JPH0761170A - カードが内設された写真カード及びその製造方法 - Google Patents

カードが内設された写真カード及びその製造方法

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JPH0761170A
JPH0761170A JP23097993A JP23097993A JPH0761170A JP H0761170 A JPH0761170 A JP H0761170A JP 23097993 A JP23097993 A JP 23097993A JP 23097993 A JP23097993 A JP 23097993A JP H0761170 A JPH0761170 A JP H0761170A
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JP
Japan
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card
small
film
photographic
attached
Prior art date
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JP23097993A
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English (en)
Inventor
Yoshiki Nakamura
吉樹 中村
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S & F Kk
Original Assignee
S & F Kk
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一部分を取り外してテレホンカード(登録商
標)として使用できる写真カード及びその製造方法を提
供する。 【構成】 基板12の略中央部の穴14にテレホンカー
ド16を嵌合するように貼着して写真カード10を構成
し、テレホンカード16が内設された写真カード10と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてポストカード
として使用され、他の用途に使用するカードを内設する
写真カード、及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、模様や文字を印刷したポスト
カードが、年賀状や暑中見舞い用のハガキとして使用さ
れている。この模様等を印刷したポストカードの一例と
して、基板(ベースカード)にテレホンカードが嵌合さ
れて構成されており、テレホンカードを取り外して使用
できるポストカードが提供されている。このようなポス
トカードの製造方法として、図7(a)及び(b)に示
す印刷方法(実願昭61−142476)をポストカー
ド1の製造に利用することが考えられる。この印刷方法
を利用したポストカード1は、基板2の中央部の穴3に
テレホンカード4が嵌合されて構成されている。また、
テレホンカード4には、基板2と連続する模様等が印刷
されている。
【0003】このポストカード1の製造は、まず中央部
に穴3を有する基板2が形成される。次に、基板2の穴
3にテレホンカード4が嵌合され、基板2とテレホンカ
ード4とが一体にされる。基板2とテレホンカード4と
が一体にされた状態で、連続する模様等が印刷される。
このようにして製造したポストカード1によれば、テレ
ホンカード4が基板2の穴3に嵌合されている状態で差
し出される。そして、ポストカード1の受け取り人がテ
レホンカード4のみを取り外して使用することができ
る。
【0004】また、ポストカードの他の一例として、ポ
ストカード7を図7(c)に示す。このポストカード7
は、模様等が印刷された基板2及びテレホンカード4
が、表面に同様の模様が印刷されている台紙6の表面に
貼着される。同様の模様が印刷されている台紙6の表面
に貼着されることにより、穴3の底部5にも基板2と連
続する模様等が印刷された状態となる。このようにして
製造されたポストカード7によれば、受取人がテレホン
カード4を取り外すことにより、穴3の底部5の模様が
表面に表れることとなる。このため、これを見る受取人
の興味を引くことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらのポス
トカード1及び7は、印刷により模様等が付されている
ため、模様等が鮮明に表れなかった。また、印刷によっ
て鮮明な模様等を付すためには、ポストカードの材質が
限定されるという結果を招いた。また、基板2とテレホ
ンカード4との嵌合部にインクが滲み込んで、印刷した
模様が汚くなることがあった。
【0006】そこで、本発明者は、このような課題を解
決するべく鋭意研究を重ねた結果、本発明に至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る写真付きカ
ードの要旨とするところは、フィルムと台紙とから構成
される印画紙に任意の画像がプリントされて成るラージ
カードと、該プリントされた画像の一部に貼着されるス
モールカードとを備え、前記ラージカードを構成する台
紙が、前記スモールカードの形状に切除されてなる凹嵌
部のフィルム裏面に該スモールカードが貼着されて構成
されることにある。
【0008】また、本発明に係る写真付きカードの要旨
とするところは、前記スモールカードが貼着されたラー
ジカードの裏面に、必要に応じて画像がプリントされた
ベースカードが貼着されていることにある。
【0009】また、本発明に係る写真付きカードの要旨
とするところは、前記スモールカードの貼着されたラー
ジカードが、該スモールカードの外形輪郭に沿って当該
フィルムの一部又は全部が切り取られていることにあ
る。
【0010】また、本発明に係る写真付きカードの要旨
とするところは、前記スモールカードが磁気カードであ
ることにある。
【0011】また、本発明に係る写真付きカードの製造
方法の要旨とするところは、フィルムと台紙とから構成
される一の印画紙に任意の画像をプリントした後、該台
紙の一部を切除して凹嵌部を形成し、スモールカードを
該凹嵌部に嵌合させるようにして該凹嵌部のフィルム裏
面に貼着し、その後、該フィルムが一面に渡って貼着し
ているスモールカードを取り外し可能なように、該スモ
ールカードの外形輪郭に沿ってフィルムの一部又は全部
を切り取ることにある。
【0012】また、本発明に係る写真付きカードの製造
方法の要旨とするところは、フィルムと台紙とから構成
される一の印画紙に任意の画像をプリントした後、該台
紙の一部を切除して凹嵌部を形成し、スモールカードを
該凹嵌部に嵌合させるようにして該凹嵌部のフィルム裏
面に貼着し、その後、該フィルムが一面に渡って貼着し
ているスモールカードを取り外し可能なように、該スモ
ールカードの外形輪郭に沿ってフィルムの一部又は全部
を切り取る一方で、フィルムと台紙とから構成される他
の印画紙に任意の画像をプリントした後、該一の印画紙
の台紙側の面を該他の印画紙のフィルム側の面に貼着す
ることにある。
【0013】
【作用】本発明に係るカードが内設された写真カード
は、スモールカードを含んだ状態で、郵便等により差し
出され、主にポストカードとして使用される。そして、
この写真付きカードの受取人よって、ラージカードを構
成する台紙の凹嵌部のフィルム裏面が貼着しているスモ
ールカードが取り外される。このため、ポストカードや
クリスマスカード等として使用できるとともに、スモー
ルカードを取り外し、そのスモールカードを他の用途に
使用することも可能となる。例えば、スモールカードが
テレホンカードであるように構成しておくことにより、
このスモールカードを取り外して通常のテレホンカード
として使用することが可能となる。また、このスモール
カードを取り除いた跡の凹嵌部の底面に模様又は文字等
を表しておくことにより、スモールカードを取り除いた
場合に底面の模様等が表面に表れることとなる。底面の
模様等が表面に表れるため、受取人の目を楽しませて興
味を引くこととなり、ポストカードやクリスマスカード
等として使用するのに好ましい。
【0014】また、本発明に係る写真カードは、写真に
より模様等が表されている。写真により模様等が表され
ているため、印刷によって模様等を付した従来のポスト
カードに比べて、模様等が鮮明に表れる。また、スモー
ルカードと他の部分との境界線である切取り線にインク
が滲み込む恐れもない。
【0015】また、スモールカードが貼着されたラージ
カードの裏面に、必要に応じて画像がプリントされたベ
ースカードが貼着されている本発明に係る写真カード
は、ラージカードの凹嵌部の底面にベースカードの画像
がプリントされている状態となっている。凹嵌部の底面
にベースカードの画像がプリントされている状態となっ
ているため、受取人がスモールカードを取り除くことに
より、凹嵌部の底面の画像が表面に表れる。凹嵌部の底
面の画像が表面に表れるため、受取人の興味を引くこと
となる。また、凹嵌部の底面の画像のポーズをスモール
カードの写真のポーズと異ならせるように構成しておく
ことにより、受取人がスモールカードを取り除いた場合
に、異なるポーズの写真が表面に表れることとなる。受
取人がスモールカードを取り除いた場合に、異なるポー
ズの写真が表面に表れることにより、受取人の目を楽し
ませて、興味を一層引くこととなる。
【0016】また、スモールカードの貼着されたラージ
カードが、スモールカードの外形輪郭に沿ってフィルム
の一部又は全部が切り取られている本発明に係る写真カ
ードは、受取人によってこの外形輪郭に沿って切り取ら
れ、スモールカードが取り外され、他の用途に使用され
る。
【0017】また、スモールカードが磁気カードである
本発明に係る写真カードは、受取人によりスモールカー
ドが取り外されて、通常の磁気カードとして使用され
る。
【0018】次に、本発明に係る写真カードの製造方法
によれば、まず一の印画紙に任意の画像がプリントされ
た後、この印画紙の台紙の一部が切除されて凹嵌部が形
成される。そして、スモールカードが、この凹嵌部に嵌
合させられるようにして、凹嵌部に表れているフィルム
裏面に貼着される。その後、フィルムが一面に渡って貼
着している状態のスモールカードを取り外し可能なよう
に、スモールカードの外形輪郭に沿ってフィルムの一部
又は全部が切り取られる。
【0019】また、本発明に係る写真カードの製造方法
によれば、他の印画紙が用意され、この印画紙にも任意
の画像がプリントされる。次に、一の印画紙の写真を有
しない裏面が、他の印画紙の写真を有する表面に、接着
シートや接着剤等によって貼着される。このようにして
写真カードが製造されることにより、スモールカードを
取り外した跡の凹嵌部の底面に、他の印画紙にプリント
されている画像が表面に表れるような写真カードが形成
される。
【0020】
【実施例】次に、本発明に係るカードが内設された写真
カード及びその製造方法の実施例について、図面に基づ
いて詳しく説明する。
【0021】図1において、符号10は本発明に係るポ
ストカード(カードが内設された写真カード)であり、
表面に写真が貼着されたポストカードである。このポス
トカード10は、基板12の中央付近の穴(切取り線)
14にテレホンカード(スモールカード)16が嵌合さ
れて構成されている。基板12は、一の印画紙(ラージ
カード)20が他の印画紙(ベースカード)34に貼着
されて構成されている。テレホンカード16には、例え
ば正面向きの舞妓の模様が表されており、基板12には
このテレホンカード16と連続する模様が表されてい
る。また、基板12の穴14の底面18には、例えば向
こう向きの舞妓の模様が表されており、基板12の模様
と連続するようにされている。
【0022】このポストカード10の製造は、まず図2
(a)に示すように、通常のハガキと同じ形状の印画紙
20に、正面向きの舞妓を中央付近に含む風景がプリン
トされる。正面向きの舞妓を含む風景がプリントされた
印画紙20は、必要に応じてロールラミネート機によっ
てラミネートされる。次に、図2(b)に示すように、
印画紙20の台紙22のうち、テレホンカードと同じ形
状の中央部分24が、型抜き刃により抜き取られる。そ
して、テレホンカードとして使用可能であるが模様等が
未だ表されていないホワイトカード30に、接着シート
28が貼着される。接着シート28が貼着されたホワイ
トカード30は、穴14に嵌合されて貼着された後、ラ
ミネート機によって固定される。次に、このホワイトカ
ード30の形状に沿って印画紙20のフィルム32が切
断され、図2(d)に示すように、テレホンカード16
が、穴14に嵌合された状態で形成される。
【0023】次に、形成されたテレホンカード16は、
図2(e)に示すように、穴14に嵌合された状態のま
ま、表面に両面粘着性のシート36の貼着されている印
画紙34に貼着されて接合される。この他の印画紙34
には、向こう向きの舞妓の風景が中央付近にプリントさ
れており、舞妓以外の背景は印画紙20と同じにされて
いる。すなわち、このようにして製造されたポストカー
ド10は、テレホンカード16のみを取り外した場合
に、背景は連続しているが舞妓のポーズのみが異なる写
真が表れるようにされている。
【0024】このようにして製造されたポストカード1
0は、テレホンカード16が穴14に嵌合されて貼着さ
れた状態で、郵便により、或いは直接手渡しにより差し
出される。そして、このポストカード10の受取人によ
り、テレホンカード16のみが剥がされて取り外され、
通常のテレホンカードとして使用される。ここで、テレ
ホンカード16には正面向きの舞妓が表され、穴14の
底面18には向こう向きの舞妓が表されているため、テ
レホンカード16を取り外すことにより舞妓の向きが変
化する。テレホンカード16を取り外すことにより舞妓
の向きが変化するため、受取人の目を楽しませ、受取人
の興味を引くこととなる。
【0025】本発明に係るポストカード10によれば、
テレホンカード16のみを剥がして、通常のテレホンカ
ードとして使用することができる。このため、年賀状や
暑中見舞い等として使用できるとともに、テレホンカー
ドの贈り物を同時にすることができる。また、テレホン
カード16を取り外すことにより表面に表されている舞
妓の向きを変化させることができる。このため、受取人
の興味を引くことができ、年賀状や暑中見舞い等として
使用するのに好ましい。
【0026】また、本発明に係るポストカード10によ
れば、写真を貼着して模様を表しているため、印刷によ
り模様を表した従来のポストカードと異なり、模様を鮮
明に表すことができる。さらに、使用する紙の材質が限
定されなくとも、鮮明な模様を付すことができる。ま
た、テレホンカード16の嵌合部にインクが滲み込んで
模様が汚くなることもない。
【0027】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明に係るカードが内設された写真カード及びそ
の製造方法はその他の態様でも実施し得るものである。
【0028】例えば、ポストカード10の製造方法は、
図3に示すような製造方法であっても良い。この製造方
法によれば、図2(d)に示すようにホワイトカード3
0の形状に沿って印画紙20のフィルム32が切断さ
れ、テレホンカード16が形成された後、図3(a)に
示すようにテレホンカード16が一旦取り外される。次
に、図3(b)に示すように、テレホンカード16が取
り外された印画紙20が他の印画紙34に、接着剤37
によって貼着される。一方、穴14の底面18には、図
3(c)に示すように、両面テープ36が貼着される。
ここで、接着剤37の接着力は、両面テープ36の接着
力よりも強くなるようにされている。その後、両面テー
プ36が貼着された穴14に、テレホンカード16が嵌
合されて貼着され、ポストカード10が形成される。
【0029】このようにして製造されたポストカード1
0によれば、テレホンカード16が取り外された印画紙
20を他の印画紙34に、接着剤37によって強力に貼
着することができる。このため、テレホンカード16を
剥がした時に、印画紙20まで一緒に剥がれてしまうこ
とがない。
【0030】また、このポストカード10の製造方法に
おいて、穴14の底部18に貼着する両面テープ36の
代替として、透明度の高い接着剤を塗布してもよい。透
明度の高い接着剤を塗布することにより、テレホンカー
ド16を取り外した時に表面に表れる底部18の模様が
鮮明なものとなる。
【0031】また、本発明のポストカードは、図4に示
すポストカード(カードが内設された写真カード)40
であっても良い。このポストカード40は、一の面が写
真であり、基板42の一の面側のうち略中央付近のテレ
ホンカード(スモールカード)44を切り取って使用で
きるようにされている。
【0032】このポストカード40の製造は、図2
(c)に示すようにホワイトカード30が印画紙20の
穴14に嵌合されて貼着された後、図4(a)に示すよ
うにフィルム32がホワイトカード30の外形輪郭に沿
って、角部46のみ切断される。一方、他の印画紙34
には、図4(b)に示すようにホワイトカード30との
接合面以外の部分に接着剤48が塗布されており、印画
紙20が貼着される。すなわち、テレホンカード44の
裏面には接着剤48が存在しないように、ポストカード
40が製造される。
【0033】このようにして製造されたポストカード4
0は、図4(a)に示すようにテレホンカード44を含
んだ状態で郵便等によって差し出される。そして、この
ポストカード40の受取人によりテレホンカード44の
みが切取り線50に沿って切取られ、通常のテレホンカ
ードとして使用される。
【0034】このポストカード40によれば、受取人に
よりテレホンカード44が切取り線50に沿って切取ら
れるようにされているため、郵送中に他人がテレホンカ
ード44を容易に取り除くことができない。このため、
郵送中のテレホンカード44の盗難を防止することがで
きる。また、テレホンカード44の裏面には接着剤48
が存在しないため、テレホンカード44を切り取った時
に、底面52の模様が、接着剤48を介さないで表面に
表れる。このため、底面52の模様が鮮明に表れる。
【0035】なお、このポストカード40の製造方法に
おいて、切取り線50を予め切り取っておき、角部46
のみ残しておいても良い。角部46のみ残しておくこと
によっても、受取人がこの角部46を切り取って、テレ
ホンカード44を使用することができる。
【0036】また、本発明に係るポストカードは、図5
に示すポストカード(カードが内設された写真カード)
54であっても良い。このポストカード54は、テレホ
ンカード(スモールカード)56に人物の写真がプリン
トされており、基板58には挨拶文等の文字がプリント
されている。また、テレホンカード56を切り取って取
り除くことにより、テレホンカード56の外形輪郭に沿
った穴60の底面のフィルム70にプリントされている
他の人物の写真が表面に表れるようにされている。
【0037】このポストカード54の製造は、まず印画
紙(ラージカード)64のテレホンカード56を形成す
る範囲Aには人物の写真がプリントされ、テレホンカー
ド56を形成しない範囲Bには挨拶文等の文字がプリン
トされる。次に、台紙64のうちテレホンカード56を
形成する部分のみが取り除かれ、その跡に形成された穴
60には、図5(b)に示すように、ホワイトカード6
6が嵌合されて貼着される。ここで、ホワイトカード6
6が嵌合されて貼着され時、ホワイトカード66が台紙
67に対して凹状になるようにされている。
【0038】次に、他の台紙(ベースカード)68が用
意され、この台紙68にはテレホンカード56と接合す
る部分にのみ、テレホンカード56と同じ形状のフィル
ム70が貼着されている。このフィルム70にはテレホ
ンカード56と異なる人物の写真がプリントされてお
り、テレホンカード56を基板58から取り外した時に
表面に表れるようにされている。次に、このフィルム7
0が穴60に嵌合されるようにして、印画紙64が印画
紙68に貼着されて、ポストカード54が形成される。
【0039】このようなポストカード54によっても、
人物の表されたテレホンカード56を切り取って取り外
し、通常のテレホンカードとして使用することができ
る。また、このポストカード54の製造方法によれば、
フィルム70を穴60に嵌合させるようにして、印画紙
64を印画紙68に貼着するため、貼着状態が強固とな
る。
【0040】また、本発明に係るポストカードは、図6
に示すポストカード(カードが内設された写真カード)
72であっても良い。このポストカード72は、一の面
側のスモールカード74の裏側に接着剤76が塗布され
ており、このスモールカード74を図6(b)に示すよ
うに取り外し、ワッペンとして使用できるようにされて
いる。
【0041】このポストカード72は、スモールカード
74を形成する部分を取り除いた印画紙(ラージカー
ド)78が他の印画紙(ベースカード)80に貼着され
た後、スモールカード74の裏側に接着剤76が塗布さ
れ、スモールカード74が穴82に嵌合されるようにし
て底面84に貼着されることにより製造される。
【0042】このポストカード72によれば、取り外し
たスモールカード74の裏面に接着剤76が塗布されて
いるため、このスモールカード74を図6(c)に示す
ように他の物体86に貼着することができる。このた
め、ポストカード72の受取人は、このスモールカード
74をワッペンとして使用することができ、子供宛にク
リスマスカード等として差し出すのに好ましい。
【0043】以上、本発明に係るカードが内設された写
真カード及びその製造方法の実施例について、図面に基
づいて種々説明したが、本発明は図示した写真カード及
びその製造方法に限定されるものではない。例えば、本
発明に係る写真カードにおいて、ポストカードとして使
用されるものに限定されず、ブロマイドや名刺等として
使用されても良い。また、一の面全体が写真である写真
カードに限定されず、一部が写真であり、その一部の写
真部分のうちの一部分であるスモールカードを取り外し
可能なように構成しても良い。さらに、スモールカード
は一個に限定されず、複数個であっても良い。
【0044】また、本発明に係る写真カードの製造方法
においてラージカードとベースカードとの接合は、接着
シートや接着剤による他、熱溶着によっても良い。その
他、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識
に基づき種々なる改良、修正、変形を加えた態様で実施
できるものである。
【0045】
【発明の効果】本発明に係るカードが内設された写真カ
ードによれば、この写真カードの受取人がスモールカー
ドを取り外すことができる。このため、ポストカードや
クリスマスカード等として使用できるとともに、スモー
ルカードを取り外し、そのスモールカードを他の用途に
使用することもできる。例えば、スモールカードがテレ
ホンカードであるように構成しておくことにより、この
スモールカードを取り外して通常のテレホンカードとし
て使用することができる。また、このスモールカードを
取り除いた跡の凹嵌部の底面に模様又は文字等を表して
おくことにより、このスモールカードを取り除いた場合
に凹嵌部の底面の模様等を表面に表して見えるようにす
ることができる。このため、ポストカードやクリスマス
カード等として使用した場合に、受取人の目を楽しませ
て興味を引くことができる。
【0046】また、本発明に係る写真カードによれば、
写真により模様等が表されているため、印刷によって模
様等を付した従来のポストカードに比べて、模様等を鮮
明に表すことができる。また、従来のポストカードのよ
うに台紙の材質を特に限定しなくとも、模様等を鮮明に
表すことができる。さらに、スモールカードと他の部分
との境界線である切取り線にインクが滲み込むことがな
く、模様が汚くなる恐れがない。
【0047】また、スモールカードが貼着されたラージ
カードの裏面に、必要に応じて画像がプリントされたベ
ースカードが貼着されている本発明に係る写真カードに
よれば、スモールカードを取り除くことにより、凹嵌部
の底面の画像を表面に表すことができる。このため、受
取人の興味を引くことができ、ハガキ等として使用する
のに好ましい。また、凹嵌部の底面の画像のポーズをス
モールカードの写真のポーズと異ならせるように構成し
ておくことにより、スモールカードを取り除いた時に、
異なるポーズの写真を表面に表すことができる。このた
め、受取人の興味を一層引くことができ、特に年賀状や
暑中見舞い等に使用するのに好ましくなる。
【0048】また、スモールカードの貼着されたラージ
カードが、スモールカードの外形輪郭に沿ってフィルム
の一部又は全部が切り取られている本発明に係る写真カ
ードによれば、外形輪郭に沿って切り取り、スモールカ
ードを取り外すことができる。このため、スモールカー
ドを取り外すことが容易となる
【0049】また、スモールカードが磁気カードである
本発明に係る写真カードによれば、スモールカードを取
り外して通常の磁気カードとして使用することができ
る。このため、ポストカードとして使用できると同時
に、磁気カードの贈り物も同時に行うことができる。
【0050】次に、本発明に係る写真カードの製造方法
によれば、フィルムが一面に渡って貼着している状態の
スモールカードを取り外し可能なように、スモールカー
ドの外形輪郭に沿ってフィルムの一部又は全部が切り取
られるため、フィルムの貼着されたスモールカードを取
り外して他の用途に使用できるような写真カードを製造
することができる。
【0051】また、本発明に係る写真カードの製造方法
によれば、一の印画紙の裏面を、任意の画像がプリント
された他の印画紙の表面に貼着するため、スモールカー
ドを取り外した跡の凹嵌部の底面に、他の印画紙にプリ
ントされている画像が表面に表れるような写真カードを
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカードが内設された写真カードの
実施例を示す図であり、同図(a)は平面図、同図
(b)は側面断面図である。
【図2】図1に示す写真カードの製造方法を示す図であ
り、同図(a)は一の印画紙にプリントを施す工程を示
す側面断面図、同図(b)は一の印画紙から台紙の中央
部分を取り除く工程を示す側面断面図、同図(c)はホ
ワイトカードを嵌合する工程を示す側面断面図、同図
(d)はテレホンカードを形成する工程を示す側面断面
図、同図(e)は一の印画紙を他の印画紙に貼着する工
程を示す側面断面図である。
【図3】図1に示す写真カードの他の製造方法を示す図
であり、同図(a)はテレホンカードを形成する工程を
示す側面断面図、同図(b)は一の印画紙を他の印画紙
に貼着する工程を示す側面断面図であり、同図(c)は
テレホンカードを嵌合して貼着する工程を示す側面断面
図である。
【図4】本発明に係るカードが内設された写真カード及
びその製造方法の他の実施例を示す図であり、同図
(a)は写真カードを示す平面図、同図(b)は製造方
法を示す側面断面図である。
【図5】本発明に係るカードが内設された写真カード及
びその製造方法の更に他の実施例を示す図であり、同図
(a)は写真カードを示す平面図、同図(b)は製造方
法を示す側面断面図である。
【図6】本発明に係るカードが内設された写真カード及
びその製造方法の更に他の実施例を示す図であり、同図
(a)は写真カードを示す平面図、同図(b)及び
(c)は使用状態を示す側面断面図である。
【図7】従来のポストカードの実施例を示す図であり、
同図(a)は斜視図、同図(b)は側面断面図、同図
(c)は別例を示す側面断面図である。
【符号の説明】
10,40,54,72;ポストカード(カードが内設
された写真カード) 16,44,56;テレホンカード(スモールカード) 74;スモールカード 20,64,78;一の印画紙(ラージカード) 34,68,80;他の印画紙(ベースカード) 22;台紙 32;フィルム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムと台紙とから構成される印画紙
    に任意の画像がプリントされて成るラージカードと、該
    プリントされた画像の一部に貼着されるスモールカード
    とを備え、前記ラージカードを構成する台紙が、前記ス
    モールカードの形状に切除されてなる凹嵌部のフィルム
    裏面に該スモールカードが貼着されて構成されることを
    特徴とするカードが内設された写真カード。
  2. 【請求項2】 前記スモールカードが貼着されたラージ
    カードの裏面に、必要に応じて画像がプリントされたベ
    ースカードが貼着されていることを特徴とする請求項1
    に記載するカードが内設された写真カード。
  3. 【請求項3】 前記スモールカードの貼着されたラージ
    カードが、該スモールカードの外形輪郭に沿って当該フ
    ィルムの一部又は全部が切り取られていることを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載するカードが内設され
    た写真カード。
  4. 【請求項4】 前記スモールカードが磁気カードである
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載するカードが内設された写真カード。
  5. 【請求項5】 フィルムと台紙とから構成される一の印
    画紙に任意の画像をプリントした後、該台紙の一部を切
    除して凹嵌部を形成し、スモールカードを該凹嵌部に嵌
    合させるようにして該凹嵌部のフィルム裏面に貼着し、
    その後、該フィルムが一面に渡って貼着しているスモー
    ルカードを取り外し可能なように、該スモールカードの
    外形輪郭に沿ってフィルムの一部又は全部を切り取るこ
    とを特徴とするカードが内設された写真カードの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 フィルムと台紙とから構成される一の印
    画紙に任意の画像をプリントした後、該台紙の一部を切
    除して凹嵌部を形成し、スモールカードを該凹嵌部に嵌
    合させるようにして該凹嵌部のフィルム裏面に貼着し、
    その後、該フィルムが一面に渡って貼着しているスモー
    ルカードを取り外し可能なように、該スモールカードの
    外形輪郭に沿ってフィルムの一部又は全部を切り取る一
    方で、フィルムと台紙とから構成される他の印画紙に任
    意の画像をプリントした後、該一の印画紙の台紙側の面
    を該他の印画紙のフィルム側の面に貼着することを特徴
    とするカードが内設された写真カードの製造方法。
JP23097993A 1993-08-23 1993-08-23 カードが内設された写真カード及びその製造方法 Withdrawn JPH0761170A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3037602U (ja) * 1996-08-05 1997-05-20 義一 谷 葉 書
US7033095B2 (en) * 2000-04-20 2006-04-25 Canon Kabushiki Kaisha Printing paper, print forming process and printing system

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