JPH077295U - 聴覚情報伝達装置の音量調節装置 - Google Patents

聴覚情報伝達装置の音量調節装置

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JPH077295U
JPH077295U JP3786893U JP3786893U JPH077295U JP H077295 U JPH077295 U JP H077295U JP 3786893 U JP3786893 U JP 3786893U JP 3786893 U JP3786893 U JP 3786893U JP H077295 U JPH077295 U JP H077295U
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JP3786893U
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Inventor
美男 高橋
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Aichi Corp
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Aichi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業者が音量調節を行うことなく、昼夜の別
および、他の騒音の大小等、作業環境の変化に応じて聴
覚情報伝達装置の発する音量を調節することができる聴
覚情報伝達装置の音量調節装置を得る。 【構成】 作業装置の作動状態等を音若しくは疑似音声
により作業者に知らせる聴覚情報伝達装置の一つである
ボイスガイドシステムと、騒音検出手段23と照度検出
手段22からの検出信号に基づいてボイスガイドの音量
を調節するコントローラ22とを有している。これによ
り、作業環境に応じたボイスガイドの音量を得ることが
でき、作業環境が変化しても作業者による作業装置の誤
作動を未然に防止することができると共に、作業現場近
隣への騒音を最小限に抑えることができる。また、作業
時に作業者によるボイスガイドシステムの音量調節操作
が不要となるため、作業効率の向上を図ることができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、作業装置の作動状態等を音若しくは疑似音声により作業者に知らせ る聴覚情報伝達装置に関し、さらには、作業環境に応じて聴覚情報伝達装置が発 する音量を調節することのできる聴覚情報伝達装置の音量調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車体上に伸縮、起伏作動が自在なブームを配設し、このブームの先端に作業台 を備えた高所作業車においては、作業時には車体に備えられたジャッキを伸長さ せて車体を安定させた後、ブームを起仰、伸長させることにより作業台を任意の 作業位置に移動させて作業を行う。このようなジャッキあるいはブーム等の作業 装置を備えた高所作業車においては、各作業装置の安全な作業範囲を超える作動 を行った場合に疑似音声によって作業者に注意を促すボイスアラームシステムや 各作業装置の操作装置を操作した場合に、作業装置の作動に先立って作動内容を 作業者に知らせることにより作業装置の誤作動を防止するボイスガイドシステム を備えているものがある。なお、以下これらのボイスアラームシステムやボイス ガイドシステムを聴覚情報伝達装置と称する。
【0003】 ここで、このボイスアラームシステムやボイスガイドシステムの音量は、音量 スイッチによって切換可能に構成され、昼間の工事現場等の他の騒音も大きい場 所で作業を行う場合には、作業者によく聞こえるように音量を大きくし、夜間に おいて他の騒音がない場所で作業を行う場合には、近隣への騒音を最小限に抑え るために音量を小さくする。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このボイスガイドシステム等の音量調節は、作業者が手動によ って行わなければならず、周囲の騒音が変化する場合などはいちいち音量調節を 行わなければならないため、作業効率が低下するという問題があった。また、音 量スイッチの銘板が汚れると他のスイッチと区別できなくなるため、作業者が音 量の調節を行わなくなり、特に夜間において作業中のボイスガイドシステム等の 音が大きいために作業現場の近隣への騒音が大きくなるという問題もあった。
【0005】 本考案は、このような問題に鑑みてなされたものであり、作業者が音量調節を 行うことなく、昼夜の別および、他の騒音の大小等、作業環境の変化に応じて聴 覚情報伝達装置の発する音量を調節することができる聴覚情報伝達装置の音量調 節装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案の聴覚情報伝達装置の音量調節装置にお いては、車体に備えられた作業装置の作動状態等を音若しくは疑似音声により作 業者に知らせる聴覚情報伝達装置と、騒音検出手段と照度検出手段からの検出信 号に基づいて聴覚情報伝達装置が発する音量を変化させる制御を行うコントロー ラとを有している。
【0007】
【作用】
このような聴覚情報伝達装置の音量調節装置においては、作業現場の照度が高 くなるにつれて聴覚情報伝達装置の音量を大きくすることができるとともに、作 業現場周辺の騒音が大きくなるにつれて聴覚情報伝達装置の音量を大きくするこ とができる。このため、作業者が音量を調節することなく、作業環境に応じた聴 覚情報伝達装置の音量を得ることができる。
【0008】
【実施例】
以下本考案の好ましい実施例について図を参照しながら説明する。まず、図2 は、本考案に係る聴覚情報伝達装置の1つであるボイスガイドシステムを備えた 高所作業車を示している。この高所作業車10の車体11の後部には、車体11 に対して水平旋回が自在な旋回台12が配設されている。この旋回台12の上部 には、テレスコピック(入れ子式)に伸縮自在に構成されたブーム13が起伏自 在に取り付けられている。さらに、ブーム13の先端には、作業台14が水平に 取り付けられており、この作業台14に搭乗した作業者は、旋回台12やブーム 13の作動を通じて任意の高所に移動することができる。そして、ブーム13が 起仰、伸長作動すると、車体11にはブーム13や作業台14の重量に基づくモ ーメントが車体11を転倒させる方向に作用する。そこで、車体11を地面に対 して支持するために、車体11の前後左右の4箇所にはジャッキ15が取り付け られている。
【0009】 ここで、この旋回台12、ブーム13およびジャッキ15等は請求項に記載の 作業装置に相当するものである。そして、旋回台12の旋回作動やブーム13の 起伏、伸縮作動並びにジャッキ15の伸縮作動は、油圧モータ、油圧シリンダ等 の油圧アクチェータによってなされる。これらの油圧アクチェータの作動は、車 体11に備えられた油圧ポンプ(図示せず)から供給される作動油の給排制御を 行うことによって行われる。この作動油の給排制御は油圧ポンプと各油圧アクチ ェータの間に備えられた制御バルブ(図示せず)によってなされるが、この制御 バルブは、車体11および作業台14に備えられた操作ユニット(操作手段)1 6、16の操作レバー(操作装置)16a、16aを操作することにより作動す るように構成されている。
【0010】 操作レバー16aは、ブーム伸縮シリンダ、ブーム起伏シリンダ、ジャッキ伸 縮シリンダ等の油圧アクチェータの数に応じて設けられており、操作ユニット1 6に対して揺動自在に構成されている。操作レバー16aは、通常はスプリング 等の付勢力により初期位置を維持するように構成されている。そして操作レバー 16aを初期位置から倒伏させることにより制御バルブの開閉を行い、所望の油 圧アクチェータの作動を行う。ここで、これらの操作レバー16aは、操作時の 操作性および安全性を考慮して、操作レバー16aの倒伏作動を開始してから制 御バルブの開閉作動を開始するまでに一定量の不作動範囲(いわゆる「遊び」) を有するように構成されている。
【0011】 このような高所作業車においては、作業時の操作性を向上させるために、関連 した作動(例えばブームの伸縮作動と起伏作動)を行うための操作レバーは一箇 所に集中して配設されている。そして、近接して配設された複数の操作レバーの 誤操作を防止するために、ボイスガイドシステムが備えられている。このボイス ガイドシステムは、操作レバーの操作時において操作レバーが不作動範囲にある 場合にその操作レバーの操作によって作動する各作業装置の作動を疑似音声によ って作業者に知らせることができるようにしたものである。
【0012】 作業者が操作レバーを操作して作業装置を作動させる場合に、作業装置の作動 中は作業者は操作レバーを見ながら操作せずに、作動中の作業装置の移動部(例 えばブームの先端等)を見ながら操作レバーを操作することが多い。そこで、操 作レバーの操作時において操作レバーが不作動範囲に位置した時点、すなわち、 操作レバーを若干量操作した時点で、その操作によって作動する作業装置の作動 内容を疑似音声により作業者に知らせる。例えば、ブーム伸長用の操作レバーを 操作した場合は、制御バルブの開閉を行うことにより実際に油圧シリンダがブー ムの伸長作動を行う前に、「ブームが伸長します」等の内容の疑似音声によるボ イスガイドをスピーカ17により発する。これにより、作業者は実際に作業装置 が作動する前に自己の操作内容を把握することができるため、作業装置の誤操作 を未然に防止することができる。
【0013】 ここで、作業現場の周囲の環境によっては、ボイスガイドの音量が一定では適 切でないことがある。例えば、昼間自らの作業装置のみを使用して作業を行う環 境に音量を合わせておくと、他の作業装置も作動させた場合には他の作業装置の 発する騒音により、ボイスガイドが聞こえなくなることがある。そこで、音量を 大きく設定すると、夜間、住宅地等で作業を行う場合にはボイスガイドが大きす ぎて、不必要な騒音を発することになり、作業現場の近隣に迷惑をかけることと なる。そこで、本考案に係る聴覚情報伝達装置の音量調節装置により適切な音量 でボイスガイドを行うようにする。以下、図1を加えて本考案に係る作業装置の 作動警報装置を説明する。
【0014】 この音量調節装置は、作業装置周辺の照度(日射)を検出する照度検出手段2 2、作業装置周辺の騒音を検出する騒音検出手段23および操作レバー16aが 不作動範囲にあることを検出する操作検出手段24が備えられている。そして、 各検出手段22、23、24からの検出信号に基づいてコントローラ20により 制御を行い、適切な内容のボイスガイドを適切な音量でスピーカ17から出力す る。ここで、ボイスガイドの内容は、どの操作レバー16aが操作されたかを操 作検出手段24からの操作信号に基づいて、コントローラ20に内蔵されたボイ スガイド出力器21が出力する出力信号により行われる。
【0015】 また、ボイスガイドの音量は、照度検出手段22および騒音検出手段23から の検出信号に基づいて、コントローラ20により制御される。照度検出手段22 は、日射の有無を検出することにより作業現場が昼間か夜間かの検出を行う。ま た、騒音検出手段23は、作業現場における他の騒音が大きいか小さいかの検出 を行う。そして、コントローラ20は、これらの検出信号に基づいて、ボイスガ イドの音量を大、中、小の3段階に調節する制御を行う。
【0016】 ここで、夜間においては作業現場周辺の騒音は低いことが多いため、原則とし て音量を「小」に制御し、昼間においては作業現場周辺に多少の騒音が発生して いることが多いため、原則として音量を「中」に制御する。そして、周辺で大き な他の騒音が発生している場合には、そのままの音量では作業者がボイスガイド を聞き取ることができない恐れがあるため、騒音検出手段23からの検出信号に 基づいて、それぞれ1段階ずつ音量を上げる。すなわち、夜間においては音量を 「中」に制御し、昼間においては音量を「大」に制御する。
【0017】 ここで、照度検出手段22および騒音検出手段23によって検出された各値に おけるボイスガイドの出力レベルを、音量「大」の場合を「3」、「中」の場合 を「2」、「小」の場合を「1」として表1に表す。
【0018】
【表1】
【0019】 これにより照度の低下している夜間においては、ボイスガイドの音量を低く抑 えることができ、照度の高い昼間においては音量を大きくすることができる。ま た、作業装置周辺で他の騒音が発生している場合には、照度の変化による音量の 調節と平行して、その騒音が大きくなるにつれてボイスガイドの音量を大きくす ることができる。したがって、夜間における作業の際でも作業現場近隣へのボイ スガイドにより生じる騒音を抑えることができ、他の作業等による騒音が発生し ている場合であっても、作業環境に応じた適切な音量によって作業者にボイスガ イドを行うことができる。
【0020】 なお、上記の実施例においては、ボイスガイドシステムの音量の調節は、コン トローラによって制御される場合に付いて説明しているが、作業者が任意に音量 を調節することのできる音量調節スイッチを別途設け、コントローラによる音量 調節を補完するようにしてもよい。また、単一の作業を繰り返し行う場合など、 ボイスガイドの必要が無い場合に、ボイスガイドの出力のオンオフ操作を行うオ ンオフスイッチを別途設けてももちろんよい。
【0021】 また、上記の実施例においては、聴覚情報伝達装置としてボイスガイドシステ ムによる場合について説明したが、本考案の実施例はこれに限られるものではな く、ブームの伸長量と起伏角度を検出して、ブームの作動範囲を超えた場合に警 報を発する作動範囲規制装置におけるボイスアラームシステム等にも使用するこ とができる。
【0022】
【考案の効果】
以上のように、本考案の作業装置の作動警報装置においては、作業装置の作動 状態等を音若しくは疑似音声により作業者に知らせる聴覚情報伝達装置の一つで あるボイスガイドシステムと、騒音検出手段と照度検出手段からの検出信号に基 づいてボイスガイドの音量を調節するコントローラとを有している。これにより 作業環境に応じたボイスガイドの音量を得ることができる。したがって、作業環 境が変化しても作業者による作業装置の誤作動を未然に防止することができると 共に、作業現場近隣への騒音を最小限に抑えることができる。また、作業時に作 業者によるボイスガイドシステムの音量調節操作が不要となるため、作業効率の 向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る聴覚情報伝達装置の音量調節装置
を示すブロック図である。
【図2】上記音量調節装置を備えた高所作業車の側面図
である。
【符号の説明】
11 車体 12 旋回台 13 ブーム 14 作業台 15 ジャッキ 16 操作ユニット 16a 操作レバー 17 スピーカ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に備えられた作業装置と、 前記作業装置の作動状態等を音若しくは疑似音声により
    作業者に知らせる聴覚情報伝達装置と、 前記作業装置周辺の騒音を検出する騒音検出手段と、 前記作業装置周辺の照度を検出する照度検出手段と、 前記聴覚情報伝達装置に情報信号を送信するとともに前
    記騒音検出手段および前記照度検出手段からの検出信号
    に基づいて前記聴覚情報伝達装置が発する音量を調節す
    る制御を行うコントローラとからなることを特徴とする
    聴覚情報伝達装置の音量調節装置。
JP3786893U 1993-06-17 1993-06-17 聴覚情報伝達装置の音量調節装置 Pending JPH077295U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4654513B2 (ja) * 2000-12-25 2011-03-23 ヤマハ株式会社 楽器
JP2011205687A (ja) * 2011-06-09 2011-10-13 Pioneer Electronic Corp 音声調整装置

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