JPH074799A - 過冷却水式製氷装置の熱交換器の凍結解除方法および装 置 - Google Patents

過冷却水式製氷装置の熱交換器の凍結解除方法および装 置

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JPH074799A
JPH074799A JP17233193A JP17233193A JPH074799A JP H074799 A JPH074799 A JP H074799A JP 17233193 A JP17233193 A JP 17233193A JP 17233193 A JP17233193 A JP 17233193A JP H074799 A JPH074799 A JP H074799A
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JP
Japan
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water
heat exchanger
ice making
supercooled
cooled
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Pending
Application number
JP17233193A
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English (en)
Inventor
Yasutoshi Senoo
泰利 妹尾
Yasuhiro Kawakami
泰博 河上
Yoshitaka Kono
義孝 光野
Akiyoshi Itabashi
明吉 板橋
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Miura Co Ltd
Original Assignee
Miura Co Ltd
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Publication of JPH074799A publication Critical patent/JPH074799A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 過冷却水式製氷装置を運転中に、熱交換器内
で被冷却水が凍結した場合に、短時間で無駄なく凍結を
解除する方法および装置を提供する。 【構成】 冷凍機1、過冷却水用熱交換器2および蓄氷
タンク3からなる過冷却水式製氷装置において、前記蓄
氷タンク3から被冷却水を熱交換器2へ供給する冷水供
給路6に流量を検出するセンサ8、逆止弁9および給水
ポンプ10を挿設し、前記熱交換器2と逆止弁9との間
の冷水供給路6に電磁弁12を備えた補給水路11を接
続するとともに、前記冷凍機1、センサ8、給水ポンプ
10および電磁弁12をそれぞれ回線13を介して制御
器14に接続した構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、空調設備や
食品冷却装置等に冷水を供給する過冷却水式製氷装置の
熱交換器の凍結解除方法および装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の過冷却水式製氷装置は、図2に示
すように、蓄氷タンク31と過冷却水用熱交換器32と
の間を循環路33で連通するとともに、前記過冷却水用
熱交換器32と冷凍機34との間を冷媒循環路35で連
通した構成となっている。この過冷却水式製氷装置は、
電力料金の安い深夜電力を利用して蓄氷タンク31内に
氷を蓄えておき、負荷の要求に応じ蓄氷タンク31の上
方より解氷水を供給してタンク下部より冷水を取り出す
ようにしている。ところで、この製氷装置の運転は、蓄
氷タンク31に水を満たした後冷凍機34を起動して、
冷却媒体を熱交換器32内に供給し循環させるととも
に、蓄氷タンク31内の被冷却水を熱交換器32内に送
り込んで熱交換し、過冷却された水を蓄氷タンク31内
へ供給する。蓄氷タンク31内に製氷が始まると、循環
して熱交換器32に流入する被冷却水の温度が低下して
熱交換器内で凍結が起き易くなり、特に水温が0.4℃
以下になると短時間の運転で凍結することが多い。そこ
で、従来は、その対策として蓄氷タンク31から熱交換
器32までの間の循環路33の熱絶縁を悪くしたり、或
いは、補助熱交換器(図示省略)を設けて積極的に加熱
する方法で熱交換器32入口の水温を高めて対処してい
た。
【0003】しかしながら、熱交換器32内では、水温
が氷点以下になる部分が多いから凍結することがある。
その場合従来は、直ちに冷凍機34の運転を停止し循環
水を外部から加熱して熱交換器32へ供給して解凍す
る。その際加熱のための電力などの熱源が必要であり、
また、その熱量を除去するための冷凍機用電力が無駄に
なる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記問題
点に鑑み、熱交換器内が凍結した場合に、なるべく短時
間で無駄なエネルギーを使うことなく凍結を解除する方
法および装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は、冷凍
機、過冷却水用熱交換器および蓄氷タンクからなる過冷
却水式製氷装置において、この製氷装置を運転中に前記
熱交換器内の被冷却水の一部が凍結し、供給する被冷却
水の流量が所定流量以下に低下すると、冷水供給路に設
けた給水ポンプを停止し、常温の補給水を補給水路より
熱交換器内に送水して凍結を解除させることを特徴とす
る。そのため蓄氷タンク内の水量を満水状態よりも少な
い状態で運転し、解凍のための補給水によって、オーバ
ーフローしないようにするのが望ましい。その装置は、
前記蓄氷タンクから被冷却水を熱交換器へ供給する冷水
供給路に流量を検出するセンサ、逆止弁および給水ポン
プを挿設し、前記熱交換器と逆止弁との間の冷水供給路
に電磁弁を備えた補給水路を接続するとともに、前記冷
凍機、センサ、給水ポンプおよび電磁弁をそれぞれ回線
を介して制御器に接続したことを特徴としている。
【0006】
【作用】この発明によれば、熱交換器内で被冷却水の一
部が凍結し、供給する被冷却水の流量が所定流量以下に
低下すると、給水ポンプを停止し常温の補給水を熱交換
器内へ送水し、短時間で凍結を解除させる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、この発明に係る過冷却水式製氷
装置の概略説明図で、この製氷装置は、冷凍機1、過冷
却水用熱交換器2(以下熱交換器という)および蓄氷タ
ンク3から構成されている。冷凍機1は、たとえば液化
した冷媒(例えばフロン)を膨張弁1aで減圧した後、
熱交換器2を介して被冷却水を冷媒の蒸発潜熱によって
直接冷却する方法を利用したものである。
【0008】熱交換器2は、図1に示すように、外管2
aを螺旋状(実施に応じては、直線状でも可能)に形成
し、その内部に内管2bを挿入した二重管構造であっ
て、外管2aと内管2bとの間に蓄氷タンク3から供給
される被冷却水が流通し、内管2b内には冷凍機1より
供給される冷媒が流通する。したがって、被冷却水を内
管2bの外周から冷却して過冷却水を製造する構造とな
っている。
【0009】冷凍機1と熱交換器2の内管2bとは、膨
張弁1aを介して冷媒供給路4を用いて接続するととも
に冷媒還流路5を接続して冷媒を循環させる。一方、蓄
氷タンク3の下部と熱交換器2の外管2aの入口とは冷
水供給路6によって、また熱交換器の外管2aの出口と
蓄氷タンク3との間は過冷却水還流路7および落下する
空間を介して接続されており、冷水供給路6には、被冷
却水の流量を検出する流量センサ8(圧力センサで代用
することもできる)と逆止弁9および給水ポンプ10が
挿設してある。本発明では、この冷水供給路6の流量セ
ンサ8と逆止弁9との間に補給水路11が接続してあり
途中に電磁弁12が挿入してある。そして、冷凍機1、
流量センサ8、給水ポンプ10および電磁弁12をそれ
ぞれ回線13を介して制御器14に接続した構成として
いる。図中15は、解氷水路であって途中に電磁弁16
を設けている。また、図中17は、冷水取水路であっ
て、途中に電磁弁18を設けている。
【0010】つぎに、上記構成の製氷装置の運転方法お
よび凍結解除方法を説明する。尚、製氷装置の各電磁弁
は閉状態としている。まず、前記解氷水路15の電磁弁
16を開き、蓄氷タンク3内に余裕を残した量の水を溜
めた状態で電磁弁16を閉じ、冷凍機1を運転するとと
もに給水ポンプ10を駆動し過冷却水の製造を始める。
そして、蓄氷タンク3内の水が熱交換器2を介して冷却
され、過冷却水還流路7の出口において水温が0℃以下
となって、蓄氷タンク3内に氷ができ始めて暫くする
と、冷水供給路6より熱交換器2に流入する循環水の水
温が0℃近くにまで低下する。水温が低いために熱交換
器が頻繁に凍結する場合には、前記補給水路11の電磁
弁12を微開して常温水を混入し熱交換器2へ供給する
水を所定水温(1℃程度)に高めて熱交換器2内での凍
結を防止する。
【0011】それにも拘らず、上記製氷装置の運転中に
熱交換器2内で被冷却水の一部が凍結することが絶無で
はない。その場合には、供給する被冷却水の流量が予め
設定した流量以下に低下するから、それを流量センサ8
が検知し情報を回線13を介して制御器14へ通報す
る。制御器14は、流量センサ8からの信号により、冷
凍機1および給水ポンプ10の運転を停止するととも
に、前記補給水路11の電磁弁12を全開にし、常温
(15℃)の補給水を熱交換器2内へ送水して短時間で
凍結を解除させる。そして、凍結が解除し流量センサ8
が所定流量を検知すると(あるいは所定時間経過後)信
号を制御器14に通報し、給水ポンプ10と冷凍機1の
運転を逐次再開するとともに電磁弁12を操作して所定
水量の補給水を循環水に混入し製氷を再開する。
【0012】上記のようにして製氷装置の運転と凍結解
除を繰返し行ない、所定量の氷を蓄えたならば蓄氷運転
は終了し運転を停止する。又、解氷運転は、負荷の要求
に応じて解氷水路15の電磁弁16を開きタンクの上方
から水を散布して解氷し、冷水取水路17の電磁弁18
を開いて冷水を負荷に供給する。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、製氷
装置を運転中に熱交換器内で被冷却水の一部が凍結した
場合に、熱交換器内へ常温の補給水を補給水路より送水
して凍結を解除させるので、従来のように循環水を外部
から加熱する必要がなく無駄な電力が不要となる。ま
た、冷凍機だけを停止して循環水を加熱せずに循環する
ことによって解氷する場合に比し、大巾に解氷時間を短
縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す過冷却水式製氷装置
の概略説明図である。
【図2】従来の過冷却水式製氷装置の概略説明図であ
る。
【符号の説明】
1…冷凍機 2…熱交換器 3…蓄氷タンク 6…冷水供給路 8…センサ 9…逆止弁 10…給水ポンプ 11…補給水路 12…電磁弁 13…回線 14…制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 板橋 明吉 愛媛県松山市堀江町7番地 株式会社三浦 研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍機1、過冷却水用熱交換器2および
    蓄氷タンク3からなる過冷却水式製氷装置において、こ
    の製氷装置を運転中に前記熱交換器2内の被冷却水の一
    部が凍結し、供給する被冷却水の流量が所定流量以下に
    低下すると、冷水供給路6に設けた給水ポンプ10を停
    止し、常温の補給水を補給水路11より熱交換器2内に
    送水して凍結を解除させることを特徴とする過冷却水式
    製氷装置の熱交換器の凍結解除方法。
  2. 【請求項2】冷凍機1、過冷却水用熱交換器2および蓄
    氷タンク3からなる過冷却水式製氷装置において、前記
    蓄氷タンク3から被冷却水を熱交換器2へ供給する冷水
    供給路6に流量を検出するセンサ8、逆止弁9および給
    水ポンプ10を挿設し、前記熱交換器2と逆止弁9との
    間の冷水供給路6に電磁弁12を備えた補給水路11を
    接続するとともに、前記冷凍機1、センサ8、給水ポン
    プ10および電磁弁12をそれぞれ回線13を介して制
    御器14に接続したことを特徴とする過冷却水式製氷装
    置の熱交換器の凍結解除装置。
JP17233193A 1993-06-17 1993-06-17 過冷却水式製氷装置の熱交換器の凍結解除方法および装 置 Pending JPH074799A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020001592A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 マツダ株式会社 車両制御装置および車両制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020001592A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 マツダ株式会社 車両制御装置および車両制御方法

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