JPH075304Y2 - パーキングブレーキ機構付きディスクブレーキ用ピストンアッセンブリ - Google Patents

パーキングブレーキ機構付きディスクブレーキ用ピストンアッセンブリ

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JPH075304Y2
JPH075304Y2 JP7927789U JP7927789U JPH075304Y2 JP H075304 Y2 JPH075304 Y2 JP H075304Y2 JP 7927789 U JP7927789 U JP 7927789U JP 7927789 U JP7927789 U JP 7927789U JP H075304 Y2 JPH075304 Y2 JP H075304Y2
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JP
Japan
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piston body
piston
piston assembly
parking brake
flat plate
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昌彦 中嶋
直躬 三岡
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Hosei Brake Industry Co Ltd
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Hosei Brake Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はパーキングブレーキ機構付きディスクブレーキ
に用いられるピストンアッセンブリに関するものであ
る。
従来の技術 有底円筒状を成すピストン本体と、そのピストン本体の
内部に設けられたアジャストナットと、そのアジャスト
ナットの外周側においてアジャストナットおよびピスト
ン本体の間に予圧状態で介挿され、環状かつ板状を成し
て周方向所定間隔毎に複数の貫通穴が形成された保持器
およびそれら貫通穴内にそれぞれ配設された転動体から
成るスラストベアリングを介してアジャストナットをピ
ストン本体の底部側へ付勢してそのピストン本体に圧接
させるバネ部材とを備えたパーキングブレーキ機構付き
ディスクブレーキ用ピストンアッセンブリが知られてお
り、たとえば、特開昭60−53229号公報にその一例が示
されている。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、斯かるピストンアッセンブリにおいて
は、通常、上記バネ部材として圧縮コイルスプリングや
ウェーブワッシャが用いられているため、環状かつ板状
の保持器の貫通穴内に転動体が保持されて成る上記スラ
ストベアリングとバネ部材との間には平座金を介挿する
必要を生じ、このように平座金を別個に要することがピ
ストンアッセンブリの部品点数や組立作業工数の低減を
阻害する一因となっていた。
本考案は以上の事情を背景にして為されたものであっ
て、その目的とするところは、バネ部材により上記のよ
うなスラストベアリングを介してアジャストナットをピ
ストン本体の底部側へ付勢して成るピストンアッセンブ
リの部品点数および組立作業工数を低減することにあ
る。
課題を解決するための手段 斯かる目的を達成するために、本考案は、上記のような
パーキングブレーキ機構付きディスクブレーキ用ピスト
ンアッセンブリにおいて、前記スラストベアリングと当
接させられる環状の平板部と、その平板部に一体に設け
られて前記ピストン本体に予圧状態で当接させられる複
数の弾性爪部とを有して前記バネ部材を構成したことを
特徴とする。
作用および考案の効果 このようにすれば、バネ部材が、スラストベアリングと
当接させられる環状の平板部と、その平板部に一体に設
けられてピストン本体に予圧状態で当接させられる複数
の弾性爪部とを有して構成されているので、バネ部材
は、その弾性爪部により従来の圧縮コイルスプリングや
ウェーブワッシャと同様の機能を果たすだけでなく、平
板部により従来の平座金として機能をも果たすこととな
る。この結果、従来のような平座金を別個に要しないた
め、ピストンアッセンブリの部品点数および組付作業工
数を低減し得る。
実施例 以下、本考案の一実施例を示す図面に基づいて詳細に説
明する。
第1図は本考案が適用されたピストンアッセンブリを備
えたパーキングブレーキ機構付きディスクブレーキの要
部を示す図である。図において、車輪と共に回転可能に
設けられたディスクロータ10の外周部にはキャリパ12が
跨設されており、そのキャリパ12は非回転部材(図示せ
ず)に固定された支持部材14に図示しないスライドピン
等を介してディスクロータ10の軸心と平行な方向の移動
可能に支持されている。キュリパ12は、第1シリンダボ
ア16を有し、その第1シリンダボア16内に全体として有
底円筒状を成すピストン本体18が軸心まわりの相対回転
不能な状態で一方向の突出し可能に嵌合されたシリンダ
部20と、そのシリンダ部20のピストン本体18の突出し方
向と反対側の端部においてシリンダ部20に一体に設けら
れた突出部22と、シリンダ部20のピストン本体18突出し
方向の端部から一体に延び出してディスクロータ10を間
にしてシリンダ部20と対向する二股状の爪部24とを備え
ている。キャリパ12の内側、すなわち、ピストン本体18
と爪部24との間には、一対のパッド26,28がディスクロ
ータ10を挟んだ状態で配設されており、それらパッド2
6,28は前記支持部材14によりディスクロータ10の軸心と
平行な方向の移動可能に支持されている。
上記突出部22の内部には、第1シリンダボア16と隣接し
且つ略同心に第2シリンダボア30が形成されており、そ
の第2シリンダボア30には、雄ねじ部32およびそれより
大径の頭部34を有するアジャストボルト36がその雄ねじ
部32がピストン本体18内に位置する状態で頭部34におい
て軸心方向の相対移動可能かつ軸心周りの相対回転不能
に嵌合されている。アジャスボルト36は、その頭部34と
第1シリンダボア16の内周面に一体的に設けられた座金
38との間に介装されたスプリング40によりピストン本体
18から離隔する方向へ常時付勢されており、雄ねじ部32
にはアジャストナット42が軸方向において所定のがたつ
きを有する状態で螺合されている。このアジャストナッ
ト42の雄ねじ部32先端側に位置する端部には外周方向へ
突き出すフランジ部44が設けられている。
ピストン本体18の開口端から所定距離内側に位置する内
周面には、板状を成す環状部材46がかしめにより一体的
に固定されているとともに、アジャストナット42の円筒
状部分の外周面にはスラストベアリング48がフランジ部
44に隣接するように嵌め入れられている。これらスラス
トベアリング48と環状部材46との間にはバネ部材50が所
定の予圧状態で介挿されており、このバネ部材50の付勢
力に従ってアジャストナット42がそのフランジ部44の外
周面に形成されテーパ面においてピストン本体18のテー
パ状の内壁とピストン本体18の突出し方向において圧接
させられるようになっている。これにより、非制動時に
おいては、車両の振動等に伴ってアジャストナット42が
回転させられることが防止される。本実施例において
は、ピストン本体18,アジャストナット42,スラストベア
リング48,バネ部材50等によりピストンアッセンブリが
構成されている。上記バネ部材50の付勢力は前記スプリ
ング40の付勢力よりも小さく設定されている。なお、51
は、ピストン本体18と第1シリンダボア16との間を液密
にシールするとともにピストン本体18の戻し作用を為す
ピストンシールである。
上記スラストベアリング48は、環状かつ板状を成して周
方向所定間隔毎に多数の貫通穴が形成された保持器52
と、その保持器52の貫通穴内にそれぞれ配設された多数
のボール53とから構成されている。このボール53が本実
施例の転動体を構成する。また、上記バネ部材50は、第
1図および第2図に示すように、環状を成す平板部54
と、その平板部54の内周縁から一体に延び出して平板部
54の一面と所定間隔隔てて対向する複数(本実施例にお
いては3個)の弾性爪部55とから構成されており、平板
部54においてスラストベアリング48と当接させられると
ともに、弾性爪部55がピストン本体18に設けられた環状
部材46に予圧状態で当接させられている。
突出部22の内部には、更に、第2シリンダボア30の第1
シリンダボア16側と反対側において第2シリンダボア30
の軸心と直角な方向において取付穴56がその第2シリン
ダボア30と連通する状態で設けられており、その取付穴
56内にはカム軸58が針状ころ軸受60を介して軸心まわり
の回転可能に設けられている。カム軸58の一端部であっ
て突出部22の外側に位置する部分にはパーキングブレー
キ操作力が伝達されるクランクレバー62が相対回転不能
に取り付けられているとともに、カム軸58の長手方向中
間部には係合凹所64が形成されており、その係合凹所64
とアジャストボルト36の頭部34の先端面に形成された係
合凹所66との間に、棒状を成すトグル68が針状ころ軸受
60を挿通する状態で介装されている。なお、クランクレ
バー62は図示しないリターンスプリングによりパーキン
グブレーキ非操作方向(第1図中右周り方向)へ常時付
勢されている。
以上のように構成されたディスクブレーキにおいては、
クランクレバー62によりカム軸58が第1図中左周りに回
転させられると、トグル68に推力が生じ、その推力がア
ジャストボルト36およびアジャストナット42を介してピ
ストン本体18に伝達されることにより、ピストン本体18
とキャリパ12の爪部24とによってパッド26,28が狭圧さ
れてパーキングブレーキによる制動が行われる。一方、
第1シリンダボア16内に油圧が供給されると、ピストン
本体18が押出されることにより上述の場合と同様にして
制動が行われる。このとき、パッド26,28の摩耗量が予
め定められた一定限度を超えたときには、ピストン本体
18が前進する際にアジャストナット42が一方向へ回転さ
せられることに基づいて、パーキングブレーキ操作スト
ロークが自動的に調節されるようになっている。なお、
上記ブレーキ作動および調節作動は本考案の理解に必ず
しも必要ではないため、その詳細な説明は省略する。
このように本実施例によれば、バネ部材50は、平板部54
と3個の弾性爪部55とを一体に備えて構成されており、
弾性爪部55により従来の圧縮コイルスプリングやウェー
ブワッシャと同様の機能を果たすだけでなく、平板部54
により従来の平座金として機能をも果たすこととなる。
この結果、従来のような平座金を別個に要しないため、
ピストンアッセンブリの部品点数および組付作業工数が
従来に比べて好適に低減されるとともに、前記圧縮コイ
ルスプリングやウェーブワッシャに比べて弾性爪部55の
重量を軽くすることができるため、ピストンアッセンブ
リの重量をある程度軽減し得る。
また、本実施例によれば、弾性爪部55を構成する部分お
よび平板部54から成る中間成形品をプレス加工により板
状素材から打ち抜いた後、その弾性爪部55を構成する部
分を単に曲げ起こすだけでバネ部材50が形成されるの
で、平座金としての機能をも有するバネ部材50を容易に
製造し得る利点がある。
なお、前述の実施例では、バネ部材50の弾性爪部55は平
板部54の内周縁に一体に設けられているが、環状を成す
平板部の外周縁に所定形状の弾性爪部を一体に設けるこ
とも可能である。
また、前述の実施例では、バネ部材50は3個の弾性爪部
55を有して構成されているが、2個の弾性爪部を有して
構成することも可能であるし、4個以上の弾性爪部を有
して構成してもよい。
また、前述の実施例では、スラストベアリング48はボー
ル53を有して構成されているが、必ずしもその必要はな
く、転動体はころにて構成されていてもよい。
その他、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲において種
々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるピストンアッセンブリ
を備えたパーキングブレーキ機構付きディスクブレーキ
の要部を示す断面図である。第2図は第1図におけるバ
ネ部材の斜視図である。 18:ピストン本体 42:アジャストナット 48:スラストベアリング 50:バネ部材 52:保持器 53:ボール(転動体) 54:平板部 55:弾性爪部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】有底円筒状を成すピストン本体と、該ピス
    トン本体の内部に設けられたアジャストナットと、該ア
    ジャストナットの外周側において該アジャストナットお
    よび該ピストン本体の間に予圧状態で介挿され、環状か
    つ板状を成して周方向所定間隔毎に複数の貫通穴が形成
    された保持器および該貫通穴内にそれぞれ配設された転
    動体から成るスラストベアリングを介して該アジャスト
    ナットを該ピストン本体の底部側へ付勢して該ピストン
    本体に圧接させるバネ部材とを備えたパーキングブレー
    キ機構付きディスクブレーキ用ピストンアッセンブリに
    おいて、 前記スラストベアリングと当接させられる環状の平板部
    と、該平板部に一体に設けられて前記ピストン本体に予
    圧状態で当接させられる複数の弾性爪部とを有して前記
    バネ部材を構成したことを特徴とするパーキングブレー
    キ機構付きディスクブレーキ用ピストンアッセンブリ。
JP7927789U 1989-07-05 1989-07-05 パーキングブレーキ機構付きディスクブレーキ用ピストンアッセンブリ Expired - Lifetime JPH075304Y2 (ja)

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