JPH076078A - 制御信号発生装置 - Google Patents

制御信号発生装置

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JPH076078A
JPH076078A JP4131260A JP13126092A JPH076078A JP H076078 A JPH076078 A JP H076078A JP 4131260 A JP4131260 A JP 4131260A JP 13126092 A JP13126092 A JP 13126092A JP H076078 A JPH076078 A JP H076078A
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JP
Japan
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signal
address
timing
set value
control
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Application number
JP4131260A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Nishimura
康裕 西村
Toshiyuki Nakamura
俊之 中村
Hiroichi Yanai
博一 谷内
Akihiro Tadamasa
明博 忠政
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
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Publication of JPH076078A publication Critical patent/JPH076078A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アドレス設定値やタイミング設定値を書き換
えることにより、容易に発生信号を制御することができ
る制御信号発生装置の提供を目的とする。 【構成】 バスライン70からのアドレスデータは比較
器H1に取り込まれ、設定レジスタ8内の設定アドレス
情報と比較される。そして、両者が一致する場合、自己
が指定されたことを認識して、アドレス一致信号をタイ
ミング制御回路6に与える。すると、タイミング制御回
路6は、設定制御情報に基づき、メモリに向けて各種信
号を出力する。ここで、設定アドレス情報および設定制
御情報は、CPUからの制御に基づいて自在に書き換え
可能である。このため、発生信号を容易に制御すること
ができ、装置の汎用性を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は制御信号発生装置に関
し、特に設定値の書き換えによって発生信号を自在に制
御するものに関する。
【0002】
【従来の技術】制御信号発生装置としては、例えば図9
に示す制御回路72、74…がある。この制御回路7
2、74等は、CPU2からメモリ73、75…に与え
られるデータの書き込み、読み出しの指令を制御するも
のである。以下に図9に基づいて各部の機能、動作の詳
細を説明する。
【0003】CPU2からのデータを格納するメモリは
複数備えられている。図9の例ではメモリ73、75…
が設けられ、各メモリに対応して制御回路72、74…
が設けられれている。そして、それぞれの制御回路、メ
モリを区別するため、各々には個別上位アドレスとして
(001)2、(010)2…が付与されており、CPU
2はこの上位アドレスを指定することでメモリを特定
し、データの処理を行う。ここで、()2はバイナリー
データを示す表示である。尚、各メモリの個別上位アド
レスは、制御回路内の回路構成を組み替えることによっ
て、それぞれ特定されている。
【0004】今、仮にメモリ73にデータを書き込むと
する。この場合、CPU2はバスライン71を通じ、メ
モリに対して直接、書き込むべきデータを出力する。ま
た、CPU2は同時にバスライン70を通じてアドレス
データも出力する。このアドレスデータとして、例えば
(00110100)2が出力されたとする。この中、
前の3桁の(001)2は制御回路72の個別上位アド
レスを示しており、この(001)2が制御回路72に
取り込まれる。そして、制御回路72は、自己の個別上
位アドレスが指定されたことを知り、メモリ73にデー
タの書き込みを行うべきことを認識する。なお、上位ア
ドレス(001)2は他の全ての制御回路(例えば制御
回路74)にも与えられるが、他の制御回路においては
個別上位アドレス(制御回路74では(010)2)が
不一致であるので、書き込み処理は行われない。
【0005】CPU2からの上位アドレス(001)2
を取り込んだ制御回路72は、メモリ73のチップセレ
クトCS入力にCS信号を出力する。また、制御回路7
2にはCPU2からR/W信号が与えられる。このR/
W信号は、書き込みまたは読み出しのいずれの処理かを
指示する信号であり、書き込み処理の場合はL信号とし
て、また読み出し処理の場合はH信号として与えられ
る。今、書き込み処理を行うので、L信号が与えられ
る。そして制御回路72は、このR/W信号に基づいて
メモリ73のW入力に書き込み許可信号を出力する。な
お、データの読み出しを行う場合は、CPU2からR/
W信号としてH信号が与えられ、制御回路72は読み出
し許可信号をR入力に出力することになる。
【0006】以上のように、制御回路72からはCS信
号および書き込み許可信号が出力され、メモリ73はこ
れらの両信号を受けた時点で、バスライン71を通じて
与えられたデータを書き込む。尚、上記アドレスデータ
(00110100)2のうち、後の5桁(1010
0)2は下位アドレスを示している。この下位アドレス
は、メモリ73中の書き込み番地を示すもので、メモリ
73は下位アドレスを取り込んで(10100)2の記
憶領域にデータを書き込み記憶する。データの処理が終
了すると、制御回路72は、オア回路G3を介してCP
U2に応答信号を出力する。CPU2は、この応答信号
によってデータ処理の終了を認識する。
【0007】ところで、バスライン71上には次々と新
たなデータが出力されており、上記のようにアドレスデ
ータの指示に基づいて、各メモリに順次、書き込まれて
いる。したがって、新たなデータの出力直後は、前のデ
ータ内容との関連でデータが不安定な状態にある。仮
に、このような不安定なデータをメモリに書き込んだと
すると、誤ったデータが記憶されてしまうことになる。
つまり、CPU2がバスライン71を介してデータを出
力した直後、制御回路72が直ちにCS信号および書き
込み許可信号を出力すると誤動作の虞がある。
【0008】このため制御回路は、CS信号の出力後、
一定時間遅らせて書き込み許可信号をメモリに出力する
ようにしている。制御回路がこのような時間差を発生さ
せることによって、バスライン71上のデータの安定を
待って書き込み処理を行うことが可能になる。尚、CP
U2からデータの読み出し指令があった場合も同様で、
安定したデータを読み出すために、制御回路はメモリの
R入力に一定時間遅らせて読み出し許可信号を出力す
る。
【0009】制御回路からの書き込み許可信号や読み出
し許可信号を一定時間遅らせる方法としては、遅延回路
や論理回路が用いられている。制御回路に内蔵されてい
る遅延回路等の回路構成を組替えることで、遅延時間の
調整が可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の制御信号発生装
置には、以下のような問題があった。上記のように、デ
ータ内容の安定を待って処理を行うため、制御回路はC
S信号の発信後、一定時間遅らせて書き込み許可信号等
をメモリに出力する。そして、このような時間差を発生
させるために遅延回路や論理回路が用いられている。
【0011】ここで、この遅延時間、つまりデータ内容
が安定するまでの時間は、制御対象(例えばメモリ)に
よって区々であり、これら制御対象に応じて遅延時間を
設定する必要がある。ところが、遅延回路や論理回路の
構成によって時間差を発生させている従来の制御回路に
おいては、遅延時間を変更する場合、回路構成の組み替
えを行わなければならない。すなわち、様々な遅延時間
に柔軟に対応することができない。
【0012】また、各制御回路に付与されている個別上
位アドレスも、制御回路内の回路構成を組み替えること
によって特定されている。したがって、個別上位アドレ
スの変更を容易に行うことができない。
【0013】以上のように、従来の制御回路は汎用性に
乏しく、例えば遅延時間や個別上位アドレスなどを変更
しようとする場合、回路の組み替え作業が必要であると
いう問題があった。そこで本発明は、アドレス設定値や
タイミング設定値を書き換えることにより、容易に発生
信号を制御することができる制御信号発生装置の提供を
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の制御信号発生
装置は、書き換え可能なアドレス設定値を記憶するアド
レス設定値記憶手段を備えており、前記アドレス信号、
およびアドレス設定値記憶手段に記憶されたアドレス設
定値に基づいてアドレス選択信号を出力し、書き換え可
能なタイミング設定値を記憶するタイミング設定値記憶
手段を備えており、前記動作信号、およびタイミング設
定値記憶手段に記憶されたタイミング設定値に基づいて
タイミング信号を出力する、ことを特徴としている。
【0015】請求項2の制御信号発生装置は、書き換え
可能なアドレス設定値を記憶するアドレス設定値記憶手
段、アドレス信号とアドレス設定値とに基づいてアドレ
ス一致信号を出力するアドレス一致信号出力手段、書き
換え可能なタイミング設定値を記憶するタイミング設定
値記憶手段、動作信号、アドレス一致信号、およびタイ
ミング設定値に基づいてアドレス選択信号およびタイミ
ング信号を出力するタイミング制御手段、を備えたこと
を特徴としている。
【0016】請求項3の制御信号発生装置は、アドレス
設定値記憶手段に記憶されているアドレス設定値もしく
はタイミング設定値記憶手段に記憶されているタイミン
グ設定値は、設定値アドレス信号および設定値変更信号
に基づいて書き換えられることを特徴としている。
【0017】請求項4の制御信号発生装置は、状態信号
と前記設定アドレス信号とに基づいて設定アドレス一致
信号を出力する設定アドレス一致信号出力手段が設けら
れており、設定アドレス一致信号が出力された場合にの
み、アドレス設定値もしくはタイミング設定値が書き換
えられる、ことを特徴としている。
【0018】請求項5の制御信号発生装置は、アドレス
設定値もしくはタイミング設定値を書き換えている間
は、アドレス選択信号もしくはタイミング信号の出力を
禁止することを特徴としている。
【0019】請求項6の制御信号発生装置は、書き換え
可能なアドレス設定値および書き換え可能なタイミング
設定値を記憶する複数の設定値記憶手段、各設定値記憶
手段に対応して設けられている複数のアドレス一致信号
出力手段であって、アドレス信号と、各設定値記憶手段
に記憶されている前記アドレス設定値とに基づいてアド
レス一致信号を出力する複数のアドレス一致信号出力手
段、前記タイミング設定値と、前記アドレス一致信号と
に基づいて切り換え信号を出力する切り換え信号出力手
段、動作信号、前記アドレス一致信号、および前記切り
換え信号に基づいて、アドレス選択信号およびタイミン
グ信号を出力するタイミング制御手段、を備えたことを
特徴としている。
【0020】
【作用】請求項1または請求項2の制御信号発生装置に
おいては、アドレス設定値またはタイミング設定値が書
き換え可能である。したがって、これらの設定値を任意
に変更することができる。
【0021】請求項3の制御信号発生装置においては、
アドレス設定値もしくはタイミング設定値は、設定値ア
ドレス信号および設定値変更信号に基づいて書き換えら
れる。したがって、これらの設定値の書き換えを容易に
行うことができる。
【0022】請求項4の制御信号発生装置においては、
設定アドレス一致信号出力手段は、状態信号と設定アド
レス信号とに基づいて設定アドレス一致信号を出力す
る。そして、設定アドレス一致信号出力手段から設定ア
ドレス一致信号が出力された場合にのみ、アドレス設定
値もしくはタイミング設定値が書き換えられる。したが
って、状態信号を設定アドレス一致信号出力手段に与え
なければ、アドレス設定値もしくはタイミング設定値の
書き換えを禁止することができ、他の記憶手段に付与さ
れているアドレスと同じ値をアドレス設定値として用い
ることができる。請求項5の制御信号発生装置において
は、アドレス設定値もしくはタイミング設定値を書き換
えている間は、アドレス選択信号もしくはタイミング信
号の出力が禁止される。したがって、書き換えにより設
定値が不安定な状態にある間は、アドレス選択信号もし
くはタイミング信号が出力されないようにすることがで
きる。
【0023】請求項6の制御信号発生装置においては、
切り換え信号出力手段は、タイミング設定値と、アドレ
ス一致信号とに基づいて切り換え信号を出力する。そし
て、タイミング制御手段は、動作信号、アドレス一致信
号、および切り換え信号に基づいて、アドレス選択信号
およびタイミング信号を出力する。したがって、複数の
設定値記憶手段、アドレス一致信号出力手段に対して、
タイミング制御手段を共有化することができる。
【0024】
【実施例】本発明に係る制御信号発生装置の一実施例を
図面に基づいて説明する。図1は本実施例における制御
信号発生装置10のブロック図であり、図9に示される
制御回路72、74…の代わりとして設けられる。
【0025】すなわち、この制御信号発生装置10には
それぞれ個別上位アドレスが付与されており、バスライ
ン70を通じて送信されるアドレスデータを取り込んで
自己の個別上位アドレスが指定されたか否かを判別す
る。また、この制御信号発生装置10は、自己の個別上
位アドレスが指定された場合、メモリに向けてCS信号
を出力する。さらに、CS信号出力後、一定時間遅らせ
て書き込み信号または読み出し信号を出力し、バスライ
ン71上のデータが安定するのを待って処理を行う。
【0026】まず、図1に基づいて、制御信号発生装置
10がアドレスデータを取り込み、自己の個別上位アド
レスが指定されたかを判別する場合の動作を説明する。
図に示すように、制御信号発生装置10内には設定レジ
スタ8が設けられており、この設定レジスタ8には設定
アドレス情報および設定制御情報が記憶されている。設
定アドレス情報および設定制御情報の詳細な内容を図3
に掲げる。例えば、設定アドレス情報として、個別上位
アドレス(00100000)2およびマスクビット
(00011111)2が記憶されているとする。この
マスクビット(00011111)2は、個別上位アド
レス(00100000)2の中から後の5桁を排除す
ることを示しており、その結果、この制御信号発生装置
10の個別上位アドレスは(001)2であることが認
識される。
【0027】制御信号発生装置10には、さらに比較器
H1が設けられている。この比較器H1は、上記設定ア
ドレス情報と、バスライン70を通じてCPU2から送
信されるアドレスデータ(図9参照)とを取り込み、こ
れらを比較する。そして、両者が一致する場合に、タイ
ミング制御回路6に向けてアドレス一致信号を出力す
る。
【0028】今、仮にバスライン70を通じてCPU2
からアドレスデータ(00110100)2が送信され
たとする。このアドレスデータの中、前の3桁(00
1)2が上位アドレスを示している。比較器H1はアド
レスデータ(00110100)2を取り込むと同時
に、設定レジスタ8から設定アドレス情報を読み込む。
この場合、設定アドレス情報は、前に述べたように個別
上位アドレス(001)2として認識されるので、この
制御信号発生装置10は自己の個別上位アドレスが指定
されたことを知り、アドレス一致信号を出力する。
【0029】次に、アドレス一致信号を受け取ったタイ
ミング制御回路6の動作の詳細を説明する。例えばこの
場合、CPU2からはデータの書き込みの指令が与えら
れているとする。具体的には、CPU2からのR/W信
号が、書き込みを指示するL信号として与えられる(図
1、図9参照)。R/W信号としてのこのL信号は、直
接、タイミング制御回路6内に取り込まれる。なお、図
4に各種の信号出力のタイミングチャートを掲げる。
【0030】タイミング制御回路6の詳細な回路構成を
図2に示す。まず、比較器H1(図1)からのアドレス
一致信号は、アンド回路D1に与えられ、有効信号(1
1111111)2が入力されていることを条件に、メ
モリに向けてCS信号が出力される(図4のタイミング
チャートおよび図1、図9参照)。この有効信号は設定
レジスタ8内に記憶されており、電源入力時のプログラ
ム起動後、各データが安定した時点で(0000000
0)2から(11111111)2に書き換えられる。
【0031】CS信号がメモリに対して出力されるとと
もに、タイミング制御回路6内のタイマー52、53、
54がスタートするようになっている。更に、アドレス
一致信号は反転回路K1を介し、フリップフロップF
1、F2、F3のR入力に与えられ、各フリップフロッ
プをリセットする。
【0032】一方、CPU2からは、前述のようにR/
W信号がL信号としてタイミング制御回路6に与えられ
ている(図4のタイミングチャート参照)。このL信号
は反転回路K2によりH信号となってアンド回路D3に
与えられる。また、アンド回路D3には、設定レジスタ
8(図1)に記憶されている設定制御情報の中から、書
き込み可能信号が取り込まれる。
【0033】この場合の書き込み可能信号は、図3に示
すように(11111111)2であり、その結果、ア
ンド回路D3は書き込みが許されていることを認識して
信号を出力する。この書き込み可能信号自体も、自在に
書き換え制御できるようになっている。書き込み可能信
号を(00000000)2にしておけば、このタイミ
ング制御回路6からの書き込み許可信号の出力を禁止す
ることができ、メモリをデータ読み出し専用にすること
ができる。なお、同様に読み出し可能信号を(0000
0000)2にすれば、読み出しを禁止することができ
る。
【0034】アンド回路D3からの出力信号は、まず、
アンド回路D5に取り込まれる。そして、アンド回路D
5はメモリに向けて書き込み許可信号を出力するため、
フリップフロップF2から信号が与えられるのを待つ状
態になる。また、アンド回路D3からの出力信号は、オ
ア回路G1を介してアンド回路D6にも取り込まれる。
このアンド回路D6も、フリップフロップF3からの信
号を待って応答信号を出力する。
【0035】一方、比較器H3はタイマー53からのタ
イマー、および書き込み信号設定値を取り込み、これら
を比較する。この書き込み信号設定値は、設定レジスタ
8内に設定制御情報として記憶されている。本実施例に
おいては、図3に示すように(00110000)2
記憶されており、これは30μSECに対応している。つ
まり、比較器H3は、アドレス一致信号によってタイマ
ー53がスタートした後、30μSEC経過時点で、フリ
ップフロップF2のS入力に向けて信号出力を行う(図
4のタイミングチャート参照)。
【0036】フリップフロップF2のS入力への信号入
力に伴い、フリップフロップF2はアンド回路D5に信
号を与える。こうして、アンド回路D5からは、メモリ
のW入力に向けて書き込み許可信号が出力され、メモリ
はバスライン71を介して送られるデータの書き込み処
理を行う(図1、図9参照)。
【0037】また、比較器H4もタイマー54からのタ
イマー、および応答信号設定値を取り込みこれらを比較
している。この応答信号設定値も設定レジスタ8内に記
憶されており、(01010010)2と設定されてい
る。この設定値は40μSECに対応している。つまり、
比較器H4は40μSEC経過時点(上記書き込み許可信
号出力後10μSEC経過時点)で、フリップフロップF
3のS入力に向けて信号出力を行う(図4のタイミング
チャート参照)。
【0038】フリップフロップF3のS入力への信号入
力に伴い、フリップフロップF3はアンド回路D6に信
号を与える。こうして、アンド回路D6からは、CPU
2に向けて応答信号が出力され、CPU2はデータの書
き込み処理が終了したことを認識して次の処理動作を開
始する(図1、図9参照)。
【0039】なお、設定レジスタ8には設定制御情報と
して読み出し信号設定値(00011000)2も記憶
されている。この設定値は10μSECに対応しており、
10μSEC経過時点でアンド回路D4から読み出し許可
信号が出力されるようになっている。
【0040】以上が制御信号発生装置10の信号発生動
作である。ここで、設定レジスタ8内に記憶されている
各データは、CPU2からの制御に基づいて自在に書き
換え可能になっている。これらのデータ書き換えによっ
て、例えば個別上位アドレスを容易に変更することがで
き、装置の汎用性を高めることができる。また、読み出
し信号設定値、書き込み信号設定値、応答信号設定値な
ども自在に書き換えることができる(図3参照)。つま
り、これらに対応してタイミング制御回路6から出力さ
れる読み出し許可信号、書き込み許可信号、応答信号の
出力時間を任意に変更することができる。さらに、読み
出し可能信号、書き込み可能信号の変更も容易である
(図3参照)。
【0041】以下に、図5を用いて、設定レジスタ8内
のデータ書き換え動作の詳細を説明する。まず、設定レ
ジスタ8内のデータの書き換えを行う場合、CPU2は
バスライン70を通じてアドレスデータを出力する。
今、仮にアドレスデータ(00001001)2が出力
されたとする。このアドレスデータの中、前の5桁が上
位設定アドレスを示しており、上位設定アドレス(00
001)2は比較器H5に取り込まれる。
【0042】一方、個別上位設定アドレス値回路35に
は、設定レジスタ8に付与された個別上位設定アドレス
値(00001)2が記憶されている。前述のように、
設定レジスタが内蔵された制御信号発生装置は、各メモ
リに対応して複数設けられているので(図9の制御回路
72、74…参照)、それぞれの設定レジスタを特定す
るための個別上位設定アドレス値が付与され記憶されて
いる。
【0043】比較器H5はこの個別上位設定アドレス値
(00001)2を取り込み、バスライン70を通じて
与えられた上位設定アドレス(00001)2と比較す
る。この場合、両者は一致するので、比較器H5は設定
レジスタ8に向けて設定レジスタ一致信号を出力する。
この設定レジスタ一致信号を受けて設定レジスタ8は、
自己が指定されたことを知り、記憶しているデータを書
き換えるべきことを認識する。
【0044】また、設定レジスタ8には、バスライン7
0を通じて下位設定アドレスが与えられている。この下
位設定アドレスは、設定レジスタ8内の各データ(図
3)の中、いずれのデータを書き換えるのか、つまり設
定レジスタ8内の記憶領域を特定している。具体的に
は、アドレスデータ(00001001)2の後の3桁
(001)2が下位設定アドレスを示している。例え
ば、(001)2に対応する記憶領域が応答信号設定値
の記憶場所であれば、この応答信号設定値の書き換えを
行うべきことが認識される。
【0045】新たに書き込まれる応答信号設定値のデー
タは、バスライン71を通じてCPU2から与えられ
る。なお、図9においては、バスライン71のデータは
制御回路に取り込まれていないが、本実施例ではバスラ
イン71は各制御信号発生装置の設定レジスタに接続さ
れている(図示せず)。例えば、バスライン71から
(01010111)2が与えられ、応答信号設定値と
してこの新たなデータが記憶される。
【0046】以上のようにして設定レジスタ8内のデー
タは、CPU2からの指令に基づいて容易に書き換えら
れる。なお、個別上位アドレス、書き込み信号設定値、
読み出し信号設定値などについても同様の動作を経て、
設定値の変更が行われる。
【0047】次に、設定レジスタ8内のデータ書き換え
構造の他の実施例を図6に示す。この実施例では、比較
器H5から出力された設定アドレス一致信号は、一旦、
アンド回路D7に取り込まれる。そして、この比較器H
5にCPU2からの状態制御信号が与えられて初めて設
定レジスタ8に信号が出力されるようになっている。こ
のように、バスライン70を通じて、例えばアドレスデ
ータ(00001001)2が出力されても、状態制御
信号が与えられない限り設定レジスタ8内のデータの書
き換えが実行されることはない。すなわち、通常の動作
時に、設定レジスタ8内のデータ書き換えを禁止するよ
うにすれば、上記アドレス(00001001)2を他
のメモリの個別アドレスとして付与することができる。
こうして、各記憶領域に対し、アドレスの値を効率的に
付与することが可能になる。
【0048】図1に対応する他の実施例を図7に示す。
これはアドレス一致信号の出力制御の他の例である。図
に示すように、アドレス一致信号は一旦、アンド回路D
8に取り込まれる。そして、このアンド回路D8には、
設定アドレス一致信号が反転回路K3を介して与えられ
るようになっている。つまり、設定アドレス一致信号が
出力され、設定レジスタ8内のデータ書き換えが行われ
ている間は、アドレス一致信号の出力が禁止されている
状態になる。こうして、データ書き換え中に、誤ってア
ドレス一致信号が出力されてしまうことを回避すること
ができ、誤動作を確実に防止することができる。
【0049】次に、図8に他の実施例の回路構成を示
す。前に述べたようにCPU2は複数の制御信号発生装
置、メモリを制御しており(図9参照)、それぞれの制
御信号発生装置内に設定レジスタやタイミング制御回路
が設けられている。図8に示す回路構成では、この中か
らタイミング制御回路を抜き出し、マルチプレクサ30
を介してタイミング制御回路6の共有化を図ろうとする
ものである。以下に詳細を説明する。
【0050】バスライン70を通じて与えられるアドレ
スデータは、各比較器H6、H7、H8に取り込まれ、
それぞれの設定レジスタ81、82、83の個別上位ア
ドレスと比較される。そして、アドレスデータと一致す
る比較器からアドレス一致信号が出力される。このアド
レス一致信号は、まず、マルチプレクサ30に取り込ま
れる。マルチプレクサ30は、アドレス一致信号に基づ
いて設定レジスタを選択し、その設定レジスタから所定
の設定制御情報を取り込んでタイミング制御回路6に与
える。
【0051】なお、比較器から出力されるアドレス一致
信号は、オア回路G2を介してタイミング制御回路6に
与えられるようになっている。また、タイミング制御回
路6には、CPU2からのR/W信号も与えられてい
る。こうして、タイミング制御回路6は、メモリに向け
て各種信号(CS信号、R信号、W信号など)を出力す
る。以上のようにタイミング制御回路を共有化すること
によって、製品のコストダウンを図ることができる。
【0052】
【発明の効果】請求項1または請求項2の制御信号発生
装置においては、アドレス設定値またはタイミング設定
値が書き換え可能である。すなわち、これらの設定値を
任意に変更することができる。
【0053】したがって、設定値の変更により制御信号
発生装置の汎用性を高めることができる。
【0054】請求項3の制御信号発生装置においては、
アドレス設定値もしくはタイミング設定値は、設定値ア
ドレス信号および設定値変更信号に基づいて書き換えら
れる。すなわち、これらの設定値の書き換えを容易に行
うことができる。
【0055】したがって、制御信号発生装置の有用性を
更に高めることができる。
【0056】請求項4の制御信号発生装置においては、
設定アドレス一致信号出力手段は、状態信号と設定アド
レス信号とに基づいて設定アドレス一致信号を出力す
る。そして、設定アドレス一致信号出力手段から設定ア
ドレス一致信号が出力された場合にのみ、アドレス設定
値もしくはタイミング設定値が書き換えられる。すなわ
ち、状態信号を設定アドレス一致信号出力手段に与えな
ければ、アドレス設定値もしくはタイミング設定値の書
き換えを禁止することができ、他の記憶手段に付与され
ているアドレスと同じ値をアドレス設定値として用いる
ことができる。
【0057】したがって、他の記憶手段との間でアドレ
ス設定値を効率的に付与することが可能となる。
【0058】請求項5の制御信号発生装置においては、
アドレス設定値もしくはタイミング設定値を書き換えて
いる間は、アドレス選択信号もしくはタイミング信号の
出力が禁止される。すなわち、書き換えにより設定値が
不安定な状態にある間は、アドレス選択信号もしくはタ
イミング信号が出力されないようにすることができる。
【0059】したがって、誤動作を確実に防止すること
ができる。
【0060】請求項6の制御信号発生装置においては、
切り換え信号出力手段は、タイミング設定値と、アドレ
ス一致信号とに基づいて切り換え信号を出力する。そし
て、タイミング制御手段は、動作信号、アドレス一致信
号、および切り換え信号に基づいて、アドレス選択信号
およびタイミング信号を出力する。すなわち、複数の設
定値記憶手段、アドレス一致信号出力手段に対して、タ
イミング制御手段を共有化することができる。
【0061】したがって、回路構成を簡略することがで
き、製品のコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る制御信号発生装置の一実施例を示
す回路図である。
【図2】図1のタイミング制御回路の詳細な回路図であ
る。
【図3】図1の設定レジスタ内の記憶データの内容を示
す図である。
【図4】各種の出力信号のタイミングチャートである。
【図5】本発明に係る制御信号発生装置の一実施例を示
す回路図である。
【図6】図5に示す回路の他の実施例である。
【図7】図1に示す回路の他の実施例である。
【図8】タイミング制御回路を共有化した場合の回路図
である。
【図9】従来のデータ制御の概略を示す回路図である。
【符号の説明】
2・・・・・CPU 6・・・・・タイミング制御回路 8・・・・・設定レジスタ H1・・・・比較器 10・・・・制御信号発生装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 忠政 明博 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アドレス信号と動作信号とを受けて、アド
    レス選択信号およびタイミング信号を出力する制御信号
    発生装置において、 書き換え可能なアドレス設定値を記憶するアドレス設定
    値記憶手段を備えており、 前記アドレス信号、およびアドレス設定値記憶手段に記
    憶されたアドレス設定値に基づいてアドレス選択信号を
    出力し、 書き換え可能なタイミング設定値を記憶するタイミング
    設定値記憶手段を備えており、 前記動作信号、およびタイミング設定値記憶手段に記憶
    されたタイミング設定値に基づいてタイミング信号を出
    力する、 ことを特徴とする制御信号発生装置。
  2. 【請求項2】アドレス信号と動作信号とを受けて、アド
    レス選択信号およびタイミング信号を出力する制御信号
    発生装置において、 書き換え可能なアドレス設定値を記憶するアドレス設定
    値記憶手段、 アドレス信号とアドレス設定値とに基づいてアドレス一
    致信号を出力するアドレス一致信号出力手段、 書き換え可能なタイミング設定値を記憶するタイミング
    設定値記憶手段、 動作信号、アドレス一致信号、およびタイミング設定値
    に基づいてアドレス選択信号およびタイミング信号を出
    力するタイミング制御手段、 を備えたことを特徴とする制御信号発生装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2の制御信号発生装
    置において、 アドレス設定値記憶手段に記憶されているアドレス設定
    値もしくはタイミング設定値記憶手段に記憶されている
    タイミング設定値は、設定値アドレス信号および設定値
    変更信号に基づいて書き換えられることを特徴とする制
    御信号発生装置。
  4. 【請求項4】請求項3の制御信号発生装置において、 状態信号と前記設定アドレス信号とに基づいて設定アド
    レス一致信号を出力する設定アドレス一致信号出力手段
    が設けられており、 設定アドレス一致信号が出力された場合にのみ、アドレ
    ス設定値もしくはタイミング設定値が書き換えられる、 ことを特徴とする制御信号発生装置。
  5. 【請求項5】請求項1または請求項2の制御信号発生装
    置において、 アドレス設定値もしくはタイミング設定値を書き換えて
    いる間は、アドレス選択信号もしくはタイミング信号の
    出力を禁止することを特徴とする制御信号発生装置。
  6. 【請求項6】書き換え可能なアドレス設定値および書き
    換え可能なタイミング設定値を記憶する複数の設定値記
    憶手段、 各設定値記憶手段に対応して設けられている複数のアド
    レス一致信号出力手段であって、アドレス信号と、各設
    定値記憶手段に記憶されている前記アドレス設定値とに
    基づいてアドレス一致信号を出力する複数のアドレス一
    致信号出力手段、 前記タイミング設定値と、前記アドレス一致信号とに基
    づいて切り換え信号を出力する切り換え信号出力手段、 動作信号、前記アドレス一致信号、および前記切り換え
    信号に基づいて、アドレス選択信号およびタイミング信
    号を出力するタイミング制御手段、 を備えたことを特徴とする制御信号発生装置。
JP4131260A 1992-05-25 1992-05-25 制御信号発生装置 Pending JPH076078A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6928499B2 (en) 2001-11-16 2005-08-09 Renesas Technology Corp. Microcomputer used in system having external storing unit and/or peripheral unit
US7725665B2 (en) 2004-06-30 2010-05-25 Renesas Technology Corp. Data processor

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6928499B2 (en) 2001-11-16 2005-08-09 Renesas Technology Corp. Microcomputer used in system having external storing unit and/or peripheral unit
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