JPH0754789Y2 - 脱臭装置 - Google Patents

脱臭装置

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JPH0754789Y2
JPH0754789Y2 JP1989148312U JP14831289U JPH0754789Y2 JP H0754789 Y2 JPH0754789 Y2 JP H0754789Y2 JP 1989148312 U JP1989148312 U JP 1989148312U JP 14831289 U JP14831289 U JP 14831289U JP H0754789 Y2 JPH0754789 Y2 JP H0754789Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は脱臭装置、より詳細には冷凍冷蔵庫等の庫内に
配設される脱臭装置に関する。
従来の技術 従来この種の脱臭装置は、オゾン発生器及び脱臭触媒層
等から構成されており、このような脱臭装置の一例を第
2図に示す。脱臭装置20において、21は空気流入孔であ
って、この空気流入孔21より流入した悪臭成分を含んだ
空気は脱臭ファンモータ22を経てオゾン発生器23へと流
れる。脱臭ファンモータ22は、空気の流入排出をうなが
す脱臭ファン25を作動させるものである。またオゾン発
生器23は、オゾン発生基板23aとこのオゾン発生基板23a
に高圧を印加しオゾンを発生させる高圧発生器23bとか
ら構成されている。悪臭成分を含んだ空気はこの後脱臭
触媒層24を通り、脱臭ファン25によって空気排出孔25よ
り排出される。これら脱臭ファンモータ22、オゾン発生
器23、脱臭触媒層24、脱臭ファン25等により脱臭装置20
は構成され、悪臭成分を含んだ空気の脱臭が行われる。
すなわち、脱臭ファン25によって脱臭装置20内に取り込
まれた悪臭成分を含んだ空気は、オゾン発生器23より発
生したオゾンにより酸化分解される。この酸化分解作用
が脱臭触媒層24により促進され、脱臭された空気は、空
気排出孔26より排出される。
また、このような脱臭装置20を冷蔵室内へ冷気を供給す
る冷気循環経路内に設置することにより、脱臭装置20内
に悪臭成分を含んだ空気を取り込むための脱臭ファンモ
ータ22及び脱臭ファン25を省略し、安価な脱臭装置とな
したものも提案されている。
考案が解決しようとする課題 ところが上記した従来の脱臭装置20では、脱臭ファンモ
ータ22及び脱臭ファン25により騒音が起こるといった課
題があった。
また、冷気循環経路内に配設された脱臭装置において
は、脱臭装置内に流入する悪臭成分を含んだ空気の温度
が従来に比較して10〜20℃程度低下するため、脱臭触媒
層24及びオゾン発生器23から発生したオゾンによる悪臭
成分の酸化分解作用の効率が低下し脱臭効果が妨げられ
るといった課題があった。
さらに、脱臭触媒層24によりオゾンの分解率も極端に低
下するため、冷蔵室内にオゾンが流出し、冷蔵庫内部材
及び保存している食品等に悪影響を及ぼすといった課題
もあった。
本考案は上記した課題に鑑み考案されたものであって、
脱臭ファンモータ及び脱臭ファンを省略できながら、し
かも脱臭装置を冷気循環経路途中に配設する必要がな
く、オゾンの発生、分解を高効率で行い、脱臭を行うこ
とができる、小型で騒音の少ない脱臭装置を提供するこ
とを目的としている。
課題を解決するための手段 上記した目的を達成するために本考案に係る脱臭装置
は、高圧発生器に接続され、イオン風を発生させる二つ
の電極を備えるとともに脱臭触媒層が配設され、前記二
つの電極のうち風上側にあたる針状電極が、その先端か
ら負イオンを放出する針状のイオン化線と網目状に形成
された接続線とによって構成される一方、イオン風の風
下側にあたる電極と前記脱臭触媒層との一体化が図られ
ていることを特徴としている。
作用 上記した構成によれば、高圧発生器に接続された二つの
電極のうち風上側にあたる針状電極が、その先端から負
イオンを放出する針状のイオン化線と網目状に形成され
た接続線とによって構成されているので、流入した空気
は効率的にしかも流入箇所による差を生じることなく均
一にイオン化される。イオン化された空気は風下側にあ
たる電極へ向かって一定方向に流れるイオン風となるた
め、脱臭ファンを省略しても従来のように脱臭装置を冷
気循環経路内に配設する必要がなくなる。したがって、
脱臭装置内に流入する悪臭成分を含む空気の温度低下が
起こらないため、脱臭触媒層及びオゾンによる悪臭成分
の酸化分解作用が効率的に行なわれ無臭化がなされる。
また、脱臭ファンモータや脱臭ファンの省略により騒音
が発生ない。
また、電極と脱臭触媒層が一体化されることにより、流
入したイオン風(オゾン)は効率的にしかも流入箇所に
よる差を生じることなく均一に前記脱臭触媒層を通過
し、無臭化がなされる。また、脱臭装置を構成する部品
点数は減り小型化が図られる。
脱臭装置内において、脱臭触媒層がイオン風の風下側に
配設されることによって、脱臭触媒層におけるオゾンの
分解は促進され、庫内へのオゾンの流出が阻止される。
実施例 以下本考案に係る脱臭装置の一実施例を図面に基づいて
説明する。なお従来例と同一機能を有する構成部品には
同一の符号を付すこととする。
第1図は本実施例に係る脱臭装置の概略を示す斜視図で
ある。
脱臭装置10において、11は空気流入孔で、この空気流入
孔11より流入した悪臭成分を含んだ空気を先ず針状電極
12へ流れる。該針状電極12はその先端から負イオンを放
出する針状のイオン化線12aと網目状に形成された接続
線12bより構成されている。針状電極12を通過した上記
悪臭成分を含んだ空気は、次に対向電極兼脱臭触媒層13
へと流れ込む。この対向電極兼脱臭触媒層13は対向電極
13aと脱臭触媒槽13bより構成されている。該脱臭触媒層
13bはチタニアシリカと二酸化マンガンの混合物等によ
り構成され、目の細かいハニカム状に形成されている。
対向電極13aは上記のように構成された脱臭触媒層13bの
針状電極12に対向する側に導電性物質が連続的に蒸着さ
せられるかあるいは塗布されること等によって形成され
ている。このような構成の対向電極兼脱臭触媒層13を通
過することにより無臭化された上記悪臭成分を含んだ空
気はこの後空気排出孔14より排出される。
また脱臭装置10の最下層には高圧発生器15が配設されて
おり、このように高圧発生器15が空気流通経路外に配設
されていることにより、脱臭装置10内における空気の流
れが非常にスムーズとなる。上記高圧発生器15は針状電
極12と対向電極13aにそれぞれ接続されている。
このように構成された脱臭装置10において、本実施例で
はまず高圧発生器15によって針状電極12と対向電極13a
に直流の高電圧(例えば約6kv)を印加する。この高電
圧印加により針状電極12は負に帯電し、針状のイオン化
線12aの周囲はプラズマ状となる。一方対向電極13aは正
に帯電する。そして針状電極12の周囲の空気は負イオン
となり、正に帯電し対向電極13aに向かって移動する。
したがって、空気の有する粘性により、上記負イオンの
流れとともに周囲の空気も引っ張られ、その結果針状電
極12から対向電極兼脱臭触媒層13へと一定方向に流れる
イオン風が発生する。
またこのイオン風の発生と同時に、針状電極12と対向電
極13aとの間では直流の高電圧印加による放電が起こり
オゾンが発生する。
すなわち、空気流入孔11より流入した悪臭成分を含んだ
空気は、針状電極12を経た後、上記オゾンとともにイオ
ン風によって対向電極兼脱臭触媒層13へと運ばれる。そ
して空気中の悪臭成分はオゾンと該オゾンにより活性化
された脱臭触媒層13bによって、酸化分解され無臭化さ
れて空気排出孔14より排出される。
上記したように脱臭装置10は流入した空気を効率的にし
かも流入箇所による差を生じることなく均一にイオン化
することができる。また、イオン風を自己発生させるの
で、従来のように冷気循環経路途中に配設する必要がな
い。したがって、脱臭装置10内に流入する悪臭成分を含
んだ空気の温度低下を招くことなく、前記悪臭成分を脱
臭触媒層13bにおいて、オゾンによって効率よく酸化分
解し無臭化することができる。
またオゾンの発生はイオン風の発生と常に同期している
ので、オゾンは逆流することなく脱臭触媒層13bに運ば
れる。したがって、脱臭触媒層13bにおいて、オゾンも
また効率よく分解されるため、オゾンの冷蔵室への流出
は阻止され、オゾンによる冷蔵室内部材及び保存してい
る食品等への悪影響を防ぐことができる。
さらに脱臭装置10は脱臭ファンモータ22及び脱臭ファン
25が省略されているので、これら脱臭ファンモータ22及
び脱臭ファン25による騒音を防ぐことができ、しかも低
コストで脱臭装置を生産することができる。
また、対向電極13aと脱臭触媒層13bとが一体化されるこ
とにより、流入したイオン風(オゾン)を、効率的にし
かも流入箇所による差を生じることなく均一に脱臭触媒
層13bを通過させ、無臭化することができ、前記一体化
により部品点数が減ったことによって脱臭装置10をより
小型化することができ、冷蔵室内の有効利用を図ること
ができる。
尚、本考案は上記実施例に限定されることはなく、要旨
を逸脱しない範囲において変更可能である。例えば、針
状電極12と対向電極13aとの間に印加する高電圧につい
ても、6kvに限定されるものではなく、効率よくイオン
風とオゾンを発生させることができる電圧であればよ
い。
また、脱臭触媒層における対向電極の形成は、上記以外
にも対向電極が脱臭触媒層内部に埋め込まれていてもよ
い。
考案の効果 以上の説明により明らかなように、本考案に係る脱臭装
置にあっては、高圧発生器に接続され、イオン風を発生
させる二つの電極を備えるとともに脱臭触媒層が配設さ
れ、前記二つの電極のうち風上側にあたる針状電極が、
その先端から負イオンを放出する針状のイオン化線と網
目状に形成された接続線とによって構成される一方、イ
オン風の風下側にあたる電極と前記脱臭触媒層との一体
化が図られているので、流入した空気を効率的にしかも
流入箇所による差を生じることなく均一にイオン化し、
無臭化することができる。また、脱臭ファンモータ及び
脱臭ファンを省略することができ、騒音の少ない低コス
トの脱臭装置を得ることができる。
また、オゾンの逆流を防ぐことによって、オゾンの冷蔵
室内への流出を阻止することができる。
さらに対向電極と脱臭触媒層との一体化により、流入し
たイオン風を、効率的にしかも流入箇所による差を生じ
ることなく均一に前記脱臭触媒層を通過させ、無臭化す
ることができ、前記一体化により部品点数を削減して前
記脱臭装置をより小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る脱臭装置の概略を示す斜視図、第
2図は従来の脱臭装置を示す部分断面図である。 10……脱臭装置 12……針状電極(電極) 13a……対向電極(電極) 13b……脱臭触媒層 15……高圧発生器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷凍冷蔵庫等の庫内に配設される脱臭装置
    において、高圧発生器に接続され、イオン風を発生させ
    る二つの電極を備えるとともに脱臭触媒層が配設され、
    前記二つの電極のうち風上側にあたる針状電極が、その
    先端から負イオンを放出する針状のイオン化線と網目状
    に形成された接続線とによって構成される一方、イオン
    風の風下側にあたる電極と前記脱臭触媒層との一体化が
    図られていることを特徴とする脱臭装置。
JP1989148312U 1989-12-22 1989-12-22 脱臭装置 Expired - Fee Related JPH0754789Y2 (ja)

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