JPH075593Y2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JPH075593Y2
JPH075593Y2 JP14323989U JP14323989U JPH075593Y2 JP H075593 Y2 JPH075593 Y2 JP H075593Y2 JP 14323989 U JP14323989 U JP 14323989U JP 14323989 U JP14323989 U JP 14323989U JP H075593 Y2 JPH075593 Y2 JP H075593Y2
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JP
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tape cassette
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JP14323989U
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公元 廣瀬
正幸 古明地
伸明 高橋
宗治 篠崎
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 イ.産業上の利用分野 本考案はテープカセットに関し、例えばビデオ用のテー
プカセットに関するものである。
ロ.従来技術 従来、ビデオ用のテープカセット、例えば8ミリビデオ
用のテープカセットとしては、第12図〜第16図に示すも
のが知られている(特公昭63-18268号等参照)。
即ち、このテープカセットの本体ケース1は上下ケース
(ハーフ)1a、1bからなり、内部左右に磁気テープ2が
巻かれるテープリール3、3を有する。テープリール
3、3は、本体ケース1の底壁4に設けた左右の各駆動
軸挿入孔5、5上にあって、本体ケース1の上壁6の内
面に固定した板ばね7で回転中心が押し下げ付勢されて
いる。本体ケース1内の前方左右に配したテープガイド
部9、9を介してテープ2が一方のテープリール3から
ケース前面に導出され、他方のテープリール3に巻き取
られる。
本体ケース1には、これの前面を開閉するテープ保護用
の前蓋10が回動可能に取り付けられている。この前蓋10
は、本体ケース1の全面を全長にわたって覆う前面板11
と、前面板11の左右両端から後方に連設した連結片(側
壁部)12、12と、両連結片12、12の内面に互いに対向し
て突設した枢軸13、13とを有している。本体ケース1の
左右側壁15、15の前端部15a、15aに形成した枢支孔16、
16に枢軸13、13が嵌合枢支されている(第14図参照)。
本体ケース1の前面を閉じる姿勢と上開きに開いた姿勢
とに前蓋10が回動自在であるが、枢軸13に装着された捩
じりばね17で常時閉じ姿勢に前蓋10が回動付勢されてい
る。テープカセットの不使用時には前蓋10は閉じられて
ロックされ、ケース前面に導出されたテープ2の外側を
カバーして保護する。そして、本体ケース1の左右の一
側壁15とこれに対向する前蓋10の左右の一側片12との間
に間隙21が形成され、この間隙21内に前蓋10の閉蓋ロッ
ク手段56が組み込まれている。テープカセットを磁気記
録装置に挿入したときには、磁気記録装置側のロック解
除部材41が本体ケース1の前方から矢印65方向に間隙21
内に相対的に入ってきて仮想線のようにロック手段56に
接当し、この接当作用で前蓋10の閉蓋ロック状態を解除
するものとなっている。この結果、前蓋10が開いて本体
ケース1の前面のポケット19に磁気記録装置側のテープ
ローディングピンが突入してテープ2をケース前方に引
き出す。そして、第14図において、ケース右側壁15の前
端部15aの外側面には前後方向の中間部に段付き傾斜面2
3を形成し、前記間隙21がこの段付き傾斜面23を境にし
てそれより前半部21aでは広幅で、後半部21bでは狭幅に
なるように形成されている。具体的には、段付き傾斜面
23は前記枢支孔16よりも前方に位置させて上下間にわた
って形成してあり、間隙21の広幅前面部21aの左側、つ
まり前端部15aの前端縁を前方拡がり状の傾斜案内面25
に形成してある。また、前蓋10の右側連結片12から突設
した枢軸13の突設基部13aを前端部15aの外側面に当てつ
けて、狭幅後半部21bの左右間隔を一定に確保してい
る。
この間隙21内の狭幅後半部21bに前蓋10の閉蓋ロック手
段を構成する回動式のロック具56が組み込まれている。
第14図〜第16図において、ロック具56は、回動支点70か
ら延びるアーム部57と、このアーム部の先端に設けられ
た係合爪60と、アーム部57に連設された他のアーム部62
と、この下端に形成された被押圧部(ロック解除部)61
とからなっている。間隙21の最奥壁は下ケース1b側の壁
部材32と上ケース1a側の壁部材33とを板ばね挿通口63を
介して突き合わせてあり、この挿通口63に板ばね64が挿
通され、その弾性力でロック具56がロック位置へ時計方
向に回動付勢されている。ロック具56は、下ケース1bに
上ケース1aを被せ付けるに先立って下ケース1bに先組み
する。また、捩じりばね17は中間コイル部17aが前記枢
軸13に嵌装され、一端17bがケース右側壁15の前端部15a
の外表面に設けた縦方向の溝39に係入支持され、他端17
cが前蓋10の右側連結片12の内面に設けたばね受け40に
受け止め支持されている。
しかるときは、テープカセットの不使用時には、閉じ姿
勢にある前蓋10の被係合部67にロック具56の先端係合爪
60が常に上方から接当係合して前蓋10が枢軸13のまわり
に上開き回動するのを確実にロックする。テープカセッ
トを前蓋10を閉じた状態で磁気記録装置に装入すると、
磁気記録装置側に固定ロック解除部材41が前方から相対
的に案内され、前蓋10の前面開口部42を介して間隙21内
に入り、ロック具56の被押圧部61の前面を押す。これで
ロック具56は第13図の仮想線のように板ばね64の変形を
伴いながら反時計方向に回動して、係合爪60が前蓋側の
被係合部67から外れ、前蓋10の閉蓋ロック状態が解除さ
れる。この場合、ロック部材56を配し、かつロック解除
部材41を挿入する間隙21において、上記した傾斜案内面
25及び段付き傾斜面23の存在によって、テープカセット
が磁気記録装置に対し左右位置ずれ状態で装填されても
ロック解除部材41が間隙21内で案内されロック具56の被
押圧部61を正しく押圧するとしている。
なお、前蓋10の前面板11の左右端寄り部、つまりテープ
2がケース前方に引き出される部位の下端には、第10図
及び第13図に示す如く開口部42、42を切欠き形成し、ケ
ース底壁4の前端縁から突片43、43を各開口部42、42に
臨ませて突出形成してあり、各突片43の突出量をこれの
先端突き当て面44が前面板11の肉厚の中間に位置するよ
うに設定してある。
上記したテープカセットにおいては、ロック部材56につ
いて次のような欠点があることが分かった。即ち、ロッ
ク部材56は回動支点(軸)70を中心に回動可能になって
いるが、このロック部材56を板ばね64で弾性的に付勢す
る構造であるため、ロック部材56の回動機構と付勢機構
とを共に設計上うまく両立させる必要があり、例えば回
動方向と付勢方向とを一致させる必要があり、組み立て
に難がある。しかも、板ばね64が繰り返しの弾性変形に
よって疲労が生じ、その付勢力が弱くなる等の信頼性の
低下が生じた場合に問題があり、このために予め板ばね
64として耐久性のある硬質の材質を選択しておく必要が
ある。しかしこの場合、板ばね64によってロック部材56
の面が擦られ、通常はプラスチック製のロック部材56が
損傷されて屑が生じ易くなる。
ハ.考案の目的 本考案の目的は、組み立てが容易で安定した動作が可能
なロック部材を有するテープカセットを提供することに
ある。
ニ.考案の構成 即ち、本考案は、カセット本体の前面を開閉可能とする
前蓋が前記カセット本体に取り付けられ、前記カセット
本体の側壁部と前記前蓋の側壁部との間の間隙に前記前
蓋のロック部材が配され、かつ前記間隙に前記前蓋のロ
ック解除部材が挿入されるように構成したテープカセッ
トにおいて、ロック位置とロック解除位置との間でロッ
ク部を変位させる弾性変形部が前記ロック部材に設けら
れ、かつ、前記ロック位置への前記弾性変形部の弾性復
元力を補助するための弾性手段が設けられていることを
特徴とするテープカセットに係るものである。
ホ.実施例 以下、本考案の実施例を説明する。
第1図〜第7図は、本考案を8ミリビデオ用のテープカ
セットに適用した第1の実施例を示すものである。但
し、本例においては、第12図〜第16図に示した従来例と
共通した部分には共通符号を付し、その説明を省略する
ことがある(以下の他の実施例でも同様)。
本例によれば、既述の従来例とは全く異なって、前蓋10
のロック部材86は回動式ではなく(回転軸を有さず)、
それ自体の弾性力によってハーフへの固定及びロック動
作を実現できるように構成されている。
即ち、このロック部材86は、第5図に幾分拡大して明示
するように、下ハーフ1bに形成された軸受となる断面逆
台形の凹部91(第1図参照)に嵌め込まれるほぼ同形で
(但し、サイズは小さい)突起状の支軸80を有してい
る。また、支軸80のある上部86aの前面側には、ほぼ鉛
直方向に延びるアーム部87が、付け根部87aを支点にし
て前後方向に夫々弾性変形できるように一体成形され、
下端位置にはロック解除部としての被押圧部81と前蓋10
側の被係合部97に係合する係合爪90(ロック部)が設け
られている。なお、付け根部87aに形成された小凹部100
は、アーム部87の弾性変形を容易にし、その信頼性(耐
久性)を良くするために形成されている。また、このロ
ック部材86の後面側には、上部86aからほぼ鉛直方向に
延びる別のアーム部82が幾分弾性変形可能に一体成形さ
れており、その下端は後方へほぼ直角に折曲され、下ハ
ーフ1bに形成された凹部101(第1図参照)に嵌合する
折曲部102となっている。
また、このロック部材86で重要な構成は、折曲部102の
近傍にてアーム部82の下端部から前方上方へ弾性片103
が細長く突設されていることである。この弾性片103は
後述のように、アーム部87の弾性復元力を補助する作用
がある。
上記のロック部材86は、耐摩耗性及び強度の十分な例え
ばポリオキシメチレンで一体成形されている。
なお、第1図〜第4図においては、既述したばね17等は
図示省略しているが、本例においても同様に設けられて
いる。
次に、第6図について、テープカセット組み立て工程に
おけるロック部材86の取り付け方法を説明する。
まず、第6図において、下ハーフ1bの上方からロック部
材86を図示の姿勢にて落とし込むが、この際、下ハーフ
1bの凹部91に対して支軸80を上方から摺るようにして入
り込ませる。即ち、支軸80の斜面80aが凹部91の斜面91a
に接し合うと同時に、折曲部102が壁部32の壁面32aに接
するように、ロック部材86を落とし込む。この状態では
既に、支軸80の一部が凹部91内に入り込み、斜面91aに
接しているので、この時点でロック部材86の位置決めが
ある程度なされる。
そして次に、上方からロック部材86を下方へプッシュす
ると、一点鎖線で示すように、支軸80が凹部91内でその
斜面91aによってガイドされながら下方へ摺動し、か
つ、折曲部102は壁面32a上を下方へ摺動する際に同壁面
からの押圧力でアーム部82が幾分前方側へ弾性変形しな
がら摺動することになる。
更にロック部材86が凹部91の底付近にまで支軸80が位置
するまで下降し、折曲部102が凹部101の位置に移動した
とき、瞬時に折曲部102が凹部101内にアーム部82の弾性
復元力によって嵌入し、第1図に示した状態となる。即
ち、折曲部102と凹部101との凹凸嵌合によって、ロック
部材86が上方へ外れるのが防止される(ロックされる)
ことになる。同時に、凹部91内には支軸80が深い位置に
て凹部91に対してほぼ同形状で凹凸嵌合するので、支軸
80(即ち、ロック部材86)が下方へ位置ずれしないこと
は勿論、前後方向及び左右方向においても位置ずれしな
い。
こうして、ロック部材86は、下ハーフ1bに対して上方か
ら落とし込み、プッシュするだけで取り付けることがで
き、その取り付け状態では下ハーフ1bのみによって固定
されることになる。従って、上ハーフ1aを下ハーフ1b上
に被せる迄の工程中でも、ロック部材86は下ハーフ1b上
に十分に固定されるので、テープカセット組み立て工程
中にロック部材86を安定に保持でき、下ハーフから外れ
てしまうことはないために工程管理が容易となり、作業
性が大きく向上する。
これに反し、第16図で既述した従来例では、回動軸70が
下ハーフ1bに形成された一対の凹部71内に上方から落と
し込まれ、この落とし込み状態だけでは固定されないの
で、更に上ハーフ1aを下ハーフ1b上に被せることによっ
て上ハーフ1aの下端面1cで押さえ、凹部71から外れない
ようにしている。従って、テープカセットの組み立て工
程において、下ハーフ1bに上記のように回動軸70を落と
し込んだだけではロック部材56は下ハーフ1bから振動等
によって簡単に外れてしまうので、作業に注意に要し、
作業性が上がらない。
テープカセットの組み立て後、その使用時においては、
第4図に示すように、ロック部材86のロック爪90が前蓋
12の被係合部97に対して下方から食い付くように係合
し、前蓋のロックが行われる。
ロック解除時は、一点鎖線のようにロック解除部材41が
ロック解除部81を押圧すると、このロック解除部81はア
ーム部87の後方への弾性変形によって被係合部97から外
れ、ロック解除となる。この弾性変形は弓状に生じるこ
とが望ましい。このロック解除時は、上記した弾性片10
3がアーム部87の後面側に当接し、その圧力によって一
点鎖線の如くに弾性変形する。この弾性変形による弾性
片103のスプリング力(弾性復元力)は、アーム部87を
前方へ押圧するように作用する。
上記のように、本例のテープカセットによれば、ロック
部材86によるロック及びロック解除動作において、アー
ム部87の弾性変形及びその復元力が効果的に用いられて
いると共に、その変形時の支点(即ち、付け根部87aの
位置)が支軸80の位置とは別の位置にずれているために
弾性変形自体もスムーズに行われ、かつロック部材の固
定も安定したものなっている。
そして、アーム部87の変形が第4図の仮想線のように
(即ち、ロック解除状態となるように)生じたとき、同
時に弾性変形した弾性片103による弾性復元力がアーム
部87に対し前方104へ作用する。この結果、次のロック
動作時に、アーム部87の前方への弾性復元力が増強又は
補強され、ロック爪90の被係合部97に対する食い付きを
十分にすることができる。即ち、ロック爪90を常に所定
のロック位置へ戻すことができ、仮にアーム部87が繰り
返し変形で幾分疲労しても、これを弾性片103の弾性力
が補償し、それらの合成された弾性復元力によって、ア
ーム部87によるロック爪90のロック力を保持し、常に安
定した動作が可能となる。しかも、上記の弾性変形部の
弾性手段の双方の弾性力を利用したものであるから、そ
れらの合成によって所定の復元力を実現でき、従って各
部分の設計が容易となり、組み立ても容易である。
なお、上記の弾性片103はアーム部87に対し当接する
際、弾性片103は細幅であって比較的幅広のアーム部87
に対して常に確実に当接することができる。
第7図には、ロック部材86とその軸受部となる下ハーフ
側の凹部91とのサイズ関係を示している。ここで、 a:凹部91の上端 b:固定状態での支軸80の上端 c:固定状態でのロック部材の基準面 d:固定状態での支軸80の下端 とする。そして、各位置を次のように決めることによっ
て、第6図で説明したロック部材の取り付け及び固定に
とって有利となる。即ち、上端aが上端bよりも高位
(上方)に位置し、かつ、下端dが基準面cよりも低位
(下方)に位置していると、ロック部材86の取り付け固
定において、支軸80が凹部91から上方へ外れることが全
くなくなり、また、プッシュ後の位置も安定に保持され
る。
また、上記したように、支軸80と凹部91とがほぼ同一形
状としたことは、固定後の特に前後方向の位置規制が完
全となる。この場合、第7図にe、fで示した支軸80−
凹部91の壁面間の間隙(クリアランス)はいずれも0.2m
m以下とするのがよい。これは、成形時の型製作上の寸
法誤差が0.1mm以下生じるので、嵌合面の上記間隙は最
大0.2mmとなることを考慮したものである。間隙が0.2mm
以下だと嵌合が十分に行われ、ガタが生じることはな
い。
第8図は、上記の例とは、支軸80及び凹部91の形状が逆
三角形状となっている点が異なる他の例を示す。このよ
うにしても、上記したと同様にロック部材86の固定を行
うことができる。
支軸80と凹部91は種々の形状にしてよいが、上記以外に
も、第9図(A)のように矩形にしたり、第9図(B)
のように下部を曲面にした形状等としてよい。
第10図は、第1図の例に比べて、補助の弾性片103の位
置を変更し、アーム部82の上部から前方下方へ突設して
いる。
このようにしても、上述したと同様に、アーム部87の弾
性復元力を弾性力103で補助することができる。
第11図は、第1図の例に比べて、補助の弾性片103の位
置を変更し、アーム部87の下部から後方上方へ突設して
いる。
このようにしても、上述したと同様に、アーム部87の弾
性復元力を弾性力103で補助することができる。但し、
この場合は、補助片103の上端がロック部材86の上部86a
に当接しつつ補助片103が弾性変形する(ロック解除
時)ことになる。従って、補助片103の弾性力は直接的
にアーム部87に加わることになり、強力に作用する。
以上、本考案を例示したが、上述の例は本考案の技術的
思想に基づいて更に変形が可能である。
例えば、上述の凹凸嵌合の形状や位置等は種々変更して
よい。嵌合位置は上述した2箇所に限らず、更に増やし
てもよいが、要は各嵌合が別々の位置で行われ、ロック
部材を三次元的に位置規制するものであることを要す
る。ロック部材の支軸とアーム部の弾性変形支点とは位
置的にずらすのが望ましい。上述の凹凸嵌合において、
例えば凹部101の位置、形状を変え、上述の例よりは上
方位置にて穴状に形成してよいし、更には嵌合する凹凸
を上述の例とは逆にしてもよい。
また、上述した補助用の弾性片103はロック部材86に一
体成形したが、これ以外にも、弾性片103をロック部材8
6に接着等で固定する構造としてもよい。或いは、弾性
片103をロック部材86とは別の箇所、例えばハーフ壁部3
2等に固定して設けることもできる。弾性片103の代わり
に他の補助用の弾性手段(コイルばね等)を設け、同様
に機能させることもできる。なお、弾性変形可能なアー
ム部87を含むロック部材86の形状は上述したものに限ら
ず、種々変更してよい。
また、ロック部分やロック解除部分の形状や係合又は接
当方式も変更してよいし、ロック解除部材41も種々に形
状変更でき、その進入方向も変化させてよい。また、本
考案は他のテープカセットにも適用することができる。
ヘ.考案の作用効果 本考案は上述したように、ロック部材の弾性変形部の弾
性復元力を補助する弾性手段を設けているので、ロック
動作時に弾性変形部の弾性復元力が常に十分に保持さ
れ、ロック力を保持し、常に安定した動作が可能とな
る。しかも、上記の弾性変形部と弾性手段の双方の弾性
力を利用したものであるから、それらの合成によって所
定の復元力を実現でき、従って各部分の設計が容易とな
り、組み立ても容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第11図は本考案の実施例を示すものであって、 第1図は8ミリビデオ用のテープカセットの要部断面図
(第3図のI-I線断面図)、 第2図は第3図のII-II線断面図、 第3図は同テープカセットの要部平面図(但し、上ハー
フは省略)、 第4図はロック部材のロック及びロック解除を示す、第
1図と同様の断面図、 第5図はロック部材の正面図、上面図及び左側面図、 第6図はロック部材を下ハーフに取り付けるときの状況
を示す断面図、 第7図はロック部材を下ハーフに固定したときの各サイ
ズ関係を説明するための断面図、 第8図は他の例による第6図と同様の断面図、 第9図(A)、第9図(B)は他の例によるロック部材
の支軸と軸受用凹部との組み合せを示す各概略図、 第10図、第11図は更に他の例によるロック部材の第1図
と同様の各断面図 である。 第12図〜第16図は従来例を示すものであって、 第12図は8ミリビデオ用のテープカセットの斜視図、 第13図は同テープカセットの一部断面平面図、 第14図は同テープカセットの要部断面図、 第15図は第14図のXV-XV線断面図、 第16図は同テープカセットの要部を分離して示す斜視図 である。 なお、図面に示した符号において、 1a……上ハーフ 1b……下ハーフ 2……磁気テープ 10……前蓋 11……前面板 12……側壁部 13……枢軸 15a……側壁前端部 17……捩じりばね 21……間隙 23……段付き傾斜面 40……ばね受け 41……ロック解除部材 56、86……ロック部材 60、90……係合爪 61、81……被押圧部 64……板ばね 67、97……被係合部 70……回動軸 71、91……凹部 80……支軸 82、87……アーム部 101……凹部 102……折曲部 103……弾性片 である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カセット本体の前面を開閉可能とする前蓋
    が前記カセット本体に取り付けられ、前記カセット本体
    の側壁部と前記前蓋の側壁部との間の間隙に前記前蓋の
    ロック部材が配され、かつ前記間隙に前記前蓋のロック
    解除部材が挿入されるように構成したテープカセットに
    おいて、ロック位置とロック解除位置との間でロック部
    を変位させる弾性変形部が前記ロック部材に設けられ、
    かつ、前記ロック位置への前記弾性変形部の弾性復元力
    を補助するための弾性手段が設けられていることを特徴
    とするテープカセット。
JP14323989U 1989-12-11 1989-12-11 テープカセット Expired - Lifetime JPH075593Y2 (ja)

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