JPH07705Y2 - 始動電動機 - Google Patents

始動電動機

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JPH07705Y2
JPH07705Y2 JP1987133386U JP13338687U JPH07705Y2 JP H07705 Y2 JPH07705 Y2 JP H07705Y2 JP 1987133386 U JP1987133386 U JP 1987133386U JP 13338687 U JP13338687 U JP 13338687U JP H07705 Y2 JPH07705 Y2 JP H07705Y2
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JP
Japan
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rotating shaft
gear
bearing
moving cylinder
inner diameter
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JP1987133386U
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English (en)
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JPS6436661U (ja
Inventor
暸 森下
啓一 古西
秀三 五十棲
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Priority to US07/238,432 priority patent/US4899603A/en
Priority to KR2019880014321U priority patent/KR920000383Y1/ko
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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は機関を始動する始動電動機に関し、特に機関
のリングギヤと噛合う中空状のピニオン移動筒がフロン
トブラケット内を軸方向に移動するオーバハングタイプ
の始動電動機のピニオン移送構造の改良に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
第2図は例えば実開昭61−6679号公報に示された従来の
始動電動機の、特にピニオン移送構造を示す断面図であ
り、図において、(1)は出力回転軸であり、この回転
軸はヘルカルスプラインが創設された(1a)部及び小径
部(1c)を有する。
一方、この回転軸上を前後に移動するオーバーランニン
グクラッチ(10)はピニオン移動筒(2)、クラッチア
ウター(8)及びローラ(9)にて構成されている。ま
た、前記ピニオン移動筒(2)はクラッチインナー部
(2a)、フロントブラケット(12)に嵌着された軸受け
(4)内を摺動する円筒部(2b)及び機関のリングギア
(20)と噛み合う歯車創設部(2c)とから成る。また
(5)は防じんカバーであり、(6)及び(7)はピニ
オン移動筒(2)のストッパー構造を構成している。
さらに(3)はピニオン移動筒(2)の内部で歯車創設
部(2c)と円筒部(2b)に嵌着される含油軸受である。
次に動作について説明する。図示しないマグネットスイ
ッチに電圧が印加されるとプランジャが吸収され、レバ
ーを介してオーバーランニングクラッチ(10)が前方に
移送され、オーバーランニングクラッチ(10)に組み込
まれたピニオン移動筒(2)がリングギア(20)に噛合
を始め、同時にマグネットスイッチの中の図示しない接
点が当接し、バッテリーから通電が開始され、直流電動
機の電機子が起動し、機関のリングギア(20)を駆動さ
せる。ここでピニオン移動筒(2)の先端部がストッパ
(6)と当接してその移動が完了する。
〔考案が解決しょうとする問題点〕
従来の始動電動機は以上の構成されているので含油軸受
部(3)に塗布したグリースが電機子回転軸(1)の前
方あるいは後方に逃げやすく、前記軸受部(3)の寿命
を短くするということがあった。さらにピニオンの歯形
及び歯数を小とし、歯車創設部(2c)の内部に回転軸
(1)を貫通させる場合、ピニオンの歯底肉厚及び回転
軸径のどちらかを減らすことが必要なため、したがっ
て、その強度を弱めざるを得ないという問題点があっ
た。またクラッチインナー部(2a)とクラッチアウター
(8)の芯ずれ等によりオーバーランニングクラッチ
(10)の寿命が短いという欠点があった。
この考案は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、軸受寿命の長い、さらにピニオン歯強度ある
いは回転軸強度が高くでき、しかもオーバーランニング
クラッチの寿命を高めた始動電動機を得ることを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る始動電動機はピニオン移動筒の歯車創設
部の内径をインナー部の内径あるいは前記ピニオン移動
筒の内筒部の内径より小とし、さらに回転軸のヘリカル
スプライン部と前記回転軸の小径部との間に段付部を設
け、前記回転軸の小径部と前記歯車創設部内径との間に
微小空隙を設けたものである。また、オーバーランニン
グクラッチのクラッチアウターに偏心を規制するリング
を設けこのリングを段付部上で摺動させるようにしたも
のである。
〔作用〕
この考案におけるピニオン移送構造は軸受両端を微小空
隙としているため軸受に含浸したオイル及び、前記軸受
に塗布したグリース等が回転軸の前方あるいは後方に逃
げにくい構造になっている。
また寸法制約上厳しい歯車創設部に軸受を設けていない
ため強度上有利な回転軸径ならびにピニオン歯底肉厚を
大とすることができ、さらに軸受位置を強度上危険な断
面部に近づけ曲げモーメントを減らし、加えて段付部と
することにより回転軸径を上げているため、強度上余裕
のあるものとすることができる。また、偏心規制リング
を設けることでグリース流出防止ならびにオーバーラン
ニングクラッチの偏心を防止できる。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例を図について説明する。第1
図において(1)は電機子回転軸であり、この回転軸の
前半部にはオーバーランニングクラッッチ(10)のクラ
ッチアウター(8)に創設されたヘリカルスプラインと
螺合するヘリカルスプライン部(1a)を有し、またピニ
オン移動筒(2)の筒部(2b)の内径部に嵌着された含
油軸受(3)の摺動する小径部(1c)を有し、さらには
前記スプライン部(1a)と小径部(1c)の間には前記ス
プライン部(1a)より径が小さく前記小径部(1c)より
径が大きい段付部(1b)を有している。回転軸(1)を
このようにしたので、前記段付部(1b)とインナー部
(2a)の内径との間、さらには小径部(1c)と歯車創設
部(2c)の内径との間には微小空隙を構成するとができ
る。は軸の強度上危険断面部を示す。
さらに(11)はクラッチアウター(8)に嵌着されたリ
ングであり、前記回転軸(1)の段付部(1b)上を摺動
可能な如く段付部(1b)と微小空隙を介し対向してい
る。
この様に構成された実施例のものにあっては、含油軸受
(3)が装着される回転軸(1)上の前後の空隙、すな
わち、回転軸(1)の段付部(1b)外径とピニオン移動
筒(2)のインナー部(2a)内径の径方向空隙並びに回
転軸(1)の小径部(1c)外径とピニオン移動筒(2)
の歯車創設部(2c)内径との径方向空隙を、各々微少空
隙にしているので、含油軸受(3)に含浸されたオイ
ル,グリース等は前記各微少空隙から漏れにくく、大部
分は回転軸(1)の小径部(1c)と円筒部(2b)との径
方向空隙内に充てんされるため、含油軸受(3)の寿命
が向上する。
また、含油軸受(3)の装着位置を回転軸(1)におけ
る強度上危険な断面部(A)に近づけて曲げモーメント
を減少し、加えて回転軸(1)は段付部(1b)と小径部
(1c)とを設けることにより、特に段付部(1b)の軸径
を大に設定可能であるので機械強度を向上できる。
更に、回転軸(1)に小径部(1c)を設けることによ
り、ピニオン移動筒(2)のピニオンの歯形及び歯数を
小に設定しても、ピニオンの歯底肉厚を充分厚く設定で
きるのでピニオンの機械強度を何ら減少させることはな
い。
しかも、クラッチアウター(8)に偏心規制リング(1
1)を設け、このリング(11)を回転軸(1)の段付部
(1b)上で摺動させるようにしているので、含油軸受
(3)からのグリースの流出が偏心規制リング(11)の
装着部で阻止されるとともに、クラッチインナー部(2
a)とクラッチアウター(8)の芯ずれ、いわゆる偏心
を防止できるのでオーバーランニングクラッチ(10)の
寿命も向上できる。
なお、上記実施例では防じんカバー(5)をピニオン移
動筒(2)の先端に設けたものについて説明したが、も
ちろん、カバー(5)を有しないものにも適用できる。
また、上述では回転軸(1)が電機子回転軸であるタイ
プの始動電動機について例示したが、ピニオン移動筒
(2)内に貫挿する回転軸と電機子回転軸とが異なる内
部減速タイプの始動電動機にも適用できるものである。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば、回転軸とピニオン移
動筒との間に装着される軸受の軸方向両端を微小空隙と
したのでグリース等の流出を減らすことができ、さらに
は軸受装置位置を危険断面図に近づけ、軸径を太くし得
ることで、危険断面における曲げ応力を下げることがで
き、しかもオーバーランニングクラッチの偏心防止が計
れ、このクラッチの寿命も向上するので、信頼性の高い
始動電動機を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図、第2図は従
来のものを示す断面図である。 図中、(1)は電機子回転軸、(1a)はスプライン部、
(1b)は段付部、(1c)は小径部、(2)はピニオン移
動筒、(2a)はインナー部、(2b)は円筒部、(2c)は
歯車創設部、(3)は含油軸受、(4)は軸受、(5)
はカバー、(6)はストッパ、(7)はリング、(8)
はクラッチアウター、(9)はローラ、(10)はオーバ
ーランニングクラッチ、(11)は偏心規制リング、(1
2)はフロントブラケットである。 尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−92938(JP,A) 特開 昭55−51952(JP,A) 実開 昭60−23254(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機関のリングギアと噛合う中空状のピニオ
    ン移動筒が回転軸を貫挿しかつフロントブラケット内に
    設けた軸受に沿って軸方向に移動するオーバーハングタ
    イプの始動電動機において、前記ピニオン移動筒はオー
    バーランニングクラッチを構成するインナー部と、前記
    軸受内を摺動する円筒部と、前記リングギアと噛合う歯
    車創設部とからなり、この歯車創設部の内径は前記イン
    ナー部の内径あるいは前記円筒部の内径より小に形成さ
    れ、かつ前記回転軸のヘリカルスプライン部と前記ピニ
    オン移動筒の円筒部内部に装着された軸受が摺動する前
    記回転軸の小径部との間に段付部を設け、前記回転軸の
    小径部と前記歯車創設部内径との間に微小空隙を設け、
    前記段付部上を前記オーバーランリングクラッチのアウ
    ターに設けられた偏心規制リングが摺動するようにした
    ことを特徴とする始動電動機。
JP1987133386U 1987-08-31 1987-08-31 始動電動機 Expired - Lifetime JPH07705Y2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987133386U JPH07705Y2 (ja) 1987-08-31 1987-08-31 始動電動機
DE8888114190T DE3876727T2 (de) 1987-08-31 1988-08-31 Elektrischer anlassmotor.
EP88114190A EP0306815B1 (en) 1987-08-31 1988-08-31 Starting electric motor
US07/238,432 US4899603A (en) 1987-08-31 1988-08-31 Starting electric motor
KR2019880014321U KR920000383Y1 (ko) 1987-08-31 1988-08-31 시동전동기
HK97102441A HK1000868A1 (en) 1987-08-31 1997-12-16 Starting electric motor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987133386U JPH07705Y2 (ja) 1987-08-31 1987-08-31 始動電動機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6436661U JPS6436661U (ja) 1989-03-06
JPH07705Y2 true JPH07705Y2 (ja) 1995-01-11

Family

ID=31391197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987133386U Expired - Lifetime JPH07705Y2 (ja) 1987-08-31 1987-08-31 始動電動機

Country Status (1)

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JP (1) JPH07705Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2460114A1 (de) * 1974-12-19 1976-06-24 Bosch Gmbh Robert Andrehvorrichtung fuer brennkraftmaschinen
JPS5551952A (en) * 1978-10-06 1980-04-16 Hitachi Ltd Engine starter
JPS6023254U (ja) * 1983-07-25 1985-02-18 三菱電機株式会社 スタ−タのピニオン移送装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6436661U (ja) 1989-03-06

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