JPH0761586B2 - 板金加工機 - Google Patents

板金加工機

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JPH0761586B2
JPH0761586B2 JP4676893A JP4676893A JPH0761586B2 JP H0761586 B2 JPH0761586 B2 JP H0761586B2 JP 4676893 A JP4676893 A JP 4676893A JP 4676893 A JP4676893 A JP 4676893A JP H0761586 B2 JPH0761586 B2 JP H0761586B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板金を折曲したり切断
したりするための板金加工機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】板金を折曲するための板金加工機(板金
折曲機)として、従来から図8及び図9(特公平2ー4
9803号公報)に示すようなものが知られている。こ
の公知の板金加工機は、上下一対の挟持ロール111,
112を有する可動ユニット102と、両挟持ロール1
11,112を相互に逆方向に回転せしめる回転駆動装
置104と、可動ユニット102を上下に弧回動せしめ
る弧回動操作機構105とを備えている。回転駆動装置
104は、ハンドル141を操作することにより、両挟
持ロール111,112を相互に逆方向に回転せしめ、
該両挟持ロール間に挟持している被加工板金Zを長さ方
向(図8において左右方向とは水平直交方向)に移動せ
しめ得るようになっている。弧回動操作機構105は、
ハンドル151を操作することにより、上挟持ロール1
11における板金挟持部の先端部を中心Pとして、可動
ユニット102全体を上下に弧回動せしめ得るようにな
っている。
【0003】そして、この公知の板金加工機(板金折曲
機)では、両挟持ロール111,112間に平板状の被
加工板金Zの幅方向(左右方向)中間部を挟持した状態
で(被加工板金Zの反挟持側Zbは支持台106上に支
持されている)、弧回動操作機構105のハンドル15
1を操作して可動ユニット102を所定角度(例えば図
9に示す如く角度約20°)だけ傾斜させて被加工板金
における両挟持ロール111,112による挟持部Zc
の長さ方向一端側Zaを所定の角度範囲だけ折曲させ、
続いて回転駆動装置104のハンドル141を操作して
両挟持ロール111,112を傾斜させたままで相互に
逆方向に回転させることにより、該両挟持ロール間に挟
持されている被加工板金Zを順次所定の角度範囲だけ折
曲させながら前後方向に移動させ、それによって被加工
板金Zを全長に亘って所定角度(例えば20°)だけ折
曲し得るようになっている。尚、上記のような折曲操作
を数回繰り返すことによって、被加工板金Zを例えば図
9において鎖線図示するように角度90°まで折曲させ
ることができるようになっている。
【0004】ところで、板金加工作業としては、上記の
ような板金折曲作業とともに板金を所定形状に切断する
切断作業も頻繁に行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記図8及
び図9に示す公知の板金加工機では、板金を折曲させる
ための折曲専用機であるため、板金の切断作業を行うに
は切断専用の機械が別途必要となって、設備コストが高
くつくとともに広い設置スペースが必要(切断機と折曲
機の2台分必要)となるという問題があるほか、板金の
切断加工と折曲加工を行う必要がある場合には、被加工
板金を切断機と折曲機との間で持ち運びしなければなら
ず、その持ち運び作業が面倒となっていた。
【0006】本発明は、上記したような従来の板金加工
機の問題点に鑑み、1台で板金の折曲作業と切断作業と
を行え、且つ板金折曲機能をもつ部材の一部を板金切断
部材として有効利用し得るようにした板金加工機を提供
することに目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、折曲加工又は
切断加工されるべき被加工板金をその表裏両側から挟持
でき且つ外周面をそれぞれ円形とした一対の挟持部材を
有する挟持ユニットと、前記一対の挟持部材を相互に逆
方向に回転せしめる回転駆動装置を備え且つ該回転駆動
装置によって両挟持部材を相互に逆方向に回転せしめる
ことによって該両挟持部材間に挟圧保持されている被加
工板金を順次横方向に移動せしめる如く構成されている
板金送り機構と、前記一対の挟持部材による板金挟持部
を中心として挟持ユニットを板金送り方向に対してその
周方向に弧回動せしめる弧回動操作機構と、被加工板金
の折曲操作時に該被加工板金における挟持ユニットによ
る挟持部の幅方向外側部分を支持する支持台とを備えた
板金加工機において、両挟持部材のうちの少なくとも一
方の挟持部材におけるエッジ部に環状の刃先を形成する
一方、該刃先を形成した挟持部材の近接位置に、該刃先
を形成した挟持部材と協同して被加工板金を剪断せしめ
得る円盤刃物を設けるとともに、該円盤刃物を、刃先形
成挟持部材と協同して挟持ユニットで挟持している被加
工板金を剪断し得る剪断位置と該挟持ユニットで挟持し
ている被加工板金を切断しない退避位置との間で進退せ
しめる刃物進退操作機構を備えたことを特徴としてい
る。
【0008】
【作用】本発明の板金加工機によれば、刃物進退操作機
構によって、円盤刃物を挟持ユニットで挟持している被
加工板金を切断しない退避位置と該被加工板金を剪断し
得る剪断位置との間で進退操作せしめ得るようになって
いる。そして、円盤刃物を上記退避位置に位置せしめた
状態では、両挟持部材間に被加工板金を挟持させた状態
で弧回動操作機構により挟持ユニットを傾動させるとと
もに板金送り機構で被加工板金を横移動させ、それによ
って通常の板金折曲作業が行えるようになっている。
又、円盤刃物を上記剪断位置に位置せしめた状態で、両
挟持部材間に被加工板金を挟持させ且つ板金送り機構に
より被加工板金を横移動させれば、該円盤刃物と挟持ユ
ニットの刃先形成挟持部材との間で剪断作用が行われ、
該被加工板金を直線状に切断することができる。
【0009】
【発明の効果】本発明の板金加工機は、刃物進退操作機
構によって円盤刃物を剪断位置と退避位置との間で進退
させることができるようにしているので、1台の板金加
工機で板金の折曲加工と切断加工とを選択して行うこと
ができ、従来、板金加工に際して折曲機と切断機の2台
で行って作業を1台で行うことができる。又、板金折曲
加工用として使用される挟持ユニットの一方の挟持部材
の剪断用の刃先を形成して、該刃先形成挟持部材を板金
切断用の切断刃物として利用しているので、該挟持部材
を折曲用と切断用とに有効利用(兼用)することができ
るという効果がある。
【0010】
【実施例】図1〜図7を参照して本発明の実施例を説明
すると、この実施例の板金加工機は、基台1上に、折曲
加工又は切断加工されるべき被加工板金Zをその表裏両
側から挟持する上下一対の挟持部材11,12を有する
挟持ユニット10と、上下一対の挟持部材11,12を
相互に逆方向に回転せしめる回転駆動装置4を備え且つ
該回転駆動装置4によって両挟持部材11,12を相互
に逆方向に回転せしめることによって該両挟持部材1
1,12間に挟圧保持されている被加工板金Zを順次横
方向に移動せしめる如く構成されている板金送り機構3
と、上下一対の挟持部材11,12による板金挟持部Z
cを中心Pとして挟持ユニット10を板金送り方向(図
2における矢印C−D方向)に対してその周方向(上下
方向)に弧回動せしめる弧回動操作機構5と、被加工板
金Zの折曲操作時に該被加工板金Zにおける挟持ユニッ
ト10による挟持部Zcとは幅方向外側部分Zbを支持
する支持台6と、被加工板金Zを切断加工するための切
断装置8とを備えて構成されている。
【0011】この板金加工機は、横幅方向(矢印C−D
方向)の全長が400〜500mm、前後方向(矢印A−
B方向)の全長が800〜1000mm、高さが700〜
900mm程度の比較的小型に構成されていてトラックな
どに積んで工事現場などに持ち込み可能となっている。
【0012】基台1は、平板又はフレーム材等で四角形
の箱形に組付けて構成している。尚、基台1の下面4隅
にキャスターを取付けると、この板金加工機を手押し移
動させることができる。
【0013】挟持ユニット10及び板金送り機構3はそ
れぞれ取付台21に取付けられ、さらに該取付台21は
弧回動操作機構5を介して基台1の上方で弧回動可能に
支持されている。尚、挟持ユニット10、板金送り機構
3及び取付台21は、基台1に対して弧回動可能なる可
動ユニット2を構成する。
【0014】取付台21は、それぞれ中空の上部横枠2
2と下部横枠23と縦枠24とで側面視コ形に形成され
ている。又、該上部横枠22と下部横枠23と縦枠24
とで囲われた内部に比較的大容積の空間部25が形成さ
れている。
【0015】取付台21における上部横枠22の先端部
には、上挟持部材11,11を取付けるための上部台板
31が設けられている。他方、取付台21における下部
横枠23の先端部には、下挟持部材12,12を取付け
るための下部台板32が設けられている。上部台板31
と下部台板32とは、図4に示すように略長方形状で相
互に上下対称に設置されている。又、上部台板31の下
面と下部台板32の上面はそれぞれ直線状となってお
り、且つ該上部台板31の下面と下部台板32の上面と
は加工すべき板金Zの厚さよりわずかに大きい程度の小
間隔をもたせている。尚、この実施例で使用されている
上下各台板31,32は、高さが210mm、横幅が37
0mm、厚さが40mm程度となっている。
【0016】又、上部台板31は、上部横枠22に対し
て上下スライド可能に取付けられており、しかも該上部
台板31は上下動調整装置7によって適宜高さ位置(即
ち上部台板下面と下部台板上面との間に加工される板金
を挿通させ得る間隔を設けた位置)で固定し得るように
なっている。尚、この上下動調整装置7は、図3及び図
4に示すように調整ネジ71を有しており、該調整ネジ
71によって上部台板31の高さを調整し得るととも
に、該上部台板31に対して所定高さで固定し得るよう
になっている。
【0017】挟持ユニット10は、図4に示すように左
右(矢印C−D方向)2枚の上挟持部材11,11と同
じく左右2枚の下挟持部材12,12を有している。こ
の上下各挟持部材11,12は、この実施例では相互に
同形で、直径が125mm、厚さが9mm程度の真円状の円
盤が使用されている。又、上挟持部材11,11の前面
側(矢印A側)のエッジ部は、鋭利に角出しして剪断用
の刃先11aとしている。尚、この刃先11aは、後述
するように切断装置8の一部を構成するものである。
【0018】そして、該各上挟持部材11,11と各下
挟持部材12,12をそれぞれ上下に対応させた状態で
それぞれ前記上部台板31と下部台板32に軸着してい
る。各上挟持部材11,11は、その下面が上部台板3
1の下面からわずかに(1mm程度)突出した状態で取付
けられている。又、各下挟持部材12,12も、その上
面が下部台板32の上面からわずかに(1mm程度)突出
した状態で取付けられている。尚、被加工板金Zは上挟
持部材11,11の下面と下挟持部材12,12の上面
とで挟持されるが、該上挟持部材11,11の下面と下
挟持部材12,12の上面との間隔は、被加工板金Zの
厚さに応じて上記上下動調整装置7で調整される。
【0019】板金送り機構3を構成する回転駆動装置4
は、この実施例では電動式のものが採用されていて、正
逆回転可能なモータ41を正又は逆回転方向に作動させ
ることによって上挟持部材11,11と下挟持部材1
2,12とを相互に逆方向に回転せしめ得るようになっ
ている。即ち、単一のモータ41からの動力で、ギヤ4
2,43を介して下部横枠23内に横向き設置された下
部軸45Aと、チエン44を介して上部横枠22内に横
向き設置された上部軸45Bとを同時に且つ相互逆回転
するように駆動し、さらに下部軸45A及び上部軸45
Bの各挟持部材設置側端部にそれぞれギヤ46A(46
B)を取付けており、該各ギヤ46A(46B)からそ
れぞれ別のギヤ47A,47A(47B,47B)及び
ギヤ48A,48A(48B,48B)を介して各上挟
持部材11,11と各下挟持部材12,12とを等速度
で相互に逆回転するように駆動するようになっている。
【0020】従って、板金送り機構3は、上下両挟持部
材11,11,12,12間で被加工板金Zを挟圧した
状態で上記回転駆動装置4を作動させることにより、該
被加工板金Zを矢印C方向又は矢印D方向に移動せしめ
得るようになっている。
【0021】弧回動操作機構5は、伸縮シリンダ(エア
シリンダ)51と、該伸縮シリンダ51からの動力を可
動ユニット2に伝達するリンク装置52とを有してい
る。リンク装置52は、第1〜第4の各リンク片53,
54,55,56(それぞれ左右一対ある)を有してお
り、該各リンク片53〜56を図1、図3、図4、及び
図6に示すように組付けて構成している。そして、この
弧回動操作機構5は、伸縮シリンダ51が最大伸長状態
では、図1に示すように上下両挟持部材11,12間に
挟持される被加工板金Zが水平姿勢を維持するようにな
り、又伸縮シリンダ51が縮小するにつれて、上挟持部
材11における下面前縁部を中心Pとして可動ユニット
2全体を板金送り方向に対してその周方向上側に弧回動
せしめるようになっている。
【0022】支持台6は、図3に示すように下部台板3
2とほぼ同形・同大きさを有し、且つその上面に図2に
示すように小幅T(T=30〜40mm)の平面部が形成
されている。この支持台6の上面は、板金折曲作業時に
は図5に示すように下部台板32の上面とほぼ同高さに
位置決めして使用される。尚、この支持台6は、後述す
るように切断装置8の円盤刃物81を微小高さだけ上下
動せしめるための刃物進退操作機構9により上下微調整
させることができるようになっている。
【0023】切断装置8は、上記各上挟持部材11,1
1と、該各上挟持部材11,11と同径の円盤刃物8
1,81(左右2枚ある)と、該各円盤刃物81,81
を回転させる回転駆動装置82とを有している。各円盤
刃物81,81は、各上挟持部材11,11間の左右方
向(矢印C−D方向)の間隔と等間隔をもってそれぞれ
支持台6の側面に軸支されている。又、回転駆動装置8
2は、支持台6の側面に取付けたモータ83からの動力
で、順次第1ギヤ84、第2ギヤ85,85(左右一対
ある)、第3ギヤ86,86(左右一対ある)を介して
それぞれ円盤刃物81,81を相互に同方向に回転せし
めるようになっている。第3ギヤ86,86は、円盤刃
物81と同径かそれよりごくわずかに(例えば0.5〜1m
m程度)大径に形成されており、且つ該各円盤刃物8
1,81の矢印A側に接合させた状態でしかも円盤刃物
81と同軸上に取付けられている。又、第3ギヤ86,
86と円盤刃物81,81は、それらの上面が、支持台
6の上面とほぼ同高さかあるいはそれよりごくわずかに
(例えば0.5mm程度)上方に突出するようにして取付け
られている。
【0024】そして、この円盤刃物81つきの支持台6
は、該各円盤刃物81,81が前記下挟持部材12,1
2に近接・対向する状態で、次に説明する刃物進退操作
機構9の縦ガイド94,94に上下スライド自在に装着
されている。尚、各円盤刃物81,81は、回転駆動装
置82により前記各上挟持部材11,11とは等速度で
且つ逆方向に回転せしめられる。
【0025】刃物進退操作機構9は、ハンドル91を回
動させることにより、円盤刃物つきの支持台6全体を左
右一対の縦ガイド94,94に沿って微小高さだけ上下
動せしめ得るようになっている。各縦ガイド94,94
は、図2及び図3に示すように、基台1の左右(矢印C
−D方向)各側板16,16に固定されている。支持台
6には、左右一対のスクリューボルト93,93が螺合
されている。この各スクリューボルト93,93は、ハ
ンドル91によって駆動される各ギヤ装置92,92を
介して回転せしめられる。そして、この刃物進退操作機
構9は、ハンドル91を右又は左回転させることによ
り、各ギヤ装置92,92を介して各スクリューボルト
93,93を回転させ、それによって支持台6を各縦ガ
イド94,94に沿って上動あるいは下動せしめ得るよ
うになっている。尚、この刃物進退操作機構9には、ハ
ンドル91の回転を禁止するロック機構を設けるとよ
い。
【0026】図示実施例の板金加工機は次のようにして
使用される。まず、被加工板金Zを折曲加工する際に
は、その加工すべき板金Zの板厚さに応じて、上下動調
整装置7により上部台板31の高さを調整して、上挟持
部材11,11の下面と下挟持部材12,12の上面と
の間隔を調整する。又、刃物進退操作機構9により支持
台6の上面高さを、図5に示すように下部台板32の上
面高さとほぼ同高さに位置決めする。
【0027】そして、この状態で被加工板金Zの先端側
を、その折曲線を形成すべき長さ方向を矢印C−D方向
に向けた状態でしかも折曲すべき位置を上挟持部材11
の板金挟持面の先端部(刃先形成部分)11aに合致さ
せた状態で手前側の上下両挟持部材11,12間に押し
込んで挟持させる(被加工板金における反挟持側部分は
支持台6上に載せられている)。このとき、折曲加工す
べき最終形状として例えば断面コ形の樋状に形成する場
合のように、折曲加工される被加工板金Zとして、予め
一端側を符号Zd(図1及び図6)で示すように上方
(又は下方)に折曲させたものを使用した場合であって
も、該折曲部Zdが取付台21の上部横枠22と下部横
枠23と縦枠24との間に形成されている空間部25内
に収容されるため、該折曲部Zdが板金加工機の構成部
材に衝突することがない。
【0028】続いて、その挟持されている被加工板金Z
の板厚さに応じて弧回動操作機構5の伸縮シリンダ51
を適宜長さだけ縮小せしめて、可動ユニット2全体を適
宜の角度範囲(例えば図5において符号2′で示す鎖線
図示あるいは図6において符号2で示す実線図示のよう
に角度45°)だけ傾斜させる。すると、被加工板金Z
における上下両挟持部材11,12による挟持部Zc
は、反挟持側部分Zbが支持台6の上面で支持されてお
り且つ下部台板32の上面が矢印A−B方向に適宜幅
(30〜40mm)を有していることにより、容易に折曲
させることができる。又、このとき可動ユニット2の弧
回動中心Pは、板金挟持部Zcにおける上挟持部材11
の下面先端部11aにあるので、比較的小さい曲げ力で
もスムーズに折曲させることができ、しかもシャープな
角出しができる。
【0029】次に、該可動ユニット2をそのまま傾斜さ
せた状態で回転駆動装置4のモータ41を正(又は逆)
回転方向に駆動させて上下両挟持部材11,11,1
2,12を相互に逆方向に回転せしめるとともに、切断
装置8のモータ83も各円盤刃物81,81(及び第3
ギヤ86,86)が下挟持部材12と同方向に回転する
ように駆動させる。すると、上下両挟持部材間に挟持し
ている被加工板金Zは、挟持ユニット10の送り作用と
支持台6側の第3ギヤ86,86の送り作用とによって
順次矢印C方向に送られるが、そのとき板金挟持部Zc
を順次所定角度(例えば45°)だけ折曲するようにな
る。そして、該被加工板金Zの後行側端部まで折曲せし
め終わった時点(被加工板金Zの後行側端部がまだ上下
両挟持部材間に挟持されている)で回転駆動装置4のモ
ータ41を停止させる。この状態では被加工板金Zはそ
の全長に亘って所定の角度(例えば45°)だけ折曲さ
れている。
【0030】そして、該被加工板金Zをさらに大きく折
曲させる場合には、上下両挟持部材11,11,12,
12間に第1次的に予備折曲された被加工板金Zの端部
を挟持したままで、弧回動操作機構5の伸縮シリンダ5
1をもう一段縮小させて可動ユニット2をさらに大きく
傾斜させた後、回転駆動装置4のモータ41及び切断装
置8のモータ83をそれぞれ逆(又は正)回転させて、
上記同様にしてその第1次的に折曲された被加工板金Z
をそれより深い角度まで折曲させる(図示例のものでは
図6に鎖線図示するように可動ユニット2を符号2′の
位置まで弧回動させて被加工板金を角度90°まで折曲
させることができる)。尚、被加工板金Zの板厚さが大
きい場合には、1回の折曲角度を小さく(例えば角度2
0°程度)して数回に分けて所定角度まで折曲させるよ
うにすればよい。
【0031】又、被加工板金Zを切断加工する場合に
は、刃物進退操作機構9のハンドル91を操作して、図
7に示すように円盤刃物81の上面を上挟持部材11の
下面の高さまで上動せしめ、その状態で上記折曲加工作
業と同様に上下両挟持部材11,12間に被加工板金Z
における切断すべき位置の先端部を差し込んだ後、回転
駆動装置4及び切断装置8の各モータ41,83を駆動
させればよい。すると、該被加工板金Zは、上下両挟持
部材11,12及び第3ギヤ86等の送り作用により矢
印C側に移動せしめられるにつれて、該被加工板金の挟
持部Zc近傍を上挟持部材11と円盤刃物81との剪断
作用により順次直線状に切断するようになる。尚、被加
工板金Zを全長さに亘って切断し終えると、該モータ4
1,83を停止させる。
【0032】このように、この板金加工機では、1台の
機械で板金の折曲機能と切断機能を兼備しており、しか
も折曲作業時と切断作業時の切換えを刃物進退操作機構
9による円盤刃物81の進退操作のみで行えるので使い
勝手が良好であるとともに、挟持ユニット10の上挟持
部材11を板金の折曲用と切断用とに兼用することがで
きる、という利点がある。
【0033】又、この実施例では、取付台21に、前後
(矢印A−B方向)及び上下に大容積の空間部25を形
成しているので、被加工板金Zとして平面状のものばか
りでなく、予め折曲させた折曲部を有するものであって
も自由に折曲加工することができ、1枚の板金に複数箇
所の折曲加工を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる板金加工機の側面図で
ある。
【図2】図1の板金加工機の平面図である。
【図3】図1のIII−III矢視図である。
【図4】図1のIV−IV矢視図である。
【図5】図1の板金加工機の一部拡大断面図である。
【図6】図1の板金加工機における板金折曲時の状態変
化図である。
【図7】図1の板金加工機における板金切断時の使用状
態を示す一部断面図である。
【図8】公知の板金加工機(板金折曲機)の側面図であ
る。
【図9】図8の板金加工機の作用説明図である。
【符号の説明】
1は基台、2は可動ユニット、3は板金送り機構、4は
回転駆動装置、5は弧回動操作機構、6は支持台、7は
上下動調整装置、8は切断装置、9は刃物進退操作機
構、10は挟持ユニット、11は上挟持部材、11aは
上挟持部材の刃先、12は下挟持部材、21は取付台、
81は円盤刃物、Pは弧回動中心、Zは被加工板金、Z
bは板金外側部分、Zcは板金挟持部である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折曲加工又は切断加工されるべき被加工
    板金(Z)をその表裏両側から挟持でき且つ外周面をそ
    れぞれ円形とした一対の挟持部材(11,12)を有す
    る挟持ユニット(10)と、前記一対の挟持部材(1
    1,12)を相互に逆方向に回転せしめる回転駆動装置
    (4)を備え且つ該回転駆動装置(4)によって両挟持
    部材(11,12)を相互に逆方向に回転せしめること
    によって該両挟持部材(11,12)間に挟圧保持され
    ている被加工板金(Z)を順次横方向に移動せしめる如
    く構成されている板金送り機構(3)と、前記一対の挟
    持部材(11,12)による板金挟持部(Zc)を中心
    (P)として前記挟持ユニット(10)を前記板金送り
    方向に対してその周方向に弧回動せしめる弧回動操作機
    構(5)と、前記被加工板金(Z)の折曲操作時に該被
    加工板金(Z)における前記挟持ユニット(10)によ
    る挟持部(Zc)とは幅方向外側部分(Zb)を支持す
    る支持台(6)とを備えた板金加工機であって、 前記両挟持部材(11,12)のうちの少なくとも一方
    の挟持部材(11)におけるエッジ部に環状の刃先(1
    1a)を形成する一方、 前記刃先(11a)を形成した挟持部材(11)の近接
    位置に、該刃先を形成した挟持部材(11)と協同して
    前記被加工板金(Z)を剪断せしめ得る円盤刃物(8
    1)を設けるとともに、 該円盤刃物(81)を、前記刃先形成挟持部材(11)
    と協同して前記挟持ユニット(10)で挟持している被
    加工板金(Z)を剪断し得る剪断位置と該挟持ユニット
    (10)で挟持している被加工板金(Z)を切断しない
    退避位置との間で進退せしめる刃物進退操作機構(9)
    を備えた、 ことを特徴とする板金加工機。
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