JPH0752795B2 - 電子機器の冷却構造 - Google Patents

電子機器の冷却構造

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JPH0752795B2
JPH0752795B2 JP61253806A JP25380686A JPH0752795B2 JP H0752795 B2 JPH0752795 B2 JP H0752795B2 JP 61253806 A JP61253806 A JP 61253806A JP 25380686 A JP25380686 A JP 25380686A JP H0752795 B2 JPH0752795 B2 JP H0752795B2
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JP
Japan
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housing
fan
electronic device
air
pressure
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JP61253806A
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松島  均
武彦 柳田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子装置の冷却構造に係り、特に防音に好適な
空冷電子装置の冷却構造に関する。
〔従来の技術〕
近年、電子計算機に代表される各種電子装置はその高密
度実装化が著しく、これら電子機器の冷却を行うことが
重要になっている。また、従来の電子計算機は、主に空
調された室内で使われてきたが、小形化とともにオフィ
ス等の空調室以下で使用する場合が増えてきた。この場
合には、騒音や塵による電子装置筐体内の汚れの問題が
クローズアップされて来る。
従来の防塵を考慮した電子機器においては、ファンを筐
体入口側に設け(プシュ形)筐体内の圧力を高めて細か
い塵を侵入してくるのを防いでいる。この種の装置とし
て特開昭60−17938号公報が挙げられる。しかしなが
ら、プシュ形のファン構成では、筐体内の冷却空気の流
れに偏流が生じ、筐体内の半導体部品や電源等をまんべ
んなく冷却するのが困難であり、局所的にヒートスポッ
トが形成される恐れがあった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は、入口部にファンを設けたプシュ形のフ
ァン構造で電子機器の筐体系が構成されていたため、筐
体内の各電子部品をまんべんなく冷却できないという問
題があった。
又、ファンが入口に設けられているため、直接外に音が
流れて騒音が高いという問題があった。
本発明の目的は、防音性に優れ、かつ筐体内の各電子部
品の冷却が良好な電子装置の冷却構造を提供することに
ある。
〔課題点を解決するための手段〕
上記目的は、電子機器の筐体を2重構造とし、少なくと
も1つの冷却ファンを内側の筐体に対してプル形となる
ようにし、その冷却ファンの空気出口において内側の筐
体からの排気を外側の筐体と内側の筐体との壁間の空気
流路へ導く構造とすることにより達成される。
〔作用〕
電子機器の筐体への塵の侵入を防ぐためには、筐体内の
内圧を外気に比べて高くすれば良い。このためには普
通、第4図に示すようなプシュ形のファン構成がとられ
る。ところが、プシュ形にすると筐体2内の流れ10は偏
流し、冷却空気がほとんど流れない領域が形成されてし
まう。さらに、ファン6は入口の近くに位置するため、
ファン6からの騒音は入口のフィルタ1を通って直接外
に出てくる。また、第5図に示すようにプル形のファン
構成にすると、冷却空気は筐体2内にまんべんなく流れ
るが、プル形では筐体2内の内圧が大気圧に対して負圧
になってしまい筐体のすきまから塵が侵入する。この場
合もファン6は出口部にあり、ファン6からの音は直接
筐体の外に出てしまう。
第2図に示すように、筐体を2重にしファン6を筐体内
部に設ける構成をとるとこの困難を回避できる。プル形
であるため、内側筐体3内の流れ10は、まんべんなく流
れる。ファン6からの音は直接出てくることなく途中の
経路中で減衰する。内側筐体3内の内圧は大気圧に対し
て負圧になるが、ファン6より下流側の内側筐体3内と
外側筐体2で囲まれた区間の圧力は正圧になるため、大
気中の塵がすきまを通って筐体内に侵入することはな
い。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。電子
機器の筐体は外側筐体2および内側筐体3により構成さ
れる。筐体内には電子部品4,5や半導体8を載せた基板
9が配置されている。ファン6は2重筐体内の冷却空気
の出口側にあり、冷却空気入口部にはフィルタ1が設け
てある。
本発明においては、ファンがプル形構成で内側筐体の下
部にあるため、冷却空気が筐体内をまんべんなく流れ
る。ファン6からの音は出入口から直接出てくることは
なく、また、外側筐体2および内側筐体3で囲まれる空
間の圧力が大気圧に対して正圧になるために、大気中の
塵が筐体のすきまを通って侵入することはない。
以上、本実施例においては、騒音源であるファン6やそ
の他の部品が2重の筐体により囲まれており、かつ出入
口から遠い所に配置されているため、ファンおよび流体
騒音を大幅に低減できる効果がある。
本発明の他の実施例を第3図により説明する。本実施例
においては、大形のファン6が出口側に設置されてお
り、小形のファン11が入口側に設置されている。このよ
うなプシュ・プル形のファン構成は筐体内の圧損が大き
な際に有効である。ファン6の動力はファン11のものよ
りも大きいため、流れはプル形のものになる。騒音上も
音が最も大きなファン6は、2重筐体内部にあるため、
主たる騒音源の音を大幅に低減させることができる。
本実施例においては、ファンの数を増やしたために、フ
ァン1個当りのファン動力を低減でき、かつ冷却空気の
流量を増やせる利点がある。
〔発明の効果〕
本発明によれば、筐体内の流れをよどみなくすることが
でき、かつ外側筐体の内部の圧力を大気圧よりも高くす
ることができるので、防塵性に優れかつ筐体内の各電子
部品の冷却が良好になる効果がある。又、ファンが2重
筐体内にあるため、防音性に優れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示し、第2図は本発明の原
理図、第3図は本発明の他の実施例、第4図はプシュ形
のファン構成の説明図、第5図はプル形のファン構成の
説明図である。 1……フィルタ、2……外側筐体、3……内側筐体、4,
5……電子部品、6……ファン、7……足、8……半導
体、9……基板、10……流れ、11……ファン、12……吸
音材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体及び該筐体内部にある電子部品及び冷
    却ファンより成る電子機器において、前記筐体を2重構
    造とし、少なくとも1つの前記冷却ファンを内側の筐体
    に対してプル形となるようにし、該冷却ファンの空気出
    口において内側の筐体からの排気を外側の筐体と内側の
    筐体との壁間の空気通路へ導く構造とすることを特徴と
    する電子機器の冷却構造。
JP61253806A 1986-10-27 1986-10-27 電子機器の冷却構造 Expired - Lifetime JPH0752795B2 (ja)

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JP61253806A JPH0752795B2 (ja) 1986-10-27 1986-10-27 電子機器の冷却構造

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JPS63108800A JPS63108800A (ja) 1988-05-13
JPH0752795B2 true JPH0752795B2 (ja) 1995-06-05

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JP3366244B2 (ja) 1998-02-04 2003-01-14 富士通株式会社 電子機器
JP5503191B2 (ja) * 2009-05-29 2014-05-28 オルガノ株式会社 外気浄化装置
JP6155710B2 (ja) * 2013-03-11 2017-07-05 株式会社豊田自動織機 エンジンヘッドカバーにおける燃料インジェクタ接続部よりエンジン内部へのほこり侵入防止構造

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JPS63108800A (ja) 1988-05-13

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