JP2624611B2 - ポーラマウントを有する衛星放送受信用パラボラアンテナ - Google Patents

ポーラマウントを有する衛星放送受信用パラボラアンテナ

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JP2624611B2
JP2624611B2 JP998393A JP998393A JP2624611B2 JP 2624611 B2 JP2624611 B2 JP 2624611B2 JP 998393 A JP998393 A JP 998393A JP 998393 A JP998393 A JP 998393A JP 2624611 B2 JP2624611 B2 JP 2624611B2
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Inventor
敏夫 藤田
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デイエツクスアンテナ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静止軌道上の複数の放
送衛星からの電波を受信するポーラマウントを有する衛
星放送受信用パラボラアンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】静止軌道上に位置して複数の放送(通
信)衛星からの電波を一台のパラボラアンテナで受信す
る場合、受信地点からの任意の静止衛星の仰角・方位角
は幾何学的計算により正確に求められるので、パラボラ
アンテナの仰角・方位角を調整し、上記静止衛星からの
電波を受信する。この状態でパラボラアンテナを真南の
方向に正対させ、ポーラマウントのポーラ軸を支軸とし
てポーラマウントを回転させることにより静止軌道上の
複数の放送衛星からの電波を順次受信することができ
る。この時、パラボラ反射鏡を回転させるのにアクチュ
エータが使用されている。
【0003】CS放送の開始に伴い各家庭において小口
型のパラボラアンテナで複数の放送衛星からの電波を受
信しようとする時、ポーラマウントに取付けたパラボラ
反射鏡を回転駆動させるにはホイールウォームギヤとア
クチュエータが必要になる。従来の衛星放送受信用パラ
ボラアンテナを図5および図6に示す。パラボラ反射鏡
101 は、マスト102 上端に方向調整し固定可能なボルト
109 を取付けたマストマウント103 を設け、上記マスト
マウント103 を介在させてホイールウォームギヤユニッ
ト部104 とアクチュエータ部105 とが分離して立体的に
交差させて設けられている。
【0004】ホイールウォームギヤユニット部104 は、
マストマウント103 上部に枢着され、この枢着した軸を
支軸としマストマウント103 の中間より突出した突片に
仰角調整金具109で仰角調整を行う。さらに上記ホイー
ルウォームギヤユニット部104の上面にパラボラ反射鏡
取付具107 を設けている。アクチュエータ部105 として
はモータ、減速機、ギヤ、センサ、リミットスイッチが
一体として構成され、リミットスイッチはギヤを介して
動作する。
【0005】なお、パラボラ反射鏡の焦点位置には、支
持アームを介して一次放射器付コンバータを設けてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の衛星放送受信用
パラボラアンテナのポーラマウントは、上記のように、
ホイールウォームギヤユニット部104 とアクチュエータ
部105 とは立体的に交差して配置されており、部品点数
が多く、構造が至極複雑で、重量が重く、コストが高
く、組立てに時間がかかり、その上回転角をホイールウ
ォームギヤユニット部104 上面にパラボラ反射鏡取付具
107 を設けているので筐体に角度表示を刻印できる余地
もなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、上記
の事情に鑑み、衛星放送受信用パラボラアンテナのポー
ラマウントが、ホイールウォームギヤユニット部104 と
アクチュエータ部105との組み合わせでは、大きく、重
く、複雑な構造であるので、これをコンパクトにし容易
に組立設置できるようにすべく、ホイールウォームギヤ
ユニット部とアクチュエータ部とを一体化したもので、
起立するポールの上端に方位角調整手段を備えたポール
取付部を取付け、パラボラ反射鏡とポール取付部との間
にパラボラ反射鏡を回転駆動するポーラマウントを介在
させたポーラマウントを有する衛星放送受信用パラボラ
アンテナにおいて、カバーと本体とからなるポーラマウ
ント駆動部の筐体内にモータとウォームギヤとを前記本
体内に収容し、パラボラ反射鏡を静止衛星方向にアーム
を介して回動させるポーラ軸を起立させ、上記ポーラ軸
に外嵌まりして固定したホイールウォームギヤを前記ウ
ォームギヤと噛み合うように配置し、モータとウォーム
ギヤとの間に減速ギヤを介在させ、本体をカバーで覆わ
せポーラ軸をカバー上へ突出させてなるポーラマウント
を有する衛星放送受信用パラボラアンテナである。
【0008】
【作用】ホイールウォームギヤ部とアクチュエータ部と
を筐体内に収容し、筐体上面に突出したポーラ軸を回転
駆動することによりアームを介してパラボラ反射鏡を各
静止衛星の方向に向けられるので電波を受信できる。
【0009】
【実施例】本発明を添付する図面の図1〜図3に示す具
体的実施例に基づいて以下詳細に説明する。図1は、衛
星放送受信用パラボラアンテナの全体の概要を示す。オ
フセットタイプのパラボラ反射鏡1は、反射鏡裏面にア
ンテナ取付金具6を取付け、その後方にポーラマウント
11を回転自在に設け、その下方にポール2上端に方位方
向で回動自在なポール取付部3を介在させて取付けてあ
る。符号4は一次放射器を備えたコンバータで、一次放
射器およびコンバータ4は支持アーム7を介してパラボ
ラ反射鏡1に取付けており、パラボラ反射鏡1の焦点に
位置させてある。符号5は方位調整用のポール取付部3
をポールに固定するポール固定Uボルトである。
【0010】このパラボラ反射鏡1では、赤道上空の静
止軌道上の複数個の放送衛星又は通信衛星からの電波を
受信するために、各放送衛星に対して正確に対向させな
ければならない。ポーラマウント11の筐体内にはホイー
ルウォームギヤやアクチュエータなどが収容され、その
ポーラ軸12の回転に伴いパラボラ反射鏡取付具6と連結
したアーム13を回動してパラボラ反射鏡1を静止軌道上
の各放送衛星に向ける。なお、符号14は仰角調整具であ
り、符号15は俯角調整金具である。
【0011】図2は、ポーラマウント11の拡大斜視図で
あり、図3はホイールウォームギヤやアクチュエータな
どを収容したポーラマウント11の分解斜視図である。図
3に示すように、ポーラマウント11の筐体は、本体21と
カバー22とよりなり、両者とも周壁23・24を有する容器
状のもので、本体21の周壁23上面とカバー22の周壁24下
面とを当接させてネジ25で螺締する。
【0012】この下筐体21内に、図4に示すように、モ
ータ26とウォームギヤ27とを並列平行状にして収容し、
ポーラ軸12を起立させポーラ軸12に外嵌まりして固定し
たホイールウォームギヤ28を前記ウォームギヤ27と噛み
合うように配置し、収容スペースを小さくしてモータ26
とウォームギヤ27との間に減速ギヤ29を介在させ、本体
21をカバー22で覆わせポーラ軸12をカバー22上へ突出さ
せる。このように配置することによってモータ26の回転
軸とウォームギヤ27とが水平面で平行状となりホイール
ウォームギヤ28を同一水平面に配備できる。したがっ
て、これらの駆動部構造を収容する下筐体を薄い平面状
の筐体内容積とでき、その上制御系各機能部も配置しや
すくなる。
【0013】符号31はポーラ軸12の軸受板、32はウォー
ムギヤマウント、33はポーラ軸12を回転角を制限するリ
ミットスイッチで、34はセンサーユニット、35は刻印し
た回転角目盛りである。センサーユニット34のセンサー
により回動信号が検知されると、モータ26が始動して減
速ギヤ29よりウォームギヤ27が駆動され、次にホイール
ウォームギヤ28が回転し、アーム13がポーラ軸12を中心
に回動しパラボラ反射鏡1を所定の放送衛星に向けるこ
とができる。
【0014】なお、ポーラマウントを駆動させるには制
御端子部36に制御信号ケーブルを介して制御用信号発生
機 (図示せず) が接続され、この制御用信号発生機を操
作してコントロール信号によって所定の回動を行う。
【0015】
【発明の効果】本発明は、上述のように、起立するポー
ルの上端に方位角調整手段を備えたポール取付部を取付
け、パラボラ反射鏡とポール取付部との間にパラボラ反
射鏡を回転駆動するポーラマウントを介在させたポーラ
マウントを有する衛星放送受信用パラボラアンテナにお
いて、カバーと本体とからなるポーラマウント駆動部の
筐体内に、モータとウォームギヤとを前記本体内に収容
し、パラボラ反射鏡を静止衛星方向にアームを介して回
動させるポーラ軸を起立させ、上記ポーラ軸に外嵌まり
して枢着したホイールウォームギヤを前記ウォームギヤ
と噛み合うように配置し、モータとウォームギヤとの間
に減速ギヤを介在させ、本体をカバーで覆わせポーラ軸
をカバー上へ突出させてなるポーラマウントを有する衛
星放送受信用パラボラアンテナであるので、従来ホイー
ルウォームギヤユニット部とアクチュエータ部とが分離
して立体的に交差させて配置されていたのを、駆動部を
平面的に並列平行状に配して一体化として筐体内に収容
でき、部品点数も少なくなり、構造が至極シンプルとな
り重量が軽く、コストも安くなり、組立に時間が掛から
ないようになり、その上回転角度表示を筐体の外部に刻
印できるようになった。この表示によりパラボラアンテ
ナが駆動して停止した位置が明確となり、受信している
衛星の名称や通信状況を確認できるので便利である。さ
らに、駆動部のモーター、歯車、ウォームギヤ、ホイー
ルウォームギヤが並列平行状に配されているため、モー
ター駆動力が各伝達部でロスを生じないものであり、最
短距離にて伝達でき、ポーラ軸を垂直に設けることがで
きるものである。これにより、アンテナ取付マスト頂に
スマートで小型化した筐体形状として取付けることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の衛星放送受信用パラボラアンテナの全
体の概要を示す斜視図である。
【図2】本発明のポーラマウント部の拡大斜視図であ
る。
【図3】ホイールウォームギヤやアクチュエータなどを
収容したポーラマウントの分解斜視図である。
【図4】本発明の本体内にモータやウォームギヤやホイ
ールウォームギヤやポーラ軸などを収容した状態を示す
平面図である。
【図5】従来の衛星放送受信用パラボラアンテナの全体
の概要を示す斜視図である。
【図6】従来の衛星放送受信用パラボラアンテナの斜視
図である。
【符号の説明】
2…ポール 3…ポール取付部 1…パラボラ反射鏡 11…ポーラマウント 21…本体 27…ウォームギヤ 13…アーム 12…ポーラ軸 28…ホイールウォームギヤ 29…減速ギヤ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 起立するポールの上端に方位角調整手段
    を備えたポール取付部を取付け、パラボラ反射鏡とポー
    ル取付部との間にパラボラ反射鏡を回転駆動するポーラ
    マウントを介在させたポーラマウントを有する衛星放送
    受信用パラボラアンテナにおいて、カバーと本体とから
    なるポーラマウント駆動部の筐体内に、モータとウォー
    ムギヤとを前記本体内に収容し、パラボラ反射鏡を静止
    衛星方向にアームを介して回動させるポーラ軸を起立さ
    せ、上記ポーラ軸に外嵌まりして枢着したホイールウォ
    ームギヤを前記ウォームギヤと噛み合うように配置し、
    モータとウォームギヤとの間に減速ギヤを介在させ、本
    体をカバーで覆わせポーラ軸をカバー上へ突出させてな
    るポーラマウントを有する衛星放送受信用パラボラアン
    テナ。
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JP4486024B2 (ja) * 2005-11-09 2010-06-23 日本アンテナ株式会社 アンテナ取付装置
JP7285372B2 (ja) * 2019-10-25 2023-06-01 ケーエムダブリュ・インコーポレーテッド アンテナ用クランピング装置
US20220393334A1 (en) * 2019-11-15 2022-12-08 Viasat, Inc. Removeable satellite antenna pointing tool
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