JPH07305883A - 加湿装置 - Google Patents

加湿装置

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Publication number
JPH07305883A
JPH07305883A JP6097267A JP9726794A JPH07305883A JP H07305883 A JPH07305883 A JP H07305883A JP 6097267 A JP6097267 A JP 6097267A JP 9726794 A JP9726794 A JP 9726794A JP H07305883 A JPH07305883 A JP H07305883A
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JP
Japan
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electrode
air flow
air
humidity
high voltage
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Application number
JP6097267A
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English (en)
Inventor
Eiko Maki
詠子 牧
Noriko Fujita
典子 藤田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は室内空気の乾燥を防止するために使
用される加湿装置において、その加湿量を増加させ、さ
らに加湿量を制御することを目的としている。 【構成】 加湿エレメント1と、加湿エレメント1に給
水するための給水装置2と、被加湿空気の空気流3の入
口側に配置された複数の電極5と、電極5と接触せず空
気流3を遮断しない形状の対極6aと、電極5に高電圧
を印加して空気流3と同方向のイオン風8を発生させる
高電圧発生装置7と、被加湿空気の湿度を検知する湿度
センサー9と、湿度センサー9からの出力に応じてイオ
ン風8を発生させる電極5の本数を制御する電極本数制
御装置10から構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和装置等におい
て室内空気の乾燥を防止するために使用される加湿装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、室内環境の快適性の面から、相対
湿度40〜60%といわれる適正湿度の保持が必要とな
り、ますます小型で加湿能力の大きい加湿装置、また加
湿量が制御できる加湿装置に対する要望が高まってい
る。
【0003】従来、この種の加湿装置としては特開平1
−102227号公報等に示されているものがある。
【0004】以下、図面を参照しながら上記従来の加湿
装置を説明する。図9は、従来の加湿装置の縦断面図で
ある。図10は、従来の加湿装置の斜視図である。図9
および図10において、1は吸水性多孔質材料からなる
複数個併設された加湿エレメント、2は加湿エレメント
1に給水するための給水装置である。3は被加湿空気の
空気流、4はドレンパンである。
【0005】以上のように構成された加湿装置につい
て、以下その動作を説明する。まず、加湿エレメント1
に対して給水装置2より水を供給し、加湿エレメント1
全体に水が保持された状態になる。そして、複数個併設
された加湿エレメント1の間を通過する空気流3が持つ
熱で、加湿エレメント1が保持している水が気化熱を得
て、自然蒸発することにより空気流3が加湿されるもの
である。一方、蒸発しきれず滴下した水はドレンパン4
により回収される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、加湿量が被加湿空気の温湿度状態に大き
く依存するため、被加湿空気の温度が低い場合および湿
度が高い場合などは必要とされる加湿量に対し、加湿量
が不足するという欠点があった。
【0007】本発明は従来の課題を解決するもので、被
加湿空気の温湿度状態に大きく依存しない、十分な加湿
量を確保できる加湿装置を提供することを目的とする。
【0008】また、上記従来の構成では、加湿量が被加
湿空気の温湿度状態に大きく依存するため、加湿量が自
在に制御できないという欠点もあった。
【0009】本発明の他の目的は、加湿量を制御できる
加湿装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の加湿装置は、被加湿空気の空気流の入口側に配
置された複数の電極と、前記電極と直接接触せず空気流
を遮らない形状の対極と、前記電極に高電圧を印加して
前記空気流と同方向のイオン風を発生させる高電圧発生
装置と、前記被加湿空気の湿度を検知する湿度センサー
と、前記湿度センサーからの出力に応じて低湿度時にイ
オン風を発生する電極本数を増加させ高湿度時に電極本
数を減少させる電極本数制御装置を備えた構成となって
いる。
【0011】また、本発明の加湿装置は、被加湿空気の
空気流の入口側に配置された電極と、前記電極と直接接
触せず空気流を遮らない形状の対極と、前記電極に高電
圧を印加して前記空気流と同方向のイオン風を発生させ
る高電圧発生装置と、前記被加湿空気の湿度を検知する
湿度センサーと、前記湿度センサーからの出力に応じて
低湿度時に前記電極と前記対極間の距離を減少させ高湿
度時に前記距離を増加させる電極−対極間距離制御装置
を備えた構成となっている。
【0012】さらに、本発明の加湿装置は、被加湿空気
の空気流の入口側に配置された電極と、前記電極と直接
接触せず前記電極と前記加湿エレメントの間に入るよう
に配置されオゾン分解機能を持ち空気流を遮らない形状
の対極と、前記電極に高電圧を印加して前記空気流と同
方向のイオン風を発生させる高電圧発生装置を備えた構
成となっている。
【0013】また、さらに、本発明の加湿装置は、被加
湿空気の空気流の入口側に配置された電極と、前記電極
と直接接触せず前記電極との間に前記加湿エレメントが
入るように配置されオゾン分解機能を持ち空気流を遮ら
ない形状の対極と、前記電極に高電圧を印加して前記空
気流と同方向のイオン風を発生させる高電圧発生装置を
備えた構成となっている。
【0014】
【作用】本発明の加湿装置は、被加湿空気の空気流の入
口側に配置された複数の電極と、前記電極と直接接触せ
ず空気流を遮らない形状の対極と、前記電極に高電圧を
印加して前記空気流と同方向のイオン風を発生させる高
電圧発生装置と、前記被加湿空気の湿度を検知する湿度
センサーと、前記湿度センサーからの出力に応じて低湿
度時にイオン風を発生する電極本数を増加させ高湿度時
に電極本数を減少させる電極本数制御装置を備えている
ので、加湿量を増加させることができるだけでなく、イ
オン風の風速、すなわち前記加湿エレメントを通過する
前記空気流の風速および前記加湿エレメントにイオン風
を付与する面積を制御することにより、加湿量を制御す
ることができる。
【0015】また、被加湿空気の空気流の入口側に配置
された電極と、前記電極と直接接触せず空気流を遮らな
い形状の対極と、前記電極に高電圧を印加して前記空気
流と同方向のイオン風を発生させる高電圧発生装置と、
前記被加湿空気の湿度を検知する湿度センサーと、前記
湿度センサーからの出力に応じて低湿度時に前記電極と
前記対極間の距離を減少させ高湿度時に前記距離を増加
させる電極−対極間距離制御装置を備えているので、加
湿量を増加させることができるだけでなく、被加湿空気
の湿度状態に応じ前記イオン風の風速、すなわち前記加
湿エレメントを通過する前記空気流の風速を制御するこ
とにより、加湿量を制御することができる。
【0016】さらに、被加湿空気の空気流の入口側に配
置された電極と、前記電極と直接接触せず前記電極と前
記加湿エレメントとの間に入るように配置されオゾン分
解機能を持ち空気流を遮らない形状の対極と、前記電極
に高電圧を印加して前記空気流と同方向のイオン風を発
生させる高電圧発生装置を備えているので、イオン風に
より加湿エレメントを通過する空気流の風速、すなわち
加湿量を増加させることができるだけでなく、電極より
発生したオゾンが空気流に付加されることにより空気流
を脱臭・殺菌することができ、かつ余分のオゾンを除去
するので居住者のオゾン臭による不快感や健康への悪影
響を防ぐことができる。
【0017】また、さらに、被加湿空気の空気流の入口
側に配置された電極と、前記電極と直接接触せず前記電
極との間に前記加湿エレメントが入るように配置されオ
ゾン分解機能を持ち空気流を遮らない形状の対極と、前
記電極に高電圧を印加して前記空気流と同方向のイオン
風を発生させる高電圧発生装置を備えているので、イオ
ン風により加湿エレメントを通過する空気流の風速、す
なわち加湿量を増加させることができ、さらに電極より
発生したオゾンが空気流に付加されることにより空気流
を脱臭・殺菌することができるだけでなく、オゾンが付
加された空気流が通過するため加湿エレメントに細菌が
繁殖することを防ぐことができ、かつ余分のオゾンを除
去するので居住者のオゾン臭による不快感や健康への悪
影響を防ぐことができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明による加湿装置の第1の実施例
について、図面を参照しながら説明する。なお、従来と
同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省
略する。
【0019】図1は、本発明の第1の実施例による加湿
装置の縦断面図である。図2は、同実施例における加湿
量制御ブロック図である。図3は、同実施例における加
湿量制御方法を示すフローチャートである。
【0020】図1において、5は被加湿空気の空気流3
の入口側に配置された電極、6aは電極5と直接接触せ
ず空気流3を遮らない形状の対極で、例えば、網状また
は格子状、ワイヤー状等の形状の対極が使用できる。7
は電極5に高電圧を印加する高電圧発生装置、8は電極
5から対極6aに向かって発生するイオン風、9は被加
湿空気の湿度を検知する湿度センサー、10は湿度セン
サー9の出力をもとに高電圧を印加する電極5の本数を
制御する電極本数制御装置である。電極本数制御装置1
0は、図2に示すように、湿度センサー9が検出した湿
度と設定された湿度を比較する演算部11と、高電圧を
印加する電極5の本数を切り替える切替部12と、切替
部12を制御する電極本数制御部13よりなっている。
【0021】以上のように構成された加湿装置につい
て、以下その動作をフローチャートを用いて説明する。
【0022】まず、加湿エレメント1に対して給水装置
2より水を供給し、加湿エレメント1全体に水が保持さ
れた状態になる。そして、複数個併設された加湿エレメ
ント1の間を通過する空気流3が持つ熱で、加湿エレメ
ント1が保持している水が気化熱を得て蒸発する。
【0023】ここで、高電圧発生装置7により電極5に
高電圧を印加し、電極5から対極6aへ向けて空気流3
と同方向のイオン風8を発生させる(ステップ1)。こ
の結果、加湿エレメント1を通過する空気流3の風速が
増加することとなる。一般的に、加湿エレメント1を通
過する空気流3の風速が増加するに伴い、加湿量も増加
するという関係があるため(発明者が行った実験では加
湿量は風速の0.7乗に比例する)、空気流3の風速が増
加することにより加湿量を増加させることができる。
【0024】ここで、被加湿空気の湿度hを湿度センサ
ー9により検知し(ステップ2)、演算部11において
設定湿度Hと比較し(ステップ3)、H>hであるとき
(ステップ4をYES側に分岐)、電極本数制御部13
の切替部12により高電圧を印加する電極5の本数を増
加させる(ステップ6)。
【0025】その結果、イオン風8を発生させる電極5
の本数が増加する。そこで、電極5から発生するイオン
風8の風速が増加し、加湿エレメント1を通過する空気
流3の風速がさらに増加することとなる。また、加湿エ
レメント1にイオン風8が付与される面積がさらに増加
することとなる。従って、加湿量をさらに増加させるこ
とができる。
【0026】また、H<hであるとき(ステップ5をY
ES側に分岐)、電極本数制御部13の切替部12によ
り高電圧を印加する電極5の本数を減少させる(ステッ
プ7)。この結果、イオン風8を発生させる電極5の本
数が減少し、電極5から発生するイオン風8の風速が減
少し、加湿エレメント1を通過する空気流3の風速が減
少することとなり、また、加湿エレメント1にイオン風
8が付与される面積が減少することとなる。従って、加
湿量を減少させることができる。
【0027】以上のように本実施例の加湿装置は、被加
湿空気の空気流3の入口側に配置された複数の電極5
と、電極5と直接接触せず空気流3を遮らない形状の対
極6aと、電極5に高電圧を印加して空気流3と同方向
のイオン風8を発生させる高電圧発生装置7と、被加湿
空気の湿度を検知する湿度センサー9と、湿度センサー
9からの出力に応じて高電圧を印加する電極5の本数を
制御する電極本数制御装置10を備えているので、加湿
量を増加させることができるだけでなく、被加湿空気の
状態に応じイオン風8を発生する電極5の本数を制御す
ることにより、イオン風8の風速、すなわち加湿エレメ
ント1を通過する空気流3の風速および加湿エレメント
1にイオン風8を付与する面積を制御することができ、
加湿量を制御することができる。
【0028】次に、加湿装置の第2の実施例について、
図面を参照しながら説明する。なお、第1の実施例と同
一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略
する。
【0029】図4は、本発明の第2の実施例による加湿
装置の縦断面図である。図5は、同実施例における加湿
量制御ブロック図である。図6は、同実施例における加
湿量制御方法を示すフローチャートである。
【0030】図4において、14は湿度センサー9の出
力をもとに電極5と対極6a間の距離を制御する電極−
対極間距離制御装置である。電極−対極間距離制御装置
14は、図5に示すように、湿度センサー9が検出した
湿度と設定された湿度を比較する演算部15と、対極6
aを移動させるモータ16と、モータ16を制御して電
極5と対極6a間の距離を制御する電極−対極間距離制
御部17よりなっている。
【0031】以上のように構成された加湿装置につい
て、以下その動作を図6のフローチャートを用いて説明
する。
【0032】高電圧発生装置7により電極5に高電圧を
印加し、空気流3と同方向のイオン風8を発生させ(ス
テップ11)、空気流3の風速を増加させることにより
加湿量を増加させることができる。
【0033】ここで、被加湿空気の湿度hを湿度センサ
ー9により検知し(ステップ12)、演算部15におい
て設定湿度Hと比較し(ステップ13)、H>hである
とき(ステップ14をYES側に分岐)、電極−対極間
距離制御部17のモータ16により電極5と対極6a間
の距離を減少させる(ステップ16)。
【0034】一般的に、電極−対極間距離が減少するに
伴い、イオン風8の風速が増加するという関係があるた
め(発明者が行った実験では、風速は距離の0.5乗に反
比例する)、電極5と対極6a間の距離が減少すること
により電極5から発生するイオン風8の風速、すなわち
加湿エレメント1を通過する空気流3の風速がさらに増
加することとなる。従って、加湿量をさらに増加させる
ことができる。
【0035】また、H<hであるとき(ステップ15を
YES側に分岐)、電極−対極間距離制御部17のモー
タ16により電極5と対極6a間の距離を増加させる
(ステップ17)。この結果、電極5と対極6aの距離
が増加することにより電極5から発生するイオン風8の
風速が減少し、加湿エレメント1を通過する空気流3の
風速が減少することとなる。従って、加湿量を減少させ
ることができる。
【0036】以上のように本実施例の加湿装置は、被加
湿空気の空気流3の入口側に配置された電極5と、電極
5と直接接触せず空気流3を遮らない形状の対極6a
と、電極5に高電圧を印加して空気流3と同方向のイオ
ン風8を発生させる高電圧発生装置7と、被加湿空気の
湿度を検知する湿度センサー9と、前記湿度センサー9
からの出力に応じて電極5と対極6aの距離を制御する
電極−対極間距離制御装置14を備えているので、加湿
量を増加させるだけでなく、被加湿空気の状態に応じイ
オン風8の風速、すなわち加湿エレメント1を通過する
空気流3の風速を制御することにより、加湿量を制御す
ることができる。
【0037】次に、加湿装置の第3の実施例について、
図面を参照しながら説明する。なお、第1、第2の実施
例と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明
を省略する。
【0038】図7は、本発明の第3の実施例による加湿
装置の縦断面図である。図7において、6bは電極5と
直接接触せず電極5と加湿エレメント1との間に入るよ
うに配置されオゾン分解機能を持ち空気流3を遮らない
形状の対極で、好ましくは、例えば活性炭、ゼオライ
ト、二酸化マンガン、酸化チタン等の触媒を、1種また
は複数種組み合わせ、添着することによりオゾン分解機
能を持たせたものである。また、対極6bには、例え
ば、網状または格子状、ワイヤー状等の形状の対極が使
用できる。
【0039】以上のように構成された加湿装置につい
て、以下その動作を説明する。高電圧発生装置7により
電極5に高電圧を印加し、空気流3と同方向のイオン風
8を発生させ、空気流3の風速を増加させる。ここで、
電極5に高電圧を印加することによりコロナ放電が起こ
り、イオン風8と共にオゾンが発生し空気流3に付加さ
れる。そして空気流3中の臭い物質がオゾンにより酸化
分解されるために空気流3を脱臭することができる。ま
た、オゾンの殺菌効果により空気流3を殺菌することが
できる。オゾンを付加された空気流3がオゾン分解機能
を持つ対極6bを通過することにより、余分なオゾンが
除去されるので居住者のオゾン臭による不快感や健康へ
の悪影響を防ぐことができる。
【0040】以上のように本実施例の加湿装置は、被加
湿空気の空気流3の入口側に配置された電極5と、電極
5と直接接触せず電極5と加湿エレメント1との間に入
るように配置されオゾン分解機能を持ち空気流3を遮ら
ない形状の対極6bと、電極5に高電圧を印加して空気
流3と同方向のイオン風8を発生させる高電圧発生装置
7を備えているので、イオン風8により加湿エレメント
1を通過する空気流8の風速が増加し、加湿量を増加さ
せるだけでなく、電極5より発生したオゾンが空気流3
に付加されることにより空気流3を脱臭・殺菌すること
ができ、かつ、余分なオゾンを除去するので居住者のオ
ゾン臭による不快感や健康への悪影響を防ぐことができ
る。
【0041】次に、加湿装置の第4の実施例について、
図面を参照しながら説明する。なお、第1、第2、第3
の実施例と同一構成については、同一符号を付して詳細
な説明を省略する。
【0042】図8は、本発明の第4の実施例による加湿
装置の縦断面図である。図8において、6cは電極5と
直接接触せず電極5との間に加湿エレメント1が入るよ
うに配置されオゾン分解機能を持ち空気流3を遮らない
形状の対極で、好ましくは、例えば活性炭、ゼオライ
ト、二酸化マンガン、酸化チタン等の触媒を、1種また
は複数種組み合わせ、添着することによりオゾン分解機
能を持たせたものである。また、対極6cには、例え
ば、網状または格子状、ワイヤー状等の形状の対極が使
用できる。
【0043】以上のように構成された加湿装置につい
て、以下その動作を説明する。高電圧発生装置7により
電極5に高電圧を印加し、空気流3と同方向のイオン風
8を発生させ、空気流3の風速を増加させる。ここで、
電極5からイオン風8と共にオゾンが発生し空気流3に
付加される。そのため、空気流3中の臭い物質がオゾン
により酸化分解されるために空気流3を脱臭することが
できる。また、オゾンの殺菌効果により空気流3を殺菌
することができる。さらに、オゾンを付加された空気流
3が加湿エレメント1をも通過するため、加湿エレメン
ト1が殺菌され、細菌の繁殖を防ぐことができる。ま
た、オゾンを付加された空気流3がオゾン分解機能を持
つ対極6cを通過することにより、余分なオゾンを除去
するので居住者のオゾン臭による不快感や健康への悪影
響を防ぐことができる。
【0044】以上のように本実施例の加湿装置は、被加
湿空気の空気流3の入口側に配置された電極5と、電極
5と直接接触せず電極5との間に加湿エレメント1が入
るように配置されオゾン分解機能を持ち空気流3を遮ら
ない形状の対極6cと、電極5に高電圧を印加して空気
流3と同方向のイオン風8を発生させる高電圧発生装置
7を備えているので、イオン風8により加湿エレメント
1を通過する空気流3の風速、すなわち加湿量を増加さ
せることができ、かつ、電極5より発生したオゾンが空
気流3に付加されるため空気流3を脱臭・殺菌すること
ができるだけでなく、オゾンが付加された空気流3が加
湿エレメント1をも通過するため加湿エレメント1に細
菌が繁殖することを防ぐことができ、かつ余分のオゾン
を除去するので居住者のオゾン臭による不快感や健康へ
の悪影響を防ぐことができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、加湿エレ
メントと、加湿エレメントに給水するための給水装置か
ら構成された加湿装置において、被加湿空気の空気流の
入口側に配置された電極と、前記電極と直接接触せず空
気流を遮らない形状の対極と、前記電極に高電圧を印加
して前記空気流と同方向のイオン風を発生させる高電圧
発生装置と、被加湿空気の湿度を検知する湿度センサー
と、前記湿度センサーからの出力に応じて低湿度時にイ
オン風を発生する電極本数を増加させ高湿度時に電極本
数を減少させる電極本数制御装置を備えているので、加
湿量を増加させることができるだけでなく、被加湿空気
の湿度状態に応じ、イオン風の風速、すなわち前記加湿
エレメントを通過する前記空気流の風速および前記加湿
エレメントにイオン風を付与する面積を制御して加湿量
を制御することができる。
【0046】また、本発明は、加湿エレメントと、加湿
エレメントに給水するための給水装置から構成された加
湿装置において、被加湿空気の空気流の入口側に配置さ
れた電極と、前記電極と直接接触せず空気流を遮らない
形状の対極と、前記電極に高電圧を印加して前記空気流
と同方向のイオン風を発生させる高電圧発生装置と、前
記被加湿空気の湿度を検知する湿度センサーと、前記湿
度センサーからの出力に応じて低湿度時に前記電極と前
記対極間の距離を減少させ高湿度時に前記距離を増加さ
せる電極−対極間距離制御装置を備えているので、加湿
量を増加させるだけでなく、被加湿空気の状態に応じイ
オン風の風速すなわち前記加湿エレメントを通過する前
記空気流の風速を制御することにより加湿量を制御する
ことができる。
【0047】さらに、本発明は、加湿エレメントと、加
湿エレメントに給水するための給水装置から構成された
加湿装置において、被加湿空気の空気流の入口側に配置
された電極と、前記電極と直接接触せず前記電極と前記
加湿エレメントとの間に入るように配置されオゾン分解
機能を持ち空気流を遮らない形状の対極と、前記電極に
高電圧を印加して前記空気流と同方向のイオン風を発生
させる高電圧発生装置を備えているので、イオン風によ
り加湿エレメントを通過する空気流の風速すなわち加湿
量を増加させることができるだけでなく、電極より発生
したオゾンが空気流に付加されるので空気流を脱臭・殺
菌することができ、かつ余分のオゾンを除去するので居
住者のオゾン臭による不快感や健康への悪影響を防ぐこ
とができる。
【0048】また、さらに、本発明は、加湿エレメント
と、加湿エレメントに給水するための給水装置から構成
された加湿装置において、被加湿空気の空気流の入口側
に配置された電極と、前記電極と直接接触せず前記電極
との間に前記加湿エレメントが入るように配置されオゾ
ン分解機能を持ち空気流を遮らない形状の対極と、前記
電極に高電圧を印加して前記空気流と同方向のイオン風
を発生させる高電圧発生装置を備えているので、イオン
風により加湿エレメントを通過する空気流の風速すなわ
ち加湿量を増加させることができ、電極より発生したオ
ゾンが空気流に付加されるので空気流を脱臭・殺菌する
ことができるだけでなく、オゾンが付加された空気流が
前記加湿エレメントをも通過するため加湿エレメントに
細菌が繁殖することを防ぐことができ、かつ余分のオゾ
ンを除去するので居住者のオゾン臭による不快感や健康
への悪影響を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による加湿装置の第1の実施例の縦断面
【図2】同実施例における加湿量の制御ブロック図
【図3】同実施例における加湿量制御方法を示すフロー
チャート
【図4】本発明による加湿装置の第2の実施例の縦断面
【図5】同実施例における加湿量の制御ブロック図
【図6】同実施例における加湿量制御方法を示すフロー
チャート
【図7】本発明による加湿装置の第3の実施例の縦断面
【図8】本発明による加湿装置の第4の実施例の縦断面
【図9】従来の加湿装置の縦断面図
【図10】従来の加湿装置の斜視図
【符号の説明】
1 加湿エレメント 2 給水装置 3 空気流 4 ドレンパン 5 電極 6a,6b,6c 対極 7 高電圧発生装置 8 イオン風 9 湿度センサー 10 電極本数制御装置 14 電極−対極間距離制御装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加湿エレメントと、加湿エレメントに水
    を供給する給水装置と、被加湿空気の空気流の入口側に
    配置された複数の電極と、前記電極と直接接触せず空気
    流を遮らない形状の対極と、前記電極に高電圧を印加し
    て前記空気流と同方向のイオン風を発生させる高電圧発
    生装置と、前記被加湿空気の湿度を検知する湿度センサ
    ーと、前記湿度センサーからの出力に応じて低湿度時に
    イオン風を発生する電極本数を増加させ高湿度時に電極
    本数を減少させる電極本数制御装置とを備えたことを特
    徴とする加湿装置。
  2. 【請求項2】 対極の形状を網状としたことを特徴とす
    る請求項第1記載の加湿装置。
  3. 【請求項3】 加湿エレメントと、加湿エレメントに水
    を供給する給水装置と、被加湿空気の空気流の入口側に
    配置された電極と、前記電極と直接接触せず空気流を遮
    らない形状の対極と、前記電極に高電圧を印加して前記
    空気流と同方向のイオン風を発生させる高電圧発生装置
    と、前記被加湿空気の湿度を検知する湿度センサーと、
    前記湿度センサーからの出力に応じて低湿度時に前記電
    極と前記対極間の距離を減少させ高湿度時に前記距離を
    増加させる電極−対極間距離制御装置とを備えたことを
    特徴とする加湿装置。
  4. 【請求項4】 対極の形状を網状としたことを特徴とす
    る請求項第3記載の加湿装置。
  5. 【請求項5】 加湿エレメントと、加湿エレメントに水
    を供給する給水装置と、被加湿空気の空気流の入口側に
    配置された電極と、前記電極と直接接触せず前記電極と
    前記加湿エレメントの間に入るように配置されオゾン分
    解機能を持ち空気流を遮らない形状の対極と、前記電極
    に高電圧を印加して前記空気流と同方向のイオン風を発
    生させる高電圧発生装置を備えたことを特徴とする加湿
    装置。
  6. 【請求項6】 対極の形状を網状とし、また、対極にオ
    ゾン分解機能を持つ触媒を添着したことを特徴とする請
    求項第5記載の加湿装置。
  7. 【請求項7】 加湿エレメントと、加湿エレメントに水
    を供給する給水装置と、被加湿空気の空気流の入口側に
    配置された電極と、前記電極と直接接触せず前記電極と
    の間に前記加湿エレメントが入るように配置されオゾン
    分解機能を持ち空気流を遮らない形状の対極と、前記電
    極に高電圧を印加して前記空気流と同方向のイオン風を
    発生させる高電圧発生装置を備えたことを特徴とする加
    湿装置。
  8. 【請求項8】 対極の形状を網状とし、また、対極にオ
    ゾン分解機能を持つ触媒を添着したことを特徴とする請
    求項第7記載の加湿装置。
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