JPH0763391B2 - 光学活性4―ヒドロキシシクロペンテノン類の製造方法 - Google Patents

光学活性4―ヒドロキシシクロペンテノン類の製造方法

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JPH0763391B2
JPH0763391B2 JP59212308A JP21230884A JPH0763391B2 JP H0763391 B2 JPH0763391 B2 JP H0763391B2 JP 59212308 A JP59212308 A JP 59212308A JP 21230884 A JP21230884 A JP 21230884A JP H0763391 B2 JPH0763391 B2 JP H0763391B2
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裕治 植田
正好 南井
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住友化学工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式(I) (式中、Rは炭素数1〜7の直鎖アルキル基、アルケニ
ル基、アルキニル基(但し、プロパルギル基を除く。)
を示す。) で示される光学活性な4−ヒドロキシシクロペンテノン
類の製造方法に関する。
上記一般式(I)で示される光学活性な4−ヒドロキシ
シクロペンテノン類は農薬、香料あるいは医薬品などの
中間体として有用であるが、特にプロスタグランディン
誘導体の中間体として極めて重要であり、とりわけ置換
基Rがアリル基である4−ヒドロキシ−2−アリル−2
−シクロペンテノンは特開昭58−41836号公報に記載さ
れているように、抗血小板凝集作用等の優れた薬理作用
を有するチアプロスタグランディン類への中間体として
極めて重要な化合物である。
さらに又、これらの光学活性体は、たとえばパラトルエ
ンスルホン酸やメタンスルホン酸などによりスルホン酸
エステルに導いたのち、塩基と反応させるか、あるいは
又酢酸ソーダ、ジクロル酢酸ソーダなどと反応させて対
応するエステルとした後加水分解することによっても、
もとの配位と逆の立体配位を有する4−ヒドロキシシク
ロペンテノン類に導いて利用することができる。
従来、かかる本発明に特定する4−ヒドロキシシクロペ
ンテノン類に類似する化合物を得るための不斉加水分解
法として次の方法が知られている。
(1) 特開昭59−140888号公報に記載の方法。
(2) 特開昭58−47495号公報に記載の方法。
しかしながら、ここで得られる化合物はいずれも本発明
の目的化合物とは異なり、従ってこのような方法が本発
明の目的とする化合物を得るための方法に適用されるか
どうかは全く予想できない。
しかもこれら引例化合物はいずれも農薬であるピレスロ
イド系殺虫剤としてのみ用いられるものであり、本発明
化合物のようなプロスタグランディンの原料となるもの
とは用途的にも全く違ったものである。
従来、一般式(I)で示される光学活性な4−ヒドロキ
シシクロペンテノン類のうちRがアリル基を示す2−ア
リル−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノンについて
は特開昭58−41836号公報に記載があり、dl−2−アリ
ル−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノンと光学活性
な式 で示されるラクトンを脱水縮合させた後分離、加水分解
してR(+)およびS(−)の光学活性な2−アリル−
4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノンを得る方法が知
られている。しかしながらこの方法においては、ラクト
ンとの縮合および加水分解において高温で反応を行なう
ため、4−ヒドロキシシクロペンテノン類が分解しやす
いという欠点を有している。さらにジアステレオマーの
分離、加水分解という繁雑な方法でもある。
この様に4−ヒドロキシシクロペンテノン類は、高温下
のみならず、強酸性下条件においても分解しやすいとい
う性質を有している為に非常に扱いにくい物質である。
このようなことから本発明者らは前記一般式(I)で示
される光学活性な4−ヒドロキシシクロペンテノン類を
容易に製造すべく検討の結果、本発明に至った。
すなわち、本発明は、一般式(II) (式中、R′はハロゲンで置換されていてもよい炭素数
7〜17のアルキル基またはアルケニル基を示し、Rは前
記と同じ意味を有する。) で示されるシクロペンテノンエステル類をアルカリゲネ
ス属、シュードモナス属またはキャンディダ属に属する
微生物あるいはこれらより得られる酵素を用いて不斉加
水分解することを特徴とする前記一般式(I)で示され
る光学活性4−ヒドロキシシクロペンテノン類の製造方
法である。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において原料として用いられる前記一般式(II)
で示されるdl−シクロペンテノンエステル類は、一般式
(III) (式中、Rは前記と同じ意味を有する。) で示されるdl−4−ヒドロキシシクロペンテノン類を脂
肪族カルボン酸類と反応させることにより、容易にしか
も好収率で製造することができる。
ここで、原料として用いるdl−4−ヒドロキシシクロペ
ンテノン類としては、以下の化合物が例示される。
2−エチル−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン、
4−ヒドロキシ−2−n−ペンチル−2−シクロペンテ
ノン、2−イソプロピル−4−ヒドロキシ−2−シクロ
ペンテノン、4−ヒドロキシ−2−n−ブチル−2−シ
クロペンテノン、2−イソブチル−4−ヒドロキシ−2
−シクロペンテノン、4−ヒドロキシ−2−n−ペンチ
ル−2−シクロペンテノン、2−イソペンチル−4−ヒ
ドロキシ−2−シクロペンテノン、4−ヒドロキシ−2
−n−ヘキシル−4−シクロペンテノン、4−ヒドロキ
シ−2−n−ヘプチル−2−シクロペンテノン、2−ア
リル−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン、2−
(2−シス−ブテニル)−4−ヒドロキシ−2−シクロ
ペンテノン、4−ヒドロキシ−2−(w−ブチニル)−
2−シクロペンテノン、2−(2−シス−ペンテニル)
−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン、4−ヒドロ
キシ−(2−トランス−ペンテニル)−2−シクロペン
テノン、2−(3−シス−ヘキセニル)−4−ヒドロキ
シ−2−シクロペンテノン、2−(2−ペンチニル)−
4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン。
これらの化合物は、以下に示す様な方法によって容易に
得ることができる。
(Rは前記と同じ意味を有し、Xはハロゲン原子を表わ
す。) また、もう一方の原料である脂肪族カルボン酸類として
は、たとえば以下の化合物が例示される。
酢酸、酢酸クロリド、酢酸プロミド、無水酢酸、プロピ
オン酸、プロピオン酸クロリドまたはブロミド、無水プ
ロピオン酸、ブチリルクロリドまたはブロミド、カプロ
イルクロリドまたはブロミド、カプリル酸クロリドまた
はブロミド、カプリノイルクロリドまたはブロミド、ド
デカノインクロリドまたはブロミド、パルミトイルクロ
リドまたはブロミド、クロルアセチルクロリドまたはブ
ロミド、ジクロルアセチルクロリドまたはブロミド。
かかるdl−4−ヒドロキシシクロペンテノン類と脂肪族
カルボン類との反応は、通常のエステル化の条件が適用
され、溶媒の存在もしくは非存在下に触媒を用いて反応
させることにより実施される。
この反応において、溶媒を使用する場合、その溶媒とし
てはたとえばテトラヒドロフラン、エチルエーテル、ア
セトン、メチルエチルケトン、トルエン、ベンゼン、ク
ロルベンゼン、ジクロルメタン、ジクロルエタン、クロ
ロホルム、四塩化炭素、ジメチルホルムアミド、ヘキサ
ン等の脂肪族もしくは芳香族炭化水素、エーテル、ハロ
ゲン化炭化水素等の反応に不活な溶媒の単独または混合
物があげられる。その使用量については特に制限なく使
用することができる。
反応に用いる脂肪族カルボン酸類は原料であるdl−4−
ヒドロキシシクロペンテノン類に対して1当量以上必要
であり、上限については特に制限されないが、好ましく
は1〜4当量である。
触媒としては、たとえばトリエチルアミン、トリn−ブ
チルアミン、ピリジン、ピコリン、炭酸ナトリウム、ナ
トリウムメチラート、炭酸水素カリウム等の有機あるい
は無機塩基性物質があげられる。その使用量は特に制限
されないが、通常dl−4−シクロペンテノンアルコール
類に対して1〜5当量である。
溶媒として有機アミンを使用する場合は、該アミンが触
媒として作用することもある。
又、トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、硫酸等の
酸類を触媒として用いることもできる。
反応温度は通常−20℃〜150℃であるが、好ましくは−1
0℃〜120℃の範囲である。
反応時間については特に制限はない。
このような反応によって、一般式(II)で示されるdl−
シクロペンテノンエステル類が容易に、かつ好収率で得
られ、これらは通常の分離手段、たとえば抽出、分液、
濃縮、蒸留等により反応混合物から容易に単離すること
ができるが、次工程へは反応混合物のまま進むことがで
きる。
一般式(I)で示される光学活性な4−ヒドロキシシク
ロペンテノン類は、一般式(II)で示されるdl−シクロ
ペンテノンエステル類のいずれか一方の光学活性体を加
水分解する能力を有する微生物エステラーゼもしくは動
植物エステラーゼを用いて、該エステル類の光学活性体
の一方を加水分解することにより行われる。
この反応で用いられるエステラーゼを生産する微生物と
しては、dl−シクロペンテノンエステル類を不斉加水分
解する能力を有するエステラーゼを生産する微生物であ
ればよく、特に限定されるものではない(本発明におけ
るエステラーゼとはリパーゼを含む広義のエステラーゼ
を意味する。)。
このような微生物の具体例としては、たとえば以下の属
に属する微生物が挙げられる。
エンテロバクター属、アルスロバクター属、ブレビバク
テリウム属、シュードモナス属、アルカリゲネス属、ミ
クロコッカス属、クロモバクテリウム属、ミクロバクテ
リウム属、コリネバクテリウム属、バシルス属、ラクト
バシルス属、トリコデルマ属、キャンディダ属、サッカ
ロミセス属、ロドトルラ属、クリプトコッカス属、トル
ロプシス属、ピヒア属、ペニシリウム属、アスペルギル
ス属、リゾプス属、ムコール属、オーレオバシディウム
属、アクチノムコール属、ノカルディア属、ストレプト
ミセス属、ハンゼヌラ属、アクロモバクター属に属する
微生物があげられる。
上記微生物の培養は、通常常法に従って液体培養を行な
うことにより培養液を得る。たとえば、滅菌した液体培
地〔かび類、酵母類用には麦芽エキス・酵母エキス培地
(水1にペプトン5g、グルコース10g、麦芽エキス3
g、酵母エキス3gを溶解し、pH6.5とする)、細菌用には
加糖ブイヨン培地(水1にグルコース10g、ペプトン5
g、肉エキス5g、Nacl3gを溶解し、pH7.2とする)〕に微
生物を接種し、通常20〜40℃で1〜3日間往復振盪培養
を行なう。また必要に応じて固体培養を行なってもよ
い。
また、これらの微生物起源のエステラーゼのなかには市
販されているものがあり、容易に入手することができ
る。市販エステラーゼの具体例としては、たとえば以下
のものが挙げられる。
シュードモナス属のリパーゼ(天野製薬製)アスペルギ
ルス属のリパーゼ(リパーゼAP(天野製薬製))、ムコ
ール属のリパーゼM−Ap(天野製薬製)、キャンディダ
・シリンドラッセのリパーゼ(リパーゼMY(名糖産業
製))アルカリゲネス属のリパーゼ(リパーゼPL(名糖
産業製))、アクロモパクター属のリパーゼ(リパーゼ
AL(名糖産業製))、アルスロバクター属のリパーゼ
(リパーゼ合同BSL(合同酒精製))、クロモバクテリ
ウム属のリパーゼ(東洋醸造製)、リゾプス・デレマー
のリパーゼ(タリパーゼ(田辺製薬製))、リゾプス属
のリパーゼ(リパーゼサイケン(大阪細菌研究所))。
また、動物・植物エステラーゼを用いることもでき、こ
れらの具体的なエステラーゼとしては、以下のものを挙
げることができる。
ステアプシン、パンクレアチン、ブタ肝臓エステラー
ゼ、Wheat Germエステラーゼ。
この反応で用いられるエステラーゼ(加水分解酵素)、
動物、植物、微生物から得られた酵素の使用形態として
は、精製酵素、粗酵素、酵素含有物、微生物培養液、培
養物、菌体、培養ロ液及びそれらを処理した物など種々
の形態で必要に応じて用いることができ、酵素と微生物
を組合わせて用いることもできる。あるいはまた、樹脂
等に固定化した固定化酵素、固定化菌体として用いるこ
ともできる。
本発明方法における加水分解方法は、dl−シクロペンテ
ノンエステル類とアルカリゲネス属、シュードモナス属
又はキャンディダ属に属する微生物より得られる酵素も
しくは微生物を通常緩衝液中で激しく攪拌することによ
って行なわれる。
緩衝液としては、通常用いられるリン酸ナトリウム、リ
ン酸カリウムのごとき無機酸塩の緩衝液、酢酸ナトリウ
ム、クエン酸ナトリウムの如き有機酸塩の緩衝液等が用
いられ、そのpHは、好アルカリ性菌の培養液やアルカリ
性エステラーゼではpH8〜11、好アルカリ性でない微生
物の培養液や耐アルカリ性を有しないエステラーゼでは
pH5〜8が好ましい。
濃度は通常0.05〜2M、好ましくは0.05〜0.5Mの範囲であ
る。
反応温度は通常10〜60℃であり、反応時間は一般的には
10〜70時間であるが、これに限定されることはない。
反応終了後、反応液から加水分解生成物および加水分解
残を分離するためには、加水分解液をたとえばメチルイ
ソブチルケトン、酢酸エチル、エチルエーテル等の溶媒
により抽出処理し、有機層から溶媒を留去したのち濃縮
残渣を更に蒸留するか、カラムクロマトグラフィーで処
理する等の方法により加水分解生成物である光学活性な
4−ヒドロキシシクロペンテノン類と加水分解残である
光学活性なシクロペンテノンエステル類をそれぞれ分離
することができる。
ここで回収された光学活性なシクロペンテノンエステル
類はこれを更に加水分解し、対称体製造の原料として用
いることができる。
なお、この不斉加水分解反応で得られる光学活性な4−
ヒドロキシシクロペンテノン類のうち、Rがアリル基で
あるR(+)−2−アリル−4−ヒドロキシ−2−シク
ロペンテノンはプロスタグランディン中間体として極め
て有用であり、そのためにも高い光学純度で該化合物を
得ることがより好ましいが、本発明における不斉加水分
解反応において、原料化合物として一般式(II)で示さ
れるシクロペンテノンエステル類の置換基R′が炭素数
7〜17の長鎖脂肪族カルボン酸エステルを用いる場合に
より効率よく、高光学純度で目的とするR(+)−2−
アリル−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノンを得る
ことができる。
以下、実施例により本発明を説明する。
参考例1 dl−4−アセトキシ−2−アリル−2−シクロペンテノ
ン3g、リパーゼPL(名糖社製)400mgおよび0.1Mリン酸
バッファー水溶液(pH7)150mgを混合し、20〜25℃で20
時間激しく攪拌する。反応終了後、反応液に芒硝を加
え、メチルイソブチルケトンで抽出処理する。抽出液を
濃縮し、濃縮残渣を酢酸エチル:トルエン=3:5(重量
比)の混合溶媒にてカラムクロマト精製し、R(+)−
2アリル−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン0.8g
(収率34.6%){▲α〕20 D▼+17.1゜(C=1、クロ
ロホルム)}とl−4−アセトキシ−2−アリル−2−
シクロペンテノン2.0g{▲α〕20 D▼−55゜(C=1、
クロロホルム)}を得た。
ここで得たR(+)−2−アリル−4−ヒドロキシ−2
−シクロペンテノンを(+)−α−メトキシ−α−(ト
リフロロメチル)−フェニル酢酸のエステルとしたの
ち、高速液体クロマトグラフィーにてジアステレオマー
を分離し、光学純度を測定した結果、光学純度は85%で
あった。
参考例2 dl−4−アセトキシ−2−n−ペンチル−2−シクロペ
ンテノン3gおよびリパーゼPL(名糖社製)400mgを0.1M
リン酸バッファー水溶液(pH7)150ml中30℃にて20〜25
時間激しく攪拌する。反応終了後、実施例1に準じて後
処理、クロマト精製し、R(+)−4−ヒドロキシ−2
−n−ペンチル−2−シクロペンテノン1.0g(収率41.6
%){▲α〕20 D▼+12.0゜}とl−4−アセトキシ−
2−n−ペンチル−2−シクロペンテノン2.5g{▲α〕
20 D▼−50.5゜}を得た。
参考例3および4 dl−4−アセトキシ−2−アリル−2−シクロペンテノ
ン1g、0.1Mリン酸バッファー水溶液(pP7)100mlを使用
し、リパーゼの種類および量を表−1に示すとおりとす
る以外は実施例1に準じて反応、後処理を行った。結果
を表−1に示す。
実施例1〜5 表−2に示す原料シクロペンテノエステル1g、0.1Mリン
酸バッファー水溶液(pH7)100mlおよび表−2に示すリ
パーゼを用い、実施例1に準じて反応、後処理を行っ
た。
結果を表−2を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C12P 41/00 C12R 1:72) (56)参考文献 特開 昭59−88443(JP,A) 特開 昭58−47495(JP,A) 特開 昭59−140888(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 (式中、R′はハロゲンで置換されていてもよい炭素数
    7〜17のアルキル基またはアルケニル基を示し、Rは炭
    素数1〜7の直鎖アルキル基、アルケニル基、アルキニ
    ル基(但し、プロパルギル基を除く)を示す。 で示されるシクロペンテノエステル類をアルカリゲネス
    属、シュードモナス属またはキャンディダ属に属する微
    生物あるいはこれらより得られる酵素を用いて不斉加水
    分解することを特徴とする一般式 (式中、Rは前記と同じ意味を有し、*印は不斉炭素を
    示す。) で示される光学活性4−ヒドロキシシクロペンテノン類
    の製造方法。
JP59212308A 1984-10-09 1984-10-09 光学活性4―ヒドロキシシクロペンテノン類の製造方法 Expired - Lifetime JPH0763391B2 (ja)

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