JPH0760435B2

JPH0760435B2 - 文書作成装置及びその単漢字出力方法

Info

Publication number: JPH0760435B2
Application number: JP61172216A
Authority: JP
Inventors: 幸弘唐▲崎▼
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1986-07-22
Filing date: 1986-07-22
Publication date: 1995-06-28
Anticipated expiration: 2010-06-28
Also published as: JPS6327946A

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、単漢字選択機能を備えた文書作成装置に関す
る。

（従来の技術）従来、仮名漢字変換方式の文書作成装置では、一般的に
入力仮名文字を漢字変換する際に、該当単漢字を複数の
漢字候補文字の中から選択する単漢字選択機能が設けら
れている。この単漢字選択機能は、入力仮名文字に該当
する複数の単漢字候補文字を表示装置の画面に表示し、
カーソルで指示された漢字候補文字を選択する機能であ
る。また、入力仮名文字に対する変換対象の漢字文字が
存在しない場合、表示装置の画面に「変換候補無し」の
ような表示を行なう方式の装置がある。

しかしながら、前記のような従来の方式の装置では、単
漢字候補文字を選択する際に、カーソルで指示するなど
の選択方法が固定的であり、選択に必要な入力装置の操
作性に難点がある。また、変換対象が存在しない場合に
は選択する際とは異なる表示形式のため、表示制御回路
が複雑になる欠点がある。

（発明が解決しようとする問題点）前記のように、従来の方式では、単漢字候補文字の選択
方法が固定的であるため、選択する際の入力操作性に問
題があり、また変換対象が存在しない場合の表示形式の
ために表示制御回路が複雑になる問題がある。

本発明の目的は、入力仮名文字に該当する単漢字候補文
字を選択する際に、複数の選択指定方法を可能とし、ま
た変換対象漢字が存在しない場合でも選択する際と同様
の表示形式を可能とすることにより、入力操作性の向上
及び表示制御回路の簡単化を実現できる文書作成装置を
提供することにある。

［発明の構成］（問題点を解決するための手段と作用）本発明は、入力文字記憶手段、単漢字変換処理手段、表
示制御手段及び単漢字選択手段を備えた文書作成装置で
ある。入力文字記憶手段は、入力装置から入力される入
力仮名文字情報を記憶するメモリ手段である。単漢字変
換処理手段は、入力文字記憶手段に記憶された入力仮名
文字情報を単漢字に変換する手段である。表示制御手段
は、単漢字変換処理手段から出力される複数の単漢字候
補文字をそれぞれ番号を付加して表示する制御手段であ
る。単漢字選択手段は、表示制御手段により表示された
番号を入力装置の数値入力又はカーソル移動で指示する
ことにより、単漢字候補文字から所定の単漢字を選択す
る手段である。

また、本発明の文書作成装置では、前記表示制御手段が
所定の候補文字数以下の場合には単漢字候補文字が存在
しない番号に特殊記号を付加して表示するように構成さ
れている。

（実施例）以下図面を参照して本発明の実施例を説明する。第１図
は同実施例に係わる文書作成装置の構成を示すブロック
図である。第１図において、文字入力装置（キーボー
ド）10は、漢字変換対象の平仮名文字及び単漢字候補文
字の選択等の各種機能の指示を入力するための装置であ
る。入力文字メモリ11は、キーボード10から入力された
平仮名文字を格納するメモリである。単漢字変換装置12
は、入力文字メモリ11に格納された平仮名文字に対応す
る単漢字候補文字を、予め用意された単漢字辞書13から
読出して出力する装置である。単漢字辞書13は、予め平
仮名文字に該当する複数の単漢字候補文字を記憶してい
る。

単漢字選択装置14は、単漢字変換装置12から出力される
単漢字候補文字を表示装置15に出力し、キーボード10か
らの数値入力又はカーソル移動による表示入力に応じて
所定の漢字候補文字を選択して文書作成用メモリ16へ出
力する。表示装置15は、単漢字候補装置14から出力され
る単漢字候補文字のそれぞれに順次番号を付加して表示
し、また漢字候補文字が所定の候補文字数以下の場合に
は単漢字候補文字が存在しない番号に特殊記号を付加し
て表示する。

次に、同実施例の動作を説明する。先ず、キーボード10
から漢字変換対象の平仮名文字（例えば「い」の文字）
が入力されると、入力文字メモリ11に格納される。ここ
で、キーボード10から単漢字変換を指示キー入力がなさ
れると、単漢字変換装置12は入力仮名文字「い」に該当
する全ての単漢字候補文字を、単漢字辞書13から読出し
手出力する。

単漢字選択装置14は、第５図のステップS1に示すよう
に、単漢字変換装置12から出力された漢字候補文字の中
で、例えば10個の候補文字を表示装置15へ出力する。表
示装置15は、第２図に示すように、単漢字選択装置14か
ら出力された10個の漢字候補文字を表示画面に表示す
る。このとき、表示装置15は、各候補文字のそれぞれに
例えば１から順番に番号を付加して表示する。

次に、第２図の表示画面において、キーボード10から
「１」の数値キーが操作されると、表示された単漢字候
補文字に付加された数字「１」が反転表示される。（ス
テップS2〜S4）。即ち、第２図に示すように、漢字
「居」の候補文字が数値入力により選択指定されたこと
になる。この後、キーボード10の例えば選択キーが操作
されると、単漢字選択装置14は「居」の候補文字に対す
る選択指定が確定したと判断し、その漢字候補文字を文
書作成用メモリ16へ出力することになる（ステップS5,S
6）。

また、第２図の状態で、キーボード10から「右方向」の
カーソルキーが操作されると、そのカーソルの移動先の
番号が反転表示される（ステップS12,S11,S14）。即
ち、第３図に示すように、例えば「７」の番号が反転表
示される。この後、前記と同様に、キーボード10の選択
キーが操作されると、単漢字選択装置14は「位」の候補
文字に対する選択指定が確定したと判断し、その漢字候
補文字を文書作成用メモリ16へ出力することになる。同
様に、第３図の状態で、キーボード10から「左方向」の
カーソルキーが操作されると、そのカーソルの移動先の
番号が反転表示される（ステップS7,S8,S9）。ここで、
「右方向」のカーソルキーが操作された際、カーソルの
位置が表示画面の右端（即ち、第２図の「０」の位置）
であれば、左端の番号（即ち、「１」）を反転表示する
ことになる（ステップS13）。同様に、「左方向」のカ
ーソルキーが操作された際、カーソルの位置が表示画面
の左端（即ち、第２図の「１」の位置）であれば、右端
の番号（即ち、「０」）を反転表示することになる（ス
テップS10）。

さらに、第２図に示すような表示画面に該当する漢字候
補文字が無い場合、キーボード10から「下方向」のカー
ソルキー又は「次候補」キーの操作がなされると、表示
装置15は次の10個の候補文字の表示を行なうことになる
（ステップS15〜S17）。また、「上方向」のカーソルキ
ー又は「前候補」キーの操作がなされると、表示装置15
は前の10個の候補文字の表示を行なうことになる（ステ
ップS18〜S20）。この後は、前記と同様に、数値キー又
はカーソル移動により、所定の漢字候補文字の番号を反
転表示させ、選択キーにより選択確定することになる。

次に、単漢字変換位置12から出力される漢字候補文字が
無い場合又は例えば10個以内の場合には、第６図のフロ
ーチャートで示すような処理がなされる。即ち、表示装
置15は、漢字候補文字が無い場合には、候補番号に特殊
記号「＊」を付加して表示する（ステップS21,S25,S23,
S24）。具体的には、第４図に示すように、候補番号
「１」〜「０」までのそれぞれに特殊記号「＊」が付加
された表示がなされる。また、漢字候補文字が10個以内
の場合には、表示装置15は漢字候補文字を候補番号と共
に表示し、それ以外の候補番号には前記と同様の特殊記
号「＊」を付加した表示を行なう（ステップS21,S22,S2
3）。

このようにして、入力仮名文字に対応する単漢字候補文
字をそれぞれ候補番号を付加して表示し、この候補番号
を数値キー入力又はカーソル移動で指定することによ
り、所定の漢字候補文字が選択されることになる。した
がって、例えば漢字候補文字の該当る候補番号を記憶し
ていれば、その候補番号に対応する数値キーを操作する
だけで、該当する漢字候補文字を選択することができ
る。また、カーソル移動で選択する際には、漢字候補文
字を１字毎確認し、該当する漢字候補文字を選択するこ
とができる。このため、選択する際の状況に応じて、漢
字候補文字を選択する際の入力操作を効率的に行なうこ
とが可能となる。

また、漢字候補文字が無い場合又は候補文字数が少ない
場合には、特徴記号「＊」を表示するため、簡単に確認
することができる。また、この場合、特殊記号「＊」を
表示する以外は、漢字候補文字を表示する際の表示形式
と同様であるため、表示装置15の表示制御回路は特に複
雑になることはない。

［発明の効果］以上詳述したように本発明によれば、単漢字選択機能を
有する文書作成装置において、仮名文字に該当する単漢
字候補文字を選択する際に、数値入力又はカーソル移動
による複数の選択指定方法を可能とすることができる。
したがって、選択状況に応じて、選択方法を変更できる
ため、選択処理の際の入力操作性を向上することができ
る。

また、変換対象漢字が存在しない場合でも、選択処理の
際と同様の表示形式で表示できるため、表示装置の表示
制御回路の簡単化を実現できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係わる文書作成装置の構成を
示すブロック図、第２図乃至第４図はそれぞれ同実施例
の表示装置の表示画面の一例を示す図、第５図及び第６
図は同実施例の動作を説明するためのフローチャートで
ある。 10……キーボード、11……入力文字メモリ、12……単漢
字変換装置、14……単漢字選択装置、15……表示装置。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】入力装置から入力された入力仮名文字情報
を記憶する入力文字記憶手段と、この入力文字記憶手段に記憶された入力仮名文字情報を
単漢字に変換する単漢字変換処理手段と、この単漢字変換処理手段により変換された単漢字候補文
字に番号を付加して表示し、かつ前記単漢字候補文字が
所定の候補文字数以下の場合には単漢字候補文字が存在
しない前記番号に特殊記号を付加して表示する表示制御
手段と、前記入力装置の数値入力又はカーソル移動により指示さ
れた前記番号に対応する単漢字候補文字を選択し、前記
入力仮名文字情報に対応する単漢字として出力する単漢
字出力手段とを具備したことを特徴とする文書作成装
置。
【請求項２】入力された入力仮名文字情報を単漢字に変
換する手段を備えた文書作成装置において、変換された単漢字候補文字に番号を付加して表示し、か
つ前記単漢字候補文字が所定の候補文字数以下の場合に
は単漢字候補文字が存在しない前記番号に特殊記号を付
加して表示するステップと、表示された前記番号であって、数値入力又はカーソル移
動により指示された前記番号に対応する単漢字候補文字
を選択し、前記入力仮名文字情報に対応する単漢字とし
て出力するステップとからなることを特徴とする単漢字
出力方法。