JPH0768965A - 高感度感熱孔版印刷原紙用ポリエステルフィルム - Google Patents

高感度感熱孔版印刷原紙用ポリエステルフィルム

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JPH0768965A
JPH0768965A JP22261893A JP22261893A JPH0768965A JP H0768965 A JPH0768965 A JP H0768965A JP 22261893 A JP22261893 A JP 22261893A JP 22261893 A JP22261893 A JP 22261893A JP H0768965 A JPH0768965 A JP H0768965A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐カール性、穿孔感度、印刷時の画像の解像
度および耐刷性に優れた高感度感熱孔版印刷原紙用フィ
ルムを提供する。 【構成】 平均粒径が0.3〜3μm、粒度分布値
(r)が1.5以下の架橋高分子粒子の表面をモース硬
度が7以上、平均一次粒径が5〜100nm、平均二次
粒径が0.2μm以下の微細粒子で処理して得られた複
合架橋高分子粒子を0.1〜2重量%配合してなるポリ
エステルフィルムであり、融点が150〜240℃、厚
み0.5〜3μmであることを特徴とする高感度感熱孔
版印刷原紙用ポリエステルフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱孔版印刷原紙用ポ
リエステルフィルムに関する。さらに詳しくは、耐カー
ル性、穿孔感度、印刷時の画像の解像度および耐刷性に
優れた高感度感熱孔版印刷原紙用フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、感熱孔版印刷用原紙としては、ポリエステル等の熱
可塑性樹脂フィルムに多孔性薄葉紙をラミネートしたも
のが知られており、かかる用途に用いられるフィルムに
は、以下のような特性が要求される。 (1)フィルム製造時および原紙作成時の取扱い性およ
び生産性にも優れていること。具体的には、フィルム製
造時には、延伸性が良好で、破断等のトラブルを起こさ
ず、また巻取性、スリット性も良好で、巻取時にシワが
入ったり、巻きずれを起こしたりしないことが必要であ
る。さらに、原紙作成時においても、フィルムの巻出し
や、工程内でのフィルム走行等でのトラブルが発生しな
いことが必要である。 (2)多孔性薄葉紙とのラミネートおよび印刷時の作業
に十分耐え得る強度、弾性率を有すること。また、かか
るラミネート条件あるいは保存中の温湿度変化によりカ
ールが生じないこと。カールが大きくなると、取り扱い
および孔版印刷機内で原紙の搬送性が不良となり、原紙
詰り等のトラブルが生じ大きな問題となる。
【0003】(3)熱穿孔感度が良いこと。すなわち、
少量の熱量で溶融し、かつ、印刷時の画像が鮮明になる
ような適度な大きさの穿孔が得られるよう十分な熱収縮
特性を有すること。 (4)熱穿孔の階調性が良いこと。原紙として使用する
際、穿孔されるべき部分以外が周囲の穿孔の影響で溶融
してしまうと、印刷画像の階調性が劣るようになり、好
ましくない。すなわち、穿孔される部分と穿孔されない
部分とがはっきり区別できるような熱穿孔特性を有する
ことが必要である。
【0004】(5)多数回製版時においても熱穿孔感度
が低下しないこと。すなわち、離形層の界面活性剤やシ
リコンオイル、フィルムの溶融カス等が感熱ヘッドの汚
れとして付着しないことが必要である。 従来、かかる用途に用いるフィルムとして熱可塑性樹脂
を対象とした二軸延伸フィルムであって、その熱的特性
を規定することにより印刷特性を改善したフィルム(特
開昭62−149496号公報)、表面の粗度および突
起個数を規定したフィルム(特開昭63−227634
号公報)、あるいは熱収縮特性を規定したフィルム(特
開昭62−282983号公報、特開昭63−1608
95号公報、特開昭63−312192号公報、特開平
3−30996号公報)等が提案されているが、上記し
た課題をすべて解決できるものではなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に鑑み鋭意検討した結果、特定の粒子を含有する特定の
ポリエステルからなる二軸配向フィルムが、感熱孔版印
刷原紙用として好適であることを見いだし、本発明を完
成するに至った。すなわち、本発明の要旨は、平均粒径
が0.3〜3μm、粒度分布値(r)が1.5以下の架
橋高分子粒子の表面をモース硬度が7以上、平均一次粒
径が5〜100nm、平均二次粒径が0.2μm以下の
微細粒子で処理して得られた複合架橋高分子粒子を0.
1〜2重量%配合してなるポリエステルフィルムであ
り、融点が150〜240℃、厚み0.5〜3μmであ
ることを特徴とする高感度感熱孔版印刷原紙用ポリエス
テルフィルムに存する。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
いうポリエステルの二官能性酸成分は芳香族ジカルボン
酸もしくはそのエステル形成性誘導体を主とするもので
あり、具体的にはテレフタル酸、2,6−ナフタレンジ
カルボン酸、そのエステル形成誘導体としてはテレフタ
ル酸ジメチル、2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチ
ルなどが挙げられ、なかでもテレフタル酸、テレフタル
酸ジメチルが好ましい。また、グリコール成分としては
エチレングリコール、ブチレングリコール、プロピレン
グリコール、ポリエチレングリコール、1,4−シクロ
ヘキサンジメタノールなどが挙げられ、なかでもエチレ
ングリコール、ブチレングリコールが好ましい。
【0007】かかるポリエステルは、1種の芳香族ジカ
ルボン酸もしくはそのエステル形成性誘導体と、1種の
アルキレングリコールとを出発原料とするポリエステル
でもよいが、2種以上の成分を含む共重体であることが
好ましい。共重合する成分として上記のほかに例えば、
ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、ポリ
アルキレングリコールなどのジオール成分、アジピン
酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタル酸などのジカル
ボン酸成分、トリメリット酸、ピロメリット酸などが挙
げられる。また、それぞれ単一成分で構成されるホモポ
リマーどうし、ホモポリマーと2種以上の成分を含む共
重合体および該共重合体どうしのブレンドポリエステル
が好ましく、その中でもポリブチレンテレフタレートと
ポリエチレンテレフタレートまたはイソフタル酸を共重
合成分としたポリエチレンテレフタレート共重合体との
ブレンドポリエステルがさらに好ましい。
【0008】本発明のポリエステルフィルムの融点は、
150〜240℃、好ましくは160〜230℃の範囲
である。融点が240℃より高い場合には、本発明の目
的とする高度な穿孔感度が得られなくなり、150℃未
満では、フィルムの耐熱寸法安定性が悪化して原紙を製
造する工程や、原紙の保存中にカールが発生したり、印
刷画像の階調性が劣るようになるので好ましくない。ま
た、本発明においては最も高い融点(Tm2 )と最も低
い融点(Tm1 )との差は通常50℃未満であるが、T
1 とTm2 が同一であってもよい。かかる温度差が5
0℃以上では短時間で均一な穿孔が起こらないことがあ
る。
【0009】本発明のフィルム厚みは0.5〜3μm、
好ましくは0.5〜2μm、さらに好ましくは0.5〜
1.5μmである。フィルム厚みが薄くなれば熱伝導距
離が短縮され、穿孔時に必要な熱エネルギーも減少する
ため穿孔性が向上し、印刷時の解像度や印字品位性が向
上するが、フィルム厚みが0.5μm未満では印字が不
鮮明で濃淡むらが生じやすく、かつ耐刷性も著しく低下
するようになり好ましくない。また、フィルム厚みが3
μmを超えると穿孔性が悪化するため印刷時にむらが生
じるようになる。
【0010】本発明のフィルムは、フィルム製造時の巻
上げ工程、原紙作成時のコーティング、貼合せ工程およ
び印刷時の作業性を向上させるため、あるいは、熱穿孔
時のサーマルヘッドとフィルムとの融着を防止するた
め、通常、フィルムに適度な滑り性を付与する。そのた
めには微細な不活性粒子により表面に微細な突起を形成
させる方法を採用することが好ましく、突起の大きさや
数が不適当であると熱伝達にムラが生じ、穿孔が不均一
になり、解像度が劣ったり、印字品位性を損なったりす
ることがある。
【0011】本発明の重要な構成要件は、ポリエステル
中に配合する粒子としてモース硬度が7以上の高硬度の
微細粒子で表面処理された複合架橋高分子粒子を用いる
ことにある。本発明で用いる微細な架橋高分子粒子とし
ては、平均粒径が0.3〜3.0μm、粒度分布値
(r)が1.5以下、好ましくは平均粒径が0.3〜
2.0μm、粒度分布値(r)が1.3以下のものであ
る。用いる架橋高分子粒子の平均粒径が0.3μm未満
では、巻き特性が劣るので好ましくない。また、平均粒
径が3.0μmを超えたり、粒度分布値(r)が1.5
を超える場合は、フィルム表面の平面性が損なわれて熱
伝達にムラが生じ、穿孔が不均一となり、解像度が劣っ
たり、印字品位性を損なったりするため好ましくない。
【0012】本発明に適用しうる架橋高分子粒子として
は、例えば、分子中に唯1個の脂肪族の不飽和結合を有
するモノビニル化合物(A)の一種以上と、架橋剤とし
て分子中に2個以上の脂肪族の不飽和結合を有する化合
物(B)の一種以上とを乳化重合法で共重合させること
により得られる架橋高分子粒子を挙げることができる。
ここで言う乳化重合法とは、ソープフリー乳化重合、シ
ード乳化重合等の概念も包括した広義の乳化重合を指
す。
【0013】なお、上記化合物(A)としてはアクリル
酸、メタクリル酸およびこれらのアルキルまたはグリシ
ジルエステル、無水マレイン酸およびそのアルキル誘導
体、ビニルグリシジルエーテル、酢酸ビニル、スチレ
ン、アルキル置換スチレン等を挙げることができる。ま
た、上記化合物(B)としてはジビニルベンゼン、ジビ
ニルスルホン、エチレングリコールジメタクリレート、
1,4ブタンジオールジアクリレート等を挙げることが
できる。化合物(A)および(B)は各々一種類以上用
いるが、窒素原子を有する化合物やエチレンを共重合さ
せてもよい。
【0014】また、上記乳化重合の重合開始剤として
は、過酸化水素、過硫酸カリウム、過硫酸カリウム−チ
オ硫酸ナトリウム等を用いることができる。粒子重合時
の分散助剤としては脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル
塩、アルキルベンゼンスルフォン酸塩、アルキルスルホ
コハク酸塩、アルキルナフタレンスルフォン酸塩、アル
キルジフェニルエーテルジスルフォン酸塩、アルキルリ
ン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルまたはアルキルア
リル硫酸エステル塩等の陰イオン性界面活性剤やポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンア
ルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレン誘導体、ポ
リオキシエチレン−オキシプロピレンブロックコポリマ
ー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビト
ール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル等の非
イオン性界面活性剤やアルキルアミン塩、第4級アンモ
ニウム塩等の陽イオン界面活性剤およびアルキルベタイ
ン、アミンオキサイド等の両性界面活性剤である。その
中でも特にアルキルジフェニルエーテルジスルフォン酸
塩で代表される陰イオン性界面活性剤が好適に用いられ
る。
【0015】いずれにしても、これらの共重合体は架橋
構造を有し、ポリエステルの製造あるいは成型時の高温
においても実質的に不溶、不融で耐熱性を有するもので
あることが望ましい。具体的には、窒素ガス流通下30
0℃で30分間加熱処理した後の重量減少率が通常30
重量%以下、好ましくは20重量%以下である架橋高分
子粒子が用いられる。
【0016】また、架橋高分子粒子は、該粒子は多孔質
であってもそうでなくてもよいが、前者の方がポリエス
テルとの親和性により優れているので好ましい。本発明
の最大の特徴は、モース硬度7以上の微細粒子で表面処
理された複合架橋高分子粒子を用いる点にある。架橋高
分子粒子単独では、特に粒子の官能基密度が小さい場
合、あるいはポリエステルに対する配合量が多い場合に
は粒子がしばしば凝集してしまう。このことはポリエス
テル重合時の攪拌強度が弱い場合に特に顕著である。
【0017】しかしながら、特定の微細粒子で表面処理
された複合架橋高分子粒子を用いるならば、ポリエステ
ル中での分散性を著しく向上させることができるだけで
なく、該粒子を配合したポリエステルフィルムを用いた
感熱孔版印刷用原紙は多数回製版時において、感熱ヘッ
ドの汚れとして付着する離形層の界面活性剤やシリコン
オイル、フィルムの溶融カス等のクリーニング効果が発
現し、その結果、熱穿孔感度が低下しないという予期せ
ぬ効果が享受される。
【0018】本発明で用いるモース硬度7以上の不活性
粒子の例としては窒化ケイ素、窒化ホウ素、セライト、
ジルコニア、酸化アルミニウム粒子等を挙げることがで
きるが、勿論これらに限定されるものではない。これら
の中でも酸化アルミニウム粒子が好ましく、該粒子の製
造法としては、例えば熱分解法、すなわち無水塩化アル
ミニウムを原料として火焔加水分解させる方法、あるい
はアンモニウム明ばん熱分解法、すなわち水酸化アルミ
ニウムを原料として硫酸と反応させて硫酸アルミニウム
とした後硫酸アンモニウムと反応させてアンモニウム明
ばんとして焼成する方法等を挙げることができる。
【0019】これらの方法により得られる酸化アルミニ
ウムの結晶型はγ型、θ型もしくはδ型が好ましく、さ
らに好ましくはδ型である。本発明で用いるモース硬度
7以上の微細粒子の平均一次粒径は5〜100nm、好
ましくは10〜50nmであるが、しばしば0.5μm
を超える凝集体を形成しているので、適度に解砕して使
用することが望ましい。平均一次粒径が5nm未満では
強固な凝集体を形成するので好ましく、また100nm
を超えると、ポリエステル中での分散改良効果が不十分
となるので好ましくない。
【0020】本発明の架橋高分子粒子に被覆するモース
硬度7以上の微細粒子の凝集体の平均二次粒径は0.2
μm以下であり、被覆される架橋高分子粒子の平均粒径
より小さいこと、具体的には1/2以下、さらには1/
5以下、特には1/10以下であることが好ましく、か
かる平均二次粒径は好ましくは0.03〜0.1μmで
ある。モース硬度7以上の微細粒子の二次凝集体の平均
二次粒径が0.2μmを超えると、ポリエステル重合時
の分散性改良効果が不十分となる。また、その配合量は
架橋高分子粒子に対し、重量比で通常0.1〜2倍量
で、好ましくは0.3〜1倍量である。この値が0.1
倍量未満では分散性が改良されないことがあり、またこ
の値が2倍量を超えても、最早それ以上分散性は改良さ
れないばかりか、該粒子起因によりフィルムスリット時
のスリット刃の摩耗が顕著となるので好ましくない。
【0021】架橋高分子粒子表面にモース硬度7以上の
微細粒子を被覆する方法としては、例えば、水溶液中に
分散させた架橋高分子粒子のゼータ電位値が負(−)に
帯電している場合には、水溶液中でのゼータ電位値が正
(+)のモース硬度7以上の微細粒子水溶液を加えて攪
拌下3〜5時間処理することにより該架橋高分子粒子表
面にモース硬度7以上の微細粒子を被覆することができ
るが、この方法に限定されるものではない。
【0022】本発明においてはモース硬度7以上の微細
粒子で表面処理された複合架橋高分子粒子のポリエステ
ル中における配合量は0.1〜2重量%、好ましくは
0.05〜2重量%である。かかる配合量が0.1重量
%未満では、フィルムの巻き特性が劣るので好ましくな
い。また2重量%を超えると、フィルム表面の粗面化の
度合いが大き過ぎて熱伝達にムラが生じ、穿孔が不均一
となり、解像度が劣ったり、印字品位性を損なったりす
るため好ましくない。
【0023】本発明においては上記したような方法によ
り表面を適度に粗面化したフィルムを得るが、作業性や
印刷時の解像度、印字品位性をさらに高度に満足させる
ためには、フィルム表面の中心線平均粗さ(Ra)が
0.02〜0.20μmであることが好ましく、さらに
好ましくは0.05〜0.15μmである。Raが0.
02μm未満では巻き特性が劣ることがあり、0.20
μmを超えるとフィルム表面の粗面化の度合いが大き過
ぎる傾向があり、熱伝達にムラが生じ、穿孔が不均一と
なり、解像度が劣ったり、印字品位性を損なったりする
恐れがある。本発明のフィルムは、80℃で10秒間処
理後のフィルムの加熱収縮応力(F)が通常、100〜
800g/mm2 、好ましくは200〜700g/mm
2 である。収縮応力Fが100g/mm2 未満では、穿
孔時に穴が広がる力が不足して、印刷時に鮮明な画像が
得られるほどの十分な大きさを有する穿孔が得られなく
なることがある。収縮応力Fが800g/mm2 を超え
ると、太さむら、濃淡むらあるいは寸法変化が生じるこ
とがある。
【0024】また、80℃−10分間処理後の加熱収縮
率(S)は5〜50%、さらには10〜40%の範囲が
好ましい。収縮率Sが5%未満では、穿孔感度が不足し
て印刷時の画像濃度が低下する恐れがある。また、収縮
率Sが50%を超えると、穿孔むらが生じやすくなる傾
向がある。本発明のフィルムは、極めて薄いフィルムで
あるので、フィルムの長手方向と幅方向の引張弾性率を
共に通常300kg/mm2 以上、好ましくは350k
g/mm2 以上とすることにより、取り扱い作業性や耐
刷性がより良好となる。次に本発明のポリエステルフィ
ルムの製造方法について説明する。
【0025】本発明においては、ポリマーをエクストル
ーダーに代表される周知の溶融押出装置に供給し、ポリ
マーの融点以上の温度に加熱し溶融する。次いで、溶融
したポリマーをスリット状のダイから押し出し、回転冷
却ドラム上でガラス転移温度以下の温度になるように急
冷固化し、実質的に非晶状態の未配向シートを得る。こ
の場合、シートの平面性を向上させるため、シートと回
転冷却ドラムとの密着性を高めることが好ましく、本発
明においては静電印加密着法および/または液体塗布密
着法が好ましく採用される。
【0026】このようにして得られたシートを2軸方向
に延伸してフィルム化する。延伸条件について具体的に
述べると、前記未延伸シートを好ましくは20〜100
℃、さらに好ましくは25〜80℃の温度範囲で、まず
一方向にロールもしくはテンター方式の延伸機により
2.5〜7倍、好ましくは3.0〜5倍に延伸する。次
に一段目と直交する方向に好ましくは20〜100℃、
さらに好ましくは25〜90℃の温度範囲で2.5〜7
倍、好ましくは3.0〜5倍に延伸を行い、2軸に配向
したフィルムを得る。
【0027】なお、一方向の延伸を2段階以上で行う方
法も用いることができるが、その場合も最終的な延伸倍
率が上記した範囲に入ることが望ましい。また、前記未
延伸シートを面積倍率が6〜40倍になるように同時二
軸延伸することも可能である。かくして得られたフィル
ムを熱処理してもよく、また必要に応じ熱処理を行う前
または後に再度縦および/または横方向に延伸してもよ
い。本発明においては、上記した熱収縮特性を有するフ
ィルムを得るために、延伸倍率を面積倍率として6倍以
上、延伸後の熱処理を実質的に行わないか、行ったとし
ても110℃以下、さらには90℃以下とし、熱処理時
間は1秒〜5分間でフィルムを30%以内の伸長または
定長下で行うことが好ましい。
【0028】また常法に従って所定の多孔性薄葉紙を公
知の接着剤を用いてラミネートし、感熱孔版印刷用原紙
を製造する際、40〜50℃程度の乾燥工程および夏場
を経る長期保存中にフィルムの収縮に起因すると考えら
れるカールが発生することがある。従って本発明におい
てはカール防止のため、得られたフィルムを40〜70
℃で5時間から5日間、好ましくは45〜60℃で12
時間〜3日間エージング処理することにより、上記環境
下での耐カール性が良好となる。なお、本発明において
は、製膜に供するポリエステル全量に対し、10重量%
程度以下の他のポリマー(例えばポリエチレン、ポリス
チレン、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリフェニ
レンスルフィド、ポリアミド、ポリイミド等)を含有さ
せることができる。また、必要に応じ、酸化防止剤、熱
安定剤、潤滑剤、帯電防止剤、染料、顔料等の添加剤を
配合してもよい。
【0029】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の
実施例に限定されるものではない。なお、本発明で用い
た物性測定法を以下に示す。 (1)平均一次粒径 電子顕微鏡法にて粒径を測定した。測定により得られた
粒子の等価球形分布における積算(体積基準)50%の
値を用いて平均一次粒径とした。 (2)平均二次粒径 (株)島津製作所製遠心沈降式粒度分布測定装置SA−
CP3型を用いてストークスの抵抗則に基づく沈降法に
よって粒子の大きさを測定した。測定により得られた粒
子の等価球形分布における積算(体積基準)50%の値
を用いて平均粒径とした。なお、粒度分布値(r)は下
記式から算出した。 粒度分布値(r)=d25/d75 (上記式中、d25、d75は粒子群の積算体積を大粒子側
から計測し、それぞれの総体積の25%、75%に相当
する粒径(μm)を示す)
【0030】(3)粒子のゼータ電位 大塚電子製ゼータ電位測定装置(ELS−800型)を
用い、純水中に粒子を添加して希薄スラリーとし、通常
の電気泳動法により測定した。 (4)ポリマー中の粒子分散性 ポリマーを超薄膜作成装置にて約800Åの超薄切片と
した後、透過型電子顕微鏡で観察し、ポリマー中の粒子
分散性を次のとおり判定した。 ○ … 凝集粒子はほとんど観察されずない × … 凝集粒子が存在する (5)融点 セイコー電子工業(株)製差動熱量計SSC580DS
C20型を用いて測定した。すなわち、試料フィルム1
0mgをDSC装置にセットし、10℃/minの速度
で昇温し、0〜300℃の範囲で測定し、融点を融解吸
熱ピークの頂点として測定した。
【0031】(6)加熱収縮応力(F) フィルムを幅10mmの短冊状に切り出し、一端を荷重
検出器のチャックに、もう一方を固定チャックにセット
し、チャック間は50mmとした。初期荷重をかけない
状態で、フィルムを80℃のウォーターバス中に浸漬
し、浸漬開始から10秒後の応力値を測定した。フィル
ム縦方向と横方向に5点ずつ測定し、浸漬前のフィルム
断面積から加熱収縮応力(g/mm2 )を算出し、その
平均値を求めた。 (7)加熱熱収縮率(S) 試料を無張力状態で80℃に保ったオーブン中、10分
間熱処理し、その前後の試料の長さを測定して、次式に
て熱収縮率(%)を算出した。 F=(熱処理前のサンプル長−熱処理後のサンプル長)
×100/(熱処理前のサンプル長) フィルム縦方向と横方向に5点ずつ測定し、平均値を求
めた。
【0032】(8)中心線平均粗さ(Ra) 日本工業規格JIS B0601に記載されている方法
に従い、(株)小坂研究所製表面粗さ測定機(SE−3
F)を用いて、中心線平均粗さ(Ra)を求めた。な
お、触針の先端半径は2μm、荷重は30mgとし、カ
ットオフ値は0.08mmとした。 (9)感熱孔版印刷原紙実用特性 フィルムに和紙を貼り合わせて原紙を作製した。得られ
た原紙をサーマルヘッドにより、印加エネルギー0.0
9mJおよび0.12mJにて文字画像および16段階
の階調画像を製版した。製版された原紙のフィルム側か
ら顕微鏡で階調画像部の穿孔状態を観察し、以下の項目
について評価した。
【0033】穿孔感度 ◎…所定の穿孔が確実に行われ、穿孔の大きさも十分で
あり非常に良好 ○…所定の穿孔がほぼ確実に行われ、穿孔の大きさも十
分であり良好 △…稀に所定の穿孔が得られない部分や穿孔の大きさが
不十分な部分がある ×…所定の穿孔が得られない部分が数多くあり、穿孔の
大きさも不十分であり、実用上支障がある。 また、製版原紙を用い、理想科学工業(株)製リソグラ
フAP7200印刷機を用いて実際に印刷し、得られた
文字、画像について、下記の特性を目視で判定した。
【0034】印字品位性 ◎…濃度のムラ、にじみが全くなく、鮮明に印字でき、
非常に良好 ○…濃度のムラ、にじみがなく、鮮明に印字でき、良好 △…わずかに濃淡のムラ、にじみが認められ、やや鮮明
さに欠ける ×…濃淡のムラ、あるいはにじみ、かすれがはっきり出
ている 耐刷性 ○…2000枚以上の連続印刷が可能 ×…数百枚程度しか連続印刷ができない
【0035】実施例1 [架橋高分子粒子の製造]脱塩水1500重量部に水溶
性重合開始剤の過硫酸カリウム0.5重量部と分散安定
剤としてラウリル硫酸ナトリウム(商品名:エマ−ル
0 花王株式会社製)0.025重量部を添加し均一に
溶解させた後、エチレングリコールジメタクリレート6
0重量部、メタクリル酸メチル20重量部およびジビニ
ルベンゼン20重量部の混合溶液を加えた。窒素ガス雰
囲気下で攪拌しながら70℃−24時間重合反応を行っ
た。反応率は98%で得られた粒子の平均粒径は1.2
μm、粒度分布値(r)は1.23、重量減少率は5.
2%であった。また、得られた粒子のゼータ電位は−2
0mVで、そのときのpHは6.0であった。得られた
粒子を電子顕微鏡で観察したところ、ほぼ球状のもので
あった。
【0036】次いで、脱塩水500重量部に一次粒径が
18nmのδ型アルミナ粒子50重量部を加えホモミキ
サー分散した後、エチルアシッドフォスフェート0.5
重量部を加えpHを5.0に調整し、サンドグラインダ
ー解砕および濾過処理し、該粒子含有水スラリーを得
た。得られた粒子の平均二次粒径は0.04μm、ゼー
タ電位は+30mVであった。次に前述の架橋高分子粒
子含有水スラリー1600重量部とδ型アルミナ粒子含
有水スラリー550重量部とを加え、攪拌下−4時間保
持し、架橋高分子粒子表面にδ型アルミナ粒子を被覆し
た。水スラリーにエチレングリコール1500部を加
え、加熱減圧下で水を留去しエチレングリコールスラリ
ーとした。スラリー中の粒子を電子顕微鏡で観察したと
ころ、架橋高分子粒子表面のほぼ全面にアルミナ粒子が
被覆されていた。
【0037】[ポリエステル−Aの製造]テレフタル酸
ジメチル80重量部、イソフタル酸ジメチル20重量部
とエチレングリコール60部とを出発原料とし、触媒と
して酢酸マグネシウム・四水塩0.09重量部を反応器
にとり、反応開始温度を150℃とし、メタノールの留
去と共に徐々に反応温度を上昇させ、3時間後に230
℃とした。4時間後、実質的にエステル交換反応の終了
したこの反応混合物に酸化アルミニウムで処理した複合
架橋高分子粒子を1.0重量部を含有する上記エチレン
グリコールスラリー22重量部を添加し、エチルアシッ
ドフォスフェート0.04部、三酸化アンチモン0.0
4部を加えて、4時間重縮合反応を行った。すなわち、
温度を230℃から徐々に昇温し280℃とした。一
方、圧力は常圧より徐々に減じ、最終的には0.3mm
Hgとした。反応開始後、4時間を経た時点で反応を停
止し、窒素加圧下ポリマーを吐出させた。得られたポリ
エステルの極限粘度は0.75で、ポリマー中の粒子を
透過型電子顕微鏡によって観察したところ、架橋高分子
粒子の表層にδ型アルミナ粒子が被覆されているのが観
察され、粒子の分散性は極めて良好であった。
【0038】[ポリエステル−Bの製造]テレフタル酸
ジメチル100重量部、1,4−ブタンジオール56重
量部、テトラブチルチタネート0.005重量部を反応
機にとり、反応開始温度を150℃とし、メタノールの
留去と共に反応温度を徐々に上昇させ、3時間後に21
0℃とした。4時間後、実質的にエステル交換反応が終
了したこの反応混合物にテトラブチルチタネート0.0
05重量部を加えて、4時間重縮合反応を行った。すな
わち、温度を210℃から徐々に昇温し260℃とし
た。一方、圧力は常圧より徐々に減じ、最終的には0.
3mmHgとした。反応開始後、4時間を経た時点で反
応を停止し、窒素加圧下ポリマーを吐出させた。得られ
たポリエステルの極限粘度は0.90であった。
【0039】[ポリエステルフィルムおよび感熱孔版印
刷用原紙の製造]ポリエステル−A 50重量部とポリ
エステル−B 50重量部とを均一にブレンドし265
℃にて押出機よりシート状に押出し、表面温度を30℃
に設定した回転冷却ドラムで静電印加冷却法を利用して
急冷固化させ、厚み15μmの実質的に非晶質のシート
を得た。得られたシートを縦方向に65℃で3.5倍、
横方向に70℃で3.7倍に延伸し、さらに90℃で6
秒間熱処理を施し、厚み1.5μmの二軸配向フィルム
を製造した。得られたフィルムの融点は211℃と22
3℃であった。次いで得られたフィルムを常法に従い、
多孔性薄葉紙に貼り合わせ、50℃で24時間エージン
グ処理を行い感熱孔版印刷用原紙を作成し、謄写印刷を
行った。
【0040】実施例2 δ型アルミナ粒子を30重量部とする以外は実施例1と
同様の方法で感熱孔版印刷用原紙を作成し、謄写印刷を
行った。
【0041】実施例3 平均一次粒径が12nmのγ型アルミナ粒子を50重量
部とする以外は実施例1と同様の方法で感熱孔版印刷用
原紙を作成し、謄写印刷を行った。その際、得られたγ
型アルミナ粒子の平均二次粒径は0.07nmであっ
た。
【0042】実施例4 水溶性重合開始剤の過硫酸カリウムを1.0重量部、分
散安定剤としてラウリル硫酸ナトリウム(商品名:エマ
−ル 0 花王株式会社製)を0.051重量部とする
以外は実施例1と同様の方法で感熱孔版印刷用原紙を作
成し、謄写印刷を行った。その際、得られた架橋高分子
粒子の平均粒径は0.8μm、r値は1.20であっ
た。
【0043】比較例1 δ型アルミナ粒子を用いないこと以外は実施例1と同様
の方法で感熱孔版印刷用原紙を作成し、謄写印刷を行っ
た。
【0044】比較例2 実施例1において、δ型アルミナ粒子を平均一次粒径が
11nmの微細シリカ粒子に代えるほかは実施例1と同
様の方法で感熱孔版印刷用原紙を作成し、謄写印刷を行
った。
【0045】比較例3 実施例1において、δ型アルミナ粒子を平均一次粒径が
27nmの微細酸化チタン粒子に代えるほかは実施例1
と同様の方法で感熱孔版印刷用原紙を作成し、謄写印刷
を行った。
【0046】比較例4 実施例1のδ型アルミナ粒子で表面処理された架橋高分
子粒子を平均粒径が1.2μmのシリカ粒子に代えるほ
かは実施例1と同様の方法で感熱孔版印刷用原紙を作成
し、謄写印刷を行った。以上、得られたフィルムの物性
および原紙実用特性をまとめて下記表1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】
【発明の効果】本発明のフィルムによれば、耐カール
性、穿孔感度、印刷時の画像の解像度および耐刷性に優
れた高感度感熱孔版印刷原紙が提供され、その工業的価
値は高い。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒径が0.3〜3μm、粒度分布値
    (r)が1.5以下の架橋高分子粒子の表面をモース硬
    度が7以上、平均一次粒径が5〜100nm、平均二次
    粒径が0.2μm以下の微細粒子で処理して得られた複
    合架橋高分子粒子を0.1〜2重量%配合してなるポリ
    エステルフィルムであり、融点が150〜240℃、厚
    み0.5〜3μmであることを特徴とする高感度感熱孔
    版印刷原紙用ポリエステルフィルム。
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EP19940112598 EP0639468B1 (en) 1993-08-17 1994-08-11 Polyester film for highly heat sensitive original sheet for stencil printing
DE1994602381 DE69402381T2 (de) 1993-08-17 1994-08-11 Polyesterfilm für höchst wärmeempfindliches Originalblatt für Schablonendruckverfahren
KR1019940020350A KR100299262B1 (ko) 1993-08-17 1994-08-16 고감도감열공판인쇄원지용폴리에스테르필름
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11268911A (ja) * 1998-01-08 1999-10-05 Nissan Chem Ind Ltd アルミナ粉末及びその製造方法並びに研磨用組成物
JP2008194909A (ja) * 2007-02-12 2008-08-28 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 感熱孔版印刷原紙用ポリエステルフィルム

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