JPH0763486A - 過冷却水用熱交換器 - Google Patents
過冷却水用熱交換器Info
- Publication number
- JPH0763486A JPH0763486A JP23870793A JP23870793A JPH0763486A JP H0763486 A JPH0763486 A JP H0763486A JP 23870793 A JP23870793 A JP 23870793A JP 23870793 A JP23870793 A JP 23870793A JP H0763486 A JPH0763486 A JP H0763486A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- heat exchanger
- cooled
- pipe
- tube
- Prior art date
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- Pending
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- Other Air-Conditioning Systems (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 螺旋状の形成した二重管構造の熱交換器にお
いて、被冷却水の流通を妨げない過冷却水用熱交換器を
提供する。 【構成】 被冷却水と被冷却水を冷却する冷却媒体を流
通させる、外管２ａおよび内管２ｂを有する二重管構造
の過冷却水用熱交換器２において、前記内管２ｂの外周
面と外管２ａの内周面との間に、保隙部材２ｃを設けた
構成。
いて、被冷却水の流通を妨げない過冷却水用熱交換器を
提供する。 【構成】 被冷却水と被冷却水を冷却する冷却媒体を流
通させる、外管２ａおよび内管２ｂを有する二重管構造
の過冷却水用熱交換器２において、前記内管２ｂの外周
面と外管２ａの内周面との間に、保隙部材２ｃを設けた
構成。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、空調設備や
食品用冷却装置等に冷水を供給する蓄熱式製氷装置の過
冷却水用熱交換器に関するものである。
食品用冷却装置等に冷水を供給する蓄熱式製氷装置の過
冷却水用熱交換器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の過冷却水用熱交換器は、図４に示
す蓄熱式製氷装置の熱交換器として用いられており、図
４に示すように、蓄氷タンク３１と過冷却水用熱交換器
３２との間を循環路３３で連通するとともに、前記過冷
却水用熱交換器３２と冷凍機３４との間は冷媒循環路３
５で連通した構成となっている。この蓄熱式製氷装置
は、電力料金の安い深夜電力を利用して蓄氷タンク３１
内に氷を蓄えておき、負荷の要求に応じ蓄氷タンク３１
上方より解氷水を供給して冷水を取り出すようにしてい
る。ところで、この製氷装置の駆動は、蓄氷タンク３１
に水を満たした後冷凍機３４を運転し、冷却媒体を熱交
換器３２内を循環させるとともに、蓄氷タンク３１内の
被冷却水も熱交換器３２内を循環させて熱交換し、過冷
却水を蓄氷タンク３１へ供給するが、蓄氷タンク３１内
に製氷が始まり循環する被冷却水の温度が１℃以下にな
ると熱交換器３２内で凍結が起き易くなり、さらに、水
温が０．４℃以下になると短時間の運転で凍結する。
す蓄熱式製氷装置の熱交換器として用いられており、図
４に示すように、蓄氷タンク３１と過冷却水用熱交換器
３２との間を循環路３３で連通するとともに、前記過冷
却水用熱交換器３２と冷凍機３４との間は冷媒循環路３
５で連通した構成となっている。この蓄熱式製氷装置
は、電力料金の安い深夜電力を利用して蓄氷タンク３１
内に氷を蓄えておき、負荷の要求に応じ蓄氷タンク３１
上方より解氷水を供給して冷水を取り出すようにしてい
る。ところで、この製氷装置の駆動は、蓄氷タンク３１
に水を満たした後冷凍機３４を運転し、冷却媒体を熱交
換器３２内を循環させるとともに、蓄氷タンク３１内の
被冷却水も熱交換器３２内を循環させて熱交換し、過冷
却水を蓄氷タンク３１へ供給するが、蓄氷タンク３１内
に製氷が始まり循環する被冷却水の温度が１℃以下にな
ると熱交換器３２内で凍結が起き易くなり、さらに、水
温が０．４℃以下になると短時間の運転で凍結する。
【０００３】上記熱交換器３２内での凍結の要因は、螺
旋状に形成した外管３２ａ内に内管３２ｂを挿入した全
長が５ｍ〜２０ｍにも達する二重管構造であるため、そ
の湾曲部において内管３２ｂの外周面が外管３２ａの内
周面に接触する部分が生じることが避けられず、その部
分では水の流動が妨げられることになる。その結果、水
流が停留している部分では、内管３２ｂ内を流通する冷
却媒体により水温が過度に低下して凍結することにな
る。
旋状に形成した外管３２ａ内に内管３２ｂを挿入した全
長が５ｍ〜２０ｍにも達する二重管構造であるため、そ
の湾曲部において内管３２ｂの外周面が外管３２ａの内
周面に接触する部分が生じることが避けられず、その部
分では水の流動が妨げられることになる。その結果、水
流が停留している部分では、内管３２ｂ内を流通する冷
却媒体により水温が過度に低下して凍結することにな
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記問題
点に鑑み、螺旋状に形成した二重管構成の熱交換器にお
いて、被冷却水の流通を妨げない過冷却水用熱交換器を
提供することを目的とするものである。
点に鑑み、螺旋状に形成した二重管構成の熱交換器にお
いて、被冷却水の流通を妨げない過冷却水用熱交換器を
提供することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は、被冷
却水と被冷却水を冷却する冷却媒体を流通させる、外管
および内管を有する二重管構造の過冷却水用熱交換器に
おいて、前記内管の外周面と外管の内周面との間に、保
隙部材を設けたことを特徴としている。
却水と被冷却水を冷却する冷却媒体を流通させる、外管
および内管を有する二重管構造の過冷却水用熱交換器に
おいて、前記内管の外周面と外管の内周面との間に、保
隙部材を設けたことを特徴としている。
【０００６】
【作用】この発明によれば、二重管構成の内管の外周面
と外管の内周面との間に設けた保隙部材が、湾曲部にお
いても隙間を確保するので水流が停留することはない。
と外管の内周面との間に設けた保隙部材が、湾曲部にお
いても隙間を確保するので水流が停留することはない。
【０００７】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図１は、この発明に係る蓄熱式製氷装置
の概略説明図で、この製氷装置は、冷凍機１、過冷却水
用熱交換器２（以下熱交換器という）および蓄氷タンク
３から構成されている。冷凍機１は、たとえば液化した
冷媒（例えばフロン）を膨張弁１ａで減圧した後、熱交
換器２を介して被冷却水を冷媒の蒸発潜熱によって直接
冷却する方法を利用したものである。
細に説明する。図１は、この発明に係る蓄熱式製氷装置
の概略説明図で、この製氷装置は、冷凍機１、過冷却水
用熱交換器２（以下熱交換器という）および蓄氷タンク
３から構成されている。冷凍機１は、たとえば液化した
冷媒（例えばフロン）を膨張弁１ａで減圧した後、熱交
換器２を介して被冷却水を冷媒の蒸発潜熱によって直接
冷却する方法を利用したものである。
【０００８】熱交換器２は、図１に示すように、外管２
ａを螺旋状（実施に応じては、直線状でも可能）に形成
し、その内部に内管２ｂを挿入した二重管構造であっ
て、外管２ａと内管２ｂとの間に蓄氷タンク３から供給
される被冷却水が流通し、内管２ｂ内には冷凍機１より
供給される冷媒が流通する。したがって、被冷却水を内
管２ｂの外周から冷却して過冷却水を製造する構造とな
っている。
ａを螺旋状（実施に応じては、直線状でも可能）に形成
し、その内部に内管２ｂを挿入した二重管構造であっ
て、外管２ａと内管２ｂとの間に蓄氷タンク３から供給
される被冷却水が流通し、内管２ｂ内には冷凍機１より
供給される冷媒が流通する。したがって、被冷却水を内
管２ｂの外周から冷却して過冷却水を製造する構造とな
っている。
【０００９】前記熱交換器２の外管２ａの内周面と内管
２ｂの外周面との間に設けた、この発明の保隙部材２ｃ
は、例えば、金属線、ゴム紐、樹脂性の紐等が適用さ
れ、その直径は、前記外管２ａの内径と内管２ｂの外径
の寸法差の１／２に近いことが望ましいが、内管２ｂを
外管２ａ内に挿入する作業を容易にするために１／４〜
１／１０にしても有効である。そして、この保隙部材２
ｃを図２に示すように前記内管２ｂ（外管に挿入前）の
外周面に略全長に渡って螺旋状に捲着する。尚、螺旋状
に巻きつけるピッチ角は４５度程度が望しいが、管の曲
率半径と管の直径との比が大きい場合には緩やかなピッ
チでも良い。また、保隙部材２ｃを２本あるいは３本並
列に巻きつければ、その数に比例してピッチの間隔を大
きくすることができる。
２ｂの外周面との間に設けた、この発明の保隙部材２ｃ
は、例えば、金属線、ゴム紐、樹脂性の紐等が適用さ
れ、その直径は、前記外管２ａの内径と内管２ｂの外径
の寸法差の１／２に近いことが望ましいが、内管２ｂを
外管２ａ内に挿入する作業を容易にするために１／４〜
１／１０にしても有効である。そして、この保隙部材２
ｃを図２に示すように前記内管２ｂ（外管に挿入前）の
外周面に略全長に渡って螺旋状に捲着する。尚、螺旋状
に巻きつけるピッチ角は４５度程度が望しいが、管の曲
率半径と管の直径との比が大きい場合には緩やかなピッ
チでも良い。また、保隙部材２ｃを２本あるいは３本並
列に巻きつければ、その数に比例してピッチの間隔を大
きくすることができる。
【００１０】冷凍機１と熱交換器２の内管２ｂとは、膨
張弁１ａを介して冷媒供給路４を用いて接続するととも
に冷媒還流路５を接続して冷媒を循環させる。一方、蓄
氷タンク３の下部と熱交換器２の外管２ａの入口とは冷
水供給路６によって、また熱交換器の外管２ａの出口と
蓄氷タンク３との間は過冷却水還流路７および落下する
空間を介して接続されており、冷水供給路６には、給水
ポンプ８が挿設してある。図中９は、解氷水路であって
途中に電磁弁１０を設けている。また、図中１１は、冷
水取水路であって、途中に電磁弁１２を設けている。
張弁１ａを介して冷媒供給路４を用いて接続するととも
に冷媒還流路５を接続して冷媒を循環させる。一方、蓄
氷タンク３の下部と熱交換器２の外管２ａの入口とは冷
水供給路６によって、また熱交換器の外管２ａの出口と
蓄氷タンク３との間は過冷却水還流路７および落下する
空間を介して接続されており、冷水供給路６には、給水
ポンプ８が挿設してある。図中９は、解氷水路であって
途中に電磁弁１０を設けている。また、図中１１は、冷
水取水路であって、途中に電磁弁１２を設けている。
【００１１】つぎに、上記構成の製氷装置の作用を説明
する。まず、前記解氷水路９の電磁弁１０を開き、蓄氷
タンク３内に所定量の水を溜めた状態で電磁弁１０を閉
じ、冷凍機１を運転するとともに給水ポンプ８を駆動し
過冷却水の製造を始める。そして、蓄氷タンク３内の水
が熱交換器２を介して冷却され、過冷却水還流路７の出
口において水温が０℃以下となって、蓄氷タンク３内に
氷ができ始めて暫くすると、冷水供給路６より熱交換器
２に流入する循環水の水温が０℃近くにまで低下する
が、熱交換器２の外管２ａの内周面と内管２ｂの外周面
との間を保隙部材２ｃで隙間を確保（図３参照）してい
るので、湾曲部においても被冷却水の流動が停留するこ
とはない。したがって、熱交換器２内で過冷却水が凍結
することはなく安定して製氷装置を運転することができ
る。
する。まず、前記解氷水路９の電磁弁１０を開き、蓄氷
タンク３内に所定量の水を溜めた状態で電磁弁１０を閉
じ、冷凍機１を運転するとともに給水ポンプ８を駆動し
過冷却水の製造を始める。そして、蓄氷タンク３内の水
が熱交換器２を介して冷却され、過冷却水還流路７の出
口において水温が０℃以下となって、蓄氷タンク３内に
氷ができ始めて暫くすると、冷水供給路６より熱交換器
２に流入する循環水の水温が０℃近くにまで低下する
が、熱交換器２の外管２ａの内周面と内管２ｂの外周面
との間を保隙部材２ｃで隙間を確保（図３参照）してい
るので、湾曲部においても被冷却水の流動が停留するこ
とはない。したがって、熱交換器２内で過冷却水が凍結
することはなく安定して製氷装置を運転することができ
る。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、二重
管構造の熱交換器の内管外周面と外管内周面との間に保
隙部材を設けたので、熱交換器内で過冷却水が凍結する
ことはなく安定して製氷装置を運転することができる。
管構造の熱交換器の内管外周面と外管内周面との間に保
隙部材を設けたので、熱交換器内で過冷却水が凍結する
ことはなく安定して製氷装置を運転することができる。
【図１】この発明の過冷却水用熱交換器を備えた蓄熱式
製氷装置の概略説明図である。
製氷装置の概略説明図である。
【図２】図１の過冷却水用熱交換器の内管に保隙部材を
捲着した状態を示す説明図である。
捲着した状態を示す説明図である。
【図３】図１の過冷却水用熱交換器の湾曲部を切断して
示す断面説明図である。
示す断面説明図である。
【図４】従来の蓄熱式製氷装置の概略説明図である。
２ 過冷却水用熱交換器 ２ａ 外管 ２ｂ 内管 ２ｃ 保隙部材
フロントページの続き (72)発明者 光野 義孝 愛媛県松山市堀江町７番地 三浦工業株式 会社内 (72)発明者 板橋 明吉 愛媛県松山市堀江町７番地 株式会社三浦 研究所内 (72)発明者 松林 浩司 愛媛県松山市堀江町７番地 株式会社三浦 研究所内
Claims (1)
- 【請求項１】 被冷却水と被冷却水を冷却する冷却媒体
を流通させる、外管２ａおよび内管２ｂを有する二重管
構造の過冷却水用熱交換器２において、前記内管２ｂの
外周面と外管２ａの内周面との間に、保隙部材２ｃを設
けたことを特徴とする過冷却水用熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23870793A JPH0763486A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 過冷却水用熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23870793A JPH0763486A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 過冷却水用熱交換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0763486A true JPH0763486A (ja) | 1995-03-10 |
Family
ID=17034088
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23870793A Pending JPH0763486A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 過冷却水用熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0763486A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007101151A (ja) * | 2005-10-07 | 2007-04-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 熱交換器 |
| WO2008142661A2 (en) * | 2007-05-23 | 2008-11-27 | Trieco - Climatização, Lda. | 'acclimatization system with high energy efficiency' |
-
1993
- 1993-08-30 JP JP23870793A patent/JPH0763486A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007101151A (ja) * | 2005-10-07 | 2007-04-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 熱交換器 |
| WO2008142661A2 (en) * | 2007-05-23 | 2008-11-27 | Trieco - Climatização, Lda. | 'acclimatization system with high energy efficiency' |
| WO2008142661A3 (en) * | 2007-05-23 | 2009-02-05 | Trieco Climatizacao Lda | 'acclimatization system with high energy efficiency' |
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