JPH0773396B2 - カラオケ演奏装置 - Google Patents

カラオケ演奏装置

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JPH0773396B2
JPH0773396B2 JP3221159A JP22115991A JPH0773396B2 JP H0773396 B2 JPH0773396 B2 JP H0773396B2 JP 3221159 A JP3221159 A JP 3221159A JP 22115991 A JP22115991 A JP 22115991A JP H0773396 B2 JPH0773396 B2 JP H0773396B2
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JP
Japan
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stage
speaker
top plate
karaoke
signal
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JP3221159A
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JPH066883A (ja
Inventor
茂貴 鷲沢
Original Assignee
日本コロムビア株式会社
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  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラオケ伴奏音楽のリ
ズムを身体で感じながら歌うことができるカラオケ演奏
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年カラオケ関連商品は広く普及し、ス
ナックや家庭だけでなく、カラオケ・ボックスなどでも
気軽にカラオケ演奏を楽しむ機会が増えている。カラオ
ケ演奏において、低音再生能力を高め、臨場感ある演奏
を楽しむには大型で高価なスピーカ・システムを据置し
なければならない。また、素人にとっては伴奏音楽のリ
ズムにのって自分の歌声を合わせていくことが難しく、
レーザー・ディスク等の映像画面を含むカラオケ演奏で
は画面に文字表示された歌詞の色表示を変化させること
により、伴奏のリズムに遅れないような方法が行われて
いる。しかしながら、素人がカラオケ伴奏音楽をバック
に歌おうとすると、伴奏のテンポに乗り遅れがちで、リ
ズムにのって歌うことが難しいという欠点があった。ま
た低音豊かな臨場感のある再生を行うには大型のスピー
カ・システムを据置する必要があり、狭い室内ではその
スペースを確保するのに苦労するという欠点もあった。
これらを解決するために、伴奏のリズムを身体でも振動
として感じながらステージの上でカラオケ演奏を楽しむ
ことができるように、床に面する部分に対して少なくて
も上面板を上下方向に振動可能に形成したステージ用の
筐体を設け、この筐体内に振動ユニットを取り付けて筐
体の上面板を振動させた構成(特開昭60−13078
5号公報)や、ステージ内にスピーカが設けられ、この
スピーカによる再生音の空気振動でステージ上面を振動
させる構成(実公昭63−49978号公報)としたも
のがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構成
によるステージは、その上面板が振動しやすいように、
弾性支持体で上面板を支持する構成や、上面板を広い板
面で構成している。そのため、ステージ上面板の加重に
対する強度が低下するので、ステージ上での歌手の動作
は大きく制約されてしまう欠点があった。また、ステー
ジ上面板からの振動を大きくして、はっきりとしたリズ
ム感を得ようとする場合、リズム感をよく感じられる周
波数とそれ以外の周波数のレベルも一緒に上昇する。そ
して、リズム感をよく感じられる周波数以外の周波数の
なかには、身体に不快感を感じる周波数も含まれてお
り、これらはあるレベルを越えると急激に不快感が高ま
る。そのため、ステージ上面板の振動レベルの調整範囲
にも制約が生じてしまう問題があった。本発明の目的
は、ステージ上で歌手が激しい振り付けをしながら歌っ
ても支障の起きない構造とするとともに、リズム感の得
られる振動を強調することのできる装置を提供するもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明では、
伴奏信号から抽出した低周波信号によりステージ上面を
振動させる振動手段は、伴奏信号から抽出した低周波信
号を印加するスピーカと、スピーカを組み込んだステー
ジ形のスピーカ・キャビネットからなり、スピーカ・キ
ャビネットは、ステージを形成する上面板と、この上面
板と底面板との間を仕切板によって仕切って上面板を支
えるとともにスピーカ背面の低音増強回路の音道を形成
し、低音増強回路の音道とスピーカの前面の音道とを合
成して開口部に接続したもので、この開口部より低音域
の音の放射をするとともに、低音増強回路の音響インピ
ーダンスのピーク値をリズム感をよく感じる周波数に同
調させたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】再生する周波数の波長に対して十分な開口面積
が得られない開口部を有する音道によって低音増強回路
を形成したエンクロージャでは、その低音増強回路によ
って再生できる周波数領域において、音道と開口端では
音の伝わり方が急激に変化するため開口面での反射が大
きくなる。そのため、音響インピーダンスは急峻なピー
クとディップを繰り返しながら周波数の上昇とともに漸
次収束する。そして、音響インピーダンスのピーク値で
は音道が振動を起こしやすくなる。本発明ではこの点に
着目し、この音響インピーダンスのピーク値をリズム感
をよく感じられる周波数に同調させることにより、ステ
ージ上面板を振動させるようにしたものである。そし
て、ステージを形成する上面板と、この上面板と底面板
との間を仕切板によって仕切って上面板を支えることに
より、ステージを形成する上面板を補強し、ステージ上
で歌手が激しい振り付けをしながら歌っても支障の起き
ない強度を得るようにしたものである。
【0006】
【実施例】以下、図面を用いて本発明によるカラオケ演
奏装置を詳細に説明する。図1は本発明によるカラオケ
演奏装置の一実施例を示すスピーカ配置図及び回路構成
図である。ミュージック・テープ,コンパクト・ディス
ク,レーザー・ディスク等に録音されたカラオケ・ソー
スを再生する機器群1からの楽音信号を増幅器2とアッ
テネータ3を介して分岐し、一方を加算回路9に加え、
もう一方をローパスフィルタ12に加える。
【0007】カラオケ演奏する室内15で歌い手16に
よる歌声をマイクロホン4で収音した音声信号を増幅器
5及びアッテネータ6を介して分岐し、一方を加算回路
9に加え、もう一方を残響処理回路7とアッテネータ8
で適当なレベルの残響を付加し、加算回路9へ加える。
【0008】カラオケ伴奏音楽に残響を付加しエコー処
理された歌声信号をミックスした加算回路9の出力信号
をアッテネータ10と出力増幅器11でレベル調整後増
幅し、拡声用スピーカ17及び18に加え、拡声音とし
て室内15へ放射する。
【0009】一方、カラオケ伴奏信号から抽出したロー
パスフィルタ12からの重低音信号をアッテネータ13
及び出力増幅器14を介してステージ形スピーカ・シス
テム19に内臓の低音用スピーカを駆動することによ
り、床面19aに振動を与えると共に音響ポート19
b,19cから室内15へ重低音が放射される。
【0010】図2は、図1のステージ形スピーカ・シス
テム19の内部構造を示す断面図である。カラオケ伴奏
信号をローパスフィルタ12を介して百数十ヘルツ以下
にした低周波信号は、低音用スピーカ・ユニット20へ
加えられる。スピーカ・ユニット20の振動板の背面か
らの音は、仕切板21による特殊な構造の音響迷路22
を通過することによって増強される。そして、その背面
音とスピーカ・ユニット20の振動板の前面からの音と
を合成し、音響ポート19b及び19cから室内へ放射
する。音響ポート19b及び19cの開口面は、放射さ
れる低音の周波数の波長に対して十分な大きさが得られ
ないので、開口端で急に音の伝わり方が変化し、音響イ
ンピーダンスに急峻なピークやディップを生ずる。例え
ば、音響迷路22をバックロードホーンに形成し、音響
インピーダンスがピーク値を示す最低の周波数(fl)
をリズム感の良く得られる40HZに調整すると、n・
fl(n:整数)に音響インピーダンスのピークが出現
するので、80HZ、120HZ、160HZが音響イ
ンピーダンスのピーク値となり、この周波数において音
響ポート19b及び19cからの放射音圧が増強される
とともにステージ形スピーカ・システム19の振動も増
強される。
【0011】また、仕切板21はステージ床面19aを
支持補強する役割を果し、音響迷路22は通過する低周
波音波によってステージ床面19aに重低音振動を与え
る役割をも果す。カラオケ演奏時の低周波成分は、ステ
ージを兼用した内容積の大きい低音増強を施したステー
ジ形スピーカ・システム19から再生されるので、低音
豊かな臨場感ある演奏を楽しむことができる。
【0012】従って、場内拡声用としては、中・高音の
みを再生できれば良いことから、壁掛け用の様な小型・
軽量の拡声用スピーカ17,18を備えれば良く、部屋
のスペースを有効に活用することができる。しかも、ド
ラム・ベース等のリズム・セクションの低周波成分がス
テージ床面19aを通じて歌い手に体感振動として伝わ
るので、リズムを体感しながら歌うことができ、伴奏の
テンポに乗り易く、素人でも歌い易くなる利点がある。
【0013】
【発明の効果】以上本発明によれば、リズム・セクショ
ンの振動を強調することができる。また、ステージを形
成する上面板は、この上面板と底面板との間に仕切板が
入って上面板を補強しているので、ステージ上で歌手が
激しい振り付けをしながら歌っても支障の起きない強度
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すスピーカ配置図と回路
構成図。
【図2】図1の一実施例で使用するステージ型スピーカ
・システムの内部構造を示す断面図。
【符号の説明】
1 機器群 2,5 増幅器 3,6,8,10,13 アッテネータ 4 マイクロホン 7 残響処理回路 9 加算回路 11,14 出力増幅器 12 ローパスフィルタ 15 室内 16 歌手 17,18 拡声用スピーカ 19 ステージ形スピーカシステム 19a 床面 19b,19c 音響ポート 20 スピーカユニット 21 仕切板 22 音響迷路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラオケ・ソースの伴奏信号とマイクロ
    ホン入力の歌い手の音声信号を加算する加算手段と、前
    記加算された再生出力信号を場内拡声用スピーカより再
    生する手段と、前記伴奏信号より抽出した低周波信号に
    よりステージ上面を振動させる振動手段とを備えたカラ
    オケ演奏装置において、前記ステージ上面を振動させる
    振動手段は、前記伴奏信号から抽出した低周波信号を印
    加するスピーカと、該スピーカを組み込んだステージ形
    のスピーカ・キャビネットとからなり、該スピーカ・キ
    ャビネットは前記ステージを形成する上面板と、該上面
    板と底面板を連結する仕切板によって前記上面板を支え
    るとともに前記スピーカの背面の低音増強回路の音道を
    形成し、該低音増強回路の音道と前記スピーカの前面の
    音道とを合成して開口部に接続することを特徴としたカ
    ラオケ演奏装置。
JP3221159A 1991-08-07 1991-08-07 カラオケ演奏装置 Expired - Lifetime JPH0773396B2 (ja)

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JPH066883A JPH066883A (ja) 1994-01-14
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JP4540835B2 (ja) * 2000-12-07 2010-09-08 株式会社平和 遊技音響装置
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JPS60130785A (ja) * 1983-12-19 1985-07-12 ボデイソニツク株式会社 リズム体感装置
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