JPH0757241B2 - 薬剤供給装置及び貯蔵器モジュール - Google Patents

薬剤供給装置及び貯蔵器モジュール

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JPH0757241B2
JPH0757241B2 JP60234391A JP23439185A JPH0757241B2 JP H0757241 B2 JPH0757241 B2 JP H0757241B2 JP 60234391 A JP60234391 A JP 60234391A JP 23439185 A JP23439185 A JP 23439185A JP H0757241 B2 JPH0757241 B2 JP H0757241B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、全体として、薬剤を患者に供給する装置、殊
に薬剤供給を可能にするための装置、より詳細には連続
的な薬剤供給を可能にするための装置に関するものであ
る。
また、本発明は、このような薬剤供給装置に使用される
貯蔵器モジュールに関するものである。
従来の点滴技法では或る種の薬剤はその最大の治療効果
を達成することが困難なものがある。このような薬剤の
治療行為は量を制御して薬剤を供給し、特定の期間最適
な薬剤濃度を維持すれば相当改善される。典型的な薬剤
点滴法においては、必要以上の投与量を施し、治療に必
要とされる最小期間、効果的な治療範囲内に薬剤濃度を
を維持しなければならない。薬剤の点滴を制御すると正
確な割合で薬剤を投与することが可能になり、そのため
薬剤の血清濃度を、治療範囲内で、かつ、中毒性範囲外
に維持することができるようになる。連続的薬剤供給法
は現在、急性および慢性疾患の治療においてますます大
きな役割を占めつつある。多くの薬剤は長期にわたって
正確に供給されることによって、はじめてその完全な薬
効を獲得することができる。
従来、連続的な静脈内点滴法が、長い期間にわたって、
連続的な制御速度で薬剤を投与するさいの唯一の方法で
あった。従来の装置では、患者を入院させて医療専門家
が頻繁に看護することが必要であった。これらの必要条
件のために、装置は幾分非現実的なものとなり、病院外
で治療することのできる緊急でない患者に対しては高価
なものとなる。
このため、医療のための頻繁な看護を不要とし、患者が
歩行できるような制御された速度で連続的に患者に薬剤
を供給することができるような装置が必要となった。
薬剤を供給するために専ら重力だけに依存することのな
いような連続的薬剤供給法を提供する装置においては、
ポンプ機構のような、貯蔵容器から薬剤を強制的に排出
させる機構が使用される。かかる機構は使い捨て式のも
のでないのが普通であって、使い捨て式の薬剤貯蔵容器
を新たに取付けることによって、再使用することができ
るようになっている。このため、薬剤を強制的に押し出
すための機構を使い捨て式の薬剤貯蔵容器に取り付ける
ことを可能にする固定装置(以下、ロック機構ともい
う)が必要になった。更に、この固定装置は特定の人間
のみがその固定状態を解除できるような構造である必要
がある。その理由は、自由に薬剤容器の交換ができるよ
うな構造であると、患者の治療効果が上がらない虞れが
あるばかりか、患者の病状を更に悪化させる虞れもある
からである。
それ故、薬剤供給を可能にする新規な装置を提供するこ
とが本発明の目的である。
また、薬剤が内部でつまってしまったときに、これを検
知するための閉塞検出器を内蔵した新規な薬剤供給装置
を提供することが、本発明の目的である。
本発明の目的はまた、新規なロック機構を提供すること
である。
本発明の目的は、更に、制御可能な速度で薬剤を供給す
る新規な薬剤供給装置を提供することにある。
本発明の目的は、更に、頻繁に医療看護を必要としない
ような新規な薬剤供給装置を提供することである。
本発明の目的は、更に、互いに独立した機能を有するモ
ジュール構成をなす新規な薬剤供給装置を提供すること
にある。
本発明の目的は、更に、従来の薬剤供給装置よりも使い
易い、新規な薬剤供給装置を提供することにある。
本発明の目的は、更に、使い捨て式の貯蔵器モジュール
を使用することができる、新規な薬剤供給装置を提供す
ることにある。
本発明の目的は、更に、効率的で正確でかつ廉価なポン
プ機構を備えた、新規な薬剤供給装置を提供することに
ある。
本発明の目的は、更に、ポンプ機構と相互作用して、ポ
ンプ室としても機能する薬剤連絡装置が、個々の交換用
薬剤容器と共に使い捨て式に構成された、新規な薬剤供
給装置を提供することにある。
本発明の目的は、更に、特定期間にわたって正確な薬剤
量が供給されるように、内科医が予めプログラミングす
ることができる、新規な薬剤供給装置を提供することに
ある。
本発明の目的は、更に、患者が体外に着用することがで
きる、新規な薬剤供給装置を提供することにある。
本発明の目的は、更に、ある種の静脈内治療法を病院外
で施すことができる、新規な薬剤供給装置を提供するこ
とにある。
本発明の目的は、更に、保健費を減らすことができる、
新規な薬剤供給装置を提供することにある。
本発明の目的は、更に、より正常な生活様式を患者に与
えることができる、新規な薬剤供給装置を提供すること
にある。
本発明の目的は、更に、簡単な構成で確実に作動する、
新規な閉塞検出器を提供することにある。
本発明の目的は、更に、使用し易い、新規な閉塞検出器
を提供することにある。
本発明の目的は、更に、浮袋、室部材等を薬剤通過部材
が備える必要のない、新規な閉塞検出器を提供すること
にある。
本発明の目的は、更に、薬剤供給装置がピストン、プラ
ンジャ等を備える必要のない、新規な閉塞検出器を提供
することにある。
本発明の目的は、更に、薬剤連絡装置と直接に係合して
相互作用し、この薬剤連絡装置によって作動させられる
スイッチを備えた、新規な閉塞検出器を提供することに
ある。
本発明の目的は、更に、モジュラー構成を有する薬剤供
給装置に使用できる、新規な閉塞検出器を提供すること
にある。
本発明の目的は、更に、薬剤供給装置用の新規なロック
機構を提供することにある。
本発明の目的は、更に、歩行用の薬剤供給装置に使用さ
れる新規なロック機構を提供することにある。
本発明の目的は、更に、薬剤供給装置の貯蔵器モジュー
ルの係合部材に制御器モジュールに対する閉鎖力を加え
るように構成された、新規なロック機構を提供すること
にある。
本発明の目的は、更に、制御器モジュールと貯蔵器モジ
ュールが事故により分離する危険をほぼ防止することが
できる、新規なロック機構を提供することにある。本発
明の目的は、更に、特定の人間のみが薬剤供給装置の内
部に触れることができるようにするための、新規なロッ
ク機構を提供することにある。
本発明の目的は、更に、簡単な構成で、容易かつ廉価に
製造し、組立てることができる、新規なロック機構を提
供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明は次のような構成を
採る。
すなわち、本願の特許請求の範囲第1項に記載した通
り、患者に薬剤を供給するための薬剤供給装置であっ
て、薬剤を貯えるための容器と、前記薬剤を前記容器と
前記患者の間で連絡させるための薬剤連絡装置と、前記
薬剤の供給を制御するための制御装置とを有し、前記制
御装置は、前記薬剤連絡装置と相互作用することによ
り、前記薬剤を前記容器から前記患者に所望の割合で排
出させる、薬剤排出装置を有する、前記薬剤供給装置に
おいて、前記薬剤供給装置は、前記容器を保持するため
の貯蔵器モジュールと、前記貯蔵器モジュールから独立
した制御器モジュールとを有し、前記薬剤供給装置は前
記貯蔵器モジュールを前記制御器モジュールに着脱可能
に固定するための固定装置を有し、前記貯蔵器モジュー
ルを前記制御器モジュールから分離したとき前記制御器
モジュールの内部に触れることができないように、前記
制御装置は前記制御器モジュールの内部に収容され、前
記薬剤排出装置は、前記固定装置によって前記制御器モ
ジュールが前記制御器モジュールに固定されたとき、前
記薬剤連絡装置と相互作用するように構成されているこ
とを特徴とする、薬剤供給装置である。
また、本願の特許請求の範囲第2項に記載した通り、患
者に薬剤を供給するための薬剤供給装置であって、 前記薬剤を貯蔵するための容器と、前記容器と前記患者
との間に前記薬剤を連絡させるための薬剤連絡装置とを
有する、貯蔵器モジュールと、 前記容器から前記患者に前記薬剤を所望の割合で排出さ
せる薬剤排出装置を有し、前記貯蔵器モジュールからは
独立して設けられた、前記薬剤の供給を制御するための
制御器モジュールと、 前記貯蔵器モジュールを前記制御器モジュールに着脱可
能に固定するための固定装置と、 を有する、前記薬剤供給装置において、 前記貯蔵器モジュールは、更に、前記薬剤連絡装置を支
持するための圧力プレートを有し、 前記制御器モジュールの前記薬剤排出装置は、前記制御
器モジュールに前記貯蔵器モジュールが取り付けられた
とき、前記圧力プレート上に配置された前記薬剤連絡装
置と相互作用することによって、作動する、 ことを特徴とする、薬剤供給装置である。
更に、本願の特許請求の範囲第18項に記載した通り、薬
剤を患者に供給するための薬剤供給装置において、前記
薬剤供給装置によって供給される薬剤を貯蔵するための
薬剤貯蔵容器と、前記薬剤貯蔵容器と前記患者との間を
連絡するための薬剤連絡装置と、前記薬剤連絡装置が配
置され、かつ、前記薬剤連絡装置を支持する、圧力プレ
ートと、前記圧力プレートに対して間隔をおいて固定さ
れたシャシと、前記シャシに設けられ、かつ、前記薬剤
連絡装置と相互作用することによって、前記薬剤貯蔵容
器に貯蔵された前記薬剤を前記薬剤連絡装置を介して所
望の割合で前記患者に供給する、薬剤排出装置と、閉塞
検出器とを有し、前記閉塞検出器は、前記患者と前記薬
剤排出装置との間で前記薬剤連絡装置に直接当接しかつ
係合するスイッチを有し、前記スイッチは前記圧力プレ
ート上に配置された前記薬剤連絡装置と直接的に相互作
用をするように構成され、前記薬剤連絡装置内の前記薬
剤の圧力が所望圧力値を越えたときに、前記薬剤連絡装
置を介して行われる前記薬剤の排出を遮断させるよう
に、前記スイッチを前記薬剤排出装置に連結したことを
特徴とする、薬剤供給装置である。
また、本願の特許請求の範囲第24項に記載した通り、患
者に流体を供給するためのポンプ装置において制御器モ
ジュールと共に使用される貯蔵器モジュールであって、 ケーシングと、 平坦部を有し、かつ、前記ケーシングに相互連結され
た、圧力プレートと、 前記圧力プレートから突出し、かつ、前記貯蔵器モジュ
ールが前記制御器モジュールに係合したとき前記貯蔵器
モジュールを前記制御器モジュールに取り外し可能に固
定する、第1取付装置と、 前記圧力プレートから突出すると共に前記第1取付装置
から間隔をおいて配置され、かつ、前記貯蔵器モジュー
ルが前記第1取付装置によって前記制御器モジュールに
固定されたとき前記貯蔵器モジュールを前記制御器モジ
ュールに固定する、第2取付装置と、 を有することを特徴とする、貯蔵器モジュールである。
そして、本願の特許請求の範囲第30項に記載した通り、
患者に流体を供給するためのポンプ装置において制御器
モジュールと共に使用される貯蔵器モジュールであっ
て、 ケーシングと、 平坦部を有し、かつ、前記ケーシングに相互連結され
た、圧力プレートと、 前記圧力プレートから延在する複数対の間隙保持部材で
あって、前記間隙保持部材の各対は互いに間隔をおいて
設けられている、前記間隔保持部材と、 を有することを特徴とする、貯蔵器モジュールである。
本発明の上述の目的と長所は図面に関連して叙述された
本発明の図解態様の以下の詳細な叙述によって、本発明
のその他の目的と長所とともに、一層明らかとなるであ
ろう。
なお、全図面とも、本発明の基本的思想を説明しやすく
するたに描いたものにすぎず、好ましい態様を形成する
ための部品の数、位置、関係ならびに寸法を得るために
図示の態様を変更することは、本発明の以下の記述を読
みかつ理解した当業者の理解範囲内にあろう。更に、特
定の力、重量、強度およびそれと類似の要求条件に合致
するための正確な寸法と寸法比も同様に、本発明の以下
の思想を読了し理解した後には当業者の理解の範囲にあ
るはずである。
図面中の各種図に使用されるばあいに同一の番号は同一
もしくは類似の部品を表わす。更に、「頂部」、「底
部」、「第一」、「第二」、「内側」、「外側」、およ
びそれと同様の用語が本文中で使用さればあいには、こ
れら用語は発明を叙述しやすくするために使用されるも
のにすぎないという点を理解されない。
歩行用の薬剤供給装置10が図面に表わされている。装置
10は、ベルトのようなもので患者に対して装着されるよ
うに構成され、患者が歩行することができるようにする
一方で、所定速度で薬剤を患者に対して連続的に点滴す
る。最も一般的な好ましい態様における装置10は、制御
器モジュール12と貯蔵器モジュール14とを備えている。
最も好ましい態様の貯蔵器モジュール14は、ケーシング
16と、最も望ましい態様として熱シールされたビニール
製バッグとして示された薬剤の容器18と、圧力プレート
20とを備えている。バッグ18は更にバッグ18と患者の点
滴カテーテル間を連通させるための部材22を備え、その
最も好ましい態様としてエラストマ管として描かれてい
る。最も好ましい態様のばあい、ケーシング16は槽形を
しており、全体的に閉じた底部24、全体的に開放した頂
部26、ならびに全体的に閉じた側壁28-31を備えてい
る。
図面の最も好ましい態様にある圧力プレート20は、ケー
シング16を補完し、全体として該ケーシングの開放頂部
26内に収容される形をした平坦部32を備えている。最も
好ましい態様の圧力プレート20は、その第一端で該平坦
部32から直立するフック部分34を備えている。図面中の
最も好ましい態様のばあい、圧力プレート20は、フック
部分34の反対側の端部に、平坦部32から直立する倒立し
たU字形の部材36を更に備えている。殊に、部材36は、
それらの第一端が平坦部32に接続され、それらの第二端
が平坦部32に対してほぼ平行となった中央部39に接続さ
れた第一脚部37と第二脚部38を備えている。図面の最も
好ましい態様による圧力プレート20は、更に、以下に述
べる目的のために平坦部32の頂面から一定の高さに直立
する間隔部材40-43を備えている。間隔部材40-43は全体
として平坦部32の側部間に延び、ほぼチューブ22の径に
等しい距離だけ隔離され第一と第二の部分を備えてい
る。図面の最も好ましい態様による圧力プレート20は、
更に、間隔部材40と、チューブ22を補完し、チューブ22
を収納する寸法と形をしたフック部分34を含むプレート
20の第一端との間に配置されたトラフ部分44を備えてい
る。好ましい態様のチューブ22は部材36に隣接した平坦
部32内に形成された開口46を経て延び、間隔部材40-43
の第一、第二部分間に延び、トラフ部分44を経て延び、
更にフック部分34に隣接した平坦部32端内に形成された
取出し部分48を経て延びる。最も好ましい態様のチュー
ブ22は、平坦部32の両側部間のほぼ中間にあり該両側部
に対して平行をなして圧力プレート20の平坦部32上に位
置する。本発明の好ましい態様のチューブ22は、チュー
ブ22とトラフ部分44との間に配置された溶剤ボンドによ
り圧力プレート20に取付けられ、その他端を圧力プレー
ト20に保持され、貯蔵器モジュール14はその固定部によ
り圧力プレート20、ケーシング16および圧力プレート20
の開口46を通るその通路間に捕獲されるバッグ18を保持
する。
最も望ましい態様の制御器モジュール12は、第一と第二
の半分体により形成したケーシング50を備え、全体的に
閉じた頂部52、全体的に開放した底部54、および全体的
に閉じた側壁56-59を備えている。
制御器モジュール12は、更に、チューブ22と相互作用
し、液体をバッグ18からチューブ22を経て押し出し、液
体がチューブ22を経てバッグ18へ流れ、もしくはバッグ
18から何れか一方に自由に流れる作用を防止するための
装置62を備えている。装置62は、最も望ましい態様のも
のとしてポンプ機構として示してある。ポンプ機構62
は、互いにほぼ直角をなす第一平坦部66と第二平坦部68
を備えたシャシ64を備えている。望ましい態様の平坦部
68は、部分66よりも短い長さをしており、平坦部68の両
端は、共に、部分66のそれぞれの端部から間隔をおいて
配置されている。シャシ64は、更に、部分66と部分68の
両端部間に延び、相互に部分66端から間隔をおいて配置
されたはり70,72を備えている。
最も好ましい態様のポンプ機構62は、第一カム部分76を
備えたカム軸74を備え、第一カム部分76はり70,72間に
回転自在に取付けられてカム軸74上の第二および第三の
カム部分78,80間に配置されている。カム軸74は、はり7
0を経て延び、更に被駆動ギヤ82と、部分66端とはり70
間に配置されたフラッグとして描いた光学スイッチ表示
器84を備えている。
ポンプ機構62は、更に、部分66内に形成した開口88内に
摺動自在に取付けられたエキスパルサ86を備えている。
エキスパルサ86は孤状部分94を備えてカム部分76と係合
するヘッド部分92と、エキスパルサ86がシャシ64の開口
88を通過することを防げる抜止め用の衝合面を備えてい
る。
ポンプ機構62は更に、シャシ64の部分66内にそれぞれ形
成された開口104,106内に摺動自在に取付けられた第一
および第二のバルブ100,102を備えている。バルブ100,1
02はそれぞれ、カム部分78,80と係合する孤状部分112を
備え、バルブ100,102がシャシ64を開口104,106を通過す
ることを妨げる衝合面114を備えたヘッド部分を備えて
いる。
エキスパルサ86とバルブ100,102をカム部分76,78,80方
向へ偏倚させ、エキスパルサ86とバルブ100,102を制御
器モジュール12のシャシ64の平坦部66で封止するための
手段90が更に設けられている。最も望ましい態様の手段
90は、シャシ64の平坦部66の頂面内に形成された空洞98
内に配置され、それとエキスパルサ86のヘッド部分92,1
00とバルブ100,102が衝合する閉鎖した多泡ガスケット
である。ガスケット90は、シャシ64の開口88,104,106に
対応しエキスパルサ86とバルブ100,102を補完し、この
エキスパルサとこれらのバルブを収納する寸法と形をし
た開口108をその内部に構成している。ガスケット90は
エキスパルサ86とバルブ100,102を偏倚させるに十分な
弾力性を備えており、またシャシ64とエキスパルサ86お
よびバルブ100,102間を密封するに十分な密封能力を備
えている。
最も好ましい態様においては、ポンプ機構62は更にはり
70,72間に取付けたモータとして図面に描いたカム軸74
駆動用の装置118を備えている。モータ118は、カム軸74
のギヤ82とかみ合い関係にある駆動ギヤ122を備えたは
り70を経て延びる駆動軸120を備えている。最も好まし
い態様のモータ118は、360度だけカム軸74を回転させた
後に停止し、カム軸74の回転数が貯蔵器モジュール14の
バッグ18から汲み移される薬剤量を制御するようになっ
ている直流モータである。
シャシ64の平坦部66は、そこから延びる垂下耳126を備
えたその第一端に隣接して配置された直立部分124を備
えている。平坦部66に対してほぼ平行に耳126間を延び
る軸ピン128が更に設けられている。軸ピン128は、タン
クモジュール14のプレート20のフック部分34を補完し、
部分34をヒンジ式に収納する。シャシ64の平坦部66は更
にタンクモジュール14のプレート20のU形部材36を補完
し、部材36を収納するその対向端に隣接して配置した開
口130を備えている。
制御器モジュール12は、更に、バッテリーの如きモータ
118用電源と、バッグ18からチューブ22を通る排出動作
を制御して、モータ118の運転を制御する適当な電子制
御装置を備えている。電子制御装置を備えた制御器モジ
ュール12は、ポンプを始動したり停止させたり、排出速
度を変化させるために電子制御装置をプログラミングし
たり、患者によるポンプの操作を制限するためにポンプ
に呼び水したりする等の機能を行わせるために、液晶デ
ィスプレイ(LCD)132および、全体的に参照番号134と
表わしたスイッチもしくはキーを備えている。例えば、
本発明のシステムのプログラミングモードは、以下のも
のを備えることができる。異なる割合の薬剤濃度の薬剤
の提供、所定速度での基礎点滴の提供、内科に許された
最大割合まで基礎割合を変化させる選択を患者に可能に
すること、所定率で丸薬増量分を供給すること、患者に
内科医の許した最大割合まで内服増量分を変化させるこ
とを可能にすること、内服量増量分間の最小時間を内科
医が設定することを可能にすること、内科医が一時間あ
たり内服量増量分の数を制限することを可能にするこ
と、供給された医薬のミリグラム数、供給された内服量
増量分の数およびタンク内に残存する医薬容量を液晶デ
ィスプレイ132上に表示することである。このようにし
て、液晶ディスプレイ132は排出速度やバッグ18内に残
存する液量のようなシステム10の種々の条件および同様
の条件を視覚的に表示する。最も好ましい態様の液晶デ
ィスプレイ132とキー134は、制御器モジュール12のケー
シング50の側壁56内に配置される。電子制御装置は更
に、キー134の加圧状態、バッテリーの低下状態、空の
タンク、電子制御装置をプログラミングするさいのエラ
ーを表示するといったような系統の状態や同様の状態を
表示するために、ブザーやその他の音響警報のようなユ
ーザ相互作用信号を備えることができる。
いいかえれば、ポンプ機構の型と特性、医薬の型と濃
度、本発明による系統の制作者の如き要素を知ることに
より現代電子工学によって各システムをプログラムする
ことができるわけである。すなわち、上記要素および現
代医学と物理学の法則によって設定される他の要素や制
約を考慮に入れることによって、制作者は患者の内服
量、医薬濃度、医療計画、タンク寸法、およびその他の
同様の考慮事項のような変数を収容するように各システ
ムをプログラムすることができ、また投与量制御、医療
頻度、医療計画と投与量の変更、バッテリーの低下、電
子制御装置のプログラミングするさいのエラー、キー13
4の加圧状態、タンクの空状況やタンクの残存医薬量等
の各種警報と条件およびその他の特定医薬、特定患者、
特定の要求等に対する機能を行うように、この薬剤供給
装置を調整することができる。
ケーシング50は更に側壁57から側壁56,58間に延びるL
形のケーシング部分136を備えている。殊に、部分136
は、側壁57に一体に接続された第一端と第二脚140に一
体に接続された第二端を備えた第一脚138を備えてい
る。脚140の自由端は、ケーシング50の開放底部54内へ
延びる。
最も好ましい態様のシャシ64の平坦部66は、ケーシング
50の開放底部54を補完し、底部54内へ収容される型と寸
法を備えている。制御器モジュール12は、更に、シャシ
64の部分66の端部と側部間に配置された密封材142と、
ケーシング50の側壁56-69を備えている。更に、密封材1
44がL形ケーシング部分136の脚部140の自由端とシャシ
64の平坦部66の頂面間に配置されている。
シャシ64をケーシング50内に配置し、平坦部66を開放底
部54内に配置すると、モータ118、電子制御装置、ポン
プ機構その他の構成部品を備える水密の室が、側壁56-5
9、頂部52、およびケーシング50のL形ケーシング部分1
36、シャシ64の平坦部66、エキスパルサ86、バルブ100,
102、ガスケット90、および密封材142,144によって画成
されるのである。かくして、この水密の室の内部に収容
された構成品は、これらの構成部品に対して損傷をひき
おこす可能性のある塵埃、異物その他の汚染物質から保
護される。
薬剤供給装置10は、貯蔵器モジュール14を制御器モジュ
ール12に着脱自在に保持するための手段146を備え、そ
の最も好ましい態様がロック機構として記載されてい
る。ロック機構146は掛金ガイド148、掛金ボタン150、
締付ボルト152、ピン154およびばね156を全体として備
えている。掛金ガイド148は、ケーシング50の半体と半
体との間に捕獲される平坦部158を全体として備えてい
る。また、平坦部158の端から垂下して掛金ボタン150を
回転自在に摺動自在に収納する円筒形部材160を更に備
えている。円筒形部材160上にはケーシング50の半体間
で捕獲するための耳162が備えられている。長手方向に
延びる孤状部分164が更に、平坦部158から垂下し、一端
が円筒形部材160に取り付けられた掛金ガイド148に設け
られている。第二の、孤状部分164の自由端は、孤状部
分164内に該部分164によって形成されるストッパー168,
170を備えた螺旋状のカム部分166を備えている。カム部
分166は、更に、カム部分166の長手方向に内側の端部に
ストッパー170に隣接して形成された戻り止め172を備え
ている。
掛金ボタン150は、その長手方向軸のまわりに、掛金ガ
イド148の円筒形部材160内に回転自在でかつ摺動自在に
収容されるシャンク部分174と、このシャンク部分174が
第一方向へ円筒形部材160を通過することを妨げるヘッ
ド部分176とを、全体として備えている。掛金ボタン150
は、更に、シャンク部分174の長手方向軸に対して偏心
的に配置された偏心部178と、延長したシャンク部分180
とを備えている。
締付ボルト152は、掛金ボタン150の偏心部分178を補完
し、この部分178に収納される形と寸法とを有する円筒
部分182を、全体として備えている。締付ボルト152は、
更に、円筒部分182から延びるT形部材184を全体として
備えている。T形部材184は、その第一端が円筒部分182
に接続され、その第二端が直交部材186のほぼ中央に接
続された脚部材185を全体として備えている。直交部材1
86は第一の内側端187と第二の外側端188を備えている。
直交部材186は脚部材185と端187との間の直交部材186の
上面上に配置され圧力プレート20のU形部材36の中央部
分39と係合する面189を備えている。
締付ボルト152は、シャンク部分174と偏心部分178間に
形成された肩と、掛金ボタン150の延長したシャンク部
分180を経て延びるピン154との間の掛金ボタン150の偏
心部分178上に保持される。ピン154は、更に、カム部分
166と掛金ガイド148の孤状部分164を戻り止めするため
の従節としての役割を行う。ピン154は同様に、シャン
ク部分174,180と偏心部分178がヘッド部分176の反対方
向に円筒部材160を通過することを妨げる。最も好まし
い態様では、掛金ボタン150がその第一の外側端部のロ
ックされない部分に位置すると、ピン154は、ストッパ
ー168に隣接したカム部分166と衝合し、締付ボルト152
のT形部材184の端部188は、掛金ガイド148の円筒部材1
60と衝合する。ピン154は、更に、掛金ボタン150上に偏
心状に配置されてL形ケーシング部分136の脚部140とピ
ン154間に延びるばね156と衝合する働きをばね156のた
めに行う。かくして、ばね156は掛金ボタン150を外側方
向へ偏倚させる。
ロック機構146は更に、締付ボルト152の長手方向への運
動を許すが締付ボルト152の掛金ボタン150との回転運動
を妨げる手段190を備えている。開口130とその第二端の
中間にあるシャシ64の平坦部66の頂面内に形成され、締
付ボルト152のT形部材184の直交部材186を補完し該部
材186を摺動自在に収容するための軌道として描いた手
段190が図面に示されている。
掛金ボタン150を回転させるための適当な手段191を、更
に、ロック機構146用に設けることができる。第一番目
の態様では、手段191は同心円状に配置された直立柱193
を備えた掛金ボタン150のヘッド部分176内に形成された
空洞192を備えている。空洞192は、六角形断面の如き多
辺からなる周辺部を備えており、直立柱193は円形断面
の如き形を備えている。手段191は、空洞192と補完し合
い、空洞192内に収容される形をしたラグ端196を備えた
キー194を備えており、端部196は内部にほぼ同心円状に
配置された空洞198を備えている。空洞198は直立柱193
と補完し合い、柱193上に収容される寸法と形を備えて
いる。そのとき、キー194を使用するロック機構146は貯
蔵器モジュール14を制御器モジュール12から解除するこ
とのできる人間を特定の人間に制限するということが理
解できよう。殊に、キー194は内科医、薬剤師その他の
許可された人たちにしか与えられず、装置10を利用する
患者やその他の許可を受けていない人々には与えられな
い。そのため、キー194がないと、患者は掛金ボタン150
を回転させてロック機構146を解除することはできな
い。
もし、貯蔵器モジュール14を制御器モジュール12から解
除することのできる人間を制限する必要がないときに
は、手段191はコインや類似の物体を収容するために掛
金ボタン150のヘッド部分176内に形成される孤状空洞を
備えてもよい。そのため、コインを回転させることによ
って、掛金ボタン150は回転することができる。しかし
ながら、本発明による手段191は他の形もとることがで
きる。
次に、ロック機構146の働きを説明する。例として、圧
力プレート20のU形部材36は、シャシ64の平坦部66の開
口130を経て延び、掛金ボタン150はその外側方向のロッ
クされない位置にあると仮定しよう。ロック機構149を
ロックするために、掛金ボタン150は、掛金ガイド148内
で内側方向へとその第一位置からばね156の偏倚に抗し
てその第二位置方向へ圧力を加えることができる。掛金
ボタン150を内側へ動かすと、ピン154により、そこへ取
り付けられた締付ボルト152も同時に内側方向へ動き、
締付ボルト152の直交材186の表面189は圧力プレート20
のU形部材36の中心部分39下に挿入されることになる。
その時、掛金ボタン150は、手段191を用いてその第三位
置へと回転する。締付ボルト152と掛金ボタン150間の偏
心的相互作用のために、掛金ボタン150の回転は締付ボ
ルト152が中心部分39との係合面189を持ち上げる作用を
ひきおこす。シャシ64の軌道190は締付ボルト152が掛金
ボタン150と共に回転することを防止するという点に注
意されたい。掛金ボタン150は、ピン154がストッパー17
0と衝合し、カム部分166の戻り止め172内に位置するま
で回転する。その時、その偏心相互作用によって、締付
ボルト152は上部方向の締付力を圧力プレート20の中心
部分39に及ぼす。この上部方向への係合力を増すため
に、面189と中心部分39は、本発明の最も好ましい態様
と同じような補完的な楔状のテーパを備えることができ
る。更に、ピン154が戻り止め172内に配置されると、掛
金ボタン150は、その第三の内側のロック位置から偶然
回転するという危険を除かれる。
このとき、もし掛金ボタン150がその第三位置に位置し
ないために、ピン154が戻り止め172内に位置しないとき
には、ばね156の偏倚を受けたピン154は、ストッパー16
8までカム部分166上へ逆剰することになるという点に注
意されるべきである。かくして、ピン154がそこに取付
けられる掛金ボタン150は回転し、締付ボルト152がU形
部材36と係合しないようにその第一の非ロック位置へ逆
摺動する。かくして、貯蔵器モジュール14は制御器モジ
ュール12へ取付けられない。この巧妙な構成の特徴は、
締付ボルト152のU形部材36との部分的な係合が生じな
いように保証することにある。締付ボルト152が、フッ
ク部分34と軸ピン128と間隔部材40-43を含む着脱自在の
ヒンジ部材と共働して完全に係合すると、制御器モジュ
ール12と貯蔵器モジュール14間の適当な相互作用を保証
し、以下に説明するように、ポンプ機構62の効率的で有
利な働きを行えるようにする。
ロック機構146を解除し、締付ボルト152を圧力プレート
20のU形部材36から解除することによって、タンクモジ
ュール14を制御器モジュール12から取外すことを可能に
するには、先に述べたようなロック操作を単純に逆にす
るだけでよい。
次に、貯蔵器モジュール14を制御器モジュール12に着脱
自在に取付ける手段について説明する。例えば、貯蔵器
モジュール14が制御器モジュール12から取外され、貯蔵
器モジュール14のバッグ18が医薬で満たされ、貯蔵器モ
ジュール14を制御器モジュール12に取付けたいと仮定す
る。殊に、圧力プレート20のフック部分34が制御器モジ
ュール12のシャシ64の軸ピン128と係合するように、貯
蔵器モジュール14を制御器モジュール12に対して第一位
置内に位置決めすることができる。そのため、第一位置
では、貯蔵器モジュール14は制御器モジュール12から分
離可能になる。そのばあい、貯蔵器モジュール14と制御
器モジュール12は、圧力プレート20のフック部分34が制
御器モジュール12のシャシ64の軸ピン128に係止される
ように、それらの第二位置方向へ運動することが可能に
なる。その時、制御器モジュール12と貯蔵器モジュール
14は、貯蔵器モジュール14のケーシング16の底部24が平
坦面上に休止するように平坦面上へ位置することができ
る。その後、制御器モジュール12は、貯蔵器モジュール
14の圧力プレート20のU形部材36が制御器モジュール12
のシャシ64の開口130を経て延びるように、その第二位
置にしっかりと押しつけることができる。その後、ロッ
ク機構146は、締付ボルト152が圧力プレート20の中心部
分39と係合し、この部分39を持上げるように先に述べた
方法で掛金ボタン150を摺動させ回転させることによっ
てロックすることができる。ピン154がカム部分166の戻
り止め172内に配置されると、貯蔵器モジュール14は制
御器モジュール12上のその第二位置内に強固にロックさ
れる。殊に、貯蔵器モジュール14はその一端をフック部
分34と軸ピン128を含む着脱自在のヒンジ部材によっ
て、また、その他端をロック機構146によって、制御器
モジュール12に着脱自在に取付けられる。チューブ22
は、貯蔵器モジュール14のケーシング16と制御器モジュ
ール12のケーシング50間を圧力プレート20とケーシング
16内に形成された取外された部分48を経て延びる。
貯蔵器モジュール14を制御器モジュール12から取外し、
例えば空になったバッグ18を有する貯蔵器モジュール14
を満杯のバッグ18を有する貯蔵器モジュール14と取替え
るためには、先に述べたような貯蔵器モジュール14の取
付手順を単に逆にすればよい。
そのばあい、制御器モジュール12と貯蔵器モジュール14
を偶然もしくは意図的に分離する危険は、ロック機構14
6をロック解除することがないからほぼ防ぐことができ
るということが理解できる。その第二位置内にロックす
ると、フック部分34、軸ピン128、締付ボルト152および
(もしくは)U形部材36の破損が、ロック機構146のロ
ックを解除しないで、貯蔵器モジュール14の制御器モジ
ュール12からの分離が生ずる前に生じることになる。装
置10が偶然に落下しても、かかる破損は生じないのが普
通であろう。更に、もし故意に破損力が装置10に加えら
れると、これらの構成品のうちの一つもしくはそれ以上
の破損は許可を受けていない分離が行われたという証拠
を示すことになる。かくして、装置10は、貯蔵器モジュ
ール14のバッグ18内に配置された薬剤に対して、許可を
受けていない人間が接近することを制限する。そのた
め、装置10は簡単な設計で簡単にかつ廉価に製造し組立
てることのできるそのモジュール構成品を着脱自在に取
付けるための手段を備えているということが理解でき
る。ポンプ機構62の働きと巧妙な特徴ならびに装置10の
その他の巧妙な特徴が今や明らかになった。最も好まし
い態様では、ポンプ機構62の各サイクルは次のバルブと
エキスパルサ位置を包含する。殊に、ポンプサイクルの
休止、停止、あるいは開始にあたっては、バルブ100,10
2は双方ともその最低位置にあってチューブ22を押下
げ、エキスパルサ86はその最上部位置にあるためチュー
ブ22を押し下げない。この特定の最初の位置は、バルブ
100,102が何れかの方向にチューブ22を通過して液体が
流れることを妨げるために特に有利であることが判っ
た。更に、この最上位置ではじまるエキスパルサ86の位
置は、チューブ22が休止位置の比較的大きなエキスパル
サ86の面積によって押下げられないためにチューブ22の
変形度を減らす。更に、その上部方向運動を開始させる
バルブ100の位置は、ポンプ機構62にかかる始動負荷を
減らすため、モータ118に対する寸法要求とモータ118用
のエネルギー要求を低くする。
カム軸74の回転が終了するとすぐ、エキスパルサ86はチ
ューブ22を圧縮し、バルブ100,102間のチューブ22内の
医薬に対して圧力を加える。僅かな圧力量がエキスパル
サ86によりチューブ22に加えられた後、バルブ100はそ
の上方位置へ動き、チューブ22からバルブ100を過ぎて
医薬が流れることを可能にする。そのばあい、バルブ10
0が開く前に圧力がチューブ22に加えられると、チュー
ブ22からバルブ102方向へ液体が逆流することをほぼ防
止するということが判る。チューブ22からバルブ102方
向へ液体が逆流すると、そこへチューブ22が接続される
患者のカテーテル内に血液が逆流する現象がひきおこさ
れる。
軸74が連続して回転すると、エキスパルサ86はその下降
運動を継続する。更に回転すると、エキスパルサ86はそ
の最低位置に達し、その最低位置に落ち着く一方で、バ
ルブ100はその閉じた最低位置へ復帰する。このように
エキスパルサ86がその最低位置内へ落ち着くと、それは
同時にチューブ22を経てバルブ100を通過する医薬の逆
流を防止することにもなる。軸74が連続して回転する
と、エキスパルサ86はその上部方向運動を開始する。エ
キスパルサ86がその上部位置に達する直前に、バルブ10
2はその上部方向運動を開始する。エキスパルサ86がそ
の最上位置に達すると、バルブ102もまたその最上位置
に達する。カム軸74がその回転を継続するとき、バルブ
102は下方向へ運動する一方、エキスパルサ86はその最
上部位置に落ち着く。カム軸74が継続回転すると、バル
ブ102はその最低閉鎖位置へ復帰し、エキスパルサ86は
その最上部位置に落ち着き、バルブ100はその最低部位
置に落ち着き、表示器84は光学スイッチを作動させカム
軸74のモータ118による駆動を休止ポンプサイクルで停
止させる。
そのばあい、貯蔵器モジュール14を制御器モジュール12
に取付けると、バルブ100,102の少なくとも一つがチュ
ーブ22と係合し該チューブ22を絶えずプレート20の平坦
部32に対して圧縮するということがわかる。かくして、
例えば重力の作用やバッグ18の圧縮によって流体をチュ
ーブ22に偶然に点滴する危険は防がれる。
同様に、ポンプ機構62は、汲み移しサイクル中にそれぞ
れカム部分76,78,80とのエキスパルサ86、バルブ100,10
2の接触を維持する上でチューブ22の復帰だけに依存す
るということが理解できよう。しかしながら、好ましい
態様におけると同様に、エキスパルサとバルブがカム部
分76,78,80と接触するように補助するためにガスケット
90その他の偏倚部材を使用することができる。圧力プレ
ート20の平坦部32とシャシ64の平坦部66間の間隔はポン
プ機構62の効率と有利な働きを最大にする上で非常に重
要であるということがこれまで判ったということが更に
理解できよう。殊に、平坦部66の開口88,104,106を通過
するエキスパルサ86とバルブ100,102の行程距離は不変
の系統特性であるということが判った。そのため、もし
圧力プレート20とシャシ64間の間隔が変化するならば、
ポンプ機構62の不利な運転が生じる。殊に、間隔が大き
すぎると、エキスパルサ86および(もしくは)バルブ10
0,102はチューブ22を十分に圧縮しないか、全く圧縮し
ない虞れがある。もしチューブ22の不十分な圧縮が生じ
ると、バルブ100,102はそれらの最低部閉鎖位置でチュ
ーブ22を通過する医薬の流れを防げない虞れがある。同
様に、エキスパルサ86は所望量の医薬をチューブ22から
バルブ100を通って押出すためにチューブ22を圧縮する
だけの十分な行程を有しないために装置10の効率を大き
く低下させその精度を落す虞れがある。
他方、もしシャシ64と圧力プレート20間の間隔が小さす
ぎるならば、チューブ22の成形材質が変形する虞れがあ
る。かかる変形は幾つかの理由から望ましくない。第一
に、チューブ22は圧縮後その非圧縮状態へ完全に復帰し
ないかもしれない。この点は装置10の精度を低下させる
ために非常に望ましくない点である。殊に、装置10によ
り汲み移される医薬量は、エキスパルサ86により圧縮さ
れるチューブの量に直接関係している。もし、エキスパ
ルサ86とポンプ機構62のバルブ100,102による過剰圧縮
のためにチューブ22に対して塑性変形が生じると、エキ
スパルサ86によって圧縮される量が変化し、そのため装
置10により汲み移される医薬量を変化させる虞れがあ
る。規定率で医薬を分配することは多くの医療において
極めて重要であるために、かかる汲み移し量の変化は非
常に不利である。更に、かかる変形はチューブ22の亀裂
および(もしくは)破裂に至ることがある。更に、も
し、シャシ64と圧力プレート20間の間隔が小さすぎるば
あいには、チューブ22を圧縮するためにより大きな力が
必要となり、そのことは短期的にはエネルギーの過大な
使用によって、また長期的にはポンプ機構62の摩耗の増
大によって有害なものとなろう。
そのばあい、最も好ましい態様のばあい、プレート20
は、分離されたモジュール12,14内にそれらが備えられ
るために、シャシ64から分離可能となることがわかる。
そのため、プレート20とシャシ64間の所望間隔の維持は
工場により設定することはできず、制御器モジュール12
と、それぞれ異なる許容差を有する各種の貯蔵器モジュ
ール間に保証しなければならない。個別的に調節する必
要を除く一方で適当なスペースの維持を確実にするため
に、間隔部材40-43が設けられる。最も望ましい形態の
間隔部材42,42は、プレート20とシャシ64間の所望間隔
にほぼ等しい高さを備えており、間隔部材40,43は、プ
レート20とシャシ64間の所望間隔より若干小さな高さを
備えている。そのばあい、軸ピン128とフック部分34の
配置と、ロック機構146の係合によって圧力プレート20
の対向端上に加えられた上部方向の力のために、圧力プ
レート20はシャシ64に対して引っぱられ、シャシ64と圧
力プレート20間の間隔をそれ程大きすぎることがないと
いう効果を保障するということが理解できる。更に、シ
ャシ64を圧力プレート20方向へ引くと、間隔部材41,42
はシャシ64と衝合し、シャシ64と圧力プレート20間の間
隔はそれ程小さくならないという効果が保障される。か
くして、間隔部材41,42は、圧力プレート20とその上に
取付けられたチューブ22がシャシ64に接近して運動する
作用を妨げることになる。それ故、間隔部材41,42は所
定の間隔を維持する効果を保障する。最も好ましい態様
の間隔部材40,43は、貯蔵器モジュール14が制御器モジ
ュール12に取付けられるときにシャシ64から間隔をとっ
て配置される。しかしながら、もし、任意の特定貯蔵器
モジュール14の許容差が規定値よりも大きく異なってい
るばあいには、間隔部材40,43は防護装置としての働き
を行い、圧力プレート20とその上に取付けられたチュー
ブ22が、それらと衝合するときにそれらのそれぞれの位
置でシャシ64に接近して動くことを防止する。それ故、
本発明によれば、圧力プレート20とその上に取付けられ
たチューブ22の所定間隔は保障され、装置効率とその有
利な働きを最大にすることができる。
同様に、間隔部材40-43もまた、チューブ22がプレート2
0上に位置決めされてエキスパルサ86とバルブ100,102が
それと係合することを可能にするという効果を保障する
ということも理解されたい。更に、チューブ22はその間
に保持され、間隔部材41,42の衝合と間隔部材40,43のシ
ャシ64からの間隔が制限されているため間隔部材40-43
の第一と第二部分間を動くことを妨げられる。かくし
て、貯蔵器モジュール14が制御器モジュール12に取付け
られるとき、エキスパルサ86とバルブ100,102のチュー
ブ22との係合が保障され、チューブ22は、バルブとエキ
スパルサが係合する間、間隔部材40-43間から動くこと
ができず、バルブ100,102とエキスパルサ86が絶えずチ
ューブ22との完全な接触をする効果が保障される。
本発明と相乗関係に示した特定のポンプ機構62は、回転
蠕動ポンプやローラポンプに対して一連の利点を備えて
いる。殊に、ローラポンプはチューブを摩滅させ、チュ
ーブを回転方向へ前進させる。このために、入口附近の
チューブをローラポンプヘッドに係留することが必要と
なる。ポンプ機構62はチューブを引っぱらずにそれを圧
縮するからかかる係留は必要でない。更に、ローラポン
プはチューブが完全に閉鎖されることを必要とする。こ
のように完全に閉鎖されるとチューブに対して応力が加
えられ、それをひずませるために、チューブは完全に復
帰しない。図面に示したポンプ機構のエキスパルサ86
は、チューブ22を閉鎖するには及ばないため、チューブ
22内の応力は容認できないようなひずみをつくり出さな
いような水準にまで制限することができる。更に、ロー
ラヘッドと係合させるためにチューブをねじ切りする仕
事はローラポンプにおいては複雑である。ポンプ機構62
と係合させるためにチューブ22を位置決めする仕事は簡
単で複雑でない方法で行うことができる。同様にして、
本発明の装置10内にチューブ22を部分的に閉鎖するため
にはローラポンプ内にチューブを閉鎖するために必要と
されるよりも小さな力しか必要とせず、その力の減少は
カム軸74に反映され、本発明における低い駆動トルクを
発生させる。
更に、本発明のチューブ22用に積極性バルブを使用する
と受動的なチェックバルブを使用することに対して有利
であると考えられる。受動的なチェックバルブは望まし
くない流れが通過することを許す一方、バルブ100,102
は通流を妨げる傾向がある。もし望ましくない流れが薬
剤容器から患者に対して生じるならば、点滴率はそのば
あい制御されず、正確な薬剤の分配は得られないという
点を注意されたい。更に、過剰な薬剤量が患者に分配さ
れる虞れがある。更にまた、患者から薬剤容器へ向う望
ましくない流れが血液を患者のカテーテルを逆流させる
虞れがあるが、それは医療上望ましくないという点も注
意されたい。殊に、チェックバルブはその性質上、一方
向に通流させる一方、本発明のバルブ100,102は何れか
の方向へチューブ22を通流することを防ぐことになろ
う。そのため、もし貯蔵器モジュールのバッグが圧縮さ
れたら、チェックバルブが開き、患者方向への通流を許
す一方、本発明のバルブ100,102はかかる通流を許さな
いであろう。同様に、漏れの危険を減らすために、チェ
ックバルブはポンプ作用に必要な圧力を増大させる高度
の破壊力を備えている。バルブ100,102は独立に駆動さ
れ、エキスパルサ86により発生させられる圧力の依存関
係が存在しない結果、本発明においては低いポンプ圧を
使用することができる。更に、チェックバルブは据え付
ける上で確実でないため通流も許すが、一方、バルブ10
0,102はチューブ22を閉鎖しかかる通流を防止する上で
確実である。そのため、積極性バルブ100,102の方が受
動的なチェックバルブに対して有利であることは明らか
である。
最も好ましい態様のばあい、装置10は、例えばベルトの
如きもので患者に着脱自在に取付けて患者が通院可能な
ようにする一方で薬剤を連続的に施すことができる。か
くして、患者は寝たきりである必要もなく、その他の場
合には制約されているような運動の自由を有し、比較的
正常な生活を送ることができる。更に、装置10は、病院
環境におけるように頻繁に医療看護を行う必要もなく、
外来患者式にある静脈内療法を行うことが可能になる。
かくして保健費用は相当減らすことができる。
同様に、すでに明らかにしたように装置10が着脱自在の
貯蔵器モジュール14の特色をもつモジュール構成を備え
ているという事実は特に有利であるということがわか
る。殊に、モジュール14は使い捨てることができるため
に、そのための再消毒の必要はなく、バッグ18内に異な
った医薬を混合する上での誤りやその他の同様の誤りを
取除くことができる。更に、貯蔵器モジュール14はこの
モジュール14内に内蔵されたバッグ18内の医薬に対する
干渉作用に対してより大きな保護を与えることになる。
更に、それとポンプ機構62が係合するチューブ22は、そ
れぞれの貯蔵器モジュール14の構成部品であり、それぞ
れと取替えることができる。そのため、摩耗と変形を最
も蒙るチューブ22はそれぞれのスペアと取替えることが
できるため設備故障の危険を大幅に減らすことができ
る。更に、制御器モジュール12内に備えられた電子制御
装置、ポンプ機構およびその他の構成品は、貯蔵器モジ
ュール14から離れた密封室内に留まるから、それがバッ
グ18を再充填したり取替えたりすることが必要となるば
あいに事故によって接触したり損傷したりする傾向はな
い。更に、ポンプ機構62が任意の特定の貯蔵器モジュー
ル14に取付けられるときに、本発明のポンプ機構62の適
切で効率的な運転を保障するための調節を行う必要は一
切なくなる。殊に、本発明の装置10、および特に間隔部
材40-43、フック部分34と軸ピン128を含むヒンジ接続
部、およびロック機構146は、制御器モジュール12と全
貯蔵器モジュール14間に適当な相互関係を確保し、ポン
プ機構62の効率的で有利な運転を保障する。かくして、
本発明の装置10のモジュール構造は従来の他の薬剤供給
装置よりもずっと使用し易いということが判る。
着脱自在の貯蔵器モジュール14に特徴をもつモジュール
構造を備えた上述の装置10は、ユニークで簡単かつほぼ
絶対確実な性質の閉塞検出器200を備えることができる
という点で、更に有利である。殊に、チューブ22が閉塞
したためにもし流体がポンプ機構によってチューブ22を
介して患者に対して押し出されないばあいには、患者に
対して分配される医薬が不足することによる問題点が生
ずる虞れがあるということが判る。かかる閉塞現象は、
例えば静脈内カテーテルの先端に血栓が形成されること
によってか、不注意でチューブ22に装着されたクランプ
が開かないことによってひきおこされるものである。
そのため、チューブ22内の閉塞から生ずるチューブ22内
圧力の増大が起こるとすぐ、ポンプ機構62の運転を中断
して装置10を点検し、その後、ポンプ機構62の運転を再
開することが望ましい。ポンプ機構62の運転を中断する
ばあいには、バルブ100,102の少なくとも一つが先にの
べたようにたえずチューブ22と係合し該チューブ22を圧
縮するため、流体が偶然点滴されたり、また(もしく
は)血液がチューブ22を逆流する危険が防止されるとい
うことがわかる。
最も好ましい態様の閉塞検出器200は、貯蔵器モジュー
ル14が制御器モジュール12に取付けられるときに貯蔵器
モジュール14の圧力プレート20上に配置されたチューブ
と直接に衝合する、装置10の制御器モジュール12のシャ
シ64上に配置された圧力スイッチ202を備える。最も好
ましい態様のばあい、空洞204が耳126と開口104の中間
にあるシャシ64の平坦部66上に設けられる。最も好まし
い態様のばあい、シャシ64の平坦部66を経て延びてスイ
ッチ202の配線208,210がそこを通過することを可能にす
る開口206が設けられる。最も好ましい態様のばあい、
スイッチ202はエポキシボンド、接着剤その他の如き任
意の適当な手段によって空洞204内のシャシ64の平坦部6
6に接着される。シリコンゴムの如き適当な密封手段が
ほぼ水密な室を維持して制御器モジュール12内の制御装
置と構成品をそれに対して損傷をひきおこすおそれのあ
る塵埃、異物その他の汚染物から保護するために開口20
6内と配線208,210のまわりに設けられる。このばあい、
空洞204は、制御器モジュール12の生産中に、シャシ64
上にスイッチ202を高速で配置することを可能にし、か
くして短時間で容易な製作に資するということがわか
る。
最も好ましい態様のばあい、スイッチ202は環状の絶縁
ワッシヤ212と第一と第二のダイヤフラム型の正規配置
した接点214,216を備えている。最も好ましい態様の接
点214,216は、それらの外周が環状ワッシヤ212内で電気
的に長手方向に間隔をおいて埋め込まれるかさもなけれ
ば固定されたディスク形をしている。最も好ましい態様
のばあい、接点216は図面の通り、円形接触領域を与え
るためにくぼみを備えることができる。最も好ましい態
様のばあい、スイッチ202はITTシャドウディスクシリー
ズスイッチ、ED型である。配線208,210はそれぞれ接点2
14,216に電気的に接続される。そのため、接点214,216
がそれらの正規に間隔をとって配置された状態にあるば
あい、スイッチ202は作動しない、すなわち、配線208,2
10間で間隔をとって配置された接点241,216によって電
流が中断されるということが判る。もし、スイッチ202
の接点214がそって接点216に接触すると、スイッチ202
が作動する、すなわち、配線208と210間で電流が接点21
4,216を通過することが可能になる。配線208,210は装置
10の制御器モジュール12の電子制御装置と電気的に接続
状態になる。制御器モジュール12の電子制御装置は、ス
イッチ202が作動状態にあるときにポンプ機構62の運転
を中断するための適当な手段を備え、音響信号発生器、
液晶ディスプレイにおける視覚表示器、スイッチ202の
オーバーライド等の如きその他の各種手段を備えること
ができる。
今度は本発明の思想による閉塞検出器200の働きと巧妙
な特徴を明らかにしたい。貯蔵器モジュール14が制御器
モジュール12に取付けられると、貯蔵器モジュール14の
チューブ22は、ワッシャ212がチューブ22と衝合し、チ
ューブ22を部分的に圧縮するように制御器モジュール12
のスイッチ202上に載る。もしチューブ22内の流体が加
圧状態になければ、チューブ22は弛緩した非膨張状態に
あり、そのためチューブ22は接点216と接触するように
接点14をそらすことはせず、スイッチ202は作動しな
い。他方、もしチューブ22内の流体が十分な圧力を受け
ておれば、チューブ22は膨張状態にあり、接点214をそ
らせ接点216に接触しスイッチ202を作動させる。そのば
あい、接点214をそらせ接点216に接触し電気接続を可能
にするためにチューブ22内に必要とされる流体圧値は、
圧力プレート20からのスイッチ202の間隔、ワッシャ212
の長手方向厚さ、ワッシャ212の長手方向端から接点214
の間隔、接点214,216の間隔、接点214を接点216内へそ
らすために必要とされる力その他を含む幾つかの要素に
依存しているということが判る。
本発明以前には閉塞状態は各種の方法によって検出され
た。例えば、従来の点滴ポンプはピストンや同様の部材
を動かしそれらが今度はスイッチを作動させることにな
るポンプ内に配置された浮袋や室部材を備えていた。そ
のばあい、浮袋や室部材は医薬を患者に分配するチュー
ブの特殊な製造方法を必要とし、同時に点滴ポンプが一
層多くの部品を備えることが必要となり、そのため点滴
ポンプのコスト、複雑さ、寸法を更に増加させるという
ことが判る。その他の従来の点滴ポンプは医薬を患者に
分配するチューブを支える大きなヘッド部分を備えたプ
ランジャを備えていた。そのばあい、この方法もまた、
そのコスト、複雑さ、および寸法を増加させるような更
に多数の部品を該点滴ポンプが備えることが必要になる
ということが判る。他の従来の試みは、点滴ポンプと患
者との中間位置でチューブ内に挿入された圧力ダイヤフ
ラムを備えていた。この型の外部方法によれば点滴ポン
プをもっと複雑でなくすることができるけれども、かか
る外部的な圧力ダイヤフラムは製作費が比較的高くつ
き、少なくとも圧力ダイヤフラムを医薬分配チューブ内
へ挿入することが必要となるために、点滴ポンプを製造
する上で更に幾つかの追加的工程が必要となる欠点があ
った。その他の方法は同様に欠陥のある不利な従来の点
滴ポンプに使用されてきた。
本発明は、従来技術がもつこれらの欠陥を貯蔵器モジュ
ール14のチューブ22に対して直接作用する制御器モジュ
ール12の部品としてスイッチ202を備えた閉塞検出器200
を備えることによって克服するものである。殊に、制御
器モジュール12と貯蔵器モジュール14間の従来の相互関
係は、間隔部材40-43、フック部分34と軸ピン128を含む
ヒンジ接続部、およびロック機構146によって保障され
る。更に、スイッチ202下のチューブ22の適当な相互作
用は、間隔部材40と除去部分48によって保障される。か
くして、スイッチ202を直接にかつ正確に作動させるこ
とを可能にする位置にチューブ22を自動的かつ絶対確実
に配置し維持する効果が本発明によって創り出される。
更に、貯蔵器モジュール14が制御器モジュール12に取付
けられると、閉塞検出器200が完全にその役割を果し作
動しうるために、閉塞検出器200を調節し、校正し、整
合させ、組立てたり作動させるために余分の手段は何ら
必要でなくなる。かくして、本発明の閉塞検出器200を
備えた装置10のモジュール構造は、他の従来の薬剤分配
系統よりもずっと使い易くなるということが判る。
更に、チューブ22は貯蔵器モジュール14の薬剤貯蔵器18
から患者に隣接するまでのその長さ全体にわたってその
外径と内径およびその材質が均一な構造をとっており、
従来の点滴ポンプに必要とされたような浮袋、室部材や
同様の特殊製作部分を何ら必要としなくなる。更に、本
発明の思想による内蔵閉塞検出器200を備えた装置10は
物理的寸法が大きくなく製作しやすい簡単な設計による
ものである。かくして、本発明の思想による検出器200
は組立て費用も製作費用も比較的低くてすむという長所
がある。
更に、検出器200のスイッチ202が係合するチューブ22
は、各貯蔵器モジュール14の構成品であり、該モジュー
ル14と取替えることができるということを理解された
い。そのため、閉塞検出器200の精度に影響を及ぼす変
形と摩耗を最も蒙りやすいチューブ22は、本発明の思想
に従って各医薬代替品と取替えることができ、設備故障
の危険を著しく減らすことができる。
本発明の基本的思想を説明した後では、それらの思想の
応用と変更は当業者にとって明らかとなるはずである。
例えば、貯蔵器モジュール14は異なる高さのケーシング
16によって成形して各種寸法のバッグ18を収納すること
が可能となるということが判る。同様にして、圧力プレ
ート20を装着して、全体として閉じたケーシング16内に
配置されていない外部バッグ18を支持することが可能と
なるということが判る。
かくして、本発明の精神もしくは一般的特徴から外れず
に本文中に開示した発明を他の特定態様(そのうちの幾
つかはすでに示した通りである)に具体化することがで
きるために、本文中に説明した態様は、あらゆる点で例
解的意義をもつものであり、制限的意義を有するもので
はないと考えるべきである。本発明の範囲は、上述の説
明よりもむしろ特許請求の範囲によって示されるはずで
あり、特許請求の範囲の意味と同等性の範囲に含まれる
全変更は同請求の範囲内に包含されるはずである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明により構成された歩行用薬剤供給装置
の斜視図、 第2図は、第1図の断線2-2に従い第1図の歩行用薬剤
供給装置の部品断面図で、貯蔵器モジュールの分離部分
をシルエットで示したもの、 第3図は、第2図の可視線3-3による第1図の歩行用薬
剤供給装置の上面図、 第4図は、第2図の切断線4-4による、第1図の歩行用
薬剤供給装置の部分断面図、 第5図は、第1図の歩行用薬剤供給装置のロック機構の
分解斜視図、 第6図は、本発明の歩行用薬剤供給装置の制御器モジュ
ールのシャシの一部平面図であり、シャシに取り付けら
れる閉塞検出器を取り外した状態の部分平面図であり、 第7図は、制御器モジュールに貯蔵器モジュールを取り
付けた状態の一部断面図であり、閉塞検出器の圧力スイ
ッチを制御器モジュールのシャシから取り外した状態の
一部断面図であり、 第8図は、第6図の歩行用薬剤供給装置の部分断面図で
ある。 10……薬剤供給装置、12……制御器モジュール 14……貯蔵器モジュール、16……ケーシング 18……容器、20……圧力プレート 24……底部、26……頂部 28-31……側壁、32……平坦部 34……フック部分、22……チューブ 86……エキスパルサ、64……シャシ 100,102……バルブ、90……ガスケット 62……ポンプ機構、74……カム軸 134……スイッチ、200……閉塞検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リル・ピーターソン アメリカ合衆国ミネソタ州55369,メイプ ル・グローブ,バレー・フオージ・レイン 10437 (72)発明者 ジエームズ・イー・レスリー アメリカ合衆国ミネソタ州55432,マウン ズ・ビユー,ノールウツド・ドライブ・ノ ース・イースト 1265 (72)発明者 ホン・ダン アメリカ合衆国ミネソタ州55112,シヨア ービユー,ウエンデイ・コート 155 (56)参考文献 特開 昭58−7253(JP,A) 特開 昭56−31758(JP,A)

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】患者に薬剤を供給するための薬剤供給装置
    であって、薬剤を貯えるための容器と、前記薬剤を前記
    容器と前記患者の間で連絡させるための薬剤連絡装置
    と、前記薬剤の供給を制御するための制御装置とを有
    し、前記制御装置は、前記薬剤連絡装置と相互作用する
    ことにより、前記薬剤を前記容器から前記患者に所望の
    割合で排出させる、薬剤排出装置を有する、前記薬剤供
    給装置において、前記薬剤供給装置は、前記容器を保持
    するための貯蔵器モジュールと、前記貯蔵器モジュール
    から独立した制御器モジュールとを有し、前記薬剤供給
    装置は前記貯蔵器モジュールを前記制御器モジュールに
    着脱可能に固定するための固定装置を有し、前記貯蔵器
    モジュールを前記制御器モジュールから分離したとき前
    記制御器モジュールの内部に触れることができないよう
    に、前記制御装置は前記制御器モジュールの内部に収容
    され、前記薬剤排出装置は、前記固定装置によって前記
    貯蔵器モジュールが前記制御器モジュールに固定された
    とき、前記薬剤連絡装置と相互作用するように構成され
    ていることを特徴とする、薬剤供給装置。
  2. 【請求項2】患者に薬剤を供給するための薬剤供給装置
    であって、 前記薬剤を貯蔵するための容器と、前記容器と前記患者
    との間に前記薬剤を連絡させるための薬剤連絡装置とを
    有する、貯蔵器モジュールと、 前記容器から前記患者に前記薬剤を所望の割合で排出さ
    せる薬剤排出装置を有し、前記貯蔵器モジュールからは
    独立して設けられた、前記薬剤の供給を制御するための
    制御器モジュールと、 前記貯蔵器モジュールを前記制御器モジュールに着脱可
    能に固定するための固定装置と、 を有する、前記薬剤供給装置において、 前記貯蔵器モジュールは、更に、前記薬剤連絡装置を支
    持するための圧力プレートを有し、 前記制御器モジュールの前記薬剤排出装置は、前記制御
    器モジュールに前記貯蔵器モジュールが取り付けられた
    とき、前記圧力プレート上に配置された前記薬剤連絡装
    置と相互作用することによって、作動する、 ことを特徴とする、薬剤供給装置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第2項に記載された薬剤供
    給装置において、前記固定装置がロック機構と組合わさ
    れて構成されている、前記薬剤供給装置。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第3項に記載された薬剤供
    給装置において、前記固定装置にはヒンジ手段が組合わ
    され、前記ヒンジ手段は、前記貯蔵器モジュールと前記
    制御器モジュールのうちの一方に配置されたヒンジピン
    と、前記貯蔵器モジュールと前記制御器モジュールのう
    ちの他方に配置され、かつ、前記ヒンジピンを受け入れ
    て前記ヒンジピンと協働する、フック部分とを有する、
    前記薬剤供給装置。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第4項に記載された薬剤供
    給装置において、前記圧力プレートが前記ヒンジ手段の
    前記フック部分を有する、前記薬剤供給装置。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第5項に記載された薬剤供
    給装置において、前記貯蔵器モジュールは、更に、前記
    制御器モジュールの前記薬剤排出装置が前記薬剤連絡装
    置と有効な相互作用を行うように、前記圧力プレートと
    前記制御器モジュールとの間に適当な間隙を維持するた
    めの間隙維持手段を有する、前記薬剤供給装置。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第6項に記載された薬剤供
    給装置において、前記間隙維持手段は、前記貯蔵器モジ
    ュールと前記制御器モジュールとが互いに連結されたと
    き前記制御器モジュールに接触する前記圧力プレート上
    に形成された、少なくとも第1の間隔部材を有する、前
    記薬剤供給装置。
  8. 【請求項8】特許請求の範囲第7項に記載された薬剤供
    給装置において、前記薬剤排出装置は、 第1カム部分と、前記第1カム部分の反対側に配置され
    た第2カム部分及び第3カム部分とを有する、カム軸
    と、 前記第1カム部分に係合すると共に前記薬剤連絡装置と
    相互作用するように、前記制御器モジュール内に往復動
    可能に搭載された、エキスパルサと、 前記第2カム部分と前記第3カム部分に係合すると共に
    前記薬剤連絡装置と相互作用するように、前記制御器モ
    ジュールの内部に往復動可能に搭載された、第1バルブ
    及び第2バルブと、 前記制御器モジュールの内部の前記エキスパルサと前記
    第1バルブ及び第2バルブとを往復動させるように、前
    記カム軸を回転させる装置と、 シャシと、 を有し、 前記シャシは、前記エキスパルサを往復動可能に収容す
    る第1の開口と、前記第1バルブと前記第2バルブとを
    往復動可能に受け入れるように、前記第1開口の反対側
    に配置された、第2開口及び第3開口と、を有し、 前記間隙維持手段は、更に、第2の間隔部材を有し、前
    記第1の間隔部材は前記第1及び第2開口の間で前記制
    御器モジュールの前記シャシに接触し、前記第2の間隔
    部材は前記第1開口と前記第3開口の間で前記制御器モ
    ジュールの前記シャシに接触している、 前記薬剤供給装置。
  9. 【請求項9】特許請求の範囲第8項に記載された薬剤供
    給装置において、前記制御器モジュールは、更に、ケー
    シングを有し、前記ケーシングは、全体として閉鎖され
    た頂部と、全体として閉鎖された第1の側壁と、全体と
    して閉鎖された第2の側壁と、全体として閉鎖された第
    3の側壁と、全体として閉鎖された第4の側壁と、全体
    として開放した底部とを有し、前記薬剤排出装置の前記
    シャシは、前記制御器モジュールの前記ケーシングの前
    記全体として開放した底部内に受け入れられて、前記底
    部を閉鎖する寸法と形状とを有し、 前記薬剤供給装置は、更に、前記ケーシングの側壁と前
    記シャシとの間を密封する手段と、前記シャシの開口と
    前記エキスパルサ及び前記第1及び第2バルブの間を密
    封する手段とを有し、 前記制御器モジュールの前記シャシと、前記ケーシング
    の前記側壁と前記頂部とによって、ほぼ水密な室が形成
    される、 前記薬剤供給装置。
  10. 【請求項10】特許請求の範囲第9項に記載された薬剤
    供給装置において、前記薬剤連絡装置が前記薬剤容器か
    ら前記患者まで延在するチューブによって構成されてい
    る、前記薬剤供給装置。
  11. 【請求項11】特許請求の範囲第10項に記載された薬剤
    供給装置において、前記間隔部材は、前記チューブが前
    記圧力プレート上に位置決めされるように、前記チュー
    ブに対して等しい距離だけ隔たりかつ前記チューブを収
    容する第1及び第2の部分を備え、前記両モジュールが
    連結されたとき前記エキスパルサと前記バルブとが常時
    前記チューブに完全に接触することを保証するように構
    成された、前記薬剤供給装置。
  12. 【請求項12】特許請求の範囲第3項に記載された薬剤
    供給装置において、 前記貯蔵器モジュールと前記制御器モジュールとを互い
    に固定するための前記ロック機構は、 長手方向軸と、前記長手方向軸に対して偏心した部分と
    を有する、掛金ボタンと、 前記モジュールのうちの一方のモジュール内の長手方向
    軸の周りに、前記掛金ボタンを回転自在かつ摺動自在に
    取り付ける装置と、 前記一方のモジュールの前記掛金ボタンの第1の方向へ
    の摺動運動を制限するための装置と、 前記掛金ボタンの前記偏心部分上に回転自在に受け入れ
    られている締付ボルトと、 前記掛金ボタンに関する前記締付ボルトの摺動運動を防
    止するための摺動運動防止装置と、 前記締付ボルトが前記掛金ボタンと共に回転することを
    防止し、かつ、前記締付ボルトが前記掛金ボタンと共に
    摺動運動することを防止する、装置(186、190)と、 前記掛金ボタンを前記第1の方向とは反対方向の第2の
    方向へ付勢する装置(156)と、 前記締付ボルトに係合するように前記他方のモジュール
    に連結された係合装置(36)と、 を有し、 前記掛金ボタンは、前記締付ボルトが前記他方のモジュ
    ールの係合装置(36)に係合しない第1位置と、前記第
    1位置から前記第1の方向に長さ方向に沿って位置する
    第2位置と、前記第1位置から前記第1方向に長さ方向
    に沿って位置し、かつ、前記第1及び第2位置から回転
    した位置にあるする第3位置とをとることができ、前記
    掛金ボタンが前記第3位置にあるとき、前記締付ボルト
    が前記他方のモジュールの前記係合装置(36)に力を掛
    けることができるように構成されている、 前記薬剤供給装置。
  13. 【請求項13】特許請求の範囲第12項に記載された薬剤
    供給装置において、前記ロック機構は、更に、前記掛金
    ボタンを前記第3位置に解除可能に保持するための装置
    を有する、前記薬剤供給装置。
  14. 【請求項14】特許請求の範囲第13項に記載された薬剤
    供給装置において、前記摺動運動防止装置が、前記掛金
    ボタンに形成され、かつ、前記締付ボルトが当接する、
    肩部と、前記掛金ボタンの長手方向軸に対して全体とし
    て垂直に延在し、かつ、前記掛金ボタンを貫通して前記
    肩部よりも前記締付ボルトの反対側に当接する、ピンと
    の組合わせを有する、前記薬剤供給装置。
  15. 【請求項15】特許請求の範囲第14項に記載された薬剤
    供給装置において、前記掛金ボタンを解除可能に保持す
    るための装置は、前記掛金ボタンが前記第3位置にある
    ときに前記ピンを受け入れるように、前記一方のモジュ
    ールには戻止めが形成されている、前記薬剤供給装置。
  16. 【請求項16】特許請求の範囲第15項に記載された薬剤
    供給装置において、前記ロック機構は、更に、カム部分
    を有し、前記ピンが前記掛金ボタンの前記第1位置と前
    記第3位置との間で前記カム部分に係合するように構成
    されている、前記薬剤供給装置。
  17. 【請求項17】特許請求の範囲第16項に記載された薬剤
    供給装置において、前記ロック機構は、更に、前記一方
    のモジュールの前記締付ボルトによって前記他方のモジ
    ュールの前記係合装置にかかる力を増大させるために、
    前記締付ボルトと前記係合装置には互いに係合可能な形
    状のテーパ面が形成されている、前記薬剤供給装置。
  18. 【請求項18】薬剤を患者に供給するための薬剤供給装
    置において、前記薬剤供給装置によって供給される薬剤
    を貯蔵するための薬剤貯蔵容器と、前記薬剤貯蔵容器と
    前記患者との間を連絡するための薬剤連絡装置と、前記
    薬剤連絡装置が配置され、かつ、前記薬剤連絡装置を支
    持する、圧力プレートと、前記圧力プレートに対して間
    隔をおいて固定されたシャシと、前記シャシに設けら
    れ、かつ、前記薬剤連絡装置と相互作用することによっ
    て、前記薬剤貯蔵容器に貯蔵された前記薬剤を前記薬剤
    連絡装置を介して所望の割合で前記患者に供給する、薬
    剤排出装置と、閉塞検出器とを有し、前記閉塞検出器
    は、前記患者と前記薬剤排出装置との間で前記薬剤連絡
    装置に直接当接しかつ係合するスイッチを有し、前記ス
    イッチは前記圧力プレート上に配置された前記薬剤連絡
    装置と直接的に相互作用をするように構成され、前記薬
    剤連絡装置内の前記薬剤の圧力が所望圧力値を越えたと
    きに、前記薬剤連絡装置を介して行われる前記薬剤の排
    出を遮断させるように、前記スイッチを前記薬剤排出装
    置に連結したことを特徴とする、薬剤供給装置。
  19. 【請求項19】特許請求の範囲第18項に記載された薬剤
    供給装置において、前記薬剤連絡装置が前記薬剤貯蔵容
    器から前記患者まで延在するチューブを有し、前記チュ
    ーブはその内径及び外径が均一な構造を有すると共に、
    その材質は前記薬剤貯蔵容器から前記患者付近まで均一
    な構造を有する、前記薬剤供給装置。
  20. 【請求項20】特許請求の範囲第19項に記載された薬剤
    供給装置において、前記薬剤供給装置は、更に、前記圧
    力プレートを前記シャシに取り外し可能に固定するため
    の取り外し可能な固定装置を有し、前記取り外し可能な
    固定装置は、前記圧力プレートを前記シャシに対して一
    端に沿って取り外し可能に取り付けるための、取り外し
    可能な取付装置を有し、前記取り外し可能な取付装置
    は、前記圧力プレートと前記シャシとが互いに分離可能
    な第1位置と、前記圧力プレートと前記シャシとが相互
    に結合して分離不可能な第2位置とをとるように構成さ
    れ、前記薬剤供給装置は、前記圧力プレートと前記シャ
    シとを前記第2位置に保持するための保持装置を有す
    る、前記薬剤供給装置。
  21. 【請求項21】特許請求の範囲第20項に記載された薬剤
    供給装置において、前記圧力プレートは、更に、前記薬
    剤排出装置と前記閉塞検出器とが前記薬剤連絡装置と有
    効に相互作用するように、前記シャシと前記圧力プレー
    トとの間に適当な間隔を形成しかつ維持するための間隔
    保持部材を有する、前記薬剤供給装置。
  22. 【請求項22】特許請求の範囲第21項に記載された薬剤
    供給装置において、前記間隔保持装置は、前記圧力プレ
    ートと前記シャシとが前記第2位置にあるとき前記シャ
    シに当接するように、前記圧力プレート上に少なくとも
    一つの間隔保持部材を有する、前記薬剤供給装置。
  23. 【請求項23】特許請求の範囲第22項に記載された薬剤
    供給装置において、前記間隔保持部材は第1部分と第2
    部分とを有し、前記圧力プレートと前記シャシとが前記
    第2位置にあるときに前記薬剤排出装置と前記閉塞検出
    器とが、常時、前記薬剤連絡装置と適切な相互関係を保
    持するように、前記第1部分と前記第2部分とは等間隔
    をおいて配置され、前記第1部分と前記第2部分の間に
    前記チューブを受け入れるように構成されている、前記
    薬剤供給装置。
  24. 【請求項24】患者に流体を供給するためのポンプ装置
    において制御器モジュールと共に使用される貯蔵器モジ
    ュールであって、 ケーシングと、 平坦部を有し、かつ、前記ケーシングに相互連結され
    た、圧力プレートと、 前記圧力プレートから突出し、かつ、前記貯蔵器モジュ
    ールが前記制御器モジュールに係合したとき前記貯蔵器
    モジュールを前記制御器モジュールに取り外し可能に固
    定する、第1取付装置と、 前記圧力プレートから突出すると共に前記第1取付装置
    から間隔をおいて配置され、かつ、前記貯蔵器モジュー
    ルが前記第1取付装置によって前記制御器モジュールに
    固定されたとき前記貯蔵器モジュールを前記制御器モジ
    ュールに固定する、第2取付装置と、 を有することを特徴とする、貯蔵器モジュール。
  25. 【請求項25】特許請求の範囲第24項に記載された貯蔵
    器モジュールにおいて、前記第1取付装置は少なくとも
    一つのフック部分を有し、前記第2取付装置は逆U字型
    の部材を有する、前記貯蔵器モジュール。
  26. 【請求項26】特許請求の範囲第24項に記載された貯蔵
    器モジュールにおいて、更に、前記圧力プレートにチュ
    ーブが取り付けられ、前記チューブの一部は前記平坦部
    付近に位置する、前記貯蔵器モジュール。
  27. 【請求項27】特許請求の範囲第26項に記載された貯蔵
    器モジュールにおいて、更に、対をなし、かつ、間隔を
    おいて配置された間隔保持部材を前記圧力プレートに複
    数対設け、前記間隔保持部材の各対は前記チューブを挟
    んで互いに反対側に配置され、対応する前記間隔保持部
    材の間に前記チューブの直径にほぼ等しい幅の間隔を画
    成する、前記貯蔵器モジュール。
  28. 【請求項28】特許請求の範囲第26項に記載された貯蔵
    器モジュールにおいて、更に、前記ケーシングに内蔵さ
    れ、かつ、前記チューブと流体連通する、流体容器を設
    けてなる、前記貯蔵器モジュール。
  29. 【請求項29】特許請求の範囲第24項に記載された貯蔵
    器モジュールにおいて、更に、対をなし、かつ、間隔を
    おいて配置された間隔保持部材が、前記圧力プレートか
    ら複数対延在する、前記貯蔵器モジュール。
  30. 【請求項30】患者に流体を供給するためのポンプ装置
    において制御器モジュールと共に使用される貯蔵器モジ
    ュールであって、 ケーシングと、 平坦部を有し、かつ、前記ケーシングに相互連結され
    た、圧力プレートと、 前記圧力プレートから延在する複数対の間隙保持部材で
    あって、前記間隙保持部材の各対は互いに間隔をおいて
    設けられている、前記間隔保持部材と、 を有することを特徴とする、貯蔵器モジュール。
JP60234391A 1984-10-19 1985-10-19 薬剤供給装置及び貯蔵器モジュール Expired - Lifetime JPH0757241B2 (ja)

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