JPH0772242A - アクティブソナー装置 - Google Patents
アクティブソナー装置Info
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- JPH0772242A JPH0772242A JP23908593A JP23908593A JPH0772242A JP H0772242 A JPH0772242 A JP H0772242A JP 23908593 A JP23908593 A JP 23908593A JP 23908593 A JP23908593 A JP 23908593A JP H0772242 A JPH0772242 A JP H0772242A
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- tvg
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- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 海域の条件に影響されることなく、目標物を
探知することができるアクティブソナー装置を提供す
る。 【構成】 音響信号Ａを送波するための送波器１と、音
響信号Ａの反射信号Ｂを受波するための受波器２と、受
波信号Ｓ１の中に含まれる残響信号Ｓ１−２のレベル平
均に対応した増幅度を示す平均残響レベル信号Ｓ５を出
力するためのＴＶＧ制御器１０、及び平均残響レベル信
号Ｓ５が示す増幅度で残響信号Ｓ１−２を増幅するため
のＴＶＧ増幅器２０を有したＴＶＧ回路３とを備えてい
る。具体的には、ＴＶＧ回路３のＴＶＧ制御器１０を、
受波信号Ｓ１から残響信号Ｓ１−２を検波するための検
波器１１と、検波された複数の残響信号Ｓ１−２のレベ
ル平均を求めるための平均回路１４と、残響信号Ｓ１−
２のレベル平均に対応した増幅度を示す平均残響レベル
信号Ｓ５をＴＶＧ増幅器２０に出力するための残響／Ｔ
ＶＧ制御信号変換器１５とで形成している。
探知することができるアクティブソナー装置を提供す
る。 【構成】 音響信号Ａを送波するための送波器１と、音
響信号Ａの反射信号Ｂを受波するための受波器２と、受
波信号Ｓ１の中に含まれる残響信号Ｓ１−２のレベル平
均に対応した増幅度を示す平均残響レベル信号Ｓ５を出
力するためのＴＶＧ制御器１０、及び平均残響レベル信
号Ｓ５が示す増幅度で残響信号Ｓ１−２を増幅するため
のＴＶＧ増幅器２０を有したＴＶＧ回路３とを備えてい
る。具体的には、ＴＶＧ回路３のＴＶＧ制御器１０を、
受波信号Ｓ１から残響信号Ｓ１−２を検波するための検
波器１１と、検波された複数の残響信号Ｓ１−２のレベ
ル平均を求めるための平均回路１４と、残響信号Ｓ１−
２のレベル平均に対応した増幅度を示す平均残響レベル
信号Ｓ５をＴＶＧ増幅器２０に出力するための残響／Ｔ
ＶＧ制御信号変換器１５とで形成している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ＴＶＧ（Ｔｉｍｅ Ｖ
ａｒｉａｂｌｅ Ｇａｉｎ）回路を備えたアクティブソ
ナー装置に関する。
ａｒｉａｂｌｅ Ｇａｉｎ）回路を備えたアクティブソ
ナー装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】アクティブソナー装置は、音響信号を海
中に送波し、目標物から反射してきた音響信号を受波す
ることにより、目標物を探知する装置である。反射して
きた音響信号には、目標物を示すエコー信号の他に残響
信号も含まれており、受信される音響信号は時間と共に
減衰する。このため、例えば、特開昭６０−１８１６７
３号公報記載のアクティブソナー装置のように、受信さ
れる音響信号の利得を受信時間に対応させて変化させる
ＴＶＧ回路を備えているのが一般的である。
中に送波し、目標物から反射してきた音響信号を受波す
ることにより、目標物を探知する装置である。反射して
きた音響信号には、目標物を示すエコー信号の他に残響
信号も含まれており、受信される音響信号は時間と共に
減衰する。このため、例えば、特開昭６０−１８１６７
３号公報記載のアクティブソナー装置のように、受信さ
れる音響信号の利得を受信時間に対応させて変化させる
ＴＶＧ回路を備えているのが一般的である。
【０００３】ＴＶＧ回路を備えたアクティブソナー装置
は、従来、図３に示すような構造になっている。符号３
１は、音響信号Ａを目標物に送波する送波器であり、反
射してきた音響信号Ｂが受波器３２によって受波される
ようになっている。受波された音響信号Ｂは、ＴＶＧ回
路３３で利得制御された後、目標検出器３４に出力さ
れ、この目標検出器３４によって、目標物の検出が行わ
れる。
は、従来、図３に示すような構造になっている。符号３
１は、音響信号Ａを目標物に送波する送波器であり、反
射してきた音響信号Ｂが受波器３２によって受波される
ようになっている。受波された音響信号Ｂは、ＴＶＧ回
路３３で利得制御された後、目標検出器３４に出力さ
れ、この目標検出器３４によって、目標物の検出が行わ
れる。
【０００４】具体的には、音響信号Ｂが受波器３２で受
波されると、電気信号Ｓ１´に変換されて、ＴＶＧ回路
３３のＴＶＧ増幅器４１に出力される。そして、エコー
信号Ｓ１−１´と残響信号Ｓ１−２´とを含んだ電気信
号Ｓ１´がＴＶＧ増幅器４１に入力されると、予め選定
された固定の増幅度制御信号ＥがＴＶＧ制御器４０から
ＴＶＧ増幅器４１に出力される。すると、ＴＶＧ増幅器
４１において、増幅度制御信号Ｅに基いて、電気信号Ｓ
１´が増幅される。すなわち、電気信号Ｓ１´の残響信
号Ｓ１−２´がしきい値Ｌ以下に均一化され、エコー信
号Ｓ１−１´がしきい値Ｌから突出するように増幅され
た出力信号Ｓ２´が目標検出器３４に出力され、目標検
出器３４でエコー信号Ｓ１−１´が検出されて、目標物
が探知されるようになっている。
波されると、電気信号Ｓ１´に変換されて、ＴＶＧ回路
３３のＴＶＧ増幅器４１に出力される。そして、エコー
信号Ｓ１−１´と残響信号Ｓ１−２´とを含んだ電気信
号Ｓ１´がＴＶＧ増幅器４１に入力されると、予め選定
された固定の増幅度制御信号ＥがＴＶＧ制御器４０から
ＴＶＧ増幅器４１に出力される。すると、ＴＶＧ増幅器
４１において、増幅度制御信号Ｅに基いて、電気信号Ｓ
１´が増幅される。すなわち、電気信号Ｓ１´の残響信
号Ｓ１−２´がしきい値Ｌ以下に均一化され、エコー信
号Ｓ１−１´がしきい値Ｌから突出するように増幅され
た出力信号Ｓ２´が目標検出器３４に出力され、目標検
出器３４でエコー信号Ｓ１−１´が検出されて、目標物
が探知されるようになっている。
【０００５】なお、ＴＶＧ制御器４０で予め選定される
ＴＶＧ増幅器４１の増幅度は、次の２通りの方法で決定
される。第一の方法は、送波諸元をもとに下記の(1)式
で示される体積残響式から、入力される残響信号Ｓ１−
２´の残響レベルを算出し、その算出された残響レベル
に応じて、増幅度を制御するものである。 ＲＬS＝ＳＬ−４０・ｌｏｇｒ＋１０・ｌｏｇ（ｃτ／２）ψｒ2・・・(1) ただし、ＳＬは音響信号Ａの送波レベル、ｒは反射点の
距離、ｃは音速、τは送信パルス幅、ψは等価ビーム幅
である。また、第二の方法は、予め特定の海域で実測し
た残響レベルに応じて増幅度を制御する方法である。
ＴＶＧ増幅器４１の増幅度は、次の２通りの方法で決定
される。第一の方法は、送波諸元をもとに下記の(1)式
で示される体積残響式から、入力される残響信号Ｓ１−
２´の残響レベルを算出し、その算出された残響レベル
に応じて、増幅度を制御するものである。 ＲＬS＝ＳＬ−４０・ｌｏｇｒ＋１０・ｌｏｇ（ｃτ／２）ψｒ2・・・(1) ただし、ＳＬは音響信号Ａの送波レベル、ｒは反射点の
距離、ｃは音速、τは送信パルス幅、ψは等価ビーム幅
である。また、第二の方法は、予め特定の海域で実測し
た残響レベルに応じて増幅度を制御する方法である。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のアクティブソナー装置では、図４の（ａ）に示すよう
に、装置が使用される海域条件によって、実際に入力さ
れる残響信号Ｓ１−２´の残響レベル変化が残響推定カ
ーブＳと異なることが多いので、このような場合、ＴＶ
Ｇ回路３３のＴＶＧ増幅器４１において、受信信号Ｓ１
´が図４の（ｂ）に示すような波形に増幅されてしまう
こととなる。すなわち、残響信号Ｓ１−２´が均一化さ
れず、しきい値Ｌの上方に突出し、エコー信号Ｓ１−１
´がしきい値Ｌの下側に埋もれてしまうので、エコー信
号Ｓ１−１´を正確に検出できないという問題がある。
のアクティブソナー装置では、図４の（ａ）に示すよう
に、装置が使用される海域条件によって、実際に入力さ
れる残響信号Ｓ１−２´の残響レベル変化が残響推定カ
ーブＳと異なることが多いので、このような場合、ＴＶ
Ｇ回路３３のＴＶＧ増幅器４１において、受信信号Ｓ１
´が図４の（ｂ）に示すような波形に増幅されてしまう
こととなる。すなわち、残響信号Ｓ１−２´が均一化さ
れず、しきい値Ｌの上方に突出し、エコー信号Ｓ１−１
´がしきい値Ｌの下側に埋もれてしまうので、エコー信
号Ｓ１−１´を正確に検出できないという問題がある。
【０００７】本発明は上記問題点にかんがみてなされた
もので、海域の条件に影響されることなく、目標物を探
知することができるアクティブソナー装置の提供を目的
とする。
もので、海域の条件に影響されることなく、目標物を探
知することができるアクティブソナー装置の提供を目的
とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のアクティブソナー装置は、音響信号を送波
するための送波器と、この送波器から送波された上記音
響信号の反射信号を受波するための受波器と、この受波
器で受波された受波信号の中に含まれる残響信号のレベ
ル平均を求めこのレベル平均に対応した増幅度を示す平
均残響レベル信号を出力するためのＴＶＧ制御器，及び
上記平均残響レベル信号が示す増幅度で上記残響信号を
増幅するためのＴＶＧ増幅器を有したＴＶＧ回路とを備
えた構成としてある。
め、本発明のアクティブソナー装置は、音響信号を送波
するための送波器と、この送波器から送波された上記音
響信号の反射信号を受波するための受波器と、この受波
器で受波された受波信号の中に含まれる残響信号のレベ
ル平均を求めこのレベル平均に対応した増幅度を示す平
均残響レベル信号を出力するためのＴＶＧ制御器，及び
上記平均残響レベル信号が示す増幅度で上記残響信号を
増幅するためのＴＶＧ増幅器を有したＴＶＧ回路とを備
えた構成としてある。
【０００９】また、請求項２に記載のアクティブソナー
装置においては、請求項１において、上記ＴＶＧ回路の
ＴＶＧ制御器を、上記受波信号から残響信号を検波する
ための検波器と、この検波器で検波された複数の残響信
号のレベル平均を求めるための平均回路と、この平均回
路によって求められた残響信号のレベル平均に対応した
増幅度を示す上記平均残響レベル信号を上記ＴＶＧ増幅
器に出力するための残響／ＴＶＧ制御信号変換器とで形
成した構成としてある。
装置においては、請求項１において、上記ＴＶＧ回路の
ＴＶＧ制御器を、上記受波信号から残響信号を検波する
ための検波器と、この検波器で検波された複数の残響信
号のレベル平均を求めるための平均回路と、この平均回
路によって求められた残響信号のレベル平均に対応した
増幅度を示す上記平均残響レベル信号を上記ＴＶＧ増幅
器に出力するための残響／ＴＶＧ制御信号変換器とで形
成した構成としてある。
【００１０】
【作用】上記アクティブソナー装置によれば、送波器か
ら音響信号が送波されると、受波器によって、音響信号
の反射信号が受波される。そして、ＴＶＧ回路のＴＶＧ
制御器によって、受波信号の中に含まれる残響信号のレ
ベル平均が求められ、このレベル平均に対応した増幅度
を示す平均残響レベル信号が、ＴＶＧ制御器からＴＶＧ
増幅器に出力される。これにより、ＴＶＧ増幅器におい
て、上記残響信号が平均残響レベル信号が示す増幅度で
を増幅される。
ら音響信号が送波されると、受波器によって、音響信号
の反射信号が受波される。そして、ＴＶＧ回路のＴＶＧ
制御器によって、受波信号の中に含まれる残響信号のレ
ベル平均が求められ、このレベル平均に対応した増幅度
を示す平均残響レベル信号が、ＴＶＧ制御器からＴＶＧ
増幅器に出力される。これにより、ＴＶＧ増幅器におい
て、上記残響信号が平均残響レベル信号が示す増幅度で
を増幅される。
【００１１】また、請求項２に記載のアクティブソナー
装置によれば、ＴＶＧ回路のＴＶＧ制御器において、受
波信号から残響信号が検波器で検波され、この検波器で
検波された複数の残響信号のレベル平均が平均回路によ
って求められる。そして、この平均回路によって求めら
れた残響信号のレベル平均に対応した増幅度を示す平均
残響レベル信号が残響／ＴＶＧ制御信号変換器からＴＶ
Ｇ増幅器に出力される。
装置によれば、ＴＶＧ回路のＴＶＧ制御器において、受
波信号から残響信号が検波器で検波され、この検波器で
検波された複数の残響信号のレベル平均が平均回路によ
って求められる。そして、この平均回路によって求めら
れた残響信号のレベル平均に対応した増幅度を示す平均
残響レベル信号が残響／ＴＶＧ制御信号変換器からＴＶ
Ｇ増幅器に出力される。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図１は、本発明の一実施例に係るアクティ
ブソナー装置を示すブロック図である。本実施例のアク
ティブソナー装置は、送波器１と、受波器２と、ＴＶＧ
回路３と、目標検出器４とを備えている。
て説明する。図１は、本発明の一実施例に係るアクティ
ブソナー装置を示すブロック図である。本実施例のアク
ティブソナー装置は、送波器１と、受波器２と、ＴＶＧ
回路３と、目標検出器４とを備えている。
【００１３】送波器１は、所定の電気信号を音響信号Ａ
に変換して送波するものである。受波器２は、送波器１
から送波された音響信号Ａの反射信号である音響信号Ｂ
を受波し、この音響信号Ｂを電気信号Ｓ１に変換するも
のである。この受波器２で受波された受波信号Ｓ１に
は、図２の（ａ）に示すように、目標物からの反射エコ
ー信号Ｓ１−１以外に、海面，海底，水中微生物からの
妨害音としての残響信号Ｓ１−２が含まれている。この
ような残響信号Ｓ１−２のレベル（残響レベル）は、音
響信号Ａの送波レベル，パルス幅，アクティブソナー装
置の姿勢，送波器１のビーム幅などで決定される。した
がって、その体積残響レベルは、図２の（ａ）に示すよ
うに、時間と共に変化することとなる。
に変換して送波するものである。受波器２は、送波器１
から送波された音響信号Ａの反射信号である音響信号Ｂ
を受波し、この音響信号Ｂを電気信号Ｓ１に変換するも
のである。この受波器２で受波された受波信号Ｓ１に
は、図２の（ａ）に示すように、目標物からの反射エコ
ー信号Ｓ１−１以外に、海面，海底，水中微生物からの
妨害音としての残響信号Ｓ１−２が含まれている。この
ような残響信号Ｓ１−２のレベル（残響レベル）は、音
響信号Ａの送波レベル，パルス幅，アクティブソナー装
置の姿勢，送波器１のビーム幅などで決定される。した
がって、その体積残響レベルは、図２の（ａ）に示すよ
うに、時間と共に変化することとなる。
【００１４】ＴＶＧ回路３は、ＴＶＧ制御器１０と、Ｔ
ＶＧ増幅器２０とで構成されている。ＴＶＧ制御器１０
は、検波器１１と、ＡＤ変換器１２と、メモリ１３と、
平均回路１４と、残響／ＴＶＧ制御信号変換器１５とを
有している。検波器１１は、受波器２で受波された受波
信号Ｓ１の中から残響信号Ｓ１−２のカーブを検出し、
そのアナログ信号Ｓ２を出力するものである。
ＶＧ増幅器２０とで構成されている。ＴＶＧ制御器１０
は、検波器１１と、ＡＤ変換器１２と、メモリ１３と、
平均回路１４と、残響／ＴＶＧ制御信号変換器１５とを
有している。検波器１１は、受波器２で受波された受波
信号Ｓ１の中から残響信号Ｓ１−２のカーブを検出し、
そのアナログ信号Ｓ２を出力するものである。
【００１５】Ａ／Ｄ変換器１２は、検波器１１からのア
ナログ信号Ｓ２としての残響信号Ｓ１−２をデジタル信
号Ｓ３に変換し、メモリ１３に出力するものである。メ
モリ１３は、送波毎、Ａ／Ｄ変換器１２から出力される
デジタル信号Ｓ３を常時記憶する機能を有している。
ナログ信号Ｓ２としての残響信号Ｓ１−２をデジタル信
号Ｓ３に変換し、メモリ１３に出力するものである。メ
モリ１３は、送波毎、Ａ／Ｄ変換器１２から出力される
デジタル信号Ｓ３を常時記憶する機能を有している。
【００１６】平均回路１４は、メモリ１３内に記憶され
ている、送波毎に得られた複数の残響データのレベルの
平均値を求め、そのレベル平均を示す平均残響レベル信
号Ｓ５を出力するものである。なお、この際サンプルデ
ータ数は、図に示すように、外部から指示するようにな
っている。すなわち、Ｎ個のサンプル数が外部より平均
回路１４に入力されるようになっている。
ている、送波毎に得られた複数の残響データのレベルの
平均値を求め、そのレベル平均を示す平均残響レベル信
号Ｓ５を出力するものである。なお、この際サンプルデ
ータ数は、図に示すように、外部から指示するようにな
っている。すなわち、Ｎ個のサンプル数が外部より平均
回路１４に入力されるようになっている。
【００１７】残響／ＴＶＧ制御信号変換器１５は、平均
回路１４からの平均残響レベル信号Ｓ５をＴＶＧ制御信
号Ｃに変換してＴＶＧ増幅器２０に出力するものであ
る。この残響／ＴＶＧ制御信号変換器１５で出力される
ＴＶＧ制御信号Ｃは、ＴＶＧ増幅器２０の増幅度を制御
するための信号であり、平均残響レベル信号Ｓ５が示す
残響レベルの平均値に応じた増幅度を示している。
回路１４からの平均残響レベル信号Ｓ５をＴＶＧ制御信
号Ｃに変換してＴＶＧ増幅器２０に出力するものであ
る。この残響／ＴＶＧ制御信号変換器１５で出力される
ＴＶＧ制御信号Ｃは、ＴＶＧ増幅器２０の増幅度を制御
するための信号であり、平均残響レベル信号Ｓ５が示す
残響レベルの平均値に応じた増幅度を示している。
【００１８】ＴＶＧ増幅器２０は、受波器２で受波され
た受波信号Ｓ１の中の残響信号Ｓ１−２を、残響／ＴＶ
Ｇ制御信号変換器１５からのＴＶＧ制御信号Ｃによって
増幅するものである。具体的には、アクティブソナー装
置が使用される海域条件に応じて、増幅度を制御する。
すなわち、図２の（ｂ）に示すように、上記増幅度に応
じて、残響信号Ｓ１−２の残響レベルを、図２の（ｂ）
に示すように、均一化し、その残響信号レベルＳ１−２
とエコー信号Ｓ１−１とを示す出力信号Ｓ６を目標検出
器４に出力する。この際、残響信号Ｓ１−２の残響レベ
ルは、図２の（ｂ）に示すように、エコー信号とＳ１−
１と区別するため、しきい値Ｌよりも下のレベルになる
ように制御される。
た受波信号Ｓ１の中の残響信号Ｓ１−２を、残響／ＴＶ
Ｇ制御信号変換器１５からのＴＶＧ制御信号Ｃによって
増幅するものである。具体的には、アクティブソナー装
置が使用される海域条件に応じて、増幅度を制御する。
すなわち、図２の（ｂ）に示すように、上記増幅度に応
じて、残響信号Ｓ１−２の残響レベルを、図２の（ｂ）
に示すように、均一化し、その残響信号レベルＳ１−２
とエコー信号Ｓ１−１とを示す出力信号Ｓ６を目標検出
器４に出力する。この際、残響信号Ｓ１−２の残響レベ
ルは、図２の（ｂ）に示すように、エコー信号とＳ１−
１と区別するため、しきい値Ｌよりも下のレベルになる
ように制御される。
【００１９】目標検出器４は、ＴＶＧ増幅器２０からの
上記出力信号Ｓ６に基づいて、目標を検出するものであ
る。すなわち、出力信号Ｓ６の中の残響信号Ｓ１−２は
しきい値Ｌよりも下のレベルに均一化されているので、
しきい値Ｌよりも上に突出したエコー信号Ｓ１−１だけ
を検出する。
上記出力信号Ｓ６に基づいて、目標を検出するものであ
る。すなわち、出力信号Ｓ６の中の残響信号Ｓ１−２は
しきい値Ｌよりも下のレベルに均一化されているので、
しきい値Ｌよりも上に突出したエコー信号Ｓ１−１だけ
を検出する。
【００２０】次に、本実施例のアクティブソナー装置の
動作について説明する。音響信号Ａが送波器１から送波
されると、その反射信号である音響信号Ｂが受波器２で
受波されて、ＴＧＶ回路３に入力される。受波器２で受
波された受波信号Ｓ１は、ＴＧＶ回路３のＴＧＶ制御器
１０とＴＧＶ増幅器２０とに出力され、ＴＧＶ制御器１
０の検波器１１によって、受波信号Ｓ１の中の残響信号
Ｓ１−２が検波される。
動作について説明する。音響信号Ａが送波器１から送波
されると、その反射信号である音響信号Ｂが受波器２で
受波されて、ＴＧＶ回路３に入力される。受波器２で受
波された受波信号Ｓ１は、ＴＧＶ回路３のＴＧＶ制御器
１０とＴＧＶ増幅器２０とに出力され、ＴＧＶ制御器１
０の検波器１１によって、受波信号Ｓ１の中の残響信号
Ｓ１−２が検波される。
【００２１】検波器１１で検波された残響信号Ｓ１−２
を示すアナログ信号Ｓ２は、Ａ／Ｄ変換器１２に入力さ
れ、残響信号Ｓ１−２を示すデジタル信号Ｓ３に変換さ
れる。このような変換は送波器１の送波毎に行われ、そ
の都度デジタル信号Ｓ３がＡ／Ｄ変換器１２から出力さ
れメモリ１３に記憶されることとなる。メモリ１３に格
納されたデジタル信号Ｓ３は、平均回路１４によって、
読み込まれ、これら複数のデジタル信号Ｓ３が示す残響
データのレベルの平均値が求められる。そして、平均回
路１４からそのレベル平均を示す平均残響信号Ｓ５が残
響／ＴＶＧ制御信号変換器１５に出力される。
を示すアナログ信号Ｓ２は、Ａ／Ｄ変換器１２に入力さ
れ、残響信号Ｓ１−２を示すデジタル信号Ｓ３に変換さ
れる。このような変換は送波器１の送波毎に行われ、そ
の都度デジタル信号Ｓ３がＡ／Ｄ変換器１２から出力さ
れメモリ１３に記憶されることとなる。メモリ１３に格
納されたデジタル信号Ｓ３は、平均回路１４によって、
読み込まれ、これら複数のデジタル信号Ｓ３が示す残響
データのレベルの平均値が求められる。そして、平均回
路１４からそのレベル平均を示す平均残響信号Ｓ５が残
響／ＴＶＧ制御信号変換器１５に出力される。
【００２２】平均残響レベル信号Ｓ５が残響／ＴＶＧ制
御信号変換器１５に入力されると、平均残響信号レベル
Ｓ５が示す残響レベルの平均値に応じた増幅度を示すＴ
ＶＧ制御信号ＣがＴＶＧ増幅器２０に出力される。すな
わち、図２の（ａ）に示すような残響信号Ｓ１−２を、
図２の（ｂ）に示すようなしきい値Ｌよりも下のレベル
に抑え込むような増幅度を示すＴＶＧ制御信号ＣがＴＶ
Ｇ増幅器２０に出力される。
御信号変換器１５に入力されると、平均残響信号レベル
Ｓ５が示す残響レベルの平均値に応じた増幅度を示すＴ
ＶＧ制御信号ＣがＴＶＧ増幅器２０に出力される。すな
わち、図２の（ａ）に示すような残響信号Ｓ１−２を、
図２の（ｂ）に示すようなしきい値Ｌよりも下のレベル
に抑え込むような増幅度を示すＴＶＧ制御信号ＣがＴＶ
Ｇ増幅器２０に出力される。
【００２３】ＴＶＧ増幅器２０にＴＶＧ制御信号Ｃが入
力されると、受波器２からの受波信号が、アクティブソ
ナー装置が使用される海域条件に応じて、増幅され、こ
れにより、図２の（ｂ）に示すように、残響信号Ｓ１−
２の残響レベルが均一化され、この残響信号がしきい値
Ｌよりも下側に抑え込まれ、エコー信号Ｓ１−１がしき
い値Ｌよりも突出した状態の出力信号Ｓ６が目標検出器
に出力される。出力信号Ｓ６を目標検出器４が入力する
と、しきい値Ｌよりも上方に突出したエコー信号Ｓ１−
１が明確に検出され、しきい値Ｌよりも下の残響信号Ｓ
１−２が除去される。
力されると、受波器２からの受波信号が、アクティブソ
ナー装置が使用される海域条件に応じて、増幅され、こ
れにより、図２の（ｂ）に示すように、残響信号Ｓ１−
２の残響レベルが均一化され、この残響信号がしきい値
Ｌよりも下側に抑え込まれ、エコー信号Ｓ１−１がしき
い値Ｌよりも突出した状態の出力信号Ｓ６が目標検出器
に出力される。出力信号Ｓ６を目標検出器４が入力する
と、しきい値Ｌよりも上方に突出したエコー信号Ｓ１−
１が明確に検出され、しきい値Ｌよりも下の残響信号Ｓ
１−２が除去される。
【００２４】このように、本実施例のアクティブソナー
装置によれば、残響信号Ｓ１−２がしきい値Ｌよりも下
側に均一化された状態で抑え込まれるので、この残響信
号Ｓ１−２によって、アクティブソナー装置が誤動作す
ることはない。すなわち、本実施例のアクティブソナー
装置は、海域の条件に影響されることなく目標物のエコ
ー信号Ｓ１−１を正確に探知することができる。
装置によれば、残響信号Ｓ１−２がしきい値Ｌよりも下
側に均一化された状態で抑え込まれるので、この残響信
号Ｓ１−２によって、アクティブソナー装置が誤動作す
ることはない。すなわち、本実施例のアクティブソナー
装置は、海域の条件に影響されることなく目標物のエコ
ー信号Ｓ１−１を正確に探知することができる。
【００２５】
【発明の効果】以上のように本発明のアクティブソナー
装置によれば、ＴＶＧ回路のＴＶＧ制御器によって、残
響信号のレベル平均が求められて、このレベル平均に対
応した増幅度を示す平均残響レベル信号がＴＶＧ制御器
からＴＶＧ増幅器に出力され、ＴＶＧ増幅器において、
残響信号が平均残響レベル信号が示す増幅度でを増幅さ
れるので、残響信号レベルを海域条件に対応して増幅す
ることができる。この結果、本装置は残響によって誤動
作されることなく、目標物のエコー信号を探知すること
ができる。
装置によれば、ＴＶＧ回路のＴＶＧ制御器によって、残
響信号のレベル平均が求められて、このレベル平均に対
応した増幅度を示す平均残響レベル信号がＴＶＧ制御器
からＴＶＧ増幅器に出力され、ＴＶＧ増幅器において、
残響信号が平均残響レベル信号が示す増幅度でを増幅さ
れるので、残響信号レベルを海域条件に対応して増幅す
ることができる。この結果、本装置は残響によって誤動
作されることなく、目標物のエコー信号を探知すること
ができる。
【図１】本発明の一実施例に係るアクティブソナー装置
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図２】本実施例の受信波形図であり、図２の（ａ）は
ＴＶＧ回路による処理前の受信波形を示し、図２の
（ｂ）はＴＶＧ回路による処理後の受信波形を示す。
ＴＶＧ回路による処理前の受信波形を示し、図２の
（ｂ）はＴＶＧ回路による処理後の受信波形を示す。
【図３】従来例に係るアクティブソナー装置を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図４】従来例に係るアクティブソナー装置の受信波形
図であり、図３の（ａ）はＴＶＧ回路による処理前の受
信波形を示し、図３の（ｂ）はＴＶＧ回路による処理後
の受信波形を示す。
図であり、図３の（ａ）はＴＶＧ回路による処理前の受
信波形を示し、図３の（ｂ）はＴＶＧ回路による処理後
の受信波形を示す。
１ 送波器 ２ 受波器 ３ ＴＶＧ回路 １０ ＴＶＧ制御器 １１ 検波器 １４ 平均回路 １５ 残響／ＴＶＧ制御信号変換器 ２０ ＴＶＧ増幅器 Ａ 音響信号 Ｂ 反射音響信号 Ｓ１ 受波信号 Ｓ１−２ 残響信号 Ｓ５ 平均残響レベル信号
Claims (2)
- 【請求項１】 音響信号を送波するための送波器と、 この送波器から送波された上記音響信号の反射信号を受
波するための受波器と、 この受波器で受波された受波信号の中に含まれる残響信
号のレベル平均を求めこのレベル平均に対応した増幅度
を示す平均残響レベル信号を出力するためのＴＶＧ制御
器、及び上記平均残響レベル信号が示す増幅度で上記残
響信号を増幅するためのＴＶＧ増幅器を有したＴＶＧ回
路とを備えることを特徴としたアクティブソナー装置。 - 【請求項２】 上記ＴＶＧ回路のＴＶＧ制御器を、上記
受波信号から残響信号を検波するための検波器と、この
検波器で検波された複数の残響信号のレベル平均を求め
るための平均回路と、この平均回路によって求められた
残響信号のレベル平均に対応した増幅度を示す上記平均
残響レベル信号を上記ＴＶＧ増幅器に出力するための残
響／ＴＶＧ制御信号変換器とで形成した請求項１記載の
アクティブソナー装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23908593A JPH0772242A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | アクティブソナー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23908593A JPH0772242A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | アクティブソナー装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0772242A true JPH0772242A (ja) | 1995-03-17 |
Family
ID=17039604
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23908593A Pending JPH0772242A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | アクティブソナー装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0772242A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014130041A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Furuno Electric Co Ltd | 信号処理装置、水中探知装置、信号処理方法、及びプログラム |
| CN113534162A (zh) * | 2021-05-31 | 2021-10-22 | 中国船舶重工集团公司第七一五研究所 | 一种基于阵元域数据的在线时变增益控制方法 |
| JP2022155232A (ja) * | 2021-03-30 | 2022-10-13 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 測距装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04116488A (ja) * | 1990-09-06 | 1992-04-16 | Nec Corp | アクティブソーナー装置 |
-
1993
- 1993-08-31 JP JP23908593A patent/JPH0772242A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04116488A (ja) * | 1990-09-06 | 1992-04-16 | Nec Corp | アクティブソーナー装置 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014130041A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Furuno Electric Co Ltd | 信号処理装置、水中探知装置、信号処理方法、及びプログラム |
| JP2022155232A (ja) * | 2021-03-30 | 2022-10-13 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 測距装置 |
| CN113534162A (zh) * | 2021-05-31 | 2021-10-22 | 中国船舶重工集团公司第七一五研究所 | 一种基于阵元域数据的在线时变增益控制方法 |
| CN113534162B (zh) * | 2021-05-31 | 2024-03-19 | 中国船舶重工集团公司第七一五研究所 | 一种基于阵元域数据的在线时变增益控制方法 |
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