JPH0755827Y2 - コネクタの結合構造 - Google Patents

コネクタの結合構造

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JPH0755827Y2
JPH0755827Y2 JP1990036881U JP3688190U JPH0755827Y2 JP H0755827 Y2 JPH0755827 Y2 JP H0755827Y2 JP 1990036881 U JP1990036881 U JP 1990036881U JP 3688190 U JP3688190 U JP 3688190U JP H0755827 Y2 JPH0755827 Y2 JP H0755827Y2
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JP
Japan
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cam
connector
connector housing
coupling
lever
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JP1990036881U
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真一 山田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、一方のコネクタハウジングの開口中空部に、
他方のコネクタハウジングの前半部分を嵌合して、両者
を結合接続するコネクタの結合構造に関するものであ
る。
「従来の技術」 コネクタの結合構造として、結合抵抗の大きい多極コネ
クタを小さい力で的確に結合する手段は、大別すると以
下の二様になる。
即ち、その一つは実開昭63-99788号公報に示されるもの
として、相互に結合する一対のコネクタハウジングの一
方に、支点外周にピニオン部を設けた回転レバーを取付
け、他方のコネクタハウジングに該ピニオン部とかみ合
うラック部を設け、その回転レバーをコネクタハウジン
グの結合方向と異なる方向に回すことによって、結合力
を増幅して小さい力でコネクタハウジングの結合をなす
回転レバー構造のものと、 他の一つは、コネクタハウジングの結合方向に進退する
結合ボルトによって一対のコネクタハウジングを締め付
け結合する結合ボルト構造のものがある。
「考案が解決しようとする課題」 前記の二様の従来手段は、いずれも小さい操作力によっ
て大きい結合力が生ずる低挿入力作用がある。しかし、
前者の回転レバー構造のものは、回転レバーの回転方向
がコネクタハウジングの結合方向と異なる上、一対のコ
ネクタハウジングを仮嵌合(両者を僅かに嵌合させた状
態)させた状態において、その回転レバーを回転操作す
る結合作業となるので、持ち替え動作が必要になって、
結合操作性に劣る難点がある。
従って、狭い場所でコネクタが目視確認できず、片手手
さぐりの結合作用が必要になる自動車用ワイヤハーネス
に適しないと共に、その回転レバーの回転空間がコネク
タ周辺に必要になるので、狭い周辺空間に制限されるケ
ースが多い自動車用コネクタとして適性に欠ける。
一方、後者の結合ボルト構造のものは、締め付けツール
によってそのボルトを緊締する作業が不可欠になるの
で、前者同様に結合作業性に劣ると共に、前記の手さぐ
り結合ができず、その上、結合ボルト用のスペースがコ
ネクタ周辺に必要となるので、自動車用ワイヤハーネス
のコネクタとして適用性に欠ける前者同様の難点があ
る。
本考案は、以上の従来手段の難点を解消するコネクタの
結合構造を提供するものである。
「課題を解決するための手段」 以上の技術課題を解決する本考案は 「一方のコネクタハウジングの開口中空部に、他方のコ
ネクタハウジングの前半部分を嵌合し、両者を結合接続
するコネクタにおいて、 一方のコネクタハウジングに「該コネクタハウジングと
同材の薄肉ヒンジを介して周壁外周に一体に連設される
と共に、該周壁外側に重なって閉鎖自在となり、かつ、
前半部分に対向するカム板を下方突設した結合レバー」
を設け、該カム板は「先端のカム始端からカム終端に向
かって前記ヒンジからの回転半径を漸減するカム溝」を
有すると共に、前記他方のコネクタハウジングの外側
に、前記カム板用のカム従節ピンが突設され、さらに、
前記開口中空部に、前記カム板を挿入スリットから入れ
るカム板ポケットが設けられ、前記薄肉ヒンジの保持力
によって、前記挿入スリットに下半部分を入れて、前記
結合レバーのカム溝始端が、前記カム従節ピンを受け入
れる前記結合レバーの反閉鎖状態の定常姿勢に保持可能
にした構造」を有し、その定常姿勢の結合レバーを押し
込み閉鎖し、前記カム溝に導かれたカム従節ピンを後方
へ移動させ、一対のコネクタハウジングを結合接続する
ように構成されている。
「作用」 以上の本考案のコネクタの結合構造は、一方のコネクタ
ハウジングに設けた結合レバーのカム溝に、他方のコネ
クタハウジングのカム従節ピンがかみ合い、結合レバー
の閉鎖操作によってカム従節ピンが後方へ導かれるの
で、その結合レバーの操作力が増幅されてカム従節ピン
に伝達され、コネクタハウジングは大きな結合力によっ
て結合接続される。
そして、その結合レバーは半閉鎖姿勢からカム従節ピン
の案内作動を行い、そのコネクタハウジングの外周に重
なるように閉鎖することによってコネクタの結合接続が
できるので、その操作は指先で抑えつけるのみで良く、
コネクタの結合操作が極めて簡便となり、狭い空間でコ
ネクタが目視確認できない場合でも、容易に片手手さぐ
りの結合ができる。そして、その回転レバーの操作スト
ロークが少ないので、コネクタ周辺に特別の操作空間の
必要もなく、指先が入り込める空間のみがあれば、その
結合作業が的確に行える特有の利点がある。さらに、前
記構成の本考案のコネクタの結合構造は、結合レバーを
回転自在に支承するヒンジが、薄肉(コネクタハウジン
グと同材の薄肉樹脂)ヒンジによって、コネクタハウジ
ングから結合レバーが飛び出した状態で成形され、しか
るのち、その薄肉ヒンジを折り曲げて結合レバーの下半
部分をコネクタハウジングに入れた前記の定常姿勢にな
すので、その薄肉ヒンジは、適量の曲げ剛性を有して、
その定常姿勢を保持することができる。即ち、前記の飛
び出し形状に形成した結合レバーを、コネクタハウジン
グ側へ押え付けて完全閉鎖姿勢になし、しかるのち、そ
の押え付けを離して自由状態になすと、強制曲げされた
薄肉ヒンジが若干の塑性曲げをなすと共に、若干の曲げ
剛性を残し、前記の定常姿勢に保持できる。
従って、その結合レバーをコネクタハウジングへ組付け
る作業が無用になると共に、コネクタハウジング単体状
態(結合前の状態)の結合レバーが、下半部分をコネク
タハウジングに入れた定常姿勢を保持するので、コネク
タハウジングの相互結合前の結合レバーの変形や破損の
おそれがなく、その上、その結合時には、前記のカム溝
とカム従節ピンが結合するように位置直しをする必要が
なく、結合レバーの形状が安定し、かつ、取扱いがし易
いと共に、その結合作業が極めてし易くなる。そして、
コネクタハウジングの結合後には、カム板部分がカム板
ポケットに収納されるので、コネクタ使用時の結合レバ
ーの保護が図れる。以上の特有作用がある。
「実施例」 以下、実施例に基づいて詳しく説明する。本考案一実施
例を示す第1図を参照して、雄端子3を収容した雄コネ
クタハウジング2(以下、雄ハウジング2という)の開
口中空部4に、雌端子(図示しない)を収容した雌コネ
クタハウジング1(以下、雌ハウジング1という)を嵌
合して結合接続するコネクタにおいて、 雄ハウジング2には、雄ハウジング2の後端近傍のヒン
ジ8を介して雄ハウジング2の外側に一体形成された回
転自在の板状の結合レバー5が設けられ、この結合レバ
ー5の前半部分の両側には、対向して下方に突き出す対
称形状の羽根状のカム板6A6Bが形成されると共に、その
カム板6A6Bの内側に、結合用のカム溝7が設けられてい
る。
即ち、ヒンジ8は雄ハウジング2と同材の樹脂を薄肉に
した薄肉ヒンジにして、雄ハウジング2に一体に形成さ
れている。そして、結合レバー5は、第1図(A)
(B)参照、図示点線のように、雄ハウジング2から飛
び出した形状に成形された後、ヒンジ8を折り曲げて、
その下半部分を挿入スリット17から入れて、結合レバー
5を雄ハウジング2に対して半閉鎖状態になした、図示
実線の定常姿勢を、ヒンジ8の曲げ剛性によって保持さ
せるようになっている。
そして、他方の雌ハウジング1の側方には、雄ハウジン
グ2の開口中空部4に嵌着する側方に、カム板6A6Bのカ
ム溝7にかみ合うカム従節ピン10が突設されており、雌
雄ハウジング1・2の前半を僅かに嵌合させた半嵌合状
態において、前記定常姿勢のカム板6A6Bのカム溝7のカ
ム始端12とカム従節ピン10がかみ合い、そのまま結合レ
バー5を押え込むと、カム溝7によってカム従節ピン10
が開口中空部4の後方へ引き込まれ、雌雄ハウジング1
・2が正常に接続結合するように構成されている。
詳しくは、第1図(B)〜(D)参照、結合レバー5の
カム溝7は、カム板6A6B先端のカム始端12とカム板6A6B
中間のカム終端13を有し、カム板6A6Bの内側に対称に形
成されると共に、結合レバー5の回転中心となるヒンジ
8からの距離が、カム始端12のR1からカム終端13のR2
向かって漸減するカム形状になっている。
そして、開口中空部4の内部には、挿入したカム板6A6B
を収容するカム板ポケット9が挿入スリット17の下方に
設けられ、さらに、そのカム板ポケット9の内側壁15が
雌ハウジング1を受け入れる嵌合部の周壁を形成すると
共に、内側壁15の上端が嵌着する雌ハウジング1のカム
従節ピン10の案内受部11となり、この案内受部11は溝状
をなして開口中空部4の入口から後方に伸設されてい
る。
そして、結合レバー5の前記定常姿勢のハーフセット
(第1図(B)(C)実線位置)の姿勢において、雌雄
ハウジング1・2の半嵌合状態で案内受部11の上に位置
するカム従節ピン10が、カム溝7のカム始端12とかみあ
う形状に形成されている。
そして、その半嵌合状態の結合レバー5を指先で押し込
むと、第2図(A)(B)参照、カム溝7にかみ合って
いるカム従節ピン10は、回転半径R(回転支点のヒンジ
8からの回転半径)がカム終端13の方向に漸減するカム
溝7に導かれて案内受部11の上を後方へ移動し、雌雄ハ
ウジング1・2が相互近接すると共に、結合レバー5が
雄ハウジング2の外周に接して倒れ込んだ閉鎖姿勢にな
るとカム従節ピン10がカム終端13に達して、ハウジング
は相互に正常嵌合して結合接続される。
なお、カム板6A6Bの先端近傍の外周に逆止爪16が設けら
れると共に、カム板ポケット9に逆止爪16とかみ合うス
トッパーピン14が突設されており、結合レバー5が前記
の最終姿勢なると、逆止爪16とストッパーピン14が「パ
チン」と係合し、結合レバー5の閉鎖姿勢が係止される
係止機構が設けられている。
以上の実施例のコネクタの結合構造は、ハーフセット姿
勢の結合レバー5を指先で押え込むのみで雌雄コネクタ
ハウジング1・2が結合接続されるので、狭い空間に高
密度に配設される自動車用ワイヤハーネスのコネクタに
極めて適し、手さぐり結合操作が可能になると共に、特
別の操作空間の必要もなく、コネクタ結合の操作性が従
来手段に比べて格段に向上し、前記の作用が充分に期待
できる。
なお、前記実施例の案内受部11は、カム従節ピン10の後
方移動を円滑にさせるために設けたもので、省略した
り、他の案内手段に変更できる。
「考案の効果」 以上の説明のとおり、本考案のコネクタの結合構造は、
優れた結合操作性を有すると共に、その操作用の特別空
間の必要がなく、狭い周辺空隙に高密度に配設されるワ
イヤハーネスのコネクタに極めて適し、自動車の組立ラ
イン・整備点検時におけるコネクタの操作性を特段に向
上する実用的効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案一実施例のコネクタの結合構造を示し、
(A)はその斜視図、(B)はその一方のコネクタハウ
ジングの斜視図、(C)は(B)のAA視横断面図、
(D)はその結合レバーの正面図、第2図(A)
(B):第1図実施例の作用状態を示す正面図 主な符号、1:雌コネクタハウジング、2:雄コネクタハウ
ジング、4:開口中空部、5:結合レバー、6A6B:カム板、
7:カム溝、8:ヒンジ、9:カム板ポケット、10:カム従節
ピン、11:案内受部、12:カム始端、13:カム終端

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方のコネクタハウジングの開口中空部
    に、他方のコネクタハウジングの前半部分を嵌合し、両
    者を結合接続するコネクタにおいて、一方のコネクタハ
    ウジングに「該コネクタハウジングと同材の薄肉ヒンジ
    を介して周壁外側に一体に連設されると共に、該周壁外
    側に重なって閉鎖自在となり、かつ、前半部分に対向す
    るカム板を下方突設した結合レバー」を設け、該カム板
    は「先端のカム始端からカム終端に向って前記ヒンジか
    らの回転半径を漸減するカム溝」を有すると共に、前記
    他方のコネクタハウジングの外側に、前記カム板用のカ
    ム従節ピンが突設され、さらに、前記開口中空部に、前
    記カム板を挿入スリットから入れるカム板ポケットが設
    けられ、前記薄肉ヒンジの保持力によって、前記挿入ス
    リットに下半部分を入れて、前記結合レバーのカム溝始
    端が、前記カム従節ピンを受け入れる前記結合レバーの
    半閉鎖状態の定常姿勢に保持可能にした構造を特徴とす
    るコネクタの結合構造。
JP1990036881U 1990-04-05 1990-04-05 コネクタの結合構造 Expired - Lifetime JPH0755827Y2 (ja)

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JPH03127784U JPH03127784U (ja) 1991-12-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3433432B2 (ja) * 1993-12-28 2003-08-04 矢崎総業株式会社 給電コネクタ
JP4521324B2 (ja) * 2005-06-27 2010-08-11 株式会社東海理化電機製作所 コネクタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0758630B2 (ja) * 1989-04-20 1995-06-21 矢崎総業株式会社 レバー結合式コネクタ

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