JPH0759453B2 - 輪転機の紙通し装置 - Google Patents
輪転機の紙通し装置Info
- Publication number
- JPH0759453B2 JPH0759453B2 JP1241681A JP24168189A JPH0759453B2 JP H0759453 B2 JPH0759453 B2 JP H0759453B2 JP 1241681 A JP1241681 A JP 1241681A JP 24168189 A JP24168189 A JP 24168189A JP H0759453 B2 JPH0759453 B2 JP H0759453B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper threading
- paper
- guide
- threading
- path
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Replacement Of Web Rolls (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、給紙部から印紙部を経て折部に至る紙通し経
路にウェブ料紙を通して印刷を行う輪転機の紙通し装置
に係り、詳細には、給紙部から折部に至る間に、ダブル
エンダー装置やベイウィンドゥ装置を含む多数のガイド
ローラー及びターニングバーを経由する紙通し経路を有
する輪転機に実施して有効であり、紙通し経路にそって
設けたガイドに従って往復走行する紙通し体によって紙
通しを行うようにした紙通し装置に関するものである。
路にウェブ料紙を通して印刷を行う輪転機の紙通し装置
に係り、詳細には、給紙部から折部に至る間に、ダブル
エンダー装置やベイウィンドゥ装置を含む多数のガイド
ローラー及びターニングバーを経由する紙通し経路を有
する輪転機に実施して有効であり、紙通し経路にそって
設けたガイドに従って往復走行する紙通し体によって紙
通しを行うようにした紙通し装置に関するものである。
従来の輪転機の紙通し装置は、例えば、実開平1-103647
号公報に示される技術が公知である。この従来技術は、
予め想定される複数の紙通し経路に沿わせて、分岐部を
備え、かつ、側部長手方向に切目を有するパイプ状のガ
イドレールを敷設すると共に、このガイドレールに適宜
の間隔をおいて形成される切欠部に駆動体を設け、この
駆動体により駆動されて前記ガイドレール内を蛇行自在
に走行し、かつ、その全長が前記切欠部間の間隔より若
干長く形成された走行体を設け、更に、給紙部に設置さ
れたロール状の印刷用紙の先端部に連結されたペーパー
連結アダプターを着脱自在に保持するクリップを、前記
走行体に設けた構成となっている。
号公報に示される技術が公知である。この従来技術は、
予め想定される複数の紙通し経路に沿わせて、分岐部を
備え、かつ、側部長手方向に切目を有するパイプ状のガ
イドレールを敷設すると共に、このガイドレールに適宜
の間隔をおいて形成される切欠部に駆動体を設け、この
駆動体により駆動されて前記ガイドレール内を蛇行自在
に走行し、かつ、その全長が前記切欠部間の間隔より若
干長く形成された走行体を設け、更に、給紙部に設置さ
れたロール状の印刷用紙の先端部に連結されたペーパー
連結アダプターを着脱自在に保持するクリップを、前記
走行体に設けた構成となっている。
前記従来技術は次のような課題をかかえていた。
輪転機における紙通しは上流側から下流側へ、すなわ
ち、給紙部から折部まで行うが、この際、紙通しすべき
ウェブ料紙は比較的短い走行体（以下短長走行体と呼
ぶ）によって導かれる。このとき短長走行体を駆動する
駆動体はこの短長走行体の長さより若干短い間隔で設け
られているので、２組の駆動体で駆動される場合と１組
の駆動体で駆動される場合があり、駆動力が一定とはな
らず、また、コーナー部や摩擦の影響など、走行抵抗の
大きい部分を通過する際には減速されるため短長走行体
の走行速度にむらが生じ、その結果、短長走行体に連結
したウェブ料紙の紙通し速度にむらが生じ、減速による
ウェブ料紙のたるみや増速による皺などが発生し、最悪
のときには紙切れが生じるなど、確実性を要求される紙
通しに多大の支障をきたしていた。
ち、給紙部から折部まで行うが、この際、紙通しすべき
ウェブ料紙は比較的短い走行体（以下短長走行体と呼
ぶ）によって導かれる。このとき短長走行体を駆動する
駆動体はこの短長走行体の長さより若干短い間隔で設け
られているので、２組の駆動体で駆動される場合と１組
の駆動体で駆動される場合があり、駆動力が一定とはな
らず、また、コーナー部や摩擦の影響など、走行抵抗の
大きい部分を通過する際には減速されるため短長走行体
の走行速度にむらが生じ、その結果、短長走行体に連結
したウェブ料紙の紙通し速度にむらが生じ、減速による
ウェブ料紙のたるみや増速による皺などが発生し、最悪
のときには紙切れが生じるなど、確実性を要求される紙
通しに多大の支障をきたしていた。
また、例えば新聞印刷の場合、最近の頁数の増加やカラ
ー印刷の増加に従って、給紙部から折部に至る紙通し経
路にダブルエンダー装置やベイウィンドゥ装置を含むガ
イドローラー及びターニングバーなどを多数増加する必
要があるため、従来と比較して大幅に紙通し経路が長く
かつ複雑に分岐したものになってきた。その結果、ガイ
ドレール内を移動する短長走行体を駆動する駆動体は、
上述したように短長走行体の長さより若干短い間隔で設
置する関係から、紙通し経路の長さに比例して多数配設
せざるを得なくなってきた。このように、多数の駆動体
を設けることは、単に製品コストが増大するばかりでは
なく、狭隘な輪転機フレームの内側を繁雑にすると同時
に、通常の印刷作業以外にも、保守点検作業などを困難
にし、安全面でも問題があった。
ー印刷の増加に従って、給紙部から折部に至る紙通し経
路にダブルエンダー装置やベイウィンドゥ装置を含むガ
イドローラー及びターニングバーなどを多数増加する必
要があるため、従来と比較して大幅に紙通し経路が長く
かつ複雑に分岐したものになってきた。その結果、ガイ
ドレール内を移動する短長走行体を駆動する駆動体は、
上述したように短長走行体の長さより若干短い間隔で設
置する関係から、紙通し経路の長さに比例して多数配設
せざるを得なくなってきた。このように、多数の駆動体
を設けることは、単に製品コストが増大するばかりでは
なく、狭隘な輪転機フレームの内側を繁雑にすると同時
に、通常の印刷作業以外にも、保守点検作業などを困難
にし、安全面でも問題があった。
更に、このような従来の紙通し装置では、紙通し前に紙
通しされる紙通し経路を確認することができなかった。
通しされる紙通し経路を確認することができなかった。
本発明は上記のことにかんがみなされたもので、略一定
の速度で、ウェブ料紙に対して不整な張力が作用するこ
となく、スムーズに、かつ確実に紙通しすることが可能
であり、また紙通しされる紙通し経路を紙通し前に確認
することによってその正誤チェックが可能であり、更に
装置自体の構成が簡単で、故障の発生が少なく、かつ保
守管理も容易であり、作業安全性の高い輪転機の紙通し
装置を提供することを目的とするものである。
の速度で、ウェブ料紙に対して不整な張力が作用するこ
となく、スムーズに、かつ確実に紙通しすることが可能
であり、また紙通しされる紙通し経路を紙通し前に確認
することによってその正誤チェックが可能であり、更に
装置自体の構成が簡単で、故障の発生が少なく、かつ保
守管理も容易であり、作業安全性の高い輪転機の紙通し
装置を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するために、本発明に係る輪転機の紙通
し装置は、輪転機の紙通し経路の略全長に沿って設けた
紙通し体ガイドと、紙通し体ガイドの中間部にあって、
その下流側と複数の上流側とを選択的に連結すべく設け
た分岐部と、紙通し体ガイドに従って往復走行し、かつ
紙通し経路より若干長い長さで連続した有端の紙通し体
と、紙通し体の一方端部近傍に設けられて紙通しすべき
ウェブ料紙を係止する紙係止部材と、紙通し経路の下流
側かつ紙通し体ガイドの下流端部近傍に紙通し体の他方
端部が連係された状態に設けられて紙通し終了後の紙通
し体をプールする紙通し体プール部と、前記紙通し体を
紙通し体ガイドに従って走行させるための少なくとも１
つの駆動部とを有する構成となっている。
し装置は、輪転機の紙通し経路の略全長に沿って設けた
紙通し体ガイドと、紙通し体ガイドの中間部にあって、
その下流側と複数の上流側とを選択的に連結すべく設け
た分岐部と、紙通し体ガイドに従って往復走行し、かつ
紙通し経路より若干長い長さで連続した有端の紙通し体
と、紙通し体の一方端部近傍に設けられて紙通しすべき
ウェブ料紙を係止する紙係止部材と、紙通し経路の下流
側かつ紙通し体ガイドの下流端部近傍に紙通し体の他方
端部が連係された状態に設けられて紙通し終了後の紙通
し体をプールする紙通し体プール部と、前記紙通し体を
紙通し体ガイドに従って走行させるための少なくとも１
つの駆動部とを有する構成となっている。
紙通し体プール部にプールされた紙通し体を、逆転作動
する駆動部にて紙通し経路の下流側から上流側のウェブ
料紙待機位置まで紙通し体ガイドに従って逆走させ、こ
の紙通し体の紙係止部材にウェブ料紙を係止し、ついで
駆動部を正転作動させて、紙通し体を紙通し経路の上流
側から下流側へ走行させることにより、ウェブ料紙が紙
通し体ガイドに沿って紙通しされる。
する駆動部にて紙通し経路の下流側から上流側のウェブ
料紙待機位置まで紙通し体ガイドに従って逆走させ、こ
の紙通し体の紙係止部材にウェブ料紙を係止し、ついで
駆動部を正転作動させて、紙通し体を紙通し経路の上流
側から下流側へ走行させることにより、ウェブ料紙が紙
通し体ガイドに沿って紙通しされる。
また上記紙通し体の逆走に先立ち、分岐部により紙通し
すべき紙通し経路と整合するように、紙通し体ガイドの
上流側と下流側とを選択的に連結する。
すべき紙通し経路と整合するように、紙通し体ガイドの
上流側と下流側とを選択的に連結する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第４図は本発明を適用しようとする輪転機の一例を概略
的に示すもので、この輪転機は、給紙部Ｓ、印刷部Ｐ及
び折部Ｆをそれぞれ１乃至複数個連係すると共に、複数
のガイドローラーGR及びターニングバーTB等によってル
ート付けられ、かつ、ときには途中で分岐されて、前記
給紙部Ｓ、印刷部Ｐ及び折部Ｆにわたる所定の紙通し経
路を有している。この発明に係る紙通し装置はこのよう
な輪転機において、各給紙部Ｓに装着したウェブ料紙巻
取体WRからウェブ料紙Ｗを引き出し、印刷部Ｐを経て折
部Ｆまで、所望の印刷物を得るための所定の紙通し経路
を適宜選択し、これに従ってウェブ料紙Ｗを紙通しする
場合に有用な紙通し装置であって、その具体的な構成は
第１図乃至第４図に示す通りである。
的に示すもので、この輪転機は、給紙部Ｓ、印刷部Ｐ及
び折部Ｆをそれぞれ１乃至複数個連係すると共に、複数
のガイドローラーGR及びターニングバーTB等によってル
ート付けられ、かつ、ときには途中で分岐されて、前記
給紙部Ｓ、印刷部Ｐ及び折部Ｆにわたる所定の紙通し経
路を有している。この発明に係る紙通し装置はこのよう
な輪転機において、各給紙部Ｓに装着したウェブ料紙巻
取体WRからウェブ料紙Ｗを引き出し、印刷部Ｐを経て折
部Ｆまで、所望の印刷物を得るための所定の紙通し経路
を適宜選択し、これに従ってウェブ料紙Ｗを紙通しする
場合に有用な紙通し装置であって、その具体的な構成は
第１図乃至第４図に示す通りである。
すなわち、複数のガイドローラーGR及びターニングバー
TBによりルート付けられる紙通し経路の側方で、かつ輪
転機のフレーム（図示せず）の内側に沿って給紙部Ｓ
（上流側）から折部Ｆ（下流側）まで、連続した紙通し
体２を案内する紙通し体ガイド１が前記フレームに適宜
のブラケット（図示せず）を介して固定して設けてあ
る。そして、この紙通し体ガイド１は、第３図に示すよ
うに、上下方向に離間してて対向する２つのガイド部材
1a,1bにて構成されており、離間する隙間は紙通し体２
の厚さよりわずかに大きくなっていて、この対向する隙
間内に紙通し体２が摺動自在に装填されるようになって
いる。
TBによりルート付けられる紙通し経路の側方で、かつ輪
転機のフレーム（図示せず）の内側に沿って給紙部Ｓ
（上流側）から折部Ｆ（下流側）まで、連続した紙通し
体２を案内する紙通し体ガイド１が前記フレームに適宜
のブラケット（図示せず）を介して固定して設けてあ
る。そして、この紙通し体ガイド１は、第３図に示すよ
うに、上下方向に離間してて対向する２つのガイド部材
1a,1bにて構成されており、離間する隙間は紙通し体２
の厚さよりわずかに大きくなっていて、この対向する隙
間内に紙通し体２が摺動自在に装填されるようになって
いる。
紙通し体２は紙通し体ガイド１の屈曲に従って変形可能
な帯状で、かつ連続しており、この紙通し体２の少なく
とも一方端部には、前記紙通し体ガイド１の両側に摺接
するガイド片3a1，3a2，3b1，3b2が離間して設けられて
いる。そしてこのガイド片のうち紙通し方向下流側に位
置する１対のガイド片3a1，3a2のうち、内側のガイド片
3a1に可撓リボン４を介して紙係止部材５の一端が連結
されている。またこの紙係止部材５の他端は紙通し方向
上流側に位置する１対のガイド片3b1，3b2のうちの内側
のガイド片3b1に係脱自在に連結されている。紙通し体
２の他方端部は折部Ｆの周辺の適宜の位置に設けられた
紙通し体プール部６に係止されている。
な帯状で、かつ連続しており、この紙通し体２の少なく
とも一方端部には、前記紙通し体ガイド１の両側に摺接
するガイド片3a1，3a2，3b1，3b2が離間して設けられて
いる。そしてこのガイド片のうち紙通し方向下流側に位
置する１対のガイド片3a1，3a2のうち、内側のガイド片
3a1に可撓リボン４を介して紙係止部材５の一端が連結
されている。またこの紙係止部材５の他端は紙通し方向
上流側に位置する１対のガイド片3b1，3b2のうちの内側
のガイド片3b1に係脱自在に連結されている。紙通し体
２の他方端部は折部Ｆの周辺の適宜の位置に設けられた
紙通し体プール部６に係止されている。
紙通し体ガイド１の適宜の位置に前記紙通し体２を挟持
転動してこれを走行させる駆動部７が設けてある。
転動してこれを走行させる駆動部７が設けてある。
また紙通し体ガイド１の途中には分岐部８が設けてあ
り、シリンダ9a,9bにて分岐部８を上下動することによ
り、紙通し体ガイド１の分岐部８より上流側と下流側と
の連結が選択されるようになっている。
り、シリンダ9a,9bにて分岐部８を上下動することによ
り、紙通し体ガイド１の分岐部８より上流側と下流側と
の連結が選択されるようになっている。
以上の構成における作動は以下の通りである。
まず駆動部７を逆転作動させて、紙通し体プール部６か
ら紙通し体ガイド１に装填されている紙通し体２を、紙
通しすべきウェブ料紙Ｗが待機している給紙部Ｓに向け
て上流方向に走行させ、これの紙係止部材５がウェブ料
紙Ｗの待機位置まで進んだ状態で停止する。
ら紙通し体ガイド１に装填されている紙通し体２を、紙
通しすべきウェブ料紙Ｗが待機している給紙部Ｓに向け
て上流方向に走行させ、これの紙係止部材５がウェブ料
紙Ｗの待機位置まで進んだ状態で停止する。
また上記紙通し体２の上流方向への走行に先立ち、分岐
部８は紙通し体ガイド１の上流側と下流側とを紙通しす
べき紙通し経路に整合するように選択して連結する。
部８は紙通し体ガイド１の上流側と下流側とを紙通しす
べき紙通し経路に整合するように選択して連結する。
更に、上記紙通し体２が停止した後、紙通し体が紙通し
すべき紙通し経路に沿った紙通し体ガイド１に従って通
されているか否か、即ちウェブ料紙Ｗが所望の紙通し経
路に紙通しされるようになっているか否かを、紙通し体
ガイド１内で停止している紙通し体２を目視、または適
宜の手段で確認することができる。
すべき紙通し経路に沿った紙通し体ガイド１に従って通
されているか否か、即ちウェブ料紙Ｗが所望の紙通し経
路に紙通しされるようになっているか否かを、紙通し体
ガイド１内で停止している紙通し体２を目視、または適
宜の手段で確認することができる。
ついで紙係止部材５にウェブ料紙Ｗの係止端WEを係止さ
せる。この係止作業は人手または貼着装置（図示せず）
で自動ですることもできる。これで紙通しの準備が完了
し、これから紙通しが始まる。
せる。この係止作業は人手または貼着装置（図示せず）
で自動ですることもできる。これで紙通しの準備が完了
し、これから紙通しが始まる。
なお、この紙通し体２の上流方向への走行時には、紙係
止部材５の他端はガイド片3b1に係止しておき、この紙
係止部材５が紙通し体２の走行に対して邪魔にならない
ようにしておく。
止部材５の他端はガイド片3b1に係止しておき、この紙
係止部材５が紙通し体２の走行に対して邪魔にならない
ようにしておく。
紙通しの準備完了状態からの紙通し作動は、駆動部７を
正転作動させ、紙通し体２を前記紙通し準備作動時とは
逆方向、すなわち下流方向に走行させることによってな
される。これによって、紙通し体２の紙係止部材５に係
止されているウェブ料紙Ｗは紙通し体２と共に紙通し体
ガイド１に沿って走行し、前記ガイドローラーGRやター
ニングバーTB等を経由して折部Ｆまで進むことで紙通し
させる。
正転作動させ、紙通し体２を前記紙通し準備作動時とは
逆方向、すなわち下流方向に走行させることによってな
される。これによって、紙通し体２の紙係止部材５に係
止されているウェブ料紙Ｗは紙通し体２と共に紙通し体
ガイド１に沿って走行し、前記ガイドローラーGRやター
ニングバーTB等を経由して折部Ｆまで進むことで紙通し
させる。
このとき、紙係止部材５の他端はガイド片3b1より離脱
されて可撓リボン４によって可撓的に紙通し体２に連結
される。
されて可撓リボン４によって可撓的に紙通し体２に連結
される。
本発明は以上説明した実施例の構成に限定されるもので
はなく、まず紙通しの下流側から上流側へ連続した紙通
し体を送り、これにウェブ料紙を係止後、紙通し体を引
き戻すことで紙通しを行うものであれば形態は問題では
ない。
はなく、まず紙通しの下流側から上流側へ連続した紙通
し体を送り、これにウェブ料紙を係止後、紙通し体を引
き戻すことで紙通しを行うものであれば形態は問題では
ない。
例えば、前記実施例では紙通し体２を帯状にしたものを
用いたが、これはロープ状、糸状、チェーン状等可撓性
を有する細長連続体であればよく、また途中から形状が
変わったものであってもよい。また紙通し体プール部６
もこの実施例のように巻取形である必要はない。
用いたが、これはロープ状、糸状、チェーン状等可撓性
を有する細長連続体であればよく、また途中から形状が
変わったものであってもよい。また紙通し体プール部６
もこの実施例のように巻取形である必要はない。
更に、紙通し体ガイド１も紙通し体２に整合させて適宜
に変更してよく、また紙通し体２が前記実施例の形態で
あっても、紙通し体ガイド１の断面形状は、第３図に示
すものに限定されることなく、丸形、コ字形、半月形、
平形、Ｔ字形等であってもよい。そして更に紙通し体２
の駆動は、紙通し体プール部６のプーリを駆動すること
により行ってもよい。なおこの場合は、紙通し体２を等
速で走行させるために、プーリの巻き取り径の変化に応
じて回転速度を変える必要がある。
に変更してよく、また紙通し体２が前記実施例の形態で
あっても、紙通し体ガイド１の断面形状は、第３図に示
すものに限定されることなく、丸形、コ字形、半月形、
平形、Ｔ字形等であってもよい。そして更に紙通し体２
の駆動は、紙通し体プール部６のプーリを駆動すること
により行ってもよい。なおこの場合は、紙通し体２を等
速で走行させるために、プーリの巻き取り径の変化に応
じて回転速度を変える必要がある。
何れにしても、本発明に係る紙通し装置は、特許請求の
範囲を逸脱しない設計上の改変を含むものである。
範囲を逸脱しない設計上の改変を含むものである。
本発明によれば、輪転機の紙通し経路の略全長に沿って
紙通し体ガイド１を設け、この紙通し体ガイド１に従っ
て紙通し体２を走行するようにしたことにより、１つの
紙通し体によって複数の紙通し経路に紙通しすることが
可能である。また、紙通し体２を紙通し下流側から一定
速度で引くことによって紙通しするので、紙通しに際
し、ウェブ料紙に対して不整な張力が作用することな
く、スムーズに、かつ確実に紙通しすることができる。
また上記紙通し体２を少なくとも紙通し経路の長さで連
続させると共に、有端とし、これの一方端部近傍に紙係
止部材を設け他方端部を紙通しプール部に連係して設
け、紙通しの都度、まず一方端部を紙通し上流側のウェ
ブ料紙待機位置まで送り出すように構成したことによ
り、この紙通し体２の長さは、上記輪転機の紙通し経路
より若干長い程度、即ち紙通し体プール部に連係できる
程度に長ければよく、場合によっては100mを越える紙通
し経路の長さを大幅に上まわる長さにする必要がない。
更に、上記紙通し体２を走行させるための駆動部の数が
少ないことと、紙通し終了後の紙通し体２をプールする
紙通し体プール部が紙通し経路の下流側の一方にだけ設
ければよいことにより、装置自体の構成が簡単となっ
て、故障の発生が少なく、保守管理が容易であるととも
に、保守点検作業上の安全性も高いものである。そして
更に、本発明によれば、紙通しに先立って逆送した紙通
し体を、目視、または適宜のセンサーによって確認する
ことにより、紙通しされる経路が紙通しされるべき経路
と合致しているか否かをチェックすることができ、紙通
しの経路間違いを未然に防止することが可能である。
紙通し体ガイド１を設け、この紙通し体ガイド１に従っ
て紙通し体２を走行するようにしたことにより、１つの
紙通し体によって複数の紙通し経路に紙通しすることが
可能である。また、紙通し体２を紙通し下流側から一定
速度で引くことによって紙通しするので、紙通しに際
し、ウェブ料紙に対して不整な張力が作用することな
く、スムーズに、かつ確実に紙通しすることができる。
また上記紙通し体２を少なくとも紙通し経路の長さで連
続させると共に、有端とし、これの一方端部近傍に紙係
止部材を設け他方端部を紙通しプール部に連係して設
け、紙通しの都度、まず一方端部を紙通し上流側のウェ
ブ料紙待機位置まで送り出すように構成したことによ
り、この紙通し体２の長さは、上記輪転機の紙通し経路
より若干長い程度、即ち紙通し体プール部に連係できる
程度に長ければよく、場合によっては100mを越える紙通
し経路の長さを大幅に上まわる長さにする必要がない。
更に、上記紙通し体２を走行させるための駆動部の数が
少ないことと、紙通し終了後の紙通し体２をプールする
紙通し体プール部が紙通し経路の下流側の一方にだけ設
ければよいことにより、装置自体の構成が簡単となっ
て、故障の発生が少なく、保守管理が容易であるととも
に、保守点検作業上の安全性も高いものである。そして
更に、本発明によれば、紙通しに先立って逆送した紙通
し体を、目視、または適宜のセンサーによって確認する
ことにより、紙通しされる経路が紙通しされるべき経路
と合致しているか否かをチェックすることができ、紙通
しの経路間違いを未然に防止することが可能である。
第１図は本発明の構成を模式的に示す斜視図、第２図は
紙通し体と紙通し体プール部を示す斜視図、第３図は第
１図のIII-III線に沿う拡大断面図、第４図は本発明を
適用しようとする輪転機の一例を概略的に示す正面図で
ある。 １は紙通し体ガイド、２は紙通し体、４は可撓リボン、
５は紙係止部材、６は紙通し体プール部、７は駆動部、
Ｆは折部、Ｐは印刷部、Ｓは給紙部、GRはガイドローラ
ー、TBはターニングバー、Ｗはウェブ料紙、WEは係止
端、WRはウェブ料紙巻取体。
紙通し体と紙通し体プール部を示す斜視図、第３図は第
１図のIII-III線に沿う拡大断面図、第４図は本発明を
適用しようとする輪転機の一例を概略的に示す正面図で
ある。 １は紙通し体ガイド、２は紙通し体、４は可撓リボン、
５は紙係止部材、６は紙通し体プール部、７は駆動部、
Ｆは折部、Ｐは印刷部、Ｓは給紙部、GRはガイドローラ
ー、TBはターニングバー、Ｗはウェブ料紙、WEは係止
端、WRはウェブ料紙巻取体。
Claims (1)
- 【請求項１】輪転機の紙通し経路の略全長に沿って設け
た紙通し体ガイドと、 紙通し体ガイドの中間部にあって、その下流側と複数の
上流側とを選択的に連結すべく設けた分岐部と、 紙通し体ガイドに従って往復走行し、かつ紙通し経路よ
り若干長い長さで連続した有端の紙通し体と、 紙通し体の一方端部近傍に設けられて紙通しすべきウェ
ブ料紙を係止する紙係止部材と、 紙通し経路の下流側かつ紙通し体ガイドの下流端部近傍
に紙通し体の他方端部が連係された状態に設けられて紙
通し終了後の紙通し体をプールする紙通し体プール部
と、 前記紙通し体を紙通し体ガイドに従って走行させるため
の少なくとも１つの駆動部とを有する輪転機の紙通し装
置。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1241681A JPH0759453B2 (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 輪転機の紙通し装置 |
| CA002025552A CA2025552C (en) | 1989-09-20 | 1990-09-17 | Paper web threading apparatus for rotary printing press |
| AU62638/90A AU637823B2 (en) | 1989-09-20 | 1990-09-18 | Paper web threading apparatus for rotary printing press |
| US07/584,228 US5052295A (en) | 1989-09-20 | 1990-09-18 | Paper web threading apparatus for rotary printing press |
| AT90118149T ATE116205T1 (de) | 1989-09-20 | 1990-09-20 | Papierbahneinführungsvorrichtung für rotationsdruckmaschine. |
| DE69015530T DE69015530T3 (de) | 1989-09-20 | 1990-09-20 | Papierbahneinführungsvorrichtung für Rotationsdruckmaschine. |
| EP90118149A EP0418903B2 (en) | 1989-09-20 | 1990-09-20 | Paper web threading apparatus for rotary printing press |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1241681A JPH0759453B2 (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 輪転機の紙通し装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03106746A JPH03106746A (ja) | 1991-05-07 |
| JPH0759453B2 true JPH0759453B2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=17077938
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1241681A Expired - Fee Related JPH0759453B2 (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 輪転機の紙通し装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0759453B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102004033036A1 (de) * | 2004-03-26 | 2005-10-20 | Koenig & Bauer Ag | Falzapparat mit einem Oberbau und Verfahren zum Einziehen von Bahnsträngen bzw. einer Materialbahn in einen Falzapparat |
-
1989
- 1989-09-20 JP JP1241681A patent/JPH0759453B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03106746A (ja) | 1991-05-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0418903B2 (en) | Paper web threading apparatus for rotary printing press | |
| JPH07108741B2 (ja) | 輪転機の紙通し装置 | |
| US4480801A (en) | Webbing system | |
| US4111122A (en) | Method of and apparatus for threading web material preferably into web-fed rotary printing presses | |
| US9981821B2 (en) | Splicing equipment for strips wound on a pair of spools | |
| US4579471A (en) | Transporting sheet stock in printers | |
| US5320039A (en) | Web engagement system for an off-reel printing press | |
| DE19608842A1 (de) | Vorrichtung und Verfahren für den Bahneinzug | |
| US6038973A (en) | Web infeeding or threading device for rotary printing presses | |
| EP1162007B1 (en) | Braking roller for systems for cutting metal bands into strips | |
| JPH0759453B2 (ja) | 輪転機の紙通し装置 | |
| JPH0657578B2 (ja) | 紙通し装置 | |
| JPH0688695B2 (ja) | 輪転機の紙通し装置 | |
| DE3530763A1 (de) | Verfahren und vorrichtung zum fuehren des bahnendes | |
| BR112019001545B1 (pt) | Unidade de alimentação para uma máquina de conversão de tisso para a conversão de uma teia de tisso de duas camadas | |
| US3512770A (en) | Web lead | |
| ITFI940144A1 (it) | Convogliatore di carta per stampanti e simili,in particolare atto a fornire carta tesa in modulo continuo a partire da un ansa formata in | |
| JP2521385B2 (ja) | 走行紙の紙通し装置 | |
| US20050269379A1 (en) | Apparatus for threading webs into units of rotary presses | |
| JPH05212847A (ja) | 輪転機の自動紙通し装置 | |
| JP2590389B2 (ja) | 走行紙の補強方法及びその装置 | |
| FI114995B (fi) | Menetelmä ja laitteisto paperirainan pään viemiseksi paperin jälkikäsittelykoneessa | |
| WO2008145655A1 (en) | A rotary offset printing press | |
| JPH05193096A (ja) | 輪転機自動紙通し装置 | |
| NL9400138A (nl) | Baandoorhaalinrichting en rollenwisselaar voorzien van een dergelijke baandoorhaalinrichting. |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |