣接するカ
ソード電極間Lの範囲は図示されているようにカソード
電極層101の厚みによって凹凸状の段差が生じ、特に
最上層に蒸着されるゲート電極層104の部分に凹状の
沈み込みが生じる。
【0015】そして、この沈み込んだ領域にゲート電極
となる薄膜のニオブを蒸着すると、その段差によってQ
点に示される位置に亀裂が生じ、この状態で電界放出素
子を形成するパターニングやエッチングが実行される
と、亀裂下部のエッチングによる断線や素子の内部応力
によって歪みが発生し、ブロック化された各電界放出素
子の特性が不均一になり、表示面にむらが生じる不合格
品が多発するという製造方法としては極めて歩留の悪い
ものになるという問題が生じる。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上記したような
製造上の問題点が解消されるようにした電界放出カソー
ドを提供することを目的としてなされたもので、基板上
に例えばプラズマCVD法によってn又はp型アモルフ
ァスシリコン層を成膜し、前記n又はp型アモルファス
シリコン層の所定の位置をレーザ光線によるアニールに
よって多結晶化することによりカソード電極を形成する
と共に、上記n又はp型アモルファスシリコン層の上面
にスピントの方法によってエミッタ、及びゲート電極を
形成することによって電界放出カソードを構成する。
【0017】
【作用】基板上にプラズマCVD法等によって蒸着され
たn又はp型アモルファスシリコン層は、たとえば燐又
はホウ素がドープされることによって、その抵抗率が1
2 〜106 Ω/cmであり、エミッタの電流を抑制す
る抵抗層として動作するが、このn又はp型アモルファ
スシリコン層の所定の領域をレーザによってアニールす
ると、アニールされた部分は熱エネルギーによってアモ
ルファスの状態から多結晶化され、その抵抗率が10-1
ないし10-3Ω/cmの導電体に変化する。したがっ
て、このアニールされた領域をカソード電極として絶縁
層、ゲート電極層を蒸着すると,積層基板は平坦な形状
になり、凹凸の部分がなくなることによって特性の揃っ
た電界放出素子を構築することができる。
【0018】
【実施例】図1、及び第2図は本発明の電界放出カソー
ドを製造する工程を示したもので、まずガラス基板12
1の一方の面に燐をドープしたn又はp型アモルファス
シリコン層122をプラズマCVD法によって成膜す
る。
【0019】このn型アモルフアスシリコン層はガス種
としてはSi4 あるいはSi26 にPH3 を数%か
ら数十%混合してプラズマ分解を行い、抵抗率が102
〜106 Ω/cmのn型アモルファスシリコン層として
成膜したものであり、図1(a)に示すようにFECの
抵抗層となるものである。なお、ド−プ材としては燐の
他に、砒素(As)等を混入することができる。また、
p型のドープ材としてはホウ素(B 2 6 の他にガリ
ウム(Ga)、インジウム(In)等を混入することが
できる。
【0020】そして、図1(b)に示すように、例えば
エキシマレーザLp(波長308nm)を照射して所定
の領域を瞬間的に加熱するアニール処理を行い、このn
又はp型アモルファスシリコン層122のレーザが照射
されている部分をアモルファス状態から多結晶化する
と、ドープされている燐が活性化され、アニール処理さ
れた領域123が抵抗率10-1〜10-3Ω/Cmの導電
体に変化する。
【0021】このようにガラス基板上に配置されている
n又はp型アモルファスシリコン層122にアニール処
理を施した後、図1(c)に示すように例えばSiO2
からは絶縁層124、及びニオブ等からなるゲート電極
層125を成膜し、前記図6に示したようにFECを成
形する工程、すなわちゲート電極層125の所定位置に
マスクをかけてフォトレジスト層126を形成し、エッ
チングによりゲート電極層125に穴を開け(図1の
d)、次に図2(e)に示すように斜め蒸着によって剥
離層207となるAlを蒸着し、この開口部から等方性
エッチングによって絶縁層124に穴を開ける。そし
て、この穴からモリブデン等からなるエミッタ材料層を
電子ビーム蒸着方法等によって堆積させると、図2
(f)に示すように先端が円錐形状とされたコーン状の
エミッタ115がn又はp型のアモルファスシリコン層
122の上に形成される。そして、その後は従来の製造
方法と同様にレジスト層126及び剥離層127を除去
することによって本発明のFECが形成される。(図2
のg)
【0022】本発明の電界放出カソードは上記したよう
にn又はp型アモルファスシリコン層122によって抵
抗層を形成し、このn又はp型アモルファスシリコン層
122の所定の位置にレーザアニールをかけることによ
って、n又はp型アモルファスシリコン層にアモルファ
スシリコンから多結晶化する際ドープ材料を活性化して
良導電体に変化するようにしているので、この導電体部
分をカソード電極領域123としてすることができる。
そのため、各エミッタはこのカソード電極領域123と
抵抗層を構成しているn又はp型アモルファスシリコン
層を介して接続されることになる。
【0023】本発明のFEC構造ではその積層基板の状
態では全ての層が平坦になり、従来のFECにみられよ
うにカソード電極に対応する部分の上面が盛り上がった
積層状態になることがないから、FECを製造する各種
のプロセスが平坦な面で実行され、ゲート電極の厚み
や、エミッタの高さなどが均一となるように構成するこ
とができる。
【0024】上記n又はp型アモルファスシリコン層に
よって形成される抵抗層をレーザアニールすることによ
って構成されるカソード電極領域123の形状は、例え
ば図3に示されているように、数10個の電界放出カソ
ード素子128をグループとして分割されたブロック1
29を囲むようなパターンにすることができる。又、表
示装置の場合はこのカソード電極123の形状を、図5
に示したように帯状のカソード電極層101となるよう
に構成することもできる。
【0025】ところで、図2(g)に示されているよう
に基板上にカソード電極を配置すると、ブロック内にあ
る各エミッタがn又はp型アモルファスシリコン層から
なる抵抗層を介してカソード電極に接続される経路長が
異なるという問題が残る。そこで、次に示す図4のよう
に積層基板を構成すると帯状のカソード電極層の上に均
質な抵抗層を有するFECを構成することができる。
【0026】すなわち、図4に示すようにガラス等の基
板131上に不純物が混入されている絶縁性のアモルフ
ァスシリコン、又はポリシリコンをスパッタ蒸着法まは
たプラズマCVD法で被膜して第1の絶縁層132を形
成する。そして、この第1の絶縁層132の所定の範囲
Bをエキシマレーザ等のよってアニールすると、アモル
ファスシリコンからなる層の一部が結晶化され、抵抗率
が10-1〜10-3Ω/cm程度の導電領域133が結晶
化される。そして、図4に示すようにこの導電領域13
3の上面に減圧CVD法によって前記したn又はp型の
アモルファスシリコン層134を蒸着し、さらにその上
方に図1及び図2で示したように絶縁層135、ゲート
電極層136を成膜する。
【0027】そして、前記図1及び図2で説明した方法
で、絶縁層135に穴を開け、この穴からモリブデン等
の堆積によってエミッタを形成するものであるが、本実
施例の場合はこのエミッタを堆積する前に図1(c)に
示されているように、絶縁層135に穴が開けられた後
にレーザLPを照射し、n又はp型アモルファスシリコ
ン層134で形成されている部分に局所的に抵抗領域1
37を形成するレーザアニールを行う。すると交差斜線
で示されているようにアニ−ルを行ったn又はp型アモ
ルファスシリコン層134の一部が局所的に抵抗領域1
37に変化し、抵抗率が102 〜106 Ω/cm程度の
範囲となるような抵抗を示す。
【0028】なお、この抵抗率を正確に実現するため
に、積層基板上のn又はp型アモルフアスシリコン層1
34の一部領域にテスト領域を設けておき、このテスト
領域の抵抗変化を監視しながらレーザアニールの時間、
強度等を調整しながら行うことが好ましい。そして、上
記したレーザアニールによって抵抗領域137が形成さ
れたあと、前記したようにモリブデン材料を電子ビーム
蒸着によって垂直方向から堆積し、エミッタ115を絶
縁層の穴の中に堆積する。
【0029】したがって、この実施例の場合は図4
(d)に示されているようにアニールによって形成され
たカソード電極領域133の上方に同じくアニールによ
って構成されている抵抗領域137が設けられ、この抵
抗領域137の上がコーン状のエミッタ115となるF
ECとすることができる。
【0030】本実施例ではカソード電極領域133の上
方に載置されている全てのエミッタ115はカソード電
極領域133に対して同一の抵抗領域137を介して接
続されることになり、このカソード電極領域133を走
査電極として制御するときに、各エミッタの電位を完全
に同一に保つことができる。
【0031】なお、上記実施例はレーザアニールを行う
際に積層基板の上方からレーザを照射しているが、ガラ
ス基板の透過性を利用して基板の裏側からカソード電極
層となる部分をアニール加工によって形成することもで
きる。したがって、前記図1、図2、及び図4に示した
製造方法では、最終的にFECを完成したのちカソード
電極領域123、又は133を形成することも可能にな
る。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以上のようにガラス基板上に
形成されるカソード電極がn又はp型アモルファスシリ
コン層をレーザアニールすることによって構成されてい
るため、FECを構成する各種の構成材料を積層すると
きに、これらの各層を平坦な状態で加工処理することが
できる。したがって、従来のように積層基板を形成する
際にカソード電極が盛り上がることによって生じる各種
の弊害が解消され、欠陥のない均質な電界放出カソード
の製造を歩留まり良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電界放出カソードの製造工程を示す前
半の説明図である。
【図2】本発明の電界放出カソードの製造工程を示す後
半の説明図である。
【図3】レーザアニールによって形成されるカソード電
極の説明図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す電界放出カソードの
製造過程を示す説明図である。
【図5】電界放出カソードを使用する装置の一例を示す
斜視図である。
【図6】従来の電界放出カソードの製造方法を示す説明
図である。
【図7】従来の製造方法で生じる積層基板の凹凸の拡大
した断面図である。
【符号の説明】
121,131 基板 122 n又はp型アモルファスシリコン層 123 カソード電極領域 123 絶縁層 125 ゲート電極層 115 エミッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大津 和佳 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株 式会社内 (56)参考文献 特開 平4−229922(JP,A) 特開 平7−14500(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 9/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上にプラズマCVD法、又は減圧C
    VD法等によってn又はp型アモルファスシリコン層を
    成膜し、前記n又はp型アモルファスシリコン層の所定
    の位置をレーザアニールによって多結晶化することによ
    りカソード電極領域を形成すると共に、上記n又はp型
    アモルファスシリコン層の上面に少なくとも絶縁層、ゲ
    ート電極層を成膜し、所定の位置をエッチング、および
    蒸着するFEC製造工程によって多数のエミッタ、およ
    びゲート電極を形成することを特徴とする電界放出カソ
    ードの製造方法。
  2. 【請求項2】 上記カソード電極は、上記エミッタの複
    数個を取り巻くように形成されることを特徴とする請求
    項1に記載の電界放出カソードの製造方法。
  3. 【請求項3】 上記n型アモルファスシリコン層はガス
    種としてSi4 、又はSi26 にPH3 を、又p型
    アモルファスシリコン層はガス種として i 4 、又は
    Si 2 6 26 を混合してプラズマ分解を行い
    抵抗率が102 Ω/cm〜106 Ω/cmとされている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電界放出カソ
    ードの製造方法。
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