JPH0764367A - 二色画像形成方法 - Google Patents

二色画像形成方法

Info

Publication number
JPH0764367A
JPH0764367A JP5210333A JP21033393A JPH0764367A JP H0764367 A JPH0764367 A JP H0764367A JP 5210333 A JP5210333 A JP 5210333A JP 21033393 A JP21033393 A JP 21033393A JP H0764367 A JPH0764367 A JP H0764367A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
color
development
carrier
electrostatic latent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5210333A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Tomita
正実 冨田
Akio Matsui
秋雄 松井
Kanjiro Kawasaki
寛治郎 川崎
Minoru Masuda
増田  稔
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP5210333A priority Critical patent/JPH0764367A/ja
Publication of JPH0764367A publication Critical patent/JPH0764367A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 混色、色濁りのない鮮明な2色画像を長期間
安定して形成することができる画像形成方法を提供する
こと。 【構成】 静電潜像担持体上に1色目のトナーをデジタ
ル反転現像を行なった後に、回転するトナー担持体にト
ナー層厚規制部材が当接し、トナー担持体上にトナー薄
層が形成される方式から成る非磁性一成分現像ユニット
から1色目のトナーと異なる色の2色目のトナーを静電
潜像担持体上へ非接触反転現像後、静電潜像担持体上に
形成した1色目のトナー像と、2色目のトナー像を同時
に転写材に転写する2色画像形成方法において、1色目
のトナーの体積平均粒径が5〜10μm、2色目のトナ
ーの体積平均粒径が8〜14μmであり、2色目の現像
時の現像間隔(静電潜像担持体とトナー担持体の距離)
が50〜250μm、かつ2色目のトナーの凝集度が5
〜20(%)である2色画像形成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2色の画像形成方法に
関し、詳しくは像担持体に第1回目の帯電、露光及び現
像の工程を実行して第1色のトナー像を形成し、この第
1色のトナー像を担持したままの状態で、該像担持体に
第2回目の帯電、露光及び現像の工程を実行して第2色
のトナー像を形成し、これにより、第1色のトナー像と
第2色のトナー像を同一の像担持体に形成する画像形成
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の画像形成方法は、基本的に
は次の(a)乃至(f)の各工程から成り立っている
(例えば、特開昭57−23952号、特開昭58−1
16553号、特開昭59−121349号公報参
照)。 (a)第1次帯電:像担持体表面を例えば負極性に均一
帯電する (b)第1次露光:1色目のトナー像に相当する画像情
報を露光して第1の潜像を形成する (c)第1次現像:負極性を有するトナーで第1の潜像
を反転現像して1色目のトナー像を形成する (d)再帯電:1色目のトナー像を像担持体上に担持し
たまま、像担持体を再帯電し1色目のトナー像を含めて
像担持体を均一の電位にする (e)第2次露光:2色目のトナー像に相当する画像情
報を露光して第2の潜像を形成する (f)第2次現像:像担持体の帯電と同極性を有するト
ナーで第2の潜像を反転現像して2色目のトナー像を形
成する 以上の一連の工程が完了した時点では、像担持体上に2
色のトナー像が形成され、これらのトナー像を転写紙等
の転写材上に転写し、トナー像を定着することによって
2色の画像を形成している。そして、一般に上記(f)
の第2次現像では、像担持体上の1色目のトナー像を乱
さないように、非接触現像方式が用いられる。このこと
により、混色やトナー像のみだれの無い良好な2色画像
が得られる。
【0003】ところが、このような2色画像の形成を長
期に亘って実行していると、次第に2色目のトナー像に
色濁りが生じ、画質が劣化するという不具合があった。
この原因は像担持体上の1色目のトナー像が非接触の第
2次現像時に2色目の現像装置に逆飛翔し、1色目のト
ナーが2色目の現像装置内に混入するためである。ま
た、更に2色目のトナーが現像される際に、すでに像担
持体上に現像されている1色目のトナー上に現像された
り、現像されている1色目のトナーの境界部に現像され
ることによる混色、ニジミ等が発生するといった不具合
があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の問題点
に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、
混色、色濁りの無い鮮明な2色画像を長期に亘って安定
して形成することができる画像形成方法を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の構成は特許請求の範囲に記載のとおりの二色
画像形成方法である。すなわち、(1)静電潜像担持体
上に1色目のトナーをデジタル反転現像を行なった後
に、回転するトナー担持体にトナー層厚規制部材が当接
し、トナー担持体上にトナー薄層が形成される方式から
成る非磁性一成分現像ユニットから1色目のトナーと異
なる色の2色目のトナーを静電潜像担持体上へ非接触反
転現像後、静電潜像担持体上に形成した1色目のトナー
像と、2色目のトナー像を同時に転写材に転写する2色
画像形成方法において、1色目のトナーの体積平均粒径
が5〜10μm、2色目のトナーの体積平均粒径が8〜
14μmであり、2色目の現像時の現像ギャップ(静電
潜像担持体とトナー担持体の距離)が50〜250μ
m、かつ2色目のトナーの凝集度が5〜20(%)であ
ることを特徴とするものであり、(2)上記(1)に示
す1色目のトナー及び2色目のトナーそれぞれに疎水性
シリカ微粒子をトナー表面に被覆し、かつ2色目のトナ
ーに用いる疎水性シリカの含有率が1色目のトナーに用
いるよりも大きく、かつ、2色目のトナーに用いる疎水
性シリカの方が疎水化度が高いことを特徴とするもので
あり、(3)上記(1)または(2)に示す2色目のト
ナー現像時の静電潜像担持体の帯電電位をVD2(V)、
露光電位をVL2(V)、トナー担持体印加電位をV
B2(V)とした場合に、以下の関係が成り立つことを特
徴とするものである。
【0006】0(V)<3(VB2−VD2)(V)<(V
L2−VB2)(V)<900(V) なお、本発明で示す1色目のトナーは黒色トナーもしく
はモノカラートナーを示し、また、2色目のトナーは1
色目と異なる色調のトナーを示す。本発明のデジタル反
転現像とは原稿の画像情報をスキャナー等で読み取り、
画像に対応する箇所を帯電された潜像担持体へ露光(書
き込み)し、露光された部分にトナーを現像する方法の
ことであり、潜像担持体の帯電極性と、トナーの極性は
同極性である。本現像方式はアウトプット画像のバラエ
ティ化、更には入力情報の処理速度が有利となる。ま
た、2色トナーを現像する手段として第1色目の現像に
関しては、従来から用いられている二成分現像、一成分
現像における接触もしくは非接触現像のいずれの現像を
も用いることが可能であるが、本方式の2色のトナーを
同時に転写するためには、第2色目の現像に非接触現像
を用いることが、潜像担持体上の第1色目のトナーを乱
すことなく効果的である。この場合第2色目の現像は特
に一成分現像とすることが好ましい。
【0007】また、本発明に係わる内容を図1を参照し
て説明する。1色目のトナーの現像は、静電潜像担持体
1上に、第1帯電器6により一様に帯電を行ない、第1
露光器7にて、1色目のトナーの現像される箇所に対応
する所に露光を行なう。露光はレーザー光によったり、
LEDアレイによる。次に第1現像器8により1色目の
トナーの現像を行なう。次に2色目のトナー現像用に静
電潜像担持体1に、第2帯電器9により一様の帯電を行
ない。第2露光器10により2色目のトナーの現像され
る箇所に対応する所に露光を行なう。露光手段は第1露
光と同じである。次に第2現像器11により、2色目の
トナーの現像を行なう。ここで静電潜像担持体1上に
は、2色のトナーが現像されて付着しており、転写部材
(記録紙等)12に、転写装置13により転写される。
転写装置13はコロナチャージによる転写法、帯電され
たローラーを介して転写がなされる場合等がある。
【0008】また、転写部材(記録紙等)12に転写さ
れた2色のトナーは定着装置14により、転写部材12
へ定着される。一方、転写装置13で静電潜像担持体1
から、転写部材12へ転写されなかった一部のトナーは
クリーニングユニット15でクリーニングされる。更に
本発明に係る現像手段としては前記の通りであるが、一
成分現像装置の一例を図2および図3に示す。
【0009】現像剤担持体として図3に示されるように
誘電体部と導電体部が微小面積で混在するように混在す
るように構成されたものを用いることにより多層薄層化
が安定に行われ目的を十分に達成できる。10〜500
μmの大きさの微小面積がランダムに、またはある規則
にしたがって分散していて、面積比としては絶縁部の面
積が20〜60%の範囲が好ましい。トナーの付着は次
の図2に示すようになる。まず現像を終了した現像剤担
持体2は回転してトナー供給部材3と接触する。ここで
現像しなかった非画像部の残トナーはトナー供給部材3
により機械的にかきとられ誘電部は摩擦によって帯電す
る。このとき前の現像による担持体とトナーの電荷は、
摩擦により一定化され初期化される。次に供給部材によ
って運ばれたトナーは、摩擦により帯電し、現像剤担持
体2の誘電部に静電的に付着する。この時の極性は感光
体電荷に対してトナーは逆極性に、現像剤担持体の誘電
部は同極性となる。この時の担持体上の電界はマイクロ
フィールド(閉電界)となり、電界傾度の大きい電界と
なりトナーを多層に付着させることが可能となる。ま
た、付着したトナーは閉電界となっているので、現像剤
担持体側に強く引かれて離れにくい状態となる。このト
ナー層は図中4のブレードによりトナー層厚が制御され
現像領域6に達する。現像領域6での現像剤担持体2と
感光体(潜像保持体)1間の電界は電極効果が大きくな
り現像剤担持体上のトナーは感光体(潜像保持体)に付
着し易い電界となり、現像が行われる。
【0010】また、本発明に係る接触現像とは二成分現
像剤を用いた二成分磁気ブラシ現像、一成分のトナーの
みから成る現像ローラーと静電潜像担持体が接触する現
像を示す。この場合に静電潜像担持体はベルトタイプ、
ドライタイプのいずれのものも採用されるが、一成分現
像の場合には現像ローラーがハードローラーの時には静
電潜像担持体がベルトタイプのものに限られる。更に非
接触現像では、特に一成分現像を用いるのが好ましく、
現像ローラーと静電潜像担持体が非接触の状態であるこ
とを示す。この場合には静電潜像担持体はベルトタイ
プ、ドラムタイプのいずれの使用も可能であるが、現像
間隔の安定のためドラムタイプが好ましい。また、現像
ローラーはソフトタイプ、ハードタイプのいずれのもの
も使用できる。
【0011】
【作用】前述の様に1色目のトナーが2色目のトナーに
色汚れが発生する原因は、静電潜像担持体上に形成され
た1色目のトナー像が2色目の現像装置に逆飛翔するた
めである。すなわち、1色目の例えば負帯電のトナー
は、2色目の帯電電位VD2と2色目の現像バイアスVB2
との電位差(VD2−VB2)により、像担持体上から2色
目の現像装置の現像ローラー等の現像剤担持体に引き付
けられて該現像装置内の2色目のトナーに混入するため
である。この逆飛翔現象について詳細に検討したとこ
ろ、1色目のトナーが大粒径程、低凝集度程、前記電位
差(VD2−VB2)が大きい程、また2色目のトナーによ
る現像時の静電潜像担持体とトナー担持体との間隙が狭
い程逆飛翔しやすい。また、2色目であるトナーに関し
ては、非接触現像であるために、トナーが充分な飛翔
現像特性を必要とすると共に前述の様なすでに静電潜
像担持体に現像されている黒トナーの上、もしくは画像
境界部へのトナー現像を防止する必要がある。前記の
,に関しては種々のトナー特性に対してトレードオ
フの関係にあっており、,を両立することが困難で
ある。以下にこれらの要因の関係は以下のとおりである
ことが明らかとなった。
【0012】
【表1】
【0013】本発明は以上の要因の関係から、本目的を
達成するための適切なトナー特性及び現像条件を適切化
したものである。すなわち、第1現像に用いる1色目の
トナーに関しては次のとおりである。トナーの体積平均
粒径に関しては、5〜10μmとすることが好ましい。
5μmより小さい場合には、トナーの現像能力が低下し
たり、転写部材へのトナーの転写性が不十分となる場合
がある。また10μmよりも大きい場合には静電潜像担
持体上へ現像されたトナーが2色目のトナーを有する第
2現像ユニットへ逆飛翔し、混色が発生しやすくなる。
【0014】また、トナーの凝集度は必要以上に下げる
ことは、同様に混色を発生しやすくなる。そのためにシ
リカの含有量は必要以上に増やすことは好ましくない。
また第2現像に用いる2色目のトナーは、トナーの体積
平均粒径は8〜14μmであり、8μmより小さい場合
には、トナーの現像能力が低下しやすくなり14μmよ
り大きい場合には、静電潜像担持体上へ現像されている
1色目トナーの上に現像されて混色が発生したり、1色
目トナー像の境界部に現像されてニジミが発生しやすく
なる。また、トナーの凝集度は5〜20%とすることが
好ましく、5%未満の場合には、前記と同様に混色・ニ
ジミ等が発生しやすくなり、20%よりも大きい場合に
は、現像能力が低下し、画像濃度が低下する場合があ
る。
【0015】また前記1色目のトナーと2色目のトナー
の関係において、トナー表面に被覆するシリカが疎水化
度:(1色目トナー用<2色目トナー用)かつ含有量:
(1色目トナー用<2色目トナー用)となることが好ま
しく、これらは表1に示した関係を満足するためのもの
である。また、第2現像における現像間隔は50〜25
0μmとすることが好ましく、50μm未満の場合に
は、1色目のトナーの逆飛翔による2色目トナーへの混
色、2色目のトナーの1色目のトナー画像への混色・ニ
ジミが発生しやすくなり、250μmより広い場合に
は、2色目のトナーにおける十分な現像能力が得られ
ず、画像濃度が低下する場合がある。また、2色目のト
ナー現像時の静電潜像担持体の帯電電位をVD2(V)、
露光電位をVL2(V)トナー担持体印加電圧(電位)を
B2(V)とした場合に以下の関係となることが好まし
い。
【0016】0(V)<3(VB2−VD2)(V)<(V
L2−VB2)(V)<900(V) 図4に示すように静電潜像担持体の潜像電位は、地肌部
に対応する帯電電位(VD2)と、画像部に対応する露光
電位(VL2)が、画像情報に応じて存在しており、ここ
でトナー担持体への印加電圧(VB2)により、現像が行
なわれる。また、VB2−VD2は小さくする場合に、すで
に静電潜像担持体上に現像されている第1色目のトナー
の逆飛翔が発生しにくくなるが、逆にVB2とVD2の関係
が逆転すると、地肌部に第2色目のトナーが現像されや
すくなる。
【0017】従って、VB2−VD2>0であると共に、V
B2とVD2の差は少ない方が好ましい。また、VL2−VB2
は2色目のトナーが高い現像能力を維持するためには極
力大きくする方が好ましいが、こと実上静電潜像担持体
のとりうる電位コントラストを考慮し、前記の範囲であ
ることが好ましい。以下に本発明のトナー特性に係る測
定方法を示す。
【0018】(トナー粒径)なお、トナーの粒度分布は
種々の方法で測定できるが、本発明では小孔通過法(コ
ールターカウンタ法)を用いて行なった。測定装置とし
て、コールターカウンターTA11型(コールター社
製)用い、電解液として1%食塩水、アパーチャーを1
00μmとして測定した。
【0019】(凝集度)なお、本発明におけるトナーの
凝集度は、パウダーテスター(ホソカワミクロン社製)
を用い、目開き75μm、45μm及び22μmの篩を
この順に上から並べ、目開き75μmの篩に2gのトナ
ーを投入して、振幅1mmで30美容感振動を与え、振
動後各篩上のトナー重量を測定、それぞれに0.5、
0.3及び0.1の重みをかけ加算して百分率で算出し
たものである。
【0020】(流動性向上剤の疎水化度測定方法)20
0mlのビーカーに水50mlを入れ、0.2gのシリ
カを添加する。そしてマグネットスターラーでゆるやか
に撹拌しつつ、滴下時に先端が水中に浸漬されたビコレ
ットからメタノールを加え、浮かんでいる外添剤が沈み
始め、完全に沈んだ時の滴下メタノールのml数を読
み、次式により計算された値を疎水化度とする。
【0021】
【数1】
【0022】A:滴下メタノールのml数 メタノールはこの場合、界面活性作用を有し、メタノー
ルの滴下に伴って浮いている外添剤がメタノールを介し
て水中に分散するので疎水化度の値が大きいほど、シリ
カの疎水化度は高い。次に本発明に使用する現像剤及び
トナーについて述べる。
【0023】用いられる結着樹脂としては、ポリスチレ
ン、ポリ−p−クロロスチレン、ポリビニルトルエンな
どのスチレン及びその置換体の単重合体;スチレン−p
−クロロスチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重
合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−
ビニルナフタリン共重合体、スチレン−アクリル酸メチ
ル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、ス
チレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリ
ル酸オクチル共重合体、スチレン−メタクリル酸メチル
共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、ス
チレン−メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン−α−
クロルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリ
ロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル
共重合体、スチレン−ビニルエチルエーテル共重合体、
スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブ
タジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、ス
チレン−アクリロニトリル−インデン共重合体、スチレ
ン−マレイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸エステ
ル共重合体などのスチレン系共重合体;ポリメチルメタ
クリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、エポキシ樹
脂、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジ
ン、変性ロジン、テルペン樹脂、フェノール樹脂、脂肪
族又は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂等が定着
特性、現像特性等も考慮しながら用いることができる。
更にトナーに離型性を付与する目的で、各種の離型剤の
併用添加も可能となる。また、本発明トナー中に使用さ
れる荷電制御剤としては、正帯電性に制御するものとし
て、第四級アンモニウム塩、その他、塩基性電子供与性
の有機物質など、トナーを負帯電性に制御するものとし
て、モノアゾ染料の金属錯体、テトラフェニルホウ素ナ
トリウム及びカリウム等のテトラフェニルホウ素誘導
体、サリチル酸誘導体Zn塩等がトナーの色調と帯電性
を考慮しながら用いられる。
【0024】これらのトナー中に含有させる量は結着樹
脂に対して1〜10重量部である。又、本発明のトナー
に用いられる添加剤としては、本発明に用いるコロイダ
ルシリカの他、ケーキング防止剤、あるいは例えばカー
ボンブラック、酸化スズ等の導電性付与剤、あるいは低
分子量ポリオレフィンなどの定着助剤等を添加してもよ
い。また現像部のブレード固着を防止する潤滑剤として
脂肪酸金属塩、例えばステアリン酸バリウム、ステアリ
ン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アル
ミニウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸リ
チウム、ステアリン酸鉛、ラウリン酸バリウム、ラウリ
ン酸カルシウム、ラウリン酸亜鉛、ラウリン酸マグネシ
ウム、ラウリン酸リチウム、ラウリン酸鉛、パルミチン
酸カルシウム、パルミチン酸マグネシウム、二塩基性ス
テアリン酸鉛等を添加してもよい。これら脂肪酸金属塩
の添加量は0.01〜5重量%含有するのが望ましい。
【0025】また、本発明のトナーに用いる着色剤とし
ては、色調、帯電性、色調の安定性等を考慮しながら、
以下の様なものが選択されるが、これらに限られるもの
ではない。カーボンブラック、ランプブラック、群青、
アニリンブルー、フタロシアニンブルー、フタロシアニ
ングリーン、ハンザイエローG、ローダミン6G、レー
キ、カルコオイルブルー、クロムイエロー、キナクリド
ン、ベンジジンイエロー、ローズベンガル、トリアリル
メタン系染料等の染顔料など、従来公知のいかなる染顔
料をも単独あるいは混合して使用し得る。これらの着色
剤の使用量はバインダー樹脂に対して、通常1〜30w
t%、好ましくは3〜20wt%である。
【0026】更にトナーに磁性材料を含有する場合に
は、鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性金属微粉末、マ
グネタイト、ヘマタイト、フェライト等の合金や化合物
等を結着樹脂100重量部に対し、20〜200重量部
添加する。一方、第一現像にトナーとキャリアから成る
二成分現像を用いる場合にはキャリアとして以下のよう
なものが挙げられる。
【0027】キャリアの核体粒子としては、従来より公
知のものでよく、例えば鉄、コバルト、ニッケル等の強
磁性金属、マグネタイト、ヘマタイト、フェライト等の
合金や化合物等が挙げられる。また、帯電量のコントロ
ール、トナーのキャリア表面への融着防止のために、前
記核体粒子の表面にシリコーン系やテフロン系等の各種
樹脂がコートされる場合がある。以下、本発明を実施例
により説明する。
【0028】
【実施例】リコー製デジタル複写機Imagio530
を2段現像が可能となるように改造し(第1帯電、第1
露光、第1現像、第2帯電、第2露光、第2現像が可能
となるように改造)、更に画像情報をデジタル処理し、
2色(2段階)の潜像作製および現像が可能となるよう
にした。更に帯電電位を帯電チャージャーのパワーパッ
ク条件変更によりコントロールできる様にし、露光後の
電位はレーザーパワーのコントロールにより条件変更可
能とした。更に以下の条件により2色の画像出しを行な
った。なお、実施例に記載の各成分の量(部)は重量部
である。
【0029】実施例1 <第1現像関連条件> 現像条件;二成分磁気ブラシ現像 静電潜像担持体電位(有機感光体):帯電電位(VD1
−900(V) 露光後電(VL1)−100(V) 使用トナーの組成 スチレンアクリル系樹脂 100部 含クロムモノアゾ染料 2部 カーボンブラック 10部 からなる物質をブレンダーで混合後、120〜140℃
に熱した2本ロールによって溶融混練した。混練物を粉
砕・分級し、体積平均粒径7.5μmの母体トナーを得
た。更にこれに疎水化度50%のシリカ微粒子を母体ト
ナー100重量部に対し、0.6重量部をミキサーにて
混合しトナーとした。
【0030】使用キャリア 球形フェライト粒子(平均径80μm)にシリコーン系
樹脂をコーティングし、シリコーン樹脂膜厚1.0μm
のキャリアを得た。
【0031】現像剤 前記トナー3.0重量部に前記キャリア97.0部をユ
ニバーサルミキサーにて混合し、現像剤を得た。
【0032】<第2現像関連条件> 現像条件:非接触非磁性一成分現像 静電潜像担持体電位(有機感光体):帯電電位(VD1
−900(V) 露光後電(VL1)−100(V) 現像部印加電位(VB2)(トナー担持体):−600
(V) 現像間隙:150μm 使用トナーの組成 ポリエステル樹脂 50部 スチレン−アクリル系樹脂 50部 サリチル酸誘導体Zn塩 2部 アゾ系赤色顔料 6部 からなるトナーを前記と同様に処理し、体積平均粒径1
1.0μmの母体トナーを得た。更にこれに疎水化度6
0%のシリカ粒子を母体トナー100重量部に対し、
0.7重量部ミキサーにて混合し赤色トナーを作製し
た。トナーの凝集度は10%であった。
【0033】現像ユニット 図2に示す現像ユニットにカーボンを分散したエポキシ
樹脂を表層に持つ現像ローラー(トナー担持体)をセッ
トした。以上の各条件下で1色目のトナーの2色目のト
ナーへの混色性、2色目のトナーの黒像部への混色、ニ
ジミ性及び画像濃度を評価した。それぞれの評価結果を
表2〜4に示す。
【0034】実施例2 実施例1と同様にリコー製デジタル複写機Imagio
530を改造した機械にて以下の条件により2色の画像
出しを行なった。 <第1現像関連条件> 現像条件:二成分磁気ブラシ現像 静電潜像担持体電位:帯電電位(VD1)=−900
(V) 露光後電位(VL1)=−100(V) 使用トナー:実施例1と同一の処方からなる体積平均粒
径6.5μmの母体トナー に以下の条件のシリカを実施例1と同様に添加した。
【0035】(添加シリカ内容) 含有量(母体トナー100部に対し:0.5部) 疎水化度:70% また、実施例1と同一のキャリアを用いて同様の方法に
より現像剤を得た。
【0036】<第2現像関連条件> 現像条件:非接触非磁性一成分現像 静電潜像担持体電位:帯電電位(VD1)=−900
(V) 露光後電位(VL1)=−100(V) 現像部(トナー担持体)印加電圧:−600(V) 現像間隙:60μm 使用トナー:実施例1と同一の母体トナー に以下の条件のシリカを実施例1と同様に添加した。
【0037】(添加シリカ内容) 含有量(母体トナー100部に対し:0.5部) 疎水化度:60% トナーの凝集度は12%であった。 現像ユニット:実施例1と同一 それぞれの評価結果を表2〜4に示す。
【0038】実施例3 実施例1と同様にリコー製デジタル複写機Imagio
530を改造した機械にて以下の条件により2色の画像
出しを行なった。 <第1現像関連条件> 現像条件:二成分磁気ブラシ現像 静電潜像担持体電位:帯電電位(VD1)=−900
(V) 露光後電位(VL1)=−100(V) 使用トナー:実施例1と同一の処方からなる体積平均粒
径8.0μmの母体トナー に以下の条件のシリカを実施例1と同様に添加した。
【0039】(添加シリカ内容) 含有量(母体トナー100部に対し:0.3部) 疎水化度:70% また、実施例1と同一のキャリアを用いて同様の方法に
より現像剤を得た。
【0040】<第2現像関連条件> 現像条件:非接触非磁性一成分現像 静電潜像担持体電位:帯電電位(VD2)=−900
(V) 露光後電位(VL1)=−100(V) 現像部(トナー担持体)印加電圧:−600(V) 現像間隙:200μm 使用トナー:実施例1と同一の処方からなる体積平均粒
径12.5μmの母体トナー に以下の条件のシリカを実施例1と同様に添加した。 (添加シリカ内容) 含有量(母体トナー100部に対し:0.6部) 疎水化度:60% トナーの凝集度は8%であった。 現像ユニット:実施例1と同一 それぞれの評価結果を表2〜4に示す。
【0041】実施例4 実施例1と同様にリコー製デジタル複写機Imagio
530を改造した機械にて以下の条件により2色の画像
出しを行なった。 <第1現像関連条件> 現像条件:非接触非磁性一成分現像 静電潜像担持体電位:帯電電位(VD1)=−900
(V) 露光後電位(VL1)=−100(V) 使用トナー: ポリエステル樹脂 60部 スチレン−アクリル計樹脂 40部 サリチル酸誘導体Zn塩 3部 カーボンブラック 6部 からなる物質を実施例1と同様に処理し、体積平均粒径
9.0μmの母体トナーを得た。本母体トナーに以下の
条件のシリカを実施例1と同様に添加した。
【0042】(添加シリカ内容) 含有量(母体トナー100部に対し:0.3部) 疎水化度:50% また、図3に示す現像ユニットにAl部と誘電部(エポ
キシ樹脂)が混在した現像ローラーをセットした。な
お、現像間隙は70μmとした。
【0043】<第2現像関連条件> 現像条件:非接触非磁性一成分現像 静電潜像担持体電位:帯電電位(VD2)=−900
(V) 露光後電位(VL1)=−100(V) 現像部(トナー担持体)印加電圧:−600(V) 現像間隙:150μm 使用トナー:実施例1と同一の母体トナー に以下の条件のシリカを実施例1と同様に添加した。 (添加シリカ内容) 含有量(母体トナー100部に対し:0.5部) 疎水化度:80% トナーの凝集度は10%であった。 現像ユニット:実施例1と同一 それぞれの評価結果を表2〜4に示す。
【0044】実施例5 実施例1と同様にリコー製デジタル複写機Imagio
530を改造した機械にて以下の条件により2色の画像
出しを行なった。 <第1現像関連条件> 現像条件:非接触非磁性一成分現像 静電潜像担持体電位:帯電電位(VD1)=−900
(V) 露光後電位(VL1)=−100(V) 使用トナー:実施例4と同一の母体トナー に以下の条件のシリカを実施例1と同様に添加した。 (添加シリカ内容) 含有量(母体トナー100部に対し:0.5部) 疎水化度:50% また、実施例4と同一の現像ユニットを使用した。 <第2現像関連条件> 現像条件:非接触非磁性一成分現像 静電潜像担持体電位:帯電電位(VD2)=−900
(V) 露光後電位(VL1)=−100(V) 現像部(トナー担持体)印加電圧:−600(V) 現像間隙:150μm 使用トナー:実施例1と同一の母体トナー に以下の条件のシリカを実施例1と同様に添加した。
【0045】(添加シリカ内容) 含有量(母体トナー100部に対し:0.7部) 疎水化度:80% トナーの凝集度は8%であった。
【0046】現像ユニット:実施例1と同一 それぞれの評価結果を表2〜4に示す。
【0047】実施例6 実施例1と同様にリコー製デジタル複写機Imagio
530を改造した機械にて以下の条件により2色の画像
出しを行なった。 <第1現像関連条件> 現像条件:非接触非磁性一成分現像 静電潜像担持体電位:帯電電位(VD1)=−900
(V) 露光後電位(VL1)=−100(V) 使用トナー: ポリエステル樹脂 80部 スチレン−アクリル系樹脂 20部 含フッ素四級アンモニウム塩化合物 2.5部 カーボンブラック 10部 からなる物質を実施例1と同様に処理し、体積平均粒径
7.5μmの母体トナーを得た。本母体トナーに以下の
条件のシリカを実施例1と同様に添加した。
【0048】(添加シリカ内容) 含有量(母体トナー100部に対し:0.4部) 疎水化度:50% また、実施例4と同一の現像ユニットを使用した。
【0049】<第2現像関連条件> 現像条件:非接触非磁性一成分現像 静電潜像担持体電位:帯電電位(VD2)=−900
(V) 露光後電位(VL1)=−100(V) 現像部(トナー担持体)印加電圧:−750(V) 現像間隙:150μm 使用トナー:実施例1と同一の母体トナー に以下の条件のシリカを実施例1と同様に添加した。
【0050】(添加シリカ内容) 含有量(母体トナー100部に対し:0.8部) 疎水化度:80% トナーの凝集度は7%であった。 現像ユニット:実施例1と同一 それぞれの評価結果を表2〜4に示す。
【0051】実施例7 実施例1と同様にリコー製デジタル複写機Imagio
530を改造した機械にて以下の条件により2色の画像
出しを行なった。 <第1現像関連条件> 現像条件:非接触非磁性一成分現像 静電潜像担持体電位:帯電電位(VD1)=−900
(V) 露光後電位(VL1)=−100(V) 使用トナー:実施例6と同一の処方からなる体積平均粒
径6μmの母体トナー に以下の条件のシリカを実施例1と同様に添加した。
【0052】(添加シリカ内容) 含有量(母体トナー100部に対し:0.6部) 疎水化度:70% また、実施例4と同一の現像ユニットを使用した。 <第2現像関連条件> 現像条件:非接触非磁性一成分現像 静電潜像担持体電位:帯電電位(VD2)=−900
(V) 露光後電位(VL1)=−50(V) 現像部(トナー担持体)印加電圧:−700(V) 現像間隙:150μm 使用トナー:実施例1と同一の母体トナー に以下の条件のシリカを実施例1と同様に添加した。
【0053】(添加シリカ内容) 含有量(母体トナー100部に対し:0.5部) 疎水化度:60% トナーの凝集度は10%であった。 現像ユニット:実施例1と同一 それぞれの評価結果を表2〜4に示す。
【0054】比較例1 実施例1と同様にリコー製デジタル複写機Imagio
530を改造した機械にて以下の条件により2色の画像
出しを行なった。 <第1現像関連条件> 現像条件:二成分磁気ブラシ現像 静電潜像担持体電位:帯電電位(VD1)=−900
(V) 露光後電位(VL1)=−100(V) 使用トナー:実施例1と同一の母体トナー に以下の条件のシリカを実施例1と同様に添加した。 (添加シリカ内容) 含有量(母体トナー100部に対し:0.7部) 疎水化度:60% また、実施例1と同一のキャリアを用いて同様の方法に
より現像剤を得た。
【0055】<第2現像関連条件> 現像条件:非接触非磁性一成分現像 静電潜像担持体電位:帯電電位(VD2)=−900
(V) 露光後電位(VL1)=−100(V) 現像部(トナー担持体)印加電圧:−600(V) 現像間隙:300μm 使用トナー:実施例1と同一の母体トナー に以下の条件のシリカを実施例1と同様に添加した。
【0056】(添加シリカ内容) 含有量(母体トナー100部に対し:0.7部) 疎水化度:60% トナーの凝集度は10%であった。 現像ユニット:実施例1と同一 それぞれの評価結果を表2〜4に示す。
【0057】比較例2 実施例1と同様にリコー製デジタル複写機Imagio
530を改造した機械にて以下の条件により2色の画像
出しを行なった。 <第1現像関連条件> 現像条件:二成分磁気ブラシ現像 静電潜像担持体電位:帯電電位(VD1)=−900
(V) 露光後電位(VL1)=−100(V) 使用トナー:実施例1と同一の母体トナー に以下の条件のシリカを実施例1と同様に添加した。
【0058】(添加シリカ内容) 含有量(母体トナー100部に対し:0.7部) 疎水化度:60% また、実施例1と同一のキャリアを用いて同様の方法に
より現像剤を得た。
【0059】<第2現像関連条件> 現像条件:非接触非磁性一成分現像 静電潜像担持体電位:帯電電位(VD2)=−900
(V) 露光後電位(VL1)=−100(V) 現像部(トナー担持体)印加電圧:−600(V) 現像間隙:40μm 使用トナー:実施例1と同一の母体トナー に以下の条件のシリカを実施例1と同様に添加した。
【0060】(添加シリカ内容) 含有量(母体トナー100部に対し:0.7部) 疎水化度:60% トナーの凝集度は10%であった。 現像ユニット:実施例1と同一 それぞれの評価結果を表2〜4に示す。
【0061】比較例3 実施例1と同様にリコー製デジタル複写機Imagio
530を改造した機械にて以下の条件により2色の画像
出しを行なった。 <第1現像関連条件> 現像条件:二成分磁気ブラシ現像 静電潜像担持体電位:帯電電位(VD1)=−900
(V) 露光後電位(VL1)=−100(V) 使用トナー:実施例1と同一の処方からなる体積平均粒
径11.5μmの母体トナー に以下の条件のシリカを実施例1と同様に添加した。
【0062】(添加シリカ内容) 含有量(母体トナー100部に対し:0.7部) 疎水化度:60% また、実施例1と同一のキャリアを用いて同様の方法に
より現像剤を得た。
【0063】<第2現像関連条件> 現像条件:非接触非磁性一成分現像 静電潜像担持体電位:帯電電位(VD2)=−900
(V) 露光後電位(VL1)=−100(V) 現像部(トナー担持体)印加電圧:−600(V) 現像間隙:150μm 使用トナー:実施例1と同一の母体トナー に以下の条件のシリカを実施例1と同様に添加した。
【0064】(添加シリカ内容) 含有量(母体トナー100部に対し:0.7部) 疎水化度:60% トナーの凝集度は10%であった。 現像ユニット:実施例1と同一 それぞれの評価結果を表2〜4に示す。
【0065】比較例4 実施例1と同様にリコー製デジタル複写機Imagio
530を改造した機械にて以下の条件により2色の画像
出しを行なった。 <第1現像関連条件> 現像条件:二成分磁気ブラシ現像 静電潜像担持体電位:帯電電位(VD1)=−900
(V) 露光後電位(VL1)=−100(V) 使用トナー:実施例1と同一の母体トナー に以下の条件のシリカを実施例1と同様に添加した。
【0066】(添加シリカ内容) 含有量(母体トナー100部に対し:0.7部) 疎水化度:60% また、実施例1と同一のキャリアを用いて同様の方法に
より現像剤を得た。
【0067】<第2現像関連条件> 現像条件:非接触非磁性一成分現像 静電潜像担持体電位:帯電電位(VD2)=−900
(V) 露光後電位(VL1)=−100(V) 現像部(トナー担持体)印加電圧:−600(V) 現像間隙:150μm 使用トナー:実施例1と同一の母体トナー に以下の条件のシリカを実施例1と同様に添加した。
【0068】(添加シリカ内容) 含有量(母体トナー100部に対し:0.2部) 疎水化度:50% トナーの凝集度は25%であった。 現像ユニット:実施例1と同一 それぞれの評価結果を表2〜4に示す。
【0069】比較例5 実施例1と同様にリコー製デジタル複写機Imagio
530を改造した機械にて以下の条件により2色の画像
出しを行なった。 <第1現像関連条件> 現像条件:非接触非磁性一成分現像 静電潜像担持体電位:帯電電位(VD1)=−900
(V) 露光後電位(VL1)=−100(V) 使用トナー:実施例6と同一の母体トナー に以下の条件のシリカを実施例1と同様に添加した。
【0070】(添加シリカ内容) 含有量(母体トナー100部に対し:0.7部) 疎水化度:60% また、実施例4と同一の現像ユニットを使用した。
【0071】<第2現像関連条件> 現像条件:非接触非磁性一成分現像 静電潜像担持体電位:帯電電位(VD2)=−900
(V) 露光後電位(VL1)=−100(V) 現像部(トナー担持体)印加電圧:−600(V) 現像間隙:150μm 使用トナー:実施例1と同一処方からなる体積平均粒径
15.0μmの母体トナー に以下の条件のシリカを実施例1と同様に添加した。
【0072】(添加シリカ内容) 含有量(母体トナー100部に対し:1.0部) 疎水化度:80% トナーの凝集度は4%であった。 現像ユニット:実施例1と同一 それぞれの評価結果を表2〜4に示す。
【0073】比較例6 実施例1と同様にリコー製デジタル複写機Imagio
530を改造した機械にて以下の条件により2色の画像
出しを行なった。 <第1現像関連条件> 現像条件:非接触非磁性一成分現像 静電潜像担持体電位:帯電電位(VD1)=−900
(V) 露光後電位(VL1)=−100(V) 使用トナー:実施例6と同一の母体トナー に以下の条件のシリカを実施例1と同様に添加した。
【0074】(添加シリカ内容) 含有量(母体トナー100部に対し:0.7部) 疎水化度:60% また、実施例4と同一の現像ユニットを使用した。
【0075】<第2現像関連条件> 現像条件:非接触非磁性一成分現像 静電潜像担持体電位:帯電電位(VD2)=−900
(V) 露光後電位(VL1)=−100(V) 現像部(トナー担持体)印加電圧:−600(V) 現像間隙:150μm 使用トナー:実施例1と同一処方からなる体積平均粒径
7.0μmの母体トナー に以下の条件のシリカを実施例1と同様に添加した。
【0076】(添加シリカ内容) 含有量(母体トナー100部に対し:0.7部) 疎水化度:60% トナーの凝集度は15%であった。 現像ユニット:実施例1と同一 それぞれの評価結果を表2〜4に示す。
【0077】
【表2】
【0078】
【表3】
【0079】
【表4】
【0080】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の2色画
像形成方法によれば、1色目のトナーとして、比較的小
粒径、かつ2色目のトナーよりも使用するシリカの疎水
化度が低く、含有量が少ないため、適切な現像特性(ト
ナーの逆飛翔が防止され、2色目のトナーへの混色が防
止される)が得られ、又、2色目のトナーも適切な粒径
及び凝集度とし、適切な現像条件とすることで、良好な
現像特性(高現像能力かつ黒像部への現像による混色、
ニジミ等の発生が防止される)が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の工程の説明図、
【図2】本発明の方法を実施する一成分現像装置の説明
図、
【図3】図2の装置の現像ローラーの微小電極層の拡大
説明図、
【図4】像担持体電位とトナー担持体印加電圧(電位)
の関係の説明図。
【符号の説明】
1 静電潜像担持体 2 現像ローラー(トナー担持体) 2−1 芯金 2−2 微小電極層 3 トナー供給、摩擦帯電スポンジローラー 4 トナー層厚規制兼帯電用ブレード 5 アジテーター 6 第1帯電器 7 第1露光器 8 第1現像器 9 第2帯電器 10 第2露光器 11 第2現像器 12 転写部材 13 転写器 14 定着装置 15 クリーニングユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増田 稔 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像担持体上に1色目のトナーをデ
    ジタル反転現像を行なった後に、回転するトナー担持体
    にトナー層厚規制部材が当接し、トナー担持体上にトナ
    ー薄層が形成される方式から成る非磁性一成分現像ユニ
    ットから1色目のトナーと異なる色の2色目のトナーを
    静電潜像担持体上へ非接触反転現像後、静電潜像担持体
    上に形成した1色目のトナー像と、2色目のトナー像を
    同時に転写材に転写する2色画像形成方法において、1
    色目のトナーの体積平均粒径が5〜10μm、2色目の
    トナーの体積平均粒径が8〜14μmであり、2色目の
    現像時の現像間隔(静電潜像担持体とトナー担持体の距
    離)が50〜250μm、かつ2色目のトナーの凝集度
    が5〜20(%)であることを特徴とする2色画像形成
    方法。
  2. 【請求項2】 1色目のトナー及び2色目のトナーそれ
    ぞれに疎水性シリカ微粒子をトナー表面に被覆し、か
    つ、2色目のトナーに用いる疎水性シリカの含有率が1
    色目のトナーに用いるよりも大きく、かつ、2色目のト
    ナーに用いる疎水性シリカの方が疎水化度が高いことを
    特徴とする請求項1記載の2色画像形成方法。
  3. 【請求項3】 2色目のトナー現像時の静電潜像担持体
    の帯電電位をVD2(V)、露光電位をVL2(V)、トナ
    ー担持体印加電位をVB2(V)とした場合に、以下の関
    係が成り立つことを特徴とする請求項1又は2記載の2
    色画像形成方法。 0(V)<3(VB2−VD2)(V)<(VL2−VB2
    (V)<900(V)
JP5210333A 1993-08-25 1993-08-25 二色画像形成方法 Pending JPH0764367A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5210333A JPH0764367A (ja) 1993-08-25 1993-08-25 二色画像形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5210333A JPH0764367A (ja) 1993-08-25 1993-08-25 二色画像形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0764367A true JPH0764367A (ja) 1995-03-10

Family

ID=16587683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5210333A Pending JPH0764367A (ja) 1993-08-25 1993-08-25 二色画像形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0764367A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014164127A (ja) * 2013-02-25 2014-09-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
JP2016042156A (ja) * 2014-08-18 2016-03-31 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014164127A (ja) * 2013-02-25 2014-09-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
JP2016042156A (ja) * 2014-08-18 2016-03-31 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000039740A (ja) 磁性微粒子分散型樹脂キャリア,二成分系現像剤及び画像形成方法
US6203955B1 (en) Developing agent and image forming apparatus
JPS61180247A (ja) 静電潜像用現像剤
JP3093578B2 (ja) 電子写真用トナー
WO2016158802A1 (ja) 静電荷像現像用トナー、現像剤、及び画像形成方法
JPS63285555A (ja) 静電荷像現像用トナ−
JPH0764367A (ja) 二色画像形成方法
JP3219330B2 (ja) 現像方法
JP3058548B2 (ja) 電子写真用現像剤
JPH0339973A (ja) 静電荷像現像用トナー及びそれを用いる画像形成方法
JPH06208242A (ja) 現像方法
JPS59187347A (ja) 磁性トナ−
JPH07181805A (ja) 正帯電性トナー用摩擦帯電付与部材
JP3286863B2 (ja) 2色電子写真画像形成方法
JP2701962B2 (ja) 2成分系現像剤
JP2813779B2 (ja) 静電荷像現像用トナー及びそれを用いる画像形成方法
JPH05281789A (ja) 絶縁性磁性1成分トナーの現像方法
JPH06332233A (ja) 電子写真用トナー
JPS62168162A (ja) 電子写真法
JP2002287419A (ja) 磁性一成分現像剤
JPH0619221A (ja) 絶縁性磁性1成分トナーの現像方法
JPH0664361B2 (ja) 静電荷像現像用現像剤
JPH02171758A (ja) 一成分現像剤
JPH03154069A (ja) 2色電子写真法
JPH04288556A (ja) 静電潜像用乾式二成分系現像剤