JPH0753387Y2 - 密閉形鉛蓄電池用充電器 - Google Patents

密閉形鉛蓄電池用充電器

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JPH0753387Y2
JPH0753387Y2 JP1986010829U JP1082986U JPH0753387Y2 JP H0753387 Y2 JPH0753387 Y2 JP H0753387Y2 JP 1986010829 U JP1986010829 U JP 1986010829U JP 1082986 U JP1082986 U JP 1082986U JP H0753387 Y2 JPH0753387 Y2 JP H0753387Y2
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JP
Japan
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charging
sealed lead
acid battery
battery
voltage
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JP1986010829U
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雄三郎 石川
彰彦 工藤
朝比古 三浦
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Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
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Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は密閉形鉛蓄電池の充電器の改良に関するもので
ある。
従来の技術 従来、自動的にトリクル充電に入る密閉形鉛蓄電池用充
電器の充電方式は、定電圧充電または準定電圧充電後ト
リクル充電に入るのが一般的である。
考案が解決しようとする問題点 上記充電方式においては、充電終期に密閉形鉛蓄電池の
充電量が80〜110%になった時、立上りの電池電圧(2.2
5〜2.5V/セル)または減少してきた微小充電電流を検出
した後、トリクル充電に移行する。しかし、密閉形鉛蓄
電池を過放電放置した場合は、電池内部抵抗が極めて高
くなっているため、上記充電方式では第2図に示すよう
に、充電開始時に所定の充電電流が流れず、微小の電流
しか流れないにもかかわらず電池電圧が高くなり、これ
が本来の充電終期のトリクル充電に移行させる設定電圧
(2.25〜2.5V/セル)より高いので、そのままトリクル
充電に入ってしまい十分な充電が行われないという問題
点があった。
また、特開昭55-71137号公報には、放電状態で長期間放
置されて不活性状態にある蓄電池の充電開始時にも通常
の充電電圧を一時的に印加するようにした充電装置が示
されているが、密閉形鉛蓄電池が過放電放置された場合
には、この種の充電装置では活性状態を回復させるに到
らず、正常な放電状態の密閉形鉛蓄電池の場合の充電所
要時間に相当する時間が経過しても充電が終了しない惧
れがあったため、密閉形鉛蓄電池用充電器としての信頼
性が不十分であった。更に、実公昭52-17716号公報に
は、バッテリ付テレビジョンを受像機をオンさせている
ときにバッテリを高電圧で補充電して不活性状態のバッ
テリを活性化し、テレビジョン受像機オフのときにバッ
テリに通常の充電を施すようにした充電装置が示されて
いるが、テレビジョン受像機をオンさせている間中正常
なバッテリにも高電圧の補充電がなされるため、バッテ
リに悪影響を及ぼす惧れがあり、更に、補充電と通常の
充電との切り替えがテレビジョン受像機のオンオフに依
存するため、バッテリの充電状態が不安定になる惧れが
あった。
問題点を解決するための手段 本考案は、上記の問題を解決するもので、定電圧充電ま
たは準定電圧充電後自動的にトリクル充電に入る密閉形
鉛蓄電池用充電器であって、密閉形鉛蓄電池の充電開始
時に、充電終期のトリクル充電に移行する設定電圧より
十分に高い高電圧を短時間印加する手段を備えると共
に、この高電圧印加後は、定電圧充電または準定電圧充
電に移行する手段を備えたことを特徴とするものであ
る。
作用 本考案は、上記構成により、過放電放置された密閉形鉛
蓄電池を充電する場合、充電開始時に、直にトリクル充
電に入ることはなく、充電終期のトリクル充電に移行す
る設定電圧より十分に高い高電圧の短時間印加によっ
て、過放電放置された密閉形鉛蓄電池でも内部抵抗を減
少させることができるようになり、しかる後通常の充電
即ち定電圧充電または準定電圧充電を行うことができ
る。
前記充電終期のトリクル充電に移行する設定電圧より十
分に高い高電圧とは、当該トリクル充電に移行する設定
電圧の3〜10倍程度の高電圧であり、また、前記短時間
印加は、1〜10分程度で十分である。従って、この短時
間の高電圧印加は、正常な密閉形鉛蓄電池の充電の際に
は電池に悪影響を及ぼすに到らず、その後の通常の充電
即ち定電圧充電または準定電圧充電によって、密閉形鉛
蓄電池は通常の充電が進行する。すなわち、過放電放置
された密閉形鉛蓄電池でも、正常な放電状態の密閉形鉛
蓄電池と略同等の充電所要時間で満充電になる。
実施例 本考案の一実施例を図面により説明する。本実施例は、
充電開始後、高電圧を瞬間的に印加し、その後定電圧充
電または準定電圧充電後自動的にトリクル充電に移行す
る充電を行なうものである。
第1図は本考案の充電器で、商用交流電源1に接続せる
変圧・整流部2の出力側に、密閉形鉛蓄電池5と直列に
電流制御部3を設ける。また電流制御部3と並列にコン
デンサ充放電制御部4を設けている。このコンデンサ充
放電制御部4が無い従来の充電器の充電方式において
は、過放電放置された密閉形鉛蓄電池を充電する場合、
電池内部抵抗が高いため充電開始時、微小な充電電流に
もかかわらず高い端子電圧が発生する。このため第2図
のトリクル充電領域ハに示すように最初からトリクル充
電に入ってしまう。しかし本考案の充電器においては、
充電開始時、コンデンサ充放電制御部4により、密閉形
鉛蓄電池5に瞬間的に高電圧を印加する。この場合、コ
ンデンサ充放電制御部4には、コンデンサに高電圧を印
加し、しかる後、高電圧を密閉形鉛蓄電池5に印加する
ような機構を備えている。よって、過放電放置後の電池
を接続した場合、第3図のイに示すように、充電開始後
高電圧が印加されて電池内部抵抗を減少させ、次いで同
図ロに示すように、定電圧充電または準定電圧充電領域
に移行するので、過放電放置された密閉形鉛蓄電池5を
充電することができた。なお、本実施例においては、12
V、3Ahの電池を使用した。充電終期のトリクル充電に移
行する設定電圧は、第3図ではロからハに移行する立上
がりの電圧である。また第1図において、Dは逆流防止
のダイオード、Cはコンデンサである。
考案の効果 以上のように、本考案充電器は本考案は、正常な密閉形
鉛蓄電池の充電は勿論のこと、今まで充電が困難であっ
た過放電放置された密閉形鉛蓄電池についても、正常な
放電状態の密閉形鉛蓄電池と略同等の時間で十分に安定
して充電でき、密閉形鉛蓄電池用充電器としての信頼性
を十分に向上できるものである。
上記実施例は、瞬間的に高電圧を印加する方式であった
が、蓄電池の充電々圧が低下するまで、あるいは充電々
流が増大するまで高電圧を印加する方式についても有効
であることを確認した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の充電器のブロック回路図、第2図は過
放電放置された密閉形鉛蓄電池を、従来形の充電器で充
電した時の充電特性曲線図第3図は本考案の充電器で充
電した時の充電特性曲線図である。 1:商用交流電源 2:変圧・整流部 3:電流制御部 4:コンデンサ充放電制御部 5:密閉形鉛蓄電池
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−71137(JP,A) 実公 昭52−17716(JP,Y1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】定電圧充電または準定電圧充電後自動的に
    トリクル充電に入る密閉形鉛蓄電池用充電器であって、
    密閉形鉛蓄電池の充電開始時に、充電終期のトリクル充
    電に移行する設定電圧より十分に高い高電圧を短時間印
    加する手段を備えると共に、この高電圧印加後は、定電
    圧充電または準定電圧充電に移行する手段を備えたこと
    を特徴とする密閉形鉛蓄電池用充電器。
JP1986010829U 1986-01-28 1986-01-28 密閉形鉛蓄電池用充電器 Expired - Lifetime JPH0753387Y2 (ja)

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JPS62122437U JPS62122437U (ja) 1987-08-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS559768Y2 (ja) * 1975-07-16 1980-03-04
JPS5571137A (en) * 1979-11-15 1980-05-29 Sanyo Electric Co Device for charging battery

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JPS62122437U (ja) 1987-08-04

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