JPH0754354A - 基礎用プレキャストコンクリート板、並びに該プレキャストコンクリート板を用いる基礎工法 - Google Patents
基礎用プレキャストコンクリート板、並びに該プレキャストコンクリート板を用いる基礎工法Info
- Publication number
- JPH0754354A JPH0754354A JP22810493A JP22810493A JPH0754354A JP H0754354 A JPH0754354 A JP H0754354A JP 22810493 A JP22810493 A JP 22810493A JP 22810493 A JP22810493 A JP 22810493A JP H0754354 A JPH0754354 A JP H0754354A
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- JP
- Japan
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- precast concrete
- concrete slab
- foundation
- construction
- adjusting bolts
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プレキャストコンクリート製品を使用して、
基礎工事を機械により施工する省力化、短期工法であ
る。 【構成】 地業処理の施された敷砂利、若しくは割栗石
の上に、工場で製造されたプレキャストコンクリート板
を設置しレベル設定後、該プレキャストコンクリート板
の上部注入口よりグラウトモルタルを基礎底面へ注入可
能にした工法で、現場作業が少なくなり、機械で殆どの
作業が行われ、大幅な工数削減と工期短縮が可能になっ
た。
基礎工事を機械により施工する省力化、短期工法であ
る。 【構成】 地業処理の施された敷砂利、若しくは割栗石
の上に、工場で製造されたプレキャストコンクリート板
を設置しレベル設定後、該プレキャストコンクリート板
の上部注入口よりグラウトモルタルを基礎底面へ注入可
能にした工法で、現場作業が少なくなり、機械で殆どの
作業が行われ、大幅な工数削減と工期短縮が可能になっ
た。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は工場にて製造されたプレ
キャストコンクリート製品、及び該コンクリート２次製
品を使用して、基礎工事を短時間に施工する省力化工法
に関するものであり、該コンクリート２次製品には護岸
ブロック、法面ブロック、緑石ブロック、境界ブロッ
ク、階段ブロック、床版ブロック、舗装用平板、など埋
設を要するすべてのコンクリートブロックが含まれる。
キャストコンクリート製品、及び該コンクリート２次製
品を使用して、基礎工事を短時間に施工する省力化工法
に関するものであり、該コンクリート２次製品には護岸
ブロック、法面ブロック、緑石ブロック、境界ブロッ
ク、階段ブロック、床版ブロック、舗装用平板、など埋
設を要するすべてのコンクリートブロックが含まれる。
【０００２】
【従来の技術】従来の基礎工法は根切り底の地盤に敷き
砂利、又は割栗石を敷いて突固めその上に捨てコンクリ
ートを打ち、しかる後に計画された基礎に合わせて型枠
を製作し現場にて組み立てた後、生コンクリートを打設
し適当な養生期間をへた後型枠を取り外し、しかる後に
埋め戻しを行なう現場打工法と、従来の割栗石地業の上
に、から練りモルタルを敷き、何回かのレベル調整後、
コンクリート２次製品を設置するのが一般的な従来の施
工方法である。
砂利、又は割栗石を敷いて突固めその上に捨てコンクリ
ートを打ち、しかる後に計画された基礎に合わせて型枠
を製作し現場にて組み立てた後、生コンクリートを打設
し適当な養生期間をへた後型枠を取り外し、しかる後に
埋め戻しを行なう現場打工法と、従来の割栗石地業の上
に、から練りモルタルを敷き、何回かのレベル調整後、
コンクリート２次製品を設置するのが一般的な従来の施
工方法である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】今まで行われてきた前
述の作業の大部分は現場作業であり手間の掛かる重労働
である。又これ等の工法は、捨てコンクリートの現場に
おける打ち込み、又はから練りモルタルの敷込み、基礎
コンクリートの打設に必要な型枠、鉄筋の設計、製作、
現場での組み立て、しかる後の基礎コンクリートの打
設、必要養生期間後の型枠の取り外しなどかなりの工数
と工事期間も要する。又２次製品工法の場合のレベル調
整は熟練を要し２度、３度の調整が必要であり、から練
りモルタルの場合、下地接着が不均一で、長期強度も強
くはない。更に前述のこれ等の工法では特に軟弱地盤で
の施工、或いは河川、海岸部での施工の場合など限られ
た時間内に完了しなければ工事そのものが完遂できない
場合もある。
述の作業の大部分は現場作業であり手間の掛かる重労働
である。又これ等の工法は、捨てコンクリートの現場に
おける打ち込み、又はから練りモルタルの敷込み、基礎
コンクリートの打設に必要な型枠、鉄筋の設計、製作、
現場での組み立て、しかる後の基礎コンクリートの打
設、必要養生期間後の型枠の取り外しなどかなりの工数
と工事期間も要する。又２次製品工法の場合のレベル調
整は熟練を要し２度、３度の調整が必要であり、から練
りモルタルの場合、下地接着が不均一で、長期強度も強
くはない。更に前述のこれ等の工法では特に軟弱地盤で
の施工、或いは河川、海岸部での施工の場合など限られ
た時間内に完了しなければ工事そのものが完遂できない
場合もある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は前述のような問
題点を改善したものであって、具体的には、工場で製造
されたプレキャストコンクリート板を現場へ運搬し、地
業処理の施された敷砂利若しくは割栗石の上に設置す
る。この場合基礎のレベル調整は、四隅に取り付けられ
た調整ボルトにより簡単に行われる。しかる後、本プレ
キャストコンクリート板に前以てもうけられた注入口よ
りグラウトモルタルを底面に万べんなく行きわたるよう
に注入することにより、重労働で手間のかかる現場作業
が極端に少なくなり、作業工数が低減できた。又、従来
のように長期間を要する生コンクリート打設後の養生も
無くなったため、工期も非常に短縮できるようになっ
た。
題点を改善したものであって、具体的には、工場で製造
されたプレキャストコンクリート板を現場へ運搬し、地
業処理の施された敷砂利若しくは割栗石の上に設置す
る。この場合基礎のレベル調整は、四隅に取り付けられ
た調整ボルトにより簡単に行われる。しかる後、本プレ
キャストコンクリート板に前以てもうけられた注入口よ
りグラウトモルタルを底面に万べんなく行きわたるよう
に注入することにより、重労働で手間のかかる現場作業
が極端に少なくなり、作業工数が低減できた。又、従来
のように長期間を要する生コンクリート打設後の養生も
無くなったため、工期も非常に短縮できるようになっ
た。
【０００５】
【作用】以上のように本発明による基礎工法では工事に
先んじて工場で大量生産したプレキャストコンクリート
板を施工時に現場へ運搬して設置すればよいため、作業
現場における工数の削減と工期の短縮に非常に効果があ
り、コスト的にも優利であった。更に本発明の工法で
は、下地々盤に対する安定性、接着性が飛躍的に向上
し、軟弱地盤、河川、海岸部における施工では、従来の
工期に比し短期間での施工が可能になったので、水の浸
蝕による傾斜転倒の心配も全くなくなった。
先んじて工場で大量生産したプレキャストコンクリート
板を施工時に現場へ運搬して設置すればよいため、作業
現場における工数の削減と工期の短縮に非常に効果があ
り、コスト的にも優利であった。更に本発明の工法で
は、下地々盤に対する安定性、接着性が飛躍的に向上
し、軟弱地盤、河川、海岸部における施工では、従来の
工期に比し短期間での施工が可能になったので、水の浸
蝕による傾斜転倒の心配も全くなくなった。
【０００６】
【実施例】図１は本発明で使用したプレキャストコンク
リート板を用いる基礎工法の一実例を示している。図２
はプレキャストコンクリート板を底面より見た平面図を
示す。このプレキャストコンクリート板（１）を工場に
て製造し、工事現場へトラックで運搬した。現場では根
切り底の地盤に敷き砂利（８）をして突固め、地業処理
をした上に運搬されたプレキャストコンクリート板
（１）をアイボルト（６）にロープを通して吊り上げ、
敷き砂利（８）の上に図１の如くセットした。この場合
四隅には、レベル調整のための調整ボルト（２）があ
り、このボルトの先端部には下敷鋼板（４）を敷きレベ
ル調整ボルト（２）により調整を行った。レベル調整が
完了してからグラウトモルタルを注入口（３）より注入
した。グラウトモルタルは底部溝（５）を通って万べん
なくプレキャストコンクリート板（１）と敷き砂利の間
に充填された。以上の工事は殆ど人手を要することなく
機械で行われた。
リート板を用いる基礎工法の一実例を示している。図２
はプレキャストコンクリート板を底面より見た平面図を
示す。このプレキャストコンクリート板（１）を工場に
て製造し、工事現場へトラックで運搬した。現場では根
切り底の地盤に敷き砂利（８）をして突固め、地業処理
をした上に運搬されたプレキャストコンクリート板
（１）をアイボルト（６）にロープを通して吊り上げ、
敷き砂利（８）の上に図１の如くセットした。この場合
四隅には、レベル調整のための調整ボルト（２）があ
り、このボルトの先端部には下敷鋼板（４）を敷きレベ
ル調整ボルト（２）により調整を行った。レベル調整が
完了してからグラウトモルタルを注入口（３）より注入
した。グラウトモルタルは底部溝（５）を通って万べん
なくプレキャストコンクリート板（１）と敷き砂利の間
に充填された。以上の工事は殆ど人手を要することなく
機械で行われた。
【０００７】通常の場合は図１に示す如く１枚ものを使
用するが、基礎が大きくなった場合これを何枚か接続し
て１度に施工することが可能である。図３は接続部の一
例を示す説明図である。
用するが、基礎が大きくなった場合これを何枚か接続し
て１度に施工することが可能である。図３は接続部の一
例を示す説明図である。
【０００８】
【発明の効果】以上述べた如く本発明は工事施工前にあ
らかじめ工場にて製造されたプレキャストコンクリート
板を使用して機械で据え付けを行なうので大きく省力化
が可能で、コストも低減され、工期もかなり短縮され
た。このことは３Ｋ職場と言われ敬遠されがちの建設現
場の職場環境を改善するのに役立つものである。
らかじめ工場にて製造されたプレキャストコンクリート
板を使用して機械で据え付けを行なうので大きく省力化
が可能で、コストも低減され、工期もかなり短縮され
た。このことは３Ｋ職場と言われ敬遠されがちの建設現
場の職場環境を改善するのに役立つものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】プレキャストコンクリート板の側面図
【図２】プレキャストコンクリート板の底面の平面図
【図３】大型プレキャストコンクリート板の場合の接続
部の側面図
部の側面図
１ プレキャストコンクリート板 ２ 調整ボルト ３ 注入口 ４ 下敷鋼板 ５ 底部溝 ６ アイボルト ７ 接続ボルト ８ 敷砂利又は割栗石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神田 英通 山口県宇部市大字中野開作513番地の８ (72)発明者 村上 吉平 岡山県倉敷市大島大坪153−２
Claims (2)
- 【請求項１】 上部にグラウトモルタルが注入可能な注
入口を有し、底面には注入されたモルタルが底面に万べ
んなく行きわたるように放射状の溝と基礎の正確なレベ
ル調節を容易にする調節ボルトが四隅に設けられたプレ
キャストコンクリート板。 - 【請求項２】 根切り底の地盤に敷き砂利、又は割栗石
を敷いて、突固め、その上に請求項１に記載されたプレ
キャストコンクリート板を設置し、敷き砂利、又は割栗
石と該プレキャストコンクリート板との間にプレキャス
トコンクリート板の上部より、グラウトモルタルを注入
することを特徴とする基礎工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22810493A JPH0754354A (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 基礎用プレキャストコンクリート板、並びに該プレキャストコンクリート板を用いる基礎工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22810493A JPH0754354A (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 基礎用プレキャストコンクリート板、並びに該プレキャストコンクリート板を用いる基礎工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0754354A true JPH0754354A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=16871265
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22810493A Pending JPH0754354A (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 基礎用プレキャストコンクリート板、並びに該プレキャストコンクリート板を用いる基礎工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0754354A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AT410109B (de) * | 2001-04-25 | 2003-02-25 | Otto Ritzinger | Betonfertigteilplattenfundament |
| JP2010001634A (ja) * | 2008-06-19 | 2010-01-07 | Pc Bridge Co Ltd | 配電用変電所用設備のコンクリート基礎敷設装置及び配電用変電所用設備の基礎敷設工法 |
| JP2010007379A (ja) * | 2008-06-27 | 2010-01-14 | Takaaki Endo | プレキャストコンクリート基礎床版とその施工方法 |
| JP2011144572A (ja) * | 2010-01-15 | 2011-07-28 | Kajima Corp | 屋上での設備機器等の支持構造 |
| JP2012207384A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Yutoku Concrete Co Ltd | プレキャスト製基礎板、プレキャスト製構造物、プレキャスト製構造物の基礎および土留め用構造物の施工方法 |
-
1993
- 1993-08-20 JP JP22810493A patent/JPH0754354A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AT410109B (de) * | 2001-04-25 | 2003-02-25 | Otto Ritzinger | Betonfertigteilplattenfundament |
| JP2010001634A (ja) * | 2008-06-19 | 2010-01-07 | Pc Bridge Co Ltd | 配電用変電所用設備のコンクリート基礎敷設装置及び配電用変電所用設備の基礎敷設工法 |
| JP2010007379A (ja) * | 2008-06-27 | 2010-01-14 | Takaaki Endo | プレキャストコンクリート基礎床版とその施工方法 |
| JP2011144572A (ja) * | 2010-01-15 | 2011-07-28 | Kajima Corp | 屋上での設備機器等の支持構造 |
| JP2012207384A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Yutoku Concrete Co Ltd | プレキャスト製基礎板、プレキャスト製構造物、プレキャスト製構造物の基礎および土留め用構造物の施工方法 |
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