JPH075441Y2 - 合成樹脂製鏡 - Google Patents
合成樹脂製鏡Info
- Publication number
- JPH075441Y2 JPH075441Y2 JP1984156882U JP15688284U JPH075441Y2 JP H075441 Y2 JPH075441 Y2 JP H075441Y2 JP 1984156882 U JP1984156882 U JP 1984156882U JP 15688284 U JP15688284 U JP 15688284U JP H075441 Y2 JPH075441 Y2 JP H075441Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic resin
- mirror
- protective coating
- coating layer
- shaped
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
- Mirrors, Picture Frames, Photograph Stands, And Related Fastening Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、各種建材およびデイスプレイ等に使用される
合成樹脂製鏡に関するものである。
合成樹脂製鏡に関するものである。
従来の合成樹脂製鏡は、例えばアクリル樹脂等の透明合
成樹脂基板の背面にアルミニウム蒸着および保護塗装を
施したものが一般的であつた。ところがアルミニウムの
蒸着層は、基板に対する付着力が弱いため、一般に耐食
性および耐溶剤性を補うためのアルキツド系あるいはア
クリル系等の保護塗料層が形成されている。
成樹脂基板の背面にアルミニウム蒸着および保護塗装を
施したものが一般的であつた。ところがアルミニウムの
蒸着層は、基板に対する付着力が弱いため、一般に耐食
性および耐溶剤性を補うためのアルキツド系あるいはア
クリル系等の保護塗料層が形成されている。
またこの合成樹脂製鏡には、装飾等のために格子状の切
込みを設けることが行なわれており、このような鏡は若
干の屈曲性が付与されることから湾曲状に賦形したりす
ることも行なわれている。
込みを設けることが行なわれており、このような鏡は若
干の屈曲性が付与されることから湾曲状に賦形したりす
ることも行なわれている。
しかしながら、このような合成樹脂製鏡の保護塗料層
は、膨張、収縮による伸縮を抑えてアルミニウム蒸着層
を剥脱しないものを用いなければならず、耐食性や耐溶
剤性に限界があつた。
は、膨張、収縮による伸縮を抑えてアルミニウム蒸着層
を剥脱しないものを用いなければならず、耐食性や耐溶
剤性に限界があつた。
また基材としては、鏡面の平滑性および硬度を考えて硬
質合成樹脂板を用いるため、前記の如き切込みを設けて
湾曲したときに割れ易く、割れたときは完全に小片状と
なつてしまい、湾曲状に賦形したりするときに不便であ
つた。
質合成樹脂板を用いるため、前記の如き切込みを設けて
湾曲したときに割れ易く、割れたときは完全に小片状と
なつてしまい、湾曲状に賦形したりするときに不便であ
つた。
本考案は上記の状況をふまえ、保護塗料層の上に合成樹
脂フイルム状物を粘着剤によつて積層し、上記の耐食性
や耐溶剤性を改善するとともに、折曲げたり湾曲したと
きもシート状を保持することのできる合成樹脂製鏡を提
供しようとするものである。
脂フイルム状物を粘着剤によつて積層し、上記の耐食性
や耐溶剤性を改善するとともに、折曲げたり湾曲したと
きもシート状を保持することのできる合成樹脂製鏡を提
供しようとするものである。
本考案の合成樹脂製鏡は、図に示す如くアクリル、ポリ
カーボネート、塩化ビニール等の無色あるいは着色透明
合成樹脂基板(1)の背面に、アルミニウムや銅等の金
属蒸着層(2)およびアルキツド系、アクリル系あるい
はブタジエン系等の保護塗料層(3)が形成されてお
り、さらにこの上に硬質または軟質塩化ビニール、ポリ
エステル、アセテート等の合成樹脂フイルム(5)が、
アクリル系、ブタジエン系、天然ゴム系の粘着剤(4)
により積層されており、また上記透明合成樹脂基板
(1)の正面にはストライプ状あるいは格子状の切込み
(6)が形成されてなつている。また、本考案に使用す
る合成樹脂フイルム(5)の厚さは概ね50から500μ程
度のものが用いられ、また切込み(6)の深さは透明合
成樹脂基板(1)の厚さの1/3ないし1/2程度がよく、そ
の形状は第2図のV字状の他に、第3図の如きU字状あ
るいは角溝状とすることができる。
カーボネート、塩化ビニール等の無色あるいは着色透明
合成樹脂基板(1)の背面に、アルミニウムや銅等の金
属蒸着層(2)およびアルキツド系、アクリル系あるい
はブタジエン系等の保護塗料層(3)が形成されてお
り、さらにこの上に硬質または軟質塩化ビニール、ポリ
エステル、アセテート等の合成樹脂フイルム(5)が、
アクリル系、ブタジエン系、天然ゴム系の粘着剤(4)
により積層されており、また上記透明合成樹脂基板
(1)の正面にはストライプ状あるいは格子状の切込み
(6)が形成されてなつている。また、本考案に使用す
る合成樹脂フイルム(5)の厚さは概ね50から500μ程
度のものが用いられ、また切込み(6)の深さは透明合
成樹脂基板(1)の厚さの1/3ないし1/2程度がよく、そ
の形状は第2図のV字状の他に、第3図の如きU字状あ
るいは角溝状とすることができる。
本考案は以上のように構成されているので、第1図の如
く平板状のまゝ使用してもよく、またある曲率で湾曲さ
せても、あるいは切込み(6)部分で割つて賦形させて
もよい。いずれの場合においても保護塗料層(3)が合
成樹脂フイルム(5)によつて保護されていると共に、
この合成樹脂フイルム(5)が一種のヒンジ効果あるい
は連結材としての機能を効果を発揮することとなる。
く平板状のまゝ使用してもよく、またある曲率で湾曲さ
せても、あるいは切込み(6)部分で割つて賦形させて
もよい。いずれの場合においても保護塗料層(3)が合
成樹脂フイルム(5)によつて保護されていると共に、
この合成樹脂フイルム(5)が一種のヒンジ効果あるい
は連結材としての機能を効果を発揮することとなる。
本考案のように保護塗料層の上に合成樹脂フイルム状物
を粘着剤により積層することにより、耐食性および耐溶
剤性がきわめて高く、しかも加工や成形のし易い合成樹
脂鏡を提供することができる利点がある。
を粘着剤により積層することにより、耐食性および耐溶
剤性がきわめて高く、しかも加工や成形のし易い合成樹
脂鏡を提供することができる利点がある。
第1図は本考案の実施例を示す斜視図、第2図はその部
分拡大断面図、第3図は切込みの他の例を示す拡大断面
図である。 (1)……透明合成樹脂基板 (2)……金属蒸着層 (3)……保護塗料層 (4)……粘着剤 (5)……合成樹脂フイルム状物 (6)……切込み
分拡大断面図、第3図は切込みの他の例を示す拡大断面
図である。 (1)……透明合成樹脂基板 (2)……金属蒸着層 (3)……保護塗料層 (4)……粘着剤 (5)……合成樹脂フイルム状物 (6)……切込み
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭49−76643(JP,U) 実開 昭57−93903(JP,U) 実開 昭50−149042(JP,U) 特公 昭56−30010(JP,B1) 特公 昭46−25177(JP,B1) 特公 昭55−26442(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】透明合成樹脂基板の背面に金属蒸着層およ
び保護塗料層が形成され、この保護塗料層の上に合成樹
脂フィルム状物が粘着剤によって積層されており、か
つ、上記透明合成樹脂基板の前面にはストライプ状ある
いは格子状の切込みが形成されていることを特徴とする
合成樹脂製鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984156882U JPH075441Y2 (ja) | 1984-10-17 | 1984-10-17 | 合成樹脂製鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984156882U JPH075441Y2 (ja) | 1984-10-17 | 1984-10-17 | 合成樹脂製鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6170805U JPS6170805U (ja) | 1986-05-14 |
JPH075441Y2 true JPH075441Y2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=30714888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984156882U Expired - Lifetime JPH075441Y2 (ja) | 1984-10-17 | 1984-10-17 | 合成樹脂製鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH075441Y2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5812161Y2 (ja) * | 1973-05-26 | 1983-03-08 | シユピ−ゲルニオン フラベ−グ ジ−エムビ−エツチ | アンゼンカガミ |
JPS50149042U (ja) * | 1974-05-27 | 1975-12-11 | ||
JPS5952368B2 (ja) * | 1978-08-14 | 1984-12-19 | 関西計器工業株式会社 | 水面計監視装置 |
JPS5630010A (en) * | 1979-08-20 | 1981-03-26 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Rolling and straightening method for strip |
JPS612962Y2 (ja) * | 1980-11-29 | 1986-01-30 |
-
1984
- 1984-10-17 JP JP1984156882U patent/JPH075441Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6170805U (ja) | 1986-05-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4666263A (en) | Radiant energy reflector and method for construction thereof | |
JP3581081B2 (ja) | 熱転写画像形成用光透過性粘着シート及び光透過性装飾粘着シート | |
US4916008A (en) | Plastic molding | |
JPH075441Y2 (ja) | 合成樹脂製鏡 | |
CA2287908A1 (en) | Decorative film | |
JP2625874B2 (ja) | サッシ外装用メタリック化粧シート | |
JPH0231025Y2 (ja) | ||
JP3429096B2 (ja) | 金色装飾被膜 | |
JPH0340668Y2 (ja) | ||
JPH077928U (ja) | 机等の表面保護用フイルム | |
JP3013638U (ja) | 壁面貼付け型ミラー | |
JP2501533B2 (ja) | 外装材の目地構造 | |
JP2747670B2 (ja) | 導光板用転写箔 | |
JPH0132057Y2 (ja) | ||
JP2002219933A (ja) | 車両用サイドバイザ | |
JPS63182143A (ja) | 金属サツシ外装用メタリツク化粧シ−ト | |
JPS633806Y2 (ja) | ||
JP2720451B2 (ja) | 帯電防止化粧シート | |
JP2946060B2 (ja) | ミラー調合成樹脂板 | |
JPS59166281U (ja) | パタ−ン表示パネル | |
JP3009850U (ja) | 粘着加工フィルム | |
JPH0644683Y2 (ja) | モールデイングの光輝テープ | |
CN110949273A (zh) | 一种金属车贴与汽车 | |
KR970000551A (ko) | 태양광선 제어필름 | |
JPH0344009B2 (ja) |