JPH0772286B2 - ベルレス高炉の炉頂装入方法 - Google Patents

ベルレス高炉の炉頂装入方法

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JPH0772286B2
JPH0772286B2 JP63320501A JP32050188A JPH0772286B2 JP H0772286 B2 JPH0772286 B2 JP H0772286B2 JP 63320501 A JP63320501 A JP 63320501A JP 32050188 A JP32050188 A JP 32050188A JP H0772286 B2 JPH0772286 B2 JP H0772286B2
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幹治 武田
昌治 宮川
義孝 澤
武 内山
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川崎製鉄株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は炉内装入物の炉内円周方向の分布偏差を少なく
するようにしたベルレス高炉の炉頂装入方法に関し、特
に原料の装入位置や種類を3以上異ならせてコークスと
鉱石を層状に装入するベルレス高炉の炉頂装入方法に係
わる。
〔従来の技術〕
第2図の高炉の原料装入によって生ずる高炉内円周方向
の鉱石/コークス(O/C)分布偏差の発生状況の一例を
示す高炉炉頂が縦断面図である。
従来の高炉の原料装入は、対向して設置された複数の炉
頂バンカ1、2と、垂直シュート3と、変向の可能な旋
回シュート4を用いてなされている。
垂直シュート3内を通過する原料は、どちらの炉頂バン
カ1,2から排出するかで、垂直シュート内の異なる位置
を落下のルートとして選び、その結果偏流を起こし炉内
円周方向に分布偏差を生ずる。すなわち、落下する原料
は、旋回シュート4上の異なる位置に落下するから、そ
の偏流の差だけシュート上での移動距離がd1,d2,と変動
し、これがため移動時間、シュートを離れる原料落下速
度、落下の軌跡が変動し、最終的には炉内堆積位置が変
動して装入物層の炉周方向の装入物の分布偏差、とりわ
け第2図のプロフィル中に見られるようなO/C分布の偏
差を生じるに至る。この場合、とりわけ原料の装入位置
を極端に偏らせた場合や原料の種類(粒径等)を大きく
変化させた場合に大きな偏差が現われる。
以上の説明から判るように、コークス1種、鉱石1種を
装入する場合、2つの炉頂バンカ1、2のうち、一方か
ら鉱石を切り出し他方からはコークスを切出してこれを
交互に継続すると、炉周方向O/C分布に大きな偏りを生
ずる原因となる。
これらの問題を解決するため、実公昭59−5725では炉中
心軸上に排出口を有するホッパを二個垂直に配置した装
入装置を開示している。この装置では、円周方向のアン
バランスは解消するが、装入速度が低下する。また、装
置の高さが高くなるので設備費が増大するという問題を
有している。
また、特公昭61−30993ではカットゲートを設けて垂直
シュート内の流れを絞って炉中心軸上に原料が落下する
ようにしている。特開昭53−102808では、垂直シュート
上部にコーンを設けて偏流を防止する方法が開示されて
いる。これらの技術は、いずれも原料の落下する流路を
著しく狭くすることにより、原料の落下軌跡を制御しよ
うとするものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
原料の落下流路に偏流を防止する装置を付加する方法で
は、炉内分布偏差を完全になくすることは容易ではな
く、また完全になる程に防止装置を付加するとカットゲ
ート上、コーン上に棚つりをおこすという問題が生ず
る。つまり効果的に同心軸上に原料を落下させるには落
下流路を原料がつまった状態で流れるように著しく流路
を絞る必要がある。従って、原料の水分等が変動し、原
料の流れが悪くなると容易に詰りを生じ、安定的に原料
の装入を制御することは困難となる。
本発明は原料の流路に偏流防止装置を設けるのではな
く、原料装入サイクルに変更を加えて炉内の分布偏差を
解消しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はベルレス高炉の炉頂装入方法において、炉頂バ
ンカを3個並列に設け、原料装入をコークス2装入鉱石
2装入の4回、又はコークス2装入鉱石3装入もしくは
コークス3装入鉱石2装入の5回の何れかとし、前記3
個のバンカに前記原料を同順に順番装入し高炉内に装入
することを特徴とするベルレス高炉の炉頂装入方法であ
る。
これを第1図によってさらに詳しく説明する。第1図は
3個並列に設けられた炉頂バンカの平面を模式的に示し
たものである。3個のバンカL、M、Nに対して、コー
クス(C)、鉱石(O)の装入回数をコークス1装入鉱
石1装入の2回、コークス2装入鉱石2装入の4回、又
はコークス2装入鉱石3装入の5回とすれば、バンカ
L、M、Nに入るC、Oは次のようになる。
(a)装入回数を2回とした場合、 バンカ 装入物 I II L C O M O C N C O (b)装入回数を4回とした場合、 バンカ 装入物 I II III IV L C O O C M C C O O N O C C O (c)装入回数を5回とした場合、 バンカ 装入物 I II III IV V L C O C O O M C O O C O N O C O C O 〔作用〕 バンカをL、M、Nの3個とし、これに順次装入して順
次高炉内に排出するCとOの装入回数を第1図のように
3を除く2、4、5とすると、各装入回数を3連続繰返
すと1サイクルとなり、この1サイクルにおいて、各バ
ンカはそれぞれ互いに位相が異なる順序で同順にCとO
を受け入れ排出することとなる。従って、各装入時に、
各バンカによる偏流があっても、1サイクルをとって見
れば炉内装入物分布は各方向に均質化される。
さらに炉頂バンカの個数を3個とするのは次の理由によ
る。通常炉頂バンカは2個180゜対角方向に設置されて
おり、排出方向を軸として対称となっている。2個のバ
ンカで装入回数を(C↓C↓O↓)(コークス2装入鉱
石1装入)もしくは(C↓O↓O↓)(コークス1装入
鉱石2装入)の3回とするとC、Oの分率の分布は均一
化されるが、量的な不均一性が180゜毎に残る。これに
対し、3〜4個の炉頂バンカを設けると120゜毎、90゜
毎と不均一性が解消される。一方、4個のバンカを炉頂
に設けるには、炉頂部のバンカの取付けスペース、排出
弁の取合いが難しく、設備費が過大となる。また、2個
のバンカでは、装入回数が限られ、高生産時にはC↓O
↓O↓(コークス1装入、鉱石2装入)が困難となる。
以上の理由により炉頂バンカの個数は3個にする必要が
ある。
装入回数2(C↓O↓)(コークス1装入、鉱石1装
入)に比較すると装入回数4(C↓C↓O↓O↓)(コ
ークス2装入、鉱石2装入)はより多くの装入モードが
可能になりより望ましい形態である。すなわちコークス
装入C↓の1回目、2回目で異なった装入物の使用が可
能であり、例えば1回目のコークス装入C↓には大粒径
高品質のコークス、2回目のコークス装入C↓には小粒
径、低品質のコークスのように使い分けることにより原
料のコスト低減が可能となる。鉱石についても同様であ
る。
装入回数5(C↓C↓O↓O↓O↓)(コークス2装
入、鉱石3装入)、または(C↓C↓C↓O↓O↓)
(コークス3装入、鉱石2装入)は、装入方法としては
望ましいが、生産量によっては回数を5回にすることに
より装入回数が少なくなるという問題を抱えている。こ
のような多機能を発揮するためにもバンカは最低3個、
装入回数は4、5がより望ましい形態である。
〔実施例〕
炉容積4300m3の高炉において、1サイクル内の装入回数
を4回とする本発明の実施をした。第3図(a)に示す
高炉5の炉上部の円周方向の均一性を表わす8個のスキ
ンフロー温度計6の偏差σの変化を第3図(b)に示し
た。
本発明の実施後急激に偏差が減少し、約1/3となってい
る。また、第3図(b)、(c)、(d)に示すように
溶銑温度、[Si]の変動が減少しており、円周方向の不
均一性が解消したことがわかる。また、溶銑温度の変動
が減少したため平均溶銑温度の低下が可能となり、溶銑
温度が約1493℃まで低下している。この結果、[Si]が
0.2%低下しており、このことによる経済的効果は著し
いものがある。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ベルレス高炉に特有の高炉円周方向の
温度の不均一性を解消することができ結果として溶銑中
[Si]、溶銑温度の出銑口毎の偏差を解消することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の実施例のサイクルの内容を示す説
明図、第2図はベルレス高炉の炉頂付近の縦断面図、第
3図は本発明の効果を示すグラフである。 1、2……炉頂バンカ、3……垂直シュート 4……旋回シュート、5……高炉 6……スキンフロー温度計 L、M、N……バンカ、C……コークス O……鉱石
フロントページの続き (72)発明者 内山 武 千葉県千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社技術研究本部内 (56)参考文献 特開 昭63−100113(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベルレス高炉の炉頂装入方法において、炉
    頂バンカを3個並列に設け、原料装入をコークス2装入
    鉱石2装入の4回、又はコークス2装入鉱石3装入もし
    くはコークス3装入鉱石2装入の5回の何れかとし、前
    記3個のバンカに前記原料を同順に順番に装入し高炉内
    に装入することを特徴とするベルレス高炉の炉頂装入方
    法。
JP63320501A 1988-12-21 1988-12-21 ベルレス高炉の炉頂装入方法 Expired - Fee Related JPH0772286B2 (ja)

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WO2012164889A1 (ja) * 2011-05-31 2012-12-06 新日鐵住金株式会社 高炉の原料装入装置およびそれを用いた原料装入方法
JP6515285B2 (ja) * 2015-07-10 2019-05-22 日本製鉄株式会社 高炉の原料装入方法

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