JPH0754014Y2 - サンルーフハウジング成形品 - Google Patents

サンルーフハウジング成形品

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JPH0754014Y2
JPH0754014Y2 JP1989067872U JP6787289U JPH0754014Y2 JP H0754014 Y2 JPH0754014 Y2 JP H0754014Y2 JP 1989067872 U JP1989067872 U JP 1989067872U JP 6787289 U JP6787289 U JP 6787289U JP H0754014 Y2 JPH0754014 Y2 JP H0754014Y2
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JP
Japan
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smc
sunroof
sunroof housing
molded product
molding
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JP1989067872U
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JPH037027U (ja
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雅浩 成田
清隆 中井
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案はシート・モールデイング・コンパウンド成形物
に関するもので、自動車用サンルーフハウジングとして
利用されるものである。
(従来の技術) 本考案に係る従来技術としては特公昭60-31644号の公報
がある。
このものはSMC(シート・モールデイング・コンパウン
ド)成形物に関するもので、SMCを使用する成形物中の
ガラス繊維自体の不規則の流動を抑止して層状に保つた
めの板状又は網状のシート挿入物をSMCシート間に層状
に挿入させて狭み成形することによりガラス繊維を挿入
物に対して平行に配向させSMC成形物の剛性を向上する
ものである。
(考案が解決しようとする課題) 自動車用サンルーフのハウジングを成形する場合に、ガ
ラス繊維含有率を増加すれば高剛性化が計れるが、その
半面重量が大きくなるという問題点がある。又前記金属
製網などの異種補強材による補強を行う場合は、重量が
重くなる上に異種同志の接着性に信頼性がないという問
題点がある。
本考案はSMC成形法にて自動車用サンルーフハウジング
を成形する場合に、異種補強材を使用することなく重量
が重くならずに、かつ高剛性のあるサンルーフハウジン
グを得ることを技術的課題とするものである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 課題を解決するために講じた技術的手段は次のようであ
る。すなわち シート・モールデイングコンパウンド成形物よりなるサ
ンルーフハウジングに於いて、一方向連続繊維を含むシ
ート・モールデイングコンパウンド成形物よりなる補強
材を、戸袋面の上下両面に形成し、更に戸袋面と雨どい
外壁面が交わるコーナ部へも延長して形成し、一方向連
続繊維を一方のコーナ部から他方のコーナ部まで連続的
に延在させたことを特徴とするサンルーフハウジング成
形品である。
(作用) ガラス繊維を一方向連続繊維補強材として使用し、サン
ルーフハウジングの中央部に一定の幅にて戸袋面の上層
部と下層部のそれぞれの表面部に配置し、更にコーナ部
がかかる様に曲げて配置することにより、サンルーフハ
ウジングの剛性が著しくアツプし、撓みも少なく、かつ
金属等の異種材料を使用しないために軽量化ができるも
のである。
(実施例) 以下実施例について説明する。
第1図〜第5図に於いて5は自動車用サンルーフハウジ
ングで、1は樹脂材料、2,3及び7はガラス繊維よりな
る補強材、4はサンルーフハウジングの戸袋面、5は雨
どい外壁面、6はコーナ部で8はインサートする金属製
補強材で、9は窓部、9aは雨水の逃し孔,9bはボデイー
への取付部であり、11aは前記ハウジングを補強するた
めの凹凸部である。
実施例1 充填剤、低収縮化剤、などの添加剤を配合した不飽和ポ
リエステル樹脂製シートモールデイングコンパウンド1
(以下SMCという、X0DM-91-1、比重1、30大日本インキ
化学工業(株)製)と一方向連続ガラス繊維(直径13μ
m)2を含浸した不飽和ポリエステル樹脂製シートモー
ルデイングコンパウンド(以下UD-SMCという、X0-DM-91
-32大日本インキ化学工業(株)製)を使用し、第1図
Sに示すサンルーフハウジングの成形を行った。
成形は第1図に示す様にサンルーフハウジングSの窓9
の近くに点線の斜線で示す斜線部10の表面部にUD-SMC11
を2プライずつチヤージした。
チヤージの際第2図に示すようにアール部6の表裏がUD
-SMCで覆われるようにチヤージした。この成形条件は、
型温、上型145℃、下型140℃保圧85kg/cm2、保圧時間3
分間とした。
次に成形品の静荷重試験を行った。試験は第7〜第8図
に示す様に固定治具15に成形品Sを付けた後、16に示す
荷重5kg、10kgをのせた時の撓みを測定した。
この試験結果を第1表及び第6図のAに示す。
実施例2 使用材料はSMC及びUD-SMCとも実施例1と同じものを使
用し、サンルーフハウジングSの成形を行った。
成形は第1図に示す点線よりなる斜線部の表面部にUD-S
MCを3プライずつ加えてチヤージした。チヤージの際に
第2図に示すようにアール部6の表裏がUD-SMCで完全に
覆われるようにチヤージした。この時の成形条件は実施
例1と同じとした。
前記成形品について実施例1と同様な試験を行い、その
結果を第1表及び第6図のBに示す。
比較例1 使用材料はSMC及びUD-SMCともに実施例1と同じものを
使用し、サンルーフハウジングSの成形を行った。
成形は第1図は示す斜線部の表面部にUD-SMCを2プライ
ずつ加えてチヤージした。
ここでチヤージの際第3図に示す様にアール部6にUD-S
MCがかからない長さで、チヤージした。この時の成形条
件は実施例1と同じで、実施例1と同様な試験を行い、
その結果を第1表及び第6図のCに示す。
比較例2 使用材料はSMC及びUC-SMCともに実施例1と同じものを
使用しサンルーフハウジングSの成形を行った。
成形は第1図に示す斜線部に於いて、中心部にUD-SMCを
4プライ加えてチヤージした。ここでチヤージの際第4
図に示す様にアール部6にはUD-SMCが入っているように
チヤージした。この時の成形条件は実施例と同じとし
た。
この成形品について実施例1と同様な試験を行いその結
果を第1表及び第4図のDに示す。
従来例1 使用材料は実施例1と同じSMCを使用し、サンルーフハ
ウジングSの成形を行った。
成形では第1図に示す斜線部に鉄板リンフォース8(板
厚1.0mm、幅60mm)をSMC内に第5図に示すようにインサ
ートした。この時の成形条件は実施例1と同じとした。
この成形品について実施例1と同様な試験を行いその結
果を第1表に示す。
従来例2 使用材料は実施例1と同じSMCを使用し、サンルーフハ
ウジングSの成形に行った。
成形では第1図に示す斜線部には同じSMCを使用した、
すなわち成形品全てを同じSMCをチヤージした、この時
の成形条件は実施例1と同様な試験を行い、その結果を
第1表及び第4図のEに示す。
以上の試験結果より実施例は、比較例1,2及び従来例2
に比べ同荷重条件で撓み量が2割以上少なくなることが
わかり剛性アツプの効果が十分確認できた。
また鉄板リンフォースをインサートするものに対し、同
じ剛性を得るのに約2割軽量のサンルーフハウジングを
得ることも確認できた。
以上の2点より本実施例のように、一方向繊維入りSMC
を表裏に配置し、その上アール部を覆うことにより、従
来よりも優れた剛性が得られるものである。
(効果) 本考案は次の効果を有する。すなわち、 本実施例は従来品に比較して、高剛性が得られ、更に成
形品の厚さを少なくして軽量化が可能となるために材料
の低減をはかることができる。
また、一方向連続繊維をサンルーフハウジングの一方の
コーナ部から他方のコーナ部まで連続的に延在させたの
で、不連続繊維を含む補強材を用いた場合と比較して、
サンルーフハウジングが高剛性になり、サンルーフハウ
ジングの変形を一層低減できる。
また、補強材をサンルーフハウジングと同一材料(SM
C)で構成したので、異種材料を構成した場合と比較し
て、補強材の密着性が向上し、補強材の剥離を低減させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はサンルーフハウジングの平面図、第2図は第1
図のA〜A断面図、第3図〜第4図は比較例のA〜A断
面図、第5図は従来例のA〜A断面図、第6図は、本実
施例、比較例および従来例の荷重のたわみ量との関係を
示す図、第7図は荷重試験装置の側面図、第8図は平面
図である。 1……SMC成形物よりなるサンルーフハウジング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート・モールデイングコンパウンド成形
    物よりなるサンルーフハウジングに於いて、 一方向連続繊維を含むシート・モールデイングコンパウ
    ンド成形物よりなる補強材を、戸袋面の上下両面に形成
    し、更に前記戸袋面と雨どい外壁面が交わるコーナ部へ
    も延長して形成し、 前記一方向連続繊維を一方の前記コーナ部から他方の前
    記コーナ部まで連続的に延在させたことを特徴とするサ
    ンルーフハウジング成形品。
JP1989067872U 1989-06-09 1989-06-09 サンルーフハウジング成形品 Expired - Lifetime JPH0754014Y2 (ja)

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JP1989067872U JPH0754014Y2 (ja) 1989-06-09 1989-06-09 サンルーフハウジング成形品

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JP1989067872U JPH0754014Y2 (ja) 1989-06-09 1989-06-09 サンルーフハウジング成形品

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Publication Number Publication Date
JPH037027U JPH037027U (ja) 1991-01-23
JPH0754014Y2 true JPH0754014Y2 (ja) 1995-12-13

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ID=31601834

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JPS6432942A (en) * 1986-12-31 1989-02-02 Tokyo Seat Kk Ceiling material for automobile

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JPH037027U (ja) 1991-01-23

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