JPH0755362B2 - 射出スリーブ内面への粉状断熱剤の塗布装置 - Google Patents

射出スリーブ内面への粉状断熱剤の塗布装置

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JPH0755362B2
JPH0755362B2 JP1139909A JP13990989A JPH0755362B2 JP H0755362 B2 JPH0755362 B2 JP H0755362B2 JP 1139909 A JP1139909 A JP 1139909A JP 13990989 A JP13990989 A JP 13990989A JP H0755362 B2 JPH0755362 B2 JP H0755362B2
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JP
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heat insulating
insulating agent
injection
injection sleeve
powdery
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JP1139909A
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俊三 青山
秀 武田
勝美 坂本
八郎 土井
邦男 吉田
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Ahresty Corp
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Ahresty Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、ダイカストマシン等、射出スリーブ内に供給
した溶湯(溶融金属)を金型のキャビティ内へ射出充填
して鋳造するようにした鋳造装置において、その射出ス
リーブ内面に粉状断熱剤を塗布するための塗布装置に関
するものである。
<従来の技術> 射出スリーブ内に給湯された溶湯(溶融金属)は温度低
下が速く、給湯後素早く金型のキャビティ内へ射出充填
してやらないと部分的に凝固して充填不良や鋳肌欠陥を
生じる。かと言って、高速で射出すると射出スリーブ内
のガス(空気等)を巻込み、鋳巣やピンホールが多く発
生する。
従って、鋳肌欠陥や鋳巣にない高品質の製品を生産性良
く鋳造する上で、射出スリーブ内に給湯された溶湯をあ
る時間(金型のキャビティ内へ射出充填するまでの
間)、凝固しないように保持することは重要な要件とな
る。
そこで、射出スリーブ内の溶湯の凝固を防ぐ方法とし
て、従来次のようなことが考えられた。
射出スリーブの保温性の高いセラミックで成形する方
法。
ホットチャバン化する方法。
縦型射出をはじめとして、射出スリーブと溶湯との接
触をできるだけ少なくする方法。
射出スリーブを外部加熱する方法。
しかし乍ら、上記の方法は耐衝撃性に問題があり、現
段階では実用化されておらず、また上記の方法は亜鉛
など融点が低い溶湯では可能であるが、アルミニウムな
どの比較的融点の高い溶湯には実用化されていない。
又、上記の方法では実際的にほとんど効果がなく、上
記の方法は維持管理が難しく生産性が悪くなる等の不
具合がある。
そこで、本願発明者等は、射出スリーブの内面に粉状断
熱剤を塗布せしめることにより、射出スリーブ内に給湯
した溶湯を凝固しないように保温する方法を提案するも
のである。この際、射出スリーブの内面に粉状断熱剤を
塗布する場合に、エアー等のガスをキャリアとしたスプ
レー法や、ロージンバックのように粉状断熱剤を布袋内
に入れて摺り付けたり叩き付けて塗布する方法、或いは
静電気を利用した静電塗布法などが考えられるが、上記
スプレー法やロージンバック式では射出スリーブの内面
全体に粉状断熱剤をむらなく均一に塗布することが非常
に難しいだけでなく、非能率的で作業性が悪い。また、
静電塗布法による場合でも、予め帯電させた粉状断熱剤
を射出スリーブ内へ吹き込む方法では、粉状断熱剤を吹
き込む吹込口付近だけが密となり奥に行くに従って疎と
なり、射出スリーブの内面に均一に塗布するとが難しい
不具合がある。
<発明が解決しようとする課題> 本発明はこの様な不具合に鑑みてなされたものであり、
比較的簡単な構成でもって、射出スリーブの内面に粉状
断熱剤を容易に且つ確実にむらなく均一に静電塗布する
ことが出来る粉状断熱剤の塗布装置を提供せんとするも
のである。
<課題を解決するための手段>合斯る目的を達成する本
発明の射出スリーブ内面への粉状断熱剤の塗布装置は、
予め帯電させた粉状断熱剤を射出スリーブ内に吹き込む
ための断熱剤噴射機構と、該断熱剤噴射機構を射出スリ
ーブの内部へ出し入れ自在に搬送するための搬送機構と
で構成され、前記断熱剤噴射機構は予め帯電させた粉状
断熱剤を輸送するための供給ホースと、該供給ホースの
先端に取付けられるノズルとからなり、前記搬送機構は
前記断熱剤噴射機構の供給ホースを進退動自在に案内す
るガイドローラと、該ガイドローラを射出スリーブの射
出口直下にあって昇降自在に設置する昇降台とからな
り、前記断熱剤噴射機構のノズルを一旦射出スリーブ内
に挿入せしめ射出スリーブ内から引抜き移動させながら
前記ノズルから粉状断熱剤を噴射させて射出スリーブ内
に粉状断熱剤を静電塗布するようにした事を特徴とした
ものである。
<作用> 断熱剤噴出機構の供給ホースを射出スリーブ内から引抜
き移動させながら、同時に、断熱剤噴射機構のノズルか
ら、予め帯電させた粉状断熱剤を射出スリーブ内に噴射
すると、粉状断熱剤が静電気による吸着力でもって射出
スリーブの内面に断熱剤噴射機構の移動に伴って順次静
電塗布される。
<実施例> 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図中Aは周知のダイカストマシンを示し、固定盤1とそ
の固定盤1に取付けられた射出スリーブ2及び固定金型
3と、可動盤4に取付けられた可動金型5など従来と同
様に構成され、射出スリーブ2の注湯口6から供給した
溶湯(溶融金属)を固定金型3と可動金型5とで形成さ
れるキャビティ8内にプランジャチップ7でもって射出
充填することにより所望の製品を鋳造できるようになっ
ている。
そして、射出スリーブ2の内部に断熱剤噴射機構Bを搬
送機構Cでもって出し入れ自在に挿入搬送せしめ、断熱
剤噴射機構Bを射出スリーブ2内から引抜き移動させな
がら、同時に、当該断熱剤噴射機構Bから射出スリーブ
2内に、予め帯電させた粉状断熱剤を噴射させて、噴射
スリーブ2の内面に粉状断熱剤を静電塗布するものであ
る。
即ち、本発明に係る塗布装置は、予め帯電させた粉状断
熱剤を射出スリーブ2内に吹き込むための断熱剤噴射機
構Bと、その断熱剤噴射機構Bを射出スリーブ2の内部
へ出し入れ自在に搬送するための搬送機構Cとで構成さ
れる。
断熱剤噴射機構Bは、予め帯電させた粉状断熱剤を射出
スリーブ2まで輸送するための供給ホース9と、その供
給ホース9の先端に取付けられるディフェーザー(拡散
器)付きのノズル10とで構成され、供給ホース9の先端
部分を含めてノズル10を射出スリーブ2内に一旦挿入せ
しめて引抜き移動しながら、予め帯電させた粉状断熱剤
を射出スリーブ2内に噴射させるようにするものであ
る。
本発明に用いられる粉状断熱剤として、溶湯と非反応性
の粉体、詳しくは例えばボロンや滑石等の帯電性を有す
る粉体、或いは金属酸化物や金属硫化物,金属チッ化物
等の粉体、又はこれら粉体に樹脂粉を混合させた粉体な
どを挙げることができ、その中でも特に、射出スリーブ
2内面に対するプランジャチップ7の摺滑性を向上させ
る上で、粉体状態でもって自己潤滑性を有する粉体を使
用することが好ましい。
又、断熱剤噴射機構Bノズル10を射出スリーブ2の内部
へ出し入れ自在に搬送するための搬送機構Cは、断熱剤
噴射機構Bの供給ホース9を進退動自在に案内するガイ
ドローラ12と、このガイドローラ12を射出スリーブ2の
射出口2a直下にあって昇降自在に支持するための昇降台
11とで構成され、断熱剤噴射機構Bのノズル10を射出ス
リーブ2の射出口2aから射出スリーブ2内へ出し入れ自
在なるように構成する。
尚、断熱剤噴射機構Bの供給ホース9が射出スリーブ2
内で下方にだれないようにする為に、供給ホース9の先
端部分に、支持リング13を取付けたり(第1実施例)、
或いはブラシ様の支持体14を放射状に突設させる(第2
実施例)ことが好ましい。
而して、断熱剤噴射機構Bのノズル10を搬送機構Cでも
って射出スリーブ2内へ搬送挿入せしめ、然る後ノズル
10を射出スリーブ2から引抜き移動させながら、ノズル
10から予め帯電させた粉状断熱剤を噴射させる。する
と、粉状断熱剤が射出スリーブ2の内面に静電塗布さ
れ、第3図に示す如く、粉状断熱剤16と空隙17とからな
る断熱層18が形成される。
然る後、射出スリーブ1内に溶湯を給湯し、プランジャ
チップ7でもって金型のキャビティ8内に射出充填して
製品を鋳造する。従って、射出スリーブ2内面への粉状
断熱剤の塗布は一鋳造サイクル毎に行なわれるものであ
る。
<発明の効果> 本発明に係る射出スリーブ内面への粉状断熱剤の塗布装
置は斯様に構成したので、比較的簡単な構成でもって、
粉状断熱剤を射出スリーブの内面に容易且つ確実に、し
かもむらなく均一に静電塗布することが出来る。
よって、所期の目的を達成し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す一部切欠側面図、第
2図は本発明の第2実施例を示す一部切欠側面図、第3
図は射出スリーブの内面に粉状断熱剤を塗布した状態を
説明する模式図である。 図中 A:ダイカストマシン、B:断熱剤噴射機構 C:搬送機構、2:射出スリーブ 9:供給ホース、10:ノズル 11:昇降台、12:ガイドローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−99551(JP,A) 特開 昭61−20654(JP,A) 特公 昭53−9172(JP,B2) 特公 昭50−4611(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め帯電させた粉状断熱剤を射出スリーブ
    内に吹き込むための断熱剤噴射機構と、該断熱剤噴射機
    構を射出スリーブの内部へ出し入れ自在に搬送するため
    の搬送機とで構成され、前記断熱剤噴射機構は予め帯電
    させた粉状断熱剤を輸送するための供給ホースと、該供
    給ホースの先端に取付けられるノズルとからなり、前記
    搬送機構は前記断熱剤噴射機構の供給ホースを進退動自
    在に案内するガイドローラと、該ガイドローラを射出ス
    リープの射出口直下にあって昇降自在に設置する昇降台
    とからなり、前記断熱剤噴射機構のノズルを一旦射出ス
    リーブ内に挿入せしめ射出スリーブ内から引抜き移動さ
    せながら前記ノズルから粉状断熱剤を噴射させて射出ス
    リーブ内に粉状断熱剤を静電塗布するようにした事を特
    徴とする射出スリーブ内面への粉状断熱剤の塗布装置。
JP1139909A 1989-05-31 1989-05-31 射出スリーブ内面への粉状断熱剤の塗布装置 Expired - Lifetime JPH0755362B2 (ja)

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JP1139909A JPH0755362B2 (ja) 1989-05-31 1989-05-31 射出スリーブ内面への粉状断熱剤の塗布装置

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JPH035057A JPH035057A (ja) 1991-01-10
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JP1139909A Expired - Lifetime JPH0755362B2 (ja) 1989-05-31 1989-05-31 射出スリーブ内面への粉状断熱剤の塗布装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2242060C2 (de) * 1972-08-26 1974-09-26 Bergwerksverband Gmbh, 4300 Essen Betonspritzmaschine
JPS539172A (en) * 1976-07-13 1978-01-27 Seiko Instr & Electronics Ltd Crystal watch
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JPH0773782B2 (ja) * 1987-10-30 1995-08-09 株式会社アーレスティ 鋳造装置における射出スリーブ潤滑法

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