JP2019013979A - 抵抗溶接用電極装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ウエルドナットを溶接した被溶接部材の取外しが容易にでき、溶接効率向上できる抵抗溶接用電極装置を提供すること。【解決手段】電極に、上下動可能に収納されたガイドピン10が、エアーが供給されることにより上昇し、上端部が電極より突出するようにした抵抗溶接用電極装置において、エアーの供給が停止されると、ガイドピン10の上端部が電極に引き込まれるように付勢する付勢手段13を設けた。また付勢手段13として弾性体を用いた。【選択図】図1
Description
本発明は、ウエルドナットを被溶接部材に溶接する抵抗溶接用電極装置に関するものである。
従来、ウエルドナットを被溶接部材に溶接する抵抗溶接用電極装置としては、図4に示すように、電極本体51と電極チップ52からなる電極の内部に、ガイドピン53を上下動可能に収納し、溶接時にエアー供給路54から供給されるエアーにてガイドピンを上昇して、電極チップ52からガイドピン53の上端部を突出し、被溶接部材とウエルドナットをガイドピン53の突出した上端部に嵌め込み、上部電極を下降してウエルドナットを溶接するとともに、エアーの供給を停止してガイドピンを下降し、ウエルドナットを溶接した被溶接部材を電極から外していた。(例えば特許文献1参照。)
前記のものでは、エアーの供給を停止しても、エアー供給路54の残圧によりガイドピン53の上端部が電極チップ52内に収納されるまで時間が掛ため、ガイドピン53の上端部が電極チップ52内に完全に収納される前に、被溶接部材を電極から外しているので被溶接部材が外し難く、特に被溶接部材がコ字形に折り曲げられている場合には、ガイドピン53の上端部が電極チップ52内に引き込まれるまで待たなければならないことがあり溶接効率が悪くなるという問題があった。
本発明は、前記の問題を解決し、ウエルドナットを溶接した被溶接部材の取外しが容易にでき、溶接効率を向上できる抵抗溶接用電極装置を提供することを目的になされたものである。
上記課題を解決するためになされた本発明の電気抵抗用電極は、電極に、上下動可能に収納されたガイドピンが、エアーが供給されることにより上昇し、上端部が電極より突出するようにした抵抗溶接用電極装置において、エアーの供給が停止されると、電極から突出しているガイドピンの上端部が電極に引き込まれるように付勢する付勢手段を設けたことを特徴とするものである。
前記付勢手段として弾性体を用いたものであることが好ましく、これを請求項2に係る発明とする。
請求項1の発明では、エアーの供給が停止されると、電極から突出しているガイドピンの上端部が電極に引き込まれるように付勢する付勢手段を設けたので、ウエルドナットを溶接した被溶接部材の取外しが容易にでき、溶接効率を向上できる。
請求項2の発明では、前記付勢手段として弾性体を用いたので構成が簡単にできる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図1乃至図3に基づいて説明すると、1は電極本体であり、電極本体1の上端部には上面開口の収納凹部2が形成されると共に、基端に設けられ、エアー管3が接続されるエアー導入口4と前記収納凹部2底面の開口部5とを連通するエアー導入路6が形成されている。
7は中央部に表面から裏面への貫通孔8が形成されるとともに、底面の貫通孔8の周囲に嵌合突起9が形成された電極チップであり、電極チップ7は、嵌合突起9を電極本体1の収納凹部2の上面開口部より圧入し。電極本体1に取付け固定している。尚、電極本体1と電極チップ7にて電極が構成されている。
10は下端に収納凹部2の上面開口より僅かに小さなフランジ部11が形成され、上端に先細部12が形成されているガイドピンであり、ガイドピン10は電極本体1の収納凹部2に収納し、上部を電極チップ7の貫通孔8に挿通し、上下動可能に電極に収納されている。
13はガイドピン10のフランジ部11と電極チップ7の底面との間に介装され、ガイドピン10の上端部を電極チップ7に引き込むように付勢する付勢手段であるコイルばね等の弾性体であり、14はガイドピンが引き込まれたとき電極本体1の収納凹部2底面に衝突したときの衝撃力を緩和する緩衝材であり、また15は略コ字形に折り曲げられた被溶接部材であり、16はウエルドナットである。
次に、上記の実施の形態の電極による溶接方法を説明すると、図示されていないコンプレッサーなどの圧縮空気供給装置からエアー管3を介して供給されたエアーが、電極本体1のエアー導入口4からエアー導入路6を介して収納凹部2の底面開口部5から収納部2に噴出し、ガイドピン10を押し上げて、図1に示すようにガイドピン10の上端部が電極チップ1より突出した状態となりこの後、被溶接部材15の上板の位置決め孔17がガイドピン10の上端部に嵌め込まれるとともに、ウエルドナット16のねじ穴をガイドピン10の上端部に嵌め込み、図2に示す電極に被溶接部材15とウエルドナット16をセットした状態となる。
さらにこの後、図示されていない上部電極が下降してウエルドナット16を被溶接部材15に溶接すると共に電極本体1へのエアーの供給を停止する。このようにエアーの供給が停止されると、ガイドピン10はコイルばね13により、速やかに下降し、突出していた上端部は、図3に示すように電極チップ7に引き込まれるのでガイドピン10の上端部が、ウエルドナット16を溶接された被溶接部材15を外すのに邪魔にならない。
以上のように、本発明によれば、エアーの供給が停止されると、電極から突出しているガイドピン10の上端部が電極に引き込まれるように付勢する付勢手段13を設けたので、溶接後ガイドピン15は付勢手段13により、速やかに電極より突出していた上端部を電極内に引き込むので、ガイドピン10の上端部がウエルドナット16を溶接された被溶接部材15を外すのに邪魔にならず、ウエルドナットを溶接した被溶接部材の取外しが容易にでき、かつ溶接効率も向上できる。
1 電極本体
2 収納凹部
3 エアー管
4 エアー導入口
5 開口部
6 エアー導入路
7 電極チップ
8 貫通孔
9 嵌合突起
10 ガイドピン
11 フランジ部
12 先細部
13 付勢手段
2 収納凹部
3 エアー管
4 エアー導入口
5 開口部
6 エアー導入路
7 電極チップ
8 貫通孔
9 嵌合突起
10 ガイドピン
11 フランジ部
12 先細部
13 付勢手段
Claims (2)
- 電極に、上下動可能に収納されたガイドピンが、エアーが供給されることにより上昇し、上端部が電極より突出するようにした抵抗溶接用電極装置において、エアーの供給が停止されると、電極から突出しているガイドピンの上端部が電極に引き込まれるように付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする抵抗溶接用電極装置
- 前記付勢手段として弾性体を用いたことを特徴とする請求項1に記載の抵抗溶接用電極装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017145894A JP2019013979A (ja) | 2017-07-10 | 2017-07-10 | 抵抗溶接用電極装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017145894A JP2019013979A (ja) | 2017-07-10 | 2017-07-10 | 抵抗溶接用電極装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019013979A true JP2019013979A (ja) | 2019-01-31 |
Family
ID=65356349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017145894A Pending JP2019013979A (ja) | 2017-07-10 | 2017-07-10 | 抵抗溶接用電極装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019013979A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0756138Y2 (ja) * | 1989-11-25 | 1995-12-25 | 正良 澤田 | 抵抗溶接用電極チップ |
JPH1043870A (ja) * | 1996-07-31 | 1998-02-17 | Seki Kogyo Kk | ナット用抵抗溶接装置の可動電極部構造 |
JP2001087865A (ja) * | 1999-09-24 | 2001-04-03 | Seki Kogyo Kk | ナット抵抗溶接用ナット供給装置 |
-
2017
- 2017-07-10 JP JP2017145894A patent/JP2019013979A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0756138Y2 (ja) * | 1989-11-25 | 1995-12-25 | 正良 澤田 | 抵抗溶接用電極チップ |
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JP2001087865A (ja) * | 1999-09-24 | 2001-04-03 | Seki Kogyo Kk | ナット抵抗溶接用ナット供給装置 |
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