JPH0757706A - 密閉電池 - Google Patents
密閉電池Info
- Publication number
- JPH0757706A JPH0757706A JP5195731A JP19573193A JPH0757706A JP H0757706 A JPH0757706 A JP H0757706A JP 5195731 A JP5195731 A JP 5195731A JP 19573193 A JP19573193 A JP 19573193A JP H0757706 A JPH0757706 A JP H0757706A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gasket
- sealing plate
- opening
- battery
- positive electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐漏液性を向上した密閉電池を提供すること
を目的とする。 【構成】 周縁にＵ字状に連なる折り返し部を有さず、
最周縁に垂直にたった部分の内径が開口部方向に大きく
なるように板厚が減少する封口板１を使用し、封口板１
開口部と正極ケース２底部との間に介在するガスケット
３底部のかしめ後の圧縮率を３０〜６０％にすることに
よって耐漏液性の向上が図られる。
を目的とする。 【構成】 周縁にＵ字状に連なる折り返し部を有さず、
最周縁に垂直にたった部分の内径が開口部方向に大きく
なるように板厚が減少する封口板１を使用し、封口板１
開口部と正極ケース２底部との間に介在するガスケット
３底部のかしめ後の圧縮率を３０〜６０％にすることに
よって耐漏液性の向上が図られる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は正極ケース、封口板、お
よびガスケットにより発電要素を液密的に密閉してなる
密閉電池、特に耐漏液性を改善した密閉電池に関する。
よびガスケットにより発電要素を液密的に密閉してなる
密閉電池、特に耐漏液性を改善した密閉電池に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、有機電解液系のコイン形リチウム
電池、ボタン形アルカリ電池等長期間に使用される傾向
にある密閉電池において、容量アップを図るために電池
内容積をあげる取り組みがなされてきた。その方法とし
て特開平４−３４１７５６号公報記載のように周縁にＵ
字状に連なる折り返し部を持たない封口板が採用されて
きている。コイン形二酸化マンガンリチウム電池を例
に、従来の電池の構造を図２に示す。図２において１は
負極端子を兼ねるＵ字状に連なる折り返し部を持たない
封口板で、開口部の板厚は変化しない。２は正極端子を
兼ねる正極ケース、３はポリエチレン、ポリプロピレン
などポリオレフィン系樹脂からなるガスケット、４はポ
リプロピレン不織布からなるセパレータ、５は二酸化マ
ンガンに、黒鉛等の導電剤、および結着剤を混合した後
加圧成型された正極、６はリチウム金属を活物質とする
負極である。
電池、ボタン形アルカリ電池等長期間に使用される傾向
にある密閉電池において、容量アップを図るために電池
内容積をあげる取り組みがなされてきた。その方法とし
て特開平４−３４１７５６号公報記載のように周縁にＵ
字状に連なる折り返し部を持たない封口板が採用されて
きている。コイン形二酸化マンガンリチウム電池を例
に、従来の電池の構造を図２に示す。図２において１は
負極端子を兼ねるＵ字状に連なる折り返し部を持たない
封口板で、開口部の板厚は変化しない。２は正極端子を
兼ねる正極ケース、３はポリエチレン、ポリプロピレン
などポリオレフィン系樹脂からなるガスケット、４はポ
リプロピレン不織布からなるセパレータ、５は二酸化マ
ンガンに、黒鉛等の導電剤、および結着剤を混合した後
加圧成型された正極、６はリチウム金属を活物質とする
負極である。
【０００３】電池組立は負極６、セパレータ４、正極５
および非水電解液を電池内部に充填し、正極ケース２の
開口部を正極ケース２と封口板１の両者間絶縁物として
介在するガスケット３を介して内側にかしめて封口する
ことにより行われる。
および非水電解液を電池内部に充填し、正極ケース２の
開口部を正極ケース２と封口板１の両者間絶縁物として
介在するガスケット３を介して内側にかしめて封口する
ことにより行われる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この封
口板を使用すると周縁にＵ字状に連なる折り返し部を持
たないために径方向の強度が弱く、かしめ封口の際に封
口板開口部が電池の内径方向に逃げ、ガスケット側部の
圧縮度が低下し耐漏液性の低下が見られた。
口板を使用すると周縁にＵ字状に連なる折り返し部を持
たないために径方向の強度が弱く、かしめ封口の際に封
口板開口部が電池の内径方向に逃げ、ガスケット側部の
圧縮度が低下し耐漏液性の低下が見られた。
【０００５】本発明は、このような課題を解決するもの
で、耐漏液性に優れた密閉電池を提供することを目的と
する。
で、耐漏液性に優れた密閉電池を提供することを目的と
する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明では、周縁にＵ字状に連なる折り返し部を有さ
ず、最周縁に垂直にたった部分の内径が開口部方向に大
きくなるように板厚が減少する封口板を使用する。
に本発明では、周縁にＵ字状に連なる折り返し部を有さ
ず、最周縁に垂直にたった部分の内径が開口部方向に大
きくなるように板厚が減少する封口板を使用する。
【０００７】
【作用】この封口板を使用することによってかしめ封口
時に封口板の開口部は、断面Ｌ字状のガスケットの底部
を圧縮するが、内径が開口部方向に大きくなるように板
厚が減少するため、封口板の開口部はガスケットから電
池の外径方向に力を受け拡大する。そのためにガスケッ
ト側部の圧縮度の低下が防止され、耐漏液性が向上す
る。
時に封口板の開口部は、断面Ｌ字状のガスケットの底部
を圧縮するが、内径が開口部方向に大きくなるように板
厚が減少するため、封口板の開口部はガスケットから電
池の外径方向に力を受け拡大する。そのためにガスケッ
ト側部の圧縮度の低下が防止され、耐漏液性が向上す
る。
【０００８】
【実施例】以下に本発明の一実施例の密閉形電池につい
て図面を参照しながら説明する。
て図面を参照しながら説明する。
【０００９】図１において、１は本発明の内径が開口部
方向に大きくなるように板厚が減少し、周縁にＵ字状に
連なる折り返し部を持たない負極端子を兼ねる封口板、
２は正極端子を兼ねる正極ケース、３はガスケット、４
はポリプロピレン不織布からなるセパレータ、５は二酸
化マンガンに、黒鉛等の導電剤、および結着剤を混合し
た後加圧成型された正極、６はリチウム金属やリチウム
合金を活物質とする負極である。
方向に大きくなるように板厚が減少し、周縁にＵ字状に
連なる折り返し部を持たない負極端子を兼ねる封口板、
２は正極端子を兼ねる正極ケース、３はガスケット、４
はポリプロピレン不織布からなるセパレータ、５は二酸
化マンガンに、黒鉛等の導電剤、および結着剤を混合し
た後加圧成型された正極、６はリチウム金属やリチウム
合金を活物質とする負極である。
【００１０】電池組立は負極６、セパレータ４、正極５
および非水電解液を電池内部に充填し、正極ケース２の
開口部を正極ケース２と封口板１の両者間絶縁物として
介在するガスケット３を介して内側にかしめて封口する
ことにより行われる。このとき封口板開口部とケース底
部との間に介在するガスケット底部のかしめ封口後の圧
縮率が３０％未満の場合、圧縮度が低く耐漏液性が低下
する。またガスケットのかしめ後の圧縮率が６０％を越
える場合は、封口板開口部が外径方向に広がりすぎ、封
口板肩部のガスケットの圧縮度が低下し耐漏液性が低下
する。
および非水電解液を電池内部に充填し、正極ケース２の
開口部を正極ケース２と封口板１の両者間絶縁物として
介在するガスケット３を介して内側にかしめて封口する
ことにより行われる。このとき封口板開口部とケース底
部との間に介在するガスケット底部のかしめ封口後の圧
縮率が３０％未満の場合、圧縮度が低く耐漏液性が低下
する。またガスケットのかしめ後の圧縮率が６０％を越
える場合は、封口板開口部が外径方向に広がりすぎ、封
口板肩部のガスケットの圧縮度が低下し耐漏液性が低下
する。
【００１１】次に本発明の具体的な実施例として、コイ
ン形二酸化マンガンリチウム電池ＣＲ２０１６（直径２
０．０mm、厚み１．６mm、電気容量９０ｍＡｈ）の電池
を各々１００個構成し、８５℃１時間／−１０℃１時間
の熱衝撃サイクルの漏液試験５０サイクルを実施した結
果の漏液発生率を示す。
ン形二酸化マンガンリチウム電池ＣＲ２０１６（直径２
０．０mm、厚み１．６mm、電気容量９０ｍＡｈ）の電池
を各々１００個構成し、８５℃１時間／−１０℃１時間
の熱衝撃サイクルの漏液試験５０サイクルを実施した結
果の漏液発生率を示す。
【００１２】
【表１】
【００１３】なお、圧縮率は３ヵ所測定したときの平均
値を示す。ガスケット素材は、高密度ポリプロピレンを
使用した。この（表１）から明らかなように、本実施例
による封口板を使用し、かつガスケットの底部圧縮率を
３０〜６０％にすることによって漏液を防止する優れた
効果が得られる。
値を示す。ガスケット素材は、高密度ポリプロピレンを
使用した。この（表１）から明らかなように、本実施例
による封口板を使用し、かつガスケットの底部圧縮率を
３０〜６０％にすることによって漏液を防止する優れた
効果が得られる。
【００１４】
【発明の効果】以上の実施例の説明より明らかなよう
に、本発明の封口板を使用した密閉電池によれば、かし
め封口によるガスケットのパッキング効果を長期にわた
って維持できる圧縮状態を実現することができ、耐漏液
性に優れた電池を提供できる。なお、本実施例ではコイ
ン形二酸化マンガンリチウム電池で説明したが、他のコ
イン形リチウム一次電池、コイン形リチウム二次電池、
ボタン形のアルカリ系一次電池、アルカリ系二次電池等
にも適用可能である。
に、本発明の封口板を使用した密閉電池によれば、かし
め封口によるガスケットのパッキング効果を長期にわた
って維持できる圧縮状態を実現することができ、耐漏液
性に優れた電池を提供できる。なお、本実施例ではコイ
ン形二酸化マンガンリチウム電池で説明したが、他のコ
イン形リチウム一次電池、コイン形リチウム二次電池、
ボタン形のアルカリ系一次電池、アルカリ系二次電池等
にも適用可能である。
【図１】本発明の一実施例の密閉形リチウム電池の断面
図
図
【図２】従来例の密閉形リチウム電池の断面図
１ 封口板 ２ 正極ケース ３ ガスケット ４ セパレータ ５ 正極 ６ 負極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大嶋 健一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 周縁にＵ字状に連なる折り返し部を有さ
ず、最周縁に垂直にたった部分を有した封口板と有底筒
状の正極ケースおよび正極ケースと封口板との間にガス
ケットを介在させ、正極ケース開口部を内側にかしめて
発電要素を密閉してなる密閉電池であって、最周縁に垂
直にたった部分の内径が開口部方向に大きくなるように
板厚が減少する封口板を使用することを特徴とする密閉
電池。 - 【請求項２】 封口板開口部とケース底部との間に介在
するガスケット底部のかしめ後の圧縮率が３０〜６０％
に保持されたことを特徴とする請求項１記載の密閉電
池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5195731A JPH0757706A (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 密閉電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5195731A JPH0757706A (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 密閉電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0757706A true JPH0757706A (ja) | 1995-03-03 |
Family
ID=16346030
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5195731A Pending JPH0757706A (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 密閉電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0757706A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100471130B1 (ko) * | 2001-06-08 | 2005-03-10 | 이시자키 프레스 고교 가부시키가이샤 | 2차전지, 2차전지의 부극캔 및 그 제조방법 |
| US20080248384A1 (en) * | 2007-03-20 | 2008-10-09 | Hitachi Maxell, Ltd. | Flat-shaped battery |
| JP2010073474A (ja) * | 2008-09-18 | 2010-04-02 | Hitachi Maxell Ltd | 扁平形電池 |
| JP2011192427A (ja) * | 2010-03-12 | 2011-09-29 | Hitachi Maxell Energy Ltd | 扁平形電池 |
| US11201367B2 (en) | 2008-09-18 | 2021-12-14 | Maxell Holdings, Ltd. | Flat battery |
-
1993
- 1993-08-06 JP JP5195731A patent/JPH0757706A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100471130B1 (ko) * | 2001-06-08 | 2005-03-10 | 이시자키 프레스 고교 가부시키가이샤 | 2차전지, 2차전지의 부극캔 및 그 제조방법 |
| US20080248384A1 (en) * | 2007-03-20 | 2008-10-09 | Hitachi Maxell, Ltd. | Flat-shaped battery |
| US9899640B2 (en) | 2007-03-20 | 2018-02-20 | Maxell Holdings, Ltd. | Flat-shaped battery |
| JP2010073474A (ja) * | 2008-09-18 | 2010-04-02 | Hitachi Maxell Ltd | 扁平形電池 |
| US11201367B2 (en) | 2008-09-18 | 2021-12-14 | Maxell Holdings, Ltd. | Flat battery |
| JP2011192427A (ja) * | 2010-03-12 | 2011-09-29 | Hitachi Maxell Energy Ltd | 扁平形電池 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US3056849A (en) | Primary cell with slurry electrolyteanode body | |
| US3332802A (en) | Electric current producing cell | |
| JPH0757706A (ja) | 密閉電池 | |
| JP3171057B2 (ja) | 密閉電池 | |
| EP1142043B1 (en) | Electrochemical cell closure | |
| JP2008243811A (ja) | 電池 | |
| JPH10255733A (ja) | 小型電池 | |
| JP3469470B2 (ja) | 円筒形電池およびキャパシター | |
| JPH11185835A (ja) | 円筒形電極およびこれを用いた空気亜鉛電池 | |
| JPH08162075A (ja) | リチウム電池 | |
| JPH09129193A (ja) | リチウム電池 | |
| JP2812943B2 (ja) | 有機電解質電池 | |
| JP2000040496A (ja) | 密閉電池 | |
| JPWO2018154841A1 (ja) | コイン形電池 | |
| JPH0322346A (ja) | 有機電解液電池 | |
| JPH1050276A (ja) | 密閉電池 | |
| JP2002184367A (ja) | 密閉電池 | |
| JPH01272049A (ja) | リチウム二次電池 | |
| JPH08241721A (ja) | アルカリ乾電池 | |
| JPS61176072A (ja) | 扁平形電池 | |
| JPH0538540Y2 (ja) | ||
| JPH0325863A (ja) | 内部積層形電池 | |
| KR20010031423A (ko) | 밀폐형 축전지 | |
| JPH1027617A (ja) | 偏平形電池 | |
| JPH11126587A (ja) | 非水電解液二次電池およびその封口板の製造法 |