JPH076817A - コネクト装置 - Google Patents
コネクト装置Info
- Publication number
- JPH076817A JPH076817A JP16848493A JP16848493A JPH076817A JP H076817 A JPH076817 A JP H076817A JP 16848493 A JP16848493 A JP 16848493A JP 16848493 A JP16848493 A JP 16848493A JP H076817 A JPH076817 A JP H076817A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connecting portion
- contacts
- contact
- force
- polarity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/62—Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
- H01R13/6205—Two-part coupling devices held in engagement by a magnet
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、着脱の容易化、及び逆結合
防止を図ったコネクト装置を提供することにある。 【構成】 複数のコンタクトが形成された第１コネクト
部１１と、この第１コネクト部１１のコンタクトに対応
するように複数のコンタクトが形成された第２コネクト
部１２とが磁石の吸引力によって結合させることによ
り、着脱の容易化を図る。また、第１コネクト部１１及
び第２コネクト部１２のコンタクトが正対する状態での
み、上記第１コネクト部１１及び第２コネクト部間１２
で吸引力を生ずるように上記磁石の極性を設定すること
により、コネクタの逆結合防止を図る。
防止を図ったコネクト装置を提供することにある。 【構成】 複数のコンタクトが形成された第１コネクト
部１１と、この第１コネクト部１１のコンタクトに対応
するように複数のコンタクトが形成された第２コネクト
部１２とが磁石の吸引力によって結合させることによ
り、着脱の容易化を図る。また、第１コネクト部１１及
び第２コネクト部１２のコンタクトが正対する状態での
み、上記第１コネクト部１１及び第２コネクト部間１２
で吸引力を生ずるように上記磁石の極性を設定すること
により、コネクタの逆結合防止を図る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、コネクト装置、さらに
はそれにおける逆結合防止技術に関し、例えば携帯用パ
ーソナルコンピュータに適用して有効な技術に関する。
はそれにおける逆結合防止技術に関し、例えば携帯用パ
ーソナルコンピュータに適用して有効な技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】コネクト装置は、単純な抜き差し動作に
よって一時に複数の回路を接続分離させるもので、複数
のコンタクトとそれらを配列保持するための絶縁体と、
カバーやロックなどの補助機構とによって構成され、オ
ス・メス一対の電子部品とされる。そのようなコネクト
装置には、プリント基板用コネクタ、ケーブル用コネク
タなど多種多様であり、種々の電子機器において使用さ
れている。
よって一時に複数の回路を接続分離させるもので、複数
のコンタクトとそれらを配列保持するための絶縁体と、
カバーやロックなどの補助機構とによって構成され、オ
ス・メス一対の電子部品とされる。そのようなコネクト
装置には、プリント基板用コネクタ、ケーブル用コネク
タなど多種多様であり、種々の電子機器において使用さ
れている。
【０００３】例えば携帯用パーソナルコンピュータにお
いては、入出力用の各種コネクト装置が設けられ、必要
に応じて外部周辺機器を接続できるようになっている。
そのような入出力用のコネクト装置の一例としてＲＳ−
２３２Ｃポートのコネクト装置があり、それを利用して
モデム装置などを接続することにより、出先においても
データ通信が可能となる。
いては、入出力用の各種コネクト装置が設けられ、必要
に応じて外部周辺機器を接続できるようになっている。
そのような入出力用のコネクト装置の一例としてＲＳ−
２３２Ｃポートのコネクト装置があり、それを利用して
モデム装置などを接続することにより、出先においても
データ通信が可能となる。
【０００４】尚、コネクト装置について記載された文献
の例としては、昭和５８年８月２０日に、株式会社オー
ム社から発行された「電子通信ハンドブック（第４１７
頁〜）」がある。
の例としては、昭和５８年８月２０日に、株式会社オー
ム社から発行された「電子通信ハンドブック（第４１７
頁〜）」がある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ＲＳ−
２３２Ｃポートのコネクト装置を使用してモデム装置を
接続する場合を考えてみると、携帯用パーソナルコンピ
ュータ本体側に設けられた第１コネクト部と、インタフ
ェースケーブルの先端に設けられた第２コネクト部とが
勘合するようになっているため、その勘合のために、一
方の手で携帯用パーソナルコンピュータ本体を抑え、他
方の手で、第２コネクト部の位置決めをして、第２コネ
クト部を、ある程度強く押し込む必要があり、その結合
操作が比較的面倒とされるのが、本発明者によって見い
だされた。そしてそれを改善するために、上記第１コネ
クト部と第２コネクト部とを磁石の吸引力によって結合
させることについて検討したところ、単に磁石の吸引力
を利用しただけでは、第１コネクト部及び第２コネクト
部のコンタクトが正対する状態から１８０度回転した状
態で逆結合させる虞があり、そのように誤った結合がパ
ーソナルコンピュータや外部周辺機器の故障の原因にな
ることが明らかとされた。
２３２Ｃポートのコネクト装置を使用してモデム装置を
接続する場合を考えてみると、携帯用パーソナルコンピ
ュータ本体側に設けられた第１コネクト部と、インタフ
ェースケーブルの先端に設けられた第２コネクト部とが
勘合するようになっているため、その勘合のために、一
方の手で携帯用パーソナルコンピュータ本体を抑え、他
方の手で、第２コネクト部の位置決めをして、第２コネ
クト部を、ある程度強く押し込む必要があり、その結合
操作が比較的面倒とされるのが、本発明者によって見い
だされた。そしてそれを改善するために、上記第１コネ
クト部と第２コネクト部とを磁石の吸引力によって結合
させることについて検討したところ、単に磁石の吸引力
を利用しただけでは、第１コネクト部及び第２コネクト
部のコンタクトが正対する状態から１８０度回転した状
態で逆結合させる虞があり、そのように誤った結合がパ
ーソナルコンピュータや外部周辺機器の故障の原因にな
ることが明らかとされた。
【０００６】本発明の目的は、着脱の容易化、及び逆結
合防止を図ったコネクト装置を提供することにある。
合防止を図ったコネクト装置を提供することにある。
【０００７】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【０００９】すなわち、複数のコンタクトが形成された
第１コネクト部と、この第１コネクト部のコンタクトに
対応するように複数のコンタクトが形成された第２コネ
クト部とが発磁体の吸引力によって結合可能に構成され
るとき、上記第１コネクト部及び第２コネクト部のコン
タクトが正対する状態でのみ、上記第１コネクト部及び
第２コネクト部間で吸引力を生ずるように発磁体を設け
る。このとき、第１コネクト部と第２コネクト部とが正
対する状態で、対向する発磁体の極性が互いに異なるよ
うに設定することができる。
第１コネクト部と、この第１コネクト部のコンタクトに
対応するように複数のコンタクトが形成された第２コネ
クト部とが発磁体の吸引力によって結合可能に構成され
るとき、上記第１コネクト部及び第２コネクト部のコン
タクトが正対する状態でのみ、上記第１コネクト部及び
第２コネクト部間で吸引力を生ずるように発磁体を設け
る。このとき、第１コネクト部と第２コネクト部とが正
対する状態で、対向する発磁体の極性が互いに異なるよ
うに設定することができる。
【００１０】
【作用】上記した手段によれば、上記第１コネクト部と
上記第２コネクト部とを磁力の吸引力によって結合させ
ることは、着脱の容易化を達成し、また、上記第１コネ
クト部及び第２コネクト部のコンタクトが正対する状態
でのみ、上記第１コネクト部及び第２コネクト部間で吸
引力を生ずるように発磁体を設けることは、コネクト部
の逆結合防止を達成する。
上記第２コネクト部とを磁力の吸引力によって結合させ
ることは、着脱の容易化を達成し、また、上記第１コネ
クト部及び第２コネクト部のコンタクトが正対する状態
でのみ、上記第１コネクト部及び第２コネクト部間で吸
引力を生ずるように発磁体を設けることは、コネクト部
の逆結合防止を達成する。
【００１１】
【実施例】図１には本発明の一実施例であるコネクト装
置が示される。
置が示される。
【００１２】図１において、１０は携帯用パーソナルコ
ンピュータであり、この携帯用パーソナルコンピュータ
１０の後面パネルには第１コネクト部１１が設けられて
いる。この第１コネクト部１１は、特に制限されない
が、ＲＳ−２３２Ｃポートとされ、外部周辺機器を接続
するための複数のコンタクトと、それを保持するための
絶縁体と、それの支持部材とを含む。１３はＲＳ−２３
２Ｃインタフェースケーブルであり、このインタフェー
スケーブル１３の端部には、上記第１コネクト部１１の
コンタクトに対応するように複数のコンタクトが形成さ
れた第２コネクト部１２が設けられている。本実施例で
はこの第１コネクト部１１と第２コネクト部１２とをコ
ネクト装置と総称する。第１コネクト部１１と第２コネ
クト部１２とは、後述するように発磁体例えば磁石の吸
引力によって、着脱自在に結合されるようになってい
る。
ンピュータであり、この携帯用パーソナルコンピュータ
１０の後面パネルには第１コネクト部１１が設けられて
いる。この第１コネクト部１１は、特に制限されない
が、ＲＳ−２３２Ｃポートとされ、外部周辺機器を接続
するための複数のコンタクトと、それを保持するための
絶縁体と、それの支持部材とを含む。１３はＲＳ−２３
２Ｃインタフェースケーブルであり、このインタフェー
スケーブル１３の端部には、上記第１コネクト部１１の
コンタクトに対応するように複数のコンタクトが形成さ
れた第２コネクト部１２が設けられている。本実施例で
はこの第１コネクト部１１と第２コネクト部１２とをコ
ネクト装置と総称する。第１コネクト部１１と第２コネ
クト部１２とは、後述するように発磁体例えば磁石の吸
引力によって、着脱自在に結合されるようになってい
る。
【００１３】図２には上記第１コネクト部１１及び第２
コネクト部１２におけるコンタクトの配列が示される。
コネクト部１２におけるコンタクトの配列が示される。
【００１４】本実施例では、特に制限されないが、Ｐ１
〜Ｐ１２、Ｐ１３〜Ｐ２４で示されるように、全部で２
４個のコンタクトが２列に配列されている。全てのコン
タクトは、特に制限されないが、図１において１１１で
示されるように、長方体状に形成された永久磁石が金属
メッキされたものとされる。つまり、コンタクト自体
が、発磁体とされる。金属メッキを施すのは、コンタク
トとして機能する場合の電気的抵抗の低減を図るためで
ある。特に制限されないが、永久磁石の表面に、導電性
の良好な金属、例えば金などをメッキするのが好まし
い。そして、この長方体１１１の一端面が露出されて、
その露出面が接点とされ、当該コンタクトの他端には、
図１に示されるインタフェースケーブル１３が電気的に
結合されている。
〜Ｐ１２、Ｐ１３〜Ｐ２４で示されるように、全部で２
４個のコンタクトが２列に配列されている。全てのコン
タクトは、特に制限されないが、図１において１１１で
示されるように、長方体状に形成された永久磁石が金属
メッキされたものとされる。つまり、コンタクト自体
が、発磁体とされる。金属メッキを施すのは、コンタク
トとして機能する場合の電気的抵抗の低減を図るためで
ある。特に制限されないが、永久磁石の表面に、導電性
の良好な金属、例えば金などをメッキするのが好まし
い。そして、この長方体１１１の一端面が露出されて、
その露出面が接点とされ、当該コンタクトの他端には、
図１に示されるインタフェースケーブル１３が電気的に
結合されている。
【００１５】永久磁石の極性は以下のように設定され
る。
る。
【００１６】図２に示されるように、第１コネクト部１
１において、コンタクトＰ１〜Ｐ６、及びコンタクトＰ
１３〜Ｐ１８の露出端部はＳ極性とされ、コンタクトＰ
７〜Ｐ１２及びＰ１９〜Ｐ２４の露出端部はＮ極性とさ
れる。つまり、紙面に向かって左側半分がＳ極性に設定
され、右側半分がＮ極性に設定されている。そに対し
て、第２コネクト部１２においては、コンタクトＰ１〜
Ｐ６及びＰ１３〜Ｐ１８の露出端部がＮ極性とされ、コ
ンタクトＰ７〜Ｐ１２及びＰ１９〜Ｐ２４の露出端部が
Ｓ極性に設定されている。つまり、紙面に向かって左側
半分がＳ極性に設定され、右側半分がＮ極性に設定され
ている。
１において、コンタクトＰ１〜Ｐ６、及びコンタクトＰ
１３〜Ｐ１８の露出端部はＳ極性とされ、コンタクトＰ
７〜Ｐ１２及びＰ１９〜Ｐ２４の露出端部はＮ極性とさ
れる。つまり、紙面に向かって左側半分がＳ極性に設定
され、右側半分がＮ極性に設定されている。そに対し
て、第２コネクト部１２においては、コンタクトＰ１〜
Ｐ６及びＰ１３〜Ｐ１８の露出端部がＮ極性とされ、コ
ンタクトＰ７〜Ｐ１２及びＰ１９〜Ｐ２４の露出端部が
Ｓ極性に設定されている。つまり、紙面に向かって左側
半分がＳ極性に設定され、右側半分がＮ極性に設定され
ている。
【００１７】上記のように極性が設定され、且つ、第１
コネクト部１１と第２コネクト部１２とが対向された場
合を考える。同一コンタクト番号（Ｐ１〜Ｐ２４）同士
が接触される状態を、正対する状態とすると、その状態
で、両コネクト部１１，１２間において対向する磁石が
異極性とされるから、磁力による吸引力が働き、両コネ
クト部１１，１２が結合される。それにより、図１のイ
ンタフェースケーブル１３の他端に接続された周辺機器
例えば通信用のモデム（図示せず）と、携帯用パーソナ
ルコンピュータ１０とが結合される。複数のコンタクト
は、ＲＳ−２３２Ｃインタフェース規格による所定の信
号のやり取りを可能とする。第１コネクト部１１と第２
コネクト部１２との結合は磁力の吸引力によるものであ
るから、第２コネクト部１２を第１コネクト部１１に近
づけることにより磁石の吸引力によって簡単に結合され
てしまうし、また、適度の外力により容易に結合状態を
解除することができるため、コネクト装置の着脱が容易
とされる。
コネクト部１１と第２コネクト部１２とが対向された場
合を考える。同一コンタクト番号（Ｐ１〜Ｐ２４）同士
が接触される状態を、正対する状態とすると、その状態
で、両コネクト部１１，１２間において対向する磁石が
異極性とされるから、磁力による吸引力が働き、両コネ
クト部１１，１２が結合される。それにより、図１のイ
ンタフェースケーブル１３の他端に接続された周辺機器
例えば通信用のモデム（図示せず）と、携帯用パーソナ
ルコンピュータ１０とが結合される。複数のコンタクト
は、ＲＳ−２３２Ｃインタフェース規格による所定の信
号のやり取りを可能とする。第１コネクト部１１と第２
コネクト部１２との結合は磁力の吸引力によるものであ
るから、第２コネクト部１２を第１コネクト部１１に近
づけることにより磁石の吸引力によって簡単に結合され
てしまうし、また、適度の外力により容易に結合状態を
解除することができるため、コネクト装置の着脱が容易
とされる。
【００１８】ここで、図１において１４で示されるよう
に第２コネクト部１２を１８０度回転させた状態で、第
１コネクト部１１に結合させようとした場合には、図２
から明らかなように、対向する磁石が同極性となってし
まうため、それら間に反発力が発生することによって、
コネクト装置の逆結合が防止される。また、結合操作の
際、第２コネクト部１３を握る手に上記反発力が感じら
れるため、操作者は、すぐにコネクト装置の結合方向の
誤りに気付くことができる。
に第２コネクト部１２を１８０度回転させた状態で、第
１コネクト部１１に結合させようとした場合には、図２
から明らかなように、対向する磁石が同極性となってし
まうため、それら間に反発力が発生することによって、
コネクト装置の逆結合が防止される。また、結合操作の
際、第２コネクト部１３を握る手に上記反発力が感じら
れるため、操作者は、すぐにコネクト装置の結合方向の
誤りに気付くことができる。
【００１９】上記実施例によれば以下の作用効果が得ら
れる。
れる。
【００２０】（１）複数のコンタクトが形成された第１
コネクト部１１と、この第１コネクト部１１のコンタク
トに対応するように複数のコンタクトが形成された第２
コネクト部１２とが磁石の吸引力によって結合されるこ
とにより、着脱の容易化が図られる。
コネクト部１１と、この第１コネクト部１１のコンタク
トに対応するように複数のコンタクトが形成された第２
コネクト部１２とが磁石の吸引力によって結合されるこ
とにより、着脱の容易化が図られる。
【００２１】（２）第１コネクト部１１及び第２コネク
ト部１２のコンタクトが正対する状態でのみ、上記第１
コネクト部１１及び第２コネクト部間１２で吸引力を生
ずるように、上記磁石の極性が設定されることにより、
正対しない状態では、対向する磁極が同極性となってし
まうため、それら間に反発力が発生し、コネクタの逆結
合が防止される。
ト部１２のコンタクトが正対する状態でのみ、上記第１
コネクト部１１及び第２コネクト部間１２で吸引力を生
ずるように、上記磁石の極性が設定されることにより、
正対しない状態では、対向する磁極が同極性となってし
まうため、それら間に反発力が発生し、コネクタの逆結
合が防止される。
【００２２】（３）所定形状に形成された磁石の表面に
金属メッキを施すことによってコンタクトを得ているの
で、つまり、磁石を利用してコンタクトを得ているの
で、コンタクト配列面の面積増大を抑えることができ、
このことは、コネクト装置の小型化を図る上で有効とさ
れる。
金属メッキを施すことによってコンタクトを得ているの
で、つまり、磁石を利用してコンタクトを得ているの
で、コンタクト配列面の面積増大を抑えることができ、
このことは、コネクト装置の小型化を図る上で有効とさ
れる。
【００２３】（４）永久磁石の吸引力によって接点の接
触力を得るようにしているので、例えばコンタクトのオ
ス・メスの勘合による接触力をバネ材によって得るのに
比して、接点の接触力の経年変化が少なく、長期に亘
り、安定した接触力が得られる。
触力を得るようにしているので、例えばコンタクトのオ
ス・メスの勘合による接触力をバネ材によって得るのに
比して、接点の接触力の経年変化が少なく、長期に亘
り、安定した接触力が得られる。
【００２４】図３には他の実施例が示される。
【００２５】図３において、１０は携帯用パーソナルコ
ンピュータであり、この携帯用パーソナルコンピュータ
１０の後面パネルには第１コネクト部１１が設けられて
いる。この第１コネクト部１１は、上記実施例の場合と
同様に、特に制限されないが、ＲＳ−２３２Ｃポートと
されるが、携帯用パーソナルコンピュータ１０の後面パ
ネル面より、若干窪んだ状態でパーソナルコンピュータ
本体に取付けられている。そのような取付けにより、第
１コネクト部１１の取付部に凹部が形成されるため、第
２コネクト部１２を結合させる場合に、矢印１５，１６
方向の微妙なずれを生じないで済む。つまり、上記凹部
に第２コネクト部１２の先端縁部が勘合する状態となる
ので、両コネクト部間でのずれが排除され、接点の十分
な接触面積を確保することができる。
ンピュータであり、この携帯用パーソナルコンピュータ
１０の後面パネルには第１コネクト部１１が設けられて
いる。この第１コネクト部１１は、上記実施例の場合と
同様に、特に制限されないが、ＲＳ−２３２Ｃポートと
されるが、携帯用パーソナルコンピュータ１０の後面パ
ネル面より、若干窪んだ状態でパーソナルコンピュータ
本体に取付けられている。そのような取付けにより、第
１コネクト部１１の取付部に凹部が形成されるため、第
２コネクト部１２を結合させる場合に、矢印１５，１６
方向の微妙なずれを生じないで済む。つまり、上記凹部
に第２コネクト部１２の先端縁部が勘合する状態となる
ので、両コネクト部間でのずれが排除され、接点の十分
な接触面積を確保することができる。
【００２６】図４には別の実施例が示される。
【００２７】図４において、第１コネクト部１１及び第
２コネクト部１２の全てのコンタクトは磁力を生じな
い。その代りに、長手方向の両端部に、細長の永久磁石
が設けられ、それの吸引力によって、両コネクト部１
１，１２が結合されるようになっている。特に制限され
ないが、第１コネクト部１１においては、長手方向の両
端部に永久磁石２１，２２が設けられる。この永久磁石
２１の露出部はＮ極性とされ、永久磁石２２の露出部は
Ｐ極性とされる。同様に、第２コネクト部１２において
は、長手方向の両端部に永久磁石２３，２４が設けられ
る。この永久磁石２３の露出部はＮ極性とされ、永久磁
石２４の露出部はＰ極性とされる。それにより、第２コ
ネクト部１２を第１コネクト部１１に結合する場合、両
コネクト部１１，１２が正対する状態で、ある程度近づ
けられると、第１コネクト部１１と第２コネクト部１２
において対向する永久磁石は異極性となるから、その間
に吸引力が生じ、第１コネクト部１１と第２コネクト部
１２とが結合される。また、図１において矢印１４で示
されるように第２コネクト部１２が１８０度回転された
状態では、対向する永久磁石が同極性となってしまうた
め、その間に働く反発力によって、第１コネクト部１１
と第２コネクト部１２とが結合されることはない（逆結
合防止）。
２コネクト部１２の全てのコンタクトは磁力を生じな
い。その代りに、長手方向の両端部に、細長の永久磁石
が設けられ、それの吸引力によって、両コネクト部１
１，１２が結合されるようになっている。特に制限され
ないが、第１コネクト部１１においては、長手方向の両
端部に永久磁石２１，２２が設けられる。この永久磁石
２１の露出部はＮ極性とされ、永久磁石２２の露出部は
Ｐ極性とされる。同様に、第２コネクト部１２において
は、長手方向の両端部に永久磁石２３，２４が設けられ
る。この永久磁石２３の露出部はＮ極性とされ、永久磁
石２４の露出部はＰ極性とされる。それにより、第２コ
ネクト部１２を第１コネクト部１１に結合する場合、両
コネクト部１１，１２が正対する状態で、ある程度近づ
けられると、第１コネクト部１１と第２コネクト部１２
において対向する永久磁石は異極性となるから、その間
に吸引力が生じ、第１コネクト部１１と第２コネクト部
１２とが結合される。また、図１において矢印１４で示
されるように第２コネクト部１２が１８０度回転された
状態では、対向する永久磁石が同極性となってしまうた
め、その間に働く反発力によって、第１コネクト部１１
と第２コネクト部１２とが結合されることはない（逆結
合防止）。
【００２８】従って、上記実施例と同様の作用効果を得
ることができる。
ることができる。
【００２９】図５にはさらに他の実施例が示される。
【００３０】この実施例では、コネクト装置における空
きコンタクトをスイッチとして利用することにより、第
１コネクト部１１及び第２コネクト部１２が正対する状
態で接触された場合、電磁石に通電されることによっ
て、第１コネクト部１１と第２コネクト部１２との結合
状態が保持されるようになっている。
きコンタクトをスイッチとして利用することにより、第
１コネクト部１１及び第２コネクト部１２が正対する状
態で接触された場合、電磁石に通電されることによっ
て、第１コネクト部１１と第２コネクト部１２との結合
状態が保持されるようになっている。
【００３１】特に制限されないが、図５においては、コ
ンタクトＰ１２とＰ２４が利用されることによって上記
スイッチが形成されている。第１コネクト部１１におけ
るコンタクトＰ１１，Ｐ１２に、直流電源１９と、コイ
ル１７とが直列接続されている。このコイル１７は、特
に制限されないが、図４において永久磁石２１，２２に
代えて電磁石を適用した場合の、当該電磁石のコイルと
され、これに通電されることによって磁力を生ずる。ま
た、図５において第２コネクト部１２におけるコンタク
トＰ１２，Ｐ２４にはダイオード２０が接続されてい
る。
ンタクトＰ１２とＰ２４が利用されることによって上記
スイッチが形成されている。第１コネクト部１１におけ
るコンタクトＰ１１，Ｐ１２に、直流電源１９と、コイ
ル１７とが直列接続されている。このコイル１７は、特
に制限されないが、図４において永久磁石２１，２２に
代えて電磁石を適用した場合の、当該電磁石のコイルと
され、これに通電されることによって磁力を生ずる。ま
た、図５において第２コネクト部１２におけるコンタク
トＰ１２，Ｐ２４にはダイオード２０が接続されてい
る。
【００３２】上記の構成において、第１コネクト部１１
と第２コネクト部１２とが正対状態で当接された場合、
厳密には第１コネクト部１１及び第２コネクト部１２に
おけるコンタクトＰ１２，Ｐ２４が接触されると、閉ル
ープが形成され、直流電源１９による電流が矢印１８で
示される方向に流れる。それによりコイル１７に通電さ
れ、電磁石から磁力が発生される。この場合、第２コネ
クト部１２において上記電磁石に対応する箇所には、図
４に示されるように永久磁石、あるいは鉄片等が設けら
ており、それが、上記電磁石に吸引されることによっ
て、第１コネクト部１１と第２コネクト部１２との結合
状態が保持される。しかし、第１コネクト部１１と第２
コネクト部１２とが正対しない状態では、ダイオード２
０が逆バイアスされることになるから、コイル１７には
通電されず、電磁石による吸引力は生じない。このよう
にしても、上記実施例と同様の効果を得ることができ
る。
と第２コネクト部１２とが正対状態で当接された場合、
厳密には第１コネクト部１１及び第２コネクト部１２に
おけるコンタクトＰ１２，Ｐ２４が接触されると、閉ル
ープが形成され、直流電源１９による電流が矢印１８で
示される方向に流れる。それによりコイル１７に通電さ
れ、電磁石から磁力が発生される。この場合、第２コネ
クト部１２において上記電磁石に対応する箇所には、図
４に示されるように永久磁石、あるいは鉄片等が設けら
ており、それが、上記電磁石に吸引されることによっ
て、第１コネクト部１１と第２コネクト部１２との結合
状態が保持される。しかし、第１コネクト部１１と第２
コネクト部１２とが正対しない状態では、ダイオード２
０が逆バイアスされることになるから、コイル１７には
通電されず、電磁石による吸引力は生じない。このよう
にしても、上記実施例と同様の効果を得ることができ
る。
【００３３】尚、コンタクトにコイルを巻回することに
よって、電磁石を形成するようにし、当該電磁石によっ
て得られる吸引力を利用して、第１コンタクト１１及び
第２コンタクト１２の結合状態を保持するようにしても
良い。
よって、電磁石を形成するようにし、当該電磁石によっ
て得られる吸引力を利用して、第１コンタクト１１及び
第２コンタクト１２の結合状態を保持するようにしても
良い。
【００３４】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。
【００３５】例えば、上記実施例では、図２の紙面に向
かって左側半分をＳ極性に設定し、右側半分をＮ極性に
設定したが、極性の設定には種々のパターンが考えられ
る。例えば、図２の紙面に向かって上半分をＳ極性と
し、下半分をＮ極性としても良い。要は第１コネクト部
１１及び第２コネクト部１２のコンタクトが正対する状
態でのみ、両コネクト部１１，１２間に吸引力を生ずる
ように、磁極性が設定されれば良い。
かって左側半分をＳ極性に設定し、右側半分をＮ極性に
設定したが、極性の設定には種々のパターンが考えられ
る。例えば、図２の紙面に向かって上半分をＳ極性と
し、下半分をＮ極性としても良い。要は第１コネクト部
１１及び第２コネクト部１２のコンタクトが正対する状
態でのみ、両コネクト部１１，１２間に吸引力を生ずる
ように、磁極性が設定されれば良い。
【００３６】また、図１に示される実施例において、図
４に示されるような永久磁石２１〜２４をそれぞれ第１
コネクト部１１、第２コネクト部１２に設けることによ
って、第１コネクト部１１と、第２コネクト部１２との
間の吸引力を強めることによって、両コネクト部１１，
１２間の機械的な結合状態をさらに強固なものとしても
よい。
４に示されるような永久磁石２１〜２４をそれぞれ第１
コネクト部１１、第２コネクト部１２に設けることによ
って、第１コネクト部１１と、第２コネクト部１２との
間の吸引力を強めることによって、両コネクト部１１，
１２間の機械的な結合状態をさらに強固なものとしても
よい。
【００３７】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるパーソ
ナルコンピュータに適用した場合について説明したが、
本発明はそれに限定されるものではなく、コネクト装置
を必要とする各種電子機器に適用することができる。
なされた発明をその背景となった利用分野であるパーソ
ナルコンピュータに適用した場合について説明したが、
本発明はそれに限定されるものではなく、コネクト装置
を必要とする各種電子機器に適用することができる。
【００３８】本発明は、少なくとも複数のコンタクトが
形成された第１コネクト部と、それに対応する第２コネ
クト部とを含むことを条件に適用することができる。
形成された第１コネクト部と、それに対応する第２コネ
クト部とを含むことを条件に適用することができる。
【００３９】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【００４０】すなわち、第１コネクト部と第２コネクト
部とを磁力の吸引力によって結合させることにより、着
脱の容易化を図ることができ、また、上記第１コネクト
部及び第２コネクト部のコンタクトが正対する状態での
み、上記第１コネクト部及び第２コネクト部間で吸引力
を生ずるように、上記磁石の極性を設定することによ
り、コネクト装置の逆結合防止を図ることができる。
部とを磁力の吸引力によって結合させることにより、着
脱の容易化を図ることができ、また、上記第１コネクト
部及び第２コネクト部のコンタクトが正対する状態での
み、上記第１コネクト部及び第２コネクト部間で吸引力
を生ずるように、上記磁石の極性を設定することによ
り、コネクト装置の逆結合防止を図ることができる。
【図１】本発明の一実施例であるコネクト装置の斜視図
である。
である。
【図２】上記コネクト装置におけるコンタクトの説明図
である。
である。
【図３】本発明の他の実施例であるコネクト装置の斜視
図である。
図である。
【図４】本発明の他の実施例であるコネクト装置のコン
タクトの説明図である。
タクトの説明図である。
【図５】本発明の他の実施例であるコネクト装置の回路
図である。
図である。
１０ パーソナルコンピュータ １１ 第１コネクト部 １２ 第２コネクト部 １３ インタフェースケーブル Ｐ１〜Ｐ２４ コンタクト ２１〜２４ 永久磁石 １７ コイル １９ 直流電源 ２０ ダイオード
Claims (5)
- 【請求項１】 複数のコンタクトが形成された第１コネ
クト部と、この第１コネクト部のコンタクトに対応する
ように複数のコンタクトが形成された第２コネクト部と
を含み、それらが発磁体の吸引力によって結合可能なコ
ネクト装置であって、上記第１コネクト部及び第２コネ
クト部のコンタクトが正対する状態でのみ、上記第１コ
ネクト部及び第２コネクト部間で吸引力を生ずるよう
に、発磁体を設けて成ることを特徴とするコネクト装
置。 - 【請求項２】 複数のコンタクトが形成された第１コネ
クト部と、この第１コネクト部のコンタクトに対応する
ように複数のコンタクトが形成された第２コネクト部と
を含み、それらが発磁体の吸引力によって結合可能なコ
ネクト装置であって、上記第１コネクト部及び第２コネ
クト部の双方に発磁体が設けられ、上記第１コネクト部
及び第２コネクト部のコンタクトが正対する状態での
み、上記第１コネクト部及び第２コネクト部間で吸引力
を生ずるように、上記発磁体の極性が設定されて成るこ
とを特徴とするコネクト装置。 - 【請求項３】 第１コネクト部と第２コネクト部とが正
対する状態で、対向する発磁体の極性が互いに異なるよ
うに設定されて成る請求項１又は２記載のコネクト装
置。 - 【請求項４】 上記発磁体の表面に金属メッキが施され
てコンタクトが形成された請求項１乃至３のいずれか１
項記載のコネクト装置。 - 【請求項５】 上記発磁体は、上記コンタクトとは別個
に形成された請求項１乃至３のいずれか１項記載のコネ
クト装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16848493A JPH076817A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | コネクト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16848493A JPH076817A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | コネクト装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH076817A true JPH076817A (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=15868954
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16848493A Withdrawn JPH076817A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | コネクト装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH076817A (ja) |
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-
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- 1993-06-15 JP JP16848493A patent/JPH076817A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000905 |