JPH0753294Y2 - 車両搭載用追尾平面アンテナ装置 - Google Patents

車両搭載用追尾平面アンテナ装置

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JPH0753294Y2
JPH0753294Y2 JP14072489U JP14072489U JPH0753294Y2 JP H0753294 Y2 JPH0753294 Y2 JP H0753294Y2 JP 14072489 U JP14072489 U JP 14072489U JP 14072489 U JP14072489 U JP 14072489U JP H0753294 Y2 JPH0753294 Y2 JP H0753294Y2
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JP
Japan
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planar antenna
antenna device
dielectric
weight
partition walls
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP14072489U
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JPH0379519U (ja
Inventor
晶夫 倉本
潔 夏目
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は平面アンテナ装置に関し、特にキャビディ構造
の平面アンテナを有する車両搭載用追尾平面アンテナ装
置に関する。
〔従来の技術〕 従来の平面アンテナは、アンテナパターンを構成したプ
リント基板を支持する構体をキャビティ構造とし、その
軽量化を図っている。即ち、第4図にその断面構造を示
すように、底板8に複数枚の隔壁5を立設し、これら隔
壁5でプリント板7を支持している。このプリント板7
には導体箔等により各種のアンテナパターンを形成し、
平面アンテナを構成している。そして、この種の平面ア
ンテナは、回転駆動部を用いて基盤上に搭載され、全体
をラドーム等で覆った上で、車両等に搭載されて使用さ
れる。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述した従来の平面アンテナは、車両及び回転駆動部の
動力源の振動、車両走行時の路面からの振動等によるキ
ャビティの共鳴現象を防止するために隔壁5を厚い金属
板で形成している。このため、平面アンテナの全体重量
が重くなり、その慣性力が大きくなって円滑な追尾動作
ができないという問題がある。また、平面アンテナの重
量が重くなることにより高出力の駆動源を必要とし、平
面アンテナを支持する構造体が大型化し、アンテナ装置
全体の重量が増大するという問題がある。
本考案の目的は、平面アンテナの軽量化を図り、アンテ
ナ装置全体の小型化、軽量化を可能にした平面アンテナ
装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の平面アンテナ装置は、表面にアンテナパターン
を有するプリント板を底板に支持してキャビティ構造を
構成する複数枚の隔壁を薄い板材で構成し、かつこの隔
壁に軽量誘電体を貼付けて複合材として構成している。
〔作用〕
この構成では、隔壁を薄い板材で構成することにより平
面アンテナの軽量化を図り、その慣性力を低減してアン
テナの追尾性を改善する。また、隔壁に軽量誘電体を貼
付けることで、必要な剛性を確保する。
〔実施例〕
次に、本考案を図面を参照して説明する。
第1図は本考案の平面アンテナ装置の一実施例の正面断
面図、第2図はその左側面断面図である。これらの図に
おいて、平面アンテナ1は回転駆動部2を介して基盤3
に斜め上方に向けて搭載され、基盤3に取着したラドー
ム4によって覆われている。そして、前記回転駆動部3
によりラドーム4内で水平方向に回転され、その平面方
向が変化されて衛星を捕捉,追尾する。
前記平面アンテナ1は、第3図に第1図のA−A線拡大
断面図を示すように、底板8に複数枚の隔壁5を立設
し、この隔壁5でプリント板7を支持したキャビティ構
造に構成している。ここで、前記隔壁5は可及的に板厚
の薄い材料で構成し、これに軽量な誘電体6を貼付けた
複合材として構成している。また、プリント板7の表面
には導体箔等を所要のパターンに形成したアンテナパタ
ーン7Aを形成している。なお、この例では、底板8の長
辺方向を8等分、短辺方向を2等分に隔壁5で仕切って
キャビティ構造を構成している。
この構成によれば、平面アンテナ1は、隔壁5を板厚の
薄い材料で形成しているため、従来よりも重量を低減さ
せ、その慣性を低減することができる。また、小型化を
図ることも容易となる。一方、隔壁5を薄くしたことに
よる剛性の低下は、誘電体6を貼付した複合材とするこ
とで補っている。
ここで、プリント板7から放射される電波の一部は隔壁
5の間を通って底板8に到達し、ここで反射された上で
プリント板7を透過して表面側に放射される。このと
き、隔壁5の厚さが厚いと、その分底板8の面積が低減
され、反射効率が低下され、結果として放射効率が低下
される。したがって、ここでは薄い隔壁5に誘電体6を
貼付して複合材を形成しているが、この誘電体6が仮に
金属材であると、複合材の全体が厚い金属板からなる隔
壁と等価となり、前記したように放射効率が低下され
る。これに対して、複合材を本発明のように誘電体6で
構成すると、その厚さは増大されるが、プリント板7か
ら底板8に向けて放射された電波と、底板8で反射され
てプリント板7に向かう電波は誘電体6を通過されるた
め、複合材を厚くしたことによる放射効率の低下は生じ
難くなる。そして、この場合にも、電波の放射効率を高
めるためには、誘電体6は電波を透過し易いものが好ま
しい。一般に、誘電体の電波の通過のし難さを比誘電率
として表現しており、空気は1.0とし、発泡スチロール
は1.1〜1.5、テフロンは2.0、ガラスは5〜7となる。
つまり、軽量な材料ほど比誘電率は低く、空気に近くな
る。したがって、ここで用いられる誘電体6において
も、軽量な材料を用いることで、電波を通過し易くし、
複合材として構成した場合における電波の放射効率を向
上することが可能になる。
したがって、平面アンテナの剛性を低下させることなく
軽量化,小型化を図ることができる。これにより、回転
駆動部2による平面アンテナ1の回転慣性力を低減し、
円滑な追尾動作を可能とする。また、平面アンテナを支
持する構造体を大型化する必要を無くし、平面アンテナ
装置全体の軽量化,小型化を図ることも可能となる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、平面アンテナのキャビテ
ィ構造を構成する複数枚の隔壁を薄い板材で構成し、か
つこの隔壁に軽量誘電体を貼付けて複合材として構成し
ているので、平面アンテナの軽量化を図る一方で必要な
剛性を確保することができ、平面アンテナの慣性力を軽
減して追尾動作を円滑にし、かつアンテナ装置全体の軽
量化,小型化が実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の正面断面図、第2図は第1
図の左側面断面図、第3図は第1図のA−A線に沿う拡
大断面図、第4図は従来の平面アンテナの第3図に対応
する断面図である。 1……平面アンテナ、2……回転駆動部、3……基盤、
4……ラドーム、5……隔壁、6……軽い誘電体、7…
…プリント板、7A……アンテナパターン、8……底板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底板に複数枚の隔壁を立設し、これら隔壁
    で表面にアンテナパターンを有するプリント板を支持し
    たキャビティ構造の平面アンテナを有し、この平面アン
    テナを回転駆動可能に支持する構成とした平面アンテナ
    装置において、前記隔壁を薄い板材で構成するととも
    に、この隔壁に軽量誘電体を貼付けて複合材として構成
    したことを特徴とする車両搭載用追尾平面アンテナ装
    置。
JP14072489U 1989-12-06 1989-12-06 車両搭載用追尾平面アンテナ装置 Expired - Lifetime JPH0753294Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14072489U JPH0753294Y2 (ja) 1989-12-06 1989-12-06 車両搭載用追尾平面アンテナ装置

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JP14072489U JPH0753294Y2 (ja) 1989-12-06 1989-12-06 車両搭載用追尾平面アンテナ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0379519U JPH0379519U (ja) 1991-08-14
JPH0753294Y2 true JPH0753294Y2 (ja) 1995-12-06

Family

ID=31687674

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JP14072489U Expired - Lifetime JPH0753294Y2 (ja) 1989-12-06 1989-12-06 車両搭載用追尾平面アンテナ装置

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JP (1) JPH0753294Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8951344B2 (en) 2006-01-20 2015-02-10 Amg Idealcast Solar Corporation Methods and apparatuses for manufacturing geometric multicrystalline cast silicon and geometric multicrystalline cast silicon bodies for photovoltaics

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8951344B2 (en) 2006-01-20 2015-02-10 Amg Idealcast Solar Corporation Methods and apparatuses for manufacturing geometric multicrystalline cast silicon and geometric multicrystalline cast silicon bodies for photovoltaics

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JPH0379519U (ja) 1991-08-14

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