JPH0753221A - 精密ガラス製品の製造方法 - Google Patents

精密ガラス製品の製造方法

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JPH0753221A
JPH0753221A JP6096461A JP9646194A JPH0753221A JP H0753221 A JPH0753221 A JP H0753221A JP 6096461 A JP6096461 A JP 6096461A JP 9646194 A JP9646194 A JP 9646194A JP H0753221 A JPH0753221 A JP H0753221A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶融からの一貫した工程でガラス成形を高い
生産効率で実現する場合、雰囲気空間の汚損回避、製品
の高品質の維持などを配慮した精密ガラス製品の製造方
法を提供する。 【構成】 溶融ガラスから精密ガラス製品をプレス成形
加工を含む一連の工程で製造する精密ガラス製品の製造
方法において、溶融炉のガラス流出口から流出する溶融
ガラスを所定量、受け型に受ける工程と、受け型と共に
その上に受けた所定量の溶融ガラスを置換室に導入する
工程と、置換室を気密状態にして置換室内を真空引きす
る工程と、置換室内もしくはこれと連通する成形室内の
非酸化性ガス雰囲気中で所要形状にガラスを成形する工
程とを含むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、非球面レンズ
などの高精度なガラス製品を、プレス成形加工を含む一
連の工程において、溶融ガラスから直接成形する精密ガ
ラス製品の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光学素子などの精密ガラス製品の
製造方法として、一定の形に成形されたガラス成型品を
研削・研磨する加工方法に代わり、ガラス素材を再加熱
して軟化させ、成形型内で直接、プレス成形する方法が
注目されている。
【0003】通常、この種のプレス成形による精密ガラ
ス製品の製造方法では、非酸化性の雰囲気中で、上下型
よりなる成形用型部材を用いて、軟化状態に在るガラス
素材をプレス成形し、上記型部材の成形面に対応した形
状を前記ガラス素材に転写し、次いで、成型品を成形型
内で冷却した後、所要温度以下で、成形型から取り出す
ことが行われている。
【0004】ここで用いるガラス素材は、予め研削研磨
や、熱処理、化学処理などにより、表面を滑らかに加工
したものや、溶融ガラスから表面欠陥の無い、所要形状
のガラス塊(ガラスプレフォーム)を得て、これをその
まま、プレス成形に用いるものであり、その形状も、ボ
ール状や平板状のなど、様々なものが用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ガラス
素材をプレフォームしてから、再加熱し、プレス成形す
る従来の方法は、ガラス素材のプレフォームの工程とプ
レス成形工程とが分離しているため、仮に、溶融炉の流
出口から流出した溶融ガラスから、熱的変形により、所
要形状のガラス塊を得て、これを直接、プレス成形工程
へのガラス素材として用いたとしても、プレフォーム後
の冷却、搬送などに要する手間や暇が掛かるだけでな
く、プレス成形工程に入る前に、表面欠陥の原因となる
異物除去を目的とした洗浄工程、その検査工程などが必
要になる。更には、プレス成形工程での再加熱に、可成
りのエネルギーが必要で、このロスも多大で、非常に生
産効率を低下する。
【0006】以上のような問題を解決するには、ガラス
の溶融から製品までの一貫生産が理想的である。そこ
で、特開平3−45523号公報には、非酸化性雰囲気
中で、溶融炉の流出口から流出した溶融ガラスを、第一
の熱加工治具で受け、次に、第二の熱加工治具を溶融ガ
ラスに接触させ、その状態で反転した後に、熱的変形
で、この熱加工治具の上で一定のガラスプレフォームを
形成し、これを成形型でプレス成形する光学素子の製造
方法も提案されている。
【0007】しかし、この場合も、上述の理想的な生産
を実現するには、以下の述べるように、解決すべき数々
の問題がある。 (1)ガラス溶融炉、特に、そのガラス流出口を非酸化
性雰囲気中に設けることには、次の問題がある。即ち、
ガラス流出口付近のガラス材料は、ガラス流出の開始
迄、ガラスの流出を抑えるため、流出口の温度を下げて
おく必要から、ガラス化され難く、また、ガラス化して
も、そこでの攪拌操作が行えないので、泡や脈理などを
多量に含んでおり、流出の始めから良質のガラスをガラ
ス流出口から流出させることは不可能である。それ故、
流出開始時には、流出する可成りの量のガラスを廃棄す
る必要がある。これを狹い雰囲気空間内で行うことは、
自動的に行うにしても、人手を借りて行うにしても、多
くの困難が伴う。
【0008】また、ガラス流出口を高温な状態に保持す
るための保温処置と同時に、雰囲気空間のシールを行う
必要があり、このため、装置の構造が複雑になる。更
に、ガラス流出口から流出する溶融ガラスからは、多量
の揮発物が発生するので、雰囲気空間内が汚れやすく、
場合によっては、揮発物による汚れがガラス素材に付着
し、製品を所要の高品質に維持できなくなる虞がある。 (2)雰囲気中で、溶融ガラスを成形型に受けることに
は、次の問題がある。即ち、上述のように、雰囲気中に
多量の揮発物が存在すると、それが成形型に付着して、
成形型を汚染する虞があるが、成形型が雰囲気空間内に
あるために、成形型のクリーニングが困難である。ま
た、成形型は、溶融ガラスを受けるので、その温度が高
くなるために、損傷が激しく、新しい成形型との交換を
頻繁に行う必要があるが、成形型が雰囲気空間内にある
から、型交換が仕難い。
【0009】
【発明の目的】本発明は、上記問題を解決するためにな
されたもので、その第1の目的とするところは、溶融か
らの一貫した工程でガラス成形を高い生産効率で実現す
る場合、雰囲気空間の汚損回避、製品の高品質の維持な
どを配慮した精密ガラス製品の製造方法を提供すること
にある。
【0010】また、本発明の第2の目的とするところ
は、ガラスプレフォームの形成などを含む工程の簡易化
を図り、生産性を向上すると共に、プレス成形型の熱的
劣化を回避した精密ガラス製品の製造方法を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、溶融ガラスから精密ガラス製品をプレ
ス成形加工を含む一連の工程で製造する精密ガラス製品
の製造方法において、溶融炉のガラス流出口から流出す
る溶融ガラスを所定量、受け型に受ける工程と、受け型
と共にその上に受けた所定量の溶融ガラスを置換室に導
入する工程と、置換室を気密状態にして置換室内を真空
引きする工程と、置換室内もしくはこれと連通する成形
室内の非酸化性ガス雰囲気中で所要形状にガラスを成形
する工程とを含むのである。
【0012】また、本発明では、溶融ガラスから精密ガ
ラス製品をプレス成形加工を含む一連の工程で製造する
精密ガラス製品の製造方法において、溶融炉のガラス流
出口から流出する溶融ガラスを所定量、分離して、その
粘度で104〜1010dPa・sとなる温度に調整する
工程と、ガラス粘度で1011〜1014dPa・sとなる
温度に調整した成形型に上記ガラスを供給する工程と、
成形型によって上記ガラスをプレス成形する工程とを含
んでいる。
【0013】
【作用】このように、大気中に設置されたガラス流出口
から流出するガラスを受け型に受けて、非酸化性ガス雰
囲気に制御される置換室に導入し、この置換室内もしく
はこれと連通する成形室内の非酸化性ガス雰囲気中で、
ガラスを予備成形、あるいは、本成形するので、ガラス
流出口から流出した溶融ガラスからの揮発物を置換室、
成形室に持ち込むのを回避でき、仮に、置換室内に揮発
物が持ち込まれても、真空引きによる掃気で、揮発物を
外部に排出できるから、雰囲気空間内を汚損する虞がな
く、製品の高品質を確保し、また、成形型のクリーニン
グを必要最低限の回数に留止め、生産効率を向上するこ
とができる。特に、真空引きは、受け型でガラスを受け
た後、ガラス表面がある程度固まった状態で、行われる
ので、ガラス内部からの泡の発生を回避できると共に、
揮発物による受け型の汚れを避け、置換室、成形室内を
クリーンな状態に保つことができる。更には、ガラス素
材の取り込みのため、受け型が置換室から大気中に露出
する必然的な状態を利用することにより、受け型の交換
を容易にできる。
【0014】また、ガラスや成形型の調温を、上述のよ
うなガラス粘度で104〜1010dPa・sとなる温度
範囲や1011〜1014dPa・sとなる温度範囲にする
ことで、溶融ガラスから所望量のガラス塊(ガラスゴ
ブ)を直接、受け型あるいは成形型の一方に受け、予備
成形あるいは本成形することで、型を熱的に損傷するこ
となく、また、成型品に、熱収縮による皺などの欠陥を
生じさせず、良好な成形が達成できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を、図1ないし
図7を参照して、具体的に説明する。図1には、本発明
の製造方法を実現するための製造装置の一例が概略的に
示されている。ここで、符号20は、大気中に置かれ
た、ガラス材料を溶融する溶融炉で、溶融ガラス23
は、溶融炉20の底部に設けた流出パイプを介して、流
出口22に降下される。なお、溶融炉20、流出パイプ
21のまわりにはヒーター(図示せず)が配置されてい
て、ガラス材料を溶融し、また、流出口22から流出さ
れるガラスの温度調整を行えるように成っている。
【0016】流出口22の下方には、置換室10が配置
されており、この置換室はゲート弁18を介して成形室
11に連通され、成形室11はゲート弁19を介して取
り出し室12に連通されている。置換室10は、その内
部に配置された受け型1を外部に導出した際、受け型1
の真上に流出口22が来るように配置されており、置換
室チャンバー13と、そのチャンバー13を大気に開放
し、あるいは、気密に閉塞する置換室蓋14とから構成
されている。
【0017】チャンバー13には、その側部に位置し
て、搬入シリンダー32が、また、その底部に位置し
て、受け型1を昇降するための駆動シリンダー35が、
それぞれ、備えられていて、シリンダー32および35
は、その各シリンダーシャフト33および36を、シー
ルゴム62、63を介して、置換室10の内部に挿入さ
せている。そして、シリンダーシャフト36の先端に
は、受け型1が取り付けられている。なお、受け型1
は、ヒーター51で、常時、所定温度、例えば、ガラス
粘度で108〜1012dPa・sとなる温度に調整され
ている。
【0018】そして、図示のように、流出口22から流
出する溶融ガラスを受け型1に受け止め、ガラスの熱的
変形で、受け型1の上にガラス塊24を形成するのであ
る。この状態で、シリンダー35を駆動させ、シリンダ
ーシャフト36を降下することにより、受け型1を、そ
の上に形成されたガラス塊24と共に、置換室10の内
部に引き込む。この状態で、置換室蓋14を、矢印A方
向に回動し、シールゴム61を介して閉じ、置換室10
を気密状態にして、適当な吸引手段(図示せず)で真空
引きを行い、その後、非酸化性ガスを供給して、置換室
10内を、そのガス雰囲気とする。
【0019】置換室10内に引き込まれる前の段階で、
受け型1上のガラス塊24は、ガラス中に含まれる揮発
物の大半を大気中に放出してしまうが、置換室10内に
引き込まれた後でも、真空引きによる置換室10の掃気
の際、外部に放出される。
【0020】ガラス塊24が熱的変形(自重変形)だけ
で、所望のガラス素材の形状にプレフォームされる場合
には、図6のグラフに示すような温度条件の下で、置換
室内のガス置換が終了した段階にゲート弁18を開放
し、シリンダーシャフト33の先端に取り付けた吸着フ
ィンガー34によって、置換室10内に取り込まれたガ
ラス塊24を吸着し、シリンダー32を駆動して、ガラ
ス塊24を置換室10から成形室11へ送り込むのであ
る。
【0021】しかし、ガラス塊24は、それが熱的変形
(自重変形)だけで、所望のガラス素材の形状にプレフ
ォームされない場合には、以下に示す手段で、機械的に
プレフォームされる。即ち、この実施例において、置換
室蓋14の外側には、予備成形シリンダー30が取り付
けられていて、そのシリンダーシャフト31が、シール
ゴム69を介して、置換室10の中に挿入されており、
シャフト31の先端には、ヒーター52を内蔵した予備
成形用の上型2が取り付けられている。
【0022】このため、置換室蓋14が閉じられ、真空
引き、ガス置換が終了した段階、もしくは、その前或い
は途中の段階で、図7のグラフに示すような温度条件の
下で、上型2で予備プレス成形を行うのである。その後
は、前述同様に、ゲート弁18を開放し、シリンダーシ
ャフト33の先端に取り付けた吸着フィンガー34によ
って、予備プレス成形されたガラス塊24を吸着し、シ
リンダー32を駆動して、ガラス塊24を置換室10か
ら成形室11へ送り込むのである。
【0023】なお、図中、符号53は、置換室10内の
温度をコントロールするためのヒーター53であり、こ
れによって、所要のガス雰囲気温度が確保できるように
なっている。
【0024】成形室11は、気密に構成された成形室チ
ャンバー15内に本成型用の成形型を装備したものであ
り、外部との気密性を保持している。成形室チャンバー
15は、その上下の外側に位置して、精密成形用の上型
シリンダー37および下型シリンダー39を装備してお
り、各シリンダー37、39は、それぞれのシリンダー
シャフト38、40を、シールゴム64、65を介し
て、成形室11の内部に挿入しており、更に、シャフト
38の下部には、上型3の開閉のためのフック7が取り
付けられている。また、シャフト38と40の間には胴
型5が置かれており、胴型5を上下に貫通する貫通孔に
は、上型3と下型4とが摺動可能に挿入されている。
【0025】そして、上型3は、プレス成形のための加
圧時には、シリンダー37の駆動で、シャフト38の先
端を介して、上型3を加圧することができ、上昇時は、
上型3の上部に設けられているフランジ部を、前述のフ
ック7で引き上げることができる構造になっている。ま
た、下型4は、胴型5の下部に取り付けた底板6で支え
られていて、胴型5の内部空隙の範囲で上下に動かせる
構造になっている。更に、胴型5には、上型3および下
型4の温度調整用として、上型用ヒーター54と下型用
ヒーター55が設けられている。
【0026】しかして、吸着フィンガー34で、置換室
10から導入されたガラス塊は、下型4上に置かれ、上
型の降下により、所要の温度、圧力に調整されたプレス
成形を受ける。この際の成形型、ガラス成型品の温度、
圧力の制御は、例えば、図6あるいは図7の制御形態に
おいて行われる。この場合、成形室11は、その成形室
チャンバー15内を、同じ非酸化性ガス雰囲気にしてあ
る。
【0027】取り出し室12は、置換室10の場合と同
様に、取り出し室チャンバー16と取り出し室蓋17か
ら構成されていて、チャンバー16には、その底部およ
び側部に位置して、置き台駆動シリンダー41と取り出
しシリンダー44とが装備されている。両シリンダー4
1、44は、その各シリンダーシャフト42、45の一
端側を、それぞれ、シールゴム67、68を介して、取
り出し室12の内部に挿入しており、また、取り出し室
内において、シャフト42の先端には、ガラス成形品を
受け取るための置き台43が取り付けられている。ま
た、シャフト45の先端には吸着フィンガー46が取り
付けられていて、シリンダー44を駆動してシャフト4
5を進退するときに、下型4上の成形品を吸着し、ま
た、この成型品を置き台43上に載置することができる
ように構成されている。
【0028】なお、蓋17と取り出し室チャンバー16
の開口部との間には、シールゴム66が取り付けられて
いて、蓋17を閉じた時、気密を保てるようになってい
る。また、前述の成形型チャンバー15および取り出し
室チャンバー16には、置換室チャンバー13と同様
に、排気口を含む真空引きのための手段(図示せず)、
雰囲気ガス供給用の供給手段(図示せず)が設けられて
いる。
【0029】(実施例1)以下、本発明の製造方法を具
体的、数値的に示した実施態様で説明する。ここでは、
前述の装置を使用して、図2に示す形状の、有効径が1
3mm、製品外径が約17mmの精密ガラス製品(メニ
スカス凹レンズ)を成形するプロセスについて示す。な
お、プレス成形には、温度が1040℃の時に粘度が1
0Pa・s、580℃の時に108.2 Pa・s、515
℃の時に1011Pa・s、465℃の時に1014Pa・
sとなる粘性特性を持った硝材が用いられた。
【0030】まず、上記のガラスの原料を溶融炉20に
投入してガラス化した後に、脱泡、攪拌を行い、均質な
溶融ガラス23を作り、流出パイプ21に導く。この場
合、流出パイプ21はガラス粘度で10Pa・sに相当
する温度に制御される。
【0031】一方、ゲート弁18、19を閉じて置い
て、成形室11および取り出し室12の内部を一旦、真
空引きし、次いで、非酸化性のガスとしてN2 ガスを導
入する、所謂、ガス置換を行う。また、胴型の上部、下
部のヒーター54、55に通電し、上型3、下型4をガ
ラス粘度108.5 Pa・sに相当する温度に加熱する。
【0032】また、受け型1/要すれば、予備成形用の
上型2は、そのヒーター51/52を用い、ガラス粘度
で1012Pa・sに相当する温度に加熱される。
【0033】しかして、置換蓋14を開けて、シリンダ
ー35を駆動し、受け型1を流出口22の真下に移動し
た。図4(1)に示すように、流出口22からガラスを
流出させて、受け型1でこれを受け、自重変形で、所定
の量の溶融ガラス塊を受け型1上に形成した。次に、駆
動シャフト36を下降させ、置換室蓋14を閉じた。そ
の後、直ちに、予備成形用のシリンダー30を作動さ
せ、上型2で、受け型1上のガラス塊を、圧力500N
で、予備成形し、所望の形状のガラス素材24aを得た
(図4(2)参照)。
【0034】予備成形後、ガラスの表面が106 Pa・
s以上の粘度に成った時に、置換室10の内部に対して
真空引きを10秒間行い、その後、置換室10に非酸化
性ガス(N2 ガス)を5秒間導入した。その後、ゲート
弁18を開け、搬入シリンダー32を駆動させて、シャ
フト33を進出して、吸着フィンガー34を、予備成形
されたガラス素材24aの上に移動し、次いで、シャフ
ト36を上昇させ、ガラス素材24aを吸着フィンガー
34に吸着させ、次いで、シャフト36を下方に逃し
た。そして、シリンダー32を更に駆動し、シャフト3
3の動作で、ガラス素材24aを成形室11に導き、成
形下型4上に置いた(この時のガラスの粘度は109
a・sであり、また、この時の上下型3、4は、それぞ
れ、ガラス粘度で、108.5Pa・sに相当する温度に
してある)。そして、シャフト33を戻し、ゲート弁1
8を閉じた。
【0035】成形室11では、続いて、シリンダー37
を駆動し、上型シャフト38を降下し、上型3のフラン
ジの下面が胴型5の上面に対して完全に突き当たる迄、
上型3に圧力(5000N)を60秒間、加え、所要の
精密ガラス製品を成形した。
【0036】その後、上型3のフランジの下面が胴型5
の上面に突き当たった上記の状態のままで、ガラス成形
品を成形型内で冷却し、この間、ガラス成型品24bが
収縮するのに合わせて、下型4が追従するように、下型
シリンダー39を作動させ、下型シャフト40の先端
で、下型4を下から3000Nの圧力で押圧した。
【0037】そして、ガラスが、その粘度で1014Pa
・sに相当する温度になった時、下型シリンダー39に
よる加圧操作を止め、その後、直に、上型シリンダー3
7を上方に動かし、上型シャフト38に固定されている
フック7で、上型3のフランジを引っかけて上型を上昇
し、型を開放した。
【0038】次いで、ゲート弁19を開け、取出しシリ
ンダー44を駆動させ、取出しシャフト45の先端に設
けた吸着フィンガー46を下型4の上迄、移動させ、得
られたガラス成形品24bを吸着した。その後、取出し
シリンダー44を戻し、置台43の上で停止させ、置台
駆動シリンダー41を動かし、置台43をガラス24b
の下面に触れる位置に移動した時に、フィンガー46の
吸着を解除した。置台43がガラス成型品24bを支持
した状態で、シリンダー41を駆動してシャフト42を
下に動かし、図1に示すように、シリンダー41の駆動
で、成形品24bを乗せたまま、更に、シャフト45を
後退位置に迄、戻し、この状態で、ゲート弁19を閉
じ、取出し室蓋17を開け、適宜なハンド手段で成形品
24bを取出し室12の外に取出した。その後、蓋17
を閉じ、取出し室12の中を、前記のような操作で、非
酸化性ガス雰囲気に置換し、次の取出しに備えた。
【0039】実際に、この成形動作を100回連続して
繰返して、得られた精密ガラス製品の品質を確認した
所、製品の外観には、何の異状も認められず、また、面
精度もアス、クセとも一本以内の良好なものが得られ
た。また、この時点で、各型1、2、3、及び4の表面
を観察したが、有害な揮発物の付着は認められず、まだ
充分に連続成形できる状態にあった。
【0040】(比較例1)なお、本発明に基づく実施態
様と、従来技術についての実施態様を比較するために、
上記実施例1の装置及び操作で、但し、真空脱気及びN
2 ガスを導入することなしに、予備成形だけを連続して
行った所、約30ショットを過ぎた時点で、型1、2に
付着物が堆積し、良好な外観を有するガラス製品が得ら
れなくなった。
【0041】また、置換室10において、ガラス粘度が
103 Pa・sの状態で、すぐに置換動作を行ったとこ
ろ、ガラス素材24aには、ガラス内部から発生した泡
が数多く、観察され、実用に耐えるものができなかっ
た。
【0042】(実施例2)実施例1で用いたものと同じ
硝材を用い、図3に示す有効径=12mm、外径=約1
6mmの両凸レンズの成形する工程を、図1、図5を参
照して、数値的、具体的に説明する。なお、実施例1と
同様な点は、その説明を省略する。ここでは、予め、ゲ
ート弁18、19を閉じた後、成形室11と取出し室1
2の内部を一旦真空にし、次いで、非酸化性のガス(N
2 ガス)を導入した。また、上型ヒーター54、下型ヒ
ーター55に通電し、成形上型3、成形下型4をガラス
粘度108.5 Pa・sに相当する温度に加熱した。
【0043】そして、10Pa・sの粘度を持つ溶融ガ
ラスを、流出口22から流出させ、実施例1と同様にし
て、ガラス塊24を受け型1上に取り、置換室10に入
れ、置換室蓋14を閉じた。また、置換室10内にN2
を流しながら、その受け型1をガラス粘度が108 Pa
・sになるまで昇温すると同時に、置換室ヒーター53
に通電し、ガラス塊24のまわりの雰囲気が、104
a・sとなるように加熱し、ガラス塊24の保有熱と、
この加熱状態のもとで、図5(2)に示すように、ガラ
ス塊24を更に扁平な、精密ガラス製品24dに、より
近い状態で、自重により熱的に変形させて、ガラス素材
24cを所望な形状に構成した。
【0044】その後、置換室ヒーター53の通電を切
る。ガラス素材24cが104Pa・sに冷却されたと
ころで、実施例1と同じように、置換室10内の真空引
きを行い、再度、N2 を導入する。このような置換の
後、前述同様な吸着フィンガーなどの手段で、受け型1
からガラス素材を取り上げ、置換室10から成形室11
に移し、ガラス粘度で108.5 Pa・sに相当する温度
で加熱された下型4の上に置き、実施例1と同様にし
て、成形型3、4の間で、4500Nの圧力を60秒加
え、プレス成形し、その後、冷却し、冷却中に、200
0Nの圧力を加え、下型4の動きをガラス成型品24d
の収縮に追従させた。その後、実施例1と同様の温度、
方法で、精密ガラス製品を成形室から取り出し室を経由
して、取り出した。その結果は、実施例1と同じであ
る。
【0045】(実施例3)実施例1で用いたものと同じ
硝材を用い、実施例1で成形したレンズと同じ形状のレ
ンズを、実施例1とは違う製造方法で成形する工程を、
図1、図4を参照しながら具体的に説明する。実施例1
と同様にして、予め、ゲート弁18、19を閉じた後、
成形室11と取り出し室12の内部を一旦真空にした
後、非酸化性のガス(N2 ガス)を導入して置き、上型
ヒーター54、下型ヒーター55に通電し、上型3、下
型4をガラス粘度で108.2 Pa・sに相当する温度に
加熱した。
【0046】しかして、溶融炉でガラスを溶融した後、
108.5Pa・sの粘度を持つ溶融ガラスを流出口22
から流出させ、実施例1と同様に、ガラス塊24を受け
皿1に取り、置換室10に導入した。そして、蓋14を
閉じ、置換室でN2を流しながら、ガラス塊24を予備
成形用の上型2を用いて予備成形した。また、受け型1
および上型2の温度がその粘度で109 Pa・sに相当
する温度になるように、置換室10では、ヒーター5
1、52に通電し、型およびガラス素材の加熱を行っ
た。
【0047】予備成形後も、置換室10内部へのN2
スの充填を行い、同時に、過剰な冷却をさけるために、
加熱のための通電を行った。そして、酸素濃度が5pp
m以下になった時点で、ガス充填を止め、ゲート弁18
を開き、実施例1と同様にして、予備成形ガラス(ガラ
ス素材24a)を置換室内の受け型1から成形室11内
の下型4の上に移動した。この時のガラス24aは、そ
のガラス粘度で108Pa・sに相当する温度であっ
た。そして、プレス成形の際は、4500Nの圧力を4
5秒、成形型に加え、また、その後に冷却工程では、成
形型とガラスとの密着力により、下型4をガラス素材2
4aの収縮に追従させた。その後、ガラス粘度で、10
12Pa・sに相当する温度において、成形型を開き、実
施例1と同じ方法で、ガラス成形品24bを取り出し
た。その結果も、実施例1と同じように、良好であっ
た。
【0048】(実施例4)ここでも、実施例1で用いた
のと同じ硝材を用い、実施例2で成形したレンズと同じ
形状のレンズを成形するが、実施例2と違う製造方法で
成形することになる。この製造工程を、図1、図5を参
照して具体的に説明する。実施例1と同様にして、予
め、ゲート弁18、19を閉じた後、成形室11と取り
出し室12の内部を一旦真空にした後、非酸化性のガス
(N2 ガス)を導入し、上型ヒーター54、下型ヒータ
ー55に通電し、上型3、下型4を、ガラス粘度で10
8.2 Pa・sに相当する温度に加熱して置く。そして、
実施例1と同様に、ガラスを溶融した後、108.5Pa
・sの粘度を持つ溶融ガラスを流出口22から流出さ
せ、ガラス塊24を受け皿1に取り、置換室10に入
れ、蓋14を閉じ、置換室10内にN2 を供給しなが
ら、受け型1をガラス粘度で107 Pa・sに相当する
温度に上昇すると同時に、置換室ヒーター53に通電
し、ガラス塊24のまわりの雰囲気が、ガラス粘度で1
4 Pa・sに相当する温度になるように加熱し、ガラ
ス塊24の保有熱と、この加熱状態のもとで、図5
(2)に示すように、ガラス塊24を更に扁平な、精密
ガラス製品(ガラス成形品24b)により近い状態に、
自重で熱的に変形させて、ガラス素材(予備成形ガラ
ス)24aとする。そして、置換室10内のO2 濃度
が、5ppm以下になった時点で、N2 の供給を止め、
ゲート弁18を開き、実施例1と同様にして、予備成形
ガラス24aを置換室から成形室に移し、下型4の上に
置く。この時のガラス素材24aの温度は、ガラス粘度
で107 Pa・sに相当する温度であった。その後、成
形に際しては、3000Nの圧力を30秒間、成形型に
加え、また、その後の冷却工程では、ガラス粘度が10
10〜1012.5の間に、下型4に対して2000Nの圧力
を加え、下型4をガラス素材24aの収縮に追従させ
た。その後、ガラス粘度で1013Pa・sに相当する温
度で、成形型を開き、実施例1と同じ方法で、精密ガラ
ス製品を取り出した。その結果は 実施例1と同じよう
に、良好であった。
【0049】なお、上述の各実施例では、置換室10を
流出口22の真下に配置したが、置換室10を流出口2
2の下に置かず、置換室に対して、受け型1を斜めに出
入りするように駆動させて、流出口22の下にまで移動
させることができるようにしても良く、例えば、一つの
溶融炉に対して、複数の成形装置を対応させ、各装置の
受け型に順に溶融ガラスの供給を行うようにしても良
い。これによって、生産性を高めることも可能である。
【0050】次に、ガラス素材(ガラスプレフォーム)
からの成形におけるガラス素材および成形型の温度の調
整について、図8ないし図15を参照して、本発明の実
施例を具体的に説明する。ここでは、例えば、ガラス粘
度で10ー2〜104dPa・sに相当する温度で、溶融
炉から溶融ガラスを所定量、分離して取り出す工程
(A)と、この取り出された溶融ガラスを、その粘度で
104〜1010dPa・sとなる温度に調整する工程
(B)と、ガラス粘度で1011〜1014dPa・sとな
る温度に調整した成形型に上記ガラスを供給する工程
(C)と、成形型によって上記ガラスをプレス成形する
工程(D)とを含んでいる。
【0051】更に、要すれば、成形型でガラスをプレス
成形した後に、成形されたガラス成形品の温度が、その
粘度で1010〜1013dPa・sとなる温度である時
に、ガラス成形品を成形型から取り出す工程(E)と、
取り出したガラス成形品を、毎分10℃以上の温度勾配
で冷却し、その粘度で1014dPa・sとなる温度以下
にする工程(F)とを含んでいる。なお、工程(F)
は、取り出されたガラス成形品が自重変形可能な粘度で
あるから、その変形を防ぐための型外での冷却工程であ
る。
【0052】次に、上述の各工程(A)〜(F)の好ま
しい態様を説明する。工程(A)においては、溶融状態
にあるガラスから、ガラス粘度が10ー2〜104dPa
・sとなる温度の所望量のガラスを取り出すのである
が、例えば、溶融炉の吐出口(以下、オリフィスと称す
る)からガラスを液滴状に落下させる場合は、オリフィ
スの出口付近に温度制御手段を設け、滴下ガラスの温度
を上述の範囲に制御すればよい。この温度範囲は、ガラ
スの粘度で101.6〜102.6dPa・sとなる温度が好
ましい。
【0053】工程(B)においては、取り出したガラス
をガラス粘度で104〜1010dPa・sとなる温度に
調整するが、例えば、オリフィスから滴下するガラスの
落下中に冷却ガスなどを吹き付けることにより調温すれ
ばよい。この温度範囲は、ガラス粘度で106〜108
Pa・sとなる温度が好ましく、更には、107〜108
dPa・sとなる温度がより好ましい。
【0054】工程(C)においては、この調温したガラ
スを、ガラス粘度で1011〜1014dPa・sとなる温
度に調整したプレス成形型に供給するのであるが、例え
ば、この型の温度は、ガラス粘度で1011〜1013dP
a・sとなる温度が好ましく、更には、1011.2〜10
12dPa・sとなる温度がより好ましい。また、この型
の温度と、供給するガラスの温度との差は、ガラス粘度
で103dPa・sに相当する温度以上であることが好
ましい。
【0055】工程(D)においては、プレス成形型に荷
重を加えることによって、ガラスをプレス成形するので
あるが、例えば、成形型に、少なくとも転写されるべき
形状精度の必要な領域において、型表面にガラスを密着
させ、プレスするのがよい。
【0056】工程(E)においては、成形ガラスの粘度
で1010〜1013dPa・sとなる温度であるときに、
その成形ガラスを成形型から取り出すが、例えば、プレ
ス時に、ガラスが型に熱を奪われることにより、上述の
温度範囲になれば、そのガラスを成形型の全ての面から
剥離させ、そのまま取り出せばよい。この温度範囲は、
ガラス粘度で1010.5〜1011.5dPa・sとなる温度
が好ましい。
【0057】工程(F)においては、取り出した成形ガ
ラスを、10℃/分以上の冷却速度で、ガラス粘度で1
14dPa・sとなる温度以下に冷却するのであるが、
この冷却は、例えば、冷却ガスなどの手段を用いて実現
すると良い。
【0058】なお、本発明で使用する成形型には、温
度、圧力、冷却速度などの成形条件やガラス製品の形状
により定まる型と成形品との形状差などを考慮して、予
め補正した成形型を用いることが望ましく、これにより
所要の成形精度を確保することができる。このような数
値的設定、制御の温度範囲は、使用するガラスの種類、
組成によって設定されることは言うまでもない。 (実施例5)以上のような成形のプロセスを実現するた
めに、例えば、図8の(a)〜(e)に示すような構成
の成形型が用いられる。ここで、符号101はガラス溶
融炉、102は溶融状態の光学ガラス材料(SK12:
オハラ社製)、103は流出パイプ、103aは、その
出口におけるオリフィス、104はガラスプレフォー
ム、105は冷却ガス、106は下型、107は上型、
108は離型板、109は成形されたレンズ(ガラス成
形品)、110は胴型である。
【0059】この実施例では、先ず、図8の(a)に示
すように、オリフィス103aの出口を調温して、そこ
から滴下するガラス104の温度を1180℃(ガラス
粘度で102.1dPa・s)に制御し、850mm3の
ガラスを液滴状にして取り出し、この取り出したガラス
プレフォーム104aを、落下中に冷却ガス105によ
り750℃(ガラス粘度で105.8dPa・s)まで冷
却し、図8の(b)に示すように、下型106に供給し
た。この時、下型106、上型107は予め580℃
(ガラス粘度で1011.3dPa・s)に制御してある。
【0060】そして、成形型へのガラス供給の直後、図
8の(c)に示すように、2KNの荷重を20秒間加え
た。プレス時に型に接触するガラス表面は瞬時に604
℃まで低下し、型を腐食する温度以下になっている。そ
の後、ガラスプレフォームは変形すると共に上下型に熱
を奪われるので、プレス終了時には590℃(ガラス粘
度で1010.8dPa・s)になっていた。
【0061】プレス終了後、図8の(d)に示すよう
に、上型107を上昇させ、それと連動する離型板10
8により下型106と成形されたレンズ109を剥離さ
せた。この時、レンズが上型107に密着したままの状
態にある場合には、図8の(e)に示すように、胴型1
10により上型107とレンズ109とを剥離させれば
よい。この後、このレンズを型から取りだし、再び冷却
ガスなどにより、ガラスが自重変形を起こさなくなる4
85℃(ガラス粘度で1015.5dPa・s)まで2分間
で冷却した。
【0062】この実施例で得られた球面凹レンズ(図9
参照)は、アス、クセ、ニュートンが各々0.5本以下
であり、曲率半径成分においては、ニュートン2本以下
の良好な形状精度を有していた。
【0063】なお、この実施例において、上下型10
6、107としては、曲率半径30.11mmにて、図
10に示すような中心部が周辺部に比べて曲率半径が小
さくなるクセを持った形状(フィゾー干渉計により測
定)のものを用いた。これは、クセのない型で成形する
と、成形されたレンズがクセを持つためで、予め、その
分を成形型の面で補正する必要からである。 (実施例6)図11の(a)〜(e)は、この実施例の
各工程を示しており、図12は、転写精度の確認のため
に、この実施例で対象とした小径の凸レンズの形状を示
している。ここでは、実施例5と同じガラス材料を用い
ており、オリフィス111aから滴下するガラス112
の温度を1320℃(ガラス粘度で1010.6dPa・
s)に制御し、25mm3のガラスを液滴状にして取り
出し、この取り出したガラスプレフォーム112aを、
落下中に加熱ガス113により840℃(ガラス粘度で
104.4dPa・s)に制御した。なお、ここで、実施
例5とは異なり、加熱ガスを用いるのは、ガラスプレフ
ォーム112aが小さく、型に供給するまでに温度が下
がり過ぎるためである。
【0064】この取り出したガラスプレフォーム104
aを、図11の(b)に示すように、下型114に供給
した時、下型106、上型107は予め580℃(ガラ
ス粘度で1011.3dPa・s)に制御してある。
【0065】そして、成形型へのガラス供給の直後、図
11の(c)に示すように、500Nの荷重を10秒間
加えた。プレス時に型に接触するガラス表面は瞬時に6
16℃まで低下し、型を腐食する温度以下になってい
る。その後、ガラスプレフォームは変形すると共に上下
型に熱を奪われるので、プレス終了時には595℃(ガ
ラス粘度で1010.5dPa・s)になっていた。
【0066】プレス終了後、図11の(d)に示すよう
に、上型115を上昇させ、それと連動する離型板11
6により下型114と成形されたレンズ117を剥離さ
せた。この時、レンズが上型115に密着したままの状
態にある場合には、図11の(e)に示すように、胴型
118により上型115とレンズ117とを剥離させれ
ばよい。この後、このレンズを型から取りだし、再び冷
却ガスなどにより、ガラスが自重変形を起こさなくなる
485℃(ガラス粘度で1015.5dPa・s)まで2分
間で冷却した。
【0067】この実施例で得られた小径の凸レンズ(図
12参照)は、アス、クセ、ニュートンが各々0.5本
以下であり、曲率半径成分においては、ニュートン2本
以下の良好な形状精度を有していた。
【0068】なお、この実施例において、上下型11
4、115としては、曲率半径3.512mmおよび
7.024mmであり、実施例5のようなクセの補正を
行っていない。これは、凸レンズにおいては、温度、圧
力、冷却速度の成形条件が極端に変更されない限り、ク
セを発生せず、曲率半径のみの変更でよいからである。 (実施例7)図13の(a)〜(e)は、この実施例の
各工程を示しており、図14は、転写精度の確認のため
に、この実施例で対象としたメニスカスレンズの形状を
示している。ここでは、実施例5と同じガラス材料を用
いており、オリフィス119aから滴下するガラス12
0の温度を1120℃(ガラス粘度で102.3dPa・
s)に制御し、1430mm3のガラスを液滴状にして
取り出し、この取り出したガラスプレフォーム120a
を、落下中に冷却ガス121により700℃(ガラス粘
度で107.1dPa・s)まで冷却し、図13の(b)
に示すように、下型122に供給した。この時、下型1
22、上型123は予め570℃(ガラス粘度で10
11.7dPa・s)に制御してある。
【0069】そして、成形型へのガラス供給の直後、図
13の(c)に示すように、4KNの荷重を30秒間加
えた。プレス時に型に接触するガラス表面は瞬時に58
8℃まで低下し、型を腐食する温度以下になっている。
その後、ガラスプレフォームは変形すると共に上下型に
熱を奪われるので、プレス終了時には585℃(ガラス
粘度で1011dPa・s)になっていた。
【0070】プレス終了後、図13の(d)に示すよう
に、上型123を上昇させ、それと連動する離型板12
4により下型122と成形されたレンズ123を剥離さ
せた。この時、レンズが上型123に密着したままの状
態にある場合には、図13の(e)に示すように、胴型
126により上型123とレンズ125とを剥離させれ
ばよい。この後、このレンズを型から取りだし、再び冷
却ガスなどにより、ガラスが自重変形を起こさなくなる
485℃(ガラス粘度で1015.5dPa・s)まで2分
間で冷却した。
【0071】この実施例で得られたメニスカスレンズ
(図14参照)は、アス、クセ、ニュートンが各々0.
5本以下であり、曲率半径成分においては、ニュートン
2本以下の良好な形状精度を有していた。
【0072】なお、この実施例において、上下型12
2、123としては、曲率半径112.044mm、5
7.04mmにて、周辺部の曲率半径が中心部に比べて
小さいクセを持った形状(フィゾー干渉計により測定)
のものを用いた。これは、クセのない型で成形すると、
成形されたレンズがクセを持つためで、予め、その分を
成形型の面で補正する必要からである。
【0073】
【発明の効果】本発明は、以上説明したようになり、溶
融ガラスから精密ガラス製品をプレス成形加工を含む一
連の工程で製造する精密ガラス製品の製造方法におい
て、溶融炉のガラス流出口から流出する溶融ガラスを所
定量、受け型に受ける工程と、受け型と共にその上に受
けた所定量の溶融ガラスを置換室に導入する工程と、置
換室を気密状態にして置換室内を真空引きする工程と、
置換室内もしくはこれと連通する成形室内の非酸化性ガ
ス雰囲気中で所要形状にガラスを成形する工程とを含む
ので、ガラス流出口から流出されたガラスから発生する
揮発物によって、置換室や型など、成形機内部が汚れる
のを未然に防止する。更に、溶融ガラスから精密ガラス
製品を一貫生産するので、溶融ガラスの熱エネルギーを
無駄なく、効率的に利用でき、連続して、高効率な成形
作業を実施できる。
【0074】また、溶融ガラスから精密ガラス製品をプ
レス成形加工を含む一連の工程で製造する精密ガラス製
品の製造方法において、溶融炉のガラス流出口から流出
する溶融ガラスを所定量、分離して、その粘度で104
〜1010dPa・sとなる温度に調整する工程と、ガラ
ス粘度で1011〜1014dPa・sとなる温度に調整し
た成形型に上記ガラスを供給する工程と、成形型によっ
て上記ガラスをプレス成形する工程とを含んでいるか
ら、プレス成形に際して、比較的短い成形サイクルで
も、成形型の熱的損傷、劣化を回避し、型の寿命を延ば
し、また、高精度な光学ガラス成形品を、経済的に製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に用いられる装置の一例を示す構
成図である。
【図2】本発明で成形される精密ガラス製品の一例を示
す側面図である。
【図3】本発明で成形される精密ガラス製品の他の例を
示す側面図である。
【図4】本発明の実施例の工程の一部を示す工程説明図
である。
【図5】本発明の他の一実施例の工程の一部を示す工程
説明図である。
【図6】本発明における自重変形による予備成形の場合
の成形過程の温度管理を示すグラフである。
【図7】本発明における型による予備成形の場合の成形
過程の温度管理を示すグラフである。
【図8】本発明における成形型の温度調整についての実
施例を示す工程説明図である。
【図9】上記実施例に基づく成形品の断面図である。
【図10】上記実施例の型の面形状をフィゾー干渉計に
より測定した図である。
【図11】本発明の成形型の温度調整についての他の実
施例を示す工程説明図である。
【図12】上記実施例に基づく成形品の断面図である。
【図13】本発明の成形型の温度調整についての更に他
の実施例の工程説明図である。
【図14】上記実施例に基づく成形品の断面図である。
【図15】上記実施例の型の面形状をフィゾー干渉計に
より測定した図である。
【符号の説明】
1 受け型 2 予備成形用の上型 3 上型 4 下型 5 胴型 6 底板 7 フック 10 置換室 11 成形室 12 取出し室 13 置換室チャンバー 14 置換室蓋 15 成形室チャンバー 16 取出し室チャンバー 17 取出し室蓋 18、19 ゲート弁 20 溶融炉 21 流出パイプ 22 流出口 23 溶融ガラス 24 溶融ガラス塊 24a 予備成形ガラス 24b 精密ガラス製品 30 予備成形シリンダー 31 予備成形シリンダーシャフト 32 搬入シリンダー 33 搬入シリンダーシャフト 34 吸着フィンガー 35 受け型駆動シリンダー 36 受け型駆動シリンダーシャフト 37 上型シリンダー 38 上型シリンダーシャフト 39 下型シリンダー 40 上型シリンダーシャフト 41 置台駆動シリンダー 42 置台駆動シリンダーシャフト 43 置台 44 取出しシリンダー 45 取出しシリンダーシャフト 46 吸着フィンガー 51 受け型ヒーター 52 予備成形型ヒーター 53 置換室ヒーター 54 上型ヒーター 55 下型ヒーター 61〜69 シールゴム 101 ガラス溶融炉 103a、111a、119a オリフィス 104、112、120 ガラスプレフォーム 105、121 冷却ガス 113 加熱ガス 106、114、122 下型 107、115、123 上型 108、116、124 離型板 109、117、125 成形されたレンズ 110、118、126 胴型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 伸行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 中田 耕平 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 余語 瑞和 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 田中 弘江 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融ガラスから精密ガラス製品をプレス
    成形加工を含む一連の工程で製造する精密ガラス製品の
    製造方法において、溶融炉のガラス流出口から流出する
    溶融ガラスを所定量、受け型に受ける工程と、受け型と
    共にその上に受けた所定量の溶融ガラスを置換室に導入
    する工程と、置換室を気密状態にして置換室内を真空引
    きする工程と、置換室内もしくはこれと連通する成形室
    内の非酸化性ガス雰囲気中で所要形状にガラスを成形す
    る工程とを含むことを特徴とする精密ガラス製品の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 置換室での真空引きを、ガラスの表面が
    ガラス粘度で104Pa・s以上の温度になった時点で
    行うことを特徴とする請求項1に記載の精密ガラス製品
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記ガラス成形は、置換室内で予備成形
    し、成形室内で本成形する2段の成形工程によって達成
    される請求項1または2に記載の精密ガラス製品の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 置換室内での予備成形は、置換室内での
    真空引き後に行った置換による非酸化性ガス雰囲気中で
    行われることを特徴とする請求項3に記載の精密ガラス
    製品の製造方法。
  5. 【請求項5】 置換室内での予備成形は、上記置換室内
    で、溶融ガラスを載せた受け型と、これに対向する上型
    とを用いて行うことを特徴とする請求項3または4に記
    載の精密ガラス製品の製造方法。
  6. 【請求項6】 置換室内での予備成形は、受け型および
    置換室内の成形雰囲気の温度を調整して、受け型と接触
    しているガラス面とは反対側のガラス面における表面張
    力により、溶融ガラスを略球面状に形成することで達成
    される請求項3または4に記載の精密ガラス製品の製造
    方法。
  7. 【請求項7】 非酸化性ガス雰囲気の中で成形型によっ
    て所望形状にガラスを成形する工程は、上記成形型を所
    定の温度に加熱する工程と、予備成形されたガラスを置
    換室から成形室に導入し、上記成形型の下型にセットす
    る工程と、上記成形型の上型に圧力を加えてガラスをプ
    レス成形する工程と、成形されたガラスを成形型内に保
    持したまま冷却する工程と、所要温度に冷却されたガラ
    ス成型品を離型し、成形室から取り出す工程とを含んで
    いることを特徴とする請求項3に記載の精密ガラス製品
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 ガラスを成形型内に保持したまま冷却す
    る工程は、冷却途中において、ガラスを成形型に倣わせ
    るための工程を含んでいることを特徴とする請求項7に
    記載の精密ガラス製品の製造方法。
  9. 【請求項9】 ガラスを成形型に倣わせるための工程
    は、成形型へ所要の加圧力を付加する工程であることを
    特徴とする請求項8に記載の精密ガラス製品の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 ガラスを成形型に倣わせるための工程
    は、ガラスと成形型との相互の密着力で行われる工程で
    あることを特徴とする請求項8に記載の精密ガラス製品
    の製造方法。
  11. 【請求項11】 溶融ガラスから精密ガラス製品をプレ
    ス成形加工を含む一連の工程で製造する精密ガラス製品
    の製造方法において、溶融炉のガラス流出口から流出す
    る溶融ガラスを所定量、分離して、その粘度で104
    1010dPa・sとなる温度に調整する工程と、ガラス
    粘度で1011〜1014dPa・sとなる温度に調整した
    成形型に上記ガラスを供給する工程と、成形型によって
    上記ガラスをプレス成形する工程とを含んでいることを
    特徴とする精密ガラス製品の製造方法。
  12. 【請求項12】 溶融炉のガラス流出口から流出される
    溶融ガラスを、その粘度で10ー2〜104dPa・sと
    なる温度で取り出す工程を含むことを特徴とする請求項
    11に記載の精密ガラス製品の製造方法。
  13. 【請求項13】 成形型でガラスをプレス成形した後
    に、成形されたガラス成形品の温度が、その粘度で10
    10〜1013dPa・sとなる温度である時に、ガラス成
    形品を成形型から取り出す工程と、取り出したガラス成
    形品を毎分10℃以上の温度勾配で冷却し、その粘度で
    1014dPa・sとなる温度以下にする工程とを含んで
    いることを特徴とする請求項11または12に記載の精
    密ガラス製品の製造方法。
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JP2003054968A (ja) * 2001-08-22 2003-02-26 Olympus Optical Co Ltd 光学素子の成形方法
JP2003073132A (ja) * 2001-09-03 2003-03-12 Olympus Optical Co Ltd 光学素子の成形方法及び成形装置
JP2003104742A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Olympus Optical Co Ltd 光学素子の成形方法及び成形装置

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