JPH0761556A - コンベア - Google Patents

コンベア

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JPH0761556A
JPH0761556A JP5216148A JP21614893A JPH0761556A JP H0761556 A JPH0761556 A JP H0761556A JP 5216148 A JP5216148 A JP 5216148A JP 21614893 A JP21614893 A JP 21614893A JP H0761556 A JPH0761556 A JP H0761556A
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work
pallet
printed circuit
circuit board
mounting
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Hiroaki Fujita
宏昭 藤田
Koji Hashiuchi
厚司 橋内
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Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
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  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Reciprocating Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワーク搬送の連続性を保持しつつ、その機能
性を高め、より効率良くワークの搬送を行う。 【構成】 ワークを搬送するための一対の駆動ライン1
0a,10bに、それぞれサーボモータ18a,18b
により独立して移動駆動される可動部9a、9bをそれ
ぞれ装着し、これらの各可動部9a,9bにそれぞれワ
ークを搬送するためのパレット14a,14bを昇降可
能に設けた。そして、これらの各パレット14a,14
bに、それぞれワークを載置保持するための載置部15
a,15bを形成するとともに、片方のパレット14a
(パレット14b)が上昇され、かつ他方のパレット1
4b(パレット14a)が下降された状態でのみパレッ
ト14a,14b同士が搬送方向にすれ違うことができ
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークを搬送するコン
ベアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、原料、機械部品、あるいは包
装された荷物等(以下、ワークと呼ぶ)を連続的に搬送
する手段としてコンベアが利用されており、生産や物流
の各分野で広く用いられている。
【0003】このようなコンベアの種類としては、特定
区間の両端部に設けられた一対のプーリに無端状のベル
トを掛け渡し、上記プーリに回転駆動力を付与すること
によりベルトを移動させながらベルト上に載置されたワ
ークを搬送するベルトコンベアや、上記のベルトに代え
てチェーンを用いたチェーンコンベアや、あるいは複数
のローラを多数並べて、これらのローラ上にワークを載
置して搬送するローラコンベア等があり、ワークの種類
に応じて適宜使い分けられている。
【0004】また、上記のようなコンベアの使用方法
も、特定区間の片側から搬入されたワークを他方側、あ
るいは搬送途中で受け取るという一般的な使用方法以外
に、機械組立て等の産業分野においては、コンベアにパ
レット等の移送手段を固定し、一定の速度で移送手段を
移動させながら、それに載置されたワークとしての加工
対象物に対して加工作業を施すような使用方法も採用さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にコンベアに移送手段を固定して、これにワークを載置
して搬送するようなものでは、作業の連続性を考慮して
多数の移送手段が一定の間隔でコンベアに固定され、コ
ンベアが常に一定の速度で移動されるように構成される
のが一般的である。
【0006】この場合、ワークを連続的に搬送させなが
ら作業を施せる点で有利ではあるが、作業終了後のワー
クも一定の速度で移動されるので、作業終了後のワーク
を搬出位置まで搬送して次工程等に搬出するまでに無駄
な時間を要することになり作業効率上好ましくない。
【0007】また、このようなコンベアは、一般には一
方向にのみワークを搬送するものなので、例えば、移送
手段上に載置されたワークを搬送方向に前進、後退させ
ながら所定の作業を施し、その後、ワークを下流側に搬
送するといった動作を行うことは、コンベア上に載置さ
れている全てのワークを前進、後退させることになるの
で現実には不可能であった。しかしながら、コンベア上
に載置され、搬送されている一部のワークをコンベアか
ら降ろすことなく前進、後退させながら所定の作業を施
すことができれば、ロボット等によりワークに作業を施
すような場合に、その方向制御の一部をコンベアで行う
ことが可能となる等、ロボット構成の簡略化を図ること
ができ極めて都合がよい。
【0008】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、ワーク搬送の連続性を保持しつつ、そ
の機能性を高め、より効率良くワークを搬送することが
できるコンベアを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ワークを搬送
するための一対の搬送ラインに、各々独立した駆動手段
により駆動され、上記各搬送ラインに沿って往復移動可
能な移動部材がそれぞれ装着され、これらの各移動部材
にそれぞれワークを搬送するための移送手段が昇降可能
に備えられたコンベアであって、上記各移送手段は、そ
れぞれ上記搬送ラインによって形成される搬送路内に介
在されて、上記ワークを載置保持するための載置部を有
するとともに、片方の移送手段が上昇され、かつ他方の
移送手段が下降された状態の下で、上記各移動部材の相
対移動に伴い搬送方向にすれ違うことが許容されるよう
に形成されているものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、ワークの受け取り位置におい
て、片方の移送手段の載置部上にワークが載置される
と、当該移送手段が装着された移動部材が搬送ラインに
沿って移動され、例えば、搬送路途中に設けられた所定
の作業位置等までワークが搬送される。また、上記片方
の移動部材が移動されると、他方の移送手段の載置部上
に次回のワークが載置され、待機した状態とされる。こ
の際、いずれの移送手段も上昇位置に保持されている。
【0011】そして、上記片方の移送手段に載置された
ワークが所定の作業位置に到達すると、当該ワークに対
して所定の作業が施されることになる。この際、当該ワ
ークが載置された移動部材を前進、あるいは後退移動さ
せることで当該ワークのみを進退させながらワークに対
する作業を施すことも可能となる。そして所定の作業が
終了すると、再度移動部材が移動されることで、作業終
了後のワークが所定のワーク搬出位置まで移送され、こ
こで作業終了後のワークが搬出される。また、これと同
時に、上記他方の移送手段上に載置し、待機した状態に
あるワークが移動部材の移動に伴い作業位置にセットさ
れる。
【0012】そして、その後、作業終了後のワークを搬
出した上記片方の移送手段は移動部材が上記ワークの受
け取り位置に向かって移動することでリセットされるこ
とになるが、この際、当該移送手段が下降された状態で
移動されることで、上記作業中の他方の移送手段等と緩
衝することなくワークの受け取り位置まで移動されて新
たなワークを受け取ることができる。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。
【0014】図1は、本発明に係るコンベアが適用され
る電子部品実装機の一例を示す平面図で、図2はコンベ
アを示す図1におけるA矢視図で、図3はコンベアを示
す図1におけるB矢視図である。
【0015】図1に示すように、電子部品実装機1(以
下、実装機1と略する)には、後に詳述するプリント基
板搬送用のコンベア2が配置され、プリント基板がこの
コンベア2により所定の作業位置まで搬送されるように
なっている。
【0016】上記コンベア2の側方(図1では上側)に
は、同一構造を有する3基の電子部品装着ユニット3が
装備されるとともに、これらの各電子部品装着ユニット
3に対応して、上記コンベア2の両側(図1の上下両
側)にそれぞれ部品供給部4a,4bが配設されてい
る。これらの部品供給部4a,4bは、多数列のテープ
フィーダを備えており、各テープフィーダはそれぞれ、
IC、トランジスタ、コンデンサ等の小片状の電子部品
を所定間隔おきに収納、保持したテープがリールから導
出されるようにするとともに、テープ繰り出し端にはラ
チェット式の送り機構を具備し、後述のヘッド5により
電子部品がピックアップされるにつれてテープが間欠的
に繰り出されるようになっている。
【0017】上記電子部品装着ユニット3には、それぞ
れ上記部品供給部4a,4bから電子部品をピックアッ
プし、この電子部品を上記コンベア2により搬入位置決
めされたプリント基板上の所定の位置に実装するための
ヘッド5が装備されている。各ヘッド5は、それぞれア
ーム6を介して電子部品装着ユニット3の本体に支持さ
れており、このアーム6が図外のサーボモータにより本
体に対して進退されることで、上記コンベア2の搬送方
向(X軸方向)と直交する方向(Y軸方向)に移動され
るようになっている。
【0018】上記各ヘッド5には、図示を省略している
が、電子部品吸着用のノズル部材が設けられ、各ノズル
部材は、それぞれ、ヘッド5のフレームに対して昇降
(Z軸方向の移動)及びノズル中心軸(R軸)回りの回
転が可能とされ、図外のサーボモータにより作動される
ようになっている。また、各ノズル21には、図外の負
圧発生源からの負圧がバルブ部材等を介して供給される
ようになっており、実装時には、供給された負圧が各ノ
ズル先端部にそれぞれ作用してチップ部品を吸着するよ
うになっている。すなわち、ヘッド5により電子部品を
実装する際には、ヘッド5を部品供給部4a,4bの所
望の電子部品供給位置に移動してノズル部材を下降させ
て負圧の作用により電子部品を吸着する。そして、その
後ヘッド5をプリント基板上に移動し、ノズル部材を回
転させつつ下降させ、負圧の供給を遮断することで電子
部品をプリント基板上の所定の装着位置に所定の方向で
実装するようになっている。
【0019】一方、上記コンベア2は、上記実装機1の
図外の基台上に立設され、X軸方向に延びる互いに平行
な一対の駆動ライン10a,10b(搬送ライン)と、
これらの各駆動ライン10a,10bに沿って移動可能
な可動部9a,9bとからなり、これらの可動部9a,
9b(移動部材)にそれぞれプリント基板を載置保持す
るためのパレット14a,14b(移送手段)が装備さ
れ、上記各可動部9a,9bが個別に駆動されること
で、これらの各パレット14a,14bがそれぞれ個別
に移動可能とされている。
【0020】より詳細には、上記駆動ライン10a、1
0bの対向面には、それぞれX軸方向に延びる上下一対
のガイド部材11が設けられ、これらのガイド部材11
に可動部9a,9bの各ベース12が移動自在に装着さ
れている。また、各駆動ライン10a,10bにはその
X軸方向片側端部にそれぞれサーボモータ18a,18
bが取付られ、これらの各サーボモータ18a,18b
の出力軸に装着された駆動プーリ20と、駆動ライン1
0a,10bの逆側端部に回転自在に軸支されたプーリ
22とに渡ってタイミングベルト21が掛け渡されてお
り、このタイミングベルト21が適所で上記可動部9
a,9bに取付られている。すなわち、上記サーボモー
タ18a,18bが正逆回転駆動されることにより上記
タイミングベルト21が回転移動され、これに応じて上
記各可動部9a,9bが上記ガイド部材11に沿ってX
軸方向に往復移動(図3の実線及び二点鎖線に示す)さ
れるようになっている。なお、各サーボモータ18a,
18bには、それぞれエンコーダ19a,19b等の位
置検出装置が設けられており、これによって可動部9
a,9bの位置検出が行われるようになっている。
【0021】上記可動部9a,9bの各ベース12に
は、それぞれ垂直方向に延びる一対のガイド部材13が
設けられ、これらのガイド部材13に逆L字状に形成さ
れたパレット14a,14bの垂直部16a,16bが
移動自在に装着されている。各パレット14a,14b
の上記垂直部16a,16bの頂部には、それぞれ図2
に示すように、プリント基板を載置保持するための水平
面状の載置部15a,15bが形成され、これらの各載
置部15a,15bが、それぞれ相対向するパレット1
4a,14bの垂直部16a,16bに当接しない範囲
で、相対向するパレット14a,14bに向かって延設
されている。また、上記各パレット14a,14bの載
置部15a,15bの下面には、上記各ベース12にそ
れぞれ取付られたエアシリンダ17のロッド17aが取
付られており、これらのエアシリンダ17へのエア圧の
吸排に応じて上記各パレット14a,14bが上記ガイ
ド部材13に沿ってい昇降移動されるようになってい
る。
【0022】すなわち、上記可動部9a,9bにおいて
は、各可動部9a,9bがそれぞれX軸方向にオフセッ
トされた状態では、各パレット14a,14bを共に上
昇位置にセットして各載置部15a,15bをX軸方向
に並設することが可能となる一方で、図2に示すよう
に、片方(図2では左側)のパレット14aが上昇位置
にセットされ、かつ他方(図2では右側)のパレット1
4bが下降位置にセットされた状態でのみ、各パレット
14a,14bの載置部15aと載置部15bとが干渉
することなくX軸方向にすれ違うことができ、これによ
って、各パレット14a,14bがそれぞれ上記駆動ラ
イン10a及び10bによって形成される同一の搬送路
内を往復移動できるようにされている。
【0023】ところで、上記のように構成された実装機
1は、図示していないが、マイクロコンピュータを構成
要素とする制御装置を備え、上記電子部品装着ユニット
3のアーム6及びヘッド5の各ノズル部材に対するサー
ボモータ、上記コンベアに対する各サーボモータ18
a,18b及び各エアシリンダ17等はすべて上記制御
装置に電気的に接続され、この制御装置によって統括制
御されるようになっている。
【0024】ここで、上記実装機の制御の一例について
図4を用いて説明する。
【0025】先ず、コンベア2の初期状態において、各
可動部9a,9bは、共に図4(a)に示すように、プ
リント基板の搬入側(図4では右側:以下、初期位置と
いう)にセットされている。この際、可動部9aのパレ
ット14aが上昇位置にセットされる一方、可動部9b
のパレット14bが下降位置にセットされることで、各
パレット14a,14bは互いに緩衝することなく、図
2に示すような積層状態で待機されている。
【0026】そして、実装が開始されると、片方(図4
(a)では上側)のパレット14aの載置部15aにプ
リント基板P1が搬入されて載置されるとともに、上記
サーボモータ18aが駆動される。これによって可動部
9aがX軸方向左側(図4で左側)に移動され、パレッ
ト14aの載置部15a上に載置保持されたプリント基
板P1が上記電子部品装着ユニット3による所定の作業
位置に向けて搬送されることになる。また、上記可動部
9aの移動によりパレット14aが移動されると、これ
に同期して、下降位置にセットされていた他方(図4
(a)では下側)のパレット14bが上昇位置にセット
され、図4(b)に示すように、その載置部15b上に
プリント基板P2が搬入される。これによって、次回実
装作業を施すべきプリント基板P2が待機状態にされ
る。
【0027】一方、可動部9aの移動により、電子部品
装着ユニット3の所定の作業位置に到達したプリント基
板P1は、実装されるべき電子部品を吸着したいずれか
のヘッド5に対応して、当該電子部品が実装されるX軸
方向の所定の位置に位置決めされる。これに応じて、当
該ヘッド5がY軸方向に移動されてプリント基板P1上
にセットされた後、電子部品を吸着したノズル部材が下
降されることによってプリント基板P1の所定の位置に
電子部品が実装されることになる。
【0028】そして、1個の電子部品の実装が終了する
と、次に実装するべき電子部品を吸着したいずれかのヘ
ッド5に対応して、再度、可動部9aがX軸方向に移動
されて当該電子部品が実装されるX軸方向の所定の位置
にプリント基板P1が位置決めされた後、上記同様当該
ヘッド5がY軸方向に移動されて電子部品がプリント基
板P1上に実装される。
【0029】このように、部品供給部4a,4bから順
次電子部品をピックアップする各ヘッド5に対応して、
プリント基板P1がX軸方向に移動、位置決めされる動
作が繰返えされながら、順次プリント基板P1に対する
電子部品の実装作業が施されることになる。
【0030】そして、プリント基板P1に対する全ての
実装作業が終了すると、次いで、このプリント基板P1
を例えば次工程に搬出するべく、可動部9aがプリント
基板の搬出側(図4では左側:以下、搬出位置という)
へと移動されるとともに、搬出位置に到達すると図外の
送出手段等によりプリント基板P1が次工程へと送出さ
れることになる。また、このように、プリント基板P1
を次工程へと送出するべく可動部9aが搬出位置へと移
動されると、これに同期して、初期位置で待機状態にあ
る可動部9bの移動が開始される。すなわち、図4
(c)に示すように、プリント基板P1に対する実装作
業の終了に応じて、上記次回のプリント基板P2が電子
部品装着ユニット3の所定の作業位置に向けて搬送され
ることになる。
【0031】そして、プリント基板P2に対する電子部
品装着ユニット3の実装作業が開始されると、上記可動
部9bが、上記プリント基板P1の実装作業同様、プリ
ント基板P2を位置決めするべくX軸方向に移動されな
がら、プリント基板P2に対する電子部品の実装作業が
施されることになる。
【0032】ところで、上記のように実装作業終了後の
プリント基板P1を搬出し終わったパレット14aは次
回のプリント基板を受け取るべく初期位置へと移動され
ることになるが、この際、パレット14aは、図4
(d)に示すように、一旦下降位置にセットされた状態
で、初期位置へと移動された後、上昇位置にセットされ
るようになっている。すなわち、パレット14aを下降
位置にセットした状態で初期位置にリセットすること
で、電子部品装着ユニット3による実装作業が行われて
いるパレット14bと干渉することなく、パレット14
aが初期位置へと移動されるようになっている。
【0033】そして、初期位置にリセットされたパレッ
ト14aは、次回のプリント基板を受け取って待機状態
とされ、上記プリント基板P2の作業終了に伴い、上記
同様電子部品装着ユニット3による作業位置へと移動さ
れ、実装作業が施されることになる。
【0034】そして、上記実装機1においては、上記の
ような動作をパレット14aとパレット14bとが繰返
すことによって順次プリント基板に対する実装作業が施
されるとともに、作業終了後のプリント基板が順次次工
程へと搬出されるようになっている。
【0035】以上説明したように、上記実装機1のコン
ベア2によれば、プリント基板を載置保持するためのパ
レット14a,14bがそれぞれ設けられた可動部9
a,9bが、それぞれ駆動ライン10a、10bに移動
自在に装着され、しかも、各可動部9a,9bがサーボ
モータ18a,18bにより独立して搬送方向に往復移
動可能とされているので、各パレット14a,14bを
それぞれ個別に移動させることで、実装作業終了後のプ
リント基板を即座に搬出位置へと移動させて次工程に搬
出することが可能であるばかりか、電子部品の実装作業
の際に、片方のパレット14aのみ(あるいはパレット
14b)をX軸方向に進退移動させながらプリント基板
に対する実装作業を行うことができるので、従来のコン
ベアのように、ワークを搬出するまでに時間を要すると
いった不都合を効果的に回避できるとともに、その機能
性をより高めることができる。
【0036】しかも、上記コンベア2は、各パレット1
4a,14bの昇降動作により、各パレット14a,1
4bが互いに干渉し合うことが無いようにされ、これに
よって各パレット14a,14bの同一搬送路内での往
復移動を可能としているので、上記のようにプリント基
板を搬出した後のパレット14aまたは4bを即座に初
期位置にリセットして次回のプリント基板を受け取るこ
とが可能となり、より少ないパレットで効率良く実装作
業を行うことができるという利点もある。
【0037】なお、上記実施例においては、実装作業終
了後のパレット14aが初期位置にリセットされる場合
を例にあげて説明したが、これ以外にも種々の制御が考
えられ、例えば、初期位置に待機されているパレット1
4aがプリント基板を受け取り、実装作業中のパレット
14bを追い越すような制御を行うことも可能である。
具体的には、プリント基板の搬送方向に同一の実装作業
を施す2つの工程を設けた場合に、初期位置でプリント
基板を受け取った一方のパレットが、手前の工程で実装
作業を受けている他方のパレットを追い越して、後の工
程の実装位置に移動され、さらに、上記他方のパレット
に載置されたプリント基板の実装作業が終了したら、こ
の他方のパレットが、後の工程で実装作業を受けている
パレットを追い越して基板搬出位置へと移動されるとい
った制御を行うことが可能であり、これによって作業効
率をより高めることができるという利点がある。
【0038】また、上記実施例においては、本発明に係
るコンベア2が電子部品の実装機1に適用された例につ
いて説明したが、上記コンベア2は、実施例以外の生産
や物流の各分野でも広く適用可能である。
【0039】従って、上記実施例では、コンベア2を電
子部品の実装機1に適用し、プリント基板をX軸方向に
位置決めする関係上、その精度を重視して、各可動部9
a,9bの駆動源としてサーボモータ18a、18bを
使用しているが、必ずしもサーボモータを用いる必要は
なく、コンベアの適用分野の搬送精度等に応じて適宜駆
動源を選択するようにすればよい。また、上記実施例で
は、可動部9a,9bが、サーボモータ18a,18b
の回転駆動力を受けて回転移動するタイミングベルト2
1によってガイド部材11に沿って移動されるととも
に、パレット14a、14bがエアシリンダ17へのエ
ア圧の吸排に応じてガイド部材13に沿って昇降するよ
うにされているが、このような移動、あるいは昇降機構
も実施例に限られるものではなく、例えば、ボールねじ
とナット部材との組合せによる移動機構や昇降機構であ
っても勿論構わない。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ワーク
を載置保持するための移送手段がそれぞれ移動部材に設
けられ、これらの各移動部材がそれぞれ個別の搬送ライ
ンに移動自在に装着され、しかも、各移動部材が個々の
駆動手段により独立して搬送方向に往復移動可能とされ
ているので、各移送手段をそれぞれ個別に移動させるこ
とで、作業後のワークのみを搬出位置に向けて即座に移
動させることができるとともに、作業の際に、片方の移
送手段のみを搬送方向に進退移動させながら所定の作業
を施すことができるので、ワークを搬出するまでに時間
を要するといった不都合を効果的に回避でき、その機能
性をより高めることができる。
【0041】しかも、各移送手段の昇降動作により、各
移送手段が互いに干渉し合うことが無いようにして各移
送手段が同一搬送路内で往復移動できるようにされてい
るので、作業終了後のワークを搬出した後の移送手段を
即座に初期位置にリセットして次回のワークを受け取る
ことで、ワーク搬送の連続性を充分に確保することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンベアが適用される実装機を示す平
面図である。
【図2】コンベアを示す図1におけるA矢視図である。
【図3】コンベアを示す図1におけるB矢視図である。
【図4】(a)は、両パレットが初期位置にセットされ
た状態を示す説明図、(b)は、片方のパレットに載置
されたプリント基板が作業位置に搬送された状態を示す
説明図、(c)は、片方のパレットに載置されたプリン
ト基板に対する作業が終了し、当該プリント基板を搬出
する状態を示す説明図、(d)は、プリント基板を搬出
し終わった後のパレットが初期位置にリセットされる状
態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 実装機 2 コンベア 10a,10b 駆動ライン10 11,13 ガイド部材 12 ベース12 14 パレット 15a,15b 載置部 16a,16b 垂直部 17 エアシリンダ 17a ロッド 18a,18b サーボモータ 19a,19b エンコーダ 20 駆動プーリ 21 タイミングベルト 22 プーリ P1,P2 プリント基板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを搬送するための一対の搬送ライ
    ンに、各々独立した駆動手段により駆動され、上記各搬
    送ラインに沿って往復移動可能な移動部材がそれぞれ装
    着され、これらの各移動部材にそれぞれワークを搬送す
    るための移送手段が昇降可能に備えられたコンベアであ
    って、上記各移送手段は、それぞれ上記搬送ラインによ
    って形成される搬送路内に介在されて、上記ワークを載
    置保持するための載置部を有するとともに、片方の移送
    手段が上昇され、かつ他方の移送手段が下降された状態
    の下で、上記各移動部材の相対移動に伴い搬送方向にす
    れ違うことが許容されるように形成されていることを特
    徴とするコンベア。
JP21614893A 1993-08-31 1993-08-31 実装機 Expired - Lifetime JP3494675B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21614893A JP3494675B2 (ja) 1993-08-31 1993-08-31 実装機

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