JPH0763608A - 反射光検出装置 - Google Patents

反射光検出装置

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JPH0763608A
JPH0763608A JP20955493A JP20955493A JPH0763608A JP H0763608 A JPH0763608 A JP H0763608A JP 20955493 A JP20955493 A JP 20955493A JP 20955493 A JP20955493 A JP 20955493A JP H0763608 A JPH0763608 A JP H0763608A
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JP
Japan
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light
light emitting
light receiving
emitting element
remote control
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Withdrawn
Application number
JP20955493A
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English (en)
Inventor
Shinichi Harada
信一 原田
Norinobu Ikeda
則信 池田
Seishi Miyamoto
清史 宮本
Ryota Osumi
良太 大住
Chiharu Tanaka
千春 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 遠隔操作部材からの光を反射光として受光し
た場合に発生する種々の不具合を除去する反射光検出装
置を提供する。 【構成】 リモコン装置2に互いに所定間隔離間して配
設された第1発光素子3aおよび第2発光素子3bと、
カメラ1に設けられ上記第1発光素子3aと第2発光素
子3bからの光をそれぞれ弁別して受ける第1受光素子
21aおよび第2受光素子21bと、受けた光を走査す
るモータ16x,16yと、上記第1受光素子21aお
よび第2受光素子21bとモータ16x,16yからの
情報に基づき反射光か否かを判定するシステムコントロ
ール回路27と、上記システムコントロール回路27が
反射光であると判定したときには所定の警告を発する警
告表示LED23とを備えた反射光検出装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反射光検出装置、より
詳しくは、遠隔操作部材からの光が反射光か否かを検出
する反射光検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、赤外光あるいは超音波等を利
用して、例えば、テレビジョン装置、オーディオ装置、
エアコンの送風装置などを遠隔より操作制御するリモコ
ン装置は、種々のものが提案されている。
【0003】このようなリモコン装置としては、例えば
特開平2−269330号公報に、カメラのレリーズ信
号をリモコンから光信号として送信して、この信号を集
光レンズで集めて4つに分割された受光素子で受光し、
その受光した光の強度をそれぞれ電気信号に変換し、こ
れら4つの電気信号を用いてリモコンの位置を算出し
て、該リモコンの方向を向くようにカメラの位置制御を
行うカメラシステムが開示されている。
【0004】また、上記リモコン装置の他の例として、
特開平1−109873号公報には、リモコン位置検出
手段として3つの受光素子をカメラ内部に設けるととも
に、複数のデジタルコードで構成された通常のリモコン
コード信号を発生する通常信号発生手段と、この通常信
号発生手段からの信号を赤外光として出力する赤外線信
号発生手段とをリモコンに設け、このリモコンから発信
された赤外線信号を上記3つの受光素子でそれぞれ受光
して入射する光強度により方向を検出し、その検出結果
により、カメラ本体支持部に回動自在に支持されたカメ
ラ本体の撮影光軸を前記リモコンの方向に向けるビデオ
カメラ用リモコン位置検出装置が開示されている。
【0005】さらに、上記リモコン装置の別の例とし
て、特願平5−149457号には、リモートコントロ
ール信号発生手段をリモコン装置に設けるとともに、こ
のリモコン装置からの信号を受信するリモコン信号受信
部と、このリモコン信号受信部の出力に基づいて出力信
号の信号レベルがピーク値を含む所定範囲内になるよう
に撮影光軸の角度を駆動制御する手段とを光軸可動体に
設けたものが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平2−269330号公報,特開平1−109873
号公報,特願平5−149457号に記載のものは、位
置検出用の光信号が例えば壁等で反射してから上記位置
検出用の受光センサに入射した場合には、リモコンの方
向にはカメラの撮影光軸が向かず、リモコン光が反射し
た反射物の方向にカメラの撮影光軸が向くという不具合
がある。
【0007】さらに、上記特開平2−269330号公
報に記載のものでは、4分割された受光素子は通常の受
光素子に比べてコストが高く、また集光レンズの光軸と
受光素子の中心位置を合わせるのが難しいという問題点
がある。加えて、カメラの外装面に受光センサが配設さ
れているために、カメラの中心軸から非常にずれた方向
からリモコンを発光した場合に受光センサにうまく入光
せず、カメラの撮影光軸がリモコンの方向を向かない可
能性もある。そのため撮影者側で、ある程度カメラの向
きを認識しながらリモコンを使用しなければならないと
いう不具合がある。
【0008】また、上記特開平1−109873号公報
に記載のものは、リモコン位置検出装置としてカメラ内
部に3つの受光素子を有する以外に、通常のリモコンコ
ード信号を受光する手段を別個に有しているために、コ
ストが高くなるという問題点がある。さらには、上記3
つの受光素子の感度を一致させるための電気的な手段が
必要になり、実用化する際の難点となっている。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、遠隔操作部材からの光を反射光として受光した場
合に発生する種々の不具合を除去する反射光検出装置を
提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による反射光検出装置は、遠隔操作部材に
互いに所定間隔離間して配設された第1の発光手段及び
第2の発光手段と、移動物体に設けられ上記第1の発光
手段と第2の発光手段からの光を受ける受光手段と、上
記第1の発光手段からの光と第2の発光手段からの光と
を弁別する弁別手段と、受けた光を走査する走査手段
と、上記弁別手段と走査手段からの情報に基づき反射光
か否かを判定する判定手段とを備えている。
【0011】
【作用】遠隔操作部材に互いに所定間隔離間して配設さ
れた第1の発光手段及び第2の発光手段が発光し、移動
物体に設けられた受光手段が上記第1の発光手段と第2
の発光手段からの光を受け、弁別手段が上記第1の発光
手段からの光と第2の発光手段からの光とを弁別し、走
査手段が受けた光を走査し、判定手段が上記弁別手段と
走査手段からの情報に基づき反射光か否かを判定する。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図8は本発明の第1実施例を示したも
のである。まず図1,図2を参照して、反射物が存在し
ない場合と存在する場合における発光素子の発光光束の
強度分布について説明する。
【0013】図1(A)に示すように、互いに所定間隔
離間して配設された第1発光素子3aと第2発光素子3
bが、後述するリモコン装置2(図3参照)に設けられ
ている。このリモコン装置2の後述するリモコン追尾ボ
タン5(同図3参照)を押した場合に、これら第1発光
素子3aと第2発光素子3bが同時に発光して、図示の
ような光軸を中心にして遠ざかるに連れて円錐状に広が
る発光光束が得られるようになっている。
【0014】これら第1発光素子3aと第2発光素子3
bの光軸を略垂直に横ぎるx軸上での、発光光束の強度
分布を示したのが図1(B)である。図示のように、発
光光束の光強度は、どちらもそれぞれの光軸上でピーク
値をとるとともに、該光軸から離れるに従って急激に減
少する分布となっている。
【0015】次に、図2では、例えば平坦な壁のような
反射物を経由した際の反射光光束と、その光強度分布を
示している。図示のように、反射がある場合の2つの発
光体の発光光束は、それぞれが入れ替わった位置関係と
なっている。なおこのときのx軸上での光束の強度分布
は、反射が発生したために、図2(B)に示すように、
ピークがやや低くなっている。
【0016】上述のような反射が発生した際には、互い
の光束の位置が入れ替わるという原理を利用した実施例
の具体的構成について、図3ないし図8を参照して説明
する。図3は、遠隔操作部材たるリモコン装置2の光
が、反射物を経由することなく移動物体たるカメラ1に
入射する場合について示した斜視図である。
【0017】リモコン装置2は、手元側でカメラ1の移
動操作を行うものであって、図示のように、互いに所定
距離隔離して設けられた第1発光素子3aと第2発光素
子3bを有するとともに、これら第1発光素子3aと第
2発光素子3bに同時に電源を供給するためのスイッチ
となっているリモコン追尾ボタン5を備えている。
【0018】上記カメラ1は、鏡筒10を備えていて、
この鏡筒10は、球面部10aを有するとともに、この
球面部10aから光軸前方側に該球面部10aの径より
もやや小径の円筒形状のレンズ枠10cを延出し、この
レンズ枠10cの内部に撮影レンズ11を保持してい
る。該鏡筒10は、球面部10aの光軸後方となる側か
らは、円筒部10bを突設してその端部に撮像素子12
を保持している。
【0019】上記レンズ枠10cの周面上側の光軸前部
には、弁別手段を兼ねた受光手段たる第1受光素子21
aと第2受光素子21bが、例えば上下方向に連設され
ている。また、同レンズ枠10cの周面横側の光軸前部
には、警告手段たる警告表示LED23が設けられてい
る。
【0020】上記球面部10aの中心Gを水平方向に通
るx軸方向にx方向駆動部13xが、垂直に通るy軸の
延長上にy方向駆動部13yが、それぞれ該球面部10
aと略点接触するように設けられている。これらx方向
駆動部13x,y方向駆動部13yは、それぞれ駆動力
伝達軸14x,14yを介してモータ16x,16yの
駆動力を減速するギヤーボックス15x,15yに接続
されている。これらギヤーボックス15x,15yは、
カメラ1の外装部1aに固定されている。
【0021】このような構成において、走査手段たるモ
ータ16xを駆動するとギヤーボックス15xで駆動力
が減速されてx方向駆動部13xを駆動し、球面部10
aを回転させて鏡筒10をθx方向、つまりいわゆるパ
ン方向に回動させる。一方、モータ16yを駆動すると
ギヤーボックス15yで駆動力が減速されてy方向駆動
部13yを駆動し、球面部10aを回転させて鏡筒10
をθy方向、いわゆるチルト方向に回動させる。
【0022】図4は、遠隔操作部材たるリモコン装置2
の光が、反射物を経由して移動物体たるカメラ1に入射
する場合について示した斜視図である。第1発光素子3
aから発光した光の反射光エリア25aと、第2発光素
子3bから発光した光の反射光エリア25bは、おおま
かな概念図としては、それぞれ図示のような部分とな
る。カメラ1側の第1受光素子21aおよび第2受光素
子21bは、この反射光エリア25a,25bの中に入
っている。
【0023】図5は、カメラ1およびリモコン装置2の
電気的な構成を示すブロック図である。リモコン装置2
の第1発光素子3aと第2発光素子3bは、一端が接地
されているとともに、他端側にはそれぞれ抵抗4a,4
bを介して定電圧Vccが供給されるようになっていて、
この定電圧Vccは、リモコン追尾ボタン5を介してオン
/オフされるようになっている。そして該リモコン追尾
ボタン5をオンした動作時には、第1発光素子3aと第
2発光素子3bが同時に発光するようになっている。
【0024】この第1実施例では、第1発光素子3aの
発光波長と第2発光素子3bの発光波長を互いに異なる
ものにしてあり、これらの発光素子の光をそれぞれ受け
るカメラ1の第1受光素子21aおよび第2受光素子2
1bの受光感度も、それぞれの発光素子の発光波長に一
致するように構成されている。つまり、第1発光素子3
aの光は、第1受光素子21aのみが受光し、第2発光
素子3bの光は、第2受光素子21bのみが受光するも
のである。
【0025】カメラ1は、上述のように第1発光素子3
aと第2発光素子3bの光をそれぞれ受光する第1受光
素子21aおよび第2受光素子21bが設けられてい
て、該第1受光素子21aおよび第2受光素子21bで
受光した信号は、光電変換されてまずサンプルホールド
回路(図中、S/H回路と略記する。)25a,25b
でそれぞれサンプルホールドされた後、A/D変換器2
6a,26bでデジタル信号に変換されて、判定手段た
るシステムコントロール回路27にそれぞれのデータと
して送られる。
【0026】このデータは、該システムコントロール回
路27内の信号処理部27aで信号処理された後、モー
タ制御用の制御信号として出力される。この制御信号に
よりモータx軸ドライバ回路部28xはモータ16x
を、モータy軸ドライバ回路部28yはモータ16yを
それぞれ制御するようになっている。このとき、上記モ
ータ16x,16yからは、それぞれの位置データがシ
ステムコントロール回路27に入力されるようになって
いる。
【0027】さらに、該システムコントロール回路27
の割り込みポートには、Vシンク信号31とHシンク信
号32が各々入力されるようになっている。加えて、該
システムコントロール回路27は、必要に応じて上記警
告表示LED23を駆動制御して発光させるようになっ
ている。
【0028】図6は、θx方向、θy方向に鏡筒10を
回転させて走査した際の、受光素子の受光した光の強度
を示した線図である。θx方向、θy方向に鏡筒10を
回転させると、これに伴って第1受光素子21aおよび
第2受光素子21bも回転して、反射光エリア25a,
25b内を順次移動する。
【0029】このとき、例えば図6(A)に示すよう
に、鏡筒10がθx方向に移動するに従って、まず第1
受光素子21aのピークが観測され、次にこれに随伴す
るように第2受光素子21bのピークが観測され、その
後しばらくの間第1受光素子21a,第2受光素子21
bの暗電流を出力後、第2受光素子21bのピークが観
測され、次にこれに随伴するように第1受光素子21a
のピークが観測されるという強度分布が電気的に得られ
る。
【0030】同様に、図6(B)に示すように、鏡筒1
0がθy方向に移動するに従って、まず第1受光素子2
1aのピークが観測され、次にこれに随伴するように第
2受光素子21bのピークが観測され、その後しばらく
間をおいた後、第2受光素子21bのピークが観測さ
れ、次にこれに随伴するように第1受光素子21aのピ
ークが観測されるという強度分布が電気的に得られる。
【0031】このときの第1受光素子21aのピークと
第2受光素子21bのピークが来る順序の前後関係か
ら、リモコン装置2からそのまま来た光か、それとも反
射物で反射してから来た光かを上述のように判定するこ
とができる。
【0032】図7は本実施例の反射光判別動作における
メインルーチン処理の概念を示す線図である。システム
コントロール回路27は、外部割り込みポートにVシン
ク信号31が入って来ると、以下に説明する1ループの
動作が閉じるようになっている。すなわち、システムコ
ントロール回路27は、Vシンク信号31に同期したマ
イコンシステムとなっている。
【0033】このVシンク信号31の割り込みが入る間
には、Hシンク信号31の外部割り込みが入るようにな
っていて、このHシンク期間に、上記図6に示したよう
な第1受光素子21aおよび第2受光素子21bからの
信号の取り込みと、モータ16x,16yからのモータ
動作位置の信号の取り込みを行い、第1受光素子21a
からの信号と、第2受光素子21bからの信号のどちら
が先であるかの判定を行うようになっている。
【0034】すなわち、システムコントロール回路27
は、まず、モータ16xの制御信号を出力処理33し、
次に、モータ16yの制御信号を出力処理34する。次
に、リモコンデータ入力処理部35,モード設定処理部
36,LED処理部37を経て、さらにモータ16xの
動作量演算処理38を行い、モータ16yの動作量演算
処理39を行う。以上が、Vシンク信号31による1フ
ィールドの動作となる。
【0035】図8は、上記図7に示したメインルーチン
処理の動作の一例を示すフローチャートである。システ
ムコントロール回路27は、モータ16x(図中Mxと
表示)の制御信号処理を行い(ステップS1)、次にモ
ータ16y(図中Myと表示)の制御信号処理を行う
(ステップS2)。そして、リモコンデータ入力処理を
行い(ステップS3)、モード設定処理部でモード設定
を処理し(ステップS4)、LED表示処理部で警告表
示LED23の表示を行い(ステップS50)、Vシン
ク信号31の割り込みがあるまで待機して、割り込み信
号があれば、上記ステップS1に戻る(ステップS
6)。
【0036】なお、上述では警告表示LED23を発光
させることで視覚的に撮影者に警告するようにしたが、
これに限るものではなく、例えばブザー等を用いて聴覚
的に警告するようにしても良いし、視覚的警告と聴覚的
警告を併用しても良いことはいうまでもない。
【0037】このような第1実施例によれば、リモコン
装置からの光が反射物を介してカメラの受光部に入射し
た際には、従来はその光が反射光であるかどうかを判別
することができないためにカメラが反射物の方を向いて
しまうのが、あらかじめ決められた方向にカメラに設置
された受光素子を移動して受光を走査して行き、その受
光パターンに基づいて反射光であるか否かを判別ことが
できて、その判別結果が反射光であると判定された場合
には警告表示して操作者に警告を与えることにより、反
射光として受光した場合に発生する種々の不具合を除去
して、撮影の失敗を防止することができる。
【0038】図9,図10は、本発明の第2実施例を示
したものである。この第2実施例は上述の第1実施例と
ほぼ同様であるので、主として異なる部分についてのみ
説明する。
【0039】この第2実施例では、上記第1実施例と同
様の第1発光素子3aと第2発光素子3bを用いてい
て、図9(A)に示すように、これらはそれぞれ互いに
異なる波長λA,λBの光を発光するものである。
【0040】これに対して、受光素子の感光感度は、第
1実施例とは異なり、図9(B)に示すように、第1発
光素子3aの波長λAと第2発光素子3bの波長λBを含
む広い波長領域でフラットな受光感度特性を有する受光
素子を用いている。一般に、赤外光の波長領域の受光素
子は、このように入射光の波長に対して広い受光感度特
性を有している。
【0041】図10は、この第2実施例の受光素子の構
成を示す斜視図である。上記図9(B)に示したような
フラットな受光感度特性を有する同種の2つの受光素子
42a,42bを図10に示すように並設し、受光素子
42aの受光面上に第1発光素子3aの波長λAの光を
透過して第2発光素子3bの波長λBの光は不透過とす
る弁別手段たる透過膜フィルタ43aを設け、上記受光
素子42bの受光面上に第2発光素子3bの波長λBの
光を透過して第1発光素子3aの波長λAの光は不透過
とする同弁別手段たる透過膜フィルタ43bを設けて、
それぞれ第1受光素子41aおよび第2受光素子41b
を構成している。
【0042】このような第2実施例によれば、上記第1
実施例とほぼ同様の作用と効果を有するとともに、広い
受光感度を有する受光素子を用いているために、受光素
子の設計の自由度が高くなり、また受光素子の制作コス
トを下げることができる。
【0043】図11ないし図13は、本発明の第3実施
例を示したものである。この第3実施例は、上述の第1
実施例とほぼ同様であるので、主として異なる部分につ
いてのみ説明する。
【0044】第1発光素子3aの発光強度と時間の関係
は、図11(A)に示すようになっていて、光強度の変
化する周期はTaであり、これに対する周波数はFa=
1/Taである。
【0045】また、第2発光素子3bの発光強度と時間
の関係は、図11(B)に示すようになっていて、光強
度の変化する周期はTbであり、これに対する周波数は
Fb=1/Tbである。
【0046】図12に示すように、リモコン装置2は、
リモコン追尾ボタン5と第1発光素子3aとの間に第1
変調回路6aが、リモコン追尾ボタン5と第2発光素子
3bとの間に第2変調回路6bがそれぞれ設けられてい
る。そして、第1変調回路6aにより第1発光素子3a
の発光強度が時間に対して上記図11(A)に示すよう
に変調され、第2変調回路6bにより第2発光素子3b
の発光強度が時間に対して上記図11(B)に示すよう
に変調される。
【0047】これに対して、カメラ1は、図13に示す
ように、受光素子51が1つ設けられてるだけで、上記
第1実施例のように複数設けられてはいない。そして、
この受光素子51により受光した上記第1発光素子3a
および第2発光素子3bの光は、光電変換された後に出
力されて2つに分岐され、それぞれ第1バンドパスフィ
ルタ(図中、第1BPFと略記する。)52aと第2バ
ンドパスフィルタ(図中、第2BPFと略記する。)5
2bにそれぞれ入力される。その後信号は、ピークホー
ルド回路部(図中、P/H回路部と略記する。)53
a,53bと、サンプルホールド回路部25a,25b
をそれぞれ介して、A/D変換器26a,26bを通っ
てデジタル信号に変換した後、システムコントロール回
路27に入力される。
【0048】なお、警告表示LED23は上記第1実施
例と同様に設けられているが、図示は省略している。
【0049】この第3実施例の作用は上記第1実施例と
ほぼ同様であるが、受光素子51で受光した上記第1発
光素子3aおよび第2発光素子3bの光を、弁別手段た
る第1バンドパスフィルタ52aと第2バンドパスフィ
ルタ52bにより再び分離して、第1バンドパスフィル
タ52aからは第1発光素子3aの信号のみが、第2バ
ンドパスフィルタ52bからは第1発光素子3bの信号
のみが得られる。
【0050】このような第3実施例によれば、上記第1
実施例とほぼ同様の効果を有するとともに、変調回路と
バンドパスフィルタを調整することにより1つの受光素
子で実現可能であるので、発光素子の発光特性や波長に
対する選択の自由度が高くなるとともに、発光素子とし
て比較的安価なLEDを用いることができるのでコスト
的に有利である。さらに、該受光素子も、通常の広い周
波数特性を有する受光素子を用いて構成することができ
るので更にコスト的に有利である。
【0051】なお、本発明は、カメラやビデオカメラに
のみ適用されるものではなく、例えばテレビジョン装置
や、産業用ロボットやエアコン送風装置など、一般に遠
隔操作するような装置に広く適用することができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明の反射光検出
装置によれば、遠隔操作部材からの光を反射光として受
光した場合に発生する種々の不具合を除去することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す第1発光素子および
第2発光素子による発光光束の分布を示す線図。
【図2】上記図1に示した第1発光素子および第2発光
素子による発光光束が、反射物で反射された際の分布を
示す線図。
【図3】上記第1実施例のリモコン装置とカメラの鏡筒
を示す斜視図。
【図4】上記図3に示したリモコン装置の発光光束が反
射物を経由してカメラに入射する様子を示す斜視図。
【図5】上記第1実施例のカメラとリモコン装置の電気
的な構成を示すブロック図。
【図6】上記第1実施例の鏡筒を、θx方向,θy方向
に回転させて走査した際の、受光素子の受光した光の強
度を示した線図。
【図7】上記第1実施例の反射光判別動作におけるメイ
ンルーチン処理の概念を示す線図。
【図8】上記図7に示したメインルーチン処理の動作の
一例を示すフローチャート。
【図9】本発明の第2実施例の発光素子の発光波長と、
受光素子の受光感度の波長依存性とを示す線図。
【図10】上記第2実施例の受光素子の構成を示す斜視
図。
【図11】本発明の第3実施例の第1発光素子および第
2発光素子の発光強度の時間変動を示す線図。
【図12】上記第3実施例のリモコン装置の電気的構成
を示すブロック図。
【図13】上記第3実施例のカメラの電気的構成を示す
ブロック図。
【符号の説明】
1…カメラ(移動物体) 2…リモコン装置(遠隔操作部材) 3a…第1発光素子(第1の発光手段) 3b…第2発光素子(第2の発光手段) 16x,16y…モータ(走査手段) 21a…第1受光素子(受光手段、弁別手段) 21b…第2受光素子(受光手段、弁別手段) 23…警告表示LED(警告手段) 27…システムコントロール回路(判定手段) 41a…第1受光素子(受光手段) 41b…第2受光素子(受光手段) 43a,43b…透過膜フィルタ(弁別手段) 51…受光素子(受光手段) 52a…第1バンドパスフィルタ(弁別手段) 52b…第2バンドパスフィルタ(弁別手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大住 良太 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 田中 千春 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠隔操作部材に互いに所定間隔離間して
    配設された第1の発光手段及び第2の発光手段と、 移動物体に設けられ上記第1の発光手段と第2の発光手
    段からの光を受ける受光手段と、 上記第1の発光手段からの光と第2の発光手段からの光
    とを弁別する弁別手段と、 受けた光を走査する走査手段と、 上記弁別手段と走査手段からの情報に基づき反射光か否
    かを判定する判定手段と、 を具備したことを特徴とする反射光検出装置。
  2. 【請求項2】 上記判定手段が反射光であると判定した
    ときには、所定の警告を発する警告手段を具備したこと
    を特徴とする請求項1に記載の反射光検出装置。
JP20955493A 1993-08-24 1993-08-24 反射光検出装置 Withdrawn JPH0763608A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102023052A (zh) * 2010-10-27 2011-04-20 大连工业大学 一种反射光检测装置及其检测方法
KR101536160B1 (ko) * 2011-09-06 2015-07-13 가부시키가이샤 파우렉 코팅 장치

Cited By (3)

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CN102023052A (zh) * 2010-10-27 2011-04-20 大连工业大学 一种反射光检测装置及其检测方法
KR101536160B1 (ko) * 2011-09-06 2015-07-13 가부시키가이샤 파우렉 코팅 장치
US9266142B2 (en) 2011-09-06 2016-02-23 Kabushiki Kaisha Powrex Coating device

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