JP3188055B2 - 魚群監視装置 - Google Patents
魚群監視装置Info
- Publication number
- JP3188055B2 JP3188055B2 JP16325293A JP16325293A JP3188055B2 JP 3188055 B2 JP3188055 B2 JP 3188055B2 JP 16325293 A JP16325293 A JP 16325293A JP 16325293 A JP16325293 A JP 16325293A JP 3188055 B2 JP3188055 B2 JP 3188055B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fish
- signal
- school
- circuit
- moving speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波を用いて定置網
に出入りする魚群の監視を行う魚群監視装置に関する。
に出入りする魚群の監視を行う魚群監視装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】海中に設置した定置網において、効果的
な魚獲を行うためには定置網に出入りする魚群を絶えず
監視し、定置網にたくさんの魚群が入っているときに引
き上げる等の作業を行う必要がある。然しながら海上や
遠隔地からは定置網に出入りする魚群を目視することが
できないため、超音波を用いた魚群監視装置が用いられ
る。
な魚獲を行うためには定置網に出入りする魚群を絶えず
監視し、定置網にたくさんの魚群が入っているときに引
き上げる等の作業を行う必要がある。然しながら海上や
遠隔地からは定置網に出入りする魚群を目視することが
できないため、超音波を用いた魚群監視装置が用いられ
る。
【０００３】図６は従来のこの種の装置の構成を示すブ
ロック図であり、図において、１は送信回路、２は送受
波器、３は前置増幅回路、４はＴＶＧ回路、５は検波回
路、６はドップラ検出回路、７は信号処理回路、８は表
示回路である。
ロック図であり、図において、１は送信回路、２は送受
波器、３は前置増幅回路、４はＴＶＧ回路、５は検波回
路、６はドップラ検出回路、７は信号処理回路、８は表
示回路である。
【０００４】次に動作について説明する。送信回路１で
電力増幅されたバースト信号は、送受波器２で超音波パ
ルス信号として水中へ放射され、水中の魚群等で反射さ
れて再び送受波器２で受信され、電気信号に変換されて
前置増幅回路３へ送られる。前置増幅回路３では受信し
た信号を所定レベルまで増幅し、次のＴＶＧ回路４へ送
り、ここで距離の相違による伝播減衰の補正を行い、補
正後の信号を検波回路５およびドップラ検出回路６へ送
る。検波回路５では伝播減衰補正後の信号を包絡線検波
し、反射信号に比例した包絡線信号を信号処理回路７へ
出力する。また、ドップラ検出回路６では送信回路１か
らの送信信号と伝播補正後の信号とにより、ドップラ周
波数を検出して信号処理回路７へ出力する。
電力増幅されたバースト信号は、送受波器２で超音波パ
ルス信号として水中へ放射され、水中の魚群等で反射さ
れて再び送受波器２で受信され、電気信号に変換されて
前置増幅回路３へ送られる。前置増幅回路３では受信し
た信号を所定レベルまで増幅し、次のＴＶＧ回路４へ送
り、ここで距離の相違による伝播減衰の補正を行い、補
正後の信号を検波回路５およびドップラ検出回路６へ送
る。検波回路５では伝播減衰補正後の信号を包絡線検波
し、反射信号に比例した包絡線信号を信号処理回路７へ
出力する。また、ドップラ検出回路６では送信回路１か
らの送信信号と伝播補正後の信号とにより、ドップラ周
波数を検出して信号処理回路７へ出力する。
【０００５】信号処理回路７では、入力したドップラ周
波数の立ち上がり，立ち下がり部分に生じる異常値を包
絡線信号から検出してこの部分を除去し、平均化処理を
行い、表示回路８へ出力する。
波数の立ち上がり，立ち下がり部分に生じる異常値を包
絡線信号から検出してこの部分を除去し、平均化処理を
行い、表示回路８へ出力する。
【０００６】図７は表示回路８の表示内容の一例を示
す。すなわち、ドップラ周波数の平均値を示す矩形信号
が（＋）か（−）かにより、入網している魚群か、出網
している魚群かを表示し、その信号の高さ（ｈ）により
その魚群規模を表示する。
す。すなわち、ドップラ周波数の平均値を示す矩形信号
が（＋）か（−）かにより、入網している魚群か、出網
している魚群かを表示し、その信号の高さ（ｈ）により
その魚群規模を表示する。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の魚
群監視装置は以上のように構成され動作するので、入出
網する魚群が入網しているのか出網しているのかを判断
でき、且つ、その魚群規模および水深位置は判断できる
が、その入出網速度（移動速度）は判断できない。然し
ながら入出網する魚群の規模，水深位置，移動状態，移
動速度が判断できれば、入出網する魚群の魚体の大小や
魚種を推定でき、さらに効果的な魚獲が行えるようにな
る。
群監視装置は以上のように構成され動作するので、入出
網する魚群が入網しているのか出網しているのかを判断
でき、且つ、その魚群規模および水深位置は判断できる
が、その入出網速度（移動速度）は判断できない。然し
ながら入出網する魚群の規模，水深位置，移動状態，移
動速度が判断できれば、入出網する魚群の魚体の大小や
魚種を推定でき、さらに効果的な魚獲が行えるようにな
る。
【０００８】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、入出網する魚群の魚種を推定するた
めに有効な情報を表示できる魚群監視装置を提供するこ
とを目的としている。
されたものであり、入出網する魚群の魚種を推定するた
めに有効な情報を表示できる魚群監視装置を提供するこ
とを目的としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる魚群監視
装置は、ドップラ周波数を正確に検出して魚群の移動状
態および移動速度を得、移動速度の相違によって色分け
表示を行うこととした。
装置は、ドップラ周波数を正確に検出して魚群の移動状
態および移動速度を得、移動速度の相違によって色分け
表示を行うこととした。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図１は本発明の一実施例を示すブロック図であり、
図において、１は送信回路、２は送受波器、３は前置増
幅回路、４はＴＶＧ回路、５は検波回路、６はドップラ
検出回路、７は信号処理回路、１０は移動速度検出回
路、１１は表示回路である。
る。図１は本発明の一実施例を示すブロック図であり、
図において、１は送信回路、２は送受波器、３は前置増
幅回路、４はＴＶＧ回路、５は検波回路、６はドップラ
検出回路、７は信号処理回路、１０は移動速度検出回
路、１１は表示回路である。
【００１１】次に本発明の動作について説明する。送信
回路１で電力増幅されたバースト信号は、送受波器２で
超音波パルス信号として水中へ放射され、水中の魚群等
で反射されて再び送受波器２で受信され、電気信号に変
換されて前置増幅回路３へ送られる。前置増幅回路３で
は受信した信号を所定レベルまで増幅し、次のＴＶＧ回
路４へ送り、ここで距離の相違による伝播減衰の補正を
行い、補正後の信号を検波回路５およびドップラ検出回
路６へ送る。検波回路５では伝播減衰補正後の信号を包
絡線検波し、図２に示すような、反射信号に比例した包
絡線信号を信号処理回路７へ出力する。また、ドップラ
検出回路６では送信回路１からの送信信号と伝播補正後
の信号とによりドップラ周波数を検出し、図３に示すよ
うに電圧信号の形で出力する。
回路１で電力増幅されたバースト信号は、送受波器２で
超音波パルス信号として水中へ放射され、水中の魚群等
で反射されて再び送受波器２で受信され、電気信号に変
換されて前置増幅回路３へ送られる。前置増幅回路３で
は受信した信号を所定レベルまで増幅し、次のＴＶＧ回
路４へ送り、ここで距離の相違による伝播減衰の補正を
行い、補正後の信号を検波回路５およびドップラ検出回
路６へ送る。検波回路５では伝播減衰補正後の信号を包
絡線検波し、図２に示すような、反射信号に比例した包
絡線信号を信号処理回路７へ出力する。また、ドップラ
検出回路６では送信回路１からの送信信号と伝播補正後
の信号とによりドップラ周波数を検出し、図３に示すよ
うに電圧信号の形で出力する。
【００１２】信号処理回路７では、入力したドップラ周
波数信号で包絡線の立ち上がり，立ち下がり部分に生じ
る異常値を除去し、その出力を移動速度検出回路１０へ
送ると共に、平均化処理を行い、その出力（これを図４
に示す）を表示装置１１へ送る。ここまでの処理によ
り、定置網へ入出する魚群の規模，水深位置と、その魚
群が入網しているのか出網しているのかが解る。
波数信号で包絡線の立ち上がり，立ち下がり部分に生じ
る異常値を除去し、その出力を移動速度検出回路１０へ
送ると共に、平均化処理を行い、その出力（これを図４
に示す）を表示装置１１へ送る。ここまでの処理によ
り、定置網へ入出する魚群の規模，水深位置と、その魚
群が入網しているのか出網しているのかが解る。
【００１３】移動速度検出回路１０では入力されたドッ
プラ周波数から魚群ごとの移動速度を検出し、この情報
を表示回路１１へ送る。表示回路１１では図５に示すよ
うに、まず入網している魚群か出網している魚群かをＣ
ＲＴ上で区別するよう表示し、それぞれ縦軸を水深，横
軸を時間とし、魚群規模を魚影の大小とし、その速度を
色分けにより表示する。この表示により、定置網へ入出
網する魚群を一別して把握でき、また、その魚群の水深
や移動速度も容易に把握できるため、例えば、今入網し
た魚群は移動速度の速い魚であるか遅い魚であるかによ
り魚種の推定に有効な情報を提供できる。
プラ周波数から魚群ごとの移動速度を検出し、この情報
を表示回路１１へ送る。表示回路１１では図５に示すよ
うに、まず入網している魚群か出網している魚群かをＣ
ＲＴ上で区別するよう表示し、それぞれ縦軸を水深，横
軸を時間とし、魚群規模を魚影の大小とし、その速度を
色分けにより表示する。この表示により、定置網へ入出
網する魚群を一別して把握でき、また、その魚群の水深
や移動速度も容易に把握できるため、例えば、今入網し
た魚群は移動速度の速い魚であるか遅い魚であるかによ
り魚種の推定に有効な情報を提供できる。
【００１４】なお、上記実施例では魚群の移動速度をカ
ラーサンプルを用いた色分け表示で行っているが、他の
識別マーク、例えば大小の魚体形状そのもののマークで
表示したり、魚種そのもののマークで表示することとし
ても良い。
ラーサンプルを用いた色分け表示で行っているが、他の
識別マーク、例えば大小の魚体形状そのもののマークで
表示したり、魚種そのもののマークで表示することとし
ても良い。
【００１５】また、検波回路５，ドップラ検出回路６ま
でを定置網付近に設置し、ここから無線回線を介してデ
ータを送信し、陸上等に設置した処理回路７を介して表
示回路１１に表示する装置としても良い。さらに、本発
明は定置網を監視する装置として説明しているが、その
実施が定置網に限定されるものではなく、例えば河口に
おける魚群の監視等、広く実施できることは申すまでも
ない。
でを定置網付近に設置し、ここから無線回線を介してデ
ータを送信し、陸上等に設置した処理回路７を介して表
示回路１１に表示する装置としても良い。さらに、本発
明は定置網を監視する装置として説明しているが、その
実施が定置網に限定されるものではなく、例えば河口に
おける魚群の監視等、広く実施できることは申すまでも
ない。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように本発明の魚群監視装
置は、入出網する魚群の移動速度まで解り易く表示でき
るため、魚種を推定するのに有効な情報を提供できる等
の効果がある。
置は、入出網する魚群の移動速度まで解り易く表示でき
るため、魚種を推定するのに有効な情報を提供できる等
の効果がある。
【図１】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図２】検波回路からの包絡線信号を示す図である。
【図３】ドップラ周波数信号を示す図である。
【図４】異常値を除去し平均化処理を行った信号を示す
図である。
図である。
【図５】本発明の装置の表示態様の一例を説明するため
の図である。
の図である。
【図６】従来の装置の構成を示すブロック図である。
【図７】従来の装置の表示態様の一例を示す図である。
１ 送信回路 ２ 送受波器 ３ 前置増幅回路 ４ ＴＶＧ回路 ５ 検波回路 ６ ドップラ検出回路 ７ 信号処理回路 １０ 移動速度検出回路 １１ 表示回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平５−27033（ＪＰ，Ａ) 特開 昭53−125059（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−339288（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−281737（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−220688（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−288856（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−288848（ＪＰ，Ａ) 特公 昭48−14266（ＪＰ，Ｂ１)
Claims (2)
- 【請求項１】 水中で超音波パルスを送受信する手段、
魚群等で反射した受信信号を包絡線検波し反射信号強度
に比例した包絡線信号を得る手段、受信信号からドップ
ラ周波数信号を得る手段、このドップラ周波数信号を上
記包絡線信号と対比させ信号の立ち上がり，立ち下がり
時の異常値を除去して平均化し、魚群の規模，水深位
置，遠近移動方向，移動速度の情報を得る信号処理手
段、表示装置の表示画面上を遠近移動方向別にそれぞれ
別の画面とし、各画面の縦軸を水深，横軸を時間，魚群
規模を魚影の大小，移動速度を色分けにより表示する手
段、 を備えたことを特徴とする魚群監視装置。 - 【請求項２】 上記移動速度を魚影の形状などの形状マ
ークの相違で表示することを特徴とする請求項第１項記
載の魚群監視装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16325293A JP3188055B2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 魚群監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16325293A JP3188055B2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 魚群監視装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06347549A JPH06347549A (ja) | 1994-12-22 |
| JP3188055B2 true JP3188055B2 (ja) | 2001-07-16 |
Family
ID=15770262
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16325293A Expired - Fee Related JP3188055B2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 魚群監視装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3188055B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6893399B2 (en) * | 2002-11-01 | 2005-05-17 | Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc | Method and apparatus for B-mode image banding suppression |
| JP6014382B2 (ja) * | 2012-06-20 | 2016-10-25 | 古野電気株式会社 | 水中探知装置、水中表示システム、プログラムおよび水中表示方法 |
| JP6738059B2 (ja) * | 2016-07-12 | 2020-08-12 | 株式会社自律制御システム研究所 | 表示装置、探索システム、表示方法、およびプログラム |
| US20200271782A1 (en) * | 2017-10-06 | 2020-08-27 | Airmar Technology Corporation | Aft-Looking Sonar |
-
1993
- 1993-06-08 JP JP16325293A patent/JP3188055B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06347549A (ja) | 1994-12-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US9354314B2 (en) | Underwater detection device | |
| JP3188055B2 (ja) | 魚群監視装置 | |
| KR100380913B1 (ko) | 가변 전력 임계값을 이용하여 잡음과 신호를 분리하는초음파 영상 형성 방법 및 장치 | |
| EP3144697A1 (en) | Radar apparatus | |
| JP3450661B2 (ja) | 水中探知装置 | |
| JPH05196733A (ja) | 魚群探知機の単体魚判別回路 | |
| JP2543610B2 (ja) | 海底反射波位置検出装置 | |
| JP4796777B2 (ja) | 水中探知装置 | |
| JP2948092B2 (ja) | 魚の周波数特性測定装置 | |
| JP3088557B2 (ja) | 魚群探知機 | |
| JP2801997B2 (ja) | 潮流測定方法 | |
| JPH0749376A (ja) | 超音波藻計測装置 | |
| JPH07218631A (ja) | 魚種判別装置 | |
| JP3236140B2 (ja) | 超音波藻計測装置 | |
| JPH0772242A (ja) | アクティブソナー装置 | |
| JP2845851B2 (ja) | ウェーキ検出装置 | |
| JP2825542B2 (ja) | 魚群探知機 | |
| JP2001174555A (ja) | 音響測深機及びその測深レンジ自動制御方法並びに制御プログラム記録媒体 | |
| JPH0153751B2 (ja) | ||
| JP3133860B2 (ja) | 超音波藻計測装置 | |
| JPH06300840A (ja) | 水深探測装置 | |
| JPH08327734A (ja) | 魚群監視潮流計 | |
| JP2011002260A (ja) | 海底検出装置 | |
| JPH08304436A (ja) | 一定深度の海流の速度および向きを測定する海象測定装置 | |
| JPH10122844A (ja) | 超音波計測装置及びその温度補正方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090511 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100511 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110511 Year of fee payment: 10 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |